JPH08223568A - Bピクチャのマクロブロック画像復元方法 - Google Patents

Bピクチャのマクロブロック画像復元方法

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JPH08223568A
JPH08223568A JP2242595A JP2242595A JPH08223568A JP H08223568 A JPH08223568 A JP H08223568A JP 2242595 A JP2242595 A JP 2242595A JP 2242595 A JP2242595 A JP 2242595A JP H08223568 A JPH08223568 A JP H08223568A
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Hikari Kawabata
光 川畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Bピクチャのブロックデータ及びend-of-blo
ck codeが欠落しても画像乱れを軽減する。 【構成】 Bピクチャのマクロブロック画像の復元に際
して、マクロブロック制御部27は、符号化ブロックパ
ターンコードより求まるブロックデータ数と、マクロブ
ロックエンドコードが検出される迄に検出したブロック
エンドコードの数が一致するか調べる。一致しない場合
には、エラーが発生したものとして、マクロブロック合
成部24は、前向きベクトル及び後向きベクトルのいず
れかが指示するI又はPピクチャにおけるマクロブロッ
クの画像又はそれぞれのベクトルが指示する画像を合成
して生成された画像をBピクチャのマクロブロックの画
像として出力し、一致する場合には、前向きベクトル及
び後向きベクトルにより求まる画像及び差分マクロブロ
ックの差分画像を合成してBピクチャのマクロブロック
の画像を復元して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はBピクチャのマクロブロ
ック画像を復元する復元方法に係り、特に、MPEGフ
ォーマットに従って圧縮してI,P,Bの3種類のピク
チャを生成し、これらピクチャが記録された蓄積型記録
媒体よりBピクチャのマクロブロック画像を復元する復
元方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮音声データと圧縮画像データを時分
割記録してAV再生を可能にしたビデオCDが実用化さ
れ、画像圧縮のためにMPEG1が標準化されている。 (a) MPEG1画像データ 図3はMPEG1画像データの階層構造であり、シーケ
ンス層、GOP層、ピクチャ層、スライス層、マクロブ
ロック層、ブロック層の6層の階層構成を有している。
シーケンス層はシーケンスヘッダSHとGOP(Group
of Picture)で構成されている。シーケンスヘッダSH
は画面フォーマットなどを指定するもので、シーケンス
開始コードに続いて画面の水平サイズ、垂直サイズ、画
素アスペクト比、ピクチャレート、ビットレート等の画
像復号に必要なデータが記録されている。
【0003】GOP層は複数枚たとえば15枚のピクチ
ャから構成され、各ピクチャにはI,P,Bの3種類が
ある。GOP層の開始コードの後には、タイムコードや
クローズドGOPフラグなどが続き、以降に15枚の各
ピクチャが配列される。Iピクチャはフレーム内符号化
画像であり、Iピクチャに対応する入力ピクチャ情報だ
けから符号化された画像で、フレーム間予測を用いずに
生成される。このIピクチャは独立して復号できる反
面、データ量が最も多い。Pピクチャはフレーム間予測
符号化画像であり、過去のIまたはPピクチャを基準に
予測符号化されている。BピクチャはMPEG特有のピ
クチャであり、過去のIまたはPピクチャと未来のIま
たはPピクチャの双方向からフレーム間予測符号化され
ており、データ量は少ない。PピクチャはIピクチャと
Bピクチャの中間のデータ量である。
【0004】15枚のI,P,Bピクチャの符号化に際
しては、図4(a)に示すように、まず、3番目の原画を
符号化してI3ピクチャを生成し、ついで、6番目の原
画をIピクチャI3を用いて予測するP6ピクチャを生成
し、しかる後、9番目の原画をP6ピクチャを用いて予
測するP9ピクチャを生成し、以下同様にP12,P15
クチャを生成する。I,Pピクチャの生成後、残りの各
原画像を図4(b)に示すように前後のIピクチャ,Pピ
クチャを用いて予測するB1,B2,B4,B5,B 7
8,B10,B11,B13,B14ピクチャを生成する。図
5はBピクチャの符号化説明図である。GOPのピクチ
ャ数Nは15で、I,Pピクチャの周期Mは3とする。
連続する2つのBピクチャがI又はPピクチャにより挟
まれており、各Bピクチャは前後のI、Pピクチャを用
いて該Bピクチャに応じた原画像を双方向から予測する
ように生成される。
【0005】デコーダ側のフレームメモリ容量をできる
だけ少なくするために、各ピクチャの原画順序とビデオ
CD上での記録順序は図6に示すように異なっており、
原画の15枚のピクチャ B1,B2,I3,B4,B5,P6,B7,B8,P9
10,B11,P12,B13,B14,P15 は記録媒体(ビデオCD)上では、 I3,B1,B2,P6,B4,B5,P9,B7,B8
12,B10,B11,P15,B13,B14 とされ、再生時には原画と同じ順序で再生される。再生
に際して、I3ピクチャはそれ自身で単独で復号され、
6ピクチャは復号後のI3ピクチャを用いて復号され、
9ピクチャは復号後のP6ピクチャを用いて復号され、
以下同様にPiピクチャは復号後のPi-1ピクチャを用い
て復号される。B1,B2ピクチャは復号後のI3ピクチ
ャと1つ前のGOPにおける復号後のP15ピクチャ、こ
れらを基にした差分ピクチャを用いて復号される。
4,B5ピクチャは復号後のI3ピクチャとP6ピクチ
ャ、これらを基にした差分ピクチャを用いて復号され、
以下同様に復号される。
【0006】ピクチャ層は、開始コードの後にGOP中
の画面順を表示するテンポラル・リファレンス、ピクチ
ャ・タイプなどが続き、その後に複数のスライスが配列
される。ピクチャは任意の長さの複数のスライスに分割
されている。スライスは開始コードを有する一連のデー
タ列の中の最小単位であり、任意の長さの(16画素
幅)マクロブロックMBの帯であり、ピクチャをまたが
ることはできない。1画面は図7に示すように16×1
6画素よりなるマクロブロックに分割され、該マクロブ
ロックの画像は図3の下方に示すように8×8の4つの
輝度ブロック,,,と8×8の色差ブロックC
rと8×8の色差ブロックCbの6個のブロックで
符号化される。Crは赤(R)と輝度信号(Y)の差
(R−Y)であり、Cbは青(B)と輝度信号(Y)の
差(B−Y)である。
【0007】(b) Bピクチャのマクロブロックの符号化 図8はBピクチャのマクロブロックの符号化説明図、図
9はBピクチャのマクロブロックの符号データ説明図で
ある。図8において、1はBピクチャ、2はBピクチャ
に対して過去のI又はPピクチャ(Iピクチャとす
る)、3はBピクチャに対して未来のI又はPピクチャ
(Pピクチャとする)、4はリファレンスピクチャ(B
ピクチャに対応する入力ピクチャ)である。Bピクチャ
のマクロブロック(M1)を符号化するものとすると以
下のように符号化を行う。
【0008】(1) Bピクチャのマクロブロック(M1)
と輝度、色差の差が最も少ないエリア(マクロブロッ
ク)を過去のIピクチャ2より探索する。ついで、該エ
リア、すなわちマクロブロック(M1′)の所定の画素
の座標とマクロブロックM1の対応する画素の座標との
相対差を前向きベクトル11として記録する。又、Iピ
クチャ2のマクロブロック(M1′)の画像をM1にコ
ピーする。 (2) しかる後、Bピクチャのマクロブロック(M1)と
輝度、色差の差が最も少ないエリア(マクロブロック)
を未来のPピクチャ3より探索する。ついで、該エリ
ア、すなわちマクロブロック(M1″)の所定の画素の
座標とマクロブロックM1の対応する画素の座標との相
対差を後向きベクトル12として記録する。又、Pピク
チャ3のマクロブロック(M1″)の画像を(1)でコピ
ーした上にコピーする。すなわち、M1′の画像とM
1″の画像を加算する。
【0009】(3) (1),(2)により生成されたマクロブロ
ックM1のブロックの画像データと、リファレンスピ
クチャ4内のM1に対応する座標のマクロブロックM2
のブロックの画像データとの差分をとり、ブロックデ
ータ13として記録し、その後に、ブロックデータの区
切りを示すためにブロックエンドコード(end-of-block)
14を記録する。 (4) 以後、同様に、ブロック〜の差分を演算してブ
ロックデータ13として記録し、その後に、ブロックデ
ータの区切りを示すためにend-of-block(ブロックエン
ドコード)14を記録する。尚、差分がないブロックは
スキップする。例えば、ブロック,について差分が
なければ、すなわち差分=0の場合には、ブロック→
→→の順に記録する。 (5) 全ブロック〜の差分を記録すれば、記録したブ
ロックの順序(→→→)を示す符号化ブロックパ
ターンコード(coded-block-pattern code)15を記録す
る。
【0010】(6) 以上の1マクロブロックのコード化が
終了すれば、最後にマクロブロックエンドコード(end-
of-macroblock)16を記録して当該マクロブロックM1
の符号化処理が終了する。 尚、当該BピクチャのマクロブロックM1のデコード
(復元)に際しては、以上の符号化と逆の操作を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MPEG1
の圧縮画像データの伝送においてエラーが発生すると表
示画像が乱れる。例えば、ビデオデコーダが図9に示す
Bピクチャの圧縮データ(符号データ)に基づいてマク
ロブロックM1をデコードする際、ブロックデータ及び
end-of-blockコードにデータ化け等のエラーが発生する
と、表示画像が乱れる。具体的に説明すると、ブロック
→→→→の順にブロックデータが記録されて
いる時、データエラーによってブロック及びそのend-
of-block codeが欠落したものとする。かかる場合、ビ
デオデコーダはブロック→→→の順にブロック
データをデコードするが、coded-block-pattern codeは
→→→→である。このため、図10に点線矢
印で示すように、輝度ブロックは輝度ブロックと間
違って判断され、又、色差Crブロックは輝度ブロッ
クと判断され、更に、色差Cbブロックは色差Cr
ブロックとして判断されてデコードされてしまう。カ
ラー画像は、3原色である輝度、色差Cr,Cbにより
合成されるため、上記のように色差及び輝度データが誤
った場合にはカラーバランスが崩れ、表示画像が乱れる
ことになる。以上から本発明の目的は、Bピクチャのブ
ロックデータ及びend-of-block codeが欠落しても画像
乱れを軽減できるBピクチャのマクロブロック画像復元
方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、Bピクチャのマクロブロック画像の復元に際し
て、符号化ブロックパターンコード(end-of-block cod
e)より求まるブロックデータ数と、マクロブロックエ
ンドコード(end-of-macroblock)が検出される迄に検
出したブロックエンドコード(end-of-block)の数が一
致するか調べる手段と、一致しない場合には、前向きベ
クトル及び後向きベクトルのいずれかが指示するI又は
Pピクチャにおけるマクロブロックの画像又はそれぞれ
のベクトルが指示する画像を合成して生成された画像を
Bピクチャのマクロブロックの画像として出力する手段
と、一致する場合には、前向きベクトル及び後向きベク
トルにより求まる画像及び差分マクロブロックの差分画
像を合成してBピクチャのマクロブロックの画像を復元
して出力する手段により達成される。
【0013】
【作用】Bピクチャのマクロブロック画像の復元に際し
て、符号化ブロックパターンコードより求まるブロック
データ数と、マクロブロックエンドコードが検出される
迄に検出したブロックエンドコードの数が一致するか調
べ、一致しない場合には、前向きベクトル及び後向きベ
クトルのいずれかが指示するI又はPピクチャにおける
マクロブロックの画像又はそれぞれのベクトルが指示す
る画像を合成して生成された画像をBピクチャのマクロ
ブロックの画像として出力し、一致する場合には、前向
きベクトル及び後向きベクトルにより求まる画像及び差
分マクロブロックの差分画像を合成してBピクチャのマ
クロブロックの画像を復元して出力する。以上のように
すれば、Bピクチャのブロックデータ及びend-of-block
codeが欠落しても画像乱れを軽減することができる。
【0014】
【実施例】
(a) 本発明の構成 図1は本発明の実施例構成図である。21、22は現在
処理中のBピクチャに対して表示時間軸で1つ前と1つ
後のI又はPピクチャのいずれかをそれぞれ記憶する第
1、第2のピクチャ記憶部である。例えば、第1ピクチ
ャ記憶部21が1つ後のI又はPピクチャを記憶してい
るものとすれば、第2ピクチャ22は1つ前のI又はP
ピクチャを記憶する。第1、第2のピクチャ記憶部2
1、22の記憶形態及びその更新システムは、MPEG
1規格内デコーダモデルと同一である。
【0015】23はベクトル処理部、24はマクロブロ
ック合成部である。ベクトル処理部23は、Bピクチャ
ビットストリームより前向きベクトルを検知すると、該
ベクトルが指示する1つ前のI又はPピクチャのエリア
(マクロブロック)のブロックデータを読み取ってマク
ロブロック合成部24の記憶部にコピーする(記憶部に
既に記憶されているブロックデータと加算する)。又、
ベクトル処理部23はBピクチャビットストリームより
後向きベクトルを検知すると、該ベクトルが指示する1
つ後のI又はPピクチャのエリア(マクロブロック)よ
りブロックデータを読み取ってマクロブロック合成部2
4の記憶部にコピーする(記憶部に既に記憶されている
ブロックデータと加算する)。マクロブロック合成部2
4は、ベクトル処理部23から出力されるマクロブロッ
ク及び必要であれば後述する差分マクロブロック記憶部
から読み取ったマクロブロックを全てブロック番号〜
単位で加算してBピクチャのマクロブロック画像とし
て出力する。
【0016】25は差分マクロブロック生成部、26は
差分マクロブロック記憶部、27はマクロブロック制御
部である。差分マクロブロック生成部25はビットスト
リーム内のcoded-block-pattern code(符号化ブロック
パターンコード)を受信した後に動作を開始し、受信ビ
ットストリーム中のブロック〜のブロックデータ
(差分ブロックデータ)より差分マクロブロックを生成し
て差分マクロブロック記憶部26に出力して記憶する。
又、差分マクロブロック生成部25は、差分マクロブロ
ックの生成途中で検出された、 coded-block-pattern
codeから算出した差分マクロブロックのブロック数、
end-of-block code、 end-of-macroblock codeを
受信順にマクロブロック制御部27に通知する。
【0017】差分マクロブロック記憶部26は、差分マ
クロブロック生成部25より出力される、マクロブロッ
ク内最大6個のブロックデータを、そのブロック番号に
合わせて記憶する。そして、マクロブロック制御部27
からの出力通知あるいは消去通知により差分マクロブロ
ックのブロックデータをマクロブロック合成部24へ出
力し、あるいは、その全てを消去する(初期状態にす
る)。マクロブロック制御部27は、差分マクロブロッ
ク生成部25から入力される伝送ブロック数、 end
-of-block code、 end-of-macroblock codeに基づい
て、ビットストリーム内のブロックデータの誤り監視を
行い、誤りがなければ、差分マクロブロック記憶部26
に記憶されている差分マクロブロックのブロックデータ
をマクロブロック合成部24に出力させ、誤りがあれ
ば、出力を停止すると共に、差分マクロブロック記憶部
26内の差分マクロブロックデータを消去させる。又、
マクロブロック制御部27は、誤り検出の有無に関係な
くマクロブロック合成部24に合成したマクロブロック
のブロックデータの出力を指示する。
【0018】(b) Bピクチャのマクロブロック画像復元
処理 図2は本発明のBピクチャのマクロブロック画像復元処
理のフローである。マクロブロック制御部27は差分マ
クロブロック生成部25より伝送ブロック数が指示され
ると、該伝送ブロック数をCとする(伝送ブロック数→
C、ステップ101)。ついで、差分マクロブロック生
成部25より end-of-block codeが通知されたか監視し
(ステップ102)、通知されれば、カウントCを1減
少する(C−1→C、ステップ103)。しかる後、差
分マクロブロック生成部25より end-of-macroblock c
odeが通知されたかチェックし(ステップ104)、通
知されなければステップ102に戻り以降の処理を繰り
返す。
【0019】一方、ステップ104において、差分マク
ロブロック生成部25より end-of-macroblock codeが
通知されれば、カウントCが零か調べ(ステップ10
5)、C=0であればエラーがないものとして差分マク
ロブロック記憶部26に差分マクロブロックのブロック
データの出力を指示する(ステップ106)。これによ
り、差分マクロブロック記憶部26は差分マクロブロッ
クのブロックデータをマクロブロック合成部24に出力
する。マクロブロック合成部24は該差分マクロブロッ
クのブロックデータと、既に生成してある前後のI又は
Pピクチャの合成マクロブロックのブロックデータとを
ブロック毎に加算してBピクチャのマクロブロックのブ
ロックデータ(画像データ)を復元して出力する(ステ
ップ107)。一方、ステップ105においてCが零で
なければ、換言すれば、エラーにより end-of-block c
odeが欠落していれば、マクロブロック制御部27は差
分マクロブロック記憶部26に差分マクロブロックのブ
ロックデータの消去を指示して消去させる(ステップ1
08)。
【0020】ついで、マクロブロック制御部27は、マ
クロブロック合成部24に出力を指示する。これによ
り、マクロブロック合成部24は、既に生成してある前
後のI又はPピクチャの合成マクロブロックのブロック
データを、Bピクチャのマクロブロックのブロックデー
タ(画像データ)として出力する(ステップ107)。
【0021】(c) 変形例 以上では、エラー発生時に前後のI又はPピクチャの合
成マクロブロックのブロックデータを、Bピクチャのマ
クロブロックのブロックデータ(画像データ)として出
力する場合であるが、一方の(過去又は未来の)I又は
PピクチャのマクロブロックのブロックデータをBピク
チャのマクロブロックのブロックデータ(画像データ)
として出力することもできる。以上、本発明を実施例に
より説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれら
を排除するものではない。
【0022】
【発明の効果】以上本発明によれば、Bピクチャのマク
ロブロック画像の復元に際して、符号化ブロックパター
ンコードより求まるブロックデータ数と、マクロブロッ
クエンドデータが検出される迄に検出したブロックエン
ドデータの数が一致するか調べ、一致しない場合には、
前向きベクトル及び後向きベクトルのいずれかが指示す
るI又はPピクチャにおけるマクロブロックの画像又は
それぞれのベクトルが指示する画像を合成して生成され
た画像をBピクチャのマクロブロックの画像として出力
し、一致する場合には、前向きベクトル及び後向きベク
トルにより求まる画像及び差分マクロブロックの差分画
像を合成してBピクチャのマクロブロックの画像として
出力するように構成したから、エラーによりマクロブロ
ックエンドコードが欠落しても、画像の乱れを軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Bピクチャマクロブロックの復元回路の構成図
である。
【図2】Bピクチャのマクロブロック画像復元処理のフ
ロー図である。
【図3】MPEG1画像データの階層構造図である。
【図4】符号化順序説明図である。
【図5】Bピクチャの符号化説明図である。
【図6】GPOを構成するピクチャの媒体上の記録位置
の説明図である。
【図7】マクロブロックと画面の対応説明図である。
【図8】Bピクチャのマクロブロックの符号化説明図で
ある。
【図9】Bピクチャのマクロブロックの符号データ説明
図である。
【図10】エラー発生時の問題点説明図である。
【符号の説明】
21、21・・第1、第2のピクチャ記憶部 23・・ベクトル処理部 24・・マクロブロック合成部 25・・差分マクロブロック生成部 26・・差分マクロブロック記憶部 27・・マクロブロック制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面をn×n画素よりなるマクロブロッ
    クに分割し、該マクロブロックの画像を4つの輝度ブロ
    ックと色差ブロックCrと色差ブロックCbの6個のブ
    ロックで符号化し、各画面のマクロブロックの画像をM
    PEGフォーマットに従って圧縮してI,P,Bの3種
    類のピクチャを生成し、これらピクチャが記録された蓄
    積型記録媒体よりBピクチャのマクロブロック画像を復
    元する復元方法において、 Bピクチャの各マクロブロック(M1)の圧縮データ
    は、マクロブロック(M1)と輝度、色差について差
    が最も少ない過去のI又はPピクチャにおけるマクロブ
    ロック(M1′)と該マクロブロック(M1)間の相対
    座標である前向きベクトルと、マクロブロック(M
    1)と輝度、色差について差が最も少ない未来のI又は
    Pピクチャにおけるマクロブロック(M1″)と該マク
    ロブロック(M1)間の相対座標である後向きベクトル
    と、マクロブロック(M1′)とマクロブロック(M
    1″)をブロック単位で加算して得られる合成画像とB
    ピクチャに応じた入力ピクチャの対応するマクロブロッ
    クの画像との差分をブロック単位で演算して得られる差
    分画像のブロックデータ(差分が0のブロックデータは
    除く)と、各ブロックデータの終わりを示すブロック
    エンドデータと、ブロックデータの配列順序をブロッ
    ク番号で示す符号化ブロックパターンコードと、マク
    ロブロックの終わりを示すマクロブロックエンドデータ
    を有し、 Bピクチャのマクロブロック画像の復元に際して、符号
    化ブロックパターンコードより求まるブロックデータ数
    と、マクロブロックエンドデータが検出される迄に検出
    したブロックエンドデータの数が一致するか調べ、 一致しない場合には、前向きベクトル及び後向きベクト
    ルのいずれかが指示するI又はPピクチャにおけるマク
    ロブロックの画像又はそれぞれのベクトルが指示する画
    像を合成して生成された画像をBピクチャのマクロブロ
    ックの画像として出力し、 一致する場合には、前向きベクトル及び後向きベクトル
    により求まる画像及び前記差分画像を合成してBピクチ
    ャのマクロブロックの画像として出力するBピクチャの
    マクロブロック画像復元方法。
JP2242595A 1995-02-10 1995-02-10 Bピクチャのマクロブロック画像復元方法 Withdrawn JPH08223568A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002529978A (ja) * 1998-11-02 2002-09-10 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 映像信号のエラー隠蔽
JP2008546228A (ja) * 2005-05-11 2008-12-18 クゥアルコム・インコーポレイテッド 双方向予測フレームに対する時間的誤り隠蔽

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JP2002529978A (ja) * 1998-11-02 2002-09-10 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 映像信号のエラー隠蔽
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