JPH08219656A - 熱間等方圧加圧容器 - Google Patents

熱間等方圧加圧容器

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Publication number
JPH08219656A
JPH08219656A JP2957095A JP2957095A JPH08219656A JP H08219656 A JPH08219656 A JP H08219656A JP 2957095 A JP2957095 A JP 2957095A JP 2957095 A JP2957095 A JP 2957095A JP H08219656 A JPH08219656 A JP H08219656A
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JP
Japan
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thickness
wall thickness
lid member
container
central portion
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Application number
JP2957095A
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English (en)
Inventor
Teruo Washizu
照雄 鷲頭
Sumiichi Shibuya
純市 澁谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、胴体並びに蓋部材における中央の
肉厚を薄くして印加圧力を均一化させ、もって、被処理
物の品質の向上を図る。 【構成】 筒状に形成され、その両端部の内周側に各々
インロー部が形成された胴体と、この胴体の各インロー
部に嵌合される蓋部材とを備えたHIP容器において、
胴体としては、各インロー部近傍における最大肉厚より
も各インロー部から離れた中央部の肉厚が薄くなるよう
に形成された熱間等方圧加圧容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温で被処理物に圧力
を等方的に印加しながら、拡散接合、焼結、鋳造欠陥除
去などを行う熱間等方圧加圧に使用される熱間等方圧加
圧容器に係わり、特に、胴体並びに蓋部材における中央
の肉厚を薄くして印加圧力を均一化させ、被処理物の品
質を向上し得る熱間等方圧加圧容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、カプセル封入粉末イン
ゴットや少量の気孔を含む焼結品の高密度化には熱間等
方圧加圧(以下、HIPという)が適しており、被処理
物を金属製のHIP容器に充填してHIP処理を施すこ
とにより、超合金、高速度鋼、超硬合金などを製造可能
としている。
【0003】また、このHIPは、焼結以外にも被処理
物の拡散接合や鋳造欠陥除去等に適している。図7はこ
の種のHIPに用いられるHIP容器の構成を説明する
ための断面図である。このHIP容器は、筒状に形成さ
れ、その両端部の内周側に各々段差状のインロー部1a
が形成されたキャン(胴体)1と、このキャン1の各イ
ンロー部1aに嵌合される蓋部材2とを備えている。
【0004】ここで、キャン1は、各インロー部1aを
除いて肉厚dc 一定の円筒状に形成されている。各イン
ロー部1aは、キャン1の両端部に夫々蓋部材2を嵌合
させるため、各蓋部材2の外周部の形状に対応して形成
されている。
【0005】蓋部材2は、肉厚df 一定の円板状に形成
されている。これにより、HIP容器は、被処理物3の
充填の後、各蓋部材2がキャン1の両端部に嵌合され、
真空脱気を経て密閉される。しかる後、高温で等方的に
圧力が印加され、被処理物3を拡散接合させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うなHIP容器では、被処理物3に等方的に圧力を印加
する際に、蓋部材2がインロー部1aにて拘束されるこ
とにより、被処理物3に均等に圧力が印加されず、もっ
て、被処理物3の拡散接合部4に接合不良を起こす可能
性がある。
【0007】また、被処理物3の拡散接合部4に接合不
良を起こした場合、製品の品質が著しく劣化して使用不
可となる可能性が高い。本発明は上記実情を考慮してな
されたもので、胴体並びに蓋部材における中央の肉厚を
薄くして印加圧力を均一化させ、もって、被処理物の品
質を向上し得る熱間等方圧加圧容器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、筒状に形成され、その両端部の内周側に各々インロ
ー部が形成された胴体と、この胴体の各インロー部に嵌
合される蓋部材とを備えた熱間等方圧加圧容器におい
て、前記胴体としては、前記各インロー部近傍における
最大肉厚よりも前記各インロー部から離れた中央部の肉
厚が薄くなるように形成された熱間等方圧加圧容器であ
る。
【0009】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する熱間等方圧加圧容器において、前記胴体と
しては、前記最大肉厚よりも前記中央部の肉厚が薄くな
るように連続的な肉厚の変化を有して形成された熱間等
方圧加圧容器である。
【0010】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する熱間等方圧加圧容器において、前記胴体
としては、前記最大肉厚よりも前記中央部の肉厚が薄く
なるように段差部を有して形成された熱間等方圧加圧容
器である。
【0011】また、請求項4に対応する発明は、請求項
1又は請求項2に対応する熱間等方圧加圧容器におい
て、前記蓋部材としては、外周部の肉厚よりも中心部の
肉厚が薄くなるように形成された熱間等方圧加圧容器で
ある。
【0012】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項1又は請求項2に対応する熱間等方圧加圧容器におい
て、前記蓋部材としては、外周部の肉厚よりも中心部の
肉厚が薄くなるように連続的な肉厚の変化を有して形成
された熱間等方圧加圧容器である。
【0013】また、請求項6に対応する発明は、請求項
3に対応する熱間等方圧加圧容器において、前記蓋部材
としては、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄くなる
ように連続的な肉厚の変化を有して形成された熱間等方
圧加圧容器である。
【0014】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項1又は請求項2に対応する熱間等方圧加圧容器におい
て、前記蓋部材としては、外周部の肉厚よりも中心部の
肉厚が薄くなるように段差部を有して形成された熱間等
方圧加圧容器である。
【0015】また、請求項8に対応する発明は、請求項
3に対応する熱間等方圧加圧容器において、前記蓋部材
としては、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄くなる
ように段差部を有して形成された熱間等方圧加圧容器で
ある。
【0016】
【作用】従って、請求項1乃至請求項3のいずれかに対
応する発明は以上のような手段を講じたことにより、各
インロー部近傍における最大肉厚よりも各インロー部か
ら離れた中央部の肉厚が薄くなるように形成された胴体
を備えたことにより、胴体における中央の肉厚を薄くし
て印加圧力を均一化させ、もって、被処理物の品質を向
上させることができる。
【0017】また、請求項4乃至請求項8のいずれかに
対応する発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに対
応する胴体を備えたことに加え、外周部の肉厚よりも中
心部の肉厚が薄くなるように形成された蓋部材を設けて
いるので、請求項1乃至請求項3のいずれかに対応する
作用に加え、より一層印加圧力を均一化させ、さらに、
被処理物の品質を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るHIP
容器の構成を説明するための断面図であり、図7と同一
部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。
【0019】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
被処理物の品質向上を図るため、被処理物に均一に圧力
が印加されるようにしたものであって、具体的には図7
に示す容器に比べ、形状の異なるキャン11を備えてい
る。
【0020】ここで、キャン11は、各インロー部1a
近傍における最大肉厚dc よりも各インロー部1aから
離れた中央部の肉厚dcoが薄くなるように連続的な肉厚
dciの変化を有して形成されている。
【0021】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物3の充填の後、各蓋部材2がキャン1
の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたとす
る。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0022】ここで、蓋部材2は、前述同様に、インロ
ー部1aにて拘束される。しかしながら、キャン11
は、インロー部1a近傍から中央部にかけて連続的に肉
厚dciが薄くなっているために、被処理物3に均等に
圧力を印加させることができる。
【0023】上述したように第1の実施例によれば、各
インロー部1a近傍における最大肉厚dc よりも各イ
ンロー部1aから離れた中央部の肉厚dcoが薄くなるよ
うに連続的な肉厚dciの変化を有して形成されたキャン
11を備えたことにより、キャン11における中央の肉
厚dcoを薄くして印加圧力を均一化させ、拡散接合部4
における接合不良の発生を阻止し、高強度の拡散接合部
を生じさせ、もって、被処理物3の品質を向上させるこ
とができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施例に係るHIP
容器について説明する。図2はこのHIP容器の構成を
説明するための断面図であり、図1と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0025】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
第1の実施例の変形構成であって、図1に示すキャン1
1とは形状の異なるキャン12を備えている。ここで、
キャン12は、各インロー部1a近傍における最大肉厚
dc よりも各インロー部1から離れた中央部の肉厚dco
が薄くなるように段差部12aを有して形成されてい
る。
【0026】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物3の充填の後、各蓋部材2がキャン1
の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたとす
る。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0027】ここで、蓋部材2は、前述同様に、インロ
ー部1aにて拘束される。しかしながら、キャン12
は、インロー部1a近傍から中央部にかけて、段差部1
2aを介して肉厚が薄くなっているために、被処理物3
に均等に圧力を印加させることができる。
【0028】上述したように第2の実施例によれば、各
インロー部1a近傍における最大肉厚dc よりも各イン
ロー部1aから離れた中央部の肉厚dcoが薄くなるよう
に段差部12aを有して形成されたキャン12を備えた
ことにより、第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例に係るHIP
容器について説明する。図3はこのHIP容器の構成を
説明するための断面図であり、図1と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0030】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
第1の実施例の変形構成であって、図1に示す蓋部材2
とは形状の異なる蓋部材21を備えている。ここで、各
蓋部材21は、円板状であって、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように連続的な肉厚dfi
の変化を有して形成されている。
【0031】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物3の充填の後、各蓋部材21がキャン
11の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたと
する。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0032】ここで、蓋部材21の外周部は、前述同様
に、インロー部1aにて拘束される。しかしながら、こ
の蓋部材21は、外周部から中心部にかけて連続的に肉
厚dfiが薄くなるように形成されているため、被処理物
3に均等に圧力を印加させることができる。
【0033】また、キャン11は、前述した通り、各イ
ンロー部1a近傍から中央部にかけて連続的に肉厚dci
が薄くなっているために、被処理物3に均等に圧力を印
加させることができる。
【0034】上述したように第3の実施例によれば、第
1の実施例のキャンに加え、外周部の肉厚df よりも中
心部の肉厚df0が薄くなるように連続的な肉厚dfiの変
化を有して形成された蓋部材21を設けているので、第
1の実施例の効果に加え、より一層印加圧力を均一化さ
せ、さらに、被処理物3の品質を向上させることができ
る。
【0035】次に、本発明の第4の実施例に係るHIP
容器について説明する。図4はこのHIP容器の構成を
説明するための断面図であり、図2と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0036】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
第2の実施例の変形構成であって、図2に示す蓋部材2
とは形状の異なる蓋部材21を備えている。ここで、各
蓋部材21は、円板状であって、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように連続的な肉厚dfi
の変化を有して形成されている。
【0037】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物2の充填の後、各蓋部材21がキャン
12の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたと
する。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0038】ここで、蓋部材21の外周部は、前述同様
に、インロー部1aにて拘束される。しかしながら、こ
の蓋部材21は、外周部から中心部にかけて連続的に肉
厚dfiが薄くなるように形成されているため、被処理物
3に均等に圧力を印加させることができる。
【0039】また、キャン12は、前述した通り、各イ
ンロー部1a近傍から中央部にかけて段差部12aを介
して肉厚が薄くなっているために、被処理物3に均等に
圧力を印加させることができる。
【0040】上述したように第4の実施例によれば、第
2の実施例のキャン12に加え、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように連続的な肉厚dfi
の変化を有して形成された蓋部材21を設けているの
で、第2の実施例の効果に加え、より一層印加圧力を均
一化させ、さらに、被処理物3の品質を向上させること
ができる。
【0041】次に、本発明の第5の実施例に係るHIP
容器について説明する。図5はこのHIP容器の構成を
説明するための断面図であり、図1と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0042】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
第1の実施例の変形構成であって、図1に示す蓋部材2
とは形状の異なる蓋部材22を備えている。ここで、各
蓋部材22は、円板状であって、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように段差部22aを有
して形成されている。
【0043】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物3の充填の後、各蓋部材22がキャン
11の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたと
する。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0044】ここで、蓋部材22の外周部は、前述同様
に、インロー部1aにて拘束される。しかしながら、こ
の蓋部材22は、外周部から中心部にかけて段差部22
aを介して肉厚が薄くなるように形成されているため、
被処理物3に均等に圧力を印加させることができる。
【0045】また、キャン11は、前述した通り、各イ
ンロー部1a近傍から中央部にかけて連続的に肉厚dci
が薄くなっているために、被処理物に均等に圧力を印加
させることができる。
【0046】上述したように第5の実施例によれば、第
1の実施例のキャン11に加え、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように段差部22aを有
して形成された蓋部材22を設けているので、第1の実
施例の効果に加え、より一層印加圧力を均一化させ、さ
らに、被処理物の品質を向上させることができる。
【0047】次に、本発明の第6の実施例に係るHIP
容器について説明する。図6はこのHIP容器の構成を
説明するための断面図であり、図2と同一部分には同一
符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
【0048】すなわち、本実施例に係るHIP容器は、
第2の実施例の変形構成であって、図2に示す蓋部材2
とは形状の異なる蓋部材22を備えている。ここで、各
蓋部材22は、円板状であって、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように段差部22aを有
して形成されている。
【0049】次に、以上のように構成されたHIP容器
の作用を説明する。いま、HIP容器においては、前述
同様に、被処理物3の充填の後、各蓋部材22がキャン
12の両端部に嵌合され、真空脱気を経て密閉されたと
する。しかる後、高温で等方的に圧力が印加される。
【0050】ここで、蓋部材22の外周部は、前述同様
に、インロー部1aにて拘束される。しかしながら、こ
の蓋部材22は、外周部から中心部にかけて段差部22
aを介して肉厚が薄くなるように形成されているため、
被処理物3に均等に圧力を印加させることができる。
【0051】また、キャン12は、前述した通り、各イ
ンロー部1a近傍から中央部にかけて段差部12aを介
して肉厚が薄くなっているために、被処理物3に均等に
圧力を印加させることができる。
【0052】上述したように第6の実施例によれば、第
2の実施例のキャン12に加え、外周部の肉厚df より
も中心部の肉厚dfoが薄くなるように段差部22aを有
して形成された蓋部材22を設けているので、第2の実
施例の効果に加え、より一層印加圧力を均一化させ、さ
らに、被処理物の品質を向上させることができる。
【0053】なお、上記第1乃至第6の実施例では、図
1乃至図6に示した形状のキャン11,12及び蓋部材
21,22を用いた場合について説明したが、これに限
らず、キャンであれば各インロー部1a近傍における最
大肉厚dc よりも各インロー部1aから離れた中央部の
肉厚dcoが薄くなるように形成されており、蓋部材であ
れば外周部の肉厚df よりも中心部の肉厚dfoが薄くな
るように形成されていれば、図1乃至図6に示した形状
のものとは異なる形状であっても、本発明を同様に実施
して同様の効果を得ることができる。
【0054】また、上記第1乃至第6の実施例では、H
IP容器を円筒状とした場合について説明したが、これ
に限らず、角柱状あるいは他の形状のものであっても、
キャンであれば各インロー部近傍における最大肉厚dc
よりも中央部の肉厚dcoが薄くなるように形成されてお
り、蓋部材であれば外周部の肉厚df よりも中心部の肉
厚dfoが薄くなるように形成されていれば、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0055】さらに、上記第1乃至第6の実施例では、
被処理物を拡散接合するHIPの場合について説明した
が、これに限らず、被処理物について焼結や鋳造欠陥除
去等を行うHIPの場合であっても、本発明を同様に実
施して同様の効果を得ることができる。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施でき
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至請求項
3のいずれかの発明によれば、各インロー部近傍におけ
る最大肉厚よりも各インロー部から離れた中央部の肉厚
が薄くなるように形成された胴体を備えたことにより、
胴体における中央の肉厚を薄くして印加圧力を均一化さ
せ、もって、被処理物の品質を向上できる熱間等方圧加
圧容器を提供できる。
【0057】また、請求項4乃至請求項8のいずれかの
発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに対応
する胴体を備えたことに加え、外周部の肉厚よりも中心
部の肉厚が薄くなるように形成された蓋部材を設けてい
るので、請求項1乃至請求項3のいずれかの効果に加
え、より一層印加圧力を均一化させ、さらに、被処理物
の品質を向上できる熱間等方圧加圧容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図2】本発明の第2の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図3】本発明の第3の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図4】本発明の第4の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図5】本発明の第5の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図6】本発明の第6の実施例に係るHIP容器の構成
を説明するための断面図、
【図7】従来のHIP容器の構成を説明するための断面
図、
【符号の説明】
1a…インロー部、2,21,22…蓋部材、3…被処
理物、4…拡散接合部、11,12…キャン、12a,
22a…段差部、dco…肉厚(キャン中央部)、dfo…
肉厚(蓋部材中心部)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成され、その両端部の内周側に
    各々インロー部が形成された胴体と、この胴体の各イン
    ロー部に嵌合される蓋部材とを備えた熱間等方圧加圧容
    器において、 前記胴体は、前記各インロー部近傍における最大肉厚よ
    りも前記各インロー部から離れた中央部の肉厚が薄くな
    るように形成されたことを特徴とする熱間等方圧加圧容
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱間等方圧加圧容器に
    おいて、 前記胴体は、前記最大肉厚よりも前記中央部の肉厚が薄
    くなるように連続的な肉厚の変化を有して形成されたこ
    とを特徴とする熱間等方圧加圧容器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱間等方圧加圧容器に
    おいて、 前記胴体は、前記最大肉厚よりも前記中央部の肉厚が薄
    くなるように段差部を有して形成されたことを特徴とす
    る熱間等方圧加圧容器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の熱間等方
    圧加圧容器において、 前記蓋部材は、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄く
    なるように形成されたことを特徴とする熱間等方圧加圧
    容器。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の熱間等方
    圧加圧容器において、 前記蓋部材は、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄く
    なるように連続的な肉厚の変化を有して形成されたこと
    を特徴とする熱間等方圧加圧容器。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の熱間等方圧加圧容器に
    おいて、 前記蓋部材は、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄く
    なるように連続的な肉厚の変化を有して形成されたこと
    を特徴とする熱間等方圧加圧容器。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載の熱間等方
    圧加圧容器において、 前記蓋部材は、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄く
    なるように段差部を有して形成されたことを特徴とする
    熱間等方圧加圧容器。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の熱間等方圧加圧容器に
    おいて、 前記蓋部材は、外周部の肉厚よりも中心部の肉厚が薄く
    なるように段差部を有して形成されたことを特徴とする
    熱間等方圧加圧容器。
JP2957095A 1995-02-17 1995-02-17 熱間等方圧加圧容器 Pending JPH08219656A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008086962A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Ryosen Engineers Co Ltd 筒形胴を有する高圧容器の胴構造および胴製造方法
WO2012092960A1 (en) * 2011-01-03 2012-07-12 Avure Technologies Ab Non-uniform cylinder

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