JPH08219152A - 直線案内装置における軌道レールの防塵カバー - Google Patents

直線案内装置における軌道レールの防塵カバー

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JPH08219152A
JPH08219152A JP7026485A JP2648595A JPH08219152A JP H08219152 A JPH08219152 A JP H08219152A JP 7026485 A JP7026485 A JP 7026485A JP 2648595 A JP2648595 A JP 2648595A JP H08219152 A JPH08219152 A JP H08219152A
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    • F16C29/0635Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
    • F16C29/0638Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
    • F16C29/0642Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls

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Abstract

(57)【要約】 【目的】軌道レールとこの軌道レールに沿って運動する
摺動台とから構成される直線案内装置において、軌道レ
ールに開設されたボルト孔を覆うカバー部材の軌道レー
ルに対する密着性を向上させ、上記摺動台とカバー部材
との干渉を防止すると共に、軌道レールからカバー部材
を取り外すことなく、摺動台を軌道レールから取り外し
あるいは組み付けることが可能な軌道レールの防塵カバ
ーを提供する。 【構成】軌道レール1に開設されたボルト孔11を覆う
ようにして軌道レール1の上面の長手方向全長に亘って
取り付けられる薄板状のカバー部材31と、上記軌道レ
ール1の両端面に固定されると共に、上記カバー部材3
1が軌道レール1の上面から下方に向けて巻き付く摺接
部38を有する一対のカバー固定部材32,32と、上
記カバー部材31の端部に固定されると共に上記カバー
固定部材32に進退自在に係合する移動コマ33と、こ
の移動コマ33を軌道レール1の端面に締結する引張り
ボルト34とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械や産業用ロボ
ット等の直線スライド部に使用され、固定部に敷設され
た軌道レールに沿って可動体を案内する直線案内装置に
おいて、上記軌道レールをワークの切削粉や潤滑油から
保護するための防塵カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の直線案内装置における軌道レー
ルには、通常、その上面から下面に向けて貫通する複数
のボルト孔が長手方向に適宜間隔をおいて開設されてお
り、軌道レールはこれらボルト孔に挿通した固定ボルト
によってベッド等の固定部に敷設されている。従って、
この直線案内装置を例えば工作機械の直線スライド部に
利用した場合には、ワークの切削粉やワーク加工時に使
用するクーラント等が上記ボルト孔に入り込んで堆積し
易く、摺動台が軌道レール上を移動してきた際に係る切
削粉等の異物が摺動台の内部に侵入し、摺動台の運動精
度が損なわれる他、装置寿命が短くなるという問題点が
あった。
【0003】このため、実開昭62−68021号公報
に開示される直線案内装置では、軌道レールの上面の長
手方向沿って凹溝を形成すると共に、この凹溝に鋼材、
アルミ等の軽合金、合成樹脂で形成した板状のカバー部
材を嵌め込み、係るカバー部材で上記ボルト孔を上方か
ら覆って切削粉等の異物がボルト孔に入り込むのを防止
している。
【0004】一方、このようにして軌道レールに凹溝を
加工し、軌道レールの全長に亘って係る凹溝にカバー部
材を嵌め込むのには大変手間がかかることから、本願出
願人らは、長手方向に沿って張力を付与した状態で軌道
レールに取り付けられる軌道レールの防塵カバーを提案
している(実願平5−65630号、平成5年12月7
日出願)。
【0005】この防塵カバーは、図7及び図8に示すよ
うに、上記ボルト孔101を覆うようにして軌道レール
100の長手方向全長に亘って取り付けられる薄板状の
カバー部材110と、このカバー部材110の長手方向
両端に係合すると共に軌道レール100に嵌合する一対
の止め金具111(図中では一方のみを表示)とから構
成されている。この止め金具111には、上記カバー部
材110の端部を貫通して軌道レール100の上面に圧
接する係止ボルト112と、軌道レール100の端面に
圧接する引張りボルト113とが螺合しており、引張り
ボルト113を締結することで止め金具111が軌道レ
ール100の端部方向へ移動し、上記カバー部材110
に張力が与えられるようになっいる。従って、カバー部
材110の屈曲や波状変形を防止しつつ、係るカバー部
材110を軌道レール100に容易に密着させることが
でき、実開昭62−68021号公報のカバー部材に要
求されるような取付の手間を不要としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、後者(実願平
5−65630号)の防塵カバーにあっては、カバー部
材に張力を付与はしているものの、取付金具がカバー部
材に及ぼす張力は軌道レールと平行な方向(図8に置け
る紙面垂直方向)にのみ作用しているので、軌道レール
とカバー部材との密着性が低かった。このため、カバー
部材が軌道レールに対して浮き上がりを生じ易く、係る
場合に摺動台が軌道レール上を移動していくと、浮き上
がったカバー部材が移動する摺動台によってしごかれる
と共に、摺動台の移動方向前方で大きく波状に変形する
ようになり、摺動台の移動抵抗が増大する他、カバー部
材と軌道レールとの隙間に塵芥等の異物が入り込んでし
まうという問題点があった。
【0007】また、この種の直線案内装置ではその取り
付けやメインテナンスのために、固定部に固定されてい
る軌道レールから摺動台を取り外し、再度これを軌道レ
ールに組み付けることがしばしばあるが、後者の防塵カ
バーにあっては、軌道レールの両端に嵌合する取付金具
が摺動台を軌道レールから取り外しあいは組み付ける際
の障害となるので、その度毎に取付金具を軌道レールか
ら外さなくてはならなず、カバー部材が軌道レールから
外れてしまうという不都合があった。その上、係る理由
から摺動台を軌道レールに組み付けた後でなくてはカバ
ー部材を軌道レールに取り付けることができないので、
カバー部材の取付作業を行う際には、軌道レールの上面
と摺動台との間に形成された僅かな隙間にカバー部材を
挿通させる作業が必要となり、カバー部材の取付作業に
手間がかかるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、軌道レールとこ
の軌道レールに沿って運動する摺動台とから構成される
直線案内装置において、軌道レールに開設されたボルト
孔を覆うカバー部材の軌道レールに対する密着性を向上
させ、上記摺動台の運動がカバー部材によって妨げられ
ることがなく、且つ、軌道レールとカバー部材との間に
塵芥等の異物が侵入することのない軌道レールの防塵カ
バーを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、軌道レールか
らカバー部材を取り外すことなく、摺動台を軌道レール
から取り外しあるいは組み付けることが可能な軌道レー
ルの防塵カバーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軌道レールの防塵カバーは、直線案内装置
の摺動台が長手方向に沿って移動自在に嵌合すると共
に、固定ボルトを挿通させるボルト孔が長手方向に間隔
をおいて開設され、上記固定ボルトで固定部上に取り付
けられる軌道レールの防塵カバーであって、上記ボルト
孔を覆うようにして軌道レール上面の長手方向全長に亘
って取り付けられる薄板状のカバー部材と、上記軌道レ
ールの両端面に設けられると共に、上記カバー部材が軌
道レール上面から下方に向けて巻き付く方向変換部材を
有する一対のカバー固定部材と、上記カバー部材の端部
とカバー固定部材とを連結して上記方向変換部材を介し
てカバー部材を引っ張る連結部材とから構成されること
を特徴とするものである(請求項1)。
【0011】このような技術的手段において、上記カバ
ー部材としては、軌道レールに取り付けられる際に与え
られる張力によって伸びや変形を生じないものであれ
ば、炭素鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼、クローム鋼、ば
ね鋼、合成樹脂等、その材料を適宜選択して差し支えな
い。
【0012】また、上記カバー固定部材としては、張力
を与えられて軌道レールの上面に取り付けられたカバー
部材が軌道レール上面から下方に向けて巻き付く方向変
換部材を有し、上記軌道レールの両端部に固定されるも
のであれば、その形状等を適宜設計変更して差し支えな
い。ここで、上記方向変換部材としては、カバー固定部
材に曲面状の摺接部を設けるようにしても良いし、カバ
ー固定部材に対してローラを回転自在に配設するように
しても良い(請求項2)。
【0013】更に、このカバー固定部材を軌道レールに
取り付けたままで摺動台を軌道レールから取り外しある
いは組み付けることができるという観点からすれば、係
るカバー固定部材は、その軌道レールの長手方向に垂直
な断面形状が軌道レールの断面形状と同一あるいはそれ
よりも小さく形成されているのが好ましい(請求項
3)。
【0014】更に、上記連結部材としては、上記カバー
部材に張力を与えるべく、上記カバー部材の端部を引っ
張るものであれば良いが、その際には上記カバー固定部
材に具備された方向変換部材を介してカバー部材を引っ
張ることが必要である。また、係る連結部材を、カバー
部材の端部に固定されると共にカバー固定部材中を軌道
レールの端部に向けて進退自在な移動コマと、この移動
コマを軌道レールの端部に締結する引張りボルトとから
構成すれば、連結部材が上記カバー固定部材の外部に突
出することがなく、よりコンパクトな構成でカバー部材
に張力を与えることができる(請求項4)。
【0015】また、上記軌道レールにはカバー部材が取
り付けられる凹溝を特に加工する必要はないが、カバー
部材が軌道レールの上面に突出すると、摺動台の移動方
向の前後両端面に設けられて軌道レールと密着するエン
ドシールが係るカバー部材と干渉してしまうので、好ま
しくは軌道レールの上面に凹溝を形成し、この凹溝にカ
バー部材を収容するのが良い。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、上記カバー部材
は軌道レールの両端において連結部材によって引っ張ら
れ、長手方向に張力を与えられた状態で軌道レールに取
り付けられるが、この際、連結部材は軌道レールの両端
面に固定されたカバー固定部材に具備された方向変換部
材を介してカバー部材の端部を引っ張っているので、カ
バー部材は上記方向変換部材に対して軌道レールの上面
から下方へ向けて巻き付くことになる。このため、連結
部材がカバー部材の端部に加える張力は軌道レールの長
手方向と平行な方向の成分のみならず、軌道レールの上
面から下方へ向かう成分も含んでいるので、カバー部材
の軌道レール上面に対する密着性が向上する。
【0017】また、請求項3記載の発明によれば、カバ
ー固定部材を軌道レールの端面から取り外すことなく摺
動台を軌道レールから抜き差しすることができるので、
軌道レールを固定部から取り外さない限りカバー部材を
軌道レールに取り外す必要がない。
【0018】更に、請求項4記載の発明によれば、カバ
ー部材の端部に固定された移動コマがカバー固定部材の
内部に収容されているので、よりコンパクトな構成で上
述した本発明の作用を発揮することができる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の直線案内
装置における軌道レールの防塵カバーを詳細に説明す
る。図1乃至図3は本発明が適用された直線案内装置を
示すものであり、符号1はベッド等の固定部(図示せ
ず)に固定ボルトで固定される軌道レール、符号2は工
作機械等の可動体(図示せず)が固定されると共に上記
軌道レール1に沿って直線運動する摺動台を示してい
る。また、これら図は軌道レール1に対して既に本発明
の防塵カバー3が装着された状態を示している。
【0020】先ず、上記軌道レール1は長手方向に垂直
な断面が略矩形状に形成されると共に、上記固定ボルト
を挿通させるボルト孔11が長手方向に所定の間隔をお
いて複数開設されている。この軌道レール1の上面には
上記ボルト孔を挟んで2条のボール転走溝12,12
が、また両側面には夫々1条のボール転走溝13,13
が長手方向に沿って形成されており、上記摺動台2との
間で荷重を負荷する多数のボール4がこれらボール転走
溝12,13内を転動するようになっている。
【0021】一方、上記摺動台2は、軌道レール1との
間にボール4を挟み込むスライドブロック21と、この
スライドブロック21の前後両端面に固定される一対の
合成樹脂製エンドキャップ22,22とから構成されて
おり、上記スライドブロック21と軌道レール1との間
に挟み込んだボール4を摺動台2の内部で無限循環させ
ながら軌道レール1に沿って運動する。
【0022】上記スライドブロック21は水平部21a
とこの水平部21aの両端から垂下するスカート部21
b,21bとを備えて断面略チャネル状に形成されてい
おり、上記水平部21aの下面側には軌道レール1のボ
ール転走溝12,12と相俟ってボール4を挟み込む2
条の負荷ボール転走溝23が形成される一方、上記スカ
ート部21bの内側面には軌道レール1のボール転走溝
13と相俟ってボール4を挟み込む負荷ボール転走溝2
4が夫々1条ずつ形成されている。また、上記水平部2
1a及びスカート部21bには、上記負荷ボール転走溝
23,24を転動し終えたボールが荷重から解放されて
逆方向に転動する無負荷転走孔25,26が負荷ボール
転走溝23,24に夫々対応して開設されている。
【0023】一方、上記エンドキャップ22には負荷ボ
ール転走溝23と無負荷転走孔25、負荷ボール転走溝
24と無負荷転走孔26とを夫々連通連結するボール4
のリターン通路(図示せず)が形成されており、このエ
ンドキャップ22を固定ねじ50でスライドブロック2
1の前後両端面に固定すると、摺動台2にボール4の無
限循環路が完成するようになっている。
【0024】また、上記摺動台2と軌道レール1との隙
間から塵芥等の異物が摺動台2の内部に入り込むのを防
止するため、各エンドキャップ22には軌道レール1の
上面及び側面に摺接するエンドシール29aが取り付け
られる一方、スライドブロック21の水平部21a及び
スカート部21bの下面側には夫々インナーシール29
b及びサイドシール29cが取り付けられている。
【0025】そして、このように構成された本実施例の
直線案内装置において、上記スライドブロック21の上
面には可動体の取付面27が形成されると共に、各取付
面27には可動体の取付ボルトが螺合するボルト孔28
が設けられており、可動体はこのボルト孔28を利用し
て摺動台2に固定されるようになっている。
【0026】次に、本発明に係る上記軌道レール1の防
塵カバー3について説明する。図4はこの防塵カバー3
を上記軌道レール1に装着する前の状態を示すものであ
り、上記防塵カバー3は、上記ボルト孔11を覆うよう
にして軌道レール1上面の長手方向全長に亘って取り付
けられる薄板状のカバー部材31と、軌道レール1の両
端面に夫々固定される一対のカバー固定部材32と、上
記カバー部材31の端部に固定されると共に上記カバー
固定部材32に収容された移動コマ33と、この移動コ
マ33を軌道レールの端部に締結する引張りボルト34
とから構成されている。
【0027】上記カバー部材31は焼き入れ加工のなさ
れた厚さ0.15〜0.3mmのステンレス板であり、
長手方向に対しては可撓性を有して曲線状あるいは直線
状に容易に変形可能である。また、このカバー部材31
は軌道レール1に取り付けた状態において、軌道レール
1の上面に形成した凹溝14に収容されるようになって
いる。尚、作図の都合上、各図中においてはカバー部材
31の肉厚を誇張して描いてある。
【0028】一方、上記カバー固定部材32の上面及び
側面にはボール転走溝12,13から連続する逃げ溝3
5が形成されており、上記カバー固定部材32は軌道レ
ール1の長手方向に垂直な断面形状が軌道レール1の断
面形状と同一あるいはそれよりも幾分小さくなるように
形成されている。そして、このカバー固定部材32は固
定ボルト36によって軌道レール1の端面に固定され
る。
【0029】このカバー固定部材32には軌道レール1
の凹溝14から連続する凹溝37が形成されると共に、
この凹溝37の軌道レール1と反対側の端部には上記カ
バー部材31が軌道レール1の上面から下方に向けて巻
き付く曲面状の摺接部38が形成されている。また、こ
の摺接部38の下側にはこのカバー固定部材を軌道レー
ルの長手方向に沿って貫通する中空部39が形成され、
上記カバー部材31の端部に固定された移動コマ33は
この中空部39に対して進退自在に嵌合するようになっ
ている。
【0030】そして、以上のように構成された本実施例
の防塵カバー3は以下の手順、すなわち軌道レール1の
両端面に一対のカバー固定部材32を夫々固定すると共
に、カバー部材31の両端部には夫々移動コマ33をね
じ止めし、次に、各移動コマ33をその開放端側から各
カバー固定部材32の中空部39に嵌合させ、最後に移
動コマ33を貫通させた引張りボルト34を軌道レール
1の端面に締結することによって軌道レールに装着され
る。
【0031】図5及び図6は係る防塵カバー3の装着状
態を示す詳細図である。これら図から明らかなように、
引張りボルト34を締結すると、移動コマ33はカバー
固定部材32の中空部39の内部を軌道レール1の端面
に向けて進行するので、カバー部材31は移動コマ33
の進行量に応じてカバー固定部材32の中空部39内に
引き込まれることになる。このため、軌道レール1の上
面に伸展されたカバー部材31には引張りボルト34の
締結量に応じた張力を付与することができ、引張りボル
ト34を適当量だけ締め付けることでカバー部材31の
たるみを容易に除去することができるようになってい
る。
【0032】そして、このようにしてカバー部材31に
張力を与えるに当たり、本実施例では、移動コマ33が
カバー固定部材32に形成された曲面状の摺接部38を
介してカバー部材31に張力を与えているので、カバー
部材31が係る摺接部38と緊密に接触する。このた
め、軌道レール1の上面に伸展されたカバー部材31の
両端部に対しては、長手方向の張力が加わるばかりでな
く、これを下方向への押しつける張力も作用することに
なるので、カバー部材31と軌道レール1との密着性が
著しく向上する。
【0033】また、本実施例では、軌道レール1の長手
方向と垂直な方向におけるカバー固定部材32の断面形
状が軌道レール1の断面形状と同一あるいはそれよりも
幾分小さくなるように形成されているので、防塵カバー
3を軌道レール1に装着した状態(図1に示す状態)に
おいても摺動台2を軌道レール1から取り外しあるいは
組み付けることが可能である。
【0034】従って、摺動台の取り外しあるいは組み付
け作業において、その度毎に防塵カバー3を取り外して
から再度装着する手間がなく、係る作業を容易に行うこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の直線
案内装置における軌道レールの防塵カバーによれば、連
結部材がカバー部材の端部に加える張力は軌道レールの
長手方向と平行な方向の成分のみならず、軌道レールの
上面から下方へ向かう成分も含んでおり、カバー部材の
軌道レール上面に対する密着性が向上するので、カバー
部材が軌道レール上を移動する摺動台によってしごかれ
て波状に変形するのを防止することができ、摺動台の移
動抵抗の増大を防止できる他、カバー部材と軌道レール
との隙間に塵芥等の異物が侵入するのを完全に防止する
ことが可能となる。
【0036】また、軌道レールの長手方向に垂直なカバ
ー固定部材の断面形状を軌道レール断面形状と同一ある
いはそれよりも小さく形成すれば、カバー固定部材を軌
道レールの端面から取り外すことなく摺動台を軌道レー
ルから取り外しあるいは組み付けることができるので、
係る摺動台の取り外しあるいは組み付け作業を容易に行
うことが可能となる。
【0037】更に、カバー部材の端部に固定されると共
にカバー固定部材中を軌道レールの端部に向けて進退自
在な移動コマと、この移動コマを軌道レールの端部に締
結する引張りボルトとから連結部材を構成すれば、カバ
ー部材の端部に固定された移動コマがカバー固定部材の
内部に収容されるので、よりコンパクトな構成で前述の
効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防塵カバーを装着した直線案内装置
の一例を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した直線案内装置の正面図及び側面
図である。
【図3】 図1に示す直線案内装置から防塵カバーを取
り外した状態における正面図及び断面図である。
【図4】 本発明の防塵カバーの分解斜視図である。
【図5】 本発明の防塵カバーを軌道レールに装着した
状態を示す要部拡大図である。
【図6】 図5のA−A線断面図である。
【図7】 従来の防塵カバー(実願平5−65630
号)を示す斜視図である。
【図8】 図7のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…軌道レール、2…摺動台、3…防塵カバー、11…
ボルト孔、31…カバー部材、32…カバー固定部材、
33…移動コマ、34…引張りボルト、38…摺接部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線案内装置の摺動台が長手方向に沿っ
    て移動自在に嵌合すると共に、固定ボルトを挿通させる
    ボルト孔が長手方向に間隔をおいて開設され、上記固定
    ボルトで固定部上に取り付けられる軌道レールに対して
    用いる防塵カバーであって、 上記ボルト孔を覆うようにして軌道レール上面の長手方
    向全長に亘って取り付けられる薄板状のカバー部材と、
    上記軌道レールの両端面に設けられると共に、上記カバ
    ー部材が軌道レール上面から下方に向けて巻き付く方向
    変換部材を有する一対のカバー固定部材と、上記カバー
    部材の端部とカバー固定部材とを連結して上記方向変換
    部材を介してカバー部材を引っ張る連結部材とから構成
    されることを特徴とする軌道レールの防塵カバー。
  2. 【請求項2】 上記カバー固定部材に具備された方向変
    換部材は、曲面状に形成された摺接部又は上記カバー固
    定部材に回転自在に支持されたローラであることを特徴
    とする請求項1記載の軌道レールの防塵カバー。
  3. 【請求項3】 上記カバー固定部材は、軌道レールの長
    手方向に垂直な断面形状が軌道レール断面形状と同一あ
    るいはそれよりも小さく形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の軌道レールの防塵カバー。
  4. 【請求項4】 上記連結部材は、カバー部材の端部に固
    定されると共にカバー固定部材中を軌道レールの端部に
    向けて進退自在な移動コマと、この移動コマを軌道レー
    ルの端部に締結する引張りボルトとから構成されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の軌道レールの防塵カ
    バー。
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