JPH08224559A - 廃棄物最資源化の方法 - Google Patents

廃棄物最資源化の方法

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JPH08224559A
JPH08224559A JP7037795A JP7037795A JPH08224559A JP H08224559 A JPH08224559 A JP H08224559A JP 7037795 A JP7037795 A JP 7037795A JP 7037795 A JP7037795 A JP 7037795A JP H08224559 A JPH08224559 A JP H08224559A
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combustible waste
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combustible
residue
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Jun Fujiki
潤 藤木
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は可燃ゴミを選別し、高水分可燃ゴミ
と堆肥化で排出される堆肥化残渣を効率よい炭化処理に
より再資源化し、なおかつ固形燃料化に最適な低水分可
燃ゴミと炭化排ガスからガス燃料の回収が提供できる。 【構成】 本発明の廃棄物の最資源化方法は、選別機1
で可燃ゴミ主体の廃棄物を高水分ゴミBと低水分ゴミD
に選別し、高水分ゴミBは堆肥化残渣Eと混合しながら
間接加熱式回転乾燥機5の外筒7の上部内を390℃以
下にたもちながら炭化し、また、選別機1で選別された
低水分可燃ゴミDは成形により固形燃料化し、さらに、
炭化排ガス中の熱分解ガスIをガス燃料として回収する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物の最資源化方法
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】地球規模の環境汚染問題と化学肥料使用
から有機農業への見直し、環境問題で焼却処理に比較し
汚染負荷が少ない堆肥化処理は、廃棄物に価値をあたえ
る意義ある資源化方法であるが、都市ゴミの堆肥化処理
は、臭気問題と良質な堆肥化生産が大きな課題となり推
進されていない。良質な堆肥にすると選別が厳選され堆
肥残渣が増加し、埋立て処理となり最終処分地の短命化
と臭気発生が最大の課題となっている。
【0003】都市ゴミ堆肥化の実施状況における堆肥残
渣率(残渣量÷処理量)は、生ゴミ専用で平均24%
で、混合ゴミの場合は30%以上となっている。(文献
名;都市清掃第46巻第197号59P『堆肥化実施都
市の処理状況について』) 堆肥化残渣は腐敗臭が強く高水分で付着性があり、焼却
や乾燥処理では多量の燃料が必要となり、処理費が高価
になり、ほとんどの堆肥化残渣が埋立地に投棄されてい
る。
【0004】都市ゴミ堆肥化の実施状況における堆肥製
品化率(製品量÷処理量)は、最大で54%、最小2%
であり、平均すると20%となっている。(文献名;都
市清掃第46巻第197号59P『堆肥化実施都市の処
理状況について』) 処理物の平均80%が堆肥製品以外で排出し、ほとんど
が二次公害の原因になり、低い生産効率で堆肥化設備の
推進をさまたげている。
【0005】都市ゴミ堆肥化では、一次選別で生ゴミと
可燃物ゴミに選別し、可燃物ゴミの再資源化として固形
燃料化されている。固形燃料化では、可燃ゴミの水分を
30%W.B.以下にしないと固形化が充分にできない
ため、固形化前に可燃ゴミを乾燥している、そのため燃
料を製造するのに多量の乾燥燃料費を使用するため再資
源化の意義がなく、また、乾燥で発生する臭気対策も必
要となり大きな課題を残している。
【0006】
【発明が試みた技術的事項】本発明はこれらの背景を考
慮してなされたものであって、堆肥化残渣のような高水
分で付着性の強いものから、可燃ゴミの低い温度で着火
し粘結物や塊となりやすい合成樹脂などでであっても、
間接加熱式乾燥機の外熱で一定温度にたもたれた回転ド
ラム内では燃焼状態や付着をおこさず炭化されることを
実験的に確認し、本発明の完成にいたったものである。
また、選別された高水分の可燃ゴミを堆肥化残渣の炭化
に混合使用し、残った低水分の可燃ゴミを乾燥せずに固
形化が容易にできる開発を試みたものでものである。さ
らに、炭化排ガス中から熱分解ガスをガス燃料として回
収する開発を試みたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】都市ゴミで分別収集や
機械選別がなされているが完全な選別は困難であり異物
の混入は避けられない、堆肥化の製品選別で堆肥残渣が
排出されることを前提として堆肥残渣を有効的に再資源
化する必要があり、また、可燃ゴミの固形燃料化では成
形に必要な低水分ゴミとするための乾燥用燃料を使用せ
ず固形化するのが廃棄物の最資源化における堆肥化・固
形燃料化の最大の課題である。本発明は、これらの課題
を解決するためになされたものである。
【0008】
【発明の構成】
【課題を達成するための手段】この発明は前記に記した
目的を達成するため、廃棄物から生ゴミなどを選別した
可燃ゴミ主体の廃棄物を、高水分と低水分に選別し最資
源化することを特徴としている。また、高水分可燃ゴミ
と堆肥化で排出される堆肥化残渣を混合し、間接加熱式
回転乾燥機の外筒を390℃以下にたもちながら炭化処
理により最資源化することを特徴としている。さらに、
低水分可燃ゴミを成形により固形燃料化し、炭化排ガス
中の熱分解ガスをガス燃料化により最資源化することを
特徴としている。本発明は、以上の手段をもって前記目
的を達成しようとするものである。
【0009】
【発明の作用】本発明の選別についてみると、廃棄物中
を寸法差で選別すると小さいものが生ゴミ主体となり、
大きなものは紙、木および合成樹脂などの可燃ゴミ主体
に選別される、本発明では破砕された廃棄物を使用する
ので可燃ゴミは一定の大きさであり、この可燃ゴミを質
量差で選別すると付着物の水分が質量差分離となり、高
水分と低水分の可燃ゴミに選別される。また、可燃ゴミ
は水分25%W.B.を中心に分離すると効率的に選別
処理できる。
【0010】本発明の堆肥残渣と高水分可燃ゴミの混合
についてみると、供給機に落とし込まれた堆肥化残渣と
可燃ゴミは混合しながら間接加熱式回転乾燥機内に直接
投入されている、可燃ゴミが貯蔵、排出及び供給の機械
部分で付着物を清掃し架橋現象(ブリッヂ)の破壊によ
り回転乾燥機内に均等な分散投入され、塊にならず炭化
ムラのフイードバックが不要で、均一な炭化で効率よく
処理できる。また、炭化開始時において、堆肥残渣の蒸
発水ガスが回転乾燥機内に充満し外部空気が流入できな
い状態となり、空気が制限された炭化に最適な条件が形
成され、危険性のない連続運転ができる。
【0011】本発明の間接加熱式乾燥機の操業方法につ
いてみると、回転筒と外筒間の温度を390℃以下にた
もっているので、回転筒内で発火による燃焼状態になら
ず、安全で経済的な炭化処理ができる。また、間接加熱
式回転乾燥機の加熱は、輻射熱を充分吸収できるように
回転筒下部に直接設けてあり、回転筒内の下部に輻射熱
をあたえ、熱効率が高い運転ができる。
【0012】本発明の選別における低水分可燃ゴミにつ
いてみると、選別機の選別では可燃ゴミの水分が25%
W.B.を中心に分離されており、可燃ゴミを固形燃料
化に成形する最適な水分30%W.B.以下であり、成
形前の乾燥が必要なく、固形燃料が経済的に製造でき
る。
【0013】本発明の炭化排ガスについてみると、炭化
処理の原料に可燃ゴミを混合することにより炭化排ガス
中に高い発熱量がある熱分解ガスが発生する、炭化排ガ
ス回収は回転筒の投入側と排出側の二方向で回収をおこ
なう、回転筒の投入側からでる蒸発水分ガス主体の回収
量を調整することによって、回転筒の排出側からでるガ
スの熱分解ガス割合を調整できるので、燃料ガスとして
充分使用できるガスが安全に回収でき、炭化処理の加熱
用や蒸発水分の脱臭用燃料として使用し、化石燃料を使
用しない省エネルーギー運転ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施するための処理工程につ
いて、図面に基づいて具体的に説明し、その装置の構成
図で作動状態について本発明を説明いたします。本発明
の実施例で使用した廃棄物は、都市ゴミを一般ゴミ、資
源物、埋立ゴミおよび粗大ゴミの4分別収集方式で収集
された一般ゴミを対象としたが、なお、生ゴミ、紙くず
とビニールなどを主体にした一般ゴミであればよい。
【0015】本発明を実施するための従来の処理工程を
図1に示しました、これは都市ゴミの堆肥化・固形燃料
化の実施例であり、廃棄物を破砕後、金属や粗大物が除
去され、選別機1で堆肥化用の生ゴミC、可燃ゴミD’
と不燃物B’に分離する、このため、可燃ゴミD’の固
形燃料化Gでは成形に必要な乾燥の燃料L’が必要とな
る。
【0016】本発明の実施例の処理工程を図2に示しま
した、選別機1の堆肥用の生ゴミCは従来通りに選別し
堆肥用として使用される、従来は図1の可燃ゴミD’と
不燃物B’の選別方法であるが、廃棄物の可燃ゴミの水
分25%を中心に分離した高水分可燃ゴミBと低水分可
燃ゴミDに選別する。
【0017】図3の符号1に示すのが選別機であり、堆
肥化用の生ゴミCは寸法差で、可燃ゴミの低水分Dおよ
び高水分Bは質量による選別方式を1台の装置で3種類
に選別される、図3の選別機1の構造は傾斜振動板2を
振動させ、傾斜振動板2に径3cmの多数の小穴が設け
てあり、この小穴から落ちた廃棄物が堆肥化用の生ゴミ
Cとして回収される、傾斜振動板2に残った廃棄物は傾
斜板上部より軽い廃棄物で低水分の可燃ゴミDを回収
し、傾斜板下部より重たい廃棄物で高水分の可燃ゴミB
が回収される。なお、図3に示した選別機1は、寸法差
と質量差の選別が分離形式の選別機でもよい。
【0018】図3の符号5に示すのが間接加熱式乾燥機
であり、供給機3に堆肥残渣Eと高水分可燃ゴミBが投
入されスクリュー4で攪拌混合されなが回転筒6に定量
で供給される。回転筒6は2〜8rpmで回転してお
り、外筒7の中を燃焼装置13と温度調節計17で39
0℃以下に加熱し、回転筒6に供給されたものは20〜
50分のあいだ攪拌接触加熱されながら、投入側8から
排出側9のあいだに炭化する方式であり、炭化処理され
た炭化製品Fは製品排出口10より排出する。回転筒6
内で発生する熱分解ガスIを排出側フード9から熱分解
ガス送風機16で適宜の量を燃焼装置13に送りガス燃
料として燃焼させる、残りの蒸発水ガスJは投入側フー
ド8から蒸発水ガス送風機15で調整し排気させる、一
例として1/3を熱分解ガスIで回収し、2/3を蒸発
水ガスJで排気する。なお、燃焼装置13は、回転筒6
の下部に単数または複数を設ける。
【0019】本発明の廃棄物の最資源化は以上の構造を
有する機器装置を用いて実現するものであり、以下のよ
うにして作動して廃棄物の最資源化をおこなう。まず作
業開始にあたっては、破砕選別した生ゴミ、紙くず、木
および合成樹脂などを主体とした廃棄物Aを選別機1に
2,000Kg/Hを定量供給すると、廃棄物Aは選別
機1の傾斜振動板2にあけられた径2cmの多数の小穴
を通過し、生ゴミを主体とした生ゴミCが920Kg/
Hの割合で回収され堆肥化に最適な廃棄物となる。ま
た、堆肥化で異物混入3%以下の堆肥を製造するのに堆
肥選別をおこない、堆肥製品回収した後に、堆肥残渣E
が660Kg/Hの割合で排出されます。
【0020】次に、寸法差で排出された以外の可燃ゴミ
を主体とした廃棄物は、選別機1の傾斜振動板2の傾斜
と振動で選別される、傾斜振動板2で傾斜と振動より自
重がないものである水分を含まない紙くず、木くずおよ
び合成樹脂などが上部より排出され低水分可燃ゴミDが
370Kg/Hの割合で回収される、これは水分が平均
25%W.B.以下であり低密度成形できる範囲であ
り、合成樹脂系が平均60%の割合で含まれており発熱
量5,000Kcal/Kg以上の高発熱量の固形燃料
が製造できる、なお、高密度成形をおこなう場合も少量
の乾燥燃料費で固形燃料化できる。従って、上記選別で
傾斜振動板2で傾斜と振動より自重が重い、水分を25
%W.B.以上含む高水分可燃ゴミBが710Kg/H
の割合で排出される。
【0021】以上の廃棄物の最資源化で排出される、堆
肥残渣Eの660Kg/Hと高水分可燃ゴミBの710
Kg/Hで残渣物が1,370Kg/Hの割合となる、
これを間接加熱式回転乾燥機5に供給機3で回転筒6に
定量供給する、回転筒6は390℃以下に外側から加熱
され、回転筒6の中は蒸発水で飽和状態となり空気流入
がない無酸素状態を形成しており、回転筒6の投入側8
から排出側9のあいだで攪拌接触加熱によって炭化さ
れ、炭化製品Fが205Kg/Hの割合で製品排出口1
0から取り出される。なお、炭化中の温度は、回転筒6
と外筒7間の上部の温度調節計で燃焼装置13の燃焼量
を調節し、回転筒6の投入から排出まで全面を340〜
390℃にたもっている。ここで、回転筒6は投入から
排出まで全面に加熱されているので炭化速度が早く、ま
た、燃焼装置13は回転筒6の下部に設けてあるので輻
射熱の有効的な利用により、接触加熱で表面が瞬間炭化
され回転筒6の内壁への付着をおこさないで造粒状態と
なり、回転筒6内で浮遊状態を形成することが少なく、
このことも炭化速度を早めている。
【0022】間接加熱式回転乾燥機5による生成物は、
再資源化製品の炭化製品Fと炭化排ガスである、炭化製
品Fは製品排出口10から205Kg/Hの割合で回収
される、一方の炭化排ガスには熱分解ガスIが含まれて
おり、この回収処理をおこない燃焼装置13でガス燃料
として燃焼する、そして、残りの蒸発水ガスJは燃焼装
置13で熱分解ガスIが熱量過剰の場合に基発水ガス送
風機15で燃焼装置13に送り燃焼処理し、残りは排気
する。本発明の廃棄物の最資源化方法は、以上に述べた
構成と方法により、廃棄物Aを堆肥製品Hおよび固形燃
料製品Gの経済的に原料の選別をおこない、その排出さ
れる堆肥残渣Eと高水分可燃ゴミBを炭化処理し、炭化
製品Fを生成する。
【0023】本発明の完成にいたるのに、堆肥残渣Eと
高水分可燃ゴミBのような高い水分で付着しやすく、低
温度で発火する混合物であっても、各機器装置内の付着
や付着残りによるトラブルがなく、間接加熱式回転乾燥
機5内で燃焼状態にならず、互いに付着による塊を生ず
ることなく、均一に炭化できることを実験的に確認し
た。廃棄物の種類別において、安定した炭化処理ができ
る回転筒6の加熱温度を参考として下表に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】この発明による廃棄物の選別方法は、従
来から寸法差方式により生ゴミと可燃ゴミに選別され生
ゴミは堆肥化の原料として使用されていた、この可燃ゴ
ミを質量差方式で低水分可燃ゴミDと高水分可燃ゴミB
に選別し、廃棄物から埋立に投棄するものを一切出さず
ケミカルリサイクルを含めた省エネルギーで全量を最資
源化する方法であり、従来の最大の問題点を解決し、廃
棄物の再資源化に貢献するものである。
【0026】また、前記選別で排出される高水分可燃ゴ
ミBと堆肥化で排出される堆肥化残渣Eは、乾燥や焼却
では多量の燃料を必要とし機械装置トラブルが多く埋立
地に投棄されている、この発明では堆肥化残渣Eと高水
分可燃ゴミBを混合し、間接加熱式乾燥機5で炭化をお
こなった、堆肥化残渣Eに高水分可燃ゴミBを混合する
ことによりビニール系の混入で機械装置の付着やブリッ
ヂによるトラブルがなく、均一な炭化処理ができるよう
になり、また、回収された炭化製品は土壌改良材、路盤
材や燃料として広い用途で使用できる最資源化と最終処
分場の延命化にも大きく貢献できる。
【0027】さらに、水分を含んだ廃棄物を供給するの
で間接加熱式乾燥機の回転筒内で蒸発水ガスが充満し、
外部空気が流入しない無酸素状態を形成することで、最
適な炭化条件で連続操業できる。さらにまた、合成樹脂
系の熱分解温度は420℃以上であるが、堆肥化残渣と
高水分可燃ゴミB混合では加熱温度390℃以下で炭化
できるので危険性がなく、安全で経済的に炭化処理がで
きる。
【0028】これらのほか、低水分可燃ゴミDは固形燃
料を製造するために乾燥燃料L’を多量に使用していた
ものが必要なく成形できるので、燃料を製造するのに化
石燃料を多量に使用するようなことにならず、省エネル
ギーに最大の貢献ができる。
【0029】さらに、炭化排ガス中に含む熱分解ガスI
を回収する際に、間接加熱式回転乾燥機5の投入側8と
排出側9からの排ガス風量を調整して、熱分解ガスをガ
ス燃焼できるガス燃料として安全に回収し、ガス燃料は
間接加熱式回転乾燥機5の燃焼装置13に送りガス燃料
として使用できるので、化石燃料を使用しない炭化処理
ができる。以上の構成から、炭化処理は無酸素状態の運
転で排出ガス量やばいじん量が極端に少なく、分解ガス
は供給空気が管理されたバーナーで燃焼するのでダイオ
キシンを含めた有害ガスの発生も低減化され、二次公害
の少ない、省エネルギーで都市ゴミなどの廃棄物の再資
源にいちじるしく貢献できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で使用した従来の処理工程図
である。
【図2】本発明で実施した処理工程図である。
【図3】本発明による実施の1例を骨格的に示した正面
構成図である。
【符号の説明】
1 選別機 2 傾斜振動板 3 供給機 4 間接加熱式回転乾燥機 5 回転筒 6 外筒 7 投入側フード 8 排出側フード 9 製品排出口 10 乾燥機駆動装置 11 回転筒受装置 12 燃焼装置 13 補助燃料パーナー 14 蒸発水ガス送風機 15 熱分解ガス送風機 16 温度調節計 17 風量調整バルブ A 廃棄物 B 高水分可燃ゴミ B’ 不燃物 C 生ゴミ D 低水分可燃ゴミ D’ 可燃ゴミ E 堆肥残渣 F 炭化製品 G 固形燃料製品 H 堆肥製品 I 熱分解ガス J 蒸発水ガス K 燃焼排ガス L 着火燃料 L’ 燃料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 303H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃ゴミを主体とした廃棄物を高水分と
    低水分に選別することを特徴とする廃棄物最資源化の方
    法。
  2. 【請求項2】 堆肥化の堆肥化残渣と高水分可燃ゴミを
    混合し、間接加熱式回転乾燥機で炭化することを特徴と
    する請求項1記載の廃棄物最資源化の方法。
  3. 【請求項3】 間接加熱式回転乾燥機の外筒を390℃
    以下にたもちながら炭化することを特徴とする請求項1
    または2記載の廃棄物再資源化の方法。
  4. 【請求項4】 低水分可燃ゴミを固形燃料化の原料に使
    用することを特徴とする請求項1、2または3記載の廃
    棄物再資源化の方法。
  5. 【請求項5】 炭化排ガス中の熱分解ガスをガス燃料と
    して回収することを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の廃棄物最資源化の方法。
JP7037795A 1995-02-21 1995-02-21 廃棄物最資源化の方法 Pending JPH08224559A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005052692A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Kangen Yoyu Gijutsu Kenkyusho:Kk バイオマス資源を有効利用するための処理システム及び処理方法
JP2009520481A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 ソレイン セッチニ アムビエンテ スカ ソシエタ ペル アチオニ 都市の固形廃棄物の処理物の一体的なサイクルから、生物学的に安定化された森林地帯基材を得る方法

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