JPH08222680A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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Publication number
JPH08222680A
JPH08222680A JP2530195A JP2530195A JPH08222680A JP H08222680 A JPH08222680 A JP H08222680A JP 2530195 A JP2530195 A JP 2530195A JP 2530195 A JP2530195 A JP 2530195A JP H08222680 A JPH08222680 A JP H08222680A
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JP
Japan
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circuit board
semiconductor device
resin
mounting portion
chip
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Application number
JP2530195A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kozono
浩由樹 小園
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08222680A publication Critical patent/JPH08222680A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/141One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】耐湿性に優れ、高信頼性を有し、低価格の半導
体装置を提供する。 【構成】多層回路基板210の中央部には、穴が設けら
れる。基板210の一面側の穴の周辺部には、電極22
0が形成される。基板210の他面側には、電極220
に接続されるピン(外部端子)250が形成される。I
C搭載部は、樹脂封止部200とリード201を有す
る。ICチップは、樹脂封止部200内に搭載される。
リード201は、樹脂封止部200内のICチップに接
続され、樹脂封止部200から直線状に伸びている。リ
ード201と電極220は、互いに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の端子を有し、数
GHzの周波数で動作する集積回路(IC)を有する半
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21乃至図23は、第1従来例に係わ
る半導体装置を示すものである。図21は、第1従来例
に係わる半導体装置の上面図、図22は、第1従来例に
係わる半導体装置の下面図、図23は、図22のA1−
A1線に沿う断面図である。
【0003】この半導体装置の構成について説明する。
多層回路基板110の中央部には、穴が設けられてい
る。放熱板120は、半導体装置の上面から見た場合
に、多層回路基板110よりも小さく、多層回路基板1
10の穴よりも大きい。放熱板120は、多層回路基板
110の穴を塞ぐように、多層回路基板110の一面側
に搭載される。
【0004】半導体装置の中央部には、多層回路基板1
10と放熱板120により、凹部が形成される。ICチ
ップ100は、接着剤170により、半導体装置の凹部
の放熱板120上に搭載されている。ボンディングワイ
ヤ140は、ICチップ100と多層回路基板110の
配線130の一端とを接続する。
【0005】多層回路基板110の他面側には、配線1
30の他端に繋がる電極150が形成されている。ピン
(外部端子)180は、電極150上に搭載されてい
る。樹脂160は、多層回路基板110の一面側を覆う
ように、放熱板120の周囲に形成され、かつ、半導体
装置の凹部を満たすように、その凹部内に形成されてい
る。
【0006】上記構成の半導体装置において、一般に、
多層回路基板110と樹脂160との密着性は、良好と
はいえない。従って、図27の矢印に示すように、半導
体装置の外部の水分は、多層回路基板110と樹脂16
0の界面を通り、ICチップ100へ直接到達する。こ
の水分は、ICチップ100を不良にする原因となるた
め、半導体装置の信頼性を低下させる。
【0007】図24乃至図26は、第2従来例に係わる
半導体装置を示すものである。図24は、第2従来例に
係わる半導体装置の上面図、図25は、第2従来例に係
わる半導体装置の下面図、図26は、図25のB1−B
1線に沿う断面図である。
【0008】この半導体装置の構成について説明する。
多層回路基板110の中央部には、穴が設けられてい
る。放熱板120は、半導体装置の上面から見た場合
に、多層回路基板110よりも小さく、多層回路基板1
10の穴よりも大きい。放熱板120は、多層回路基板
110の穴を塞ぐように、多層回路基板110の一面側
に搭載される。
【0009】半導体装置の中央部には、多層回路基板1
10と放熱板120により、凹部が形成される。ICチ
ップ100は、接着剤170により、半導体装置の凹部
の放熱板120上に搭載されている。ボンディングワイ
ヤ140は、ICチップ100と多層回路基板110の
配線130の一端とを接続する。
【0010】多層回路基板110の他面側には、配線1
30の他端に繋がる半田ボール(外部端子)190が形
成されている。樹脂160aは、多層回路基板110の
一面側を覆うように、放熱板120の周囲に形成されて
いる。樹脂160bは、半導体装置の凹部を満たすよう
に、その凹部内に形成されている。
【0011】樹脂160bは、いわゆるポッティング樹
脂であり、凹部からはみ出さないように形成されてい
る。上記構成の半導体装置においても、多層回路基板1
10と樹脂160との密着性は、良好とはいえない。従
って、図28の矢印に示すように、半導体装置の外部の
水分は、多層回路基板110と樹脂160a,160b
の界面を通り、ICチップ100へ直接到達する。
【0012】また、半田ボール190の高さが低いた
め、樹脂160bは、凹部からはみ出さないように形成
される。従って、図28の矢印に示すように、半導体装
置の外部の水分は、樹脂160を通り、ICチップ10
0へ直接到達する。この水分は、ICチップ100を不
良にする原因となるため、半導体装置の信頼性を低下さ
せる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体装置は、水分を吸収し易い構造であるため、半導体
装置の信頼性を低下させるという欠点がある。本発明
は、上記欠点を解決すべくなされたもので、その目的
は、水分を吸収し難い構造を有する高信頼性の半導体装
置を提供すること、及び、かかる構造の半導体装置を低
価格で提供すること、及び、かかる構造の半導体装置に
高周波(数GHz)の集積回路を搭載できるようにする
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の樹脂封止型半導体装置は、回路基板とIC
搭載部から構成される。回路基板は、その中央部に形成
される穴と、回路基板の一面側の穴の周辺部に形成され
る電極と、電極に接続され回路基板の他面側に形成され
る外部端子とを有する。IC搭載部は、ICチップと、
ICチップを覆う樹脂と、ICチップに接続され樹脂か
ら突出するリードとを有する。IC搭載部は、回路基板
の穴上に配置され、かつ、回路基板の電極とIC搭載部
のリードは、互いに接続されている。
【0015】回路基板の穴上から見た場合に、IC搭載
部の樹脂は、回路基板の穴の大きさよりも小さく、か
つ、IC搭載部の樹脂から突出する部分のリードの長さ
は、できるだけ短くなるように設定されている。
【0016】リードは、IC搭載部の樹脂から直線状に
突出しているのがよい。IC搭載部の樹脂は、回路基板
に接触していないのが好ましい。回路基板の電極とIC
搭載部のリードの接続点を含む前記回路基板の一面側を
覆う樹脂をさらに備えているのがよい。
【0017】IC搭載部は、一面側にICチップを搭載
するための板状のベッドをさらに備え、ベッドの他面側
は、樹脂から露出させている。外部端子は、ピン又は半
田ボールである。
【0018】
【作用】上記構成の半導体装置は、IC搭載部と回路基
板から構成され、ICチップは、IC搭載部の樹脂内に
搭載され、かつ、IC搭載部と回路基板は、それぞれ分
離されている。即ち、回路基板とICチップを覆う樹脂
とが接触することがないため、水分が、回路基板と樹脂
の界面からICチップへ直接到達するということもな
い。また、IC搭載部のみを見れば、このIC搭載部
は、プラスチックパッケージとほぼ同じ構造を有してい
る。
【0019】従って、水分を吸収し難い耐湿性に優れた
半導体装置を提供でき、半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。また、半導体装置全体として見た場合
に、半導体装置の反りを防止することができる。
【0020】また、IC搭載部をベッドを有するリード
フレームから構成することにより、高周波(数GHz)
で動作する集積回路を有する半導体装置に応用すること
も可能である。
【0021】また、IC搭載部は、プラスチックパッケ
ージとほぼ同じ構造を有しており、簡易に製造できるた
め、半導体装置の低価格化にも貢献できる。また、樹脂
により回路基板の一面側のほぼ全体を覆えば、回路基板
の配線を保護できると共に、放熱性をさらに向上させる
ことができる。
【0022】さらに、回路基板の外部端子に半田ボール
を用いることにより、半導体装置の薄型化に貢献でき
る。しかも、IC搭載部の厚さは、回路基板の厚さより
も薄いため、IC搭載部が半田ボールよりも下の位置に
くることがない。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の樹脂封
止型半導体装置について詳細に説明する。図1乃至図3
は、本発明の第1実施例に係わる樹脂封止型半導体装置
を示している。図1は、本発明の第1実施例に係わる半
導体装置の上面図、図2は、本発明の第1実施例に係わ
る半導体装置の下面図、図3は、図2のA2−A2線に
沿う断面図である。
【0024】まず、この半導体装置の構成について説明
する。多層回路基板210の中央部には、穴が設けられ
ている。電極220は、多層回路基板210の一面側に
おいて、穴の周辺部にのみ形成されている。電極240
は、多層回路基板210の他面側の全体に形成されてい
る。
【0025】配線230は、多層回路基板210の一面
側の電極220と多層回路基板210の他面側の電極2
40とを接続する。ピン(外部端子)250は、電極2
40上に搭載されている。
【0026】一方、IC搭載部は、多層回路基板210
の穴上に配置されている。IC搭載部は、樹脂封止部2
00と、樹脂封止部200から突出したリード201と
を有している。
【0027】ICチップは、樹脂封止部200内に搭載
されている。IC搭載部のリード201の一端は、多層
回路基板210の一面側の電極220に接続されてい
る。樹脂封止部200は、半導体装置の上面から見た場
合に、多層回路基板110の穴の大きさよりも小さくな
るように構成される。但し、リード201は、できるだ
け短い方がよいため、樹脂封止部200は、できるだけ
穴の大きさに近づけるのが最適である。
【0028】リード201は、樹脂封止部200から一
直線状に伸びていても、数箇所で折り曲げられていても
よい。但し、製造工程を簡略化し、半導体装置の低価格
化を達成するため、及び半導体装置の薄型化を達成する
ためには、リード201は、樹脂封止部200から一直
線状に伸びているのが最適である。
【0029】図4は、図1乃至3の半導体装置の多層回
路基板210のみを示す上面図である。図5は、図1乃
至3の半導体装置のIC搭載部のみを示す上面図であ
る。図6は、図5のB2−B2線に沿う断面図である。
【0030】多層回路基板210の穴の周辺部には、電
極220が設けられている。ここで、多層回路基板21
0の上面から見た場合に、多層回路基板210の穴が例
えば正方形を有し、その一辺の長さがHであり、当該多
層回路基板210の穴の縁に垂直な方向の電極220の
長さがDであると仮定する。
【0031】この場合、IC搭載部の樹脂封止部200
は、正方形を有し、その一辺の長さは、P(<H)とな
る。また、樹脂封止部200とリード201の境界点か
らリード201の一端までの長さLは、L>(H−P)
/2であり、かつ、Dよりも短いのがよい。これは、リ
ード201と電極220を確実に接触させることができ
るからである。
【0032】上記構成の半導体装置において、ICチッ
プは、IC搭載部の樹脂封止部200内に搭載され、か
つ、IC搭載部と多層回路基板は、それぞれ独立に形成
することができる。
【0033】即ち、多層回路基板と樹脂とが接触するこ
とがないため、水分が、多層回路基板と樹脂の界面から
ICチップへ直接到達するということもない。また、I
C搭載部のみを見れば、このIC搭載部は、従来のいわ
ゆるプラスチックパッケージとほぼ同じ構造を有してい
る。
【0034】従って、水分を吸収し難い耐湿性に優れた
半導体装置を提供でき、半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。また、半導体装置全体として見た場合
に、半導体装置の反りを防止することができる。
【0035】また、IC搭載部をリードフレームから構
成すれば、高周波(数GHz)で動作する集積回路を有
する半導体装置にすることも可能である。また、IC搭
載部は、従来のプラスチックパッケージとほぼ同じ構造
を有しており、簡易に製造できるため、半導体装置の低
価格化にも貢献できる。
【0036】IC搭載部は、ICチップを覆う樹脂と、
この樹脂から突出するリードとを有し、多層回路基板と
独立に形成できれば、どのような構造であってもよい。
以下に、IC搭載部の具体例について説明する。
【0037】図7は、図1乃至図3の半導体装置のIC
搭載部の第1実施例を示すものである。図8は、図7の
C2−C2線に沿う断面図である。このIC搭載部の構
成について説明する。
【0038】ICチップ203は、接着剤206によ
り、板状のベッド202上に搭載されている。ボンディ
ングワイヤ204は、リード201の他端とICチップ
203とを接続する。樹脂205は、リードの他端部、
ベッド202、ICチップ203及びボンディングワイ
ヤ204を覆っている。
【0039】リード201の2つの面のうち多層回路基
板の電極に接続される面Sは、例えばボンディングワイ
ヤ204が接続される面と同じ面である。このIC搭載
部は、リードフレームから構成されているため、高周波
で動作する集積回路が形成されたICチップ203を搭
載できる。
【0040】図9は、図1乃至図3の半導体装置のIC
搭載部の第2実施例を示すものである。図10は、図9
のD2−D2線に沿う断面図である。このIC搭載部の
構成について説明する。
【0041】ICチップ203は、接着剤206によ
り、板状のベッド202上に搭載されている。ボンディ
ングワイヤ204は、リード201の他端とICチップ
203とを接続する。樹脂205は、リードの他端部、
ベッド202、ICチップ203及びボンディングワイ
ヤ204を覆っている。但し、ベッド202の裏面(I
Cチップ203が搭載される面に対して反対側の面)
は、樹脂205から露出している。
【0042】リード201の2つの面のうち多層回路基
板の電極に接続される面Sは、ボンディングワイヤ20
4が接続される面と同じ面であるのが最適である。この
IC搭載部は、ベッド202の裏面が樹脂205から露
出しているため、ICチップ203の熱を外部に放出す
るのに適している。
【0043】図11は、図1乃至図3の半導体装置のI
C搭載部の第3実施例を示すものである。図12は、図
11のE2−E2線に沿う断面図である。このIC搭載
部の構成について説明する。
【0044】バンプ207は、ICチップ203上に形
成されている。リード201の他端は、ICチップのバ
ンプ207に接続されている。樹脂205は、リードの
他端部及びICチップ203を覆っている。但し、IC
チップ203の裏面(バンプ207が搭載される面に対
して反対側の面)は、樹脂205から露出している。
【0045】リード201の2つの面のうち多層回路基
板の電極に接続される面Sは、バンプ207が接続され
る面に対して反対側の面とすると、放熱性が向上するた
め、最適である。
【0046】このIC搭載部は、バンプ207により、
リード201とICチップ203が接続されるため、電
気的なロスが少ない高性能の半導体装置を提供するのに
適している。
【0047】図13は、図1乃至図3の半導体装置のI
C搭載部の第4実施例を示すものである。図14は、図
13のF2−F2線に沿う断面図である。このIC搭載
部の構成について説明する。
【0048】バンプ207は、ICチップ203上に形
成されている。リード201の他端は、回路基板208
により、ICチップのバンプ207に接続されている。
樹脂205は、リードの他端部、ICチップ203及び
回路基板208を覆っている。但し、ICチップ203
の裏面(バンプ207が搭載される面に対して反対側の
面)は、樹脂205から露出している。
【0049】リード201の2つの面のうち多層回路基
板の電極に接続される面Sは、バンプ207が接続され
る面に対して反対側の面とすると、放熱性が向上するた
め、最適である。
【0050】このIC搭載部は、バンプ207により、
リード201とICチップ203が接続されるため、電
気的なロスが少ない高性能の半導体装置を提供するのに
適している。
【0051】図15乃至図17は、本発明の第2実施例
に係わる樹脂封止型半導体装置を示している。図15
は、本発明の第2実施例に係わる半導体装置の上面図、
図16は、本発明の第2実施例に係わる半導体装置の下
面図、図17は、図16のG2−G2線に沿う断面図で
ある。
【0052】まず、この半導体装置の構成について説明
する。多層回路基板210の中央部には、穴が設けられ
ている。電極220は、多層回路基板210の一面側に
おいて、穴の周辺部にのみ形成されている。電極240
は、多層回路基板210の他面側の全体に形成されてい
る。
【0053】配線230は、多層回路基板210の一面
側の電極220と多層回路基板210の他面側の電極2
40とを接続する。ピン(外部端子)250は、電極2
40上に搭載されている。
【0054】一方、IC搭載部は、多層回路基板210
の穴上に配置されている。IC搭載部は、樹脂封止部2
00と、樹脂封止部200から突出したリード201と
を有している。
【0055】ICチップは、樹脂封止部200内に搭載
されている。IC搭載部のリード201の一端は、多層
回路基板210の一面側の電極220に接続されてい
る。樹脂封止部200は、半導体装置の上面から見た場
合に、多層回路基板110の穴の大きさよりも小さくな
るように構成される。但し、リード201は、できるだ
け短い方がよいため、樹脂封止部200は、できるだけ
穴の大きさに近づけるのが最適である。
【0056】リード201は、樹脂封止部200から一
直線状に伸びていても、数箇所で折り曲げられていても
よい。但し、製造工程を簡略化し、半導体装置の低価格
化を達成するためには、リード201は、樹脂封止部2
00から一直線状に伸びているのが最適である。
【0057】そして、樹脂260は、リード201と電
極220の接続部を含む多層回路基板210の一面側の
ほぼ全体を覆うように形成されている。上記構成の半導
体装置において、ICチップは、IC搭載部の樹脂封止
部200内に搭載され、かつ、IC搭載部と多層回路基
板は、それぞれ独立に形成することができる。
【0058】即ち、多層回路基板と樹脂とが接触するこ
とがないため、水分が、多層回路基板と樹脂の界面から
ICチップへ直接到達するということもない。また、I
C搭載部のみを見れば、このIC搭載部は、従来のいわ
ゆるプラスチックパッケージとほぼ同じ構造を有してい
る。
【0059】従って、水分を吸収し難い耐湿性に優れた
半導体装置を提供でき、半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。また、半導体装置全体として見た場合
に、半導体装置の反りを防止することができる。
【0060】また、IC搭載部をリードフレームから構
成すれば、高周波(数GHz)で動作する集積回路を有
する半導体装置にすることも可能である。また、IC搭
載部は、従来のプラスチックパッケージとほぼ同じ構造
を有しており、簡易に製造できるため、半導体装置の低
価格化にも貢献できる。
【0061】さらに、樹脂260により多層回路基板2
10の一面側のほぼ全体を覆っているため、多層回路基
板の配線を保護できると共に、放熱性がさらに向上す
る。図18乃至図20は、本発明の第3実施例に係わる
樹脂封止型半導体装置を示している。図18は、本発明
の第3実施例に係わる半導体装置の上面図、図19は、
本発明の第3実施例に係わる半導体装置の下面図、図2
0は、図19のH2−H2線に沿う断面図である。
【0062】まず、この半導体装置の構成について説明
する。多層回路基板210の中央部には、穴が設けられ
ている。電極220は、多層回路基板210の一面側に
おいて、穴の周辺部にのみ形成されている。電極240
は、多層回路基板210の他面側の全体に形成されてい
る。
【0063】配線230は、多層回路基板210の一面
側の電極220と多層回路基板210の他面側の半田ボ
ール270とを接続する。一方、IC搭載部は、多層回
路基板210の穴上に配置されている。IC搭載部は、
樹脂封止部200と、樹脂封止部200から突出したリ
ード201とを有している。
【0064】ICチップは、樹脂封止部200内に搭載
されている。IC搭載部のリード201の一端は、多層
回路基板210の一面側の電極220に接続されてい
る。樹脂封止部200は、半導体装置の上面から見た場
合に、多層回路基板110の穴の大きさよりも小さくな
るように構成される。但し、リード201は、できるだ
け短い方がよいため、樹脂封止部200は、できるだけ
穴の大きさに近づけるのが最適である。
【0065】リード201は、樹脂封止部200から一
直線状に伸びていても、数箇所で折り曲げられていても
よい。但し、製造工程を簡略化し、半導体装置の低価格
化を達成するためには、リード201は、樹脂封止部2
00から一直線状に伸びているのが最適である。
【0066】そして、樹脂260は、リード201と電
極220の接続部を含む多層回路基板210の一面側の
ほぼ全体を覆うように形成されている。上記構成の半導
体装置において、ICチップは、IC搭載部の樹脂封止
部200内に搭載され、かつ、IC搭載部と多層回路基
板は、それぞれ独立に形成することができる。
【0067】即ち、多層回路基板と樹脂とが接触するこ
とがないため、水分が、多層回路基板と樹脂の界面から
ICチップへ直接到達するということもない。また、I
C搭載部のみを見れば、このIC搭載部は、従来のいわ
ゆるプラスチックパッケージとほぼ同じ構造を有してい
る。
【0068】従って、水分を吸収し難い耐湿性に優れた
半導体装置を提供でき、半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。また、半導体装置全体として見た場合
に、半導体装置の反りを防止することができる。
【0069】また、IC搭載部をリードフレームから構
成すれば、高周波(数GHz)で動作する集積回路を有
する半導体装置にすることも可能である。また、IC搭
載部は、従来のプラスチックパッケージとほぼ同じ構造
を有しており、簡易に製造できるため、半導体装置の低
価格化にも貢献できる。
【0070】また、樹脂260により多層回路基板21
0の一面側のほぼ全体を覆っているため、多層回路基板
の配線を保護できると共に、放熱性がさらに向上する。
さらに、半田ボール270を用いているため、半導体装
置の薄型化に貢献できる。しかも、IC搭載部の厚さ
は、多層回路基板210の厚さよりも薄いため、IC搭
載部が半田ボール270よりも下の位置にくることがな
い。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の樹脂封
止型半導体装置によれば、次のような効果を奏する。I
C搭載部と多層回路基板から構成され、ICチップは、
IC搭載部の樹脂封止部内に搭載され、かつ、IC搭載
部と多層回路基板は、それぞれ独立に形成される。即
ち、多層回路基板と樹脂とが接触することがないため、
水分が、多層回路基板と樹脂の界面からICチップへ直
接到達するということもない。また、IC搭載部のみを
見れば、このIC搭載部は、プラスチックパッケージと
ほぼ同じ構造を有している。
【0072】従って、水分を吸収し難い耐湿性に優れた
半導体装置を提供でき、半導体装置の信頼性を向上させ
ることができる。また、半導体装置全体として見た場合
に、半導体装置の反りを防止することができる。
【0073】また、IC搭載部をリードフレームから構
成すれば、高周波(数GHz)で動作する集積回路を有
する半導体装置にすることも可能である。また、IC搭
載部は、従来のプラスチックパッケージとほぼ同じ構造
を有しており、簡易に製造できるため、半導体装置の低
価格化にも貢献できる。
【0074】また、樹脂により多層回路基板の一面側の
ほぼ全体を覆えば、多層回路基板の配線を保護できると
共に、放熱性をさらに向上させることができる。さら
に、多層回路基板の外部端子に半田ボールを用いること
により、半導体装置の薄型化に貢献できる。しかも、I
C搭載部の厚さは、多層回路基板の厚さよりも薄いた
め、IC搭載部が半田ボールよりも下の位置にくること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる半導体装置を示す
上面図。
【図2】本発明の第1実施例に係わる半導体装置を示す
下面図。
【図3】図2のA2−A2線に沿う断面図。
【図4】図1乃至図3の半導体装置の多層回路基板を示
す上面図。
【図5】図1乃至図3の半導体装置のIC搭載部を示す
上面図。
【図6】図5のB2−B2線に沿う断面図。
【図7】図1乃至図3の半導体装置のIC搭載部の第1
実施例を示す上面図。
【図8】図7のC2−C2線に沿う断面図。
【図9】図1乃至図3の半導体装置のIC搭載部の第2
実施例を示す上面図。
【図10】図9のD2−D2線に沿う断面図。
【図11】図1乃至図3の半導体装置のIC搭載部の第
3実施例を示す上面図。
【図12】図11のE2−E2線に沿う断面図。
【図13】図1乃至図3の半導体装置のIC搭載部の第
4実施例を示す上面図。
【図14】図13のF2−F2線に沿う断面図。
【図15】本発明の第2実施例に係わる半導体装置を示
す上面図。
【図16】本発明の第2実施例に係わる半導体装置を示
す下面図。
【図17】図16のG2−G2線に沿う断面図。
【図18】本発明の第3実施例に係わる半導体装置を示
す上面図。
【図19】本発明の第3実施例に係わる半導体装置を示
す下面図。
【図20】図19のH2−H2線に沿う断面図。
【図21】第1従来例に係わる半導体装置を示す上面
図。
【図22】第1従来例に係わる半導体装置を示す下面
図。
【図23】図22のA1−A1線に沿う断面図。
【図24】第2従来例に係わる半導体装置を示す上面
図。
【図25】第2従来例に係わる半導体装置を示す下面
図。
【図26】図25のB1−B1線に沿う断面図。
【図27】図21乃至図23の半導体装置の吸湿性につ
いて示す図。
【図28】図24乃至図26の半導体装置の吸湿性につ
いて示す図。
【符号の説明】
100,203 …ICチップ、 110,210 …多層回路基板、 120 …放熱板、 130,230 …配線、 140,204 …ボンディングワイ
ヤ、 150,170,240,206 …接着剤、 160,160a,160b,205,260 …樹
脂、 180,250 …ピン(外部端
子)、 190,270 …半田ボール(外部
端子)、 200 …樹脂封止部、 201 …リード、 202 …ベッド、 207 …バンプ、 208 …回路基板、 220 …電極。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板とIC搭載部から構成され、 前記回路基板は、その中央部に形成される穴と、前記回
    路基板の一面側の前記穴の周辺部に形成される電極と、
    前記電極に接続され前記回路基板の他面側に形成される
    外部端子とを有し、 前記IC搭載部は、ICチップと、前記ICチップを覆
    う樹脂と、前記ICチップに接続され前記樹脂から突出
    するリードとを有し、 前記IC搭載部は、前記回路基板の穴上に配置され、か
    つ、前記回路基板の電極と前記IC搭載部のリードは、
    互いに接続されていることを特徴とする樹脂封止型半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板の穴上から見た場合に、前
    記IC搭載部の樹脂は、前記回路基板の穴の大きさより
    も小さく、かつ、前記IC搭載部の樹脂から突出する部
    分のリードの長さは、できるだけ短くなるように設定さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記リードは、前記IC搭載部の樹脂か
    ら直線状に突出していることを特徴とする請求項2に記
    載の樹脂封止型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記IC搭載部の樹脂は、前記回路基板
    に接触していないことを特徴とする請求項1に記載の樹
    脂封止型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板の電極と前記IC搭載部の
    リードの接続点を含む前記回路基板の一面側を覆う樹脂
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の樹脂
    封止型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記IC搭載部は、一面側に前記ICチ
    ップを搭載するための板状のベッドをさらに備え、前記
    ベッドの他面側は、前記樹脂から露出していることを特
    徴とする請求項1に記載の樹脂封止型半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記外部端子は、ピン又は半田ボールで
    あることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型半導
    体装置。
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