JPH08221437A - 類似設計事例検索装置 - Google Patents
類似設計事例検索装置Info
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- JPH08221437A JPH08221437A JP7025415A JP2541595A JPH08221437A JP H08221437 A JPH08221437 A JP H08221437A JP 7025415 A JP7025415 A JP 7025415A JP 2541595 A JP2541595 A JP 2541595A JP H08221437 A JPH08221437 A JP H08221437A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 設計支援効果を可及的に高くすることを可能
にする。 【構成】 要求仕様を入力する要求仕様入力手段2、要
求仕様から設計作業内容を判定するために用いられる仕
様判定手段3、設計対象の過去の要求仕様、仕様判定結
果、及び過去の設計対象の過去の設計事例ベース記憶手
段4、類似した設計内容を持つ過去の設計事例を設計事
例ベースから検索する際の検索条件強化・緩和知識記憶
手段5、類似設計事例検索の際の検索条件の強化及び緩
和の要求を入力する検索条件入力手段6並びに、要求さ
れた検索条件の下で、要求仕様及び設計内容が類似した
過去の設計事例を設計事例ベースから検索する類似事例
検索手段7を有し、検索した過去の類似設計事例を出力
する。
にする。 【構成】 要求仕様を入力する要求仕様入力手段2、要
求仕様から設計作業内容を判定するために用いられる仕
様判定手段3、設計対象の過去の要求仕様、仕様判定結
果、及び過去の設計対象の過去の設計事例ベース記憶手
段4、類似した設計内容を持つ過去の設計事例を設計事
例ベースから検索する際の検索条件強化・緩和知識記憶
手段5、類似設計事例検索の際の検索条件の強化及び緩
和の要求を入力する検索条件入力手段6並びに、要求さ
れた検索条件の下で、要求仕様及び設計内容が類似した
過去の設計事例を設計事例ベースから検索する類似事例
検索手段7を有し、検索した過去の類似設計事例を出力
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設計対象に類似してい
る過去の設計事例を検索し提示する類似設計事例検索装
置に関する。
る過去の設計事例を検索し提示する類似設計事例検索装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に昇降機は付属する装置の種類が多
く、かつこれらの付属用品は設計上互いに影響を及ぼし
あう関係にあるため、昇降機の設計ではそれらを統合す
るための幅広い設計知識と高度な技術が要求される。
く、かつこれらの付属用品は設計上互いに影響を及ぼし
あう関係にあるため、昇降機の設計ではそれらを統合す
るための幅広い設計知識と高度な技術が要求される。
【0003】また、実際の設計作業において設計者は、
新しい設計対象を設計する際、その設計対象と類似した
過去の設計事例の全体または一部を再利用することによ
って、設計の効率化や設計結果の検証の簡略化を図って
いる。
新しい設計対象を設計する際、その設計対象と類似した
過去の設計事例の全体または一部を再利用することによ
って、設計の効率化や設計結果の検証の簡略化を図って
いる。
【0004】このような背景から、設計作業を支援する
装置として、設計対象の要求仕様に基づき、過去の設計
事例を格納した設計事例ベースから、設計対象の事例と
類似した過去の設計事例を検索し提示する類似設計事例
検索装置が開発され利用されてきた。
装置として、設計対象の要求仕様に基づき、過去の設計
事例を格納した設計事例ベースから、設計対象の事例と
類似した過去の設計事例を検索し提示する類似設計事例
検索装置が開発され利用されてきた。
【0005】従来用いられてきた昇降機の類似設計事例
検索装置においては、設計対象の事例と類似した過去の
設計事例を検索する際、設計対象と設計事例ベースに格
納された過去の設計事例について、それぞれの要求仕様
を構成する多数の仕様項目に関する双方の値を比較し、
値が一致した仕様項目の総数によって2つの事例間の類
似度を評価し、類似度の高い事例を類似設計事例として
検索するといった方法が主流であった。
検索装置においては、設計対象の事例と類似した過去の
設計事例を検索する際、設計対象と設計事例ベースに格
納された過去の設計事例について、それぞれの要求仕様
を構成する多数の仕様項目に関する双方の値を比較し、
値が一致した仕様項目の総数によって2つの事例間の類
似度を評価し、類似度の高い事例を類似設計事例として
検索するといった方法が主流であった。
【0006】また上記の方法から発展した事例間の類似
度の評価方法には、各仕様項目の重要度をあらかじめ定
めておき、値が一致した仕様項目の重要度の和で類似度
を表す方法や、仕様項目がとり得る各値の間の類似度を
あらかじめ定めておき、各仕様項目の双方の値の類似度
の和を事例間の類似度とする方法等があった。
度の評価方法には、各仕様項目の重要度をあらかじめ定
めておき、値が一致した仕様項目の重要度の和で類似度
を表す方法や、仕様項目がとり得る各値の間の類似度を
あらかじめ定めておき、各仕様項目の双方の値の類似度
の和を事例間の類似度とする方法等があった。
【0007】しかし、上記のいずれの検索方法において
も、要求仕様を構成する各仕様項目を独立したものとし
て扱かっているため、仕様項目間に存在する様々な設計
上の制約・干渉関係に対する考慮がなされておらず、そ
のため検索された類似設計事例が実際の設計作業におい
て参照に値する十分に役立つ事例ではないことがあると
いう問題があった。
も、要求仕様を構成する各仕様項目を独立したものとし
て扱かっているため、仕様項目間に存在する様々な設計
上の制約・干渉関係に対する考慮がなされておらず、そ
のため検索された類似設計事例が実際の設計作業におい
て参照に値する十分に役立つ事例ではないことがあると
いう問題があった。
【0008】そこで、本発明者は先に、要求仕様を構成
する仕様項目間の設計上の制約・干渉関係を考慮した類
似設計事例の検索を行う類似設計事例検索装置を提案し
た(特願平6−012642号参照)。この類似設計事
例検索装置は、本発明者が別途提案済みの、昇降機の設
計仕様判定装置(特願平5−102531号参照)を類
似設計事例の検索に応用したものである。この設計仕様
判定装置は、要求仕様を構成する仕様項目間の設計上の
制約・干渉関係に注目し、入力された要求仕様に基づき
設計作業内容を判定するものである。先に提案した類似
設計事例検索装置においては、要求仕様に対する仕様判
定結果が同一または類似している過去の設計事例を検索
することにより、仕様項目間の設計上の制約・干渉関係
を考慮した類似設計事例の検索を実現した。
する仕様項目間の設計上の制約・干渉関係を考慮した類
似設計事例の検索を行う類似設計事例検索装置を提案し
た(特願平6−012642号参照)。この類似設計事
例検索装置は、本発明者が別途提案済みの、昇降機の設
計仕様判定装置(特願平5−102531号参照)を類
似設計事例の検索に応用したものである。この設計仕様
判定装置は、要求仕様を構成する仕様項目間の設計上の
制約・干渉関係に注目し、入力された要求仕様に基づき
設計作業内容を判定するものである。先に提案した類似
設計事例検索装置においては、要求仕様に対する仕様判
定結果が同一または類似している過去の設計事例を検索
することにより、仕様項目間の設計上の制約・干渉関係
を考慮した類似設計事例の検索を実現した。
【0009】また、先に提案した類似設計事例検索装置
においては、過去の設計事例を検索する際に、各設計事
例の仕様判定結果のみを比較するため、各設計事例の要
求仕様を構成する全ての仕様項目を比較していた従来の
類似設計事例検索装置に比べて、効率の良い検索を実現
していた。
においては、過去の設計事例を検索する際に、各設計事
例の仕様判定結果のみを比較するため、各設計事例の要
求仕様を構成する全ての仕様項目を比較していた従来の
類似設計事例検索装置に比べて、効率の良い検索を実現
していた。
【0010】さらに、先の類似設計事例検索装置におい
ては、一度設計した事例を新たな設計事例として蓄積す
る手段を備えることにより、使用するほどに豊富な設計
事例を保持し、類似設計事例検索の効果を増すことがで
きるようにした。
ては、一度設計した事例を新たな設計事例として蓄積す
る手段を備えることにより、使用するほどに豊富な設計
事例を保持し、類似設計事例検索の効果を増すことがで
きるようにした。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
類似設計事例検索装置には、次に述べる問題点があっ
た。
類似設計事例検索装置には、次に述べる問題点があっ
た。
【0012】第一の問題点は、従来の類似設計事例検索
装置においては、あらかじめ設定された一通りの検索方
法により類似設計事例検索が行われていたため、検索さ
れた類似設計事例数が多すぎたり少なすぎたりした場合
に、事例数が適当な量になるまで検索条件を強化または
緩和したり、検索条件を強化して設計により役立つ類似
設計事例へと絞り込んだりすることが不可能であり、設
計支援効果が高くない点である。
装置においては、あらかじめ設定された一通りの検索方
法により類似設計事例検索が行われていたため、検索さ
れた類似設計事例数が多すぎたり少なすぎたりした場合
に、事例数が適当な量になるまで検索条件を強化または
緩和したり、検索条件を強化して設計により役立つ類似
設計事例へと絞り込んだりすることが不可能であり、設
計支援効果が高くない点である。
【0013】第二の問題点は、従来の類似設計事例検索
装置においては、一度設計した事例を順次新たな事例と
して装置内に蓄積していくと、実質的に同一内容の設計
事例を多数保持するようになる可能性があり、その場
合、過去の設計事例を格納する事例ベース記憶手段の資
源の無駄と、類似設計事例検索の効率低下を引き起こ
し、設計支援効果が高くない点である。
装置においては、一度設計した事例を順次新たな事例と
して装置内に蓄積していくと、実質的に同一内容の設計
事例を多数保持するようになる可能性があり、その場
合、過去の設計事例を格納する事例ベース記憶手段の資
源の無駄と、類似設計事例検索の効率低下を引き起こ
し、設計支援効果が高くない点である。
【0014】第三の問題点は、従来の類似設計事例検索
装置においては、類似設計事例検索の際に、設計対象の
仕様判定結果と、過去の設計事例を格納する設計事例ベ
ース中の全ての設計事例の仕様判定結果とを比較して検
索を行っていたため、要求仕様を構成する全ての仕様項
目の値を比較する方法に比べれば、検索効率は高いが、
事例ベース中の事例数の増加に比例して、検索効率が低
下してしまい、設計支援効果が高くない点である。
装置においては、類似設計事例検索の際に、設計対象の
仕様判定結果と、過去の設計事例を格納する設計事例ベ
ース中の全ての設計事例の仕様判定結果とを比較して検
索を行っていたため、要求仕様を構成する全ての仕様項
目の値を比較する方法に比べれば、検索効率は高いが、
事例ベース中の事例数の増加に比例して、検索効率が低
下してしまい、設計支援効果が高くない点である。
【0015】そこで本発明は上記事情を考慮してなされ
たものであって、設計支援効果の高い類似設計事例検索
装置を提供することを目的とする。
たものであって、設計支援効果の高い類似設計事例検索
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による類似設計事例検索装置の第1の態様
は、設計対象に対する要求仕様を入力する要求仕様入力
手段と、前記要求仕様から設計作業内容を判定するため
に用いられる知識がルールの形で格納された知識ベース
及びこの知識ベースに格納されているルールを選択し実
行することによって推論処理を行う推論エンジンを有す
る仕様判定手段と、前記設計対象の過去の要求仕様、こ
の過去の要求仕様を前記仕様判定手段により判定した仕
様判定結果、及び過去の要求仕様に基づき行われた設計
対象の設計結果を内容とする前記設計対象の過去の設計
事例を格納した設計事例ベースを記憶しておく設計事例
ベース記憶手段と、前記要求仕様入力手段により入力さ
れた要求仕様に対して、類似した設計内容を持つ過去の
設計事例を前記設計事例ベースから検索する際の、検索
条件の強化及び緩和に関する知識を記憶した検索条件強
化・緩和知識記憶手段と、この検索条件強化・緩和知識
記憶手段に記憶された知識に基づいて類似設計事例検索
の際の検索条件の強化及び緩和の要求を入力する検索条
件入力手段と、前記検索条件入力手段から入力された検
索条件の強化及び緩和の要求に応じて、前記検索条件強
化・緩和知識を参照し、要求された検索条件の下で、前
記仕様判定手段が行った仕様判定結果に基づき、入力さ
れた要求仕様と設計内容が類似した過去の設計事例を、
前記設計事例ベースから検索する類似事例検索手段と、
前記類似事例検索手段が検索した過去の類似設計事例を
出力する検索結果出力手段とを備えていることを特徴と
する。
に、本発明による類似設計事例検索装置の第1の態様
は、設計対象に対する要求仕様を入力する要求仕様入力
手段と、前記要求仕様から設計作業内容を判定するため
に用いられる知識がルールの形で格納された知識ベース
及びこの知識ベースに格納されているルールを選択し実
行することによって推論処理を行う推論エンジンを有す
る仕様判定手段と、前記設計対象の過去の要求仕様、こ
の過去の要求仕様を前記仕様判定手段により判定した仕
様判定結果、及び過去の要求仕様に基づき行われた設計
対象の設計結果を内容とする前記設計対象の過去の設計
事例を格納した設計事例ベースを記憶しておく設計事例
ベース記憶手段と、前記要求仕様入力手段により入力さ
れた要求仕様に対して、類似した設計内容を持つ過去の
設計事例を前記設計事例ベースから検索する際の、検索
条件の強化及び緩和に関する知識を記憶した検索条件強
化・緩和知識記憶手段と、この検索条件強化・緩和知識
記憶手段に記憶された知識に基づいて類似設計事例検索
の際の検索条件の強化及び緩和の要求を入力する検索条
件入力手段と、前記検索条件入力手段から入力された検
索条件の強化及び緩和の要求に応じて、前記検索条件強
化・緩和知識を参照し、要求された検索条件の下で、前
記仕様判定手段が行った仕様判定結果に基づき、入力さ
れた要求仕様と設計内容が類似した過去の設計事例を、
前記設計事例ベースから検索する類似事例検索手段と、
前記類似事例検索手段が検索した過去の類似設計事例を
出力する検索結果出力手段とを備えていることを特徴と
する。
【0017】また、本発明による類似設計事例検索装置
の第2の態様は、上記第1の態様の類似設計事例検索装
置において、前記要求仕様入力手段を介して入力された
要求仕様及びこの入力された要求仕様を前記仕様判定手
段が判定した仕様判定結果を記憶しておく要求仕様・仕
様判定結果記憶手段と、前記要求仕様の設計結果を入力
する設計結果入力手段と、前記類似事例検索手段による
類似設計事例の検索結果に基づき、入力された要求仕様
及びこの要求仕様の判定結果並びに設計結果から成る設
計事例を、前記設計事例ベースに格納する必要性を判定
する事例追加必要性判定手段と、この事例追加必要性判
定手段により事例追加の必要があると判定された場合
に、前記要求仕様・仕様判定結果記憶手段に記憶されて
いる要求仕様及び仕様判定結果と前記設計結果入力手段
により入力された設計結果とを、新しい設計事例として
前記設計事例ベースに登録する事例追加手段とを備えて
いることを特徴とする。
の第2の態様は、上記第1の態様の類似設計事例検索装
置において、前記要求仕様入力手段を介して入力された
要求仕様及びこの入力された要求仕様を前記仕様判定手
段が判定した仕様判定結果を記憶しておく要求仕様・仕
様判定結果記憶手段と、前記要求仕様の設計結果を入力
する設計結果入力手段と、前記類似事例検索手段による
類似設計事例の検索結果に基づき、入力された要求仕様
及びこの要求仕様の判定結果並びに設計結果から成る設
計事例を、前記設計事例ベースに格納する必要性を判定
する事例追加必要性判定手段と、この事例追加必要性判
定手段により事例追加の必要があると判定された場合
に、前記要求仕様・仕様判定結果記憶手段に記憶されて
いる要求仕様及び仕様判定結果と前記設計結果入力手段
により入力された設計結果とを、新しい設計事例として
前記設計事例ベースに登録する事例追加手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0018】また、本発明による類似設計事例検索装置
の第3の態様は、上記第1または第2の態様の類似設計
事例検索装置において、前記類似事例検索手段による類
似設計事例検索の際に用いられる設計事例の特徴に基づ
き、前記設計事例ベースが分割または階層化された構成
をとることを特徴とするものである。
の第3の態様は、上記第1または第2の態様の類似設計
事例検索装置において、前記類似事例検索手段による類
似設計事例検索の際に用いられる設計事例の特徴に基づ
き、前記設計事例ベースが分割または階層化された構成
をとることを特徴とするものである。
【0019】また、本発明による類似設計事例検索装置
の第4の態様は、上記第1乃至第3の態様の類似設計事
例検索装置において、前記設計事例ベース中に格納され
ている全ての過去の設計事例を入力とし、設計事例ベー
ス中の全設計事例の前記仕様判定手段による仕様判定結
果の一覧テーブルを作成する仕様判定結果一覧テーブル
作成手段と、この仕様判定結果一覧テーブル作成手段に
より作成された、設計事例ベース中の全設計事例の仕様
判定結果の一覧テーブルを記憶する仕様判定結果一覧テ
ーブルに記憶手段とを備え、前記仕様判定結果一覧テー
ブルを参照することにより、前記類似事例検索手段が類
似設計事例の検索を行うことを特徴とするものである。
の第4の態様は、上記第1乃至第3の態様の類似設計事
例検索装置において、前記設計事例ベース中に格納され
ている全ての過去の設計事例を入力とし、設計事例ベー
ス中の全設計事例の前記仕様判定手段による仕様判定結
果の一覧テーブルを作成する仕様判定結果一覧テーブル
作成手段と、この仕様判定結果一覧テーブル作成手段に
より作成された、設計事例ベース中の全設計事例の仕様
判定結果の一覧テーブルを記憶する仕様判定結果一覧テ
ーブルに記憶手段とを備え、前記仕様判定結果一覧テー
ブルを参照することにより、前記類似事例検索手段が類
似設計事例の検索を行うことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】上述のように構成された本発明の類似設計事例
検索装置の第1の態様によれば、設計対象の要求仕様が
要求仕様入力手段を介して入力されると、推論エンジン
が、知識ベース内に格納された仕様判定に用いる知識を
表したルールを選択し実行して推論処理を行うことによ
って、自動的に仕様判定を行い、類似事例検索手段がそ
の仕様判定結果と統計事例ベース内の過去の設計事例の
仕様判定結果とを比較することによって類似設計事例の
検索を行う。類似設計事例検索の際には、あらかじめ設
定された検索条件により検索を行うか、または検索条件
入力手段を介して入力された検索条件の強化及び緩和の
要求に従って検索を行う。
検索装置の第1の態様によれば、設計対象の要求仕様が
要求仕様入力手段を介して入力されると、推論エンジン
が、知識ベース内に格納された仕様判定に用いる知識を
表したルールを選択し実行して推論処理を行うことによ
って、自動的に仕様判定を行い、類似事例検索手段がそ
の仕様判定結果と統計事例ベース内の過去の設計事例の
仕様判定結果とを比較することによって類似設計事例の
検索を行う。類似設計事例検索の際には、あらかじめ設
定された検索条件により検索を行うか、または検索条件
入力手段を介して入力された検索条件の強化及び緩和の
要求に従って検索を行う。
【0021】これにより、検索された類似設計事例の量
が多すぎたり少なすぎたりして、設計者にとって適当な
量でなかった場合、設計者は検索条件の強化または緩和
要求を入力することによって、適当な量の類似設計事例
を得ることができる。この際、検索条件を強化すること
により絞り込まれた類似設計事例は、設計支援効果がさ
らに高いものとなる。
が多すぎたり少なすぎたりして、設計者にとって適当な
量でなかった場合、設計者は検索条件の強化または緩和
要求を入力することによって、適当な量の類似設計事例
を得ることができる。この際、検索条件を強化すること
により絞り込まれた類似設計事例は、設計支援効果がさ
らに高いものとなる。
【0022】また上述のように構成された本発明の類似
設計事例検索装置の第2の態様によれば、第1の態様の
類似設計事例装置の作用を有する他に、要求仕様入力手
段を介して入力された要求仕様と、入力された要求仕様
を仕様判定手段によって仕様判定した結果とを要求仕様
・仕様判定結果記憶手段が記憶しておく一方で、事例追
加必要性判定手段が類似事例検索手段による類似設計事
例検索の結果に基づき、入力された要求仕様に基づく設
計事例を新しい事例として設計事例ベースに追加する必
要があるかどうかを判定する。その結果、事例追加の必
要があると判定された場合には、要求仕様・仕様判定結
果記憶手段に記憶されている要求仕様及び仕様判定結果
と、設計結果入力手段を介して入力された設計結果とか
ら成る設計事例を、設計事例追加手段が設計事例ベース
に追加する。
設計事例検索装置の第2の態様によれば、第1の態様の
類似設計事例装置の作用を有する他に、要求仕様入力手
段を介して入力された要求仕様と、入力された要求仕様
を仕様判定手段によって仕様判定した結果とを要求仕様
・仕様判定結果記憶手段が記憶しておく一方で、事例追
加必要性判定手段が類似事例検索手段による類似設計事
例検索の結果に基づき、入力された要求仕様に基づく設
計事例を新しい事例として設計事例ベースに追加する必
要があるかどうかを判定する。その結果、事例追加の必
要があると判定された場合には、要求仕様・仕様判定結
果記憶手段に記憶されている要求仕様及び仕様判定結果
と、設計結果入力手段を介して入力された設計結果とか
ら成る設計事例を、設計事例追加手段が設計事例ベース
に追加する。
【0023】これにより類似設計事例検索による設計支
援効果を向上させるために必要な事例のみを設計事例ベ
ースに追加していくことが可能になり、設計事例ベース
記憶手段の資源を効率的に活用できる上に、無駄な事例
を設計事例ベースに格納することにより起こる事例数の
増加を原因とする、検索効率の低下を防ぐことができ
る。
援効果を向上させるために必要な事例のみを設計事例ベ
ースに追加していくことが可能になり、設計事例ベース
記憶手段の資源を効率的に活用できる上に、無駄な事例
を設計事例ベースに格納することにより起こる事例数の
増加を原因とする、検索効率の低下を防ぐことができ
る。
【0024】また上述のように構成された本発明の類似
設計事例検索装置の第3の態様によれば、上記第1また
は第2の態様の類似設計事例検索装置の作用を有する他
に、類似設計事例検索の際に用いられる設計事例の特徴
に基づき、設計事例ベースが分割または階層化された構
成をとっており、類似設計事例検索の際には、分割また
は階層化された事例集合のうち、類似設計事例が存在す
る可能性がある集合のみを対象に検索を行うか、もしく
は類似事例が存在する可能性の高い集合から検索を行っ
ていく。
設計事例検索装置の第3の態様によれば、上記第1また
は第2の態様の類似設計事例検索装置の作用を有する他
に、類似設計事例検索の際に用いられる設計事例の特徴
に基づき、設計事例ベースが分割または階層化された構
成をとっており、類似設計事例検索の際には、分割また
は階層化された事例集合のうち、類似設計事例が存在す
る可能性がある集合のみを対象に検索を行うか、もしく
は類似事例が存在する可能性の高い集合から検索を行っ
ていく。
【0025】これにより、設計事例ベース内の検索対象
の範囲を狭めることが可能になり、類似設計事例検索の
効率を向上させることができる。
の範囲を狭めることが可能になり、類似設計事例検索の
効率を向上させることができる。
【0026】また上述のように構成された本発明の類似
設計事例検索装置の第4の態様によれば、上記第1乃至
第3の態様の類似設計事例検索装置のいずれかの作用を
有する他に、仕様判定結果一覧テーブル作成手段が、設
計事例ベース中の全設計事例を入力として、設計事例ベ
ース中の全事例の仕様判定結果の一覧テーブルを作成
し、類似設計事例検索の際には、作成された仕様判定結
果一覧テーブルを参照することにより検索を行う。
設計事例検索装置の第4の態様によれば、上記第1乃至
第3の態様の類似設計事例検索装置のいずれかの作用を
有する他に、仕様判定結果一覧テーブル作成手段が、設
計事例ベース中の全設計事例を入力として、設計事例ベ
ース中の全事例の仕様判定結果の一覧テーブルを作成
し、類似設計事例検索の際には、作成された仕様判定結
果一覧テーブルを参照することにより検索を行う。
【0027】これにより、検索の際に、事例ベース中の
個々の設計事例を参照する必要がなくなるため、類似設
計事例検索の効率を向上させることができる。
個々の設計事例を参照する必要がなくなるため、類似設
計事例検索の効率を向上させることができる。
【0028】
【実施例】本発明による類似設計事例検索装置の第1の
実施例の構成を図1に示す。
実施例の構成を図1に示す。
【0029】この実施例の類似設計事例検索装置1は、
要求仕様入力手段2と、知識ベース31および推論エン
ジン32からなる仕様判定手段3と、設計事例ベース記
憶手段4と、検索条件強化・緩和知識記憶手段5と、検
索条件入力手段6と、類似事例検索手段7と、検索結果
出力手段8とを備えている。
要求仕様入力手段2と、知識ベース31および推論エン
ジン32からなる仕様判定手段3と、設計事例ベース記
憶手段4と、検索条件強化・緩和知識記憶手段5と、検
索条件入力手段6と、類似事例検索手段7と、検索結果
出力手段8とを備えている。
【0030】要求仕様入力手段2は、昇降機設計に対す
る要求仕様を入力するのに使用される。仕様判定手段3
は要求仕様から設計作業内容を判定するものであり、知
識ベース31と推論エンジン32とを有している。知識
ベース31は、要求仕様から設計作業内容を判定するた
めに用いられる知識がルールの形で格納されている。推
論エンジン32は、要求仕様入力手段2から入力される
要求仕様に対して、知識ベース31に格納されているル
ールを選択し実行することによって推論処理を行う。設
計事例ベース記憶手段4は、過去の要求仕様及びその仕
様判定結果並びに設計結果から構成される過去の設計事
例が格納されている設計事例ベースを記憶する。検索条
件強化・緩和知識記憶手段5は、類似設計事例検索の際
に用いられる、検索条件の強化及び緩和に関する知識を
記憶する。検索条件入力手段6は、類似設計事例検索の
際の検索条件の強化または緩和の要求を入力するのに用
いられる。
る要求仕様を入力するのに使用される。仕様判定手段3
は要求仕様から設計作業内容を判定するものであり、知
識ベース31と推論エンジン32とを有している。知識
ベース31は、要求仕様から設計作業内容を判定するた
めに用いられる知識がルールの形で格納されている。推
論エンジン32は、要求仕様入力手段2から入力される
要求仕様に対して、知識ベース31に格納されているル
ールを選択し実行することによって推論処理を行う。設
計事例ベース記憶手段4は、過去の要求仕様及びその仕
様判定結果並びに設計結果から構成される過去の設計事
例が格納されている設計事例ベースを記憶する。検索条
件強化・緩和知識記憶手段5は、類似設計事例検索の際
に用いられる、検索条件の強化及び緩和に関する知識を
記憶する。検索条件入力手段6は、類似設計事例検索の
際の検索条件の強化または緩和の要求を入力するのに用
いられる。
【0031】類似事例検索手段7は、要求仕様入力手段
2を介して入力された要求仕様の仕様判定手段3による
仕様判定結果と、設計事例ベース記憶手段4に記憶され
ている過去の設計事例の仕様判定結果とを比較し、仕様
判定結果が一致または類似した過去の設計事例を類似設
計事例として取り出す。その際、あらかじめ設定された
かまたは、検索条件入力手段6を介して入力された検索
条件の強化及び緩和要求に応じて、検索条件強化・緩和
知識記憶手段5に記憶された検索条件強化・緩和知識を
参照して検索条件を強化または緩和した上で、類似設計
事例検索を行う。検索結果出力手段8は、類似事例検索
手段7による検索の結果を出力する。
2を介して入力された要求仕様の仕様判定手段3による
仕様判定結果と、設計事例ベース記憶手段4に記憶され
ている過去の設計事例の仕様判定結果とを比較し、仕様
判定結果が一致または類似した過去の設計事例を類似設
計事例として取り出す。その際、あらかじめ設定された
かまたは、検索条件入力手段6を介して入力された検索
条件の強化及び緩和要求に応じて、検索条件強化・緩和
知識記憶手段5に記憶された検索条件強化・緩和知識を
参照して検索条件を強化または緩和した上で、類似設計
事例検索を行う。検索結果出力手段8は、類似事例検索
手段7による検索の結果を出力する。
【0032】図2に、知識ベース31の構成例を示す。
知識ベース31には、「停電時自動着床装置」の仕様判
定を行うルール群R1、「オートアナウンス」の仕様判
定を行うルール群R2、…というように、仕様判定の対
象となる各仕様項目に対し、それぞれ仕様判定に用いら
れる知識がルール化され格納されている。
知識ベース31には、「停電時自動着床装置」の仕様判
定を行うルール群R1、「オートアナウンス」の仕様判
定を行うルール群R2、…というように、仕様判定の対
象となる各仕様項目に対し、それぞれ仕様判定に用いら
れる知識がルール化され格納されている。
【0033】図3に、設計事例ベース記憶手段4に記憶
された設計事例ベースの構成例を示す。設計事例ベース
には、過去の設計事例C1、過去の設計事例C2、…と
いうように過去の複数の設計事例が格納されている。過
去の設計事例C1は、要求仕様C11とその仕様判定結
果C12及び設計結果C13から構成されており、過去
の設計事例C2は、要求仕様C21とその仕様判定結果
C22及び設計結果C23から構成されている。このよ
うに、設計事例ベース中に格納された過去の設計事例
は、それぞれ要求仕様と仕様判定結果及び設計結果から
構成されている。
された設計事例ベースの構成例を示す。設計事例ベース
には、過去の設計事例C1、過去の設計事例C2、…と
いうように過去の複数の設計事例が格納されている。過
去の設計事例C1は、要求仕様C11とその仕様判定結
果C12及び設計結果C13から構成されており、過去
の設計事例C2は、要求仕様C21とその仕様判定結果
C22及び設計結果C23から構成されている。このよ
うに、設計事例ベース中に格納された過去の設計事例
は、それぞれ要求仕様と仕様判定結果及び設計結果から
構成されている。
【0034】図4に、検索条件強化・緩和知識記憶手段
5に記憶された検索条件の強化及び緩和に関する知識の
構成例を示す。検索条件強化・緩和知識記憶手段5に
は、「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化・
緩和知識S1、「オートアナウンス」に関する検索条件
の強化・緩和知識S2、…というように、各仕様項目に
対し、それぞれ類似設計事例の検索条件を強化及び緩和
するための知識が格納されている。
5に記憶された検索条件の強化及び緩和に関する知識の
構成例を示す。検索条件強化・緩和知識記憶手段5に
は、「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化・
緩和知識S1、「オートアナウンス」に関する検索条件
の強化・緩和知識S2、…というように、各仕様項目に
対し、それぞれ類似設計事例の検索条件を強化及び緩和
するための知識が格納されている。
【0035】次に本実施例の動作を説明する。
【0036】要求仕様入力手段2を介して入力される昇
降機の要求仕様は多数の仕様項目で構成され、各仕様項
目には客先要求を表した値が与えられる。要求仕様を構
成する仕様項目とその値は、例えば次のようなものであ
る。 停電時自動着床装置:タイプA 特殊用途 :非常用 この例では、「停電時自動着床装置」という仕様項目の
値が「タイプA」に、「特殊用途」という仕様項目の値
が「非常用」に指定されたことを表している。
降機の要求仕様は多数の仕様項目で構成され、各仕様項
目には客先要求を表した値が与えられる。要求仕様を構
成する仕様項目とその値は、例えば次のようなものであ
る。 停電時自動着床装置:タイプA 特殊用途 :非常用 この例では、「停電時自動着床装置」という仕様項目の
値が「タイプA」に、「特殊用途」という仕様項目の値
が「非常用」に指定されたことを表している。
【0037】知識ベース31に記述されているルール
は、要求仕様を構成する各仕様項目に対して、仕様項目
に表された客先要求を実現するための設計に関する設計
内容の分類や作業指示などを行うための知識を表現した
もので、if部に条件項目、then部に結果が記述し
てある。
は、要求仕様を構成する各仕様項目に対して、仕様項目
に表された客先要求を実現するための設計に関する設計
内容の分類や作業指示などを行うための知識を表現した
もので、if部に条件項目、then部に結果が記述し
てある。
【0038】ルールの一例として、「停電時自動着床装
置」の仕様判定を行うルール群R1に含まれるルールの
1つである次のルールについて説明する。 ルール名<停電時自動着床装置1> if 停電時自動着床装置:タイプA AND 特殊用途 :非常用 then 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 このルールは、『入力された要求仕様において、「停電
時自動着床装置」が「タイプA」に、かつ「特殊用途」
が「非常用」に指定されていた場合、「停電時自動着床
装置」の設計作業内容は“非標準設計パターン1”とな
る。』という仕様判定知識を表している。
置」の仕様判定を行うルール群R1に含まれるルールの
1つである次のルールについて説明する。 ルール名<停電時自動着床装置1> if 停電時自動着床装置:タイプA AND 特殊用途 :非常用 then 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 このルールは、『入力された要求仕様において、「停電
時自動着床装置」が「タイプA」に、かつ「特殊用途」
が「非常用」に指定されていた場合、「停電時自動着床
装置」の設計作業内容は“非標準設計パターン1”とな
る。』という仕様判定知識を表している。
【0039】「停電時自動着床装置」の設計を行う場
合、「停電時自動着床装置」と設計上の制約・干渉関係
がある「特殊用途」に対する客先要求が設計に影響を及
ぼすため、判定対象の「停電時自動着床装置」だけでな
く、「特殊用途」についても値を参照している。
合、「停電時自動着床装置」と設計上の制約・干渉関係
がある「特殊用途」に対する客先要求が設計に影響を及
ぼすため、判定対象の「停電時自動着床装置」だけでな
く、「特殊用途」についても値を参照している。
【0040】要求仕様入力手段2から入力された要求仕
様に 停電時自動着床装置:タイプA 特殊用途 :非常用 という指定があった場合、推論エンジン32は、知識ベ
ース31内に格納されている上記のルール名<停電時自
動着床装置1>のルールを選択し、 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 という仕様判定の結果を与える。
様に 停電時自動着床装置:タイプA 特殊用途 :非常用 という指定があった場合、推論エンジン32は、知識ベ
ース31内に格納されている上記のルール名<停電時自
動着床装置1>のルールを選択し、 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 という仕様判定の結果を与える。
【0041】実際には、入力される要求仕様は多数の仕
様項目に対する要求値から成るので、各仕様項目に対し
て上記のような判定が行われ、その仕様判定の結果の集
合が入力された要求仕様に対する仕様判定結果となる。
様項目に対する要求値から成るので、各仕様項目に対し
て上記のような判定が行われ、その仕様判定の結果の集
合が入力された要求仕様に対する仕様判定結果となる。
【0042】上記のように仕様判定結果3によって仕様
判定が行われた後は、類似事例検索手段7が仕様判定結
果に基づいて設計事例ベース記憶手段4に記憶されてい
る設計事例ベースから類似設計事例を検索する。類似設
計事例検索は仕様判定結果に基づいて行われ、上記の例
では、 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 という仕様判定結果を持つ全ての設計事例が類似事例と
して検索される。
判定が行われた後は、類似事例検索手段7が仕様判定結
果に基づいて設計事例ベース記憶手段4に記憶されてい
る設計事例ベースから類似設計事例を検索する。類似設
計事例検索は仕様判定結果に基づいて行われ、上記の例
では、 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 という仕様判定結果を持つ全ての設計事例が類似事例と
して検索される。
【0043】検索条件強化・緩和知識記憶手段5に記憶
されている検索条件の強化及び緩和に関する知識は、上
述したような同一の仕様判定結果を持つ事例を検索する
という方法で類似設計事例検索が行われた結果、検索さ
れた事例が多数あった場合に、それらをさらに設計支援
効果が高い事例へと絞り込むために用いられる知識であ
る。この知識の一例を次に示す。 <「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化・緩
和知識> レベル1:モーター容量が同一。 レベル2:地震管制運転装置の設計パターンが同一。 この知識は、「停電時自動着床装置」に関して多数の類
似設計事例が検索された場合に、それらを設計対象によ
り類似したものへと絞り込むためには、仕様項目「モー
ター容量」に与えられた値が同一のものへ絞り込むよう
に検索条件を強化すればよいことを表しており、その絞
り込みを行った上でもまだ事例数が多い場合には、仕様
項目「地震管制運転装置」に関する仕様判定の結果が同
一の設計パターンであるものに絞り込めばよいことを表
している。すなわち、レベル1、レベル2の順序で類似
設計事例検索の条件を厳しくしていくことにより、検索
された類似事例をより設計支援効果の高いものに絞り込
むことができる。
されている検索条件の強化及び緩和に関する知識は、上
述したような同一の仕様判定結果を持つ事例を検索する
という方法で類似設計事例検索が行われた結果、検索さ
れた事例が多数あった場合に、それらをさらに設計支援
効果が高い事例へと絞り込むために用いられる知識であ
る。この知識の一例を次に示す。 <「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化・緩
和知識> レベル1:モーター容量が同一。 レベル2:地震管制運転装置の設計パターンが同一。 この知識は、「停電時自動着床装置」に関して多数の類
似設計事例が検索された場合に、それらを設計対象によ
り類似したものへと絞り込むためには、仕様項目「モー
ター容量」に与えられた値が同一のものへ絞り込むよう
に検索条件を強化すればよいことを表しており、その絞
り込みを行った上でもまだ事例数が多い場合には、仕様
項目「地震管制運転装置」に関する仕様判定の結果が同
一の設計パターンであるものに絞り込めばよいことを表
している。すなわち、レベル1、レベル2の順序で類似
設計事例検索の条件を厳しくしていくことにより、検索
された類似事例をより設計支援効果の高いものに絞り込
むことができる。
【0044】上記の例で「停電時自動着床装置」に関す
る類似事例が多数検索された場合に、検索条件入力手段
6を介して検索条件をレベル1に強化する要求が入力さ
れると、類似事例検索手段7は、上記の「停電時自動着
床装置」に関する検索条件の強化・緩和知識を参照し、
最初に検索された類似事例の中からレベル1の条件であ
る「入力された要求仕様とモーター容量が同一」という
条件を満たすものを選択することにより類似事例を絞り
込む。
る類似事例が多数検索された場合に、検索条件入力手段
6を介して検索条件をレベル1に強化する要求が入力さ
れると、類似事例検索手段7は、上記の「停電時自動着
床装置」に関する検索条件の強化・緩和知識を参照し、
最初に検索された類似事例の中からレベル1の条件であ
る「入力された要求仕様とモーター容量が同一」という
条件を満たすものを選択することにより類似事例を絞り
込む。
【0045】一方、設定により、最初の検索において、
検索条件の強化及び緩和に関する知識に記された最も厳
しい検索条件を満たした事例のみを類似事例として検索
するようにすることもできる。上記の例では、「停電時
自動着床装置」に対する仕様判定結果が、非標準設計パ
ターン1で、かつ、レベル1かつレベル2の条件を満た
す事例を類似設計事例として検索するようにすることが
可能である。この場合は、先に説明した検索条件の強化
及び緩和に関する知識が検索条件を緩めるために用いら
れる。すなわち、最も厳しい条件で類似事例検索を行っ
た結果、例えば検索事例が0件だった場合に、検索条件
入力手段6を介して検索条件をレベル1までに緩めると
いう要求が入力されると、類似事例検索手段7は、検索
条件強化・緩和知識を参照して、検索条件をレベル1ま
でとして再度検索を行う。
検索条件の強化及び緩和に関する知識に記された最も厳
しい検索条件を満たした事例のみを類似事例として検索
するようにすることもできる。上記の例では、「停電時
自動着床装置」に対する仕様判定結果が、非標準設計パ
ターン1で、かつ、レベル1かつレベル2の条件を満た
す事例を類似設計事例として検索するようにすることが
可能である。この場合は、先に説明した検索条件の強化
及び緩和に関する知識が検索条件を緩めるために用いら
れる。すなわち、最も厳しい条件で類似事例検索を行っ
た結果、例えば検索事例が0件だった場合に、検索条件
入力手段6を介して検索条件をレベル1までに緩めると
いう要求が入力されると、類似事例検索手段7は、検索
条件強化・緩和知識を参照して、検索条件をレベル1ま
でとして再度検索を行う。
【0046】上述した検索条件の強化及び緩和要求に応
じた類似設計事例検索は、設計者の要求に従い繰り返し
行うことができる。
じた類似設計事例検索は、設計者の要求に従い繰り返し
行うことができる。
【0047】このようにして検索された類似設計事例
は、検索結果出力手段8によって出力される。
は、検索結果出力手段8によって出力される。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、あ
らかじめ設定された検索方法により類似設計事例検索が
行われた結果、検索された類似事例が多すぎたり少なす
ぎたりした場合に、設計者の要求に応じて検索結果が適
当な量になるまで、対話的に検索条件を強化または緩和
して、類似設計事例検索を行うことが可能である。これ
により、単一の検索条件の下で類似設計事例の検索を行
う場合と比較して、設計者の要求を反映した柔軟な検索
が行えるため、より設計支援効果の高い類似設計事例検
索を実現できる。
らかじめ設定された検索方法により類似設計事例検索が
行われた結果、検索された類似事例が多すぎたり少なす
ぎたりした場合に、設計者の要求に応じて検索結果が適
当な量になるまで、対話的に検索条件を強化または緩和
して、類似設計事例検索を行うことが可能である。これ
により、単一の検索条件の下で類似設計事例の検索を行
う場合と比較して、設計者の要求を反映した柔軟な検索
が行えるため、より設計支援効果の高い類似設計事例検
索を実現できる。
【0049】次に、本発明による類似設計事例検索装置
の第2の実施例の構成を図5に示す。
の第2の実施例の構成を図5に示す。
【0050】この実施例の類似設計事例検索装置101
は、図1に示す第1の実施例の類似設計事例検索装置1
において、要求仕様・仕様判定結果記憶手段9と、設計
結果入力手段10と、事例追加必要性判定手段11と、
事例追加手段12と、を付加したものであり、以下の説
明では類似設計事例検索装置1と同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
は、図1に示す第1の実施例の類似設計事例検索装置1
において、要求仕様・仕様判定結果記憶手段9と、設計
結果入力手段10と、事例追加必要性判定手段11と、
事例追加手段12と、を付加したものであり、以下の説
明では類似設計事例検索装置1と同一の構成部分につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】要求仕様・仕様判定結果記憶手段9は、要
求仕様入力手段2を介して入力された要求仕様と、この
要求仕様を仕様判定手段3が仕様判定した結果とを記憶
する。設計結果入力手段10は、前記要求仕様の設計結
果を入力するために用いられる事例追加必要性判定手段
11は、類似事例検索手段7による類似設計事例検索の
結果に基づき、前記要求仕様とその仕様判定結果及び設
計結果から成る設計事例を、新たな設計事例として設計
事例ベースに追加する必要があるかどうかを判定する。
事例追加手段12は、事例追加必要性判定手段11が前
記要求仕様とその仕様判定結果及び設計結果からなる設
計事例を設計事例ベースに追加する必要があると判定し
た場合に、要求仕様・仕様判定結果記憶手段9に記憶さ
れた要求仕様及びその仕様判定結果と、設計結果入力手
段10を介して入力された設計結果とを入力とし、それ
らを新しい設計事例として設計事例ベースに登録する。
求仕様入力手段2を介して入力された要求仕様と、この
要求仕様を仕様判定手段3が仕様判定した結果とを記憶
する。設計結果入力手段10は、前記要求仕様の設計結
果を入力するために用いられる事例追加必要性判定手段
11は、類似事例検索手段7による類似設計事例検索の
結果に基づき、前記要求仕様とその仕様判定結果及び設
計結果から成る設計事例を、新たな設計事例として設計
事例ベースに追加する必要があるかどうかを判定する。
事例追加手段12は、事例追加必要性判定手段11が前
記要求仕様とその仕様判定結果及び設計結果からなる設
計事例を設計事例ベースに追加する必要があると判定し
た場合に、要求仕様・仕様判定結果記憶手段9に記憶さ
れた要求仕様及びその仕様判定結果と、設計結果入力手
段10を介して入力された設計結果とを入力とし、それ
らを新しい設計事例として設計事例ベースに登録する。
【0052】次に本実施例の動作を説明する。この類似
設計事例検索装置101によれば、設計者は、第一の実
施例において説明したように要求仕様が入力されると、
装置が提示する類似設計事例を利用して設計を進め、要
求仕様に基づく設計結果を得るが、この間、最初に入力
した要求仕様と仕様判定手段3による仕様判定結果は、
要求仕様・仕様判定結果記憶手段9に記憶・保存されて
いる。
設計事例検索装置101によれば、設計者は、第一の実
施例において説明したように要求仕様が入力されると、
装置が提示する類似設計事例を利用して設計を進め、要
求仕様に基づく設計結果を得るが、この間、最初に入力
した要求仕様と仕様判定手段3による仕様判定結果は、
要求仕様・仕様判定結果記憶手段9に記憶・保存されて
いる。
【0053】事例追加必要性判定手段11は、類似事例
検索手段7による類似設計事例検索結果に基づき、入力
された要求仕様に基づく設計事例を新しい事例として設
計事例ベースに追加する必要があるかどうかを判定す
る。事例追加の必要性判定の基準は、その事例を設計事
例ベースに追加することにより、類似設計事例検索装置
の設計支援効果が増すかどうかを考慮して設定する。
検索手段7による類似設計事例検索結果に基づき、入力
された要求仕様に基づく設計事例を新しい事例として設
計事例ベースに追加する必要があるかどうかを判定す
る。事例追加の必要性判定の基準は、その事例を設計事
例ベースに追加することにより、類似設計事例検索装置
の設計支援効果が増すかどうかを考慮して設定する。
【0054】以下に、事例追加必要性判定手段11によ
る、事例追加の必要性判定の例を示す。例えば、入力さ
れた要求仕様に対して、以下の仕様判定結果が与えられ
たとする。 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 次に類似設計事例検索が行われた結果、上記の判定結果
と同一の判定結果を持つ過去の類似設計事例が、事例ベ
ースに存在した場合、事例追加必要性判定手段11は、
入力された要求仕様に基づく設計事例を新たな設計事例
として事例ベースに追加する必要性はないと判定する。
一方、類似事例検索の結果、上記の仕様判定結果を持つ
過去の類似設計事例が事例ベースに存在しなかった場合
には、事例ベースに追加する必要性ありと判定する。
る、事例追加の必要性判定の例を示す。例えば、入力さ
れた要求仕様に対して、以下の仕様判定結果が与えられ
たとする。 判定対象 :停電時自動着床装置 判定結果 :非標準設計パターン1 次に類似設計事例検索が行われた結果、上記の判定結果
と同一の判定結果を持つ過去の類似設計事例が、事例ベ
ースに存在した場合、事例追加必要性判定手段11は、
入力された要求仕様に基づく設計事例を新たな設計事例
として事例ベースに追加する必要性はないと判定する。
一方、類似事例検索の結果、上記の仕様判定結果を持つ
過去の類似設計事例が事例ベースに存在しなかった場合
には、事例ベースに追加する必要性ありと判定する。
【0055】ここで説明した事例追加の必要性判定の基
準は一例であり、他にも、例えば検索条件を最も厳しく
した際に、類似設計事例が検索された場合には事例追加
が不要であり、検索されなかった場合には事例追加の必
要がある、というような判定基準を設定することもでき
る。
準は一例であり、他にも、例えば検索条件を最も厳しく
した際に、類似設計事例が検索された場合には事例追加
が不要であり、検索されなかった場合には事例追加の必
要がある、というような判定基準を設定することもでき
る。
【0056】事例追加必要性判定手段11によって、事
例追加の必要性があると判定された場合には、設計者が
設計結果入力手段10を介して設計結果を入力し、その
設計結果と要求仕様・仕様判定結果記憶手段に記憶され
ている要求仕様とその仕様判定結果とを入力として、事
例追加手段12が、入力された要求仕様とその仕様判定
結果及び設計結果とから構成される設計事例を新しい事
例として事例ベースに登録する。
例追加の必要性があると判定された場合には、設計者が
設計結果入力手段10を介して設計結果を入力し、その
設計結果と要求仕様・仕様判定結果記憶手段に記憶され
ている要求仕様とその仕様判定結果とを入力として、事
例追加手段12が、入力された要求仕様とその仕様判定
結果及び設計結果とから構成される設計事例を新しい事
例として事例ベースに登録する。
【0057】本実施例によれば、設計済みの事例を事例
ベースに次々と追加していくことができるため、装置を
使用するほどに豊富な設計事例を提示することができる
上、その際に、事例追加必要性判定手段により、事例追
加が本装置の設計支援効果を増す場合のみ事例追加を行
うため、不要な事例を事例ベースに格納することによ
る、事例ベース記憶手段資源の無駄と事例検索の際の効
率の低下を回避することができ、事例ベース記憶手段の
資源の有効活用と、検索効率の向上を実現できる。
ベースに次々と追加していくことができるため、装置を
使用するほどに豊富な設計事例を提示することができる
上、その際に、事例追加必要性判定手段により、事例追
加が本装置の設計支援効果を増す場合のみ事例追加を行
うため、不要な事例を事例ベースに格納することによ
る、事例ベース記憶手段資源の無駄と事例検索の際の効
率の低下を回避することができ、事例ベース記憶手段の
資源の有効活用と、検索効率の向上を実現できる。
【0058】次に、本発明による類似設計事例検索装置
の第3の実施例を図6を参照して説明する。
の第3の実施例を図6を参照して説明する。
【0059】本実施例の全体構成は図1に示した、第1
の実施例の類似設計事例検索装置1と同様の構成をと
る。以下の説明では類似設計事例検索装置1と同一の構
成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
の実施例の類似設計事例検索装置1と同様の構成をと
る。以下の説明では類似設計事例検索装置1と同一の構
成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】図6は、事例ベース記憶手段4に記憶され
た事例ベースの構成を示したものである。図6において
事例ベースは、「停電時自動着床装置」が非標準設計を
必要とすると判定された、「停電時自動着床装置」非標
準設計事例グループG1、「火災管制運転装置」が非標
準設計を必要とすると判定された、「火災管制運転装
置」非標準設計事例グループG2、…というように、類
似設計事例検索の際に、各事例の特徴として用いられる
仕様判定結果に基づき、グループ化されている。「停電
時自動着床装置」非標準設計事例グループG1には、
「停電時自動着床装置」が非標準設計パターン1である
と仕様判定された設計事例G11、非標準設計パターン
2であると仕様判定された設計事例G12、…が格納さ
れている。
た事例ベースの構成を示したものである。図6において
事例ベースは、「停電時自動着床装置」が非標準設計を
必要とすると判定された、「停電時自動着床装置」非標
準設計事例グループG1、「火災管制運転装置」が非標
準設計を必要とすると判定された、「火災管制運転装
置」非標準設計事例グループG2、…というように、類
似設計事例検索の際に、各事例の特徴として用いられる
仕様判定結果に基づき、グループ化されている。「停電
時自動着床装置」非標準設計事例グループG1には、
「停電時自動着床装置」が非標準設計パターン1である
と仕様判定された設計事例G11、非標準設計パターン
2であると仕様判定された設計事例G12、…が格納さ
れている。
【0061】本実施例の類似設計事例検索装置において
は、第1の実施例において説明したように、要求仕様入
力手段2を介して要求仕様が入力されると仕様判定手段
3により仕様判定が行われ、その仕様判定結果に基づき
類似設計事例検索手段7によって類似設計事例検索が行
われる。
は、第1の実施例において説明したように、要求仕様入
力手段2を介して要求仕様が入力されると仕様判定手段
3により仕様判定が行われ、その仕様判定結果に基づき
類似設計事例検索手段7によって類似設計事例検索が行
われる。
【0062】入力された要求仕様の仕様判定結果が 判定対象:「停電時自動着床装置」 判定結果:非標準設計パターン1 であったとする。この場合、類似設計事例検索手段7
は、設計事例ベース中の「停電時自動着床装置」非標準
設計事例グループG1の中から、「停電時自動着床装
置」の仕様判定結果が非標準パターン1の事例を検索
し、類似設計事例検索結果として、検索結果出力手段8
を介して設計者に提示する。
は、設計事例ベース中の「停電時自動着床装置」非標準
設計事例グループG1の中から、「停電時自動着床装
置」の仕様判定結果が非標準パターン1の事例を検索
し、類似設計事例検索結果として、検索結果出力手段8
を介して設計者に提示する。
【0063】本実施例によれば、類似設計事例の検索を
行う際、入力された要求仕様の仕様判定結果と、設計事
例ベースに格納されている全ての事例の仕様判定結果と
を比較する必要がなくなり、類似設計事例が存在する可
能性のある設計事例グループのみを検索対象とすること
により検索対象の範囲を狭められるため、設計事例ベー
ス内の事例がグループ化されていない場合と比較して、
効率の良い検索を実現できる。
行う際、入力された要求仕様の仕様判定結果と、設計事
例ベースに格納されている全ての事例の仕様判定結果と
を比較する必要がなくなり、類似設計事例が存在する可
能性のある設計事例グループのみを検索対象とすること
により検索対象の範囲を狭められるため、設計事例ベー
ス内の事例がグループ化されていない場合と比較して、
効率の良い検索を実現できる。
【0064】次に、本発明による類似設計事例検索装置
の第4の実施例の構成を図7に示す。
の第4の実施例の構成を図7に示す。
【0065】この第2の実施例の類似設計事例検索装置
102は、図1に示す第1の実施例の類似設計事例検索
装置1において、仕様判定結果一覧テーブル作成手段1
3と、仕様判定結果一覧テーブル記憶手段14とを付加
したものであり、以下の説明では類似設計事例検索装置
1と同一の構成部分については同一の符号を付して説明
を省略する。
102は、図1に示す第1の実施例の類似設計事例検索
装置1において、仕様判定結果一覧テーブル作成手段1
3と、仕様判定結果一覧テーブル記憶手段14とを付加
したものであり、以下の説明では類似設計事例検索装置
1と同一の構成部分については同一の符号を付して説明
を省略する。
【0066】仕様判定結果一覧テーブル作成手段13
は、設計事例ベース記憶手段4に記憶された設計事例ベ
ース中に格納された全ての過去の設計事例を入力とし
て、設計事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果の一
覧テーブルを作成する。
は、設計事例ベース記憶手段4に記憶された設計事例ベ
ース中に格納された全ての過去の設計事例を入力とし
て、設計事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果の一
覧テーブルを作成する。
【0067】仕様判定結果一覧テーブル記憶手段14
は、仕様判定結果一覧テーブル作成手段13により作成
された仕様判定結果の一覧テーブルを記憶する。
は、仕様判定結果一覧テーブル作成手段13により作成
された仕様判定結果の一覧テーブルを記憶する。
【0068】図8は、仕様判定結果一覧テーブル記憶手
段に記憶された仕様判定結果一覧テーブルの構成例であ
る。図8に示すように、仕様判定結果一覧テーブルに
は、事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果が表形式
で表現されている。
段に記憶された仕様判定結果一覧テーブルの構成例であ
る。図8に示すように、仕様判定結果一覧テーブルに
は、事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果が表形式
で表現されている。
【0069】次に本実施例の動作を説明する。本実施例
の類似設計事例検索装置102においては、まず、類似
設計事例検索が行われる前に、過去の設計事例が格納さ
れている設計事例ベース中の全設計事例を入力として、
仕様判定結果一覧テーブル作成手段13が、図8に示す
ような事例ベース中の全事例の仕様判定結果一覧テーブ
ルを作成し、それを仕様判定結果一覧テーブル記憶手段
14に記憶しておく。
の類似設計事例検索装置102においては、まず、類似
設計事例検索が行われる前に、過去の設計事例が格納さ
れている設計事例ベース中の全設計事例を入力として、
仕様判定結果一覧テーブル作成手段13が、図8に示す
ような事例ベース中の全事例の仕様判定結果一覧テーブ
ルを作成し、それを仕様判定結果一覧テーブル記憶手段
14に記憶しておく。
【0070】その後、第1の実施例において説明したよ
うに、要求仕様入力手段2を介して要求仕様が入力され
ると仕様判定手段3により仕様判定が行われ、その仕様
判定結果に基づき類似事例検索手段7によって類似設計
事例検索が行われる。
うに、要求仕様入力手段2を介して要求仕様が入力され
ると仕様判定手段3により仕様判定が行われ、その仕様
判定結果に基づき類似事例検索手段7によって類似設計
事例検索が行われる。
【0071】入力された要求仕様の仕様判定結果が 判定対象:「停電時自動着床装置」 判定結果:非標準設計パターン1 であったとする。この場合、類似事例検索手段7は、仕
様判定結果一覧テーブルを参照して、「停電時自動着床
装置」の仕様判定結果が非標準パターン1の事例を検索
し、類似設計事例検索結果として、検索結果出力手段8
を介して設計者に提示する。
様判定結果一覧テーブルを参照して、「停電時自動着床
装置」の仕様判定結果が非標準パターン1の事例を検索
し、類似設計事例検索結果として、検索結果出力手段8
を介して設計者に提示する。
【0072】本実施例によれば、類似設計事例の検索を
行う際、入力された要求仕様の仕様判定結果と、設計事
例ベースに格納されている全ての設計事例の仕様判定結
果とを比較する必要がなく、仕様判定結果一覧テーブル
を参照するだけで類似設計事例を検索することができる
ため、設計事例ベース内の全設計事例と仕様判定結果を
比較することにより検索を行う方法と比較して、効率の
良い検索を実現できる。
行う際、入力された要求仕様の仕様判定結果と、設計事
例ベースに格納されている全ての設計事例の仕様判定結
果とを比較する必要がなく、仕様判定結果一覧テーブル
を参照するだけで類似設計事例を検索することができる
ため、設計事例ベース内の全設計事例と仕様判定結果を
比較することにより検索を行う方法と比較して、効率の
良い検索を実現できる。
【0073】なお、上記実施例においては、設計対象が
昇降機である場合について説明したが本発明はこれに限
られるものではない。
昇降機である場合について説明したが本発明はこれに限
られるものではない。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、設計
支援効果の高い類似設計事例検索を実現することができ
る。
支援効果の高い類似設計事例検索を実現することができ
る。
【図1】本発明による類似設計事例検索装置の第1の実
施例の構成を示すブロック図。
施例の構成を示すブロック図。
【図2】仕様判定知識をルールの形で格納した知識ベー
スの構成例を示した図。
スの構成例を示した図。
【図3】設計事例記憶手段に記憶された設計事例ベース
の構成例を示した図。
の構成例を示した図。
【図4】検索条件強化・緩和知識記憶手段に記憶された
検索条件強化・緩和知識の構成例を示した図。
検索条件強化・緩和知識の構成例を示した図。
【図5】本発明による類似設計事例検索装置の第2の実
施例の構成を示すブロック図。
施例の構成を示すブロック図。
【図6】各設計事例の仕様判定結果に基づき、分割され
た設計事例ベースの構成例を示した図。
た設計事例ベースの構成例を示した図。
【図7】本発明による類似設計事例検索装置の第4の実
施例の構成を示すブロック図。
施例の構成を示すブロック図。
【図8】事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果の一
覧テーブルの一例を示した図。
覧テーブルの一例を示した図。
1 昇降機の類似設計事例検索装置 2 要求仕様入力手段 3 仕様判定手段 4 設計事例ベース記憶手段 5 検索条件強化・緩和知識記憶手段 6 検索条件入力手段 7 類似事例検索手段 8 検索結果出力手段 9 要求仕様・仕様判定結果記憶手段 10 設計結果入力手段 11 事例追加必要性判定手段 12 事例追加手段 13 仕様判定結果一覧テーブル作成手段 14 仕様判定結果一覧テーブル記憶手段 31 知識ベース 32 推論エンジン 101 昇降機の類似設計事例検索装置 102 昇降機の類似設計事例検索装置 R1 「停電時自動着床装置」の仕様判定を行うルール
群 R2 「オートアナウンス」の仕様判定を行うルール群 C1 過去の設計事例 C2 過去の設計事例 C11 過去の設計事例C1の要求仕様 C12 過去の設計事例C1の仕様判定結果 C13 過去の設計事例C1の設計結果 C21 過去の設計事例C2の要求仕様 C22 過去の設計事例C2の仕様判定結果 C23 過去の設計事例C2の設計結果 S1 「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化
・緩和知識 S2 「オートアナウンス」に関する検索条件の強化・
緩和知識 G1 「停電時自動着床装置」非標準設計事例グループ G2 「火災管制運転装置」非標準設計事例グループ G11 過去の設計事例 G12 過去の設計事例 G21 過去の設計事例 G22 過去の設計事例
群 R2 「オートアナウンス」の仕様判定を行うルール群 C1 過去の設計事例 C2 過去の設計事例 C11 過去の設計事例C1の要求仕様 C12 過去の設計事例C1の仕様判定結果 C13 過去の設計事例C1の設計結果 C21 過去の設計事例C2の要求仕様 C22 過去の設計事例C2の仕様判定結果 C23 過去の設計事例C2の設計結果 S1 「停電時自動着床装置」に関する検索条件の強化
・緩和知識 S2 「オートアナウンス」に関する検索条件の強化・
緩和知識 G1 「停電時自動着床装置」非標準設計事例グループ G2 「火災管制運転装置」非標準設計事例グループ G11 過去の設計事例 G12 過去の設計事例 G21 過去の設計事例 G22 過去の設計事例
Claims (4)
- 【請求項1】設計対象に対する要求仕様を入力する要求
仕様入力手段と、 前記要求仕様から設計作業内容を判定するために用いら
れる知識がルールの形で格納された知識ベース及びこの
知識ベースに格納されているルールを選択し実行するこ
とによって推論処理を行う推論エンジンを有する仕様判
定手段と、 前記設計対象の過去の要求仕様、この過去の要求仕様を
前記仕様判定手段により判定した仕様判定結果、及び過
去の要求仕様に基づき行われた設計対象の設計結果を内
容とする前記設計対象の過去の設計事例を格納した設計
事例ベースを記憶しておく設計事例ベース記憶手段と、 前記要求仕様入力手段により入力された要求仕様に対し
て、類似した設計内容を持つ過去の設計事例を前記設計
事例ベースから検索する際の、検索条件の強化及び緩和
に関する知識を記憶しておく検索条件強化・緩和知識記
憶手段と、 この検索条件強化・緩和知識記憶手段に記憶された知識
に基づいて類似設計事例検索の際の検索条件の強化及び
緩和の要求を入力する検索条件入力手段と、 前記検索条件入力手段から入力された検索条件の強化及
び緩和の要求に応じて、前記検索条件強化・緩和知識を
参照し、要求された検索条件の下で、前記仕様判定手段
が行った仕様判定結果に基づき、入力された要求仕様と
設計内容が類似した過去の設計事例を、前記設計事例ベ
ースから検索する類似事例検索手段と、 前記類似事例検索手段が検索した過去の類似設計事例を
出力する検索結果出力手段と、 を備えていることを特徴とする類似設計事例検索装置。 - 【請求項2】前記要求仕様入力手段を介して入力された
要求仕様及びこの入力された要求仕様を前記仕様判定手
段が判定した仕様判定結果を記憶しておく要求仕様・仕
様判定結果記憶手段と、 前記要求仕様の設計結果を入力する設計結果入力手段
と、 前記類似事例検索手段による類似設計事例の検索結果に
基づき、入力された要求仕様及びこの要求仕様の判定結
果並びに設計結果から成る設計事例を、前記設計事例ベ
ースに格納する必要性を判定する事例追加必要性判定手
段と、 この事例追加必要性判定手段により、事例追加の必要が
あると判定された場合に、前記要求仕様・仕様判定結果
記憶手段に記憶された要求仕様及び仕様判定結果と前記
設計結果入力手段を介して入力された設計結果を、新し
い設計事例として前記設計事例ベースに登録する事例追
加手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の類似設計事例
検索装置。 - 【請求項3】前記類似事例検索手段による類似設計事例
検索の際に用いられる設計事例の特徴に基づき、前記設
計事例ベースが分割または階層化された構成をとること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の類似設計事
例検索装置。 - 【請求項4】前記設計事例ベース中に格納されている全
ての過去の設計事例を入力とし、設計事例ベース中の全
設計事例の前記仕様判定手段による仕様判定結果の一覧
テーブルを作成する仕様判定結果一覧テーブル作成手段
と、 この仕様判定結果一覧テーブル作成手段により作成され
た、設計事例ベース中の全設計事例の仕様判定結果の一
覧テーブルを記憶する仕様判定結果一覧テーブル記憶手
段とを備え、 前記類似事例検索手段は、前記仕様判定結果一覧テーブ
ルを参照することにより、類似設計事例の検索を行うこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の類似設計事例検索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7025415A JPH08221437A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 類似設計事例検索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7025415A JPH08221437A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 類似設計事例検索装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08221437A true JPH08221437A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12165319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7025415A Pending JPH08221437A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 類似設計事例検索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08221437A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010020617A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Kobe Steel Ltd | 設計事例検索装置,設計事例検索プログラム |
US11295039B2 (en) | 2017-03-09 | 2022-04-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Support system and method |
JPWO2022230115A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP7025415A patent/JPH08221437A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010020617A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Kobe Steel Ltd | 設計事例検索装置,設計事例検索プログラム |
US11295039B2 (en) | 2017-03-09 | 2022-04-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Support system and method |
JPWO2022230115A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | ||
WO2022230115A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | 三菱電機株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
KR20230155009A (ko) * | 2021-04-28 | 2023-11-09 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 정보 처리 장치, 정보 처리 방법, 및 기록 매체 |
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