JP3611790B2 - 動画像信号の復号化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ電話、テレビ会議などに利用する、ディジタル動画像信号の復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディジタル動画像信号の符号化方法は、入力された動画像のフレームを、複数のN×M画素からなるブロックに分割し、このブロックを単位として動き検出、予測、直交変換、量子化、可変長符号化といった処理を行なう。
【0003】
一方、従来のディジタル動画像信号の復号化方法は、符号化方法の逆の手続き、すなわち可変長復号化、逆量子化、逆直交変換、動き補償といった処理によってN×M画素からなるブロックを再生する。
【0004】
このような符号化方法および復号化方法を用いることによって動画像信号が持つ冗長性を除去し、少ない情報量で効率的に動画像の通信、蓄積を行なうことを可能にしている。
【0005】
従来のディジタル動画像信号の符号化方法および復号化方法では、前述のように画素ブロックを単位として処理を行なうが、画素ブロックの集合をサブフレームとして、またサブフレームの集合をフレームとして符号化、復号化の単位とすることが一般的である。
【0006】
以下、従来のディジタル動画像信号の符号化方法および復号化方法の例として、1993年3月に勧告されたITU−T Recommendation H.261を取りあげ、ブロック、サブフレーム、フレーム単位の符号化、復号化について説明する。
【0007】
H.261 はディジタル動画像信号の輝度信号、色差信号それぞれに対しての符号化方法、復号化方法を規定しているが、以下では便宜上輝度信号に関する説明のみを行なう。基本的に輝度信号と色差信号の符号化方法、復号化方法に相違はない。
【0008】
H.261 では、ディジタル動画像信号の1フレームは、352×288画素で構成される。また、このフレームは、176×48画素からなりGOB(Group OfBlock)と呼ばれる12個のサブフレームに分割される。さらに、このサブフレームは16×16画素からなりマクロブロックと呼ばれる33個のブロックに分割される。この様子を図4に示した。
【0009】
ここで、H.261 の符号化方法では、符号化した1フレーム分の情報を、前述のフレーム、GOB、マクロブロックといった空間的な階層構造に対応させて、図5のように構成することを規定している。図5において矩形で囲まれた部分は符号化された情報を意味し、それぞれの符号化ビット数を矩形の下に示してある。一方、図5において矢印は符号化情報のつながり方を示しており、このような一連の符号化動画像信号列をビットストリームという。
【0010】
図5のH.261 ビットストリームにおいて、1つのマクロブロックに関する符号化情報すべてを配置している部分をマクロブロック層、1つのGOBに関する符号化情報すべてを配置している部分をGOB層、1つのフレームに関する符号化情報すべてを配置している部分をフレーム層と呼ぶ。
【0011】
図5に示される各層の、符号化情報の意味を以下に示す。
フレーム層
PSC(20ビット)フレーム識別子。復号化方法が常に識別可能なユニーク符号であり、”0000 0000 0000 0001 0000”で表される。
TR(5ビット)フレーム番号。このフレームが表示される時間的位置を示す。
PTYPE(6ビット)フレームタイプ情報。フレームに関する諸情報。
PEI (1ビット)拡張用データ挿入情報。引き続くPSPAREの有無を示すフラグ。
PSPARE(8ビット)拡張用データ。
GOB層
GBSC(16ビット)GOB 識別子。復号化方法が常に識別可能なユニーク符号であり、”0000 0000 0000 0001” で表される。
GN(4ビット)GOB 番号。フレーム内におけるこのGOBの空間的位置を示す。
GQUANT(5ビット)量子化特性情報。GOB 内のマクロブロックを符号化する際の量子化特性を示す。
GEI (1ビット) 拡張用データ挿入情報。引き続くGSPAREの有無を示すフラグ。
GSPARE(8ビット)拡張用データ。
【0012】
なお、図5で最も下の階層であるマクロブロック層の符号化情報は、冒頭に述べたように、動き検出、予測、直交変換、量子化、可変長符号化といった符号化方法によって生成されるものであり、符号化ビット数は一定でない。
一般的に、マクロブロック内に含まれる画素の空間的レベル変化が激しいか、または同じ空間的位置を持つマクロブロック内画素の時間的レベル変化が激しい場合には、マクロブロック層の符号化ビット数は増大する。このようなマクロブロックを以後、符号化が難しいマクロブロックと呼ぶことにする。
【0013】
一方、マクロブロック内に含まれる画素のレベルが空間的にも時間的にも定常的な場合、マクロブロック層の符号化ビット数は著しく減少し、0となる場合もある。このようなマクロブロックを以後、符号化が易しいマクロブロックと呼ぶことにする。
【0014】
次に、H.261 の復号化方法では、まず最初に、ビットストリームからフレーム層の識別子であるPSCを探し出す。このように正しく復号可能な符号を探し出すことに成功した状態を同期が確立したという。ビットストリームからPSCを探し出しフレーム層の同期が確立すると、それ以後、次のPSCが現われるまでのビットストリームは1フレーム分の符号化情報であると識別できる。さらに、その1フレーム分のビットストリームを復号化して得られる352×288画素のフレームが表示されるべき時間な位置は、PSCに引き続くフレーム番号TRを調べることにより得られる。
【0015】
また、H.261 の復号化方法では、フレーム層の同期が確立した後、引き続くビットストリームからGOB層の識別子であるGBSCを捜し出す。GBSC層の同期が確立すると、それ以後、次のGBSCが現われるまでのビットストリームは1GOB分の符号化情報であると識別できる。
さらに、その1GOB分のビットストリームを復号化して得られる176×48画素のGOBが配置されるフレーム内の空間的位置は、GBSCに引き続くGOB番号GNを調べることにより得られる。
【0016】
さらに、H.261 の復号化方法では、GOB層の同期が確立した後、引き続くマクロブロック層のビットストリームを復号する。このマクロブロック層の復号化方法は、冒頭に述べたように、可変長復号化、逆量子化、逆直交変換、動き補償といった処理によって16×16画素からなるマクロブロックを再生する手続きである。ここで注意すべきなのは、マクロブロック層にはPSCやGBSCのように復号化方法が常に識別可能なユニーク符号がなく、かつ各マクロブロック符号化情報は可変長符号による不定長ビットで構成されている点である。
【0017】
OB層において、第1番目から第33番目までのマクロブロック符号化情報は、図6に示すように、ユニーク符号のない可変長符号の連なりとして表される。よって、復号化方法が、図6中Aで示した点からマクロブロック符号化情報の復号を開始して、第1、第2... 、第n....、第33マクロブロックと順次復号してゆけば,GOB層のすべてのマクロブロックは再生できる。しかし、復号化方法が、図6中BやCで示した点からマクロブロック符号化情報の復号を開始すると、どこから1つのマクロブロック符号化情報が始まるのか識別できず同期が確立しないため、次のGBSCが現われるまですべてのマクロブロックの復号、再生が不可能になる。つまり、GBSCはマクロブロック層の復号開始点をも表わしている。
【0018】
最後に、H.261 の復号化方法では、再生されたマクロブロックの集合であるGOBをGNで示されるフレーム内の空間的位置に配置し、さらに再生されたGOBの集合であるフレームをTRで示される時間的位置に配置する。
【0019】
このようにして、H.261 ではディジタル動画像1フレームを空間的に、時間的に正しく復号することが可能になっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディジタル動画像信号の復号化方法では、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合、次のフレーム層の同期が確立するまで、すべてのサブフレームを時間的に正しく復号することが不可能になる問題があった。
【0021】
以下にその理由を説明する。従来の復号化方法では、ビットストリーム中で常に識別可能な符号は、フレーム識別子とサブフレーム識別子のみである。よって、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生すると、次のサブフレーム識別子が現われるまで復号の同期は回復できず、復号が不可能になる。しかし、次のサブフレーム識別子が現われても、そのサブフレーム層のビットストリームは時間的に正しく復号できない。それは、図7を参照することにより理解される。
【0022】
図7はバースト的なビットストリームの欠落、誤りによって、時間的にn番目のフレームにおける5番目のサブフレームから、時間的にn+1番目のフレームにおける6番目のサブフレームまで復号が不可能となった例を示している。この例では、時間的にn+1番目のフレームに対応するフレーム識別子はもとより、それに引き続くTRも欠落しているか、誤っている。よって、時間的にn+1番目のフレームにおける7番目のサブフレームに対応するサブフレーム識別子から同期を確立し、それに引き続くGNを復号することによって、このサブフレームを空間的に正しく復号することはできても、このサブフレームが時間的にn番目に位置するのか、n+1番目に位置するのか特定することはできない。時間的にn+1番目のフレームにおける8番目のサブフレームから12番目のサブフレームの復号に関しても同様に、これらサブフレームが時間的にn番目に位置するのか、n+1番目に位置するのか特定することはできない。
【0023】
よって、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合、次にフレーム層の同期が確立するまですべてのサブフレームを時間的に正しく復号することが不可能になる。
【0024】
さらに、従来のディジタル動画像信号の復号化方法では、時間的に動きのある画像を含んだサブフレームの復号が不可能になった場合、復号画質が大きく劣化する問題があった。
【0025】
この問題をさらに詳しく説明するため、図8を参照する。図8は復号されたディジタル動画像信号のある1 フレームを示しており、フレームの中央で人物が動いている。図8中、時間的に動きのある部分は斜線で示してあり、それ以外は背景で時間的に静止している。このようなシーンは、テレビ会議、テレビ電話などで一般的である。
【0026】
まず、図8を参照して、1番目から4番目いずれかのサブフレームの復号が不可能になる場合を考える。1番目から4番目のサブフレームは、時間的に静止した画像を含んでいる。よって、例えば2番目のサブフレームの復号が不可能である場合、時間的に前のフレームの2番目のサブフレームをもって、現フレームの2番目のサブフレームを置き換えるという巧妙な操作を復号化方法で行なえば、現フレームの2番目のサブフレームにおける画質の劣化はほとんど検知されないであろう。
【0027】
しかし、図8で示す5番目から12番目のサブフレームの復号が不可能である場合は問題である。5番目から12番目のサブフレームは、時間的に動きのある画像を含んでいる。これは、例えば、時間的に前のフレームの9番目のサブフレームの画像と、現フレームの9番目のサブフレームの画像は大きく異なることを意味する。よって、9番目のサブフレームの復号が不可能である場合、復号化方法で前述のような巧妙な操作を行なっても、現フレームの9番目のサブフレームにおける画質劣化は明らかに検知されるであろう。
【0028】
よって、時間的に動きのある画像を含んだサブフレームの復号が不可能になった場合、復号画質が大きく劣化する。
【0029】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合でも、その後サブフレームを単位として時間的に正しく復号することができ、かつ時間的に動きのある画像を含んだサブフレームの復号が不可能になっても、復号画質の劣化を小さく抑えられる優れたディジタル動画像信号の復号化方法を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、本発明のディジタル動画像信号の復号化方法は、動画像信号の符号化方法によって符号化された動画像信号列からサブフレームを識別するための識別子を復号する際に、前記サブフレームを識別するための識別子に付加された前記サブフレームの表示順に関する時間的位置情報を用いて、前記サブフレームを時間的に正しく復号するようにしたものである。以上の構成により、サブフレームを識別するための識別子に付加された当該サブフレームの表示順に関する時間的位置情報を用いて当該サブフレームを復号することにより、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合でも、その後サブフレームを単位として時間的に正しい復号が可能になる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態として、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合でも、その後サブフレームを単位として時間的に正しい復号を可能にするディジタル動画像信号の符号化方法および復号化方法について説明する。
【0032】
まず、本実施の形態の符号化方法は、ディジタル動画像信号の1フレームを、例えば352×288画素で構成する。また、このフレームを、例えば176×48画素からなる12個のサブフレームに分割する。さらに、このサブフレームを例えば16×16画素からなる33個のブロックに分割する。
【0033】
また、本実施の形態の符号化方法では、符号化した1フレーム分の情報を、フレーム、サブフレーム、ブロックの空間的な階層構造に対応させて、例えば図1のように構成してビットストリームを生成する。
【0034】
図1に示される各層の、符号化情報の意味を以下に示す。
フレーム層
FSC(20ビット) フレーム識別子。復号化方法が常に識別可能なユニーク符号であり、”0000 0000 0000 0001 0000”で表される。
サブフレーム層
SFSC(16ビット)サブフレーム識別子。復号化方法が常に識別可能なユニーク符号であり、”0000 0000 0000 0001” で表される。
SFNT(5ビット) 時間的サブフレーム番号。このサブフレームが表示される時間的位置を示す。
SFNS(4ビット) 空間的サブフレーム番号。フレーム内におけるこのサブフレームの空間的位置を示す。
SFQUANT(5ビット)量子化特性情報。サブフレーム内のブロックを符号化する際の量子化特性を示す。
【0035】
なお、図1で最も下の階層であるブロック層の符号化情報は、例えば、動き検出、予測、直交変換、量子化、可変長符号化といった符号化方法によって生成され、符号化ビット数は一定でない。
【0036】
次に、本実施の形態の復号化方法について説明する。まず最初に、ビットストリームからフレーム層の識別子であるFSCを探し出し、フレーム層の同期を確立する。次に、フレーム層の同期が確立した後、引き続くビットストリームからサブフレーム層の識別子であるSFSCを捜し出し、サブフレーム層の同期を確立する。そして、SFSCに引き続く時間的サブフレーム番号SFNTと空間的サブフレーム番号SFNSを調べる。次に、ブロック層のビットストリームを復号する。このマクロブロック層の復号化方法は、例えば、可変長復号化、逆量子化、逆直交変換、動き補償といった処理によってブロックを再生する手続きである。最後に、再生されたブロックの集合であるサブフレームをSFNT、SFNSで示される時間的、空間的位置に配置する。そして、もしビットストリームの一部が欠落したり誤ったりして復号の同期が外れると、常にサブフレーム層の識別子であるSFSCを捜し始める。そして再びサブフレーム層の同期を確立すると、前述のようにSFNT、SFNSを調べ、ブロック層を復号、再生し、再生されたブロックの集合であるサブフレームをSFNT、SFNSで示される時間的、空間的位置に配置する。
【0037】
以上述べたように、本発明の第1の実施の形態によれば、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合、復号の同期が外れて一時的に復号は行なえなくなるが、その直後のサブフレームからすぐに時間的に正しい復号が可能になる。
【0038】
なお、上記第1の実施の形態は一例であって、フレーム、サブフレーム、ブロックなどは違う大きさ、形状でもよい。また、各符号化情報のビット長は違う長さでもよく、フレーム層はなくてもよい。
【0039】
次に、本発明の第2の実施の形態として、時間的に動きのある画像を含んだサブフレームの復号が不可能になっても、復号画質の劣化を小さく抑えられるディジタル動画像信号の符号化方法について説明する。
【0040】
まず、本発明の実施の形態の符号化方法は、ディジタル動画像信号の1フレームを、例えば352×288画素で構成する。また、このフレームを、例えば16×16画素からなるブロックに分割する。つまり、1フレームを22ブロッック×18ブロックラインで構成する。
【0041】
また、本実施の形態の符号化方法は、図2に示すように、上のブロックラインから順にブロック単位で符号化を行ない、符号化情報を生成する。各ブロックの符号化情報は、例えば、動き検出、予測、直交変換、量子化、可変長符号化といった符号化方法によって生成し、符号化ビット数は一定でない。つまり、符号化が難しいブロックの符号化ビット数は大きく、符号化が易しいブロックの符号化ビット数は小さい。また、本実施の形態の符号化方法は、ブロックの集合をサブフレームとして符号化の単位とするが、1サブフレームに含まれるブロック数は一定でない。
【0042】
次に、図1を参照して、本実施の形態の符号化方法のビットストリームの生成方法と、サブフレーム層の構成について説明する。まず、1フレームの符号化を始めるにあたり、フレーム層識別子符号化し、符号FSCをビットストリームに配置する。次いで、サブフレーム層識別子と、当該サブフレームの時間的番号、空間的番号、および当該サブフレームの量子化特性を符号化し、符号語SFSC、SFNT、SFNSおよびSFQUANTをビットストリームに配置する。それと同時に、ブロック符号化ビット数積算値Baddを0とする。引き続いて、ブロックの符号化を行ない、可変長符号で構成されるブロックの符号化情報をビットストリームに配置する。それと同時に本ブロックの符号化ビット数BをBaddに加算する。すなわち、Badd=Badd+Bなる計算を行なう。同様にして、順次ブロックの符号化を行ない、ブロック符号化情報をビットストリームに配置し、Badd=Badd+Bなる計算を繰り返す。そして、あるブロックの符号化が終了した時点で、Baddがサブフレーム間隔SFdを越えていたら、サブフレーム層識別子と、当該サブフレームの時間的番号、空間的番号、および当該サブフレームの量子化特性を符号化し、符号語SFSC、SFNT、SFNSおよびSFQUANTをビットストリームに配置する。それと同時に、ブロック符号化ビット数積算値Baddを0とする。つまり、ここから新しいサブフレーム層を構成する。
【0043】
サブフレーム間隔SFdは、例えば540ビットに定める。したがって、本実施の形態の符号化方法が、1フレームを例えば6400ビットで符号化するとき、1フレームに6400 / 540 = 11.85から12個のサブフレームが存在する。
【0044】
このように、本発明の実施の形態の符号化方法では、1サブフレームに含まれるブロックの発生情報量に対応してサブフレームに含まれるブロックの個数を変化させ、サブフレームの空間的な大きさを可変にする。すなわち、符号化が難しいブロックを含むサブフレームは小さくし、逆に符号化が易しいブロックを含むサブフレームは大きくする。図3は本実施の形態の符号化方法によるサブフレーム構成例を示す。
【0045】
以上述べたように、本発明の第2の実施の形態によれば、時間的に動きがあって符号化が難しいブロックを含むサブフレームを空間的に小さくするので、このようなサブフレームの復号が不可能になっても、復号画質の劣化を小さく抑えられる。また、フレーム内で時間的に動きがなく、復号が不可能でも復号画質の劣化が検知されない領域では1サブフレームが空間的に大きくなり、サブフレーム識別子、サブフレーム番号などのサイド情報が少なくなるので、符号化効率を低下させない効果がある。
【0046】
なお、上記本発明の第2の実施の形態は一例であって、フレーム、ザブフレーム、ブロックなどは違う大きさ、形状でもよい。また、1フレームの符号量、サブフレーム間隔SFdは違うビット数でもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上の実施の形態から明らかなように、本発明によれば、ビットストリームの一部が欠落したり、誤りが発生した場合でも、その後サブフレームを単位として時間的に正しい復号が可能になる。
【0048】
さらに、本発明によれば、時間的に動きがあるブロックを含むサブフレームの復号が不可能になっても、復号画質の劣化を小さく抑えられる。
【0049】
さらに、フレーム内で時間的に動きがなく、復号が不可能でも復号画質の劣化が検知されない領域ではサイド情報が少なくなるので、符号化効率を低下させない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態の動画像信号の符号化方法を説明する模式図
【図2】本発明の第2の実施の形態動画像信号の符号化方法を説明する模式図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるサブフレーム構成を説明する模式図
【図4】従来の動画像信号の符号化方法における符号化単位を説明する模式図
【図5】従来の動画像信号の符号化方法を説明する模式図
【図6】従来の動画像信号の符号化方法におけるGOB 層を説明する模式図
【図7】従来の動画像信号の符号化方法および復号化方法におけるビットストリームの欠落、誤りの影響を説明する模式図
【図8】従来の動画像信号の復号化方法においてサブフレームの復号が不可能な場合の影響を説明する模式図
【符号の説明】
FSC フレーム識別子
SFSC サブフレーム識別子
SFNT 時間的サブフレーム番号
SFNS 空間的サブフレーム番号
SFQUANT 量子化統制情報

Claims (1)

  1. 動画像信号の符号化方法によって符号化された動画像信号列からサブフレームを識別するための識別子を復号する際に、前記サブフレームを識別するための識別子に付加された前記サブフレームの表示順に関する時間的位置情報を用いて、前記サブフレームを時間的に正しく復号することを特徴とする動画像信号の復号化方法。
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