JPS60253712A - 廃棄物処理プラント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は廃棄物処理プラントに関する。

一般家庭において発生する各種廃棄物や各種産業におい
て発生する廃棄物Ｃ本明細書においてはこれらを総称し
て単に廃棄物という）の種類および量は各種産業の発達
と都市化とに伴って激増しており、これを処理して利用
可能物および利用可能エネルギの利用を図るとともに利
用不能廃棄物の適正な処置を可能ならしめることは大き
い問題となってきている。

本発明はこの問題点を解決する廃棄物処理プラントを提
供することを目的とする。

本発明によれば、廃棄物を破砕する回転チエーン方式の
破砕機と、破砕機の出口に連結されて破砕された廃棄物
を不燃物と可燃物とに選別する選別機と、選別機におい
て選別された可燃性の廃棄物の一部を脱水乾燥せしめる
乾燥装置と、乾燥装置で脱水乾燥せしめられた可燃性廃
棄物を焼却する焼却炉と、選別機にて選別された可燃性
廃棄物の一部を使用して固型の燃料を生成する固型燃料
生成装置と、選別機にて選別された廃棄物のうち植物性
のものの少くとも一部を使用して有機性肥料を製造する
肥料製造装置とを含む廃棄物処理プラントが提供される
。

望ましくは、選別は破砕された廃棄物の比重を利用して
選別を行う風力選別機と、鉄系物質を選別する磁選機と
、金属類などと石、砂などとを選別する振動ふるい装置
とによって行われる。

実施例 第１図は本発明の望ましい実施例を示す概略図であって
、各家庭その他から排出された廃棄物は通常、収集車５
１などによって回収され貯留槽（ピット）１に投入され
る。貯留槽１の出口には廃棄物を破砕選別工程に送るコ
ンベア２が設けられ、さらにコンベア２に対する送出量
を自動的に一定かつ連続的に調整する送出調整装置（図
示しない）が設けられている。廃棄物はコンベア２がら
水切りコンベア３、投入コンベア４を経て破砕機５に投
入される。３０は水切りコンベア３において除去された
水の排水管である。

破砕１選別工程 破砕機５は回転する縦主軸と、縦主軸に取付けられて回
転する多数のチェノとを含んでいる。不作動時には各チ
ェ７ははｇ主軸に平行に垂れ下っているが、回転時には
各チェ７がはｇ水平方向位置をとり、上方から投入され
る廃棄物に衝撃的に衝き当り、廃棄物は破砕される。廃
棄物のなかに硬い又は大きい物体が存在してもチェノは
その各リンクがある程度自由に動き得るから、物体は下
方に運動しながら次々にチェノによる衝撃力を受けて粉
砕され、主軸の回転が停止するというおそれもない。な
お、破砕されることによって表面面積が増大すること、
破砕された廃棄物の下方への運動に伴って下方に向う強
い空気流が破砕機内に生ずること、破砕のためのエネル
ギが与えられること、によって乾燥作用が生ずる。なお
、本発明による破砕機は従来のハンマ又は切断刃を使用
する形式の破砕機と対比して、各種の物体の処理が可能
であり、ハンマ、切断刃などの破損、折損のおそれもな
く運転中止などの事故も防止される。

チェ７は図示の如く下方の出口側のものを長くしている
ので下方に向う空気流はさらに強化される。

望ましい実施例においてチェノは２８〜６６本、主軸回
転数は毎分８５０〜９００、破砕機内の風速は毎分５０
〜６０ｍであり、金属、ガラス、コンクリート、棟瓦１
石などの不燃物７、および大部分の可燃物８は粉末ない
し小粒子状に破砕され、紙、ビニール等の一部の可燃物
９は５〜７ｃｍＸ５〜７ＣｒｒＬの小シート状に破砕さ
れる。

選別機６は物質の比重を利用する風力選別方式で、破砕
機５の下端の排出口妃密封連結された筒形の横方向に延
びる本体と、破砕された廃棄物を前述の不燃物７、可燃
物８，９に分離するふるいとして作用する網（図に破線
として示す）を具えている。

不燃物７は磁選機２３．２４によって鉄系金属が分離さ
れ、鉄系金属は２６に示す位置にて選別排出される。２
５は比重差を利用する振動ふるい形式の選別機で、石、
ガラス、コンクリート、棟瓦などの不燃物２７と非鉄金
属の不燃物２８とに選別分離する。

不燃物除去および脱水乾燥、焼却工程 可燃物８は粉体または小粒子状で植物系または高分子系
の可燃物が９０〜９５％を占めるが、５〜１０％程度の
粉末状に粉砕された不燃物も含まれている。なお、含水
率は通常５５〜６０％程度である。可燃物８を完全焼却
しまたは有効資源として回収、再利用するためには、不
燃物除去および脱水乾燥を行う必要があり、焼却炉（後
述）の高温ガスと共に脱水乾燥選別機ｌＯに送られる。

２０は密封式攪拌粉砕ブロアーであり、１９は高温ガス
の導入口である。混入している不燃物、主として石、ガ
ラス、練瓦、コンクリート屑、金属などは選別機１０で
分離せしめられて底部槽２９に落下して除去される。不
燃物を除去された可燃物は、高温ガスの熱と風力とによ
って脱水乾燥されてサイクロン１１に送られ、さらに分
離が行われる。なお、２１は高圧ターボプロワ−であり
、２２は排気排煙筒である。

サイクロン１１から可燃物はロータリーバルブ１２、貯
留槽１３、ダブルスクリユーコンベア形式の攪拌および
搬出調整機１５を経て乾燥排出物１４として乾留機３２
に送られる。乾留機３２は攪拌粉砕ブロワ−２０と同様
に熱風導入口１９を有し且つ排気排煙筒２２に連結され
ている。可燃物ｊ４は乾留機３２内でダブルスクリユ一
式混線機１５により十分に混練され且つ乾燥せしめられ
た後、焼却炉ｊ６に投入される。なお、選別機６にて選
別された紙類、シート状高分子化合物などの細片９は同
時に、直接に焼却炉１６に投入される。なお、図におい
て１７は焼却炉１６の燃焼残灰排出用コンベアであり、
１８は熱風取出口、３１は貯水槽、３３は燃焼残灰を示
し、焼却炉１６は前述各工程に利用するための熱風をつ
くると同時に温水又は熱水を供給可能な形式とする。

第２図は第１図の焼却炉１６の焼却残灰３３を主原料と
して人工軽量建築土木用骨材を製造する装置を示してい
る。廃棄物のなかの、又は別に収集した発泡スチロール
等を破砕機（図示しない）で小粒子３５に破砕し、適量
の水３７と、コンベア１７にて送られた燃焼残灰３３と
共に混練機３６に投入する。なお、コンベア１７には磁
選機２４が設けられて金属粉を除去する。混線機３６に
おいて発泡スチロール粒子には焼却燃焼残灰がコーティ
ングされ、残灰コーティングボールが形成される。この
場合、発泡スチロール粒子はマイナス静電気を有し、残
灰はプラス静電気を有し、水が接着剤の作用をするもの
と考えられる。

このようにして生成された残灰コーティングボールなダ
ブルスクリユ一式混線機１５に投入し、同時にセメント
粉３８と霧状とした水３７とを投入する。残灰コーティ
ングボールにはさらにセメントコートボールされ、セメ
ントコートボール３９が形Ａ゛される。この製品は砂利
の代用材として建築土木用資材の骨材として使用可能で
あり、断熱性、保温性、耐久性、防湿性、防水性、防振
性、耐火性にすぐれており、高強度で弾力性を有し、電
気絶縁性にもすぐれており、生産コストも著しく低く、
且つ軽量である。

第３図は有機肥料製造工程を示しており、これは第１図
の選別機６において選別された粉体状態の可燃物８を主
原料として有機肥料を製造するもので、可燃物８は前述
の如く小量の不燃物として石、棟瓦、ガラス、金属類が
混入しているが、これらは微粉状態に粉砕されているの
で肥料中に混在しても危険はなく、却って肥料として土
壌中に混入しても中性物質として作用し土壌改良の効果
を持っている。

粉体状態の可燃物８は家畜の排泄物などの添加物４０と
共に攪拌混練機４１に送られ、醗酵に適する状態まで攪
拌混練を行って堆積場４３に移して醗酵をさせる。なお
、混練機４ｊには適量の水が同時に供給され、混練機４
１と醗酵場４３とには臭気除去のための空気送入管４２
と臭気排出管４５とが設けられる。

このようにして製造された有機肥料は土壌の安定化に有
効であり、通水性９通気性を改善し、土壌の粒子の表面
が微生物の増殖に適するように改善され、農作物の生産
性向上に著しく効果を持っている。

固型燃料製造工程 第４図は固型燃料製造工程を示しており、乾留機３２ま
たはサイクロン分離機ｊ】を出た状態の乾燥廃棄物１４
すなわち可燃物８からさらに混在する小量の不燃物を除
去したものを主原料とし、これにシート状又は細片状の
可燃物９と所望の高熱量添加物４６（例えば無公害のプ
ラスチックス片）とを混合して乾留機兼混練機４７にお
いて加熱混練を行い、高圧縮押吊機４８によって固型燃
料として成形する。

高熱量添加物４６の添加量を調整することによつて主と
して植物性の廃棄物】４または８を使用して発熱量３５
００　ｋＣａｌＡ９ないし８５００　ｋｃａｌ／に９程
度の範囲で各種の固型燃料が自由に製造できる。

従って、使用目的に従って自由に発熱量を選定すること
ができ、保管、使用に便利で安全であり、且つ安価であ
る。

温水供給装置 第５図は焼却炉ｊ６の熱によって温水を製造し、これを
熱交換器を介して、または直接に各種用途に利用する例
を示している。図において５０は建物の暖房または給湯
、５１は温水プール、５２は生産工場、５３は温室栽培
を略示している。

発明の効果 上述のように本発明によれば一般家庭および生産工場な
どで生ずる廃棄物の効率的な処理が達成され、廃棄物中
の有効成分、有効エネルギの再利用が効果的に達成され
、最終的に廃棄処分すべき量が著しく減少するなど著し
い効果を持っている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による廃棄物処理プラントにおけろ主要
な流れを示す概略図、第２図は人工軽量建築土木骨材製
造工程の流れを示す概略図、第３図は有機肥料製造工程
の流れを示す概略図、第４図は固型燃料製造工程の流れ
を示す概略図、第５図は温水供給装置とその利用を示す
概略図。 １：貯留槽　２，３，４．１７：コンベア５：破砕機　
６：選別機　７：不燃物　８，９：可燃物】０：脱水乾
燥選別機　１５：攪拌および搬出調整機１６：焼却炉　
２２：排気排煙筒　２３，２４：磁選機２５：選別機　
３２：乾留機　；３３：焼却残灰３６．４１．４７：混
練機　３７：水　３８：セメント特許出願人　マグマ工
業株式会社 （外５名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 】、廃棄物を破砕する回転チェーン方式の破砕機と、破
   砕機の出口に連結されて破砕された廃棄物を不燃物と可
   燃物とに選別する選別機と、選別機において選別された
   可燃性の廃棄物の一部を脱水乾燥せしめる乾燥装置と、
   乾燥装置で脱水乾燥せしめられた可燃性廃棄物を焼却す
   る焼却炉と、選別機にて選別された可燃性廃棄物の一部
   を使用して固型の燃料を生成するω型燃料生成装置と、
   選別機にて選別された廃棄物のうち植物性のものの少く
   とも一部を使用して有機性肥料を製造する肥料製造装置
   とを含む廃棄物処理プラント。 ２、前記焼却炉の熱風が破砕機および乾燥・厘練装置に
   送られている、特許請求の範囲第１項記載の廃棄物処理
   プラント。 ３、前記選別機が金属類などの再利用可能な物質と石、
   砂などの廃棄処理される物質とを選別する振動ふるいと
   、金属類のうち鉄系物質を選別する磁選機とを含む特許
   請求の範囲第１項記載の廃棄物処理プラント。 ４、前記選別機が粉砕された廃棄物の比重を利用する風
   力選別装置を含んでいる特許請求の範囲第１項記載の廃
   棄物処理プラント。