JPH08220571A - 小型ディジタル光学スイッチ - Google Patents

小型ディジタル光学スイッチ

Info

Publication number
JPH08220571A
JPH08220571A JP7320746A JP32074695A JPH08220571A JP H08220571 A JPH08220571 A JP H08220571A JP 7320746 A JP7320746 A JP 7320746A JP 32074695 A JP32074695 A JP 32074695A JP H08220571 A JPH08220571 A JP H08220571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
component
output
transition
optical switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7320746A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean Francois Vinchant
ジヤン−フランソワ・バンシヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcatel Lucent NV
Original Assignee
Alcatel NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alcatel NV filed Critical Alcatel NV
Publication of JPH08220571A publication Critical patent/JPH08220571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/125Bends, branchings or intersections
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching
    • G02F1/313Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
    • G02F1/3137Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure with intersecting or branching waveguides, e.g. X-switches and Y-junctions
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/31Digital deflection, i.e. optical switching
    • G02F1/313Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
    • G02F1/3137Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure with intersecting or branching waveguides, e.g. X-switches and Y-junctions
    • G02F1/3138Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure with intersecting or branching waveguides, e.g. X-switches and Y-junctions the optical waveguides being made of semiconducting materials

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学スイッチの寸法を小さくし、且つ消費電
力及び挿入損を低減する。 【解決手段】 本発明のディジタル光学スイッチは、Y
字形の少なくとも一つの入力光導波管と第1及び第2の
出力光導波管(PH6、PHD)を含む。各出力光導波
管は、少なくとも遷移領域(Z7)において遷移部と結
合された第1部品(Z6)と第2部品(Z8)を含む。
電気制御信号を印加する手段は、前記出力導波管それぞ
れの第1部品の間の屈折率の差を制御する。二つの出力
光導波管の少なくとも一つは、出力導波管を含む平面内
に、第2部品におけるモード幅が第1部品におけるモー
ド幅よりも小さな案内伝播モードを有する。好ましく
は、前記遷移は断熱遷移である。光子経路指定マトリク
スや光学スイッチ・マトリクスに適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル光学ス
イッチの分野に属する。本発明は、印加される電圧又は
注入される電流の影響の下で、一つの入力側と二つの出
力側の内の一つとの間で光信号を経路指定するための電
気光学的構成部品に関する。この入力側と二つの出力側
は導波管であり、ディジタル光学スイッチは、光子電子
変換又はその逆の変換を行うことなく光信号経路指定を
可能にする。
【0002】
【従来の技術】単一の入力側に対してY字形に配置され
た二つの出力側を有するディジタル光学スイッチ(当業
者には、Digital Optical Switchの略号DOSで知られ
ている)の利点は、例えば、H・ヤナガワ他の論文「半
導体Y分岐を有する偏光と波長に無反応の導波光学スイ
ッチ」(Lightwave Technology誌、第8巻第8号、pp.1
192-1197、1990年)に記載されている。
【0003】とりわけこの種のスイッチの、導光の波長
の長さ又は偏光に対する感度は高くない。スイッチ切替
えは、1ナノ秒以上の応答時間で出力導波管の一つの屈
折率を変化させるために、この出力導波管に電流を注入
するか、又は出力導波管に沿って配置された電極によっ
て電圧を印加するか、のいずれかによって実施され、こ
れによって光学TMDAにおいて数ギガビット/秒のビ
ット速度による急速切替えを可能にする。印加される電
圧又は電流を最小にする、構成部品の全体のサイズを縮
小する、クロストークを最小にするか使用されないブラ
ンチにおける減衰を最大にする、スイッチの応答時間を
改善する、スイッチの実現、工業規模の製造、及びスイ
ッチ・マトリクスへの統合を簡略化して経費を減少す
る、などといったある特定の性能面を最適化することを
意図する多くの実施例における、上記のディジタル光学
スイッチの例は、当業者にはなじみである。例えば、H
・オカヤマ他の論文「Yブランチ・ディジタル光学スイ
ッチのための電圧と長さの積の低減」(J. Lightwave T
echnology 誌、第11巻第2号、pp.379-387)を参照さ
れたい。
【0004】従来の技術を説明するために本出願におけ
る従来技術の記述の主要部分を形成する、1993年8
月30日の先のフランス特許出願第9310367号の
中で、出願人は、好ましくは、MOCVD技法を使用す
るInP基板の上に実現されるこの種のY分岐スイッチ
を記載している。
【0005】この特許出願は、最適性能のために最良の
結果を得るためのY字形の特殊形状に関する。特に遷移
領域は長さが最小で、分岐角は、性能に負担をかけるこ
となく、特に過度の挿入損を導くことなく、選択されな
い導波管の中の光波の減衰を最適化するために選択され
る。この周知のスイッチによって十分な性能を得ること
ができるが、その全体のサイズ、特に全長を縮小するこ
とが望まれる。
【0006】最適の性能を得るために、この出願に記載
されるスイッチの形状は、(主要導波管に対して)1度
程度を成す分岐角を有する。したがって、選択されない
ブランチにおける全減衰には2から3mmの全長が必要
であり、これは、特に多数の光学スイッチ・マトリクス
を使用する光学スイッチ適用にとっては長すぎるようで
ある(数が多いのでこれらのサイズが懸念される)。
【0007】この1993年8月30日のフランス特許
出願第9310367号に記載のスイッチは、保持すべ
き決定的利点、すなわち導光の偏光に対する不感性、及
びその低い制御電圧を提供する。
【0008】ディジタル光学スイッチは、Y字形に配置
された単一の入力側と二つの出力光学導波管を有する
か、又はX字形に配置された二つの入力側と二つの出力
光学導波管を有する(W・H・ネルソン他の「20dB
以上の減衰比を有する大角1.3μmInP/InGa
AsPディジタル光学スイッチ」、1994年光ファイ
バー会議報告集、セッションTuM2、p53-54を参
照)。
【0009】最も簡単な場合には出力導波管は同一であ
る。活動出力導波管中の選択は、屈折率を下げるために
選択されない他の出力導波管の中に電流を注入すること
によって、又はポッケルス光電効果又はカー光電効果も
しくはその両方によって屈折率を上げるために選択され
た導波管に電位を印加することによって、実施される。
【0010】カップラの寸法形状は、出力導波管の間の
角度、電極の長さ、及び導波管の形などのパラメータを
含む。これらのパラメータは、消散する電力を最小に
し、クロストーク(つまり選択されない導波管における
光力の存在)を最小にし、同時に挿入損と構成要素の全
長を最小にするように、選択される。従来技術によるデ
ィジタル光学スイッチは、J・F・ヴァンシャン他によ
る資料「InPディジタル光学スイッチ:導波光学スイ
ッチの重要素子」(IEEE報告集、J140巻第5
号、pp.301-307、1993年10月)に詳述されてい
る。これは、従来技術の記載のための本出願の不可欠の
部分である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、上記の形式の周知の光学スイッチに伴う不都合性を
是正し、特に上記の各パラメータ全体を同時に最適化す
ることである。例えば、本発明の一つの目的は、構成部
品の全体サイズを縮小すると同時に、クロストーク率を
最小にし、制御電極における電気的消散を最小にし、そ
して挿入損をできるだけ小さくすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明は、一つの入力光導波管と第1及び第2の出力光導波
管とを含み、該導波管はY字形の分岐として相互配置さ
れ、前記第1及び第2の出力導波管の各々は、少なくと
も入力導波管の一端に設けられた第1部品と、この第1
部品の一端に設けられた第2部品を有し、該第1部品と
第2部品は遷移領域において遷移部と結合され、さら
に、前記第1出力導波管と第2出力導波管それぞれの第
1部品の間の屈折率の差を制御する電気制御信号を印加
するための手段を有するディジタル光学スイッチであっ
て、前記少なくとも一つの出力光導波管が、当該出力導
波管を含む平面内において、各出力導波管の前記第2部
品におけるモード幅が前記第1部品におけるモード幅よ
り小さな案内伝播モードを有することを特徴とする、デ
ィジタル光学スイッチを提供する。
【0013】一変形実施例では、本発明によるスイッチ
は、X字形に互いに配置された二つの入力導波管と二つ
の出力導波管を含む。
【0014】他の特徴によれば、前記遷移部は、屈折率
1 を有する第1部品と屈折率n2 >n1 を有する第2
部品との間に在る。一変形実施例では、屈折率がそれぞ
れn1 とn2 である第1及び第2部品の間に在る遷移部
は、突合せ接合(“butt joint”)によって作られる。
【0015】一つの有利な特徴によれば、第1及び第2
部品が断熱遷移部を介して結合されている。
【0016】ある特定の実施例では、前記断熱遷移部は
エッチングによって形成される。ある有利な変形実施例
では、このエッチングの深さは、前記出力導波管の第1
部品領域におけるよりも前記第2部品領域における方が
大きい。
【0017】ある有利な特徴によれば、前記第1及び第
2部品が、前記導波管における光の伝播方向を横切る高
さ及び幅で表されるそれぞれの物理的寸法を有し、前記
第1部品の高さは前記第2部品の高さより小さい。他の
有利な特徴によれば、第2部品の幅は第1部品の幅より
小さい。
【0018】他の特定の実施例では、前記断熱遷移部
は、リッジ(ridge)技法によって形成された第1
部品と埋込みヘテロ構造(buried hetero
structure)技法によって形成された前記第2
部品との間にある。一変形例では、これらの第1部品と
第2部品が共に埋込みヘテロ構造技法によって形成され
る。
【0019】ある有利な実施例では、少なくとも前記第
1部品が複数の量子井戸(MQW:multiple quantum w
ells)によって形成される。
【0020】本発明はまた、各々が上述の特徴のいずれ
か一つを有する複数のDOSを含む、光子切替えすなわ
ち経路指定マトリクスを提供する。
【0021】本発明のディジタル光学スイッチ及びその
各種の変形は、必要とされる特徴を有する。すなわち1
mm以下にすることのできる小さな全体サイズ、選択さ
れないブランチにおける高い減衰比、及び低い挿入損で
ある。さらに本発明のスイッチは、通常のDOSの特
徴、すなわち、電流注入又は制御電圧印加のいずれかに
よって電極下で屈折率を制御する制御電極における低い
電気的消散、及び導光の偏光と波長に対する低い感度で
ある。
【0022】電極の下の活動域、例えば量子井戸を作る
ために有効な材料が使用されている場合には、例えば1
00μm程度の長さをもつ小寸法の電極によって、スイ
ッチは電圧制御部を用いて高いビット速度(≧10ギガ
ビット/秒)で動作可能になる。
【0023】本発明の他の特徴及び利点は、下記の詳細
説明と添付の図面によって明らかになろう。
【0024】
【発明の実施の形態】各種の図面は、本発明によるディ
ジタル光学スイッチの限定するものではない実施例と、
その主な特徴のいくつかを示す。すべての図において、
同じ構成部品は同じ参照符号を付けるものとする。理解
を容易にするために、すべて同じ縮尺に描かれていると
は限らない。
【0025】図1は、従来の技術によるDOSの斜視図
である。この従来の技術によるDOSの第1構成部品
は、赤外線光波などの処理すべき光波を透過する単結晶
半導体材料で作られたウェーファ2である。この材料の
少なくとも一層の屈折率は、例えば電流によって層の中
に注入されるか又は電圧によってそこから取り出される
電荷の密度の変化のような電気的作用に敏感である。ウ
ェーファは、例えば水平であるガイド平面4に延びてい
る。これは次のように垂直に連続する水平板を含む。
【0026】− 共通電極MCに接触する、第1型の伝
導率、例えばn型の伝導率を有する強くドープされた下
部接触層20。
【0027】− 例えばn型の基板24。
【0028】− この基板の屈折率より高い屈折率を有
するガイド層24。
【0029】− このガイド層の屈折率より低い屈折率
を有するクラッド層26。このクラッド層は、一つの入
力導波管HEと二つの出力導波管HD、HGを構成する
三つの光導波管の領域においてその全厚を示す。この層
は、この領域の外側では薄くなっている。またこの層は
上部に媒体を有し、この媒体は前記層の屈折率より低い
屈折率を有し、一般的には大気から成り、この低い屈折
率の結果、光波はこれらの導波管によって案内される。
【0030】− 最後に、第1型とは反対の第2型の伝
導率、すなわち例えばp型伝導率を有する、高度にドー
ピングされた上部接触層28。この上部接触層28は、
クラッド層26がその完全な厚さを有する所にのみ存在
する。右電極MD及び左電極MGが、上部接触層の上の
出力導波管HD、HGの領域に形成されている。
【0031】ガイド平面4では、ウェーファ2は下記を
有する。
【0032】− 後側CR、 − 前側CV、 − 軸OX(図2を参照のこと)であり、横座標x1・
・x9は、この軸によって定義される縦方向に前記後側
から前記前側に増加する、前記軸、 − 右側CD、 − 左側CG,及び − この右側と左側を接合する横断方向DT。
【0033】領域Z1・・・Z8は、各々が横座標の一
つによって、又は横座標の二つの間によって定義され
る。
【0034】スイッチは下記を含む。
【0035】− 後側に置かれて、光波を受け取る入力
側E、 − 前側に位置して、光波を出力するもので、前記軸の
右側の右出力側Dと軸の左側の左出力側Gを構成する、
二つの出力側D、G、及び、 − 導波管HE、HD、HGから構成されるアセンブ
リ。これらの導波管は、入力側から二つの出力側の一つ
又は両方へのコマンドによって単一モード(monom
ode)でこの光波を案内するための、ガイド平面4に
形成されたアセンブリ。
【0036】これらの導波管の各々は、平板の形で真っ
直ぐに延びている。そして各点で一つの幅を有する。こ
れはまた、このガイド平面4に左右二つの縁を有する。
その幅は、それがマルチモード導波管幅、すなわちこの
幅の上で導波管が光波をマルチモードで案内することの
できるものより非常に小さくはない場合、例えばマルチ
モード導波管幅の50%と100%の間にある場合に
は、正規の導波管幅Wを構成する。各縁は各領域で、こ
の縁に付属するほぼ直線のセグメントの形を有する。こ
れらの縁のいくつかは、スイッチの縦方向に平行であ
る。他の縁はこの方向に対して傾いている。
【0037】この導波管アセンブリは下記を含む。すな
わち − 軸OXに沿って延びる入力導波管HEであり、これ
は、入力側Eを構成する後端とこの導波管の前端HEV
との間の正規の導波管幅を有する。この前端は横座標x
3を有し、この入力導波管は右縁HEDと左縁HEGを
有し、そして − 二つの出力導波管、すなわち右出力導波管HDと左
出力導波管HGであり、これらは軸OXの右側と左側
に、少なくとも入力導波管前端横座標x3と同じ出力導
波管出発横座標x4から、それぞれ右出力側Dと左出力
側Gまで入力導波管と光学的に連続して延びている。
【0038】右出力導波管と左出力導波管の各々は、後
側から前側に続く下記の各部分を有する。
【0039】− この出力導波管に対応し縦方向に延び
る右受信部分SD1(又は左受信部分SG1)。これら
の受信部分の各々は、出力導波管出発横座標x4から分
岐横座標x5に延びるコマンド受信域Z5を占める。こ
の幅は、正規の導波管幅Wの50%より小さい。これは
また、入力導波管HEの右縁HED(又は左縁HEG)
と同じ直線に付属する右外側縁SD1D(又は左外側縁
SG1G)を有する。最後に、これは、他の出力導波管
(それぞれ左出力導波管又は右出力導波管)の受信部分
の内縁に面する左内縁SD1G(又は右内縁SG1D)
を有する。これら二つの受信域の二つの内縁の間に隙間
6が残されている。この隙間6は、正規の隙間幅LNを
構成する一定の幅を有する。
【0040】− 最後に、前記右又は左の出力導波管と
受信部分に対応する右分岐部分SD2・・・SD4(又
は左分岐部分SG2・・・SG4)。これらは、分岐横
座標から前側と右側に(又は左側に、それぞれ)向かっ
て連続して延びている。各右分岐部分(又は左分岐部分
SG4)は右外側縁(又は左外側縁SG4G)及び左内
側縁(又は右内側縁SG4G)をそれぞれ有する。各右
(又は左)の出力導波管の連続する分岐部分は、分岐横
座標x5より実質的に大きな横座標x8、x9に位置す
る出力域Z8において、それぞれ右出力域SD4(又は
左出力域SG4)を構成する。各出力域の外側縁と内側
縁SD4D、SD4G、SG4D、SG4Gに付属する
直線は、同じ傾斜を有し、正規の出力域の傾斜Aを構成
する。これらの直線は、それぞれ外部及び内部合致横座
標x5とx7に対応する受信部分の外側縁と内側縁に属
する直線と合致する。この例では、外部合致横座標は分
岐横座標x5によって構成されている。これらの出力部
分の幅は前記正規幅Wである。
【0041】処理されるべき光波のために、入力導波管
と出力導波管のアセンブリは導波管構造を構成し、この
構造は、後側CRから側方CVの延び、横断方向DTに
全幅WTを有する。この全幅は最初に、入力導波管HE
と出力導波管の受信部分SD1、SG1によって占めら
れる領域Z1・・・Z5に、正規の導波管幅Wを構成す
る。この全幅は、分岐横座標x5から前方に向かって次
第に増加する。
【0042】この導波構造は、光波を案内するために、
OX軸に沿って延び横断方向DTに幅を持つ案内ギャッ
プ6を有する。この案内ギャップ6は、ギャップ出発横
座標x2より大きい横座標x2・・・x9にあり、これ
らの横座標は出力導波管出発横座標x4より小さい。し
かし、このギャップ幅LHは、ギャップ出発横座標より
小さい横座標x0には存在しない。ギャップ幅LHは、
各横座標において定義される。これは案内ギャップの幅
に等しいか、又は、案内ギャップが問題の横座標に存在
するか否かに従って幅はゼロになる。従って、ギャップ
幅は、ギャップ出発横座標x2の手前の入力導波管HE
によって占められる入力領域Z1においては幅はない。
それから、これはコマンド受信領域Z5においては正規
のギャップ幅LNに等しい。これは最終的には、出力領
域Z8において増加し、それぞれの出力導波管によって
案内可能な光波の二つのモードを次第に分離し、こうし
て、この出力領域の前端の先でこれら二つの導波管は協
働を止めて、案内構造を構成する。
【0043】ギャップ拡幅率は、各横座標について、横
座標に関するギャップ幅の増加率として定義することが
できる。従って、このギャップが幅ゼロであるか正規の
ギャップ幅に等しい箇所では、この率はゼロである。出
力領域Z8では、この率は正規の傾斜によって定義さ
れ、それから正規のギャップ拡幅率を構成する。特に、
二つの出力導波管の傾斜は同じであり、これら二つの出
力導波管は軸OXに対して対称であり、この軸に対して
同じ角度Aをなす。こうして、正規のギャップ拡幅率は
tan2Aの値を持つ。
【0044】上記の配置は、二つの遷移領域すなわち入
力領域と出力領域を作り出し、この際、先に定義したギ
ャップ拡幅率は次のように変化の対象となる。
【0045】入力遷移領域Z2、Z3、Z4は、ギャッ
プ出発横座標x2と出力導波管出発横座標x4を有す
る。この領域においては、ギャップ拡幅率の変化(増
減)はギャップ幅を、最初に入力領域Z1においてゼロ
値である値から、次いでコマンド受信領域Z5において
正規のギャップ幅LNに等しい値まで変える。
【0046】出力遷移領域Z7は内部合致横座標x7を
含む。これは、ギャップ拡幅率を、最初にコマンド受信
領域Z5の近くでゼロ値である値から、出力領域Z8に
おいて正規のギャップ拡幅率に等しい最終値にまで変え
させる。
【0047】右の電極MDと左の電極MGは、それぞれ
右と左の出力導波管HD及びHGの上に、これらの受信
部分SD1及びSG1から形成されている。これらは、
少なくとも出力領域Z8の後端まで続き、そして図に示
すように、これらの領域の前端x9まで続くことが好ま
しい。これらは、これらの導波管の屈折率を必要なだけ
局部的に変更させるために要する電気的作用の、導波管
における選択的適用を可能にする。
【0048】最後に、スイッチは電源8、10、12を
具備するが、これらの電源は制御信号Jを受信し、これ
に応答して電気信号Iを電極に供給し、これにより前記
屈折率の局部的変更は、制御信号の値に応じて、入力導
波管HEを右出力導波管HD又は左出力導波管HGもし
くはその両方に結合する。
【0049】さらに特定すれば、ここに挙げる例では、
制御信号Jは電気スイッチ12を制御する。この電気ス
イッチ12は右及び左の電極のいずれかを作動させる。
これを行うために、電気スイッチは電極を、接地(共通
電極MC)に対して正電位にある電源に接続する。する
と電流がウェーファ2を通じて活動化された電極から流
れ、電荷を案内層24の中に注入する。
【0050】活動化されていない電極は、この電極の下
で電荷を消すために負電位にある電源10に接続され
る。従って、屈折率は活動化された電極の下で低下し、
導波管HEに受け取られた処理されるべき光波は、より
高い屈折率を有する出力導波管の中に移る。
【0051】前述の正規のギャップ幅LNが選択され
て、コマンド受信領域Z5における右電極MDと左電極
MGの相互電気絶縁を行う。
【0052】周知のスイッチでは、前記二つの遷移領域
の少なくとも一つが、案内ギャップ幅を前述のものと比
べて局部的に変更するように構成され、この領域におけ
るギャップ拡幅率によって想定される最大値を制限す
る。これらの構成は、二つの形式のいずれか、好ましく
は両方をとることができるので有利である。
【0053】図1と図2に示す周知のスイッチの全長は
3mm程度であり、これは、スイッチ・マトリクスを使
用する光子経路指定システムには長すぎると判断され
る。周知のDOSの長さは、二つのブランチの間の角度
を増加することによって短くすることができ、この角度
は前述の例では一般的に1度以下である。しかし、ブラ
ンチ間の角度の増加は挿入損を増加させ、これは、程度
の差はあっても多くのDOSが縦続されているスイッチ
・マトリクスに基づく経路指定システムでは許容できな
い。
【0054】一方では、周知のDOSの選択されないブ
ランチにおける減衰比は高い(>30dB)。
【0055】言い換えれば、出力導波管の間の角度、従
って挿入損を比例的に増加させることなく、(x7から
ではなくx6からの)スイッチ領域を出てからの二つの
出力導波管HD、HGの間の横方向の距離を速く増加さ
せることを目的とする遷移領域27における、導波管
(HD、HG)の形状のために、クロストーク率は低
い。
【0056】図3に、本発明によるDOSの一実施例の
斜視図を示す。
【0057】この本発明によるスイッチは、例えば図1
と図2に示すような周知のスイッチにおける対応する構
成部品と同じ機能を持つ、いくつかの構成部品を有す
る。これらの構成部品は以後「共通構成部品」と呼ぶ。
【0058】従来のスイッチの共通構成部品を図3に示
す場合には、これは、前述のように周知のスイッチの対
応する共通構成部品を示す参照記号が続く文字Pによっ
て示されるが、それが図3の構成部品を形成する限りに
おいては、概略説明するにとどめる。
【0059】図1と図2に示す従来のスイッチのよう
に、本発明のスイッチDOSは、例えばInP、又はこ
れらの元素を含む三元物質もしくは四元物質の単結晶半
導体ウェーファ2を含む。この半導体ウェーファ2は、
説明を分りやすくするために、図では水平になっている
ガイド平面4に広がっている。
【0060】もちろん、この水平配置は任意であり、説
明の目的のためにのみ採用される。すなわちスイッチD
OSは、空間におけるその配向とは関係なく同じように
機能する。この図におけるDOSの水平配置において、
DOSは垂直に連続する下記の水平層を含む。
【0061】− 共通電極PMCと接触している下部接
触層P20、 − 基板P22、 − ガイド層P24、 − クラッド層P26、 − 上部接触層P28。
【0062】図3の実施例では、上に列挙した各種の構
成部品が、図1と図2に示す従来の技術によるDOSに
おけるものと同じ機能を有する。従って、これらの主な
特徴は、特に実施、組成、ドーピング、相対的な屈折率
において、類似するか又は同じである。形状寸法上のパ
ラメータは同じであり、従って図3には示さないが、こ
れらのパラメータの値は同じである必要はない。
【0063】従来の技術からは知られない本発明の特徴
を参照すれば、前述のように、前記第1及び第2出力光
導波管(PHG、PHD)の各々は、それぞれ、少なく
とも(領域Z6における)第1部品と(領域Z8におけ
る)第2部品を含み、これらの第1部品と第2部品は
(領域Z7における)遷移部によって結合されており、
前記出力導波管(PHG、PHD)の内の少なくとも一
つが、それぞれの出力導波管(PHG、PHD)の前記
第1部品(領域Z6)におけるよりも前記の第2部品
(領域Z8)における方が小さい案内伝播モード幅を、
ガイド平面4に有することを特徴とする。
【0064】言い換えれば、モードは、出力導波管(P
HG、PHD)の第1部品(領域Z6)の導波管におけ
るよりも第2部品(領域Z8)の導波管において、より
強く閉じ込められる。
【0065】これはいろいろな方法によって達成できる
が、図3にその一例を示す。この例では、第2部品(領
域Z8)における一段高い屈折率が、この第2部品にお
けるリッジをより深くエッチングすることによって達成
される。リッジ幅は、導波構造における単一モード伝播
を保持するために、この第2部品において狭くなってい
る。
【0066】遷移領域(領域Z7)は、低い閉込めを有
する第1部品と高い閉込めを有する第2部品との間に閉
込めの断熱変化があるようにするのが望ましい。図3の
例では、この断熱遷移は、リッジのエッチング深さの断
熱変化によって、断熱遷移域(Z7)の中に準備されて
いる。
【0067】断熱遷移領域(領域Z7)における断熱遷
移の使用は、こうしてできたDOSの挿入損が非断熱遷
移(図示せず)による損失より小さくなるはずであるか
ら、都合がよい。本発明の一実施例は、この種の非断熱
遷移を含むので、出力導波管の第1部品の屈折率n1を
有し、また出力導波管の第2部品は屈折率n2 >n1
有するので、この第2部品において閉込めはより強く、
第1部品と第2部品は突合せ接合(“butt joint”)さ
れて、これが遷移領域における急な屈折率傾斜の原因と
なる。
【0068】従って、前記低閉込めの第1部品と高閉込
めの第2部品との間の屈折率傾斜、すなわち遷移は、断
熱又は非断熱にすることができ、程度の差はあるが光伝
播方向に長さ全体にわたることができる。
【0069】このような遷移は、当業者には公知のあら
ゆる技法によって達成することができ、その数例を述べ
て、本発明のいくつかの変形実施例を説明する。
【0070】上述の屈折率傾斜は、例えば出力導波管の
二つの部品において異なった材料を使用することによっ
て、又は異なったドーピング剤、又は異なったドーピン
グ剤濃度、又はイオン衝撃や紫外線照射などによって可
能性のある導波管の結晶質又は非晶質のきずによって得
ることができる。これらの技法はすべて当業者には知ら
れており、製造者の設計に応じて、断熱又は非断熱遷移
の実施を可能にする。
【0071】図3は、それぞれ前記第1及び第2の出力
導波管部品を形成する二つの光導波管の間の遷移領域
(Z7)を示す。これらの導波管はすべてリッジ技法に
よって形成される。同様に、本発明の別の実施例(図示
せず)においては、埋込みヘテロ構造技法によって形成
された導波管の間に類似の遷移を実現することは可能で
ある。
【0072】本発明のさらに別の変形実施例では、リッ
ジ光導波管と埋込みヘテロ構造光導波管との間に断熱遷
移があり、これらの導波管はそれぞれ、本発明のDOS
の前記出力導波管の第1部品と第2部品を示す。このよ
うな遷移は図4に示されており、この実現は、本出願人
の名義による1994年1月27日のフランス特許出願
第9400886号に詳細に記載されている。
【0073】図4に、リッジ・ガイド構造と埋込みヘテ
ロ構造ガイド構造との間の断熱遷移の一実施例を、図式
的かつ部分的に透明に示す。
【0074】ガイド層5が、電子構成部品や光電子構成
部品の実現のために通常適用されるような、薄層のエピ
タキシアル成長のための標準的技法によって、厚さaの
基板1の上に付着される。基板1は、意図される光電子
回路の実現のために必要な品質を有する半導体基板であ
る。現在の技術水準で、またA・カレンコ他による研究
報告「半導体物質III−Vにおける集積光学」(L'Ec
ho des Recherches 誌第137号、1989年)に記載
されているように、基板は、例えばGaAs上のAlx
Ga1-x As(ただしx<1)又はInPなどのIII
−V物質であり、現在の研究では、このような回路のた
めの基板としてのSiの使用も調査中である。ガイド層
5は、例えば(AlGaAs基板上の)GaAs、又は
InP基板上のIn1-x Gax Asy 1-y 又はIn
1-x-y Gax Aly As(x<1、y<1)である。I
II−V物質は、これらの禁制帯が、能動光電子構成部
品(レーザ、発光ダイオードなど)及び受動光電子構成
部品(光導波管、光ファイバなど)で通常使用されてい
る波長に対応するので、また純粋に電子的な構成部品も
これらの物質から同じ基板の上に製作することができる
ので、この種の光電子集積回路には有望であると考えら
れている。
【0075】図には、遷移を有する基板の一部のみが示
されているが、基板はy−z平面内のより広い領域にわ
たって展開し、多くの光学的、電子的、及び電子光学的
構成部品を組み込むことができる。前記ガイド層は厚さ
g を有する。従来のエッチング技法は、ガイドされる
伝播領域2g (これは次に埋込みヘテロ構造導波管を形
成することになる)において幅wg を、また伝播方向z
に長さlt を有することになる遷移領域2t において変
化する幅を有する、ガイド構造5を定義するために、各
側で領域を除去する目的で使用される。この設計によっ
て、ガイド構造の幅は、埋込みヘテロ構造導波管の幅w
g と遷移の最終幅wt との間の遷移領域2t で変化す
る。本発明の有利な特徴は、この幅の変化が断熱的であ
ることである。
【0076】図には、当業者には公知である従来の技法
によって、全厚bを有する単数又は複数のエピタキシア
ル層が図の1aのガイド構造の上に付着されていること
を示す。従って、装置の全厚Aは基板1の厚さa、埋込
みヘテロ構造導波管の厚さtg 、及び(一つ又は複数
の)上層の厚さbから成る。
【0077】それからさらに、当業者にはなじみの従来
の技法によって、上部層が深さtr までエッチングさ
れ、リッジ導波管3の各側で領域を除去することによっ
て、前記リッジ光導波管3を形成する。従って、リッジ
導波管3の出発部分は、埋込みヘテロ構造導波管構造の
幅が変化する遷移領域2t の上に重なる。
【0078】図4に示すこの図は説明なものであり、好
ましい伝播方向(+/−z)におけるガイドされる光波
の側方クラッド構造(+/−y)間の空間的関係を示
す。事実、「コア」すなわちガイド層は、本発明の導波
管における遷移の前、中、後において同じままである。
ただ側方クラッド構造が伝播モードの遷移において変化
するだけである。+z領域では、側方クラッドがガイド
層の幅wg によって準備される。−z領域では、側方ク
ラッドは、リッジ3とガイド層によって形成される光導
波管の幅wr によって準備され、このガイド層は、長さ
t の遷移領域において方向−zに広がる。
【0079】ここで、図4の装置の限定されない一実施
例を挙げるが、これは層とガイド構造の寸法及び採用さ
れる材料を特定する。例えば、1.55ミクロン(μ
m)の波長λで動作する光導波管遷移のために、図4の
装置を、ガイド層と四元物質In1-x Gax Asy
1-y で作られた埋込みヘテロ構造5を有するInP基板
の上に実現することができる。
【0080】四元物質の禁制帯を決定するパラメータy
は、導波管の中を伝播されるべき光の波長λに従って選
択される。事実、パラメータyは導波管の遮断周波数を
決定し、従って、導波管の中を伝播することのできる最
短波長λg を決定する。λ−λg については光は吸収さ
れ、一方λ>λg については材料は透明である。選択さ
れた例では、λ=1.55μmで動作するために、λg
=1.3μmになるように値を選択することができ、こ
れはy=約0.62で達成することができ、λ=1.5
μmを得るためには、y=約0.89を使用する必要が
ある。それからパラメータxは、当業者には周知の規則
に従って、格子が基板に合致するように選択される。
「経験則」はx=y/2.197である。
【0081】図4で、実施例がλg =1.55μmで選
択される場合には、埋込み導波管の屈折率はn=3.5
7程度になる。この場合には、側方クラッドに、幅wg
=2μmを有する導波管によって、厚さ約0.1μmの
In1-x Gax Asy 1- y ガイド層と共に、確保する
ことができる。それからInPの層は埋込みヘテロ構造
の上に付着され、側方クラッドは、In1-x Gax As
y 1-y とこれを囲むInPとの間の光学的指数の傾斜
によって確保される。
【0082】リッジは、遷移領域においてInP上部エ
ピタキシアル層の中で、ガイド層上に数ミクロンで形成
される。この構造は、遷移領域におけるガイド層の拡幅
の途中及び後において、ガイドされる光波の側方クラッ
ドを実現する。この構造を形成するために、リッジ構造
3の各側で、エッチングによって1.5μmの深さtr
だけ除去するが、このリッジ構造の幅は例えば約4μm
になる。
【0083】図5Aから図5Jまでは、本出願人の名義
による1994年8月31日のフランス特許出願第94
10502号に詳細に記載され、本発明によるスイッチ
の実現に役立つ、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型
導波管との間の遷移を実現する方法の数段階を示す。こ
の方法はいわゆる自動調心法であり、これは、埋込みヘ
テロ構造とリッジの位置と方向が区切り条片を形成する
エッチングのときに共通のマスクから得られることを意
味する。
【0084】図5Aは、埋込みヘテロ構造とリッジが形
成されるべき半導体ウェーファの縦断面図である。
【0085】図5Bは、区切り層(delimiter
layer)を付着した後の半導体ウェーファの縦断
面図である。
【0086】図5Cは、区切り層をエッチングした後の
半導体ウェーファの上面図であり、ウェーファのエッチ
ングの第1ステップである。
【0087】図5Dと図5Eは、この第1エッチングの
後の、図5Cにおける横断平面IV−IV及びV−Vに
おけるウェーファの断面図である。
【0088】図5Fと図5Gは、第2エッチングの後
の、同じ二つの横断平面におけるウェーファの断面図で
ある。
【0089】図5Hは、側方凹部を充填した後の、横断
平面IV−IVにおけるウェーファの断面図である。
【0090】図5Iと図5Jは、電極を形成した後の、
同じ横断平面におけるウェーファの断面図である。
【0091】これらの図に示すように、製造すべき構成
部品は、縦方向DLと横断方向DTに展開して垂直方向
DVに積層される層によって形成された半導体ウェーフ
ァ25を含む。これらの方向はこのウェーファに関して
定義される。このウェーファは、縦方向に沿って連続し
て展開する埋込みヘテロ構造部分SLとリッジ部分SM
とを含む。埋込みヘテロ構造とリッジを図5Iと図5J
に示す。これらは方向DLに沿って互いに整列してい
る。
【0092】各々は、下部クラッド層CBと上部クラッ
ド層CHとの間に屈折率が増加した層GL又はGMを含
む。この屈折率は、光波が埋込みヘテロ構造とリッジの
中で長さ方向に伝播させるガイドされたモードの、縦方
向の広がりを制限するために、クラッド層の屈折率と比
較して増加されている。
【0093】屈折率が増加された層GLと埋込みヘテロ
構造RLの上部クラッド層CHは、ウェーファ25の一
部を形成する二つの側方クラッド・ブロック45の間
で、横断方向に制限されている。これらのブロックは、
上記の増加された屈折率より低い屈折率を有するので、
この屈折率が増加された層の横断方向の制限は、埋込み
ヘテロ構造によってガイドされるようなの横断方向の広
がりを制限する。これらはさらに、埋込みヘテロ構造内
で、ウェーファの中を垂直方向に流れる供給電流を閉じ
込めるのに適している。これは、公知の方法で、これら
のブロックの構成材料の電気抵抗を増加することによっ
て、又はこれらのブロックにおいてブロッキング半導体
接合を形成することによって、もしくはその両方によっ
て、達成することができる。
【0094】リッジRMの上部クラッド層CHは、ウェ
ーファ外部の例えば気体などの空間の屈折率より高い屈
折率を有する。これは、この外部空間の一部を形成し、
屈折率が増加された層GMと下部クラッド層CBを残す
ウェーファにおける二つの凹部14、16の間で、横断
方向に制限される。上部クラッド層のこの横断方向の制
限は、リッジによってガイドされるようなの横断方向の
広がりを制限する。
【0095】これらの層はすべて、基板の上にエピタキ
シアル法で付着されるが、この基板は図示されていな
い。この基板と下部クラッド層は例えばn型である。上
部クラッド層CHは、クラッド層の上に付着された強く
ドーピングされた接触層65と同様に、例えばp型であ
る。
【0096】製造すべき構成部品も、各部分においてウ
ェーファの上や底に形成された電極EL、EM、EGを
含む。より正確には、電極EL、EMはそれぞれ埋込み
ヘテロ構造RLとリッジRMの上に形成され、底部の電
極EGは二つの部分に共通である。
【0097】この構成部品を製造する方法は、リッジR
Mを形成するための、それ自体公知である下記の作業を
含む。
【0098】− 下部クラッド層CB、屈折率が増加さ
れた層GL、GM、上部クラッド層CH、及び両部分に
おける上部クラッド層上の図5Bに示す区切り層85を
付着すること、 − この区切り層をエッチングして、形成されるべきリ
ッジRMと横断方向に合致する区切り条片10をリッジ
部分SMに形成すること、及び − 区切り条片10をエッチングしないエッチング媒体
を使用してウェーファをエッチングすること。このエッ
チングは屈折率が増加された層GL、GMの近くで停止
される。これは、図5Eに示されリッジRMの各側に一
つずつ位置する二つの初期側方凹部14、16を有す
る。このエッチングを以後、第1エッチングと称する。
【0099】この方法は当然、埋込みヘテロ構造と電極
を形成するために必要な作業も含む。
【0100】周知の突合せ接続法では、まず一つの部分
のリッジが形成され、その後にウェーファが別の部分の
中で下部クラッド層に向けて下方にエッチングされ、そ
の後に半導体構造が、連続的選択エピタキシアル付着に
よって前記別の部分に再度形成され、それからこの別の
部分のリッジが適当なエッチングによって形成される。
【0101】この実施例では、区切り層のエッチングは
埋込みヘテロ構造部分SLの中に区切り条片10も形成
し、この条片は形成されるべきリッジRMと横断方向に
合致する。この結果、続いて第1エッチングは、この第
1部分において埋込みヘテロ構造前駆物質12を露出さ
せる。この前駆物質を図5Dに示す。これは、屈折率が
増加された層GLほど深く延びていない二つの初期側方
凹部14、16の間に突き出ている。
【0102】この例では、この方法は次に、埋込みヘテ
ロ構造を形成するための下記の工程を含む。
【0103】− 両部分SL、SMに保護層18を付着
させる。
【0104】− この保護層18を、リッジ部分SMに
のみ残るようにエッチングする。
【0105】− 保護層をエッチングしないエッチング
媒体を使用して、ウェーファをエッチングする。この第
2エッチングは、屈折率が増加された層GLよりも深く
延びて、埋込みヘテロ構造部分SLにおいて埋込みヘテ
ロ構造本体21を露出させる。この本体を図5Fに示
す。これは二つの深い側方凹部23、27の間に突き出
ている。
【0106】− 最後に、区切り層10と保護層18と
の残りの部分には影響しない選択的付着法によって、少
なくとも一つの材料45を選択的に付着させる。これ
は、前記深い側方凹部を充填することによって側方クラ
ッド・ブロック45を形成する。
【0107】区切り層10と保護層18は、一般的には
誘電材料層である。次に方法は、側方クラッド層45を
付着した後と上部電極EL、EMを形成する前に、区切
り層と保護層との残りの部分の少なくともいくらかを除
去するための作業をさらに含む。
【0108】クラッド層CB、CSはリン化インジウム
InPの層であり、屈折率が増加された層GL、GMは
GaInAs、GaInAsPなどの三元又は四元合金
の層であり、区切り層10は窒化珪素Si3N4の層で
あり、そして保護層18はシリカSiO2であり、少な
くとも一つの側方クラッド層45は、例えば半絶縁リン
化インジウムである。
【0109】図5Aから図5Jまで示す方法を次のよう
に要約することができる。すなわち、埋込みヘテロ構造
とリッジを整合するよう区切り、エッチングに耐えるよ
うに適合された区切り条片は、まずエッチングによって
形成され、それから第1エッチングがリッジと埋込みヘ
テロ構造の前駆物質を露出させ、その後(リッジの保護
の後に)第2エッチングが埋込みヘテロ構造本体を露出
させ、その後、選択的付着によって埋込みヘテロ構造の
側方クラッドが作られる。
【0110】図6Aは、本発明による複数のDOSを含
む4x4スイッチ・マトリクスの一例を示す。同じ方法
で、1xN、Nx1、NxN及び/又はNxMを製造す
ることができる。
【0111】図6Aに示すように、このようなスイッチ
はツリー構成であるから、光子経路指定の目的で種々の
スイッチ機能を得ることができる。二点間接続では、マ
トリクスは無閉塞である。
【0112】クロス接続では、不偏DOSは3dBカッ
プラとして挙動するので、マトリクスを点対複数点経路
指定のために使用することができる(放送)。逆の伝播
方向に、不偏DOSは、複数の波長での実施を可能にす
るのに有効な受動結合装置として挙動する(波長分割多
重化−WDM)。
【0113】図6Aは、基板22Mの上、例えばInP
基板の上の4本の入力光導波管a0、b0、c0、d0
と4本の出力光導波管w0、x0、y0、z0を示す。
4本の入力光導波管は本発明により第1列の4個のスイ
ッチA、B、C、Dを含み、この一例を図6Bに示す。
各スイッチは2個の出力側を備えている(それぞれa
1、a2:b1、b2:c1、c2:d1、d2)。こ
れら8個の出力側は、本発明によりDOSの第2列のそ
れぞれの入力側に接続されている(A1、A2、B1、
B2、C1、C2、D1、D2)。図示されている導波
管の交差は、交差している箇所で導波管の間の結合はな
いので、導波管における光信号伝播の間にいかなる妨害
も起こさない。
【0114】DOSの第3列と第4列は、2個の入力側
と単一の出力側を有する。スイッチは入力側を選択し、
この入力側から信号が単一の出力側に経路指定される。
【0115】従って、この第2列スイッチ(A1、A
2、B1、B2、C1、C2、D1、D2)の16個の
出力側(a11、a12、a21、a22、b11、b
12、b21、b22、c11、c12、c21、c2
2、d11、d12、d21、d22)は、交差の後
に、第3列スイッチ(W1、W2、X1、X2、Y1、
Y2、Z1、Z2)の16個の入力側(w11、w1
2、w21、w22、x11、x12、x21、x2
2、y11、y12、y21、y22、z11、z1
2、z21、z22)に接続され、このうちの8個の出
力側(w1、w2、x1、x2、y1、y2、z1、z
2)は、交差の後に、第4列スイッチ(W0、X0、Y
0、Z0)の8個の入力側に接続され、スイッチ・マト
リクスの4個の出力側(それぞれw0、x0、y0、z
0)を順番に提供する。
【0116】この配置を使用して、当業者は、一組の経
路指定の指令を各スイッチ列のスイッチに適用して、任
意の入力側を任意の出力側に接続できることを理解でき
る。集積ミラーに基づく相互接続同様に使用することが
できる(J・F・ヴァンシャン他の「DOSと集積ミラ
ーを有するInP上の新しい小型偏光無感度4x4スイ
ッチ・マトリクス」、スイス、モントルー、ECOC´
93。Post deadlineTHC 12.4 9/14/93 - 9/16/93、を
参照のこと)。
【0117】図7は、Y字形ではなくX字形のDOSの
実施例を示すが、Y字形もこの図に示されている。出力
導波管(HGNX、HDNX、HGNY、HDNY)と
制御電極(MDNX、MGNX;MGNY、MDNY)
は、両方の場合において同一であるが、X字形DOS
は、Y字形DOSの場合における一つ(HENY)では
なく二つの入力側(HENG、HEND)を有する。
【0118】図面を簡単にするために、図7は、本発明
の特徴を持たない従来技術のDOSを示す。それでも当
業者は、X字形のスイッチDOSをY字形のスイッチD
OSについて先に説明したものと同じ方法で、本発明に
よって作ることができることを理解できよう。前記図3
の説明におけるように、共通の構成部品は、図1と図2
におけると同じ参照記号に文字“N”を後に付けたもの
を有する。
【0119】こうして、この図においてはDOSを水平
に配置すると、このDOSは垂直に連続する次の水平層
を含む。
【0120】− 共通電極NMCに接触する下部接触層
P20、 − 基板22N、 − ガイド層24N、 − クラッド層26N、 図7の実施例では、上記の各種共通構成部品は、図1と
図2に示す従来技術のDOSにおけるものと同じ機能を
有する。また、これらの主な特徴は、同一ではなくて
も、特にその実施、組成、ドーピング、相対的屈折率に
おいて類似している。形状寸法パラメータは同じであ
り、従って図7には示さないが、これらのパラメータ値
は同じである必要はない。
【0121】当業者は、光子経路指定のためのスイッチ
・マトリクス、特に、Nが偶数であるがNは2のべきに
等しくない(N≠2P )、NxNマトリクスの設計にお
ける自由度を広げるために、X字形とY字形を有するス
イッチDOSのユーティリティも認識するであろう。
【0122】一方では、従来のX字形DOSについて興
味ある性能、すなわちY字形DOSに較べて高い減衰率
が報告されている。(W・H・ネルソン他による「20
dB以上の減衰率を有する広角1.3μmInP/In
GaAsPディジタル光学スイッチ」、光ファイバ会議
OFC´94、Technical Digest, paperTuM2, p53、1
994年、参照のこと)。
【0123】上記の詳細な説明は、本発明の一般原理を
明らかにするために、本発明の限定されないいくつかの
実施例と主な変形例を含む。当業者は、ここには記載さ
れていないが本発明の原理に従い、かつ先に記載された
特許請求の範囲に入るその他多くの実施例において本発
明の教示を適用する方法を理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】1993年8月30日のフランス特許出願第9
310367号による従来技術によるDOSの斜視図で
ある。
【図2】1993年8月30日のフランス特許出願第9
310367号による従来技術によるDOSの平面図で
ある。
【図3】本発明によるディジタル光学スイッチの一実施
例を示す図である。
【図4】本出願人の名義による1994年1月27日の
フランス特許出願第9400886号に記載されている
ような、本発明によるスイッチの実現にも使用できる、
埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間の断
熱遷移の一実施例を示す図である。
【図5A】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5B】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5C】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5D】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5E】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5F】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5G】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5H】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5I】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図5J】本出願人の名義による1994年8月31日
のフランス特許出願第9410502号に記載されてい
るような、本発明によるスイッチの実現にも使用でき
る、埋込みヘテロ構造型導波管とリッジ型導波管との間
の断熱遷移の一実施例における、各段階を示す図であ
る。
【図6A】本発明による複数のDOSを含む4x4スイ
ッチ・マトリクスの図である(J・F・ヴァンシャン
他、IEEE報告集、J140巻第5号、p.306 、図1
3参照)。
【図6B】本発明による複数のDOSを含む4x4スイ
ッチ・マトリクスの図である(J・F・ヴァンシャン
他、IEEE報告集、J140巻第5号、p.306 、図1
3参照)。
【図7】Y字形の代わりにX字形を有する従来技術によ
るDOSの変形図である(W・H・ネルソン他「20d
B以上の減衰率を有する広角1.3μmInP/InG
aAsPディジタル光学スイッチ」、光ファイバ会議O
FC´94、TechnicalDigest, paperTuM2, p53-54 、
1994年、参照)。
【符号の説明】
2 ウェーファ 3 リッジ導波管、リッジ構造 4 ガイド平面 6 ギャップ 8 電源 10 電源 12 電気スイッチ 14 初期側方凹部 16 初期側方凹部 18 保護層 20 下部接触層 21 ヘテロ構造本体 22 基板 23 深い側方凹部 24 ガイド層 26 クラッド層 27 深い側方凹部 28 上部接触層 45 側方クラッド・ブロック 65 強くドープされた接触層 85 区切り層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの入力光導波管と第1及び第2の出
    力光導波管とを含み、該導波管はY字形の分岐として相
    互配置され、前記第1及び第2の出力導波管の各々は、
    少なくとも入力導波管の一端に設けられた第1部品と、
    該第1部品の一端に設けられた第2部品を有し、該第1
    部品と第2部品とは遷移領域において遷移部と結合さ
    れ、さらに、前記第1出力導波管と第2出力導波管それ
    ぞれの第1部品の間の屈折率の差を制御する電気制御信
    号を印加する手段を有するディジタル光学スイッチであ
    って、前記少なくとも一つの出力光導波管が、当該出力
    導波管を含む平面内において、各出力導波管の前記第2
    部品におけるモード幅が前記第1部品におけるモード幅
    より小さな案内伝播モードを有することを特徴とする、
    ディジタル光学スイッチ。
  2. 【請求項2】 二つの入力光導波管と第1及び第2の出
    力光導波管とを含み、該導波管はX字形の交差として相
    互配置され、前記第1及び第2の出力導波管の各々は、
    少なくとも前記入力導波管の一端に設けられた第1部品
    と、該第1部品の一端に設けられた第2部品を有し、該
    第1部品と第2部品とは遷移領域において遷移部と結合
    され、さらに、前記第1出力導波管と第2出力導波管そ
    れぞれの第1部品の間の屈折率の差を制御する電気制御
    信号を印加する手段を有するディジタル光学スイッチで
    あって、前記二つの出力光導波管の少なくとも一方が、
    当該出力導波管を含む平面内で、各出力導波管の前記第
    2部品におけるモード幅が前記第1部品におけるモード
    幅より小さな案内伝播モードを有することを特徴とす
    る、ディジタル光学スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記遷移が、屈折率n1 を有する第1部
    品と屈折率n2 >n1 を有する第2部品との間にある、
    請求項1または2に記載のディジタル光学スイッチ。
  4. 【請求項4】 屈折率n1 、n2 を有する第1部品と第
    2部品との間にある前記遷移が、突合せ接合によって作
    られることを特徴とする、請求項3に記載のディジタル
    光学スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記遷移が断熱遷移であることを特徴と
    する、請求項1または2に記載のディジタル光学スイッ
    チ。
  6. 【請求項6】 前記断熱遷移がエッチングによって形成
    されることを特徴とする、請求項5に記載のディジタル
    光学スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記エッチングの深さが、前記出力導波
    管の第1部品の領域におけるよりも第2部品の領域にお
    ける方が大きいことを特徴とする、請求項6に記載のデ
    ィジタル光学スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1部品と第2部品がそれぞれ、前
    記導波管において光の伝播方向を横切る高さ及び幅と呼
    ばれる物理的寸法を有し、前記第1部品の高さが前記第
    2部品の高さより小さいことを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載のディジタル光学スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記第2部品の前記幅が前記第1部品の
    前記幅より小さいことを特徴とする、請求項8に記載の
    ディジタル光学スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記断熱遷移が、リッジ技法によって
    形成された前記第1部品と埋込みヘテロ構造技法によっ
    て形成された前記第2部品の間にあることを特徴とす
    る、請求項5に記載のディジタル光学スイッチ。
  11. 【請求項11】 前記断熱遷移が、いずれも埋込みヘテ
    ロ構造技法によって形成された前記第1部品と第2部品
    の間にあることを特徴する、請求項5に記載のディジタ
    ル光学スイッチ。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記第1部品が複数量子井
    戸技法によって形成された、請求項1から11のいずれ
    か一項に記載のディジタル光学スイッチ。
  13. 【請求項13】 スイッチ・マトリクスを構成するため
    に相互接続されたことを特徴とする、請求項1から12
    の少なくとも一項に記載の複数のディジタル光学スイッ
    チ。
JP7320746A 1994-12-08 1995-12-08 小型ディジタル光学スイッチ Pending JPH08220571A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9414773 1994-12-08
FR9414773A FR2728083B1 (fr) 1994-12-08 1994-12-08 Commutateur optique binaire compact

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08220571A true JPH08220571A (ja) 1996-08-30

Family

ID=9469601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7320746A Pending JPH08220571A (ja) 1994-12-08 1995-12-08 小型ディジタル光学スイッチ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5706374A (ja)
EP (1) EP0716336B1 (ja)
JP (1) JPH08220571A (ja)
DE (1) DE69531440T2 (ja)
FR (1) FR2728083B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000002085A1 (fr) * 1998-07-01 2000-01-13 Nec Corporation Commutateur optique matriciel et multiplexeur optique a insertion-extraction
JP2008542806A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 フォトリヌ テクノロジー 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路
JP2010256761A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec Corp 半導体マッハツェンダー光変調器及びその製造方法、半導体光集積素子及びその製造方法
JP2010256760A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec Corp 半導体マッハツェンダー光変調器及びその製造方法、半導体光集積素子及びその製造方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6236775B1 (en) * 1998-05-19 2001-05-22 Lynx Photonic Networks Inc. Integrated optical switch array
US6011883A (en) * 1998-07-24 2000-01-04 Gateway 2000, Inc. Switch control combining a light pipe and restore spring
JP4341084B2 (ja) * 1998-09-28 2009-10-07 ソニー株式会社 光スイッチ及び光ディスク装置
US20020141685A1 (en) * 2000-10-10 2002-10-03 Chi Wu Optical switch having a reduced cross talk
ATE403885T1 (de) * 2000-10-27 2008-08-15 Pirelli & C Spa Hybride planare vergrabene / steg-wellenleiter
DE60135242D1 (de) * 2000-10-27 2008-09-18 Pirelli & C Spa Hybride planare vergrabene / steg-wellenleiter
US6563997B1 (en) * 2000-11-28 2003-05-13 Lighteross, Inc. Formation of a surface on an optical component
US6504965B2 (en) * 2000-12-07 2003-01-07 Intel Corporation Method and apparatus for self-testing and maintaining alignment of an optical beam in an optical switch
GB0119369D0 (en) * 2001-08-08 2001-10-03 Bookham Technology Plc Optic system
WO2006135711A2 (en) * 2005-06-10 2006-12-21 Nanologix, Inc. System for sustained microbial production of hydrogen gas in a bioreactor
SE531378C8 (sv) * 2007-06-27 2009-07-07 Syntune Ab Övergångsdel mellan två optiska vägledare
TW201346363A (zh) * 2012-05-11 2013-11-16 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 光波導方向耦合器
WO2017190481A1 (zh) * 2016-05-04 2017-11-09 华为技术有限公司 一种光开关
CN107346047B (zh) 2016-05-04 2020-04-21 华为技术有限公司 一种光开关

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL9001157A (nl) * 1990-05-17 1991-12-16 Nederland Ptt Digitale optische schakelaar.
FR2709568B1 (fr) * 1993-08-30 1995-09-29 Alcatel Nv Commutateur optique à basculement.

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000002085A1 (fr) * 1998-07-01 2000-01-13 Nec Corporation Commutateur optique matriciel et multiplexeur optique a insertion-extraction
US6597830B1 (en) 1998-07-01 2003-07-22 Nec Corporation Matrix optical switch and optical ADM
JP2008542806A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 フォトリヌ テクノロジー 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路
JP2010256761A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec Corp 半導体マッハツェンダー光変調器及びその製造方法、半導体光集積素子及びその製造方法
JP2010256760A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nec Corp 半導体マッハツェンダー光変調器及びその製造方法、半導体光集積素子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5706374A (en) 1998-01-06
EP0716336B1 (fr) 2003-08-06
FR2728083B1 (fr) 1997-01-10
DE69531440T2 (de) 2004-07-22
DE69531440D1 (de) 2003-09-11
EP0716336A1 (fr) 1996-06-12
FR2728083A1 (fr) 1996-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08220571A (ja) 小型ディジタル光学スイッチ
EP1166176B1 (en) An optical crosspoint switch using vertically coupled waveguide structure
EP1245971B1 (en) Waveguide taper with lateral rib confinement waveguides
JP2002164608A (ja) 光半導体装置およびその製造方法
JP2000208862A (ja) 半導体光集積素子及びその製造方法
EP0746887B1 (en) Semiconductor device
US5991475A (en) Tightly curved digital optical switches
AU7544691A (en) Optical component
Shakouri et al. Wafer-fused optoelectronics for switching
JP2662059B2 (ja) 光電スイッチ素子を有する集積半導体装置
JP2007155967A (ja) 電磁波偏波面回転装置
JP2807355B2 (ja) 半導体光スイッチ素子
JP3147386B2 (ja) 偏光無依存型半導体光スイッチ
JP2807354B2 (ja) 半導体光スイッチ素子
US7336855B1 (en) Integration of a waveguide self-electrooptic effect device and a vertically coupled interconnect waveguide
JP2897371B2 (ja) 半導体導波路型偏光制御素子
KR100407818B1 (ko) 수직 방향성 결합기 스위치 및 그 제조 방법
JP2626208B2 (ja) 半導体導波路型偏光制御素子
JPS63305328A (ja) 光ゲ−トマトリクススイッチ
JP2000156543A (ja) 光結合デバイス
JP2548768B2 (ja) 導波路型光分波器
JPH04159521A (ja) 半導体光スイッチ
JPH09148548A (ja) 導波路型半導体集積回路とその製造方法
US20050207692A1 (en) Optical switch
Choudhury et al. 1.3/spl mu/m InP/InGaAsP digital optical switches with extinction ratio of 30 dB