JPH0822644B2 - ベッド等におけるキャスタの電動ロック機構およびその動作制御方法 - Google Patents

ベッド等におけるキャスタの電動ロック機構およびその動作制御方法

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JPH0822644B2
JPH0822644B2 JP3272063A JP27206391A JPH0822644B2 JP H0822644 B2 JPH0822644 B2 JP H0822644B2 JP 3272063 A JP3272063 A JP 3272063A JP 27206391 A JP27206391 A JP 27206391A JP H0822644 B2 JPH0822644 B2 JP H0822644B2
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lock mechanism
hollow pipe
caster
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driven hollow
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康志 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作性の向上を図った
ベッド等におけるキャスタの電動ロック機構およびその
動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ベッド等の脚部に取り付けられ
る移動用のキャスタは、ロック機構を具備するものが多
い。すなわち、このロック機構としては、例えば、車輪
に当接して車輪をロックさせる制動片と、この制動片を
車輪に押圧する作動棒と、この作動棒を押圧作動させる
ためのカム部材とを有し、このカム部材の回動軸に踏み
込み式操作手段を取り付けるようにした構成のものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような踏み込み式操作手段によると、作動棒を作動させ
て車輪をロックおよびロックを解除する際、それぞれの
キャスタに設けられた踏み込み式操作手段の踏み込み操
作、逆に持ち上げる操作を行ったり、車輪のロック、ロ
ック解除操作のための踏み込みペダルをそれぞれ設けて
行ったりするわけであるが、車輪をロックさせるときに
踏み込み式ペダルを強く踏みつけがちのため、逆に持ち
上げる操作には大きな力が必要となって負担となり、ま
た、操作ペダルが増えると、操作のしやすい位置に設定
するのに、十分に考慮せねばならない。本発明は前記し
た課題に鑑みてなされたものであって、電動によって車
輪のロック、ロック解除ができるようにし、しかも、停
電時においても、手動による操作が可能なベッド等にお
けるキャスタの電動ロック機構を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、車輪に接触する制動片と、この制動
片を車輪に押圧するための作動棒と、作動棒をばね力に
抗して押圧するためのカム部材とから構成されるロック
機構を備えたベッド等のキャスタにおいて、このキャス
タのカム部材の回動軸に作動軸を連結し、この作動軸の
先端部に、内壁面に螺旋状の溝部を形成した従動中空パ
イプを取り付けると共に、この従動中空パイプに、突起
部を設けた駆動軸を、従動中空パイプ内壁面の溝部に沿
って駆動軸の突起部が移動するように連結して、前記駆
動軸の先端部にモータの出力軸を接続する構成とし、前
記駆動軸の突起部が従動中空パイプの内壁面における溝
部を移動する間、モータと従動中空パイプとを、動力的
に断った状態とし、駆動軸の突起部が従動中空パイプの
溝部の端部に至ることで動力的に接続した状態とするこ
とを特徴とする。また、前記装置において、モータを作
動してロック機構のロック又はロック解除を検出し、し
かる後、そのロック又はロック解除の際の回転方向とは
逆にモータを回転させ、駆動軸の突起部を従動中空パイ
プの略中間部における溝部に位置させるようにすること
を特徴とする。
【0005】
【作用】キャスタのロック操作をすべく、モータを駆動
すると駆動軸が回転し、従動中空パイプに、駆動軸の突
起部が内壁面の溝部に沿って螺入していき、突起部は作
動軸の取付側の端部に至り、駆動軸と従動中空パイプと
は、動力的に接続された状態となる。そして、作動軸、
キャスタのカム部材の回動軸が回転し、ロック機構は作
動して車輪をロックする。その際、ロック機構がロック
状態になると、適宜な検出手段により検出され、これに
よりモータが逆転し、駆動軸の突起部が内壁面の溝部に
沿って退動し、従動中空パイプの略中間部に至る。かか
る状態においては、駆動軸と従動中空パイプとは、動力
的に断たれた状態であるので、停電時において、モータ
からの回転負荷等の影響を受けることなく、手動で容易
に操作することが可能となる。また、ロック解除をする
には、モータをロック操作の際の回転向きとは逆に回転
していき、駆動軸の突起部を従動中空パイプの略中間部
から、内壁面の溝部に沿って退動させ、作動軸の取付側
とは反対側の端部に至らせて駆動軸と従動中空パイプと
を動力的に接続させる。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかるベッド等におけるキャ
スタの電動ロック機構について、一実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下説明する。図1において、参
照符号1はベッドのベースフレームを示し、このベース
フレーム1の四角には、キャスタ2が取り付けられてい
る。このキャスタ2には電動ロック機構3が備えられて
おり、この電動ロック機構3はキャスタ2内に内蔵され
る既知の構造の後述するロック機構とこのロック機構を
作動するための電動駆動機構4から構成される。
【0007】前記電動駆動機構4は、図2に示すよう
に、キャスタ2内のロック機構に連結した断面角形(六
角形)の作動軸5と、この作動軸5の先端部に接続され
た従動中空パイプ6と、該従動中空パイプ6に連結され
る駆動軸7と、前記駆動軸7の先端部に接続されるモー
タ8とから実質的に構成されるものである。
【0008】前記従動中空パイプ6の内壁面には、図3
に示すように、螺旋状の溝部9が形成され、前記駆動軸
7には先端部に突起部10が突設され、前記従動中空パ
イプ6の螺旋状の溝部9に前記突起部10を介して駆動
軸7が螺入される構造である。そして、かかる駆動軸7
は、モータ8に減速機構(図示せず)、出力軸(図示せず)
を介して接続される。なお、前記モータ8の減速機構に
所定の回転位置にて作動するように例えばリミットスイ
ッチを設ければ、キャスタ2内のロック機構のロック、
ロック解除を検出することができる。また、以上のよう
な電動ロック機構3には、キャスタ2内のロック機構を
互いに連動可能とすべく連動機構(図示せず)が設けられ
ている。
【0009】ここで、かかるキャスタ2に設けられたロ
ック機構11について説明すると、ロック機構11は図
4に示すように、キャスタ2を構成する車輪12に接触
する制動片13と、この制動片13を車輪12に押圧す
るための作動棒14と、作動棒14をばね力に抗して押
圧するためのカム部材15とを具備するものである。そ
して、前述したように、前記カム部材15の回動軸16
に電動駆動機構4の作動軸5が接続される一方、連動機
構が接続される。
【0010】以上説明した電動ロック機構3において
は、以下の動作手順を実行するための制御手段(図示せ
ず)が設けられ、その動作手順は、モータ8を作動し
てロック機構11のロック又はロック解除、リミット
スイッチによりロック機構11のロック又はロック解除
を検出、ロック又はロック解除の際の回転方向とは逆
に一定時間モータ8を回転させ、駆動軸7の突起部10
を従動中空パイプ6の略中間部における溝部9に位置さ
せる、となっている。
【0011】本発明にかかる電動ロック機構3は以上の
ように構成されるものであり、次に、この作用を説明す
る。キャスタ2のロック操作をすべく、モータ8を駆動
すると出力軸(図示せず)および減速機構(図示せず)を介
して駆動軸7が回転し、従動中空パイプ6に、駆動軸7
の突起部10が内壁面の溝部9に沿って螺入していき、
突起部10は作動軸5の取付側の端部に至り、駆動軸7
と従動中空パイプ6とは、動力的に接続された状態とな
る(図5a参照)。そして、作動軸5によりキャスタ2の
カム部材15の回動軸16が回転し、カム部材15によ
り作動棒14がばね力に抗して押圧され、制動片13が
車輪12に押圧接触して、車輪12がロックされる。そ
の際、モータ8の減速機構および出力軸(図示せず)が所
定の回転を行うので、ロック状態となったとしてリミッ
トスイッチ(図示せず)により検出され、これによりモー
タ8が逆転し、駆動軸7の突起部10が内壁面の溝部9
に沿って退動し、従動中空パイプ6の略中間部に至る
(図5b参照)。かかる状態において、駆動軸7の突起部
10が従動中空パイプ6の端部に至るまでの間は、駆動
軸7と従動中空パイプ6とは、動力的に断たれた状態に
あるので、例えば停電時において、手動により操作を行
っても、モータ8からの回転負荷の影響は受けず、容易
に操作を行うことができる。
【0012】また、ロック解除をするには、モータ8を
ロック操作の際の回転向きとは逆に回転していき、駆動
軸7の突起部10を従動中空パイプ6の略中間部から、
内壁面の溝部9に沿って退動させ、作動軸5の取付側と
は反対側の端部に至らせて駆動軸7と従動中空パイプ6
とを動力的に接続させる(図5c参照)。
【0013】このように、キャスタ2のロック機構11
を電動操作機構7によって、迅速にロックしたり、ロッ
ク解除したりすることができ、労力は軽減され、しか
も、ロック機構11のロック又はロック解除後は、電動
操作機構7とロック機構11とを動力的に切り離すよう
にしたことにより、停電時にも、キャスタ2のロック機
構11を手動によって容易に操作することができるの
で、緊急時にも問題はない。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、電動によ
ってキャスタのロック、ロック解除ができるから、操作
性が格段に向上し、停電時においても手動操作が可能な
ので、緊急を要する場合も、充分に対応できるという大
きな利点がある。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャスタの電動ロック機構を備
えたベッド等のベースフレームの一実施例を示す斜視説
明図である。
【図2】図1に示すキャスタの電動ロック機構の一例を
示す概略斜視説明図である。
【図3】図1に示すキャスタの電動ロック機構の要部断
面説明図である。
【図4】図1に示すキャスタに内蔵されるロック機構の
一実施例を示す断面説明図である。
【図5a】本発明にかかるキャスタの電動ロック機構の
動作説明図である。
【図5b】本発明にかかるキャスタの電動ロック機構の
動作説明図である。
【図5c】本発明にかかるキャスタの電動ロック機構の
動作説明図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 キャスタ 3 電動ロック機構 4 電動駆動機構 5 作動軸 6 従動中空パイプ 7 駆動軸 8 モータ 9 溝部 10 突起部 11 ロック機構 12 車輪 13 制動片 14 作動棒 15 カム部材 16 回動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に接触する制動片と、この制動片
    を車輪に押圧するための作動棒と、作動棒をばね力に抗
    して押圧するためのカム部材とから構成されるロック機
    構を備えたベッド等のキャスタにおいて、このキャスタ
    のカム部材の回動軸に作動軸を連結し、この作動軸の先
    端部に、内壁面に螺旋状の溝部を形成した従動中空パイ
    プを取り付けると共に、この従動中空パイプに、突起部
    を設けた駆動軸を、従動中空パイプ内壁面の溝部に沿っ
    て駆動軸の突起部が移動するように連結して、前記駆動
    軸の先端部にモータの出力軸を接続する構成とし、前記
    駆動軸の突起部が従動中空パイプの内壁面における溝部
    を移動する間、モータと従動中空パイプとを、動力的に
    断った状態とし、駆動軸の突起部が従動中空パイプの溝
    部の端部に至ることで動力的に接続した状態とすること
    を特徴とするベッド等におけるキャスタの電動ロック機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ベッド等におけるキャスタの電動
    ロック機構において、モータを作動してロック機構のロ
    ック又はロック解除を検出し、しかる後、そのロック又
    はロック解除の際の回転方向とは逆にモータを回転さ
    せ、駆動軸の突起部を従動中空パイプの略中間部におけ
    る溝部に位置させるようにすることを特徴とする請求項
    1記載のベッド等におけるキャスタの電動ロック機構の
    動作制御方法。
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JPS58145662A (ja) * 1981-10-29 1983-08-30 日立金属株式会社 酸化物磁性材料
JPH0257403A (ja) * 1988-08-19 1990-02-27 Paramaunto Bed Kk ベット等に於けるキャスターの操作機構

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