JPH0821969B2 - 伝送制御方法 - Google Patents

伝送制御方法

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JPH0821969B2
JPH0821969B2 JP11520589A JP11520589A JPH0821969B2 JP H0821969 B2 JPH0821969 B2 JP H0821969B2 JP 11520589 A JP11520589 A JP 11520589A JP 11520589 A JP11520589 A JP 11520589A JP H0821969 B2 JPH0821969 B2 JP H0821969B2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、計算機ネットワークにおける伝送制御方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
計算機間のデータ通信においては、電話のような音声
通信とは異なり、高品質が要求される。例えばプログラ
ムをある計算機から別の計算機へ転送する場合、1ビッ
トでも誤って転送されると、バグすなわち誤りの存在す
るプログラムを送ったことになる。また、銀行のデータ
ベースを遠隔端末から更新する場合でも、誤って更新さ
れると大きな問題となる。従って、通常のデータ通信で
は、高品質を保証するため次のような伝送制御方法を行
っている。この伝送制御方法は、データを送信する送信
側と、受信バッファーを使用してこのデータを受信する
受信側との間で行われるデータ通信の制御をしている。
この制御方法により、受信側はデータを誤りなく受信す
ると直ちにそれを示す応答情報を送信側に返し、送信側
ではこの情報に従い次に送るべきデータを送信する。ま
た、受信側がデータに誤りを検出するとこれを廃棄して
直ちにそれを示す応答情報を返し、送信側はこの情報い
従いデータを再送する。
ところで受信側で使用できる受信バッファーがなくな
った場合は、受信不可を示す応答情報を送信側に返して
送信側のデータの送信を一時停止させる。しかし、送信
側がこの応答情報を受信するまでの間に送信したデータ
は受信側で廃棄されて再送を要求されるので、通信回線
の使用効率が低下する。これは通信回線の伝搬遅延が大
きいほど顕著となる。
そこで、この問題を解決する方法として、特願昭62-1
85803号の明細書に開示されている方法がある。この方
法を、第7図を用いて説明るう。送信側は、受信側にデ
ータI(0)〜I(9)を伝送するが、これらのデータ
の伝送に際して、受信側はデータの処理を済ませて受信
バッファーを解放する毎に受信可応答情報RR(i,j)を
送信側に返す。これは、受信側は順序番号がi−1まで
のデータを誤りなく受信し、送信側は応答情報を受信す
ることなしに、順序番号がj+k−1までのデータを連
続して送信できることを示す。ここでkは受信側の誤り
なく受信したデータが占有していたバッファーの解放を
受信可応答情報の受信によって確認することなしに連続
して送信できるデータの数の最大値であり、これを最大
アウトスタンディング数と呼ぶ。ここでは、最大アウト
スタンディング数kが7となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の伝送制御方法において、第7図に示さ
れるように、送信側は、データI(7)を送信以降は受
信可応答情報を1つ受信する毎にデータを1つのみ送信
することが可能で、受信側は、データを受信する速度と
データを処理してバッファーを解放する速度とが等しい
定常状態に入ったことになる。この定常状態において
は、受信可応答情報を送信する時点でデータが占有する
受信バッファーの数が一定となり、ここでは最大アウト
スタンディング数のk=7より2つ少ない5個となる。
受信バッファーを解放する速度が変わらない限り受信バ
ッファの使用個数は5個のままの状態が続く。最大アウ
トスタンディング数kが大きく、かつ受信バッファーを
解放する速度が小さいほど、定常状態において受信した
データが占有する受信バッファーの数は大きくなり、受
信バッファーの経済的使用が図れないという欠点が生じ
てくる。
また、受信側でデータを処理する速度の上昇に伴って
受信バッファーを解放する速度が上昇しても、それに見
合った最大スループットを実現することができない場合
があるという欠点がある。これを第8図を用いて説明す
る。受信側ではデータI(4)を受信する頃からデータ
を処理する速度の上昇に伴ってバッファーを解放する速
度が約5倍まで上昇している。受信側がデータI(4)
の占有するバッファーを解放すると受信後未処理である
データの数は0となる。その後、受信可応答情報RR(5,
2)に対して送信されるデータI(5)を受信するまで
は、受信側には処理すべきデータがないのでデータの処
理に空きができることになる。以後このような状態が繰
り返されるので受信側でデータを処理する速度が上昇し
ても、それに見合った最大スループットを実現していな
いことになる。
本発明の目的は、このような欠点を除去し、受信バッ
ファーの経済的使用を図ると共に、受信バッファーの解
放速度に見合った最大スループットを実現できる伝送制
御方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、通信回線を介して送信側が送信したデ
ータに対し、受信側が送信側に、受信側が誤りなく受信
したデータの順序番号を送信側に知らせる情報と、フロ
ーを制御するための情報とを独立に含ませた応答情報を
送信する伝送制御方法において、 前記フローを制御するための情報として、受信側が解
放したバッファーを占有していたデータの順序番号を送
信側に知らせる情報を用い、送信側が前記応答情報を受
信する毎に、受信側の誤りなく受信したデータが占有し
ていたバッファーの解放を確認することなしに連続して
送信できるデータの数の最大値を適応的に決定すること
を特徴としている。
第2の発明は、第1の発明の伝送制御方法において、
前記受信側が誤りなく受信したデータの順序番号を送信
側に知らせる情報と、前記受信側が解放したバッファー
を占有していたデータの順序番号を送信側に知らせる情
報とから、受信側が誤りなく受信したデータの占有して
いる受信バッファー数を求め、前記受信バッファー数が
上位しきい値を上回る場合は前記最大値を減らし、前記
受信バッファー数が下位しきい値を下回る場合は前記最
大値を増やすことを特徴としている。
第3の発明は、第1の発明の伝送制御方法において、
前記受信側が誤りなく受信したデータの順序番号を送信
側に知らせる情報と、前記受信側が解放したバッファー
を占有していたデータの順序番号を送信側に知らせる情
報とから、受信側が誤りなく受信したデータの占有して
いる受信バッファー数を求め、前記受信バッファー数
と、少なくとも前記受信側が誤りなく受信したデータの
順序番号を送信側に知らせる情報により決定される状態
とに基づいて、前記最大値を決定することを特徴として
いる。
第4の発明は、第3の発明の伝送制御方法において、
送信側が、前記最大値を変更できる状態と、変更できな
い状態とを持ち、前記最大値を変更できる状態であれ
ば、前記受信バッファー数が上位しきい値を上回る場合
は前記最大値を減らし、また前記受信バッファーの数が
下位しきい値を下回る場合は前記最大値を増やし、前記
最大値を減らした場合はその直後に初めて送信したデー
タを、また前記最大値を増やした場合はその直後に初め
て送信したデータの次に送信したデータを、それぞれ受
信側が誤りなく受信したことを前記応答情報の受信によ
り確認するまでは、前記最大値を変更できない状態を保
つことを特徴としている。
〔作用〕
本発明において、受信側は順序番号がj−1のデータ
を処理してそれが占有していたところのバッファーを解
放したら、受信可応答情報RR(i,j)を送信側に返す。
これは、i−1までのデータを誤りなく受信し、順序番
号がj−1までのデータを処理したことを意味する。よ
って送信側では受信可応答情報RR(i,j)を受信する
と、受信側がその受信可応答情報RR(i,j)を送信した
時点で受信側が誤りなく受信したデータの占有する受信
バッファーの数nを次式で求めることができる。
n=(i−1)−(j−1)=i−j 送信側は受信可応答情報RR(i,j)を受信直後、受信
側が誤りなく受信したデータの占有する受信バッファー
の数nが上位しきい値Uth以上であれば最大アウトスタ
ンディング数kを減らす。すると順序番号がjのデータ
から連続して送信することができるデータの数が減るの
で、受信側が誤りなく受信したデータの占有する受信バ
ッファーの数nを減らすことができ、受信バッファの経
済的な使用を図ることができる。一方、受信側が誤りな
く受信したデータの占有する受信バッファーの数nが下
位しきい値Lth以下であれば最大アウトスタンディング
数kを増やす。すると順序番号がjのデータから連続し
て送信することができるデータの数が増えるので、受信
側が誤りなく受信したデータの占有する受信バッファー
の数nを増やすことができ、受信側のバッファーの解放
速度に見合った最大スループットを実現することができ
る。
最大アウトスタンディング数kを変更できる状態と、
変更できない状態とを設定する場合は以下のようにして
最大アウトスタンディング数kの決定を行う。送信側で
はフラグFを設定し、フラグがF=0で最大アウトスタ
ンディング数kを変更できる状態を表し、フラグがF=
1で最大アウトスタンディング数kを変更できない状態
を表すことにする。いま受信可応答情報RR(i,j)を受
信した時、フラグがF=0であったとする。ここで前述
した受信バッファーの数がn≧Uthであれば最大アウト
スタンディング数kを減らしてフラグF=1とし、最大
アウトスタンディング数kを変更できない状態に入る。
この時点での送信状態変数sの実現値を順序番号に持つ
データを送信し、それを誤りなく受信したことを示す応
答情報、すなわちi′≧(sの実現値)+1なるi′を
もつ応答情報RR(i′,j′)を受信したら、直ちにフラ
グをF=0とする。一方、応答情報RR(i,j)を受信し
た時、フラグがF=0の状態であって、前述した受信バ
ッファーの数がn≦Lthであれば最大アウトスタンディ
ング数kを増やしてフラグをF=1とする。この時点で
の送信状態変数sの実現値を順序番号に持つデータの次
に送るべきデータを送信後、それを誤りなく受信したこ
とを示す応答情報、すなわち、i″≧(sの実現値)+
2なるi″をもつ応答情報RR(i″,j″)が返ってきた
ら、直ちにフラグをF=0とする。フラグがF=1であ
る間は前述した受信バッファーの数nの値にかかわらず
最大アウトスタンディング数kの変更を行わない。最大
アウトスタンディング数kを変更後、応答情報RRを受信
してフラグがF=0となったら、前述した受信バッファ
ーの数nの値によって最大アウトスタンディング数kを
変更するか否かを判定し、変更した場合は直ちにフラグ
をF=1とする。こうして最大アウトスタンディング数
kを変更するという制御の結果を示す応答情報が返って
来るまでは最大アウトスタンディング数kを増変更しな
いので、制御結果としての前述した受信バッファーの数
nを安定して、上位しきい値Uthと下位しきい値Lthとの
間に保ち、受信側のバッファーの解放速度に見合った最
大スループットを実現することができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図は、第1の発明を実現するための装置の一例を
示す機能構成図である。この装置は、送信バッファー1
と、送信制御器2と、送信状態変数加算器3と、最大送
信可番号決定器4と、再送バッファー5と、誤り制御器
6と、受信情報識別器7と、処理データ番号検査器8
と、RR生成器9と、受信バッファー10と、順序番号検査
器11と、REJ(リジェクト)発生器12とを備えている。
このような装置における送信バッファー1は上位モジ
ュールより転送された送信すべきデータを蓄積するため
のバッファーである。ここで上位モジュールは、OSI(O
pen Systems Inteconnection)の参照モデルにおけるネ
ットワーク層以上の機能を有する。送信制御器2は、送
信状態変数加算器3が出力する送信状態変数sの実現値
と最大送信可番号決定器4が出力する最大送信可番号a
とを比較し、(送信状態変数sの実現値)≦aならば送
信バッファー1の中のデータに送信状態変数sの実現値
を付加して下位モジュールに送ると同時に、そのコピー
を再送バッファー5に蓄積する。ここで下位モジュール
はOSI参照モデルにおける物理層、あるいはIEEE(The I
nstitute of Electorical and Electronics Engineer
s)802委員会によるメディアアクセスコントロールレベ
ルの機能をもつ。送信状態変数加算器3は送信制御器2
よりデータ送信の情報を受け取ると送信状態変数sに1
を加算する。最大送信可番号決定器4は、受信情報識別
器7より受け取った受信可応答情報RR(i,j)に含まれ
る情報i及びjを用いて最大アウトスタンディング数k
を決定し最大送信可番号aにj+k−1を代入する。誤
り制御器6は受信情報識別器7から受信可応答情報RR
(i,j)を受け取った場合は、再送バッファー5内にあ
る順序番号がi−1までのデータを廃棄する。またリジ
ェクト情報REJ(k)を受け取った場合は、再送バッフ
ァー5内にある順序番号がk−1までのデータを廃棄す
ると共に、順序番号がkからのデータを順次下位モジュ
ールに送る。受信情報識別器7は下位モジュールより受
信可応答情報RR(i,j)を受け取った場合は、最大送信
可番号決定器4、および誤り制御器6へ送る。またリジ
ェクト情報REJ(k)を受け取った場合は、誤り制御器
6へ送る。データを受け取った場合は、順序番号検査器
11へ送る。順序番号検査器11では受信したデータの順序
番号がこの直前に受け取ったデータの順序番号に1を加
えたものに等しければ、このデータを受信バッファー10
に送ると共にこのデータの順序番号に1を加えた値をRR
生成器9に送る。一方、受信したデータの順序番号がこ
の直前に受信したデータの順序番号から飛んでいる場合
は、これを廃棄して、既に受信しているデータの順序番
号の中で一番大きなものに1を加えた番号k′をREJ発
生器12に送る。REJ発生器12はこの情報を受け取ると直
ちにリジェクト情報REJ(k′)を下位モジュールに転
送する。受信バッファー10にあるデータを上位モジュー
ルに引き渡すという処理をすると、処理データ番号検査
器8はそのデータの順序番号j′をRR生成器9に送る。
RR生成器9はこの順序番号j′を受け取ると、順序番号
j′および順序番号検査器11から一番最後に受け取った
情報i′を付加した受信可応答情報RR(i′,j′)を直
ちに送信する。
第2図は、第2の発明である伝送制御方法を、第1図
に示される装置の最大送信可番号決定器4において、実
施するためのフローチャートである。先ず最大アウトス
タンディング数kに初期値k0を代入する(ステップS2
1)。ここで初期値k0は1と、最大アウトスタンディン
グ数kの予め定められた最大値kMとの間に入る値を設定
する。次に、第1図の受信情報識別器7から受信可応答
情報RR(i,j)が転送されたかどうかを調べ(ステップS
22)、応答情報が転送されない間はステップS22を繰り
返す。転送されたらこの中の情報を調べ、受信側が誤り
なく受信したデータの占有する受信バッファーの数nに
i−jを代入する(ステップS23)。次に、この受信バ
ッファーの数nが上位しきい値Uth以上であるかどうか
を調べ(ステップS24)、「YES」であればステップS27
に行く。ステップS27では最大アウトスタンディング数
kに1とk−1の中で大きい方を代入する。これは最大
アウトスタンディング数kに1未満の値が代入されるの
を防ぐためである。ステップS24で「NO」であれば今度
は前述した受信バッファーの数nが下位しきい値Lth
下であるかどうか調べ(ステップS25)、「YES」であれ
ばステップS26に行く。ステップS26では最大アウトスタ
ンディング数kに、最大値kMとk+1の中で小さい方を
代入する。これは最大アウトスタンディング数kに最大
値kMを上回る値が代入されるのを防ぐためである。ステ
ップS25で「NO」であれば最大アウトスタンディング数
kの変更はせずステップS28へ行く。ステップS26又はス
テップS27を終了後もステップS28へ行く。ステップS28
では最大送信可番号aにj+k−1を代入する。ステッ
プS28を終了後はステップS22に戻る。
第3図は、第1図及び第2図に従ったデータの交信を
示す図である。なお、第3図において、最大アウトスタ
ンディング数kの初期値k0=7,上位しきい値Uth=3,下
位しきい値Lth=0である。また、送信側が受信側にデ
ータI(0)〜データI(27)を送信する。送信側が受
信可応答情報RR(5,2)を受信すると、受信バッファー
の使用数nは3で、上位しきい値Uth以上であるので、
最大アウトスタンディング数kを1つ減らして6とす
る。この時、送信側が送信可能であるデータは既に送信
済みのデータI(7)までであるので、次に送るべきデ
ータI(8)は送信できない。以降、受信可応答情報RR
(8,5)を受信するまで同様のことが繰り返され、最大
アウトスタンディング数kは3まで減らされる。次に、
送信側が受信可応答情報RR(8,6)を受信すると受信バ
ッファーの使用数がn=2で上位しきい値Uthを下回る
ので、最大アウトスタンディング数kは3のままであ
り、ここでデータI(8)を送信することができる。受
信側では受信可応答情報RR(7,4)を送信する頃から受
信バッファーを解放する速度が約2倍に上昇している。
送信側で受信可応答情報RR(8,8)を受信すると受信バ
ッファーの使用数がn=0で下位しきい値Lthと等しい
ので、最大アウトスタンディング数kを3から4に1つ
増やす。この時にデータI(10)とデータI(11)とを
2つ連続して送信することができる。以降、受信可応答
情報RR(13,13)を受信するまで同様のことが繰り返さ
れ、最大アウトスタンディング数kは9まで増える。こ
うして受信側でデータI(12)を処理以降、連続してデ
ータを処理している。送信側が受信可応答情報RR(19,1
6)を受信すると受信バッファーの使用数がn=3で上
位しきい値Uthに等しいので、最大アウトスタンディン
グ数kを減らす動作が繰り返される。以上のようにして
受信バッファーの使用数nは下位しきい値Lthと上位し
きい値Uthの間に入るように制御が掛り、バッファーの
解放速度に見合った最大スループットが実現されてい
る。
第4図は、第3の発明である伝送制御方法の実現に係
る最大送信可番号決定器の一例を示す機能構成図であ
る。この最大送信可番号決定器は、第1図に示される最
大送信可番号決定器4に対応するものである。第4図に
示される最大送信可番号決定器は、最大アウトスタンデ
ィング数決定器41と、状態決定器42と、最大送信可番号
演算器43とを備えている。このような最大送信可番号決
定器において、第1図の受信情報識別器7より受信可応
答情報RR(i,j)が転送されると、i−jで求められる
受信バッファーの数nと状態決定器42より出力される状
態に基づいて最大アウトスタンディング数決定器41で最
大アウトスタンディング数kを決定し、変更情報を直ち
に状態決定器42に転送する。状態決定器42は最大アウト
スタンディング数決定器41より送られるiと決定情報及
び第1図の送信状態変数加算器3より送られる送信状態
変数sの実現値に基づいて状態を決定する。最大送信可
番号演算器43は最大アウトスタンディング数決定器41か
ら送られたk,jより最大送信可番号aをj+k−1で求
める。
第5図は、第4の発明である伝送制御方法を、第1図
の最大送信可番号決定器4において実施するためのフロ
ーチャートである。先ず最大アウトスタンディング数k
に初期値k0を代入し、最大アウトスタンディング数kを
変更できる状態であることを示すためにフラグFに0を
代入する(ステップS51)。ここで初期値k0は1と、最
大アウトスタンディング数kの予め定められた最大値kM
との間に入る値に設定する。次に、第1図の受信情報識
別器7から受信可応答情報RR(i,j)が転送されたかど
うかを調べ(ステップS52)、転送されない間はステッ
プS52を繰り返す。転送されたらこの中の情報を調べ、
受信側が誤りなく受信したデータの占有するバッファー
の数nにi−jを代入する(ステップS53)。次に、フ
ラグF=0か、最大アウトスタンディング数kを変更で
きる状態に入ることができる順序番号を表す変数NCに対
して、i≧NCであるかどうかを調べ(ステップS54)、
「YES」の場合は最大アウトスタンディング数kは変更
可能であるのでフラグFに0を代入して(ステップS5
5)、ステップS56に行く。「NO」の場合は最大アウトス
タンディング数kは変更できないので、ステップS60へ
行く。ステップS56では、受信したデータの占有するバ
ッファーの数nが上位しきい値Uth以上であるかどうか
を調べ、「YES」であればステップS59に行く。ここでは
最大アウトスタンディング数kに1とk−1の中で大き
い方を代入する。これは最大アウトスタンディング数k
に1未満の値が代入されるのを防ぐためである。更にフ
ラグFに1を代入して最大アウトスタンディング数kを
変更できない状態に入り、変数NCに(送信状態変数sの
実現値)+1を代入する。送信状態変数sの実現値は第
1図の送信状態変数加算器3から出力される。ステップ
S56で「NO」の場合は受信バッファーの数nが下位しき
い値Lth以下であるかどうか調べ(ステップS57)、「YE
S」であればステップS58に行く。ここでは最大アウトス
タンディング数kに、最大値kMとk+1の中で小さい方
を代入する。これは最大アウトスタンディング数kに最
大値kMを上回る値が代入されるのを防ぐためである。さ
らに、ステップS58ではフラグFに1を代入して最大ア
ウトスタンディング数kを変更できない状態に入り、変
数NCに(送信状態変数sの実現値)+2を代入する。ス
テップS57で「NO」の場合はステップS60へ行く。ステッ
プS58またはステップS59を終了後もステップS60へ行
く。ステップS60では最大送信可番号aにj+k−1を
代入する。ステップS60を終了後はステップS52に戻る。
第6図は、第1図および第5図に示すフローチャート
に従ったデータの交信を示す図である。なお、第6図に
おいて、最大アウトスタンディング数kの初期値はk0
7、上位しきい値はUth=3、下位しきい値はLth=0で
ある。また、送信側は受信側にデータI(0)〜データ
I(29)を送信する。送信側が受信可応答情報RR(5,
2)を受信すると受信バッファーを占有するデータの数
nが3で上位しきい値Uthに等しいので、最大アウトス
タンディング数kを一つ減らして6にし最大アウトスタ
ンディング数kを増減できない状態に入る。この時、送
信側が送信できるデータは既に送信済みであるデータI
(7)までであるので、データI(8)は送信すること
ができない。受信可応答情報RR(7,3)を受信して送信
したデータI(8)に対する応答情報RR(9,8)を受信
すると今度は最大アウトスタンディング数kを増減でき
る状態に入る。受信側がデータを処理してバッファーを
解放する速度はデータを送信開始以降徐々に早くなって
きており、送信側が受信可応答情報RR(9,9)を受信す
ると受信バッファーを占有するデータの数nが0で下位
しきい値Lthに等しいので、最大アウトスタンディング
数kを一つ増やして7とし、最大アウトスタンディング
数kを変更できない状態に入る。この時はデータI(1
4)とデータI(15)とを連続して送信することができ
受信バッファーを占有するデータの数nを増やすことが
できる。送信側がデータI(15)に対する応答情報RR
(17,16)を受信すると最大アウトスタンディング数k
を変更できる状態に入るが、この時、受信バッファーを
占有するデータの数はn=1で上位しきい値Uthと下位
しきい値Lthの間に入るので、最大アウトスタンディン
グ数kは変更しない。その後、受信側でバッファーを解
放する速度はデータI(4)を処理以降は一定であり、
データI(15)を処理以降、受信バッファーを占有する
データの数はn=1の状態が続き、受信バッファーの解
放速度に見合ったスループットが実現されている。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、受信バッファーの経済
的使用を図ると共に、受信バッファーの解放速度に見合
った最大スループットを実現することを可能とする効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明を発現するための装置の一例を示
す機能構成図、 第2図は、第2の発明を第1図に示される装置の最大送
信可番号決定器において実施するためのフローチャー
ト、 第3図は、第1図及び第2図に基づくデータの送受信を
示す図、 第4図は、第3の発明を第1図の装置において実現する
ための最大送信可番号決定器の一例を示す機能構成図、 第5図は、第4の発明を第1図の装置の最大送信可番号
決定器において実施するためのフローチャート、 第6図は、第1図及び第5図に基づくデータの送受信を
示す図、 第7図,第8図は、従来の制御方法の一例を示す図であ
る。 1……送信バッファー 2……送信制御器 3……送信状態変数加算器 4……最大送信可番号決定器 5……再送バッファー 6……誤り制御器 7……受信情報識別器 8……処理データ番号検査器 9……RR生成器 10……受信バッファー 11……順序番号検査器 12……REJ発生器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して送信側が送信したデータ
    に対し、受信側が送信側に、受信側が誤りなく受信した
    データの順序番号を送信側に知らせる情報と、フローを
    制御するための情報とを独立に含ませた応答情報を送信
    する伝送制御方法において、 前記フローを制御するための情報として、受信側が解放
    したバッファーを占有していたデータの順序番号を送信
    側に知らせる情報を用い、送信側が前記応答情報を受信
    する毎に、受信側の誤りなく受信したデータが占有して
    いたバッファーの解放を確認することなしに連続して送
    信できるデータの数の最大値を適応的に決定することを
    特徴とする伝送制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送制御方法において、前
    記受信側が誤りなく受信したデータの順序番号を送信側
    に知らせる情報と、前記受信側が解放したバッファーを
    占有していたデータの順序番号を送信側に知らせる情報
    とから、受信側が誤りなく受信したデータの占有してい
    る受信バッファー数を求め、前記受信バッファー数が上
    位しきい値を上回る場合は前記最大値を減らし、前記受
    信バッファー数が下位しきい値を下回る場合は前記最大
    値を増やすことを特徴とする伝送制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の伝送制御方法において、前
    記受信側が誤りなく受信したデータの順序番号を送信側
    に知らせる情報と、前記受信側が解放したバッファーを
    占有していたデータの順序番号を送信側に知らせる情報
    とから、受信側が誤りなく受信したデータの占有してい
    る受信バッファー数を求め、前記受信バッファー数と、
    少なくとも前記受信側が誤りなく受信したデータの順序
    番号を送信側に知らせる情報により決定される状態とに
    基づいて、前記最大値を決定することを特徴とする伝送
    制御方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の伝送制御方法において、送
    信側が、前記最大値を変更できる状態と、変更できない
    状態とを持ち、前記最大値を変更できる状態であれば、
    前記受信バッファー数が上位しきい値を上回る場合は前
    記最大値を減らし、また前記受信バッファーの数が下位
    しきい値を下回る場合は前記最大値を増やし、前記最大
    値を減らした場合はその直後に初めて送信したデータ
    を、また前記最大値を増やした場合はその直後に初めて
    送信したデータの次に送信したデータを、それぞれ受信
    側が誤りなく受信したことを前記応答情報の受信により
    確認するまでは、前記最大値を変更できない状態を保つ
    ことを特徴とする伝送制御方法。
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