JPH08220448A - 内視鏡用立体視アダプター - Google Patents

内視鏡用立体視アダプター

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JPH08220448A
JPH08220448A JP7044779A JP4477995A JPH08220448A JP H08220448 A JPH08220448 A JP H08220448A JP 7044779 A JP7044779 A JP 7044779A JP 4477995 A JP4477995 A JP 4477995A JP H08220448 A JPH08220448 A JP H08220448A
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pupil
endoscope
adapter
stereoscopic
optical system
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Takaomi Sekiya
尊臣 関谷
Masaru Eguchi
勝 江口
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単眼視用内視鏡を利用して立体視を可能とす
る内視鏡用立体視アダプターを提供することを目的とす
る。 【構成】 アダプターは、単眼視用内視鏡1に固定され
たアタッチメント50と、このアタッチメントを介して
単眼視用内視鏡1に接続される観察部2とを備える。観
察部2内には、2枚の瞳分割ミラー20,21が配置さ
れると共に、これらの瞳分割ミラー20,21で分割さ
れた光束を受光する一対の二次光学系30a,30bが
配置されている。各二次光学系30a,30bは、光路
偏向ミラー31a,31b、結像レンズ系32a,32
b、CCDセンサのような撮像素子34a,34bから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単眼視用内視鏡を用
いて物体を立体的に観察する内視鏡用立体視アダプター
に関する。
【0002】
【従来の技術】立体視内視鏡は、物体像を形成する対物
レンズ系、この像を伝達するリレーレンズ系から成る一
次光学系と、この一次光学系により伝達された像を左右
に分割する瞳分割手段と、分割された2つの像をそれぞ
れ観察、あるいは撮像する二次光学系とを備え、体腔内
の部位を観察するための医療用、あるいはエンジン等の
機械内部を観察するための工業用の用途等に用いられ
る。この種の立体視内視鏡は、例えば特開平6−194
581号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
立体視内視鏡は一次光学系、瞳分割手段、二次光学系が
全て一体に構成されているため、たとえユーザーが単眼
視用の内視鏡を所有していたとしても、立体観察のため
には新たに立体視内視鏡を入手しなければならないとい
う問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、単眼視用内視鏡を利用して
立体視を可能とする内視鏡用立体視アダプターを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる内視鏡
用立体視用アダプターは、上記の目的を達成させるた
め、単眼視用内視鏡内に配置された一次光学系の瞳位置
に配置され、一次光学系により観察される物体を異なる
方向から観察できるよう瞳内の光束の少なくとも一部を
2つの領域に分割する瞳分割手段と、瞳分割手段により
分割された光束により形成されるそれぞれの像を観察す
る一対の二次光学系と、瞳分割手段及び二次光学系が配
置された観察部と単眼視用内視鏡とを相互の位置関係を
調節可能に接続する接続手段とを備えることを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、この発明にかかる内視鏡用立体視アダ
プターの実施例を説明する。
【0007】
【実施例1】実施例1の内視鏡用立体視アダプターは、
図1に示されるように、体腔内等の狭い空間内部に挿入
される管状の単眼視用内視鏡1に接続されて使用され
る。アダプターは、単眼視用内視鏡1の基端側に固定さ
れたアタッチメント50と、このアタッチメント50を
介して単眼視用内視鏡1に接続された観察部2とを備え
る。アタッチメント50は、単眼視用内視鏡1と観察部
2とを調整可能に接続する接続手段として機能する。
【0008】単眼視用内視鏡1の基端側には、単眼での
観察時に観察者の目の周囲に接触して周辺光を遮断する
つば状のフード14が取り付けられている。アタッチメ
ント50は、このフード14に取り付けられて単眼視用
内視鏡1に固定されている。
【0009】アタッチメント50は、フード14に観察
部2側から当てつけられてフード14を外側から囲み込
む取り付け環51と、このフード14に物体側から当接
して取り付け環51に当てつける当てつけ片52と、当
てつけ片52を取り付け環51に固定する固定ボルト5
3とから構成される。
【0010】取り付け環51は、中央に開口が形成され
フード14の周縁部に当接する円板部51aと、この円
板部51aの周縁部から物体側に向けて立ち上げられて
フード14の外周を囲む円筒部51bと、この円筒部の
物体側先端から内周に向けて形成されたフランジ部51
cとから一体に構成されている。当てつけ片52は、断
面L字状の小片であり、周方向の少なくとも3カ所でフ
ード14を取り付け環51に当てつけている。
【0011】また、取り付け環51の観察部2側の面の
外周部には、周方向の3カ所に観察部2側に向けて突出
する調整ボルト54が固定されている。観察部2には、
単眼視用内視鏡1側の周辺部に外方フランジ2bが形成
されると共に、この外方フランジ2bには調整ボルト5
4が挿通される貫通孔2cが穿設されている。調整ボル
ト54は、貫通孔2cに挿通された状態で貫通孔の表裏
で調整ボルト54に螺合する一対のナット55,56に
より外方フランジ2bに固定され、アタッチメント50
に取り付けられた単眼視用内視鏡1を観察部2に対して
固定する。
【0012】なお、この実施例では、3本の調整ボルト
54に螺合するそれぞれのナット55,56の位置を調
整することにより、アタッチメント50に固定された単
眼視用内視鏡1と観察部2との位置関係を三次元的に調
整することができる。
【0013】単眼視用内視鏡1の内部には、物体の像を
形成する3群4枚構成の対物レンズ系11と、対物レン
ズ系11により形成された像を伝達する複数のレンズ系
から構成される第1のリレーレンズ系12と、射出瞳を
形成する第2のリレーレンズ系13とが物体側から順に
配置され、これらのレンズ系により一次光学系10が構
成されている。
【0014】観察部2内には、瞳分割手段としての2枚
の瞳分割ミラー20,21が配置されると共に、これら
の瞳分割ミラー20,21で分割された光束を受光する
一対の二次光学系30a,30bが配置されている。各
二次光学系30a,30bは、光路偏向ミラー31a,
31b、結像レンズ系32a,32b、CCDセンサの
ような撮像素子34a,34bから構成される。
【0015】立体視を可能とするためには、1つの物体
を異なる方向から観察する必要があり、そのためには、
左右の二次光学系30a,30bに対して瞳内の異なる
領域を通過した光束を導く必要がある。そこで、瞳分割
ミラー20,21は、一次光学系10の瞳Epに到達し
た光束を立体視が可能なように左右の2成分に分割し、
それぞれの成分を異なる方向に反射させるよう一次光学
系10の光軸に対して±45°の角度で屋根型に配置さ
れている。各瞳分割ミラー20,21は、その最も先端
側、すなわち一次光学系10側の先端が瞳Epに一致
し、かつ、一次光学系10の光軸Ax1に対して対称と
なるように配置されている。
【0016】これにより、二次光学系30a,30bに
入射する光束の中心軸Ax2,Ax3は、瞳Ep上で所定
の間隔をなし、この間隔に応じた視差を二次光学系を介
して観察する観察者に与えることができる。なお、二次
光学系に入射する光束の中心軸は、分割された光束の断
面の重心位置を通る軸として定義される。
【0017】各撮像素子34a,34bにより撮影され
た画像は、単一のTVモニタに交互に時系列的に表示さ
れる。観察者は、左右の視野部分にそれぞれ独立して制
御可能な液晶シャッタ等の遮光手段を有する眼鏡をかけ
てTVモニタを観察する。眼鏡の遮光手段は、TVモニ
タ上の表示の切換に応じて右画像が表示されているとき
には右眼のみ、左画像が表示されているときには左眼の
みで視認できるように制御される。したがって、観察者
は、この眼鏡をかけてTVモニタの画面を観察すること
により、被観察物の像を立体画像として観察することが
できる。また、撮像手段により撮像した画像をVTR等
により立体情報を保ったまま記録することもできる。
【0018】瞳分割ミラー20,21は、図示せぬガイ
ド手段により光軸Ax1に対する角度を一定に保ちつ
つ、光軸Ax1と垂直な左右方向に平行移動が可能なよ
うに保持されており、調整手段40を操作することによ
り、光軸Ax1を中心として互いに離反し、あるいは互
いに接近するよう駆動される。
【0019】調整手段40は、図2に拡大して示すよう
に、観察部2の中心に位置する取り付け部2aに取り付
けられた保持枠41と、この保持枠41の一次光学系1
0側となる先端側に架設され、両側を保持枠41により
回転自在に支持された間隔調整スクリュー42と、この
間隔調整スクリュー42の中央に一体に固定された間隔
調整つまみ43とから構成されている。間隔調整スクリ
ュー42には、間隔調整つまみ43を境として互いに螺
旋の向きが逆巻のネジ溝が形成されており、このネジ溝
にそれぞれミラー面の背面に一体に形成された保持部材
20b,21bの基端部が螺合している。
【0020】この構成により、間隔調整つまみ43を回
転調整することにより、間隔調整スクリュー42が回転
して保持部材20b,21bを移動させ、結果として瞳
分割ミラー20,21が一次光学系の光軸Ax1を中心
として対称となるよう互いに離反し、あるいは互いに接
近するよう移動する。そして、この操作により、二次光
学系に入射する光束の中心軸Ax2,Ax3が瞳Ep上で
なす間隔(入射軸間隔)を変更することができる。
【0021】二次光学系に入射する光束の入射軸間隔が
大きくなると、二次光学系に入射する光量は低下する
が、対物レンズ系から被観察物体までの距離が同一であ
れば、物体に対する見込み角度が大きくなるため、立体
感(浮き上がり度)を増すことができる。したがって、物
体距離がより遠い場合にも、立体感を得ることができ
る。反対に、入射軸間隔が小さくなると、立体感は減少
するが光量は増大するため、比較的物体が近い場合の観
察に適している。
【0022】実施例1の構成によれば瞳分割ミラー2
0,21の間隔を調整することにより、立体感を適宜変
更することができるため、観察対象や作動距離に応じて
適当な立体感を選択することができる。
【0023】なお、保持枠41は、瞳分割ミラー20,
21を含めて全体として一次光学系10の光軸Ax1に
沿う前後方向、および、ミラーの移動方向に沿う左右方
向に位置調整できるよう構成されている。
【0024】すなわち、保持枠41の基端側には、間隔
調整スクリュー42と平行に左右位置調整スクリュー4
4が保持枠41に対して回転可能に取り付けられ、他
方、取り付け部2aには左右位置調整スクリュー44を
保持して保持枠41を支持する前後位置調整ボルト45
が光軸Ax1方向に進退可能に取り付けられている。
【0025】前後位置調整ボルト45の先端には、左右
位置調整スクリュー44に螺合するナット部45aが固
定され、かつ、取り付け部2aの壁面内部には、前後位
置調整ボルト45に螺合する前後位置調整つまみ46が
回転可能に取り付けられている。
【0026】この構成によれば、左右位置調整スクリュ
ー44に固定された左右位置調整つまみ44aを回動調
整することにより、瞳分割ミラー20,21の左右の位
置を全体的に調整することができ、かつ、前後位置調整
つまみ46を調整することにより、瞳分割ミラー20,
21の光軸Ax1方向の位置を調整することができる。
これらの2次元方向の調整により、瞳分割ミラー20,
21の先端が正確に一次光学系10の瞳Ep内に位置
し、かつ、一次光学系10の光軸Ax1に対して対称と
なるよう位置決めされる。
【0027】図3〜図12は、この発明にかかる内視鏡
用立体視アダプターの実施例2〜11を示す説明図であ
る。いずれの実施例も単眼視用内視鏡1の構成は実施例
1と同一である。以下、各実施例をアダプター部分の構
成を中心に順に説明する。
【0028】
【実施例2】図3は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例2を示す拡大図である。実施例2のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0029】観察部2内には、瞳分割手段としての2枚
の瞳分割ミラー20,21が配置されると共に、これら
の瞳分割ミラー20,21で分割された光束を受光する
一対の二次光学系30a,30bが配置されている。各
二次光学系30a,30bは、光路偏向ミラー31a,
31b、結像レンズ系32a,32b、コンデンサレン
ズ系32c,32d、接眼レンズ系33a,33bから
構成される。
【0030】この例では、実施例1の撮像素子に代えて
接眼レンズ系33a,33bを設けることにより、肉眼
での両眼視による立体観察を可能としている。観察部2
内の調整手段40の構成は実施例1と同一である。
【0031】
【実施例3】図4は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例3を示す拡大図である。実施例3のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0032】この実施例では、実施例2の構成に加え、
結像レンズ系32a,32bとコンデンサレンズ系32
c,32dとの間にハーフミラー60a,60bが設け
られると共に、このハーフミラーにより反射された光束
を受光する位置に撮像素子34a,34bが配置されて
いる。
【0033】すなわち、観察部2内には、瞳分割手段と
しての2枚の瞳分割ミラー20,21が配置されると共
に、これらの瞳分割ミラー20,21で分割された光束
を受光する一対の二次光学系30a,30bが配置され
ている。各二次光学系30a,30bは、光路偏向ミラ
ー31a,31b、結像レンズ系32a,32b、ハー
フミラー60a,60b、撮像素子34a,34b、コ
ンデンサレンズ系32c,32d、接眼レンズ系33
a,33bから構成される。
【0034】瞳分割ミラー20,21により2つの領域
に分割された各光束は、それぞれ光路偏向ミラー31
a,31bで偏向されて結像レンズ系32a,32bを
透過し、一部はハーフミラー60a,60bで反射され
て撮像素子34a,34b上に結像する。各撮像素子3
4a,34bにより撮影された画像は、実施例1と同様
にしてTVモニタに表示される。
【0035】一方、ハーフミラー60a,60bを透過
した光束は、コンデンサレンズ系32c,32d、接眼
レンズ系33a,33bを介して観察者の左右各々の眼
に入射し、観察者は対象物を立体的に観察することがで
きる。
【0036】上記実施例3の構成によれば、肉眼により
直接的に立体視により観察すると同時に、撮像手段によ
り撮影した画像を立体視可能に表示したり、記録したり
することができる。
【0037】
【実施例4】図5は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例4を示す拡大図である。実施例4のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0038】観察部2内には、瞳分割手段として2つの
ミラー面20'a,20'bを有する瞳分割ミラー20'
が配置されると共に、これらのミラー面20'a,20'
bで分割された光束を受光する一対の二次光学系30
a,30bが配置されている。各二次光学系30a,3
0bは、光路偏向ミラー31a,31b、結像レンズ系
32a,32b、撮像素子34a,34bから構成され
る。
【0039】また、瞳分割ミラー20'は、光軸Ax1に
対する角度を一定に保ちつつ、光軸Ax1に沿った前後
方向、これと垂直な左右方向に平行移動が可能なように
保持されており、調整手段40を操作することにより移
動させることができる。
【0040】すなわち、瞳分割ミラー20'の基端部側
には保持枠41が形成され、左右位置調整スクリュー4
4がこの保持枠41に対して回転可能に取り付けられる
と共に、このスクリュー44には左右位置調整ギア44
aが固定されている。また、瞳分割ミラー20'の裏面
には、左右位置調整ギア44aに噛合するピニオン80
aが回転軸に接続された第1のマイクロモータ80が取
り付けられている。
【0041】他方、取り付け部2aには、左右位置調整
スクリュー44を保持して保持枠41を支持する前後位
置調整ボルト45が回転不能、かつ、前後方向に進退可
能に取り付けられている。前後位置調整ボルト45の先
端には、左右位置調整スクリュー44に螺合するナット
部45aが固定され、かつ、取り付け部2aの壁面内部
には、前後位置調整ボルト45に螺合する前後位置調整
ギア46が進退動不能、かつ、回転可能に取り付けられ
ている。また、この壁面内部には、前後位置調整ギア4
6に噛合するピニオン81aが回転軸に接続された第2
のマイクロモータ81が取り付けられている。
【0042】この構成によれば、第1のマイクロモータ
80を回転制御することにより、左右位置調整スクリュ
ー44に固定された左右位置調整ギア44aを回動さ
せ、瞳分割ミラー20'の左右方向の位置を調整するこ
とができる。また、第2のマイクロモータ81を回転制
御することにより、前後位置調整ギア46を回動させ、
瞳分割ミラー20'の前後方向の位置を調整することが
できる。これらの2次元方向の調整により、瞳分割ミラ
ー20'の稜線が正確に一次光学系10の瞳Ep内に位置
し、かつ、一次光学系10の光軸Ax1に一致するよう
位置決めされる。
【0043】撮像素子34a,34bからの出力信号
は、観察時には被観察物の像を立体画像として観察でき
るよう処理され、調整時には瞳分割ミラー20'の位置
を自動的に調整するために利用される。
【0044】観察時には、各撮像素子34a,34bの
出力信号は、実施例1と同様にTVモニタに表示され、
観察者は被観察物の像を立体画像として観察することが
できる。
【0045】調整時には、被観察物として白色面、拡散
面を有する発光板を用い、撮像素子34a,34bから
出力される信号を比較する。比較の結果、左右の画像の
光量分布に偏りがある場合、あるいは左右の画像が均質
であってもそれぞれの画像の光量分布が光軸を中心とし
て対称でない場合には、これらの偏りをなくすようマイ
クロモータ80,81を制御して瞳分割ミラー20'の
位置を変更する。
【0046】
【実施例5】図6は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例5を示す拡大図である。実施例5のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0047】この例では、実施例4の撮像素子に代えて
接眼レンズ系33a,33bを設けることにより、肉眼
での両眼視による立体観察を可能としている。観察部2
内の調整手段40の構成は実施例4と同一である。
【0048】観察部2内には、瞳分割手段としての瞳分
割ミラー20'が配置されると共に、瞳分割ミラー20'
で分割された光束を受光する一対の二次光学系30a,
30bが配置されている。各二次光学系30a,30b
は、光路偏向ミラー31a,31b、結像レンズ系32
a,32b、コンデンサレンズ系32c,32d、接眼
レンズ系33a,33bから構成される。
【0049】
【実施例6】図7は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例6を示す拡大図である。実施例6のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0050】観察部2内には、一次光学系10の瞳Ep
に一致して左右に並列して配置された一対のセパレータ
レンズ系37a,37bと、セパレータレンズ系37
a,37bにより形成された像を導くイメージガイドフ
ァイバー束39a,39bと、これらのファイバー束に
より導かれた像を観察する接眼レンズ系33a,33b
とから成る二次光学系30a,30bが設けられてい
る。
【0051】イメージガイドファイバー束39a,39
bの入射側の端面は、セパレータレンズ系37a,37
bの結像位置に一致して設けられ、射出側の端面は、接
眼レンズ系33a,33bの焦点位置にほぼ一致して設
けられている。これにより、セパレータレンズ系37
a,37bにより入射端面に形成された像は、ファイバ
ーを通して射出側の端面に伝達され、この伝達された像
を接眼レンズ系33a,33bを介して観察することが
できる。
【0052】セパレータレンズ系37aは、イメージガ
イドファイバー束39aの入射側の端部と一体に支持部
材47aに保持されており、セパレータレンズ系37b
はイメージガイドファイバー束39bの入射側端部と一
体に支持部材47bに保持されている。一方、イメージ
ガイドファイバー束39a,39bの射出側の端部は、
観察部2に固定されている。
【0053】調整手段40は、この例では観察部2の中
心に位置する取り付け部2aに取り付けられた保持枠4
1と、この保持枠41の一次光学系10側となる先端側
に架設され、両側を保持枠41により回転自在に支持さ
れた間隔調整スクリュー42と、この間隔調整スクリュ
ー42の中央に一体に固定された間隔調整つまみ43と
から構成されている。間隔調整スクリュー42には、間
隔調整つまみ43を境として互いに螺旋の向きが逆巻の
ネジ溝が形成されており、このネジ溝にそれぞれ支持部
材47a,47bの基端部が螺合している。
【0054】この構成によれば、間隔調整つまみ43を
回転調整することにより、間隔調整スクリュー42が回
転して支持部材47a,47bを移動させ、結果として
セパレータレンズ系37a,37bとイメージガイドフ
ァイバー束39a,39bの入射側端部とが一次光学系
10の光軸Ax1を中心として対称となるよう互いに離
反し、あるいは互いに接近するよう移動する。これによ
り、二次光学系に入射する光束の中心軸の間隔(入射軸
間隔)を変更することができ、観察視野の立体感を変更
することができる。
【0055】なお、保持枠41は、セパレータレンズ系
37a,37bを含めて全体として一次光学系10の光
軸Ax1に沿う前後方向、および、レンズ系の移動方向
に沿う左右方向に位置調整できるよう構成されている。
【0056】すなわち、保持枠41の基端側には、間隔
調整スクリュー42と平行に左右位置調整スクリュー4
4が保持枠41に対して回転可能に取り付けられ、他
方、取り付け部2aには左右位置調整スクリュー44を
保持して保持枠41を支持する前後位置調整ボルト45
が光軸Ax1方向に進退可能に取り付けられている。
【0057】前後位置調整ボルト45の先端には、左右
位置調整スクリュー44に螺合するナット部45aが固
定され、かつ、取り付け部2aの壁面内部には、前後位
置調整ボルト45に螺合する前後位置調整つまみ46が
回転可能に取り付けられている。
【0058】この構成によれば、左右位置調整スクリュ
ー44に固定された左右位置調整つまみ44aを回動調
整することにより、セパレータレンズ系37a,37b
の左右の位置を全体的に調整することができ、かつ、前
後位置調整つまみ46を調整することにより、セパレー
タレンズ系37a,37bの光軸Ax1方向の位置を全
体的に調整することができる。これらの2次元方向の調
整により、セパレータレンズ系37a,37bの物体側
の面が正確に一次光学系10の瞳Ep内に位置し、か
つ、一次光学系10の光軸Ax1に対して対称となるよ
う位置決めされる。
【0059】なお、セパレータレンズ系の移動機構につ
いては、上記の例に限られず、一方のレンズ系のみを移
動させてもよいし、光軸に対して非対称に両方のレンズ
系を移動させてもよい。
【0060】セパレータレンズ系を利用した瞳分割方法
では、瞳分割ミラーを利用した前述の実施例と異なり、
セパレータレンズ系を移動させた場合にも、それぞれの
セパレータレンズ系に取り込まれる光束の範囲は常に一
定であり、立体感を変更した際の光量の変化を抑えるこ
とができる。
【0061】
【実施例7】図8は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例7を示す拡大図である。実施例7のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0062】実施例7のアダプターは、瞳分割手段とし
て一次光学系側の第1面が瞳Epに一致して配置された
一対のセパレータレンズ系37a,37bを備える。こ
れらのセパレータレンズ系37a,37bは、瞳Ep中
の一定領域の光束を取り込んでそれぞれ撮像素子38
a,38b上に結像させる作用を有している。
【0063】セパレータレンズ系37aと撮像素子38
aとは一体的に支持部材47aに保持されており、同様
にしてセパレータレンズ系37bと撮像素子38bは一
体的に支持部材47bに保持されている。支持部材47
a,47bの基端部は、実施例1のミラーの保持部材2
0b,21bと同様に間隔調整スクリュー42に螺合し
ており、間隔調整つまみ43を回動調整することによ
り、セパレータレンズ系37a,37bの間隔を撮像素
子38a,38bと共に変化させることができる。
【0064】実施例7によれば、他の実施例と比較して
二次光学系30a,30bを最もコンパクトに構成する
ことができる。
【0065】
【実施例8】図9は、この発明の内視鏡用立体視アダプ
ターの実施例8を示す拡大図である。実施例8のアダプ
ターは、観察部2とアタッチメント50とから構成され
る。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。
【0066】観察部2内には、物体を異なる方向から観
察できるよう瞳内の光束を2つの領域に分割し、かつ、
分割された光束を異なる方向に屈折させる一対の楔型の
瞳分割プリズム70,71が一次光学系10の瞳位置に
一致して配置されると共に、これらの瞳分割プリズム7
0,71で分割された光束を受光する一対の二次光学系
30a,30bが配置されている。
【0067】瞳分割プリズム70,71は、色収差を低
減するために材料の種類(分散値)が異なる2つのプリズ
ムを貼り合わせてそれぞれ構成されている。
【0068】また、瞳分割プリズム70,71は、一次
光学系10の瞳に到達した光束を立体視が可能なように
左右の2成分に分割し、それぞれの成分を一次光学系1
0の光軸Ax1から離れる方向に屈折させるよう楔の先
端側を一次光学系10の光軸Ax1に向け、光軸Ax1に
対して対称に配置されている。
【0069】各二次光学系30a,30bは、結像レン
ズ系32a,32b、撮像素子34a,34bから構成
される。瞳分割プリズム70,71により2つの領域に
分割された各光束は、それぞれ結像レンズ系32a,3
2bを透過し、撮像素子34a,34b上に結像する。
結像レンズ系32a,32bは、それぞれの光軸が瞳分
割プリズム70,71で屈折された光路に対して平行に
なるように、一次光学系10の光軸Ax1に対して傾い
て配置されており、撮像素子34a,34bは、それぞ
れの受光面が結像レンズ系32a,32bの光軸に対し
て垂直となるよう配置されている。
【0070】実施例8によれば、瞳分割素子としてプリ
ズムを用いることにより、分割された光束のなす角度を
瞳分割ミラーを用いた場合より小さく設定することがで
き、二次光学系の配置スペースをより小さく抑えること
ができる。特に、実施例8のように撮像素子を用いて像
を撮影する場合には、肉眼による直接観察の場合と違っ
て二次光学系の軸間隔を眼幅に合わせる必要がないた
め、結像レンズ系と撮像素子とのサイズに合わせて観察
部2のサイズを最小限に抑えることができる。また、二
次光学系の光軸が平行である必要もないため、上述した
各実施例のような光路偏向ミラー31a,31bも必要
なく、二次光学系の構成を結像レンズ系と撮像素子のみ
に単純化することが可能となる。
【0071】なお、上記のようにプリズムを用いて光路
を偏向すると、撮像素子上に形成される像に台形歪みが
生じる。この実施例では、撮像素子により撮影された画
像にアフィン変換等の画像処理を施すことにより、台形
歪みを補正している。
【0072】
【実施例9】図10は、この発明の内視鏡用立体視アダ
プターの実施例9を示す拡大図である。実施例9のアダ
プターは、観察部2とアタッチメント50とから構成さ
れる。アタッチメント50の構成は実施例1と同一であ
る。この実施例では、各二次光学系30a,30bによ
り肉眼による観察が可能となるよう構成されている。
【0073】観察部2内には、瞳分割手段としての一対
の瞳分割プリズム70,71が配置されると共に、これ
らの瞳分割プリズム70,71で分割された光束を受光
する一対の二次光学系30a,30bが配置されてい
る。各二次光学系30a,30bは、光路偏向プリズム
72a,72b、結像レンズ系32a,32b、接眼レ
ンズ系33a,33bから構成される。
【0074】瞳分割プリズム70,71により屈折され
て光軸Ax1から離れる方向に屈折された光束は、光路
偏向プリズム72a,72bにより一次光学系10の光
軸Ax1と平行な方向に屈折され、結像レンズ系32
a,32b、接眼レンズ系33a,33bを介して観察
者の左右各々の眼に入射し、観察者は対象物を立体的に
観察することができる。
【0075】なお、瞳分割プリズム70,71と光路偏
向プリズム72a,72bとは頂角が等しく、かつ、同
一の材料により形成されており、一方で発生した色収差
を他方で相殺することができるため、各プリズム単独で
は色収差補正のために貼り合わせとする必要はない。ま
た、このようにプリズムを組み合わせて使用すれば台形
歪みは発生しない。
【0076】また、実施例9の構成においても、接眼レ
ンズ系33a,33bに代えて結像レンズ系32a,3
2bの像面位置に撮像素子を設けることにより、実施例
8と同様に立体画像を映像信号として取り出すことも可
能である。その場合には、台形歪みを補正するためのア
フィン変換等の画像処理は不要である。
【0077】
【実施例10】図11は、この発明の内視鏡用立体視ア
ダプターの実施例10を示す拡大図である。実施例11
のアダプターは、実施例1と同様のアタッチメント50
と、観察部2とから構成される。
【0078】観察部2内には、一次光学系の瞳位置を瞳
分割手段である瞳分割ミラー20,21側に移動させる
瞳位置変換光学素子としての第3のリレーレンズ系15
と、ハーフミラー60とが設けられており、ハーフミラ
ー60により分割された各光路中には、瞳分割ミラー2
0,21、結像レンズ系32a,32b、撮像素子34
a,34bがそれぞれ配置されている。
【0079】
【実施例11】図12は、この発明の内視鏡用立体視ア
ダプターの実施例11を示す拡大図である。実施例11
のアダプターは、実施例1と同様のアタッチメント50
と、観察部2とから構成される。
【0080】観察部2内の構成は先に示した実施例4と
同様であり、瞳分割手段として2つのミラー面20'
a,20'bを有する瞳分割ミラー20'が配置されると
共に、これらのミラー面20'a,20'bで分割された
光束を受光する一対の二次光学系30a,30bが配置
されている。各二次光学系30a,30bは、光路偏向
ミラー31a,31b、結像レンズ系32a,32b、
撮像素子34a,34bから構成される。
【0081】この実施例では、アタッチメント50の取
り付け環51に、周方向の3カ所に観察部2側に突出す
る調整ボルト54が設けられており、そのうちの少なく
とも2カ所が中継板57を介して観察部2に接続されて
いる。中継板57は、L字形の板材であり、外側に向け
られた一片にアタッチメント50の調整ボルト54を貫
通させる固定孔57aが穿設されると共に、観察部2側
に向けられた他片に内側に突出して調整ボルト57bが
取り付けられている。
【0082】観察部2には、中継板57の調整ボルト5
7bを貫通させる支持板2dが設けられており、この調
整ボルト57bは支持板2dの両側で調整ナット58,
59により固定されている。
【0083】この構成によれば、調整ボルト57bに螺
合する調整ナット58,59の位置を調整することによ
り、中継板57の左右方向(瞳分割ミラー20'の稜線に
垂直な方向)の位置を変位させることができ、図中の上
下に設けられた2カ所の中継板57の位置を順次変更す
ることにより、一次光学系の光軸Ax1と瞳分割ミラー
20'との左右方向の位置関係を調整することができ
る。
【0084】また、調整ナット55,56を調整するこ
とにより、上記の各実施例と同様に単眼視用内視鏡1と
観察部2との位置関係、主として傾きを三次元的に調整
することができる。
【0085】図13は、実施例11の変形例を示す。こ
の例では、調整ボルト54に螺合する調整ギア56'が
中継板57に対して進退動不能、かつ、回転可能に取り
付けられており、中継板57の外側には、この調整ギア
56'に噛合するピニオン90aが回転軸に接続された
第1のマイクロモータ90が取り付けられている。
【0086】他方、観察部2には、調整ボルト57bを
貫通させる取付孔2eが穿設されており、観察部2内に
は、調整ボルト57bに螺合する調整ギア58'が観察
部2に対して進退動不能、かつ、回転可能に取り付けら
れている。また、観察部内には、この調整ギア58'に
噛合するピニオン91aが回転軸に接続された第2のマ
イクロモータ91が取り付けられている。
【0087】図13の構成によれば、取り付け環51の
周方向の3カ所に設けられた第1のマイクロモータ90
を同時に、あるいは独立して制御することにより、単眼
視用内視鏡1の観察部2に対する傾きを調整できる。ま
た、2カ所に設けられた第2のマイクロモータ91を同
時に制御することにより、単眼視用内視鏡1の観察部2
に対する左右方向の位置を調整することができる。
【0088】なお、実施例8〜11の構成では、実施例
1〜7と異なり瞳分割手段の位置を調整することができ
ないため、単眼視用内視鏡1と観察部2との位置関係
は、アタッチメント50の調整により行われる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、単眼視用内視鏡に取り付けられる内視鏡用立体視ア
ダプターを提供できるため、ユーザーが単眼視用内視鏡
を利用している場合には、別個に立体視用内視鏡を入手
することなく、アダプターを取り付けるのみで容易に立
体視用内視鏡を構成することができる。また、接続手段
を調整することにより、単眼視用内視鏡と立体視アダプ
ターとの位置関係を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1にかかる内視鏡用立体視
アダプターを単眼視用内視鏡と組み合わせた状態を示す
平面図である。
【図2】 実施例1の内視鏡用立体視アダプターの拡大
図である。
【図3】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例2を示す平面図である。
【図4】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例3を示す平面図である。
【図5】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例4を示す平面図である。
【図6】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例5を示す平面図である。
【図7】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例6を示す平面図である。
【図8】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例7を示す平面図である。
【図9】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実施
例8を示す平面図である。
【図10】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実
施例9を示す平面図である。
【図11】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実
施例10を示す平面図である。
【図12】 この発明の内視鏡用立体視アダプターの実
施例11を示す平面図である。
【図13】 実施例11の変形例を示す図12と同様の
平面図である。
【符号の説明】
1 単眼視用内視鏡 2 観察部 10 一次光学系 11 対物レンズ系 12 第1のリレーレンズ系 13 第2のリレーレンズ系 14 フード 15 第3のリレーレンズ系 20,21 瞳分割ミラー 20b,21b 保持部材 30a,30b 二次光学系 31a,31b 光路偏向ミラー 32a,32b 結像レンズ系 32c,32d コンデンサレンズ系 33a,33b 接眼レンズ系 34a,34b 撮像素子 37a,37b セパレータレンズ系 38a,38b 撮像素子 39a,39b イメージファイバー束 40 調整手段 41 保持枠 42 間隔調整スクリュー 44 左右位置調整スクリュー 45 前後位置調整ボルト 45a ナット部 47a,47b 支持部材 50 アタッチメント 51 取り付け環 51a 円板部 51b 円筒部 51c フランジ部 52 当て付け片 53 固定ボルト 54 調整ボルト 55,56 ナット 60,60a,60b ハーフミラー 70,71 瞳分割プリズム 72a,72b 光路偏向プリズム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単眼視用内視鏡内に配置された一次光学系
    の瞳位置に配置され、前記一次光学系により観察される
    物体を異なる方向から観察できるよう前記瞳内の光束の
    少なくとも一部を2つの領域に分割する瞳分割手段と、 前記瞳分割手段により分割された光束により形成される
    それぞれの像を観察する一対の二次光学系と、 前記瞳分割手段及び二次光学系が配置された観察部と前
    記単眼視用内視鏡とを相互の位置関係を調節可能に接続
    する接続手段とを備えることを特徴とする内視鏡用立体
    視用アダプター。
  2. 【請求項2】前記接続手段は、前記単眼視用内視鏡の接
    眼位置に設けられた外方フランジ状のフードに固定され
    るアタッチメントを有し、該アタッチメントには、前記
    観察部側に突出するボルトが少なくとも3本設けられ、
    前記観察部には、前記各ボルトが貫通する貫通孔が穿設
    され、前記接続手段は、前記各ボルト毎に該ボルトを前
    記貫通孔の表裏で固定する一対のナットを有することを
    特徴とする請求項1に記載の内視鏡用立体視用アダプタ
  3. 【請求項3】前記接続手段は、前記瞳位置に対する前記
    瞳分割手段の位置を調節可能に前記単眼視用内視鏡と前
    記観察部とを接続することを特徴とする請求項1に記載
    の内視鏡用立体視アダプター。
  4. 【請求項4】前記接続手段は、前記観察部に一体に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用
    立体視アダプター。
  5. 【請求項5】前記観察部は、前記瞳分割手段の位置、姿
    勢の少なくとも一つを調整する調整手段を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の内視鏡用立体視アダプタ
    ー。
  6. 【請求項6】前記観察部には、前記一次光学系の瞳位置
    を前記瞳分割手段側に移動させる瞳位置変換光学素子を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用立体
    視アダプター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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