JPH08219820A - 計器指針の照明装置 - Google Patents
計器指針の照明装置Info
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- JPH08219820A JPH08219820A JP2519195A JP2519195A JPH08219820A JP H08219820 A JPH08219820 A JP H08219820A JP 2519195 A JP2519195 A JP 2519195A JP 2519195 A JP2519195 A JP 2519195A JP H08219820 A JPH08219820 A JP H08219820A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 後端のバランス部の輝度を低下することな
く、指針の全面に亘って均一の発光輝度とすることがで
きるようにした計器指針の照明装置を提供する。 【構成】 照明光源からの光が基部１１ａに入射される
と、中空状反射部１１ｃの前方反射面及び後方反射面１
１ｃ1 ，１１ｃ2 の双方により指針軸方向に反射され、
この反射光によって指針本体１１の表面を発光表示させ
る。後方反射面の反射光の一部はさらに後方乱反射面１
１ｂ3 により乱反射されてバランス部１１ｂ2 の表面に
向けて乱反射光として拡散され、バランス部の表面が均
一な輝度で発光表示される。後方乱反射面に入射された
光の一部は透過するが、後方乱反射面の表面に設けた非
透光性の白色層１１ｅで乱反射されて再度指針本体内に
入射され、この再入射光が指針本体の表面に向けて拡散
するようになる。
く、指針の全面に亘って均一の発光輝度とすることがで
きるようにした計器指針の照明装置を提供する。 【構成】 照明光源からの光が基部１１ａに入射される
と、中空状反射部１１ｃの前方反射面及び後方反射面１
１ｃ1 ，１１ｃ2 の双方により指針軸方向に反射され、
この反射光によって指針本体１１の表面を発光表示させ
る。後方反射面の反射光の一部はさらに後方乱反射面１
１ｂ3 により乱反射されてバランス部１１ｂ2 の表面に
向けて乱反射光として拡散され、バランス部の表面が均
一な輝度で発光表示される。後方乱反射面に入射された
光の一部は透過するが、後方乱反射面の表面に設けた非
透光性の白色層１１ｅで乱反射されて再度指針本体内に
入射され、この再入射光が指針本体の表面に向けて拡散
するようになる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は計器指針の照明装置に係
り、特に、車両用計器のように車速、エンジン回転数、
燃料残量などの計測量に応じて動作するムーブメントの
回転軸の上端に取付けられた計器指針の照明装置に関す
るものである。
り、特に、車両用計器のように車速、エンジン回転数、
燃料残量などの計測量に応じて動作するムーブメントの
回転軸の上端に取付けられた計器指針の照明装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は一般的に使用されているアナログ
式計器の指針形状を示し、この指針１は計器内に設けら
れている図示しない照明光源からの光により発光表示さ
れるものである。この指針１の指針本体１１は導光可能
な透明もしくは半透明材料で形成されており、図示のよ
うに、計測量に応じて回転するムーブメントの回転軸２
の上端に装着される基部１１ａとこの基部１１ａの上端
よりＴ字方向に延びる指針部１１ｂとからなっている。
指針部１１ｂと基部１１ａとの連結部の近傍部位には、
略逆三角形状の中空反射部１１ｃが側方から形成されて
いる。指針部１１ｂは、基部１１ａを境としてその前方
を指示部１１ｂ1 、またその後方をバランス部１１ｂ2
とされている。
式計器の指針形状を示し、この指針１は計器内に設けら
れている図示しない照明光源からの光により発光表示さ
れるものである。この指針１の指針本体１１は導光可能
な透明もしくは半透明材料で形成されており、図示のよ
うに、計測量に応じて回転するムーブメントの回転軸２
の上端に装着される基部１１ａとこの基部１１ａの上端
よりＴ字方向に延びる指針部１１ｂとからなっている。
指針部１１ｂと基部１１ａとの連結部の近傍部位には、
略逆三角形状の中空反射部１１ｃが側方から形成されて
いる。指針部１１ｂは、基部１１ａを境としてその前方
を指示部１１ｂ1 、またその後方をバランス部１１ｂ2
とされている。
【０００３】上記指針本体１１の照明は、指針１と共に
計測量を表示する文字板の裏面側に図示しない導光体と
照明光源を配設し、照明光源からの光を導光体を介して
導光して指針本体１１内に入光させることにより行われ
る。指針本体内への入光は基部１１ａにおいて行われ、
この基部１１ａに入光された光の一部が中空状反射部１
１ｃにより形成される前方反射面及び後方反射面１１ｃ
1 ，１１ｃ2 により反射されると共に後方反射面１１ｃ
2 による反射光の一部が基部１１ａ及びバランス部１１
ｂ2 の連結部に形成した後方乱反射面１１ｂ3 により乱
反射されて、指針本体１１の表面が発光表示される。な
お、１１ｃ3 は中空状反射部１１ｃが形成する透過面で
ある。
計測量を表示する文字板の裏面側に図示しない導光体と
照明光源を配設し、照明光源からの光を導光体を介して
導光して指針本体１１内に入光させることにより行われ
る。指針本体内への入光は基部１１ａにおいて行われ、
この基部１１ａに入光された光の一部が中空状反射部１
１ｃにより形成される前方反射面及び後方反射面１１ｃ
1 ，１１ｃ2 により反射されると共に後方反射面１１ｃ
2 による反射光の一部が基部１１ａ及びバランス部１１
ｂ2 の連結部に形成した後方乱反射面１１ｂ3 により乱
反射されて、指針本体１１の表面が発光表示される。な
お、１１ｃ3 は中空状反射部１１ｃが形成する透過面で
ある。
【０００４】また、１２は指針本体１１の表面に施され
ている透光性着色層、１３は側方から形成した中空状反
射部１１ｃとその周辺のもの１１ｄが見えないように覆
う非透光性の指針キャップである。
ている透光性着色層、１３は側方から形成した中空状反
射部１１ｃとその周辺のもの１１ｄが見えないように覆
う非透光性の指針キャップである。
【０００５】ところで、略逆三角形をした中空状反射部
１１ｃが形成している前方反射面及び後方反射面１１ｃ
1 ，１１ｃ2 により反射された指針軸方向の反射光によ
って指針本体１１の表面を発光表示させようとしたと
き、その中空状反射部１１ｃ（基部１１ａ）を境とする
指示部１１ｂ1 よりも指針バランス部１１ｂ2 の長さが
短く、後方反射面１１ｃ2 による反射光だけではバラン
ス部１１ｂ2 の表面を十分に発光表示させることが難し
い。そこで、図３の部分拡大図に示すように、基部１１
ａに入射した光の一部Ａを後方に反射する後方反射面１
１ｃ2 による反射光Ｂ1 を、後方乱反射面１１ｂ3 によ
る乱反射により拡散光Ｂ2 としてバランス部１１ｂ2 の
表面に向けて再反射されるうにしている。
１１ｃが形成している前方反射面及び後方反射面１１ｃ
1 ，１１ｃ2 により反射された指針軸方向の反射光によ
って指針本体１１の表面を発光表示させようとしたと
き、その中空状反射部１１ｃ（基部１１ａ）を境とする
指示部１１ｂ1 よりも指針バランス部１１ｂ2 の長さが
短く、後方反射面１１ｃ2 による反射光だけではバラン
ス部１１ｂ2 の表面を十分に発光表示させることが難し
い。そこで、図３の部分拡大図に示すように、基部１１
ａに入射した光の一部Ａを後方に反射する後方反射面１
１ｃ2 による反射光Ｂ1 を、後方乱反射面１１ｂ3 によ
る乱反射により拡散光Ｂ2 としてバランス部１１ｂ2 の
表面に向けて再反射されるうにしている。
【０００６】基部１１ａ及びバランス部１１ｂ2 の連結
部に設けた後方乱反射面１１ｂ3 は、これが単なる後方
反射面である場合にバランス部１１ｂ2 の表面の発光表
示の輝度を均一にすることができないことを解消するた
めのものであり、後方乱反射面１１の表面が粗面化され
ていてここに入射された光が乱反射されて拡散させるこ
とにより、バランス部１１ｂ2 の発光表示輝度の均一化
を図るようにしている。
部に設けた後方乱反射面１１ｂ3 は、これが単なる後方
反射面である場合にバランス部１１ｂ2 の表面の発光表
示の輝度を均一にすることができないことを解消するた
めのものであり、後方乱反射面１１の表面が粗面化され
ていてここに入射された光が乱反射されて拡散させるこ
とにより、バランス部１１ｂ2 の発光表示輝度の均一化
を図るようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
バランス部１１ｂ2 の表面を均一な輝度で発光表示させ
るため、表面を粗面化した後方乱反射面１１ｂ1 を使用
した場合、この反射面が平滑面からなるものに比べ、後
方乱反射面１１ｂ1 を抜けて外部に漏れる光Ｃ（図３）
の光量が多くなり、バランス部１１ｂ2 について均一な
輝度の発光表示は得られても、輝度が低下して暗くなる
という問題点があった。
バランス部１１ｂ2 の表面を均一な輝度で発光表示させ
るため、表面を粗面化した後方乱反射面１１ｂ1 を使用
した場合、この反射面が平滑面からなるものに比べ、後
方乱反射面１１ｂ1 を抜けて外部に漏れる光Ｃ（図３）
の光量が多くなり、バランス部１１ｂ2 について均一な
輝度の発光表示は得られても、輝度が低下して暗くなる
という問題点があった。
【０００８】よって本発明は上述した問題点に鑑み、後
端のバランス部の輝度を低下することなく、指針の全面
に亘って均一の発光輝度とすることができるようにした
計器指針の照明装置を提供することを目的としている。
端のバランス部の輝度を低下することなく、指針の全面
に亘って均一の発光輝度とすることができるようにした
計器指針の照明装置を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によりなされた計器指針の照明装置は、計測量に
応じて回転するムーブメントの回転軸の上端に取り付け
られると共に照明光源からの光を受光する基部と、該基
部の上端よりＴ字方向に延びる指針部とからなる指針本
体を有し、前記指針部の基部を境として前方を指示部、
その後方をバランス部となし、前記基部と前記指針部と
の連結部近傍に前方反射面及び後方反射面を有する略逆
三角形状の中空反射部を形成すると共に前記基部と前記
バランス部との連結部に後方乱反射面を形成し、前記基
部に入光された光の一部を前記前方反射面及び後方反射
面により反射すると共に前記後方反射面による反射光の
一部を前記後方乱反射面により乱反射し、これらを指針
本体の表面に施されている透光性着色層に照射して指針
本体全体を発光表示させる計器指針の照明装置におい
て、前記後方乱反射面の表面に非透光性の例えば白色の
反射層を設けたことを特徴としている。
本発明によりなされた計器指針の照明装置は、計測量に
応じて回転するムーブメントの回転軸の上端に取り付け
られると共に照明光源からの光を受光する基部と、該基
部の上端よりＴ字方向に延びる指針部とからなる指針本
体を有し、前記指針部の基部を境として前方を指示部、
その後方をバランス部となし、前記基部と前記指針部と
の連結部近傍に前方反射面及び後方反射面を有する略逆
三角形状の中空反射部を形成すると共に前記基部と前記
バランス部との連結部に後方乱反射面を形成し、前記基
部に入光された光の一部を前記前方反射面及び後方反射
面により反射すると共に前記後方反射面による反射光の
一部を前記後方乱反射面により乱反射し、これらを指針
本体の表面に施されている透光性着色層に照射して指針
本体全体を発光表示させる計器指針の照明装置におい
て、前記後方乱反射面の表面に非透光性の例えば白色の
反射層を設けたことを特徴としている。
【００１０】
【作用】上記構成において、照明光源からの光が基部に
入射されると、中空状反射部の前方反射面及び後方反射
面の双方により指針軸方向に反射され、この反射光によ
って指針本体の表面を発光表示させるが、後方反射面の
反射光の一部はさらに後方乱反射面により乱反射されて
バランス部の表面に向けて乱反射光として拡散されてい
るので、バランス部の表面が均一な輝度で発光表示され
る。しかも、後方反射面で反射され乱反射面に入射され
た光の一部はこの乱反射面で乱反射されることなく透過
するが、この透過光は後方乱反射面の表面に設けた非透
光性の白色層で乱反射されて再度指針本体内に入射さ
れ、この再入射光が指針本体の指示部およびバランス部
の表面に向けて拡散するようになる。
入射されると、中空状反射部の前方反射面及び後方反射
面の双方により指針軸方向に反射され、この反射光によ
って指針本体の表面を発光表示させるが、後方反射面の
反射光の一部はさらに後方乱反射面により乱反射されて
バランス部の表面に向けて乱反射光として拡散されてい
るので、バランス部の表面が均一な輝度で発光表示され
る。しかも、後方反射面で反射され乱反射面に入射され
た光の一部はこの乱反射面で乱反射されることなく透過
するが、この透過光は後方乱反射面の表面に設けた非透
光性の白色層で乱反射されて再度指針本体内に入射さ
れ、この再入射光が指針本体の指示部およびバランス部
の表面に向けて拡散するようになる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明による計器指針の照明装置の一実施
例を示し、図中、図２及び図３について上述したものと
同一の符号を付してある。
する。図１は本発明による計器指針の照明装置の一実施
例を示し、図中、図２及び図３について上述したものと
同一の符号を付してある。
【００１２】同図において、導光可能な透明もしくは半
透明材料で形成された指針１の指針本体１１は、図２及
び図３の従来例と同様に、計測量に応じて回転するムー
ブメントの回転軸（図示せず）の上端に装着される基部
１１ａとこの基部１１ａの上端よりＴ字方向に延びる指
針部１１ｂとからなり、両者が連結している近傍部位に
は、略逆三角形状の中空状反射部１１ｃが形成され、こ
の中空状半部１１ｃにより前方反射面及び後方反射面１
１ｃ1 ，１１ｃ2 と透過面１１ｃ3 を形成されている。
この指針本体１１はその基部１１ａを境として前方が指
示部１１ｂ1 に、またその後方がバランス部１１ｂ2 と
されている。
透明材料で形成された指針１の指針本体１１は、図２及
び図３の従来例と同様に、計測量に応じて回転するムー
ブメントの回転軸（図示せず）の上端に装着される基部
１１ａとこの基部１１ａの上端よりＴ字方向に延びる指
針部１１ｂとからなり、両者が連結している近傍部位に
は、略逆三角形状の中空状反射部１１ｃが形成され、こ
の中空状半部１１ｃにより前方反射面及び後方反射面１
１ｃ1 ，１１ｃ2 と透過面１１ｃ3 を形成されている。
この指針本体１１はその基部１１ａを境として前方が指
示部１１ｂ1 に、またその後方がバランス部１１ｂ2 と
されている。
【００１３】上記指針本体を照明するための指針本体１
１内への入光は基部１１ａにおいて行われ、この基部１
１ａに入光された光の一部が中空状反射部１１ｃの前方
反射面及び後方反射面１１ｃ1 ，１１ｃ2 により反射さ
れ、後方反射面１１ｃ2 による反射光の一部が後方乱反
射面１１ｂ3 により乱反射されて、指針本体１１の表面
に施されている透光性着色層１２に照射されて指針本体
全体の発光表示が行われる。
１内への入光は基部１１ａにおいて行われ、この基部１
１ａに入光された光の一部が中空状反射部１１ｃの前方
反射面及び後方反射面１１ｃ1 ，１１ｃ2 により反射さ
れ、後方反射面１１ｃ2 による反射光の一部が後方乱反
射面１１ｂ3 により乱反射されて、指針本体１１の表面
に施されている透光性着色層１２に照射されて指針本体
全体の発光表示が行われる。
【００１４】上記後方乱反射面１１ｂ3 は、基部１１ａ
とバランス部１１ｂ2 との付け根部に、その乱反射面が
傾斜反射面１１ｃ1 の反射面と対向されて略平行となる
ように設けられている。この後方乱反射面１１ｂ3 は、
乱反射面に対応する部位を例えばシボ加工などにより粗
面化した成形金型を使用すれば、指針本体１１の金型成
形時に同時に形成できる。勿論、指針本体１１の成形後
に粗面化処理を行うことにより乱反射面としてもよい。
また、後方乱反射面１１ｂ3 の表面には、例えば白色塗
料の複数回の塗布或いは白色ホットスタンプにより、非
透光性の白色層１１ｅが設けられている。
とバランス部１１ｂ2 との付け根部に、その乱反射面が
傾斜反射面１１ｃ1 の反射面と対向されて略平行となる
ように設けられている。この後方乱反射面１１ｂ3 は、
乱反射面に対応する部位を例えばシボ加工などにより粗
面化した成形金型を使用すれば、指針本体１１の金型成
形時に同時に形成できる。勿論、指針本体１１の成形後
に粗面化処理を行うことにより乱反射面としてもよい。
また、後方乱反射面１１ｂ3 の表面には、例えば白色塗
料の複数回の塗布或いは白色ホットスタンプにより、非
透光性の白色層１１ｅが設けられている。
【００１５】以上の構成において、図１（ｂ）に拡大し
て示すように、図示しない照明光源からの光Ａが基部１
１ａに入射されると、中空状反射部１１ｃの前方反射面
及び後方反射面１１ｃ1 ，１１ｃ2 の双方により指針軸
方向に反射され、この反射光によって指針本体１１の表
面を発光表示させるが、後方反射面１１ｃ2 の反射光の
一部Ｂ1 はさらに後方乱反射面１１ｂ3 により乱反射さ
れてバランス部１１ｂ 2 の表面に向けて乱反射光Ｂ2 と
して拡散されているので、バランス部１１ｂ2の表面が
均一な輝度で発光表示される。
て示すように、図示しない照明光源からの光Ａが基部１
１ａに入射されると、中空状反射部１１ｃの前方反射面
及び後方反射面１１ｃ1 ，１１ｃ2 の双方により指針軸
方向に反射され、この反射光によって指針本体１１の表
面を発光表示させるが、後方反射面１１ｃ2 の反射光の
一部Ｂ1 はさらに後方乱反射面１１ｂ3 により乱反射さ
れてバランス部１１ｂ 2 の表面に向けて乱反射光Ｂ2 と
して拡散されているので、バランス部１１ｂ2の表面が
均一な輝度で発光表示される。
【００１６】また、後方反射面１１ｃ2 で反射され乱反
射面１１ｂ3 に入射された光の一部Ｂ1 はこの乱反射面
１１ｂ3 で乱反射されることなく透過するが、この透過
光は後方乱反射面１１ｂ3 の表面に設けた非透光性の白
色層１１ｅで乱反射されて再度指針本体１１内に入射さ
れる。この再入射した光は指針本体１１の指示部１１ｂ
1 およびバランス部１１ｂ2 の表面に向けて拡散するよ
うになって、白色層１１ｅのない後方乱反射面１１ｂ3
だけの場合にこの乱反射面１１ｂ3 を抜けて外部に漏れ
出ていた光が指針本体の表面の発光表示に寄与するよう
になるので、輝度を低下して暗くなることなく均一な輝
度の発光表示が得られる。
射面１１ｂ3 に入射された光の一部Ｂ1 はこの乱反射面
１１ｂ3 で乱反射されることなく透過するが、この透過
光は後方乱反射面１１ｂ3 の表面に設けた非透光性の白
色層１１ｅで乱反射されて再度指針本体１１内に入射さ
れる。この再入射した光は指針本体１１の指示部１１ｂ
1 およびバランス部１１ｂ2 の表面に向けて拡散するよ
うになって、白色層１１ｅのない後方乱反射面１１ｂ3
だけの場合にこの乱反射面１１ｂ3 を抜けて外部に漏れ
出ていた光が指針本体の表面の発光表示に寄与するよう
になるので、輝度を低下して暗くなることなく均一な輝
度の発光表示が得られる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、後
方乱反射面により乱反射されてバランス部の表面に向け
て乱反射光として拡散されているので、バランス部の表
面が均一な輝度で発光表示され、しかもこの後方反射面
を透過する光は後方乱反射面の表面に設けた非透光性の
白色層で乱反射されて再度指針本体内に入射され、この
再入射光が指針本体の指示部およびバランス部の表面に
向けて拡散するようになる。
方乱反射面により乱反射されてバランス部の表面に向け
て乱反射光として拡散されているので、バランス部の表
面が均一な輝度で発光表示され、しかもこの後方反射面
を透過する光は後方乱反射面の表面に設けた非透光性の
白色層で乱反射されて再度指針本体内に入射され、この
再入射光が指針本体の指示部およびバランス部の表面に
向けて拡散するようになる。
【００１８】従って、白色層のない後方乱反射面だけの
場合にこの乱反射面を抜けて外部に漏れ出ていた光が指
針本体の表面の発光表示に寄与するようになるので、バ
ランス部の輝度を低下して暗くなることなく、指針の全
面に亘って均一な輝度の発光表示が得られる。
場合にこの乱反射面を抜けて外部に漏れ出ていた光が指
針本体の表面の発光表示に寄与するようになるので、バ
ランス部の輝度を低下して暗くなることなく、指針の全
面に亘って均一な輝度の発光表示が得られる。
【図１】本発明による計器指針の照明装置の一実施例を
示し、（ａ）は指針本体の断面図、（ｂ）は（ａ）中の
一部分の拡大断面図である。
示し、（ａ）は指針本体の断面図、（ｂ）は（ａ）中の
一部分の拡大断面図である。
【図２】従来の計器指針の例を示し、（ａ）は指針全体
の斜視図、（ｂ）は指針全体の上面図、（ｃ）は（ｂ）
中のＸ−Ｘ線についての断面図である。
の斜視図、（ｂ）は指針全体の上面図、（ｃ）は（ｂ）
中のＸ−Ｘ線についての断面図である。
【図３】図２中の一部分の拡大断面図である。
１ 指針 １１ 指針本体 １１ａ 基部 １１ｂ 指針部 １１ｂ1 指示部 １１ｂ2 バランス部 １１ｂ3 後方乱反射面 １１ｃ 中空状反射部 １１ｃ1 前方反射面 １１ｃ2 後方反射面 １１ｅ 反射層 １２ 透光性着色層
Claims (2)
- 【請求項１】 計測量に応じて回転するムーブメントの
回転軸の上端に取り付けられると共に照明光源からの光
を受光する基部と、該基部の上端よりＴ字方向に延びる
指針部とからなる指針本体を有し、前記指針部の基部を
境として前方を指示部、その後方をバランス部となし、
前記基部と前記指針部との連結部近傍に前方反射面及び
後方反射面を有する略逆三角形状の中空反射部を形成す
ると共に前記基部と前記バランス部との連結部に後方乱
反射面を形成し、前記基部に入光された光の一部を前記
前方反射面及び後方反射面により反射すると共に前記後
方反射面による反射光の一部を前記後方乱反射面により
乱反射し、これらを指針本体の表面に施されている透光
性着色層に照射して指針本体全体を発光表示させる計器
指針の照明装置において、 前記後方乱反射面の表面に非透光性の反射層を設けたこ
とを特徴とする計器指針の照明装置。 - 【請求項２】 前記反射層が白色層からなることを特徴
とする請求項１記載の計器指針の照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7025191A JP2991328B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 計器指針の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7025191A JP2991328B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 計器指針の照明装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08219820A true JPH08219820A (ja) | 1996-08-30 |
| JP2991328B2 JP2991328B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=12159082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7025191A Expired - Fee Related JP2991328B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 計器指針の照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2991328B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2787879A1 (fr) * | 1998-12-23 | 2000-06-30 | Magneti Marelli France | Aiguille lumineuse pour indicateur de vehicule automobile |
| JP2007020856A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Yamasa Kk | スロットマシン |
| WO2012102231A1 (ja) | 2011-01-26 | 2012-08-02 | 矢崎総業株式会社 | 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器 |
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