JPH082233Y2 - ブームヘッダーにおけるビット交換治具 - Google Patents

ブームヘッダーにおけるビット交換治具

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JPH082233Y2
JPH082233Y2 JP9307389U JP9307389U JPH082233Y2 JP H082233 Y2 JPH082233 Y2 JP H082233Y2 JP 9307389 U JP9307389 U JP 9307389U JP 9307389 U JP9307389 U JP 9307389U JP H082233 Y2 JPH082233 Y2 JP H082233Y2
Authority
JP
Japan
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bit
bolt
main body
tool
leg pieces
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9307389U
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English (en)
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JPH0332693U (ja
Inventor
高大 山田
幸一郎 實藤
俊成 森田
Original Assignee
株式会社鴻池組
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はブームヘッダーにおけるビット交換を簡易に
行える治具に関するものである。
[従来の技術] トンネルの掘削工事において使用されるブームヘッダ
ーには多数のビットを交換自在に装着されている。掘削
によりこのビットの刃先が摩耗するため、掘削土質によ
り異なるがビット刃先が許容値まで摩耗すると新しいビ
ットと交換する必要がある。このビットはブームヘッダ
ー側に固定した複数のビットボックスに夫々一個のビッ
トを嵌合し、ビットクロスピンにて係着している。
[考案が解決しようとする課題] ビットの摩耗により交換が必要となった時、まずビッ
トクロスピンをペンチ,ドライバー等を用いて引き抜
き、ビットをビットボックスより引き抜く。この時、地
山掘削により生じる土砂の微粉粒子が掘削圧力によって
ビット及びその周辺に硬く付着しているため、ビットク
ロスピンを抜いただけではビットを抜き取ることはでき
ない。このためビット周辺に硬く付着し、岩のように団
結した土砂粒子をドライバー、バール、スコップ等にて
取り除いた後、ハンマー等でくり返し軽打してビットを
取り外しせねばならない。しかしブームヘッダーには一
般に30〜50本のビットが装着されている。この多くのビ
ットを一本ずつ上述の如く硬く岩のように付着した土砂
を取り除く作業は手数と時間を要するものとなる。周知
のようにトンネル掘削作業においては作業時間を可及的
に短縮することがコスト低廉するために望まれることで
ある。非掘削時間のビット交換に必要以上の時間を要す
ることはそれだけ施工におけるコスト高となる。
本考案はビットの引抜を確実にしかも短時間に行える
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 対向する脚片先端をビットボックス頂面に当接しうる
コ字形状の本体内に、ビットを跨いで、かつ引抜溝にビ
ットのエキストラクションピンを係止可能とした引抜具
を挿通し、本体に挿通したボルトを引抜具に螺合し、ボ
ルトの回動により引抜具を本体内にて移動するようにな
す。
[作用] ビットクロスピンを引抜いたビットにビット交換治具
の引抜具をビットのエキストラクションピンを係止させ
るようにしたビットボックス頂面に本体をあてがい、か
つボルトを回動させるのみで、ビット周りの付着土砂を
落すこともなく簡単にビットを引き抜き、新しいものと
の交換が迅速に行える。
[実施例] 以下本考案を図示の実施例にもとづいて説明する。
トンネル掘削に使用されるブームヘッダーには数10本
のビットがビットボックスを介して装着されているが、
図示の実施例では一つのビットボックス及びビットにつ
いて示し、以下これについて説明する。
ブームヘッダーには所要位置に配設されたビットボッ
クスBにビットPがビットクロスピンP1を介して着脱自
在にして装着される。このビットPを跨ぐようにしてビ
ットボックスBの頂面に本考案ビット交換治具の本体1
を当接する。
このビット交換治具の本体1はコ字形状をしており、
2つの脚片11、12はビットPを跨ぐように所要の間隔を
有して互いに対向配設すると共にこの2つの脚片11、12
間を繋ぐ頂片13にはボルト径より少し大径の穴14が穿孔
され、かつ両脚片11、12の外側にはビット引抜時の荷重
に対し脚片が座屈しないように補強リブ15、16を必要に
応じて一体に設ける。この本体1内にはすなわち対向す
る脚片11、12間には本体1と同様コ字形状をしたビット
引抜具2が挿入される。このビット引抜具2は本体1の
脚片11、12の長さよりも短い脚片21、22を互いに対向さ
せ、この両脚片21、22の頂部間を頂片23にて連結して一
体とし、この頂片23にボルトを螺合するための雌ねじ24
を刻設し、また両脚片21、22の下部内側にビット引抜用
の引掛溝25、26を形成する。
そしてこの本体1と引抜具2とはボルト3にて連結支
持されるもので、このボルト3は本体1の穴14にボルト
先端部を挿入し、ボルト頭部引を本体1の頂片13の外側
に突出するようになし、ボルトねじ部32を引抜具2のね
じ孔24に螺合するものである。
上述のように構成したるビット交換治具Aを用いてビ
ットPをビットボックスBより引き抜くにはまず第9
図、第10図に示すようにまずクロスピンP1をペンチ等の
工具を用いて引き抜く。次いで本体1の脚片11、12の先
端をこのビットPを跨ぐようにしてビットボックスBの
頂面と当接する。この時、ビットPにその両側に突出す
るように一体に設けたエキストラクションピンP2の両端
を引抜具2の引掛溝25、26内に挿入し、この引掛溝25、
26とエキストラクションピンP2とを係止せしめる。なお
この時引掛具2の引抜溝とエキストラクションピンP2と
の位置を一致するようにしておくものとする。
次にボルト頭部にスパナその他の回動工具を用いてボ
ルト3を回動させるとこのボルトのねじピッチに応じて
引抜具2は本体1内を反ビット側へ移動する。この反力
は本体1の脚片11、12をビットボックスに当接して支持
される。この引抜具の反ビット側への移動にて引抜具に
エキストラクションピンP2を介してビットPが係止され
ているので、ビットPは引き抜かれる。ビット引抜力は
ボルトの回動力により大きなトルクが発生するため、ビ
ット周りに土砂等が硬く付着していても容易に引き抜く
ことができるものである。
ビット引抜後、ビットボックスのビット装着孔を必要
に応じて清掃し、新しい刃先をもったビットを従来の方
法で装着する。
[考案の効果] 本考案による時はビットボックスにあてがい、かつビ
ットに突設されたエキストラクションピンを治具本体内
の引掛具に引掛けてボルトを回動することによりビット
は大きな力にて引き抜くことができるので、ビット周り
に掘削時に生じる土砂等の付着があってもビット引抜が
迅速に簡易に行え、従来のような付着土砂の取除き作業
が不要となり、従ってビット交換時間を短縮し、掘削作
業の効率化を図れる利点を有する。
また治具の構造及び操作性も簡易で、だれでも使用で
きる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は平面図、第
4図はビット引抜に際し、本考案治具をビットを固着し
たビットボックスに装着した状態の正面図、第5図は同
側面図、第6図はビット引抜動作時の正面図、第7図は
同側面図、第8図乃至第10図は公知のビット引抜説明図
で、第8図はビット周りの土砂取除き作業を示す正面
図、第9図はビットクロスピン引抜時の正面図、第10図
は同側面図である。 1…本体、B…ビットボックス 2…ビット引抜具、P…ビット 3…ボルト、P1…ビットクロスピン 11,12…脚片、P2…エキストラクションピン 13…頂片、24…雌ねじ 21,22…脚片、25,26…引掛溝 23…頂片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する脚片先端をビットボックス頂面に
    当接しうるコ字形状の本体内に、ビットを跨いで、かつ
    引掛溝にビットの突出ピンを係止可能とした引抜具を挿
    通し、本体に挿通したボルトを引抜具に螺合し、ボルト
    の回動により引抜具を本体内にて移動するようになした
    ブームヘッダーにおけるビット交換治具。
JP9307389U 1989-08-08 1989-08-08 ブームヘッダーにおけるビット交換治具 Expired - Lifetime JPH082233Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9307389U JPH082233Y2 (ja) 1989-08-08 1989-08-08 ブームヘッダーにおけるビット交換治具

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JP9307389U JPH082233Y2 (ja) 1989-08-08 1989-08-08 ブームヘッダーにおけるビット交換治具

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Publication Number Publication Date
JPH0332693U JPH0332693U (ja) 1991-03-29
JPH082233Y2 true JPH082233Y2 (ja) 1996-01-24

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