JPH08220375A - 光電気混成回路モジュールおよび光結合器とその製造方法 - Google Patents

光電気混成回路モジュールおよび光結合器とその製造方法

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JPH08220375A
JPH08220375A JP7028983A JP2898395A JPH08220375A JP H08220375 A JPH08220375 A JP H08220375A JP 7028983 A JP7028983 A JP 7028983A JP 2898395 A JP2898395 A JP 2898395A JP H08220375 A JPH08220375 A JP H08220375A
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Japan
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optical
circuit element
optical waveguide
optoelectronic circuit
light
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Application number
JP7028983A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishizuka
剛 石塚
Katsusada Motoyoshi
勝貞 本吉
Koji Tsukamoto
浩司 塚本
Shigenori Aoki
重憲 青木
Wataru Toyama
弥 外山
Satoshi Tatsuura
智 辰浦
Tetsuzo Yoshimura
徹三 吉村
Yasuhiro Yoneda
泰博 米田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光電気混成回路モジュールおよび光結合器と
その製造方法に関し、光ファイバや光電子回路素子と光
結合する光導波路の光入出端面を光学的に平坦化する必
要がなく、精密なアライメントを要しない手段を提供す
る。 【構成】 基板1の上に、光ファイバ、半導体レーザ等
の光電子回路素子3と、一端に幅が徐々に拡大するコア
領域21 を有する光導波路2を形成した後、この光電子
回路素子の光入出力端面からこの幅が徐々に拡大するコ
ア領域の上にかけて、例えば光または熱重合性の材料を
適用し、この材料に光または熱を加えて透光性の固体4
を形成し、光電子回路素子と光導波路の間を、この透光
性の固体を通して光学的に結合する。光電気混成回路モ
ジュールの光結合手段を光増幅作用をもつレーザガラス
で構成して伝送損失等を補償し、また、屈折率像形成材
料を適用し、光ファイバを通して光を照射して位置ずれ
のない高屈折率の光導波路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電気混成回路モジュ
ールおよび、光導波路に対する表面実装型の光結合器と
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光導波路と光ファイバ、半導体レ
ーザ、光電変換素子等の光電子回路素子とを結合する場
合、光導波路の光入出力端面を光学的に平坦に研磨し、
この光入出力端面に光電子回路素子の光入出力端面を突
き当ててアライメントし、固定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光導波路の光入出力端
面を光学的に平坦化する方法としては、光導波路をカッ
ティングした後研磨して平坦な面を形成する必要があっ
た。本発明は、光導波路に光学的に平坦な端面を形成す
る必要がない、光導波路と、光ファイバまたは半導体レ
ーザ等の端面発光素子から選ばれる光電子回路素子を結
合する結合器、さらに、改良した光結合手段を有する光
電気混成回路モジュールを提供することを目的とする。
【0004】また、本発明は、光結合しようとする光電
子回路素子間をサブミクロンオーダの精密なアライメン
トをする必要がなく、低結合損失で光学的に結合するこ
とができる光接合手段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる光結合器
は、光ファイバまたは半導体レーザ等の端面発光素子か
ら選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡大するコア
領域を有する光導波路と、該光電子回路素子の光入出力
端面から該光導波路の幅が拡大するコア領域の上にかけ
て形成された透光性の固体からなる。
【0006】また、この場合、透光性の固体が、光導波
路の幅が拡大するコア領域に局限され、該光導波路の周
辺領域に接触していない構成とする。
【0007】また本発明にかかる光結合器の製造方法
は、光電子回路素子と、一端に幅が拡大するコア領域を
有する光導波路を固定した後、光照射によって固体化す
る材料を該光電子回路素子の光入出力端面から該光導波
路の幅が拡大するコア領域の上にかけて適用し、該材料
に光を照射することによって固体化する工程からなる。
【0008】また、本発明にかかる他の光結合器の製造
方法は、光電子回路素子と、一端に幅が拡大するコア領
域を有する光導波路を固定した後、熱を加えることによ
って固体化する材料を該光電子回路素子の光入出力端面
から該光導波路の幅が拡大するコア領域の上にかけて適
用し、該材料に熱を加えることによって固体化する工程
からなる。
【0009】また、本発明にかかる他の光結合器の製造
方法は、光電子回路素子と、一端に幅が拡大するコア領
域を有する光導波路のいずれかまたはその双方を固定さ
れていない状態で配置した後、光照射によって固体化す
る材料を該光電子回路素子の光入出力端面から該光導波
路の幅が拡大するコア領域の上にかけて適用し、該材料
に光を照射して固体化することによって、該光電子回路
素子の光入出力端面から該光導波路の幅が拡大するコア
領域の上にかけて透光性の固体を形成するとともに、光
電子回路素子と光導波路のいずれかまたはその双方を固
定する工程からなる。
【0010】また、本発明にかかる他の光結合器の製造
方法は、光電子回路素子と、一端に幅が拡大するコア領
域を有する光導波路のいずれかまたはその双方を固定さ
れていない状態で配置した後、熱を加えることによって
固体化する材料を該光電子回路素子の光入出力端面から
該光導波路の幅が拡大するコア領域の上にかけて適用
し、該材料に熱を加えて固体化することによって、該光
電子回路素子の光入出力端面と該光導波路から幅が拡大
するコア領域の上にかけて透光性の固体を形成するとと
もに、該光電子回路素子と光導波路のいずれかまたはそ
の双方を固定する工程からなる。
【0011】これらの場合、透光性の固体を形成する液
体材料として、光導波路の幅が拡大するコア領域を形成
する材料との接触角が90度以下の材料を用いて透光性
の固体の表面から反射する光を光導波路に入射させて結
合効率を向上することができる。
【0012】また、本発明にかかる光電気混成回路モジ
ュールにおいては、基板と、該基板の上に実装された光
電子回路素子と、該基板の上に実装されたチャネル光導
波路を有する光配線基板と、該光電子回路素子の光入出
力端面と該チャネル光導波路の間を光学的に結合する光
結合手段と、該光電子回路素子に電気的に接続された電
気配線手段を有し、該光配線基板が該光電子回路素子を
収容する開口を有し、該開口中に実装された光電子回路
素子の光入出力端面と該光配線基板の開口の側壁に現れ
るチャネル光導波路の光入出力端面の間の光結合手段が
光増幅作用をもつレーザガラスによって形成され、該チ
ャネル光導波路で生じる伝送損失、分岐損失等を補償す
ることができる構成を採用した。
【0013】この場合、基板を電気配線基板とし、ある
いは、光電子回路素子の光入出力端面とチャネル光導波
路の間を照射光の強度により屈折率分布を生じる屈折率
像形成材料によって光結合した構成とすることができ
る。
【0014】また、この場合、基板を多層電気配線基板
とし、該多層電気配線基板の片面に光配線基板と光電子
回路素子を実装し、反対面に電子回路素子を実装し、あ
るいは、熱伝導性に優れた基板上に、光電子回路素子が
フェイスアップで搭載され、該光電子回路素子に電気的
に接続する電気配線手段が光配線基板の上に薄膜法で形
成された構成とすることができる。
【0015】また、本発明にかかる、基板と、該基板の
上に実装された光電子回路素子と、該基板の上に実装さ
れたチャネル光導波路を有する光配線基板と、該光電子
回路素子の光入出力端面と該チャネル光導波路の間を光
学的に結合する光結合手段と、該光電子回路素子に電気
的に接続された電気配線手段を有し、該光配線基板が該
光電子回路素子を収容する開口を有し、該開口中に実装
された光電子回路素子の光入出力端面と該光配線基板の
開口の側壁に露出するチャネル光導波路の光入出力端面
の間の光結合手段が光増幅作用をもつレーザガラスによ
って構成された光電気混成回路モジュールの製造方法に
おいて、該光電子回路素子とチャネル光導波路を有する
光配線基板を該基板の上に実装した後、該光電子回路素
子の光入出力端面とチャネル光導波路の間に照射光の強
度により屈折率分布を生じる屈折率像形成材料を適用
し、該屈折率像形成材料に該チャネル光導波路および光
電子回路素子の少なくとも一方から光を照射して屈折率
分布を形成して光結合用光導波路を形成する工程を採用
した。
【0016】
【作用】図1は、本発明の光結合器の原理説明図であ
り、(A)は光結合器の平面図を示し、(B)は光結合
器の光導波路コア部に沿う断面図を示し、(C)は光結
合器のA−B断面を示している。この図において、1は
基板、2は光導波路コア部、21 は幅が徐々に拡大する
コア領域、22 は幅が拡大したコア領域、3は光電子回
路素子、4は透光性の固体を示している。
【0017】本発明の光結合器においては、基板1の上
に、幅が拡大したコア領域22 に向かって幅が徐々に拡
大するコア領域21 を有する光導波路2を形成し、この
光導波路2の幅が拡大したコア領域22 の上に光ファイ
バまたは半導体レーザ等の端面発光素子から選ばれる光
電子回路素子3を、この光電子回路素子3の光入出力方
向と光導波路2の光の進行方向が実質的に同じになるよ
うに固定した後、光電子回路素子3の光入出力端面から
光導波路2の幅が徐々に拡大するコア領域21にかけ
て、横断面が凸状でその寸法が光電子回路素子3から離
れるにつれて漸減する、光電子回路素子3から入出力さ
れる光の波長域で透光性の固体4が形成されている。
【0018】この光結合器において、光電子回路素子3
から出力される光は、透光性の固体4の内部を界面で反
射を繰り返しながら伝播し、徐々に集光されて光導波路
2に結合される。
【0019】本発明の光結合器によると、図1によって
説明したように、光電子回路素子3から入出力される光
を、光導波路2の上面もしくは側面から結合するため、
光導波路の端面を平坦にする必要がない。
【0020】また、光電子回路素子3から出射される光
は、透光性の固体4の内部界面で反射しながら進行する
ため、光電子回路素子3と光導波路2の間がラフにアラ
イメントされていても、透光性の固体4の幅が狭くなっ
ている端部では光導波路2の光の進行方向と実質的に同
じ方向の光になるから、両者間を精密にアライメントし
なくても、確実な光結合を実現することができる。した
がって、光電子回路素子3と光導波路2の間を精密にア
ライメントする必要がなくなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 (第1実施例)図2は、第1実施例の光結合器の構成説
明図であり、(A)は光結合器の平面図を示し、(B)
は光結合器の光導波路のコア部に沿う断面図を示してい
る。この図において、11は基板、12は光導波路、1
1 は幅が徐々に拡大するコア領域、122 は幅が拡大
したコア領域、13は光ファイバ、14は透光性の固体
を示している。
【0022】この図は、基板11の上に配置した光導波
路12とクラッド径が125μmの光ファイバ13を結
合する光結合器を示している。この場合、光導波路12
の光ファイバ13に近接する領域には、幅が20μmの
本体部分から、幅が150μmの幅に拡大したコア領域
122 まで、幅が徐々に拡大するコア領域121 を有し
ており、光ファイバ13は光導波路12の幅が拡大した
コア領域122 の上に配置されている。
【0023】そして、光ファイバ13の光の出射端面と
光導波路12の幅が徐々に拡大するコア領域121 に接
触して透光性の固体14が形成されていて、光ファイバ
13から出射された光は、この透光性の固体14の内部
を反射されながら伝播して徐々に集光され、光導波路1
2に導入されていく。
【0024】(第2実施例)図3は、第2実施例の光結
合器の構成説明図であり、(A)は光結合器の平面図を
示し、(B)は光結合器の光導波路に沿う断面図を示し
ている。この図の21は基板、22は光導波路、221
は幅が徐々に拡大するコア領域、222 は幅が拡大した
コア領域、23は半導体レーザチップ、24は透光性の
固体を示している。
【0025】この図は、基板21の上に配置した幅が2
50μm、長さが300μm、厚さが120μmの半導
体レーザチップ23と光導波路22を結合する光結合器
を示している。この場合、光導波路22の半導体レーザ
チップ23に近接する領域には、幅が10μmの本体部
分から、幅が250μmの幅に拡大したコア領域222
まで幅が徐々に拡大するコア領域221 が形成されてお
り、半導体レーザチップ23は光導波路22の幅が徐々
に拡大するコア領域221 の上に配置されている。
【0026】そして、半導体レーザチップ23の光の出
射端面と光導波路22の幅が拡大するコア領域221
接触して透光性の固体24が形成されていて、半導体レ
ーザチップ23から出射された光は、この透光性の固体
24の内部を反射されながら伝播し、徐々に集光されて
光導波路22に導入されていく。
【0027】(第3実施例)図4は、第3実施例の光結
合器の製造工程説明図であり、(A)〜(C)は各工程
の断面図を示している。この図において、31は基板、
32は光導波路、321 は幅が徐々に拡大するコア領
域、322 は幅が拡大したコア領域、33は光電子回路
素子、34は固定用接着剤、35は液状の透明材料、3
1 は透光性の固体、36は光源を示している。 この
製造工程説明図によって第3実施例の光結合器の製造方
法を説明する。
【0028】第1工程(図4(A)参照) 基板31の上に、幅が徐々に拡大するコア領域321
幅が拡大したコア領域322 を有する光導波路32を形
成する。光導波路32の幅が拡大したコア領域322
上に光電子回路素子33を載置し、光電子回路素子33
を固定用接着剤34によって光導波路32の幅が拡大し
たコア領域322 の上に固定する。
【0029】第2工程(図4(B)参照) 光電子回路素子33の光の出射端面と光導波路32の幅
が徐々に拡大するコア領域321 に接触して光重合性の
液状の材料35を滴下(適用)する。この液状の透明材
料35は、その表面張力と、光導波路32の幅が徐々に
拡大するコア領域321 とのぬれ性等によって、横断面
が凸状で、光電子回路素子33の光の出射端面から光導
波路32の幅が徐々に拡大するコア領域321 を経て光
導波路32に向かって滑らかに変化する形状になる。
【0030】第3工程(図4(C)参照) 光電子回路素子33の光の出射端面と光導波路32の幅
が徐々に拡大するコア領域321 に接触して滴下した光
重合性の液状の透明材料35を、光源36によって光照
射して重合して透光性の固体351 を形成する。
【0031】(第4実施例)図5は、第4実施例の光結
合器の製造工程説明図であり、(A)〜(C)は各工程
の断面図を示している。この図において、41は基板、
42は光導波路、421 は幅が徐々に拡大するコア領
域、422 は幅が拡大したコア領域、43は光電子回路
素子、44は固定用接着剤、45は液状の透明材料、4
1 は透光性の固体、46は加熱ステージを示してい
る。この製造工程説明図によって第4実施例の光結合器
の製造方法を説明する。
【0032】第1工程(図5(A)参照) 基板41の上に、幅が徐々に拡大するコア領域421
幅が拡大したコア領域422 を有する光導波路42を形
成する。光導波路42の幅が拡大したコア領域422
上に光電子回路素子43を載置し、光電子回路素子43
を固定用接着剤44によって光導波路42の幅が拡大し
たコア領域422 の上に固定する。
【0033】第2工程(図5(B)参照) 光電子回路素子43の光の出射端面と光導波路42の幅
が徐々に拡大するコア領域421 に接触して熱重合性の
液状の透明材料45を滴下する。この液状の透明材料4
5は、その量と、表面張力と、光導波路42の幅が徐々
に拡大するコア領域421 とのぬれ性等によって、横断
面が凸状で、光電子回路素子43の光の出射端面から光
導波路42の幅が徐々に拡大するコア領域421を経て
光導波路42に向かって滑らかに変化する形状になる。
【0034】第3工程(図5(C)参照) 光電子回路素子43の光の出射端面と光導波路42の幅
が徐々に拡大するコア領域421 に接触して滴下した熱
重合性の液状の透明材料45を加熱ステージ46上で加
熱して重合して透光性の固体451 を形成する。
【0035】(第5実施例)図6は、第5実施例の光結
合器の製造工程説明図であり、(A)〜(C)は各工程
の断面図を示している。この図において、51は基板、
52は光導波路、521 は幅が徐々に拡大するコア領
域、522 は幅が拡大したコア領域、53は光電子回路
素子、54は液状の透明材料、541 は透光性の固体、
55は光源を示している。この製造工程説明図によって
第5実施例の光結合器の製造方法を説明する。
【0036】第1工程(図6(A)参照) 基板51の上に、幅が徐々に拡大するコア領域521
幅が拡大したコア領域522 を有する光導波路52を形
成する。光導波路52の幅が拡大したコア領域522
上に光電子回路素子53を載置し、必要に応じて治具等
によって押さえておく。
【0037】第2工程(図6(B)参照) 光電子回路素子53の光の出射端面と光導波路52の幅
が徐々に拡大するコア領域521 に接触して光重合性モ
ノマと光重合開始剤からなる光重合性の液状の透明材料
54を滴下する。
【0038】第3工程(図6(C)参照) 光電子回路素子53の光の出射端面と光導波路52の幅
が徐々に拡大するコア領域521 に接触して滴下した光
重合性の液状の透明材料54を光源55によって光照射
して重合して透光性の固体541 を形成するとともに、
この液状の透明材料54の固体化によって光電子回路素
子53を幅が徐々に拡大するコア領域521 上に接着す
る。この実施例によると、光電子回路素子53を幅が徐
々に拡大するコア領域52 1 上に接着する工程を省略す
ることができる。
【0039】これら上記の実施例において用いる液状の
透明材料としては、光導波路の幅が徐々に拡大するコア
領域と90度以下の接触角で接触し、光導波路の周辺領
域と接触しない光または熱重合性の液状の透明材料を選
択する。
【0040】図7は、透明材料の光導波路に対する接触
角が90度を超える場合に形成される透光性の固体の説
明図であり、(A)は側断面図、(B)は横断面図であ
る。この図において、61は基板、62は光導波路、6
1 は幅が徐々に拡大するコア領域、622 は幅が拡大
したコア領域、63は光電子回路素子、64は液状の透
明材料を示している。
【0041】この図は比較例を示しているが、この場合
は、基板61の上に幅が徐々に拡大するコア領域621
と幅が拡大したコア領域622 を有する光導波路62が
形成され、光導波路62の幅が拡大したコア領域622
上に固定された光電子回路素子63の光の出射端面から
幅が徐々に拡大するコア領域621 にかけて液状の透明
材料64が滴下され固体化されている。
【0042】このように、液状の透明材料64の光導波
路に対する接触角が90度を超えるため、光の一部が透
光性の固体内に閉じ込められ、光導波路に結合される光
量が低下する。
【0043】図8は、透明材料が光導波路の周辺領域と
接触する場合に形成される透光性の固体の説明図であ
り、(A)は側断面図、(B)は横断面図である。この
図において、71は基板、72は光導波路、721 は幅
が徐々に拡大するコア領域、722 は幅が拡大したコア
領域、73は光電子回路素子、74は液状の透明材料を
示している。
【0044】この図は比較例を示しており、基板71の
上に幅が徐々に拡大するコア領域721 と幅が拡大した
コア領域722 を有する光導波路72が形成され、光導
波路72の幅が拡大したコア領域722 上に固定された
光電子回路素子73の光の出射端面から幅が徐々に拡大
するコア領域721 にかけて液状の透明材料74が滴下
され固体化されている。
【0045】このように、液状の透明材料74が光導波
路の周辺領域にも接触するため、この周辺から光が漏れ
だして、光導波路に結合される光量が低下する。また、
前記の実施例においては、幅が徐々に拡大するコア領域
と幅が拡大したコア領域を有する光導波路を用いている
が、各実施例の説明から明らかなように、特に幅が拡大
したコア領域を形成する必要はない。
【0046】(第6実施例)この実施例は、光信号と電
気信号を同時に扱う情報通信機器、より詳しくは、光結
合手段に特徴を有する、多数の光電子回路素子と電気回
路素子を混成実装して動作させる光電気混成回路モジュ
ールに関する。
【0047】光電気混成回路モジュールとしては、従来
から、通常の集積回路装置を実装するために用いられて
いた基板を用い、この基板の表面に実装した光電子回路
素子に光ファイバを位置合わせして直接結合するものが
用いられている。しかし、この方法では、各部品の位置
合わせが煩雑であるため、多数の素子を実装することは
実際上不可能である。
【0048】そこで、光導波路を、複数の光ファイバを
平板状に併置した平面型の光導波路に置き換えて部品点
数を減らし、複数の光導波路を一挙にアライメントする
試みがなされたが、光導波路の損失が大きく、また、光
電子回路素子と光導波路との高効率の結合が困難であっ
た。
【0049】また、これらの問題を解決する光電気混成
回路基板として、薄膜電気配線を施したシリコンウェハ
の上に、ガラスからなる光導波路を形成したものが知ら
れており、この場合、ガラスからなる光導波路は通常、
次の工程からなる火炎堆積法によって形成されていた。
【0050】 シリコンウェハ上でシランガスを燃焼
して、シリコンウェハ上に高純度ガラス粉末を堆積させ
る。 1400℃程度でアニールして平面光導波路を形成
する。 平面光導波路の不要部分をRIE法でエッチングし
て除去して、チャネル光導波路を形成する。
【0051】この火炎堆積法によると、極めて高純度の
ガラス平面光導波路が得られ、その結果低損失のチャネ
ル光導波路が得られ、また、加工精度も高いため、光導
波路と光電子回路素子の位置合わせが比較的容易である
という利点を有する反面、 熱処理温度が高いため、基材がシリコンウェハ等に
限られ、その上の薄膜配線を形成する場合にも、樹脂は
もちろん、いずれも融点が1000℃前後である金、
銀、銅等の良導体を使用することができない。 最表面に光導波路を形成するため、電気配線を施し
た基材表面は平坦でなければならず、したがって、薄膜
電気配線の多層化に限界がある。 半導体装置の製造工程で用いる技術で構成されてお
り、工程が煩雑であるため、微細加工には適するが、回
路基板等の大型化にはあまり適しない。
【0052】この実施例では、光電気混成モジュール
を、光電子回路素子と光導波路を形成した独立の光配線
基板と、基板と、電気配線手段と、光結合手段によって
構成し、光配線基板に予め光電子回路素子の搭載位置に
その大きさに相当する貫通孔を形成しておき、基板の上
に光電子回路素子とともに固定して、貫通孔端面に現れ
た光導波路と光電子回路素子とを光結合される構成にす
ることで上記の問題を解決することができる。
【0053】光配線板には、ガラス板等の透明な材料に
光導波路を形成したものが使用できることはもちろん、
光増幅作用を有するネオジウム、エルビウム等の希元素
を含有するレーザガラスに、イオン交換法等でチャネル
光導波路を形成したものがより有効に使用できる。
【0054】また、光結合手段には、通常のレンズ結合
はもちろん、光電子回路素子と光配線基板を基板に固定
したのち、特定波長帯の光の強度により屈折率分布を生
じる屈折率像形成材料を光導波路と光電子回路素子の間
に形成し、光導波路と光電子回路素子の少なくとも一方
から屈折率像形成材料に特定波長帯の光を照射して屈折
率分布を形成して結合用光導波路を形成する手法を使用
することができる(例えば、特願平5−223723号
明細書参照)。
【0055】図9は、第6実施例の光電気混成回路モジ
ュールの構成説明図である。この図において、81は基
板、82は配線層、83は電気配線基板、84はレーザ
ガラス基板、841 はチャネル光導波路、842 は光電
子回路素子埋め込み用開口、85は光配線基板、86は
光電子回路素子、87は電気I/O部、88は屈折率像
形成樹脂である。
【0056】この実施例の光電気混成回路モジュールに
おいては、まず、外形が30mm角、厚さ1mmで、表
面が0.02μmRaまで研磨された純度99%のアル
ミナからなる基板81の上面に、スパッタ法によって、
全体の厚さが1μmになるように、基板側からCr層、
Ti層、Au層を順次形成し、この積層体構造をウェッ
トエッチングしてパターニングすることによって、配線
層82を形成して電気配線基板83を形成する。
【0057】また、外形が30mm角のネオジウムを3
%ドープしたりん酸系のレーザガラス基板84の表面を
光学研磨した後、電界イオン交換法によって銀イオンを
光導波路を形成する部分に選択的に注入して断面の径が
30μmの高屈折率のチャネル光導波路841 を設けて
光配線基板85を形成する。
【0058】このレーザガラス基板84の表面への銀イ
オンの選択的注入は、リフトオフ法とスパッタによりレ
ーザガラス基板84の表面に所望の形状の窓を有するア
ルミニウム膜を形成し、これを陽極にして電界イオン交
換を施すことによって行うことができる。
【0059】続いて、光電子回路素子86を埋め込む部
分に、光電子回路素子86よりやや大きい光電子回路素
子埋め込み用開口842 を超音波研磨によって形成し、
形成された光電子回路素子埋め込み用開口842 の内端
面を光学研磨する。次に、予め個々のフォトリソグラフ
ィー工程で形成しておいたマーカーを位置合わせ基準と
して電気配線基板83と光配線基板85を接着する。
【0060】そして、光配線基板85に形成した光電子
回路素子埋め込み用開口842 の所定の位置にフォトダ
イオード等の光電子回路素子86を電気I/O部87を
介してフリップチップ法によって実装する。この光電子
回路素子86としては受光面が100μmφで横向きの
ものを採用し、その受光面が銀イオンを選択的に注入し
て高屈折率化したチャネル光導波路841 とほぼ同じ高
さになるように搭載する。
【0061】次いで、光配線基板85と光電子回路素子
86の隙間に、エポキシ50%、カルバゾール45%、
ビイミダゾール5%からなる屈折率像形成樹脂88を充
填し、チャネル光導波路841 側からアルゴンレーザ光
を入射して屈折率像形成樹脂88に高屈折率の光導波路
を形成し、紫外線を照射して屈折率像形成樹脂88を固
体化させる。
【0062】この屈折率像形成樹脂88の光導波路の光
結合状態を測定するために、光配線基板85のチャネル
光導波路841 から波長1.05μmのレーザ光を入射
して光電子回路素子86への入射光強度を測定した。ま
た、チャネル光導波路841 には励起光として波長0.
8μmのレーザ光を用いた。
【0063】この測定の結果、光配線基板を光増幅作用
をもつレーザガラスによって構成して光配線基板内の分
岐損失を補償する構成を採用したため、チャネル光導波
路841 で3dB/cmの利得が得られ、光配線基板の
チャネル光導波路と光電子回路素子の間に屈折率像形成
樹脂を充填し、チャネル光導波路側からアルゴンレーザ
光を入射して高屈折率の光導波路を形成したため、光配
線基板のチャネル光導波路と光電子回路素子の間の光結
合部では80%の結合効率が確保できたことが分かっ
た。
【0064】なお、この実施例では、光電子回路素子8
6として、フォトダイオードの他、任意の受光素子、レ
ーザダイオード、LED等の発光素子や光変調器、光ス
イッチ等、光電子回路素子全般に有効であることはいう
までもない。
【0065】(第7実施例)図10は、第7実施例の光
電気混成回路モジュールの構成説明図である。この図に
おいて、91は基板、92は多層配線層、93は多層電
気配線基板、94は電子回路素子、95,99は電気I
/O部、96はレーザガラス基板、961 はチャネル光
導波路、962 は光電子回路素子埋め込み用開口、97
は光配線基板、98は光電子回路素子、100は屈折率
像形成樹脂である。
【0066】この実施例の光電気混成回路モジュールに
おいては、まず、基板91の上面に多層配線層92が形
成された多層電気配線基板93の上面の配線層に、電気
I/O部95を介して電子回路素子94を実装する。
【0067】また、ネオジウムを3%ドープしたりん酸
系のレーザガラス基板96の表面を光学研磨した後、電
界イオン交換法によって銀イオンを光導波路を形成する
部分に選択的に注入して断面の径が30μmの高屈折率
のチャネル光導波路961 を設けて光配線基板97を形
成する。次いで、光電子回路素子98を埋め込む部分
に、光電子回路素子98よりやや大きい光電子回路素子
埋め込み用開口962 を形成し、形成された光電子回路
素子埋め込み用開口962 の内端面を光学研磨する。次
いで、予め個々のフォトリソグラフィー工程で形成して
おいたマーカーを頼りにして多層電気配線基板93と光
配線基板97を接着する。
【0068】そして、光配線基板97に形成した光電子
回路素子埋め込み用開口962 の所定の位置にフォトダ
イオード等の光電子回路素子98を電気I/O部99を
介して多層電気配線基板93に実装する。この光電子回
路素子98としては受光面が100μmφで横向きのも
のを採用し、その受光面がチャネル光導波路961 とほ
ぼ同じ高さになるようにする。
【0069】次いで、光配線基板97と光電子回路素子
98の隙間に、屈折率像形成樹脂100を充填し、チャ
ネル光導波路961 側からアルゴンレーザ光を入射して
屈折率像形成樹脂100に高屈折率の光導波路を形成
し、紫外線を照射して屈折率像形成樹脂100を固体化
させる。
【0070】この実施例の光電気混成回路モジュール
も、第6実施例とほぼ同様のチャネル光導波路961
よる利得と、チャネル光導波路961 と光電子回路素子
98の間の光結合部が得られた。
【0071】また、この実施例においても、光電子回路
素子98として、フォトダイオードの他、任意の受光素
子、レーザダイオード、LED等の発光素子や光変調
器、光スイッチ等、光電子回路素子全般に有効である。
【0072】この実施例は、基板を多層電気配線基板と
し、片側に光配線基板と光電子回路素子を、反対面に電
子回路素子を実装して両面実装型とし、実装密度を向上
したものである。
【0073】(第8実施例)図11は、第8実施例の光
電気混成回路モジュールの構成説明図である。この図に
おいて、101は放熱性基板、102はレーザガラス基
板、1021はチャネル光導波路、1022 ,1052
は光電子回路素子埋め込み用開口、103は光配線基
板、104は光電子回路素子、105は屈折率像形成樹
脂、106は薄膜多層回路、107は電気回路基板、1
08は電気I/O部である。
【0074】この実施例の光電気混成回路モジュールに
おいては、ネオジウムを3%ドープしたりん酸系のレー
ザガラス基板102の表面に選択的に銀イオンを注入し
て高屈折率のチャネル光導波路1021 を設けて光配線
基板103を形成する。次いで、光電子回路素子104
を埋め込む部分に、光電子回路素子104よりやや大き
い光電子回路素子埋め込み用開口1022 を形成し、こ
の光電子回路素子埋め込み用開口1022 の内端面を光
学研磨する。
【0075】他方、薄膜多層回路106が組み込まれて
いる電気回路基板107に光電子回路素子埋め込み用開
口1052 を設ける。
【0076】放熱性基板101の上に光配線基板103
を固着し、その光電子回路素子埋め込み用開口1022
の中に光電子回路素子104を良熱伝導性の接着材によ
って接着し、光配線基板103と光電子回路素子104
の隙間に、屈折率像形成樹脂105を充填し、チャネル
光導波路1021 側からアルゴンレーザ光を入射して屈
折率像形成樹脂105に高屈折率の光導波路を形成し、
紫外線を照射して屈折率像形成樹脂105を固体化させ
る。
【0077】光配線基板103の上に電気回路基板10
7を位置合わせして接着し、光電子回路素子104と電
気回路基板107の間をボンディングワイヤ等の電気I
/O部108によって接続する。
【0078】この実施例の光電気混成回路モジュールは
熱伝導率が大きい放熱性基板101の上に光電子回路素
子104をフェイスアップで直接搭載し、その上に接着
した電気回路基板107によって光電子回路素子104
との電気信号の授受を行うようにしたもので、大電力の
光電子回路素子104を大きな温度上昇を伴うことなく
駆動することができる。この実施例において、レーザガ
ラス基板102の上に直接薄膜多層回路106を積層し
て形成することができる。
【0079】以上説明した、第6実施例、第7実施例、
第8実施例の光電気混成回路モジュールにおいては、光
配線基板を電気配線基板と独立に形成するため、電気配
線基板として、多層セラミック基板、樹脂多層薄膜を有
するシリコンウェハ等任意の材料系を使用することがで
きる。その際、電気配線基板の表面粗さは本質的には特
性に影響を与えない。また、光導波路に光増幅作用を付
加することによって、光導波路の伝播損失や信号分岐に
伴う損失を補償することができる。
【0080】光配線基板として、ガラス板を使用した場
合、例えば、イオン交換法等の手法を用いることによっ
て、チャネル光導波路を広いエリアにわたって比較的簡
便に形成することが可能になり、工程が簡略化される。
この種の光電気混成回路モジュールにおいては、貼り合
わせ形式の場合位置合わせが大きな問題になるが、光結
合部に光電子回路素子を固定し、電気的接続を行った後
に、光結合部の光導波路を形成することができるため、
精密な位置合わせが不要になる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光結合器
によると、光導波路に対して光学的に平坦な端面を形成
することなく、光電子回路素子を光導波路と光学的に効
率よく結合することができ、また、光電子回路素子と光
導波路の間をラフにアライメントしても両者間を光学的
に効率よく結合することができるため、種々の光回路の
高性能化に寄与するところが大きい。
【0082】また、本実施例の光電気混成回路モジュー
ルによると、光配線基板を電気配線基板と独立に形成す
るため、電気配線基板として、多層セラミック基板、樹
脂多層薄膜を有するシリコンウェハ等任意の材料系を使
用することができ、電気配線基板の表面粗さは本質的に
は特性に影響を与えることがないため、光配線基板とし
てガラスを用い、イオン交換法等の手法によって、チャ
ネル光導波路を比較的簡便に形成することが可能にな
り、光導波路としてレーザガラスを用いて光増幅作用を
付加することによって、光導波路の伝播損失や信号分岐
に伴う損失を補償することができる。
【0083】また、光結合部に光電子回路素子を固定
し、電気的接続を行った後に、光配線基板のチャネル光
導波路と光電子回路素子の間に屈折率像形成樹脂を充填
し、チャネル光導波路側または光電子回路素子側から光
を入射して高屈折率の光導波路を形成するため、光配線
基板のチャネル光導波路と光電子回路素子の間の光結合
効率を高くすることができ、精密な位置合わせを行うこ
とが不要になる。また、多数の光電子回路素子を高密度
に実装する手段が提供され、光電気混成回路モジュール
の小型化、高性能化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光結合器の原理説明図であり、(A)
は光結合器の平面図を示し、(B)は光結合器の光導波
路コア部に沿う断面図を示し、(C)は光結合器のA−
B断面を示している。
【図2】第1実施例の光結合器の構成説明図であり、
(A)は光結合器の平面図を示し、(B)は光結合器の
光導波路のコア部に沿う断面図を示している。
【図3】第2実施例の光結合器の構成説明図であり、
(A)は光結合器の平面図を示し、(B)は光結合器の
光導波路に沿う断面図を示している。
【図4】第3実施例の光結合器の製造工程説明図であ
り、(A)〜(C)は各工程の断面図を示している。
【図5】第4実施例の光結合器の製造工程説明図であ
り、(A)〜(C)は各工程の断面図を示している。
【図6】第5実施例の光結合器の製造工程説明図であ
り、(A)〜(C)は各工程の断面図を示している。
【図7】透明材料の光導波路に対する接触角が90度を
超える場合に形成される透光性の固体の説明図であり、
(A)は側断面図、(B)は横断面図である。
【図8】透明材料が光導波路の周辺領域と接触する場合
に形成される透光性の固体の説明図であり、(A)は側
断面図、(B)は横断面図である。
【図9】第6実施例の光電気混成回路モジュールの構成
説明図である。
【図10】第7実施例の光電気混成回路モジュールの構
成説明図である。
【図11】第8実施例の光電気混成回路モジュールの構
成説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 光導波路 21 幅が徐々に拡大するコア領域 22 幅が拡大したコア領域 3 光電子回路素子 4 透光性の固体 11 基板 12 光導波路 121 幅が徐々に拡大するコア領域 122 幅が拡大したコア領域 13 光ファイバ 14 透光性の固体 21 基板 22 光導波路 221 幅が徐々に拡大するコア領域 222 幅が拡大したコア領域 23 光電子回路素子チップ 24 透光性の固体 31 基板 32 光導波路 321 幅が徐々に拡大するコア領域 322 幅が拡大したコア領域 33 光電子回路素子 34 固定用接着剤 35 液状の透明材料 351 透光性の固体 36 光源 41 基板 42 光導波路 421 幅が徐々に拡大するコア領域 422 幅が拡大したコア領域 43 光電子回路素子 44 固定用接着剤 45 液状の透明材料 451 透光性の固体 46 加熱ステージ 51 基板 52 光導波路 521 幅が徐々に拡大するコア領域 522 幅が拡大したコア領域 53 光電子回路素子 54 液状の透明材料 541 透光性の固体 55 光源 61 基板 62 光導波路 621 幅が徐々に拡大するコア領域 622 幅が拡大したコア領域 63 光電子回路素子 64 液状の透明材料 71 基板 72 光導波路 721 幅が徐々に拡大するコア領域 722 幅が拡大したコア領域 73 光電子回路素子 74 液状の透明材料 81 基板 82 配線層 83 電気配線基板 84 レーザガラス基板 841 チャネル光導波路 842 光電子回路素子埋め込み用開口 85 光配線基板 86 光電子回路素子 87 電気I/O部 88 屈折率像形成樹脂 91 基板 92 多層配線層 93 多層電気配線基板 94 電子回路素子 95,99 電気I/O部 96 レーザガラス基板 961 チャネル光導波路 962 光電子回路素子埋め込み用開口 97 光配線基板 98 光電子回路素子 100 屈折率像形成樹脂 101 放熱性基板 102 レーザガラス基板 1021 チャネル光導波路 1022 ,1052 光電子回路素子埋め込み用開口 103 光配線基板 104 光電子回路素子 105 屈折率像形成樹脂 106 薄膜多層回路 107 電気回路基板 108 電気I/O部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 H01L 27/14 Z (72)発明者 塚本 浩司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 青木 重憲 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 外山 弥 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 辰浦 智 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 吉村 徹三 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 米田 泰博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡
    大するコア領域を有する光導波路と、該光電子回路素子
    の光入出力端面から該光導波路の幅が拡大するコア領域
    の上にかけて形成された透光性の固体からなることを特
    徴とする光結合器。
  2. 【請求項2】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子の光入出力方向
    と、該光導波路の光の進行方向が実質的に同じであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載された光結合器。
  3. 【請求項3】 透光性の固体が、光導波路のコア幅が拡
    大するコア領域に局限され、該コア部の周辺のクラッド
    領域に接触していないことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載された光結合器。
  4. 【請求項4】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡
    大するコア領域を有する光導波路を固定した後、光照射
    によって固体化する材料を該光電子回路素子の光入出力
    端面から該光導波路の幅が拡大するコア領域の上にかけ
    て適用し、該材料に光を照射することによって固体化す
    ることを特徴とする光結合器の製造方法。
  5. 【請求項5】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡
    大するコア領域を有する光導波路を固定した後、熱を加
    えることによって固体化する材料を該光電子回路素子の
    光入出力端面から該光導波路の幅が拡大するコア領域の
    上にかけて適用し、該材料に熱を加えることによって固
    体化することを特徴とする光結合器の製造方法。
  6. 【請求項6】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡
    大するコア領域を有する光導波路のいずれかまたはその
    双方を固定されていない状態で配置した後、光照射によ
    って固体化する材料を該光電子回路素子の光入出力端面
    から該光導波路の幅が拡大するコア領域の上にかけて適
    用し、該材料に光を照射して固体化することによって、
    該光電子回路素子の光入出力端面から該光導波路の幅が
    拡大するコア領域の上にかけて透光性の固体を形成する
    とともに、光電子回路素子と光導波路のいずれかまたは
    その双方を固定することを特徴とする光結合器の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 光ファイバまたは半導体レーザ等の端面
    発光素子から選ばれる光電子回路素子と、一端に幅が拡
    大するコア領域を有する光導波路のいずれかまたはその
    双方を固定されていない状態で配置した後、熱を加える
    ことによって固体化する材料を該光電子回路素子の光入
    出力端面から該光導波路の幅が拡大するコア領域の上に
    かけて適用し、該材料に熱を加えて固体化することによ
    って、該光電子回路素子の光入出力端面と該光導波路か
    ら幅が拡大するコア領域の上にかけて透光性の固体を形
    成するとともに、該光電子回路素子と光導波路のいずれ
    かまたはその双方を固定することを特徴とする光結合器
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 透光性の固体を形成する材料として、光
    導波路の幅が拡大するコア領域を形成する材料との接触
    角が90度以下の材料を用いることを特徴とする請求項
    4から請求項7までのいずれか1項に記載された光結合
    器の製造方法。
  9. 【請求項9】 基板と、該基板の上に実装された光電子
    回路素子と、該基板の上に実装されたチャネル光導波路
    を有する光配線基板と、該光電子回路素子の光入出力端
    面と該チャネル光導波路の間を光学的に結合する光結合
    手段と、該光電子回路素子に電気的に接続された電気配
    線手段を有し、該光配線基板が該光電子回路素子を収容
    する開口を有し、該開口中に実装された光電子回路素子
    の光入出力端面と該光配線基板の開口の側壁に現れるチ
    ャネル光導波路の光入出力端面の間の光結合手段が光増
    幅作用をもつレーザガラスによって形成され、該チャネ
    ル光導波路で生じる伝送損失、分岐損失等を補償するこ
    とを特徴とする光電気混成回路モジュール。
  10. 【請求項10】 基板を電気配線基板としたことを特徴
    とする請求項9に記載された光電気混成回路モジュー
    ル。
  11. 【請求項11】 光電子回路素子の光入出力端面とチャ
    ネル光導波路の間を照射光の強度により屈折率分布を生
    じる屈折率像形成材料によって光結合したことを特徴と
    する請求項9に記載された光電気混成回路モジュール。
  12. 【請求項12】 基板を多層電気配線基板とし、該多層
    電気配線基板の片面に光配線基板と光電子回路素子を実
    装し、反対面に電子回路素子を実装したことを特徴とす
    る請求項9に記載された光電気混成回路モジュール。
  13. 【請求項13】 熱伝導性に優れた基板上に、光電子回
    路素子がフェイスアップで搭載され、該光電子回路素子
    に電気的に接続する電気配線手段が光配線基板の上に薄
    膜法で形成されたことを特徴とする請求項9に記載され
    た光電気混成回路モジュール。
  14. 【請求項14】 基板と、該基板の上に実装された光電
    子回路素子と、該基板の上に実装されたチャネル光導波
    路を有する光配線基板と、該光電子回路素子の光入出力
    端面と該チャネル光導波路の間を光学的に結合する光結
    合手段と、該光電子回路素子に電気的に接続された電気
    配線手段を有し、該光配線基板が該光電子回路素子を収
    容する開口を有し、該開口中に実装された光電子回路素
    子の光入出力端面と該光配線基板の開口の側壁に露出す
    るチャネル光導波路の光入出力端面の間の光結合手段が
    光増幅作用をもつレーザガラスによって構成された光電
    気混成回路モジュールの製造方法において、該光電子回
    路素子とチャネル光導波路を有する光配線基板を該基板
    の上に実装した後、該光電子回路素子の光入出力端面と
    チャネル光導波路の間に照射光の強度により屈折率分布
    を生じる屈折率像形成材料を適用し、該屈折率像形成材
    料に該チャネル光導波路および光電子回路素子の少なく
    とも一方から光を照射して屈折率分布を形成して光結合
    用光導波路を形成することを特徴とする光電気混成回路
    モジュールの製造方法。
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JP2001166167A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Toppan Printing Co Ltd 光配線層及びその製造方法並びに光・電気配線基板及びその製造法並びに実装基板
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JP2015206818A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 日立金属株式会社 光通信モジュール

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