JPH08221975A - 半導体メモリ回路 - Google Patents

半導体メモリ回路

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JPH08221975A
JPH08221975A JP7029571A JP2957195A JPH08221975A JP H08221975 A JPH08221975 A JP H08221975A JP 7029571 A JP7029571 A JP 7029571A JP 2957195 A JP2957195 A JP 2957195A JP H08221975 A JPH08221975 A JP H08221975A
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JP
Japan
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column
memory cell
data
cell array
cell arrays
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JP7029571A
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Tomoaki Yabe
友章 矢部
Shinji Miyano
信治 宮野
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Kenji Numata
健二 沼田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G11C11/407Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing or timing for memory cells of the field-effect type
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    • G11C11/4096Input/output [I/O] data management or control circuits, e.g. reading or writing circuits, I/O drivers or bit-line switches 
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  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】データが衝突しないように列選択制御すること
で、メモリセルアレイ間共有によるデータバスを構成す
る。 【構成】複数のセルアレイ、例えば2つのセルアレイ0
及びセルアレイ1がDQa及びDQbのバスを共有して
いる。11のカラムデコーダ0・カラム選択ロジック回路
0(カラムデコーダ1・カラム選択ロジック回路1も同
じ)には制御入力DBが設けられ、カラム選択ロジック
回路0、1が制御される。DB入力によりDQaとDQ
bに読み出されるデータが、セルアレイ0とセルアレイ
1とを同時にアクセスする期間において衝突しないよう
にカラム選択ロジック回路が制御される構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体メモリのアーキ
テクチャに関するもので、特に多ビット出力のDRAM
に適用される半導体メモリ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】データラッチ付きのDRAMは指定のデ
ータをまとめて出力したりするときに高速アクセス動作
が行える構成を伴う。データラッチ付きのDRAMはカ
ラム選択ゲートとメモリセルのセンスアンプとの間に転
送ゲートとデータラッチを備えている。メモリセルアレ
イから読み出したセルデータを転送ゲートを介してデー
タラッチに転送し、その後に転送ゲートをオフしてしま
えば、カラム選択ゲートを介した出力バッファヘのデー
タバスであるDQバスとデータラッチ間のデータのやり
取りと、メモリセルアレイ部の動作が独立に行える。
【0003】これにより、次のようなメリットある動作
が可能となる。データラッチからデータを連続的に読み
出している間にメモリセルアレイでは次のロー(行線)
に対応するデータを、選択したセルから読み出してセン
スアンプにラッチして予め準備しておく。この準備した
データが必要になった時点で転送ゲートをオンしてデー
タラッチに転送すれば、通常60ns程度必要なメモリ
セルからのデータ読み出し時間をDQバス側から見えな
いようにすることができ、センスアンプからデータラッ
チへのデータ転送に必要な10ns以下の時間の後に新
しいローデータが読み出せるのである。
【0004】図5は特願平6−74549に開示されて
いる、従来のデータラッチ機能を有するDRAMの構成
を示す回路ブロック図である。DRAM構成の2つのセ
ルアレイ0,セルアレイ1を備え、それぞれのセルアレ
イは別々のローアドレス、カラムアドレス入力によって
ロー(行線)、カラム(列線)選択が行われる。すなわ
ち、n=0,1,2,3 …、m=0,1,2,3 …とすると、セルア
レイ0は(n+1)ビットのカラムアドレス入力AC00
〜AC0nによってカラムデコーダ0、カラム選択ロジッ
ク回路0を介してカラム選択が行われ、(m+1)ビッ
トのローアドレス入力AR00〜AR0mによってロー選択
が行われる。同様にして、セルアレイ1は(n+1)ビ
ットのカラムアドレス入力AC10〜AC1n、(m+1)
ビットのローアドレス入力AR10〜AR1mによってカラ
ム選択、ロー選択が行われる。
【0005】上記のローアドレス入力AR00〜AR0m、
AR10〜AR1mは、/RAS(rowaddress strobe;先
頭の/は反転を意味し、図面では上にバーが付く)入力
の立下がりエッジでラッチされ、ローアドレスバッファ
0,1、ロープリデコーダ0,1を介し、ローデコーダ
0,1によって、セルアレイ0及びセルアレイ1の選択
されたそれぞれ1本ずつ計2本のワード線を活性化させ
る。
【0006】一方、カラムアドレス入力AC00〜AC0
n、AC10〜AC1nは、/CAS(column address stro
be ;先頭の/は反転を意味し、図面では上にバーが付
く)入力の立下がりエッジでラッチされ、カラムアドレ
スバッファ0,1、カラムプリデコーダ0,1、カラム
デコーダ0,1、カラム選択ロジック回路0,1を介し
て、セルアレイ0及びセルアレイ1の対応するカラムそ
れぞれを選択する。ここで、カラムアドレスバッファ
0,1は、それぞれカラムデコーダ選択入力信号CDS
EL0,1がハイレベルのときに活性化される。例え
ば、CDSEL1がハイレベルで、CDSEL0がロー
レベルのときは、カラムアドレスバッファ0が活性化、
カラムアドレスバッファ1が非活性化され、従ってセル
アレイ0のみ、入力されたカラムアドレスに対応するカ
ラムが選択される。
【0007】図6は図5中の要部を示しており、DQバ
スとセルアレイ間の構成を示す回路図である。セルアレ
イ0中のメモリセル451 (VPLはプレート電極の基準電
位)につながるビット線BLとその反転信号となる/B
L(図面では上にバーが付く)の電位をセンスするセン
スアンプ44が設けられている。センスアンプ44は2個の
CMOSインバータの入出力を互いに逆に接続し、これ
らCMOSインバータそれぞれの入出力がビット線BL
と/BL間に接続されて構成される。センスアンプ44動
作時、SAP,/SANは2個のCMOSインバータの
動作電源となる相補なセンスアンプ活性化信号である。
すなわち、SAPはPチャネル側で高電位電源、/SA
NはNチャネル側で低電位電源(例えば接地電位)にな
る。
【0008】転送ゲート431 はビット線BLの経路途
中、/BLの経路途中にトランスファスイッチとして設
けられ、転送ゲート制御入力XFERで制御される。デ
ータラッチ432 は転送ゲート431 より伝送されたビット
線データをラッチする。すなわち、2個のCMOSイン
バータの入出力を互いに逆に接続し、これらCMOSイ
ンバータそれぞれの入出力がデータ線DLと/DL間に
接続されて構成される。ラッチ動作が行われるよう2個
のCMOSインバータの動作電源は、Pチャネル側では
高電位電源VCに、Nチャネル側では低電位電源(例え
ば接地電位GND)に接続される。カラム選択ゲート42
はカラム選択信号CSLによって、DQバスとデータ線
との間をトランスファ制御するトランスファスイッチで
ある。
【0009】図7は図5中の要部を示しており、カラム
選択ゲートと、カラムデコーダ及びカラム選択ロジック
回路の関係を含めた構成を示す回路図である。セルアレ
イを構成するカラムは奇数アドレスカラム、偶数アドレ
スカラムに区別される。前者に対しては、セルアレイの
左側にセンスアンプ44、転送ゲート431 、データラッチ
432 、カラム選択ゲート42を持ち、DQバス(DQb
0)に接続される。後者に対しては、セルアレイの右側
にセンスアンプ44、転送ゲート431 、データラッチ432
、カラム選択ゲート42を持ち、DQバス(DQa0)
に接続される。このような構成はセルアレイ1において
も同様に奇数アドレスカラムはDQb1に、偶数アドレ
スカラムはDQa1に接続される。
【0010】この図7では、カラムが0番から63番ま
での64本のアドレスデコード列を持つ場合を示してい
る。すなわち図4において、n=5で6ビットのカラム
アドレス信号が入力されることになる。また、図示して
いないが、一本のカラム選択信号、例えばCSL0,0 に
は8本分のカラムが接続され、この8本のカラムがそれ
ぞれ8ビット幅のDQa0バスに接続されている。換言
すると、図7の破線で囲んだ転送ゲート431 、データラ
ッチ432 、カラム選択ゲート42は、セル8個分のデータ
伝送系ユニット、つまり図5の構成が8個分の回路ブロ
ックを示している。
【0011】次に、この図7を参照しながら、カラムデ
コーダ411 、カラム選択ロジック回路412 について説明
する。図番号411 のカラムデコーダ0は6ビットのアド
レス入力AC00〜AC05に対応して、CS0,0 〜CS0,
63の64本のカラムデコード信号を生成する。このカラ
ムデコード信号は図番号412 のカラム選択ロジック回路
0のORゲート4 に入力され、その出力がカラム選択信
号CSL0,0 〜CSL0,63としてカラム選択ゲートに入
力される。これにより、特定のカラムアドレス入力に対
して同時に2本の隣接するカラムアドレスを持ったカラ
ムが選択される。
【0012】例えば、カラムデコード信号CS0,1 に対
応したアドレス入力に対し、CSL0,1 とCSL0,2 の
2つのカラム選択信号が活性化される。一般にi番目の
カラムに対応したアドレスを入力するとi番目、(i+
1)番目の2つのカラム選択信号が活性化され、それぞ
れ対応する8本(対)ずつのカラムデータが各データラ
ッチ432 からDQa0(i,i+1のうち偶数側のカラ
ム)、DQb0(同じく奇数側のカラム)に読み出され
る。
【0013】以上のようなカラム選択ロジック回路を用
いることには次のような利点がある。画像用途のメモリ
では、1画面のピクセルアレイにアドレス空間を対応さ
せ、隣接したピクセルに対応する隣接したアドレスのデ
ータを同時に読み出す機能に対するニーズがある。例え
ば、動画像圧縮装置における動き補償のような応用に適
合する。上記412 のようなカラム選択ロジック回路は、
このような画像用途の特殊機能を簡単な構成で提供する
ことができる。
【0014】図8はピクセルから構成される画面にアド
レス空間を対応させた概念図である。簡単のため8×8
×2=128個のピクセルから構成される画面を仮定
し、これについて図5、図7の例(n=5)で示したD
RAMのカラムアドレス空間の割り付けを示した。ここ
で、a0,0 〜a0,63はセルアレイ0のカラムアドレス
(すなわち、AC00〜AC05により表現される)であ
り、a1,0 〜a1,63はセルアレイ1のカラムアドレス
(すなわち、AC10〜AC15により表現される)であ
る。
【0015】図8のように、1画面に対応するカラムア
ドレス空間はセルアレイ0のカラムアドレス空間71とセ
ルアレイ1のカラムアドレス空間72を隣接させたことに
より実現している。又、1つのカラムアドレスには8本
のカラムによる8ビットのデータが対応しているので、
各カラムアドレスに各ピクセルの色情報の8ビット分を
対応させることができる。
【0016】次に、図8のアドレス空間で示す画面にお
いて、画面の一番上の水平線a0,0〜a1,7 までを隣接
するカラムアドレスに同時にアクセスしながら左から右
へ走査していく場合を考える。走査は15回のステップ
に従って行われる。すなわち、STEP1 ではa0,0 と
a0,1 が、続くSTEP2 ではa0,1 とa0,2 がアクセ
スされ、順次アクセスされてSTEP15でa1,6 とa1,
7 がアクセスされて走査は終了する。
【0017】上記画面の走査において、図5のラッチ付
きDRAMはどのように動作するか図9のタイミングチ
ャートを参照しながら説明する。まず、画面走査に先だ
って/RASの立下がりエッジでローアドレスAR00〜
AR0m及びAR10〜AR1mが取り込まれ、これらに対応
した2本のワード線WLがセルアレイ0、1でそれぞれ
1本ずつ活性化される。ワード線が活性化されると、対
応するローのセルデータがビット線対BL,/BLに読
み出され、さらにセンスアンプ活性化信号SAP,/S
ANがアクティブになってセンスアンプにラッチされ
る。セルデータがセンスアンプにラッチされた後、転送
ゲート制御入力XFERが活性化され、センスアンプか
らデータがデータラッチの保持ノード対であるデータ線
DL,/DLに転送される。データ転送が終了すると、
上述したカラムアドレス空間上のカラムアドレスが順次
/CASの立下がりエッジで取り込まれ、データがアク
セスされる。
【0018】すなわち、図9によれば、まず、カラムア
ドレスa0,0 が/CASの立下がりエッジで取り込まれ
る。このとき、a0,0 とa0,1 に対応するカラムが上記
カラム選択ロジック回路0により選択され、a0,0 とa
0,1 に対応するデータがそれぞれDQa0バスとDQb
0バスに読み出される。このときセルアレイ0のみにア
クセスすればよく、セルアレイ1はアクセスする必要は
ない。よって、CDSEL0のみハイレベルにし、CD
SEL1はローレベルにする。DQa0バスとDQb0
バスはそれぞれ図5のマルチプレクサa,bにおいて選
択され、そのデータは、データ入出力バッファa,bを
介してDIOa ,DIOb として出力される(STEP
1 )。
【0019】ここで、マルチプレクサaは、マルチプレ
クサ制御入力MCaがハイレベルのときDQa0を、M
CaがローレベルのときDQa1を選択する。また、マ
ルチプレクサbは、マルチプレクサ制御入力MCbがハ
イレベルのときDQb0を、MCbがローレベルのとき
DQb1を選択する。よって、STEP1 ではMCa,
MCbは共にハイレベルである。
【0020】次に、カラムアドレスa0,1 が次の/CA
Sの立下がりエッジで取り込まれるとa0,1 とa0,2 に
対応するデータがそれぞれDQb0,DQa0に読み出
され、さらにマルチプレクサa,bを介してDIOa ,
DIOb として出力される(STEP2 )。
【0021】このようにして、STEP7 まではセルア
レイ0のデータラッチから2組のデータが各ステップ毎
に読み出される。しかし、STEP8 では注意を要す
る。このときは、図8のa0,7 とa1,0 に対応するデー
タが読み出されるが、前者はセルアレイ0のデータラッ
チから、後者はセルアレイ1のデータラッチから読み出
さなければならない。従って、このときはCDSEL0
とCDSEL1を両方ハイレベルにして2つのセルアレ
イをアクセス可能にし、AC00〜AC05はa0,7に、A
C10〜AC15はa1,0 に対応するようにアドレスを入力
する。このとき、DQa0,DQb0,DQa1,DQ
b1の各バスにはそれぞれa0,8 ,a0,7,a1,0 ,a
1,1 に対応するデータが読み出される。そこで、マルチ
プレクサ制御入力MCaはローレベル、MCbはハイレ
ベルにして、a0,7 とa1,0 を選び出し、DIOa ,D
IOb として出力する(STEP8 )。
【0022】その後、STEP9 以下STEP15までは
CDSEL0をローレベルに、CDSEL1をハイレベ
ルにしてセルアレイ1側から2組ずつデータを読み出し
ていく(MCa,MCbは共にローレベル)。
【0023】上記構成のラッチ付きDRAMによれば、
セルアレイ0、セルアレイ1に対応して別々のDQバス
(DQa0,DQb0,DQa1,DQb1)が設けら
れており、さらに、各々のDQバスが8ビットの相補信
号配線対を持つため、バス領域が著しく大きくなり、集
積化の妨げとなる問題がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のラッチ付きDR
AMによれば、複数のメモリセルアレイ毎に各対応して
DQバスが設けられ、このバス領域が回路集積化の妨げ
となるような大きな占有面積を有する。この結果、チッ
プサイズの縮小化の妨げとなっている欠点がある。
【0025】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、バス領域が削減できる
よう、従来のDRAMのアーキテクチャを改善し、チッ
プサイズの縮小に寄与する半導体メモリ回路を提供する
ことにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体メモリ
回路は、M行N列で構成されるマトリクス状のL個(L
≧2)のメモリセルアレイと、前記L個のメモリセルア
レイ各々のN本の列は内部的にP組(2≦P≦L)の列
群で組分け構成され、このP組の列群の各列線と導電経
路の一端がつながる列選択ゲートと、前記各列選択ゲー
トの導電経路の他端と接続され、前記L個のメモリセル
アレイ間で共有されるデータバスと、前記データバスの
うちP組の列群に応じたP組のデータバス群各々に対
し、前記L個のうちの任意の1つのメモリセルアレイの
列群の中で任意のメモリセルに対応したQ個の列線と前
記列選択ゲートを介してデータの読み書きをするように
前記列選択ゲートが制御され、前記P組のデータバス群
各々で相異なるメモリセルアレイを同時にアクセスでき
るようにする列選択手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0027】
【作用】この発明では、複数のメモリセルアレイ間でD
Qバスを共有し、かつDQバス上で異なるメモリセルア
レイからのデータが衝突しないように列選択手段が制御
することによって、バス領域が縮小された構成を実現す
る。
【0028】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係るデータラッチ
機能を有するDRAMの構成を示す回路ブロック図であ
る。前記図5の構成に比べて以下のような相違点があ
る。図5では、セルアレイ0がDQa0バスとDQb0
バス、セルアレイ1がDQa1バスとDQb1バス、と
いうように2つのセルアレイに対して独立のDQバスを
持ち、最終出力は各マルチプレクサでDQa0とDQa
1のうちの一方、DQb0とDQb1のうちの一方をそ
れぞれ選択して出力していた。これに対し、この発明の
図1の構成では、2つのセルアレイがDQaとDQbの
バスを共有している。また、後述するが、この発明で
は、新たに外部より入力されるカラム選択ロジック制御
入力DB(以下、DB入力ともいう)を備え、これによ
りカラム選択ロジック回路0、1を制御している。
【0029】図2は図1中の要部を示しており、カラム
選択ゲートと、カラムデコーダ及びカラム選択ロジック
回路の関係を含めた構成を示す回路図である。前記図7
の構成との相違点はカラム選択ロジック回路の構成にあ
る。
【0030】図2のカラム選択ロジック回路112 のロジ
ック構成はORゲート1 の一方の入力にANDゲート2
の出力を接続し、このANDゲート2 の一方の入力には
カラム選択ロジック制御入力DBを、もう一方の入力に
は隣接するカラムデコード信号を入力する構成となって
いる。これにより、DB入力がハイレベルになると、カ
ラム選択ロジック回路112 は図7のカラム選択ロジック
回路412 と同様に動作するが、DB入力がローレベルに
なると、隣接するカラムの同時アクセスが停止される。
よって、セルアレイ0に関していえば、DBがローレベ
ルであると、データはDQa、DQbどちらか一方のバ
スからしか読み出されなくなる。
【0031】このような構成のカラム選択ロジック回路
112 を用いることにより2つのセルアレイのデータが共
有されたDQバス上でデータの衝突が回避できる。その
他のセンスアンプ14、転送ゲート131 、データラッチ13
2 、カラム選択ゲート12の構成は、図7のセンスアンプ
44、転送ゲート431 、データラッチ432 、カラム選択ゲ
ート42の構成と同様である。すなわち、この例では図1
において、n=5で6ビットのカラムアドレス信号が入
力され、図3の構成に示されるように、一本のカラム選
択信号、例えばCSL0,0 には8個のメモリセル151 に
対応した8本(対)分のカラムが接続され、この8本
(対)のカラムがそれぞれ8ビット幅のDQaバスに接
続されている。換言すると、図2の破線で囲んだ転送ゲ
ート131 、データラッチ132 、カラム選択ゲート12は、
セル8個分のデータ伝送系ユニット、つまり前記図6の
構成が8個分の回路ブロックを示している。
【0032】次に、図1の構成のラッチ付きDRAMの
動作を、図8のアドレス空間の概念図に基づき図4のタ
イミングチャートを参照しながら説明する。図8の画面
の走査において、従来でも例としてあげた、画面の一番
上の水平線a0,0 〜a1,7 までを隣接するカラムアドレ
スに同時にアクセスしながら左から右へ走査していく場
合を考える。STEP1 からSTEP7 まではデータは
常にセルアレイ0から読み出される。従って、CDSE
L0をハイレベルにし、CDSEL1はローレベル、そ
してカラム選択ロジック制御入力DBをハイレベルにし
てAC00〜AC05にのみカラムアドレスを順次入力して
いけば、セルアレイ1は活性化されない。従って、DQ
バスは常にセルアレイ0のデータにより占有され、セル
アレイ1のデータとの衝突がDQバス上で起こることは
ない。
【0033】注意を要するのはSTEP8 である。この
とき、アクセスされるデータのうちa0,7 に対応するも
のはセルアレイ0から、a1,0 に対応するものはセルア
レイ1から読み出される。このとき、DB入力をハイレ
ベルにしたままCDSEL0,CDSEL1を両方ハイ
レベルにして、AC00〜AC05にa0,7 に対応するアド
レス、AC10〜AC15にa1,0 に対応するアドレスが設
定されたとしたら、DQaバス上でセルアレイ0から読
出されたa0,8 のデータ(a0,7 の隣接カラムデータで
あり不要なデータである)とセルアレイ1から読出され
たa1,0 のデータが衝突し、所望のa1,0 のデータが正
しく読み出されなくなってしまう。DQbバス上でも同
様にa0,7 とa1,1 のデータ衝突がある。
【0034】このようなデータ衝突を防止するため、S
TEP8 では、図4に示すようにカラム選択ロジック制
御入力DBをローレベルにする。この結果、メモリセル
アレイ0からはDQbバスにa0,7 のデータが出力され
るのみであり、DQaバスにa0,8 のデータが出力され
ることはない。同様にセルアレイ1からはDQaバスに
a1,0 のデータが出力されるのみである。よって2つの
セルアレイがアクセスされる期間において、DQバス上
でのデータ衝突は回避され、確実にa0,7 に対応するデ
ータとa1,0 に対応するデータがそれぞれDQbバス、
DQaバスから読出すことができる。
【0035】STEP9 〜STEP15までは再び、DB
入力をハイレベルにし、CDSEL0をローレベル、C
DSEL1をハイレベルにしてアクセスを続ければよ
い。これにより、所望のデータはセルアレイ1のみから
読み出されるのでデータ衝突は起こらない。
【0036】上記構成によれば、DQバスのメモリセル
アレイ間共有によるバス上のデータの衝突を避け、もっ
てDQバス領域の小さなDRAMを実現することができ
る。なお、この実施例ではメモリセルアレイの個数Lが
2個で、メモリセルアレイ各々の列を内部的に組分ける
組数Pが、バスをみるとDQa,DQbと2組、さら
に、1つのメモリセルアレイの列群の中で1回のアクセ
スに対応した列線の個数Qが8ビットのデータ対で16
本である構成を示して説明したが、これに限られるもの
ではない。メモリセルアレイの個数が多いほど、この発
明の特徴が集積化に寄与することはいうまでもない。メ
モリセルアレイ各々の列を内部的に組分ける組数が多く
なると、従来のマルチプレクサ等の制御は複雑化する。
しかし、この発明ではマルチプレクサ等の制御なしに、
カラム選択のロジックを組むだけでデータ衝突を避ける
ことができる。
【0037】さらに図3に示されるようにカラムデータ
の個数も多くなるほどデータバスの本数が増す。従来で
はこのようなバス構成が個々に必要だった。この実施例
についていえば、従来のバスの必要本数はDQa0,D
Qb0,DQa1,DQb1それぞれ8ビット対で、計
8×4=32対、つまり、64本のバスが必要であった
が、本発明のメモリセルアレイ間共有によるデータバス
の構成を適用すれば、バスの必要本数はDQa,DQb
それぞれ8ビット対で、計8×2=16対、つまり、3
2本のバスですむ。従って、チップ内でデータバス領域
の占有面積が大幅に削減できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
データが衝突しないように列選択制御することで、メモ
リセルアレイ間共有によるデータバスを構成できる。こ
れにより、メモリチップ内でバス領域の占める割合が大
幅に削減される、チップサイズが縮小が期待できる半導
体メモリ回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るデータラッチ機能を有
するDRAMの構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1の要部を示す回路図。
【図3】図2の一部を詳細に示す回路図。
【図4】図1の回路動作を示すタイミングチャート。
【図5】従来のデータラッチ機能を有するDRAMの構
成を示す回路ブロック図。
【図6】図5の要部を示す第1の回路図。
【図7】図5の要部を示す第2の回路図。
【図8】ピクセルから構成される画面にアドレス空間を
対応させた概念図。
【図9】図5の回路動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
111 …カラムデコーダ、112 …カラム選択ロジック回
路、12…カラム選択ゲート、131 …転送ゲート、132 …
データラッチ、14…センスアンプ、15…DRAMセルア
レイ、DQa,DQb…DQバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 健二 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M行N列で構成されるマトリクス状のL
    個(L≧2)のメモリセルアレイと、 前記L個のメモリセルアレイ各々のN本の列は内部的に
    P組(2≦P≦L)の列群で組分け構成され、このP組
    の列群の各列線と導電経路の一端がつながる列選択ゲー
    トと、 前記各列選択ゲートの導電経路の他端と接続され、前記
    L個のメモリセルアレイ間で共有されるデータバスと、 前記データバスのうちP組の列群に応じたP組のデータ
    バス群各々に対し、前記L個のうちの任意の1つのメモ
    リセルアレイの列群の中で任意のメモリセルに対応した
    Q個の列線と前記列選択ゲートを介してデータの読み書
    きをするように前記列選択ゲートが制御され、前記P組
    のデータバス群各々で相異なるメモリセルアレイを同時
    にアクセスできるようにする列選択手段とを具備したこ
    とを特徴とする半導体メモリ回路。
  2. 【請求項2】 前記L=Pのとき、前記列選択手段は前
    記P組のデータバス群がそれぞれ同時に相異なるL(=
    P)個のメモリセルアレイとデータの読み書きが可能な
    ように前記列選択ゲートを制御することを特徴とする請
    求項1記載の半導体メモリ回路。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイはDRAMセルア
    レイを含むことを特徴とする請求項1または2いずれか
    に記載の半導体メモリ回路。
  4. 【請求項4】 前記L=Pのとき、前記メモリセルアレ
    イの行選択はそれぞれ相異なる行アドレス入力によって
    行われることを特徴とする請求項1から3いずれかに記
    載の半導体メモリ回路。
  5. 【請求項5】 前記列選択ゲートと前記メモリセルの間
    にはデータ保持手段が2個設けられており、この2個の
    データ保持手段間にはデータを伝送制御する転送ゲート
    が備えられていることを特徴とする請求項1記載の半導
    体メモリ回路。
  6. 【請求項6】 メモリセルを行、列方向にマトリクス状
    に配列してなる複数のメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルアレイ各々の列と導電経路の一端
    がつながる列選択ゲートと、 前記列選択ゲートと前記メモリセルアレイの間に設けら
    れた第1、第2のデータ保持手段と、 第1、第2のデータ保持手段との間に設けられ、この第
    1、第2のデータ保持手段間のデータを伝送制御する転
    送ゲートと、 前記各列選択ゲートの導電経路の他端と接続され、前記
    複数のメモリセルアレイ間で互いに同列を共有するデー
    タバスと、 前記データバスを組分けしてデータバス群を構成し、前
    記複数のメモリセルアレイのうちの任意の1つのメモリ
    セルアレイの前記データバス群の中で任意の行につなが
    るメモリセルに対応した所定の列線と前記列選択ゲート
    を介してデータの読み書きをするように前記列選択ゲー
    トが制御され、前記データバス群それぞれで相異なるメ
    モリセルアレイを同時にアクセスできるようにする列選
    択手段とを具備したことを特徴とする半導体メモリ回
    路。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルアレイはDRAMセルア
    レイを含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体メ
    モリ回路。
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