JPH08221416A - 誤りチェック装置 - Google Patents

誤りチェック装置

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Publication number
JPH08221416A
JPH08221416A JP7022758A JP2275895A JPH08221416A JP H08221416 A JPH08221416 A JP H08221416A JP 7022758 A JP7022758 A JP 7022758A JP 2275895 A JP2275895 A JP 2275895A JP H08221416 A JPH08221416 A JP H08221416A
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JP
Japan
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error
word
candidate
determination module
module
Prior art date
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Application number
JP7022758A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nagano
正 永野
Hideko Kurita
秀子 栗田
Takao Fukushige
貴雄 福重
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08221416A publication Critical patent/JPH08221416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、文書の誤りをチェックする場合に
スペルミスだけでなく和製英語や活用ミスなどの思い違
いをも訂正でき、かつ複数の誤りが混在することによる
わかりにくさを排除し、確からしい候補を優先的に提示
することにより文書校正を効率化することを目的とす
る。 【構成】 文切出部は入力された文を単語単位に切り分
ける。複数の誤り判定モジュールは入力に対してそれぞ
れ独自の方法で候補を生成する。判定モジュール適用部
は切り分けられた単語で辞書を引き、載っていなかった
ものについて一定の順序と停止条件で誤り判定モジュー
ルを適用し、結果を蓄積する。表示部は判定モジュール
適用部で得られた結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機による文書処理、
ワードプロセッサ、スペルチェックにおいて行われる誤
りチェックを行う誤りチェック装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの入力した文書に対して誤
りを検出指摘するような処理を含む文書処理システムと
しては、まず文書を単語毎に切り分け、各単語について
辞書を引き、なかったものについてそれに近い単語を候
補として表示する、いわゆるスペルチェッカと呼ばれる
ものがあった。
【0003】誤り検出にあたっては、まず各単語に関し
て辞書を引き、辞書に存在しなかったものを誤りと認定
し、次に誤りと認定した文字列について、その文字列の
一部を変形することによって元の文字列に近い文字列を
発生させ、その中で辞書に載っている単語に合致したも
のを候補とする、という方法がとられていた。変形の方
法としては、文字列の中の1文字の削除、任意の位置へ
の文字挿入、隣り合った文字の交換などの方法が用いら
れた。ユーザの指示に従って複数候補から1つを選択し
て置き換えを自動的に行なうことができるものもあっ
た。
【0004】以上のような方法で綴りの間違いを計算機
によって自動的にチェックでき、作成した電子化文書の
校正などに有効であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の「似ている文字
列を作成してみて、辞書に載っていないかどうかを確か
める」という方法による候補生成は、無意識に意図して
いたのとは別のキーを打ってしまった誤りや、打つ力が
弱かったために実際には入力されなかった場合、あるい
は余分なキーを押してしまった場合などには有効であ
る。
【0006】しかし誤りが発生する原因は、これだけで
はない。活用語の活用規則を知らなかったり間違えて覚
えていたために発生することもありうる。また、ユーザ
が単語の綴りを間違って覚えていたり、単語の意味や用
法を誤って記憶していたために誤った単語を入力してし
まうこともありうる。また、日本人が英文を書く場合に
は、カタカナ語をそのまま英語にしたものを書いてしま
う場合もある(例えば、「サラリーマン」を英語にし
た"salaryman"など)。
【0007】こうした誤りに対して従来のスペルチェッ
クを適用すると、文字列として近い単語が表示されてし
まうためにユーザが犯した誤りに対する適切な修正とな
る候補を生成できない。また、的外れな候補を表示する
ためにユーザを混乱させるという問題もある。特に書き
手が自分の母国語でない言語で文書を作成する場合にこ
のような原因による誤りは頻発し、深刻な問題となる。
しかも、そのような場合は誤っていることを示しただけ
ではユーザが自分で訂正できない場合が多く、適切な候
補を出力することの重要性は、打ち間違いの場合よりも
大きい。
【0008】この問題に対処するためには、文字列とし
て近い候補を生成するだけでなく、全ての間違いのパタ
ーンに対応する候補を生成しなければならないが、単純
にこれを行なうと、候補の中に正解が含まれる確率は大
きくすることができても、ある間違いに対して生成され
る候補の数が増え過ぎ、候補の中から正しいものを選択
するのに時間がかかる。
【0009】また、文字列として似ている単語だけでな
く色々な推定方法に基づく候補が混在することによって
ユーザをかえって混乱させてしまう、という問題があっ
た。また、上記のようにユーザ自身に言語についての知
識が乏しい場合、候補を表示するだけではユーザに理解
できないことがある。そのような場合、間違いの原因を
メッセージとして提示することが有効であるが、それを
スペルチェックに整合的に組み込むための枠組みは実現
されていなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】多様な誤りを系統的に処
理するために、特定の条件を満たす修正候補を発生する
誤り判定モジュールを複数個持てるように構成する。こ
こでいう「条件」は正しい修正である確率の高さや、
「打ち間違い」「和製英語」「活用間違い」という誤り
の種類をグルーピングするために用いられる。
【0011】誤り判定モジュールは「もし見つかった場
合にその種類の誤りである」確率が高い順に適用され、
最初に候補を出力した誤り判定モジュールと同じレベル
の確度の候補を生成する誤り判定モジュールからの候補
だけをユーザにまず提示される。こうすることによっ
て、ユーザが表示された候補の中から真の候補を選択す
るための労力を減少させることができる。
【0012】また、上記のようにして一旦提示した候補
の中に正しいものがなければ、別の、より優先度の低い
候補を出力する誤り判定モジュールからの候補を出すよ
うに指定できるようにする。これにより、システムが提
示できる候補を増やしつつ、正しい候補を見つけて選択
するまでの労力の増加を抑えることができる。
【0013】また、上記のように構成すれば、各誤り判
定モジュールは全く独立の内部アルゴリズムを持つこと
ができるので、和製英語による誤りの判定などは、デー
タベースを検索することによる候補生成方法を用いるこ
とができる。さらにこのデータベースの内部に候補とと
もにユーザに対する指摘メッセージを登録しておけば、
候補を表示するときにと同時にユーザへの説明を表示で
きる。
【0014】このようにして、多様な種類の候補をわか
りやすくグループ化して表示させることができるととも
に、わかりにくいときにはメッセージを出すこともでき
るようになる。
【0015】
【作用】入力された文書は、まず単語切出部で単語毎に
切り分けられ、判定モジュール適用部に入力される。判
定モジュール適用部では、入力された文字列を元に一定
の条件を満たす修正候補を出力する複数の「誤り判定モ
ジュール」を一定の順番と停止条件で各単語に対して順
次適用する。モジュールが候補を出力したら、モジュー
ル適用部はそれを表示部に送り表示する。また、適用し
たモジュールがメッセージを出力する機能を持つとき
は、候補と同時にメッセージも表示する。
【0016】候補を表示した状態において候補の選択、
別の置換文字列の入力、別候補の表示をユーザは端末装
置から行なうことができる。ユーザの指定に応じて変更
部は文書バッファを変更する。別候補の表示が指定され
た場合は、判定モジュール適用部は、次の優先順位にあ
る誤り判定モジュールを適用する。
【0017】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を用
いて説明する。図1は本発明の実施例を示すブロック図
である。図1は各実施例の説明において共通に用いる。
1は対象となる電子化文書を格納する文書バッファ、2
は文書バッファ中に存在する単語の位置を判定する単語
切出部、3は決められた条件と順番に従って誤り判定モ
ジュールを起動する判定モジュール適用部、4は特定の
種類の規則にしたがって誤りの候補を生成し、必要なら
その妥当性を評価して出力する誤り判定モジュール、5
はユーザへの表示とユーザからの入力受付を行なう端末
装置、6は単語辞書、7はモジュール適用部から送られ
るコマンドにより文書バッファの内容を変更する変更部
である。
【0018】まず、各実施例に共通の事項を図1を用い
て説明する。各実施例では、英語の文書に対する誤りチ
ェックを対象とする。英文のチェックを行なう場合、チ
ェックを行なうべき文書が格納された文書バッファ1の
内容を単語切出部2に入力する。単語切出部2では入力
された文書中に存在する単語の位置が判定される。対象
文書が英語であるので、スペースや改行記号などの単語
の区切りとなる記号に基づいて位置を決定することがで
きる。
【0019】これについては従来のスペルチェッカでも
実現されているので、ここでは単語切出部の内部構造に
ついては深くは言及しない。従来のスペルチェッカと同
様の技術を用いて実現する。単語切出部は入力文書に、
入力文書に含まれる全ての単語の位置を示す情報を付加
して判定モジュール適用部3に送る。
【0020】判定モジュール適用部3では、入力された
各単語について、まず単語辞書6を検索することにより
単語が誤りであるかどうかを判定する。単語が辞書の見
出しまたはその変形に合致しなかった場合に誤りと判定
する。誤りと判定される語が見つかるまでは何もしな
い。誤りと判定された語が見つかると、判定モジュール
適用部は、決められた順序と停止条件に従って誤り判定
モジュール4(複数)を入力文字列に対して適用する。
【0021】誤り判定モジュールを起動する順序と停止
条件は実施例によって異なる。各誤り判定モジュール4
は文字列を入力されるとそれに対して言い換え候補とな
る文字列を生成する。その内部構成は実施例によって、
また各モジュールによって異なる。
【0022】判定モジュール適用部3は誤り判定モジュ
ール4の出力をそのまま、あるいは必要に応じて複数の
判定モジュールの出力を蓄積したのち、端末装置5に送
る。端末装置では、送られた情報を表示し、端末装置へ
のユーザ入力が行なわれるのを待つ。ユーザは端末装置
への入力によって、表示されている候補のうちのどれか
を選択することができる。候補の選択が行なわれると、
変更部7が起動される。変更部7は文書バッファ1中に
おける誤りと判定された語をユーザが選択した単語に置
き換える。現在文書中のどの語が処理されているかは判
定モジュール適用部の状態を参照することによって決定
する。
【0023】また、変更部は変更を行なったあと、判定
モジュール適用部内に保持されている単語の位置に関す
る情報を文書バッファ内の実際の位置が正しく反映され
るように修正する。以上の置換処理が行なわれた後、判
定モジュール適用部は入力された単語のうち、まだ判定
処理を行なっていないものについての処理を続行する。
文書バッファ1中から単語切出部2によって検出された
全ての単語について判定し終えるまで、上記の処理を繰
り返す。以上が各実施例における共通事項の説明であ
る。
【0024】次に、第1の実施例を説明する。第1の実
施例は本発明の請求項1と請求項3を同時に実施したも
のである。図2は第1の実施例のブロック図である。本
実施例では誤り判定モジュールの個数は3であり、21
は和製英語をチェックするための誤り判定モジュール
A、22は1回の打ち間違いをチェックするための誤り
判定モジュールBである。23は複数回の打ち間違いを
チェックするための誤り判定モジュールCである。
【0025】図3に本実施例におけるモジュール適用部
のフローチャートを示す。判定モジュール適用部3はま
ず単語切出部によって切出された単語を順番に選択し各
単語文字列について単語辞書6を検索する。もし辞書中
に存在すれば何もせずに次の単語の処理に移るが、辞書
中に存在しなければその誤った「単語」を入力として誤
り判定モジュールの起動を行なう。
【0026】本実施例では、まず誤り判定モジュールA
と誤り判定モジュールBを起動する(St.6)。誤り判
定モジュールAでは入力された文字列が和製英語である
かどうかを判定し、もし和製英語であればその和製英語
の日本語の意味に対応する正しい英単語を生成する。
【0027】誤り発生モジュールAの内部構成を図4に
示す。本実施例において、誤り判定モジュールA内には
和製英語(カタカナ語をそのまま英語に直したもので、
英単語としては存在しないもの)をキーとしてその和製
英語の日本語としての意味に近い英単語の集合を引き出
すことができるデータベースがあり、候補生成部は前述
の辞書に存在しなかった「単語」をキーとしてこのデー
タベースを引く。その結果、データとして登録されてい
るものを引き出すことができれば、誤り判定モジュール
Aはそれが和製英語であると判定し、引き出された英単
語の集合を候補文字列として出力する。もしデータとし
て登録されているものがなければ、誤り判定モジュール
Aは和製英語ではないと判定する。
【0028】一方、誤り判定モジュールBは入力単語に
文字列として近い文字列を生成する。図5に誤り判定モ
ジュールBの内部構成を示す。入力された文字列は、置
換文字列発生部5ー1、削除文字列発生部5ー2、追加
文字列発生部5ー3、交換文字列発生部5ー4、にそれ
ぞれ送られる。置換文字列発生部5ー1は入力された文
字列内の任意の1文字を任意の別の文字に置換してでき
た文字列を全て生成する。追加文字列発生部5ー2は入
力された文字列内の任意の位置に任意の1文字を追加し
てできた文字列を全て生成する。削除文字列発生部5ー
3は入力された文字列内の任意の1文字を削除してでき
た文字列を全て生成する。交換文字列発生部5ー4は入
力された文字列内の隣り合う任意の2文字を交換してで
きた文字列を全て生成する。
【0029】このようにして生成された多くの文字列は
辞書検索部5ー5に送られる。辞書検索部5ー5では入
力された単語をキーとして単語辞書を引き、辞書内に単
語として登録されていたものだけを出力する。以上のよ
うにして、入力された文字列に近く、かつ辞書に単語と
して載っている文字列だけを生成することができる。も
し以上の方法で辞書に登録された単語を出力することが
できれば誤り判定モジュールBはうち間違いによる誤り
であると判定し、辞書に登録されている関連する全ての
単語を候補としてモジュールの出力とする。
【0030】誤り判定モジュールAか誤り判定モジュー
ルBのどちらかがが1つでも候補を出力すれば、出力さ
れた候補を全てを端末装置5に送る。この時点でユーザ
は端末装置を用いて表示された候補の中から1つを選択
することができる。その結果変更部による文書バッファ
の変更がおこなわれる。なお、意図した候補が表示され
なかった場合、端末から任意の文字列を入力して、変更
部に送ることができる。 この場合、変更部は元の誤っ
た「単語」をユーザが入力した文字列で置き換える。こ
れらのユーザ入力に基づく処理が終了すると判定モジュ
ール適用部は現在処理した単語の次の単語から処理を再
開する(図3のSt5)。
【0031】誤り判定モジュールAか誤り判定モジュー
ルBがどちらも候補を生成しなかった場合は、誤り判定
モジュールCが起動される。誤り判定モジュールCは入
力された文字列に似ている文字列を似ている順に段階的
に捜していき、候補が見つかるまで処理を行なう。
【0032】誤り判定モジュールCの構成を図6に示
す。誤り判定モジュールCの動作は誤り判定モジュール
Bに類似しているが、置換文字列発生部、削除文字列発
生部、追加文字列発生部、交換文字列発生部がそれぞれ
置換、削除、追加、交換の処理を複数回実行できるよう
に構成されている。語数記憶部には現在の置換などの処
理を行なう回数が記憶されている。
【0033】誤り判定モジュールCの処理のフローを図
7に示す。Nはその時点での処理回数を示す。当初はN
には2が代入されている。次のステップ(St72)で
は、Nの値に応じて、置換、削除、追加、交換、の処理
を合わせてN回行なって得られた文字列を図6の辞書検
索部に入力する。これは図6において一時バッファに蓄
積された変換文字列をもう一度各発生部に入力してやる
ことを繰り返すことによって実現できる。
【0034】最初の実行ではN=2なので、置換、削
除、追加、交換の処理をそれぞれ2回行なって得ること
ができる全ての文字列が生成される。生成された各文字
列で辞書が参照され、辞書に載っている単語が収集され
る。このようにしてもし1つでも辞書に載っている単語
が生成できれば、各生成処理を終了した段階で辞書に載
っていた単語を全て集めて誤り判定モジュール生成部の
出力とする。もし1つも生成できなければ、Nの値を1
つ増やして(St74)各生成処理で生成処理を再実行
する。以上のステップを候補が生成できるまで繰り返
す。このようにすれば、必ず候補を生成することができ
るので、出力した候補を端末装置5に送る。
【0035】この時点でユーザは端末装置を用いて表示
された候補の中から1つを選択して元の語を置換する
か、ユーザ自身が入力した語で元の語を置換することが
できる。ユーザ指定に基づく処理を終えると次の単語の
処理に移る。
【0036】以上のようにして、モジュールAとモジュ
ールBによって正しい候補である確率が高い候補が出せ
た場合にはそれを最初に表示し、そうでなかった場合に
のみやや確度の低い候補を出す、という処理が実現でき
る。
【0037】この例では「明らかな和製英語」として登
録されていた場合は、その和製英語を正しい英語に言い
換えたものはユーザが本当の意味で犯した誤りの訂正で
ある可能性が高い。また、「1箇所だけ違う英単語があ
った」という場合もこの英単語に直すことが正しい訂正
である可能性は高い。しかし、「2箇所以上違う英単
語」があった場合にはこの単語がユーザが本当に意図し
ていた単語である可能性は低くなる。
【0038】本実施例では、上記の構成により、可能性
が高い生成方法について候補があった場合には可能性の
低い候補の出力をしないようにことができる。また、
「和製英語」という通常のスペルチェックとは違う観点
によって生成された候補を含めて「確からしさ」の優先
順位を自由につけて候補を生成することができる。
【0039】(実施例2)次に本発明の第2実施例を説
明する。本実施例の構成は第1の実施例と同様であり、
図2で示される。本実施例の判定モジュール適用部のフ
ローを図8に示す。本実施例の処理フローは第1の実施
例とほぼ同じであるが、ユーザによる候補の選択、文字
列の入力を行なう際に、「別項補の表示」という指令を
端末装置から判定モジュール適用部に遅れる機能が追加
されている(St810)。ユーザが「別候補の表示」
を選択すると、誤り判定モジュールAまたは誤り判定モ
ジュールBが候補を出力できた場合であっても、誤り判
定モジュールCによって生成された候補を表示し、ユー
ザに選択させることができる。
【0040】このようにして、最初に優先度の高い候補
を表示しながら、万一その中にユーザの意図した候補が
なく、ユーザが正しい綴りを知らなかったとしても、正
しい単語の候補を出力させることができる。本実施例は
2段階のみの表示切り替えを行なっているが、より多く
の誤り判定モジュールを用意し、ユーザによって候補を
選択する際に「別候補」が選択された場合に、まだ適用
されていない誤り判定モジュールの中で、最も確からし
い候補を生成するモジュールまたはモジュールのグルー
プを起動するように構成することにより、優先順位を何
段階にでも分けることができる。
【0041】(実施例3)次に本発明の第3実施例を説
明する。本実施例の構成を図9に示す。本実施例におけ
る誤り判定モジュールの数は3である。
【0042】第1の誤り判定モジュールDは実施例1に
おける判定モジュールAと同様、和製英語かどうかを判
定し候補を生成するが、Aと違うのは各候補と共にユー
ザへのメッセージを出力する点である。これは図4にお
ける和製英語の修正候補データベースに候補となる単語
だけでなくユーザに対するメッセージも格納しておき、
データベース検索が成功したときに候補とともにメッセ
ージを出力するように構成することで実現できる。
【0043】第2の誤り判定モジュールEは活用間違い
かどうかを判定するモジュールである。誤り判定モジュ
ールEは活用間違いDBを検索する。誤り判定モジュー
ルEの構成を図10に示す。このDBは活用間違いの型
式をキーとして正しく活用した形を格納している。入力
単語がこのDBのキーに一致した場合、誤った活用をし
ていたと判定され、メッセージと正しい活用形が出力さ
れる。メッセージは常に「活用形が違っています」とい
うものである。なお、誤り判定モジュールEは、規則変
化語の語尾(s,es,d,edなど)を削除して単語辞書を検
索して判定するという手段で実現することもできる。
【0044】第3の誤り判定モジュールFは打ち間違い
の誤りを判定するもので、第1実施例における誤り判定
モジュールBと誤り判定モジュールCの機能を合わせ持
つものである。誤り判定モジュールFの内部構成は第1
実施例における誤り判定モジュールCと同様であるが、
語数記憶部の初期値が2ではなく1である。
【0045】誤り判定モジュールFの処理フローを図1
1に示す。Nの初期値を1とすることで、1回だけ置
換、追加、削除、交換を行なった文字列を生成できる。
このようにして生成された文字列で辞書に載っているも
のがあればそれが誤り生成モジュールFの出力となる。
ここまでで、第1実施例における誤り判定モジュールB
と同様の処理を行なっている。もし辞書に載っているも
のがなければN=2となる。以後は第1実施例における
誤り判定モジュールCと同様の処理が行なわれる。全体
として、入力文字列に対して何回かの置換、追加、削
除、交換を行なって生成できる単語のうち、最も少ない
回数で生成できるものの全てが候補として出力される。
【0046】図12に本実施例の判定モジュール適用部
のフローチャートを示す。入力単語毎に辞書を引き、辞
書になかった単語についてのみ処理を行なう点は第1実
施例と同様である。該当する単語について先ず誤り判定
モジュールDが適用され和製英語である場合にはその和
製英語についてのメッセージと候補となる文字列が端末
装置に送られ表示される。誤り判定モジュールDで和製
英語ではないと判定された場合には 次に誤り判定モジ
ュールEが適用され活用間違いである場合には「活用間
違いである」というメッセージと候補となる語句が端末
装置に送られる。
【0047】以上の処理で和製英語でも活用間違いでも
ないと判定された場合には誤り判定モジュールFが適用
され、文字列として近い候補が出力される。いずれの場
合も候補やメッセージが出力された後は、ユーザは端末
装置を用いて候補の中の1つの選択や文字列の入力を行
なうことができる。(第1実施例と同様) 以上のようにして、和製英語であるときには例えば「"g
uardman" は和製英語です。警備員という意味ならば "s
ecurity gurad"、守衛ならば "watchman" などといいま
す。」といった詳しいアドバイスを提示することができ
る。一方、活用間違いの場合には「活用間違いです」と
いうメッセージが表示されるとともに正しい活用をした
語(候補)を表示し、どちらでもなければ最も文字列と
して似ている候補を表示できる。
【0048】以上のように、詳しい説明が必要な種類の
間違いの場合には候補に固有のメッセージを引き出して
出力することができ、長々とした説明は不要だが間違い
の種類を提示することが有用な場合には種類だけを提示
し、メッセージそのものが不要である場合には候補のみ
を提示する、というように誤りの種類に応じて適切な詳
しさのメッセージが提示できる。また、本構成をとるこ
とにより、誤りの種類のみを提示する場合にはDBの各
項目にメッセージを格納する必要はなく、領域を節約で
きる。
【0049】
【発明の効果】本発明の効果は、第一に生成する候補を
優先度に応じて段階的にユーザに提示することにより、
ユーザが正しい選択を行なうまでに要する労力を最小に
することができるということである。このとき、表示す
る候補の優先順位はスペルミスだけでなく思い違い(和
製英語など)の推定によるものも混在させて決定するこ
とができる。これにより、ユーザによる候補選択に要す
る平均的労力を増加させずに、提示可能な候補を増加さ
せることができる。
【0050】第二に候補提示の際に候補をその種類毎に
グルーピングすることができ、かつ必要に応じて適切な
詳しさのメッセージを表示することができるため、ユー
ザを混乱させることなく多種類の推定による候補を表示
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における誤りチェック装置の概
略構成を示す概念図
【図2】本発明の第1の実施例における誤りチェック装
置の構成を示すブロック図
【図3】第1の実施例の判定モジュール適用部の動作を
示すフローチャート
【図4】誤り判定モジュールAの構成を示す概念図
【図5】誤り判定モジュールBの構成を示す概念図
【図6】誤り判定モジュールCの構成を示す概念図
【図7】誤り判定モジュールCの処理を示すフローチャ
ート
【図8】本発明の第2の実施例の判定モジュール適用部
の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例における誤りチェック装
置の構成を示すブロック図
【図10】誤り判定モジュールEの構成を示す概念図
【図11】誤り判定モジュールFの処理を示すフローチ
ャート
【図12】本発明の第3の実施例の判定モジュール適用
部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 文書バッファ 2 単語切出部 3 判定モジュール適用部 4 誤り判定モジュール 5 端末装置 6 単語辞書 7 変更部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力文書から単語を抽出する単語切出部
    と、抽出された単語が特定の条件を満たす誤りかどうか
    を判定し修正候補を生成する複数の誤り判定モジュール
    と、各誤り判定モジュールを一定の順序と停止条件で呼
    び出す判定モジュール適用部と、誤り判定モジュールか
    ら出力された情報を表示する表示部とを有し、 特定の誤り判定モジュールによって生成された候補のみ
    を独立に表示することを特徴とする誤りチェック装置。
  2. 【請求項2】 誤り判定モジュールにメッセージを出力
    する手段を設け、修正候補とともに説明メッセージを出
    力することを特徴とした請求項1記載の誤りチェック装
    置。
  3. 【請求項3】 誤り判定モジュールの1つとして和製英
    語かどうかを判定する誤り判定モジュールを有すること
    を特徴とした、請求項1記載の誤りチェック装置。
  4. 【請求項4】 誤り判定モジュールの1つとして活用間
    違いかどうかを判定する誤り判定モジュールを有するこ
    とを特徴とした、請求項1記載の誤りチェック装置。
  5. 【請求項5】 ある誤り判定モジュールの集合によって
    生成された候補を表示中に、ユーザの入力に応じて別の
    誤り判定モジュールによって生成された候補を表示する
    ように指定する手段を判定モジュール適用部に持たせた
    ことを特徴とする請求項1記載の誤りチェック装置。
JP7022758A 1995-02-10 1995-02-10 誤りチェック装置 Pending JPH08221416A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110852091A (zh) * 2019-11-11 2020-02-28 杭州安恒信息技术股份有限公司 错别字的监测方法、装置、电子设备和计算机可读介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110852091A (zh) * 2019-11-11 2020-02-28 杭州安恒信息技术股份有限公司 错别字的监测方法、装置、电子设备和计算机可读介质
CN110852091B (zh) * 2019-11-11 2023-08-15 杭州安恒信息技术股份有限公司 错别字的监测方法、装置、电子设备和计算机可读介质

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