JPH08219316A - 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒 - Google Patents

自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒

Info

Publication number
JPH08219316A
JPH08219316A JP5054595A JP5054595A JPH08219316A JP H08219316 A JPH08219316 A JP H08219316A JP 5054595 A JP5054595 A JP 5054595A JP 5054595 A JP5054595 A JP 5054595A JP H08219316 A JPH08219316 A JP H08219316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
pipe
external cylinder
different diameter
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5054595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2630752B2 (ja
Inventor
Yuken Ueno
有硯 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTC Kogyo KK
Original Assignee
NTC Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTC Kogyo KK filed Critical NTC Kogyo KK
Priority to JP5054595A priority Critical patent/JP2630752B2/ja
Priority to TW088212439U priority patent/TW407714U/zh
Priority to KR1019950020159A priority patent/KR100387985B1/ko
Publication of JPH08219316A publication Critical patent/JPH08219316A/ja
Priority to US08/792,399 priority patent/US5743463A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2630752B2 publication Critical patent/JP2630752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動混合水栓Aのボディの主体部となる外筒
1を、鋳造または引抜きパイプにより低コストで成形し
得るようにしながら、接続部となる組付口10・11・
12を形成する部位に、装着する継手金具a・b・cと
の間の水密の保持を確実なものとするための充分な肉厚
が得られるようにする。 【構成】 連続鋳造または真鍮・アルミ等の金属材から
引抜きまたは押出し成形により、接続部となる部位が突
起状の肉厚部となる断面形状で軸方向に長尺に連続する
異径パイプに形成し、その長尺物の異径パイプを、所定
の長さ寸法に切断して外筒素材を形成し、その外筒素材
の両端部に蓋板および内筒の組付用の加工を施し、肉厚
部に組付口を開設する加工を施して外筒に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯と水とを所望に調整
した割合に混合して、所望の温度の混合水として吐出す
るように使用する自動混合水栓の外筒の製造方法および
自動混合水栓の外筒についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動混合水栓は、ボイラー等の給湯機で
沸して給湯配管を経て供給されてくる比較的高温の湯
と、水道栓等の給水源から給水配管を経て供給されてく
る水とを、所望に選択する設定温度に対応する混合割合
で混合して、所望の設定温度の混合水として吐出するよ
うに構成することから、それのボディ内には、湯を導く
通路と水を導く通路と混合水を導く通路との三つの通路
が形成され、またボディの主体部となる外筒の外面側に
は、前記三つの通路にそれぞれ対応する配管を接続する
ための継手金具が装設される。
【0003】この自動混合水栓のボディの主体部となる
外筒を製作する手段としては、特開平6−307567
号公報にある手段がある。この手段は、外筒を金属製の
パイプで形成し、これの内部に、混合弁ユニットを収蔵
させる内筒を合成樹脂材による成形で形成して嵌挿し、
その内筒の外周面と外筒の内周面との間に形成されるジ
ャケットを、内筒の外周面に仕切壁状に成形しておく隔
壁部材により区画して、その仕切壁状の隔壁部材の外端
面と外筒の内周面との間に水密保持部材を介装すること
で、湯の流路と水の流路と混合水の流路とを、水密に隔
離した状態としてジャケット内に形成し、それら流路に
連通する継手金具を外筒に設けておいて、それら継手金
具に、給湯管・給水管・混合水取出用の配管を接続する
ようにした手段である。
【0004】しかし、この特開平6−307567号公
報にある手段は、外筒と内筒との間に形成されるジャケ
ットを、内筒の外周面に仕切壁状に設ける隔壁部材によ
り区画して複数の流路を形成する際、その隔壁部材を、
内筒の軸方向に沿う形状に形成して、内筒の周方向に所
定の間隔をおいて並列させて設けることで、ジャケット
を周方向にも区画し得ることから、ジャケットを所望の
数の多数の流路に分割し得るようになるが、隔壁部材に
より形成する各流路のそれぞれの水密を、隔壁部材の外
縁と外筒の内周面との間に介装する水密保持部材により
行なうようになることで、水密保持部材の組付けが面倒
になる問題がある。また、混合弁ユニットを内部に組込
んだ内筒を、外筒内に挿入して、その外筒に対し組付け
固定するのがむづかしく、特に、外筒の外周面に設けて
おく継手金具と各流路とが正しく連通した状態に位置決
めして、内筒を外筒に対して組付け固定するのが困難
で、また、このことから、継手金具を内筒側に装設して
おいて外筒に設けておく透孔から外部に突出させるよう
にすると、工作が面倒になり、しかも、この接続部位の
水密の保持がむづかしくなる問題が生じてくる。
【0005】そこで、本発明の出願人は、上述の従来手
段に生じている問題を解決するために、図1の如く組立
てる自動混合水栓Aのホデイを、図2に示す如く、筒壁
に湯・水・混合水の各配管X・Y・Zと接続するための
継手金具a・b・cの組付用の組付口10・11・12
を装設した外筒1と、図3に示す如く、内腔に混合弁ユ
ニットuを装入する内筒2とに分け、その内筒2は、鋳
造等により、混合弁ユニットuを収蔵する主体部2aお
よびその主体部2aに湯を導く管路状の流路2bならび
に混合水を導き出す管路状の流路2cとが一体に連続
し、混合弁ユニットuの調節ネジ部30を囲うキャップ
部2dが別体で前記主体部2aに嵌合して結合する形状
に形成し、かつ、該内筒2には、それの前記流路2b・
2cに、該内筒2を外筒1内に嵌装した状態においてそ
の外筒1の湯入口用の組付口10と混合水取出用の組付
口12に対して接合していく部位に、連通口21・22
をそれぞれ開設し、主体部2aの周壁に、水取入用の連
通口20を開設して、自動混合水栓Aを構成する手段を
開発し、特願平6−335823号として出願した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の出願人が開発し
た手段には、自動混合水栓Aのボディの主体部となる外
筒1の製作が面倒でコスト高になる問題がでてきた。
【0007】これは、自動混合水栓Aの外筒1には、そ
れの外周面に、ボイラー等の給湯機で沸した比較的高温
の湯を導く給湯配管Xを接続するための継手金具aと、
水道栓の給水源から水を導く給水配管Yを接続するため
の継手金具bと、前記継手金具a・bから供給される湯
と水とをボディ内に組込む混合弁機構Uにより所望の割
合に混合させた混合水をシャワー・給湯蛇口等に導くた
めの配管Zに接続する継手金具cとを装設する。
【0008】そして、これら継手金具a・b・cは、各
配管X・Y・Zを着脱自在に接続するためのカップリン
グであり、基端側を、外筒1の周壁の所定の部位に予め
形設しておく組付口10・11・12に嵌挿して、水密
保持部材により水密に保持し、下端の螺子部を、内筒2
の継手金具に螺合することで外筒1の周壁の所定部位に
装着することから、外筒1は、組付口10・11・12
を形設する接続部となる部位を、組付ける継手金具a・
b・cとの間の水密を保持さすのに充分な肉厚に成形し
ておくことが要求され、外筒1を引抜きパイプにより形
成しようとすると、所定の深さの組付口10・11・1
2を形成するのに充分な肉厚を得ることが困難になる問
題が生じてくる。このため、この外筒1は、鋳造により
成形して、接続部となる組付口10・11・12を形成
する部位のまわりの肉厚が充分なものとなるようにして
いるので、一本づつ、鋳型により成形することになっ
て、高価なものとなる問題が生じてきているのである。
【0009】本発明は、この自動混合水栓のホデイの主
体部となる外筒を製作する際に生じている問題を解消せ
しめるためになされたものであって、自動混合水栓Aの
ボディの主体部となる外筒1を、鋳造または引抜きパイ
プにより低コストで成形し得るようにしながら、接続部
となる組付口10・11・12を形成する部位に、装着
する継手金具a・b・cとの間の水密の保持を確実なも
のとするための充分な肉厚が得られるようにする新たな
手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、連続鋳造または真鍮・アルミ等の金属材から引抜き
または押出し成形により、接続部となる部位が突起状の
肉厚部となる断面形状で軸方向に長尺に連続する異径パ
イプに形成し、その長尺物の異径パイプを、所定の長さ
寸法に切断して外筒素材を形成し、その外筒素材の両端
部に蓋板および内筒の組付用の加工を施し、肉厚部に組
付口を開設する加工を施して外筒に形成する自動混合水
栓の外筒の製造方法を提起するものである。
【0011】そしてまた、接続部となる部位が突起状の
肉厚部となり、その肉厚部の内面側がその肉厚部に形成
する組付口の軸芯線に対して直交する平面となる異径パ
イプの外筒素材を形成し、それの両端部に蓋板および内
筒の組付用の加工を施し、肉厚部に組付口を開設する加
工を施してなる自動混合水栓の外筒を提起するものであ
る。
【0012】
【作用】このように構成する本発明による自動混合水栓
の外筒の製造手段は、連続鋳造または真鍮等の金属材の
引抜きまたは押出し成形で、接続部となる部位が突起状
に拡径した同一の断面形状で長手方向に連続する異径パ
イプの長尺物を、それを所定寸法に切断して外筒素材を
形成し、それの両端部と肉厚部とに加工を施していけば
外筒が形成されるので、従前手段の鋳物による外筒の様
に巣洩れ等による不良がなくなる。
【0013】また、同一の断面形状で連続する長尺物の
異径パイプを所定寸法に切断して外筒素材に形成し、そ
れを加工して外筒とすることから、製品に仕上げた外筒
が均一に揃い精度の高いものになり、また自動化が可能
となる。
【0014】また、外筒の内側および外側の表面が、従
前の鋳物により成形した外筒に比して、きれいな面とな
るので、バフ研磨の工程が簡単になり、しかも、内筒を
嵌挿して接続する工程が簡単になる。
【0015】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0016】図4は、本発明手段により外筒1を製作す
る工程の説明図で、同図において、Pは同一の断面形状
をもって長手方向に連続する長尺物に成形した異径パイ
プ、Gは前記長尺物の異径パイプPを製作しようとする
自動混合水栓Aのボディの外筒1の長さに対応する所定
寸法に切断した外筒素材、Tはその外筒素材Gの両端部
に切削加工を施した中間製品を示す。
【0017】異径パイプPの長尺物は、図5に示してい
る如く、周壁50の後面側(図5において左面側)と下
面側とに、径方向に突起状に膨出する肉厚部W・Wを具
備し、かつ、その肉厚部W・Wにより外径が軸芯点Oに
対し長短に変化する断面形状をもって、長手方向に連続
するいわゆる異径パイプと呼ばれている形態に作られ
る。周壁50の下面側に成形する肉厚部Wは、周壁50
の上面側に成形する場合と前面側に成形する場合があ
る。
【0018】この異径パイプPの長尺物は、前述の断面
形状の成形面を具備するパイプ状の鋳型を、それの軸線
方向が垂直方向となる姿勢に保持せしめるとともに、軸
線方向の途中に、栓状の底蓋を上下可動に設けておい
て、上端側から鋳物の湯を注ぎ込み、その湯が凝固して
きたところで、底蓋を下方に動かして凝固してきた鋳物
を下方に引抜くように動かし、それの上に新たに湯を注
ぎ込んで、同様の工程を繰返すことにより、同一の断面
形状で長手方向に連続する長尺物に成形するいわゆる連
続鋳造によって成形する。
【0019】また、この異径パイプPは、真鍮・アルミ
合金等の金属材を、前述の断面形状を具備する金型を用
いて、引抜きまたは押出しにより、同一の断面形状で長
手方向に連続する長尺物に成形してよい。
【0020】このとき、異径パイプPは、前述の鋳型に
よる連続鋳造の場合、また金型による引抜きまたは押出
しによる成形の場合の何れにあっても、成形する異径パ
イプPの長尺物の内面側で、肉厚部W・Wとそれぞれ対
向する部位に、平らな面F・Fを成形するようにする。
【0021】この平らな面Fは、長尺の異径パイプPを
形成しようとする外筒1の長さに対応する所定寸法Lに
切断して外筒素材Gを形成し、それの肉厚部W・Wの所
定位置に、組付口10・11・12を切削加工により開
設していくときの加工工程を容易にするとともに、開設
した組付口10・11・12の内端が平面に仕上げられ
て、内筒2の連通口20・21・22を接合して接続す
るときに、図7に示す如く、平面同志が接合して、接続
工程が容易、かつ、確実に行なわれるようににするため
のもので、開設する組付口10・11・12の軸芯線と
正しく直交する平面となるように成形しておく。
【0022】外筒素材Gは、上述した如く、長尺物の異
径パイプPを、形成しようとする外筒1の長さに対応す
る所定寸法Lに正しく切断することで形成する。
【0023】このように長尺物の異径パイプPから切断
して形成した外筒素材Gは、前述の図4にあるように、
両端部分の外周に切削加工を施して、外周面に突条状に
成形してある肉厚部W・Wの両端部位を削り落すととも
に、外筒素材Gの両端部を、仕上げる自動混合水栓Aの
ボディの外観意匠に適応させて円筒形または多角筒形に
加工する。
【0024】また、この外筒素材Gの両端部分のそれぞ
れの内周側には、別に形成する内筒2の外端部を嵌挿し
て組付けるための組付部51と、蓋板を組付けるための
組付部52とを形成する切削加工を行なう。
【0025】これにより形成される中間製品Tには、そ
れの外周面の肉厚部W・Wに、図4に示している如く、
組付口10・11・12をそれぞれ開設する加工を行な
い外筒1に形成する。
【0026】このとき、組上げた自動混合水栓Aの組付
施工の際に建物躯体の壁と対面する側に位置して給湯配
管Xおよび給水配管Yを接続する接続部となる肉厚部W
に設ける組付口10・11は、図8に示している如く、
給水配管Yを接続する組付口11の内周面には、継手金
具bの内端側の周面に設ける雄ねじと螺合さす雌ねじを
設け、給湯配管Xを接続する組付口10の内周面には、
継手金具aの胴部を水密保持部材13を介して水密に嵌
合させるよう嵌合面を形成する。
【0027】また、組付工事の際に、ボディの下面側に
位置して、混合水の取出用の配管を接続する接続部とな
る肉厚部Wに設ける組付口12にあっては、前述の肉厚
部Wに設ける給湯配管Xの接続用の組付口10と同様
に、継手金具cの胴部を水密に嵌合させるための嵌合面
を形成しておく。
【0028】次に、図8は前述の図7の如く形成した外
筒1を用いて組立てた自動混合水栓Aの縦断した正面図
である。この自動混合水栓Aは、外筒1と、それの内側
に嵌挿して組付ける内筒2と、その内筒2内に組込む混
合弁ユニットuとで構成する形態のもので、この点につ
いては、前述の図1〜図3に示す構成のものと同様の形
態のものである。
【0029】即ち、内腔に混合弁ユニットuを収蔵して
前述の外筒1内に組込む内筒2は、図3に示している従
前のものと同様のものであり、混合弁ユニットuを収蔵
する筒状の主体部2aと、湯取入用の継手金具aに対し
て連通させる湯取入用の管路状の流路2bと、混合水取
出用の継手金具cに対して連通させる混合水取出用の管
路状の流路2cと、混合弁ユニットuの調節ネジ部30
を収蔵して前記内筒2の主体部2aの基端側に螺合する
キャップ部2dとからなる。
【0030】そして、主体部2aと湯用の流路2bと混
合水用の流路2cとは鋳物により一体に連続させて成形
し、また、キャップ部2dは主体部2aらとは別に鋳物
または樹脂・真鍮により成形される。なお、湯用の流路
2bは、図9にある実施例のように主体部2aと別体に
形成して、Oリング42を介して水密に嵌合させて、内
筒2に組立てる場合がある。
【0031】主体部2aには、それの内部に挿し込む混
合弁ユニットuの水流入口31と対応する部位に、連通
口20が窓穴状に形成される。また、混合弁ユニットu
の内端側に衝合して、混合弁ユニットuを所定の位置に
固定さす位置決め用のストッパーSが内面に突設され
る。
【0032】主体部2aと一体に連続させて成形する管
路状の流路2b・2cには、それらの各先端部に、連通
口21・22がそれぞれ開口し、それら連通口21・2
2には、継手金具a・cと螺合するねじ部23・24が
形設してある。
【0033】主体部2aと螺合するキャップ部2dは、
混合弁ユニットuの調節ネジ部30を内腔に嵌装して、
それの調節軸32を該キャップ部2dの外端に設けた透
孔から突出させ、そこに調節ダイヤルDを組付けた状態
として、該キャップ部2dの内端側を、内筒2の外端側
に設けてある開放口25に嵌挿して螺合することで、主
体部2aに一体に組付けられる。このとき、主体部2a
内には、カートリッジ状に組立てられた混合弁ユニット
uを、それから前記調節ネジ部30を外して、混合弁を
作動させる作動ロッド33が突出する状態として嵌装し
ておき、キャップ部2dを嵌装することで、それの内腔
に組込んでおく前記調節ネジ部30に装設してある作動
ロッド受け34が、作動ロッド33と嵌り合つて、混合
弁ユニットuを組立てるようになる。
【0034】前記混合弁ユニットuは、内筒2の主体部
2a内に、水密保持部材35…により水密を保持せしめ
て嵌挿するよう形成した筒状のケース3内に、混合弁機
構およびサーモ機構を組込み、ケース3に湯の流入口3
6と水の流入口31と混合水の流出口37とを開設し、
サーモ機構の作動により出入りする作動ロッド33をケ
ース3の一端から突出させる。そして、この作動ロッド
33の先端を支える支点位置を変更させて、設定温度を
調節するための調節ネジ部30は、前記ケース3とは別
体に形成した筒状体38とそれの内周側に螺合する調節
軸32と一体の調節ネジ39と筒状体38の外端側に組
付ける前述の作動ロッド33の受け34等を組合わせて
構成し、この調節ネジ部30を前述のキャップ部2d内
に嵌装して、キャップ部2dを主体部2aに螺合するこ
とで、主体部2a内に嵌装しておく前述のケース3内の
混合弁機構およびサーモ機構と組合って、混合弁ユニッ
トuに組立てられる。
【0035】混合弁ユニットuを組込む内筒2の外筒1
に対する組付けは、内筒2を、外筒1の右方の開放口の
側から、該内筒2に形成した湯用の流路2bの側を先に
して挿込み、その流路2bの先端の連通口21を、外筒
1の湯取入用の組付口10と接合させて、その外筒1の
組付口10に継手金具aを挿通して、前記連通口21の
ねじ部23に螺合し外筒1と内筒2とを結合する状態に
継手金具aを装着する。また、内筒2の混合水取出用の
流路2cの先端の連通口22を、外筒1の混合水取出用
の組付口12に接合させ、外側から継手金具cを挿通
し、前記連通口22のねじ部24に螺合することで、外
筒1と内筒2とを結合する状態に継手金具cを装着す
る。これにより、外筒1と内筒2との組付け固定は完了
する。
【0036】この状態において、外筒1の右方の開放口
の側に設けた組付部51には、外側から止めビス130
を螺じ込んで、内筒2の主体部2aの外端側を外筒1に
螺子止めする。この螺子止めは、外筒1と内筒2との結
合が、継手金具a・cで行なわれ、組付部51における
外筒1と内筒2との嵌合が、Oリング41により水密を
保持することで、外筒1に対し内筒2が回転しないよう
にする回わり止めの程度で足りる。
【0037】この組付が終えたところで、外筒1の左端
側の開放口の側に設けた組付部52に、蓋板14を水密
に嵌合して、同様に止めビス150により外筒1に螺子
止めする。
【0038】また、外筒1の右端側に設けた水取入用の
組付口11には、水取入用の継手金具bを挿通し、組付
口11の内周面に設けておくねじ部110に螺合して装
着する。そして、これにより、自動混合水栓Aが組立て
られることになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明手段は、連
続鋳造または真鍮等の金属材の引抜きまたは押出し成形
により、給湯配管・給水配管・混合水の取出用の配管を
接続するための接続金具を装設する接続部となる部位が
突起状に拡径した同一の断面形状で長手方向に連続する
異径パイプの長尺物を形成し、それを所定寸法に切断し
て外筒素材とし、その外筒素材の両端部と肉厚部とに切
削加工を施すことで、自動混合水栓のボディの主体部と
なる外筒を形成するのであるから、仕上げられる外筒製
品が、均一に揃う精度の高いものとなり、かつ、外筒を
個々の鋳型により成形する従前の手段に比して巣洩れ等
による不良品の発生も少なくなり、また、自動化が可能
となる。しかも、製品に仕上げた外筒の、内側および外
側の表面が、従前の鋳物により成形した外筒に比して、
きれいな面になるので、バフ研磨の仕上工程が簡単にな
り、かつ、内筒を内腔に嵌挿して、自動混合水栓の製品
に組立てていく組立工程が簡単になる。従って、コスト
を低減させて精度の高い自動混合水栓の外筒が得られる
ようになる。
【0040】また、外筒1の内面側で、接続部となる肉
厚部の内面となる部位を、その肉厚部に開設する組付口
の軸芯線と直交する平面に形成しておくときは、組付口
を開設する切削加工の工程が容易になり、しかも、内筒
の連通口を接続するときに、平面同志が接合することに
なって、接続工程を容易、かつ、確実にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動混合水栓の縦断正面図である。
【図2】同上の外筒の縦断正面図である。
【図3】同上の内筒の、収蔵する混合弁ユニットを鎖線
で示した状態の縦断正面図である。
【図4】本発明による自動混合水栓の外筒の製造行程の
説明図である。
【図5】同上の外筒を成形する異径パイプの縦断側面図
である。
【図6】同上の外筒を成形する異径パイプの別の実施例
の縦断側面図である。
【図7】同上の外筒の作用の説明図である。
【図8】同上の外筒の縦断側面図である。
【図9】同上の外筒を用いて組立てた自動混合水栓の縦
断正面図である。
【図10】同上の外筒を用いて組立てた自動混合水栓の
斜視図である。
【符号の説明】
A…自動混合水栓、a・b・c…継手金具、D…調節ダ
イヤル、F…平らな面、G…外筒素材、O…軸芯点、P
…異径パイプ、T…中間製品、U…混合弁機構、u…混
合弁ユニット、S…ストッパー、W…肉厚部、X・Y・
Z…配管、1…外筒、10・11・12…組付口、11
0…ねじ部、13…水密保持部材、130…止めビス、
14…蓋板、150…止めビス、2…内筒、2a…主体
部、2b・2c…流路、2d…キャップ部、20・21
・22…連通口、23・24…ねじ部、25…開放口、
3…ケース、30…調節ネジ部、31…水の流入口、3
2…調節軸、33…作動ロッド、34…作動ロッド受
け、35…水密保持部材、36…湯の流入口、37…混
合水の流出口、38…筒状体、39…調節ネジ、41・
42…Oリング、50…周壁、51・52…組付部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】次に、図は前述の図の如く形成した外
筒1を用いて組立てた自動混合水栓Aの縦断した正面図
である。この自動混合水栓Aは、外筒1と、それの内側
に嵌挿して組付ける内筒2と、その内筒2内に組込む混
合弁ユニットuとで構成する形態のもので、この点につ
いては、前述の図1〜図3に示す構成のものと同様の形
態のものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造または真鍮・アルミ等の金属材
    から引抜きまたは押出し成形により、接続部となる部位
    が突起状の肉厚部となる断面形状で軸方向に長尺に連続
    する異径パイプに形成し、その長尺物の異径パイプを、
    所定の長さ寸法に切断して外筒素材を形成し、その外筒
    素材の両端部に蓋板および内筒の組付用の加工を施し、
    肉厚部に組付口を開設する加工を施して外筒に形成する
    自動混合水栓の外筒の製造方法。
  2. 【請求項2】 接続部となる部位が突起状の肉厚部とな
    り、その肉厚部の内面側がその肉厚部に形成する組付口
    の軸芯線に対して直交する平面となる異径パイプの外筒
    素材を形成し、それの両端部に蓋板および内筒の組付用
    の加工を施し、肉厚部に組付口を開設する加工を施して
    なる自動混合水栓の外筒。
JP5054595A 1994-12-21 1995-02-15 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒 Expired - Lifetime JP2630752B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5054595A JP2630752B2 (ja) 1995-02-15 1995-02-15 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒
TW088212439U TW407714U (en) 1994-12-21 1995-06-15 Automatic mixing faucet
KR1019950020159A KR100387985B1 (ko) 1994-12-21 1995-07-10 자동혼합밸브
US08/792,399 US5743463A (en) 1994-12-21 1997-02-03 Automatic water combination faucet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5054595A JP2630752B2 (ja) 1995-02-15 1995-02-15 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08219316A true JPH08219316A (ja) 1996-08-30
JP2630752B2 JP2630752B2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=12861989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5054595A Expired - Lifetime JP2630752B2 (ja) 1994-12-21 1995-02-15 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2630752B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172772A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Lixil Corp 混合水栓
CN104421456A (zh) * 2013-09-11 2015-03-18 株式会社鹭宫制作所 具备滑阀的阀装置、空调机以及阀装置的硬钎焊方法
JP2015078767A (ja) * 2013-09-11 2015-04-23 株式会社鷺宮製作所 スライド弁を備える弁装置、空気調和機、及び、弁装置のろう付方法
JP2017194149A (ja) * 2016-02-29 2017-10-26 ニクレス・テク・イタリア・エス.アール.エル. 混合弁

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5663330B2 (ja) * 2011-01-31 2015-02-04 株式会社不二工機 四方切換弁

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172772A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Lixil Corp 混合水栓
CN104421456A (zh) * 2013-09-11 2015-03-18 株式会社鹭宫制作所 具备滑阀的阀装置、空调机以及阀装置的硬钎焊方法
JP2015078767A (ja) * 2013-09-11 2015-04-23 株式会社鷺宮製作所 スライド弁を備える弁装置、空気調和機、及び、弁装置のろう付方法
JP2017194149A (ja) * 2016-02-29 2017-10-26 ニクレス・テク・イタリア・エス.アール.エル. 混合弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2630752B2 (ja) 1997-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100387985B1 (ko) 자동혼합밸브
CN107218408B (zh) 温控龙头
US2997058A (en) Plumbing fixture
CN109654289A (zh) 低压大流量淋浴器
JP2630752B2 (ja) 自動混合水栓の外筒の製造方法および自動混合水栓の外筒
GB2104625A (en) Sanitary fittings
US5779139A (en) Automatic water combination faucet
EP0647808B1 (en) Mixing faucet
KR20190115908A (ko) 수전연결구 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 수전연결구
KR102409100B1 (ko) 연결호스의 조립구조가 개선된 매니폴드
CN210240660U (zh) 一种防串水恒温水龙头
EP1298258B1 (en) Single-control mixing faucet with a horizontal mixing cartridge
JP7127381B2 (ja) 水栓装置及びその製造方法
CN110159807B (zh) 一种防串水恒温水龙头
JPH08184383A (ja) 自動混合水栓
FI57482B (fi) Koppel foer valbar anslutning av en vaermeradiator till ett ettroers- eller tvaoroerssystem
JP3565368B2 (ja) 水栓
KR102160882B1 (ko) 수전금구
JPH1024341A (ja) 鍛造による水栓金具の製造方法及びこれによって製造された水栓金具
WO2021031764A1 (zh) 一种防串水恒温水龙头
JPH08178098A (ja) 自動混合水栓
EP2140185B1 (en) Plastic based radiator valve and the production method thereof
GB2160623A (en) Unitary construction tap for separate delivery of hot and cold water or liquid in general
JP7134401B2 (ja) 水栓装置及びその製造方法
JP2001032343A (ja) シャワー水栓装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 17

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term