JPH082213B2 - 脱穀装置の扱室受網 - Google Patents

脱穀装置の扱室受網

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JPH082213B2
JPH082213B2 JP61295039A JP29503986A JPH082213B2 JP H082213 B2 JPH082213 B2 JP H082213B2 JP 61295039 A JP61295039 A JP 61295039A JP 29503986 A JP29503986 A JP 29503986A JP H082213 B2 JPH082213 B2 JP H082213B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、水稲、陸稲、麦、豆などの穀類の脱穀に
使用される脱穀装置の扱室受網に関するものであり、と
くには耐摩耗性および撥水性にすぐれる超高分子量ポリ
エチレンでその扱室受網を構成することにより、すぐれ
た耐摩耗性をもたらすとともに、受網の目詰まりを有効
に防止するものである。
(従来の技術) 脱穀装置に適用されて脱粒、こなし、粗選別などに寄
与する従来既知の扱室受網としては、たとえば第11図に
示すものがある。
図中1は扱室内に回転駆動可能に配置した扱胴を、2
はこの扱胴1の周面に、その周方向および軸線方向へ間
隔をおいて設けた扱歯をそれぞれ示し、ここでは、扱胴
1の下側に、その周面に沿う形状に湾曲させた扱室受網
3が配設されている。
ここで、平面形状がほぼ矩形をなすこの扱室受網3
は、たとえば、a−a矢視図に示すように、線径が約2
〜2.6φ、網目が9〜13mm程度のクリンプ金網、織金網
などからなる金網の複数枚、図示例では三枚を並列に並
べることにより構成されており、このような受網3は、
それぞれの金網3a,3b,3cの周辺部分を、取付枠4の周辺
に位置する外向きフランジ4aおよびその中間部分に位置
する支持桟4bに、取付プレート5を介して溶接、ねじ止
めなどすることによって、所定の位置に位置決め保持さ
れている。
かかる扱室受網3は、高い剛性の下で、それ本来の機
能を十分に発揮し得る他、それの取付枠4への取り付け
が比較的容易であり、しかも安価であるという利点を有
することから、現在市販の脱穀装置に最も多用されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、鋼線を素材とするこのような従来の扱
室受網3は、錆び易いとともに、穀物による摩耗を受け
易いことから、耐久時間が約100時間(耐用年数にする
と1〜2年)程度しかなく、この耐久時間は、脱穀装置
それ自体の耐久時間の約1/5程度であるため、脱穀装置
がその寿命に至までの間に、扱室受網3の数回の取り替
えが必要となり、このことは、近年の傾向である省力化
およびメンテナンスフリーのニーズから大きく隔絶した
ものである。
加えて、扱室受網3の素材としての鋼線は撥水性が低
く、たとえば、湿った稲穂の処理を行った場合には、穂
切れ、藁屑などがその扱室受網3に極めて付着し易いこ
とから、かかる場合には、扱室受網3のふるい目が比較
的送気に目詰まりして脱穀性能の低下の他、多量の砕米
が発生するという問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決する
ものであり、下扱き型、上扱き型の別なく、脱穀装置に
適用されてすぐれた耐久性を発揮するとともに、ふるい
目の目詰まりを有効に防止することができる脱穀装置の
扱室受網を提供するものである。
なおここでいう扱室には、多くは、二番口に落下した
穀粒、穂切れ粒などの処理に供される処理室をも含むも
のとする。
(問題点を解決するための手段) この発明の、脱穀装置の扱室受網は、とくに、ふるい
目を区画するその受網を、耐摩耗性および撥水性にすぐ
れる超高分子量ポリエチレンにて構成したものであり、
ここで好ましくは、その超高分子量ポリエチレンの平均
分子量を100万〜500万としたものである。
(作用) この扱室受網によれば、脱粒、こなし、粗選別などの
それ本来の機能を十分に発揮し得る他、耐摩耗性にすぐ
れる超高分子量ポリエチレンの作用に基づき、錆の発生
はもちろん摩耗を有効に防止して耐久時間を従来品の4
〜5倍にまで高めることができる。
また、ここにおける受網は十分なる撥水性をも有する
ことから、目詰まりの問題をとくに発生し易い、湿った
もしくは濡れた穀粒の脱穀に際し、たとえば、藁屑、穂
切れなどのそこへ引掛り、付着などを十分に防止するこ
とができる。これがため、ふる目の目詰まりが長時間に
わたって有効に阻止されることになり、選別効率の低下
ならびに、砕米その他の発生が有利に防止されることに
なる他、ふる目の掃除のための工数が低減されて作業効
率が大幅に向上することになる。
そして、以上のことは、扱室受網を構成する超高分子
量ポリエチレンの平均分子量を100万〜500万とした場合
にとくに顕著である。
(実施例) 以下にこの発明を図示例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、図中11
はこの発明の扱室受網を示す。
この扱室受網11は、耐摩耗性および撥水性にすぐれた
超高分子量ポリエチレン、なかでもとくに、平均分子量
が100万〜500万の超高分子量ポリエチレンを用い、たと
えばそれのモールド成形によって、扱胴の軸線方向へ延
在する桟12aおよび扱胴の周方向へ延在する桟12bをそれ
ぞれ形成することにて構成することができ、それぞれの
桟12a,12bによって区画されるふるい目13は、その平面
形状において、ほぼ正方形をなす。ここで、ふるい目13
の開口率を40〜75%とすることができるこの扱室受網11
は、通常は3〜10mmの厚さを有し、また各ふるい目13
は、8〜25の寸法を有する。
なおここにおいて、ふるい目13の開口率を40〜75%と
するのは、それが40%未満では穀粒の漏下効率が低下
し、それが75%を越える場合には受網11の耐久性が低く
なりすぎることによるものであり、また、受網11の厚さ
を3〜10mmとするのは、3mm未満では十分なる剛性を得
ることができない一方、10mmを越える場合には、受網11
と扱歯との間に所要の間隙を確保することができなくな
るおそれが高いことによるものである。そしてさらに、
ふるい目13の寸法を8〜25とするのは、それが8
未満では穀粒の漏下効率が低すぎるに対し、25を越え
るときには、たとえそれを処理室に適用しても、選別機
能をほとんど発揮し得なくなることによるものである。
このような扱室受網11は、所要の寸法のものを一回の
モール成形によって一体成形し得ることはもちろんであ
るが、成形設備その他の都合によって一体形成し得ない
場合には、それを複数枚の単位ユニットにて構成するこ
ともでき、この場合には、それらの各々を、たとえば、
従来例で述べたと同様にして、取付枠4の外向きフラン
ジ4aおよび支持桟4bに固定することができる。なおここ
で、扱室受網11を、一体形成した場合には、それを、取
付プレート5を介して、取付枠4の外向きフランジ4aだ
けに固定することも可能であり、また、フランジ4aの他
に、支持桟4bにも固定することもできる。
ここにおいて、ふるい目13を区画するそれぞれの桟12
a,12bの頂部を、第2図に示すように、それらの横断面
形状が上向き凸曲線となるよう形成してそれらの桟12a,
12bと藁屑その他との接触面積を減少させた場合には、
それらの、桟12a,12bへの付着、ひいてはふるい目13の
目詰まりを有効に防止することができる。またこのこと
は、ふるい目13の所要の開口率を確保することができ、
かつ、扱室受網11に十分なる剛性を付与し得る限りにお
いて、桟12a,12bの横断面形状を円形とした場合にも同
様である。
そしてまた、このことは加えてふるい目13の各隅部の
平面輪郭を、これもまた図示のような曲線状とした場合
には、とくにふるい目隅部への藁屑その他の引掛り、か
らまり等を有効に防止することができる。
従って、かかる扱室受網11によれば、超高分子量ポリ
エチレンの耐摩耗性により、その耐久時間を400〜500時
間にまで高めることができ、また、その撥水性により、
とくには濡れた穀粒の脱穀に際し、桟12a,12bへの藁屑
その他の付着、引掛り、からみつきなど、ひいては、ふ
るい目13の目詰まりを有効に防止することができる。
なおここで、扱室受網11の耐摩耗性は、穀物による摩
耗を受け易い方の桟、すなわち、扱胴の軸線方向へ延在
する桟12aを他方の桟12bより丈高とした場合に一層向上
されることになる。
また、ふるい目13の目詰まりは、図示のように、それ
ぞれの桟12a,12bの頂部を曲面形状とすることにより、
または、このことに加えて、ふるい目13の隅部輪郭を曲
線形状とすることにより、より十分に防止されることに
なる。しかも、図示例では、桟12a,12bの交差部を一体
的に形成していることから、その交差部に藁屑その他が
挾まることに起因する目詰まりの進行が確実に防止され
ることになる。
第3図はこの発明の他の例を示す拡大図であり、この
例の扱室受網11は、それぞれの桟12a,12b内に補強芯14
を埋め込み固定することにより、受網自身の剛性を高め
たものである。ここで、補強芯14としては、織金網、硬
鋼線、合成繊維のモノフィラメント、撚線などを用いる
ことができる。
この扱室受網11では、補強芯14として金属線を用いた
場合であっても、それは超高分子量ポリエチレン内へ完
全に埋め込まれているので、そこに錆が発生するおそれ
はほとんどなく、これがため扱室受網11は、所期した通
りの剛性をお長期間にわたって維持することができる。
なおこの実施例においても、それぞれの桟12a,12bの
横断面形状を円形とすることができ、また、一方の桟12
aの高さを他方の桟12bのそれよりも高くすることもでき
る。
ところで、耐摩耗性および撥水性にすぐれた合成樹脂
材料としては、ポリプロピレン、ポリオキシメチレン、
ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、エ
チレン−アクリル酸共重合体などを用いることもできる
が、それらの性能に関しては、超高分子量ポリエチレン
がとくに優れている。
〔比較例〕
以下に、合成樹脂材料を超高分子量ポリエチレンとし
た場合の、第1,2図に示すこの発明の扱室受網と、第11
図に示す従来の扱室受網とのふるい目の目詰まりに関す
る比較試験について説明する。
・ 試験条件 供試材料の性状 稲:乾燥稲束をテスト前日の午後に40秒間水中に浸した
後放置し、テスト当日に再び水中へ20秒間浸して水滴を
自然落下させたもの 三番口排塵:テスト中に生成した三番口排塵1m3に水3l
を含ませたもの 供試材料の供給 合計126束の稲束を脱穀した後、1m3の三番口排塵を扱
室内へ供給した。
・試験結果 目詰まりの発生状況を、ふるい目の開口率をもって評
価した。なおここにおける開口率は、目詰まりが全く発
生していない状態を100%としたものである。
この評価によれば、発明品の開口率が約70%であるに
対し、従来品のそれは5〜6%程度であった。
従って、発明品によれば、従来技術に比し、ふるい目
の目詰まりを極めて有効に防止し得ることが明らかであ
る。
第4図はこの発明の他の実施例を示す図であり、この
例は、受網用の単位ユニットの複数枚を、扱胴の周方向
もしくは軸線方向、図に示すところでは周方向へ相互に
連結することによって、一枚の扱室受網を構成するもの
である。
ここでは扱胴の軸線方向へ長く延在する図示の単位ユ
ニット21は、幅方向へ延びる桟22aと長さ方向へ延びる
桟22bとによって区画されるふるい目23を有するととも
に、それを取付枠4の外向きフランジ4aに取り付けるた
めに、その長さ方向の両端部に設けたそれぞれの取付部
24と、それを支持桟4bに取り付けるために、その長さ方
向の中間部に設けた取付部25とを有しており、板状平坦
部からなるこれらのそれぞれの取付部24,25は、ねじの
挿入を許容する複数個の貫通孔24a,25aをそれぞれ有す
る。
ここで好ましくは、それぞれの桟22a,22bの断面形状
を円形とすることによって、ふるい目24の目づまりを有
効に防止し、また、この単位ユニット21全体を、b−b
断面図に示すように、その幅方向において、扱胴1の周
面に沿わせて彎曲させることにより、単位ユニット21ひ
いては扱室受網の取付精度を高めて各単位ユニット21と
扱胴1との間のクリアランスを充分均一ならしめ、この
ことにて、扱室受網の偏摩耗を有効に防止し、併せて、
脱粒性能および選別性能のばらつきを除去する。
なおここにおいて、取付部24の形状、寸法、貫通孔24
aの位置、数その他は、取付枠4の外向きフランジ4aの
寸法、形状などとの関連において適宜に変更することが
でき、また、取付部25および貫通孔25aの位置、数、寸
法は、支持桟4bの位置、数、寸法などとの関連の下で、
これもまた適宜に変更することができる。
そしてまた、ここにおける単位ユニット21は、隣り合
う単位ユニット相互の、たとえば雌雄掛合による連結を
可能ならしめるため、少なくとも一方の側端部、図では
両側端部に、他の単位ユニットをそこへ連結するため
の、長さ方向へ離間する複数個の掛合部26を有する。
ここに示すこの掛合部26は、第5図に拡大断面図で示
すような雌側の掛合部であり、この掛合部26は、第6図
に拡大断面図で示すような雄側の掛合部27と対をなして
単位ユニット相互の直接的な連結をもたらす。これがた
め、ここでは、単位ユニット21の両側端部に設けた下向
きフランジ26aを、長さ方向の所定の位置にてその下端
部側から切り欠き、そして、各切り欠き26bの上方位置
で、下向きフランジ26aの内側部分に、返り付きの突起
状をなす進入部の嵌まり込みを許容する受け部26cを形
成することによって掛合部26を構成する。従って、その
受け部26cの断面輪郭は、そこへ嵌め込まれる進入部と
丁度対応する返り付きの窪み形状をなす。
この一方において、第6図に示す雄側の掛合部27は、
単位ユニットの側端部に設けた下向きフランジ27aの下
端部に、受け部26cと対応して位置する上向きの進入部2
7bを設けてなる。ここで、返り付きの突起状をなすこの
進入部27bは、下向きフランジ26aの下端部外側部分の各
部の厚さと実質的に等しい距離だけ、下向きフランジ27
aの外側へ離間して位置する。
従って、ここにおける雌雄掛合部26,27の相互の掛
合、いいかえれば単位ユニットの相互連結は、掛合部27
の下向きフランジ27aの外表面に、掛合部26の下向きフ
ランジ26aの外表面を面接触させた状態で、その下向き
フランジ26aを、フランジ27aに対して押し下げることに
より、進入部27bを、それの外側方向への弾性変形に基
づいて受け部26c内へ完全に進入させることにより行わ
れ、このようにして、掛合部26,27が一旦掛合された後
は、進入部27bの返り部分の作用により、それらの不測
の離脱が十分有効に防止されることになる。
なお図示例においては、単位ユニット21の両側部の掛
合部を、ともに雌側の掛合部26としているが、それらの
少なくとも一方を、雄側の掛合部27とすることも可能で
ある。
かかる単位ユニット21は、それの所要枚数を上述した
ようにして相互連結することによって、好ましくは、扱
胴1の周面に沿う形状に予め彎曲した一枚の扱室受網を
構成することができ、この扱室受網は、各単位ユニット
21の取付部24,25で、取付枠4の外向きフランジおよび
支持桟4bにそれぞれねじ止めすることにより、受網本来
の機能を充分に発揮することができる。
従って、ここにおける受網は、それを取付枠4に直接的
にねじ止めすることにより、従来技術に比して受網の着
脱を極めて容易ならしめることができ、また、受網が局
部的に損傷した場合には、損傷した部分の単位ユニット
だけを交換することにて、補修作業を容易ならしめると
ともに、補修コストを低減することができる。
第7、8図は、単位ユニットのそれぞれの掛合部の他
の例を示す図であり、第7図に示す雌側の掛合部28は単
位ユニット21の側端面21aに、平面形状がほぼ半円状を
なす受け部を、その側端面21aから下方へ幾分突出させ
て形成することにより、また、第8図に示す雄側の掛合
部29は、側端面21aより幅が若干狭い他の側端面21bの下
端から、上向きのフック状をなす突起を下方へ突設する
ことにより、それぞれ構成したものであり、この例によ
れば、雄側掛合部29を雌側掛合部28内へ上方から押し込
み、そしてその雄側掛合部29のフック状部分を、側端面
21aの下縁に掛合させることによって、単位ユニット21
の相互連結ならびに確実な抜け止めが実現されることに
なる。
以上単位ユニット21を直接的に相互連結するための掛
合部構造について説明したが、その掛合部構造を、あり
ほぞとあり溝とからなるあり継ぎ構造の他、かま継ぎ構
造、腰掛かま継ぎ構造などの既知の他の構造とすること
も可能である。
第9図は、単位ユニットの他の例を示す図であり、こ
こに示す単位ユニット21は、その両側端部に、長さ方向
へ間隔をおいて設けた上向きフランジ30を有する。
ここでこの上向きフランジ30は、第10図に示すところか
ら明らかなように、取付枠4に設けられて扱胴1の軸線
方向へ延在するT字状ブラケット4cの、チャンネル状の
条溝4d内へその先端部を差し込むことにより、単位ユニ
ット21の、取付枠4への取り付けと、単位ユニット21の
間接的な相互連結とをもたらすべく機能する。
従って、この例によれば、単位ユニット21から、第4
図に示す取付部24,25を省いてもなお、それを充分強固
に取り付けることが可能となる。
なお、この例の上向きフランジ30は、単位ユニット21
の取り付け強度その他との関係において、単位ユニット
21の、長さ方向の端部近傍部分にだけ設けることもで
き、また、その全長にわたって設けることもできる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、図示例
では一体構造をなす桟にて構成している受網を、織網構
造の桟によって構成することもでき、このことによって
もまた、耐久性を十分に向上させ、また目詰まりを有効
に防止することができる。
(発明の効果) 従って、この発明によれば、従来技術に比し、耐久性
の著しい向上をもたらすことができ、しかも、ふるい目
の目詰まりを極めて有効に防止することができるので、
受網交換および掃除のための作業工数の十分なる低減が
もたらされるとともに、脱穀性能が長期間にわたって維
持されることになり、砕米の発生も十分に抑制されるこ
とになる。
そして、これらのことは、扱室受網を構成する超高分
子量ポリエチレンの平均分子量を100万以上とした場合
にとくに顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はそれぞれこの発明の一実施例を示す図、 第3図はこの発明の他の例を示す図、 第4図はこの発明のさらに他の実施例を示す図、 第5,6図はそれぞれ雌側および雄側の掛合部を示す断面
図、 第7,8図はそれぞれ掛合部の他の例を示す斜視図、 第9図は単位ユニットの他の例を示す図、 第10図は上向きフランジの作用状態を示す断面図、 第11図は従来例を示す図である。 11……扱室受網、12a,12b……桟 13……ふるい目、14……補強芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置の扱胴の下側に、それに沿って配
    設される扱室受網であって、 その扱室受網を、超高分子量ポリエチレンにて構成して
    なる脱穀装置の扱室受網。
  2. 【請求項2】超高分子量ポリエチレンの、平均分子量を
    100万〜500万としてなる請求項1記載の脱穀装置の扱室
    受網。
JP61295039A 1986-05-20 1986-12-12 脱穀装置の扱室受網 Expired - Fee Related JPH082213B2 (ja)

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