JPH08219139A - 自転車用ケーブルの防塵システム - Google Patents

自転車用ケーブルの防塵システム

Info

Publication number
JPH08219139A
JPH08219139A JP4791095A JP4791095A JPH08219139A JP H08219139 A JPH08219139 A JP H08219139A JP 4791095 A JP4791095 A JP 4791095A JP 4791095 A JP4791095 A JP 4791095A JP H08219139 A JPH08219139 A JP H08219139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
bicycle
cap
diameter
nose cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4791095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3061547B2 (ja
Inventor
Hiromi Oda
博美 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP7047910A priority Critical patent/JP3061547B2/ja
Priority to US08/600,745 priority patent/US5809840A/en
Priority to EP03003264A priority patent/EP1312814B1/en
Priority to EP03003263A priority patent/EP1312813B1/en
Priority to DE69635199T priority patent/DE69635199T2/de
Priority to DE69632497T priority patent/DE69632497T2/de
Priority to EP96301016A priority patent/EP0727349B1/en
Priority to DE69636261T priority patent/DE69636261D1/de
Priority to CN96105933A priority patent/CN1071425C/zh
Publication of JPH08219139A publication Critical patent/JPH08219139A/ja
Priority to US08/908,727 priority patent/US6014910A/en
Priority to CN99111953A priority patent/CN1108460C/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3061547B2 publication Critical patent/JP3061547B2/ja
Priority to CN00129073A priority patent/CN1107812C/zh
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/30Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブル内に泥水等の異物の侵入を防ぐ。 【構成】ブレーキ、変速機等に使用される自転車用のケ
ーブル4内へ異物が侵入するのを防ぐ。ケーブル4の中
間位置で、かつアウターケーシング18が中断された外
周位置にノーズキャップ10を対向して固定配置し、ノ
ーズキャップ10に保護管20の両端を挿入してインナ
ーケーブル6をカバーする。保護管20はインナーケー
ブル6とアウターシングとの間の隙間にゴミ等の異物が
侵入するのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用ケーブルの防
塵システムに関する。更に詳しくは、泥水等の異物の侵
入によるケーブルの劣化を防止するための自転車用ケー
ブルの防塵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車のフロントブレーキ、リアブレー
キ、フロントディレイラー及びリアディレイラーは、ハ
ンドルに配置されたシフトレバーユニット又はブレーキ
レバーからケーブルを介して操作される。ケーブルはア
ウターケーシング、インナーケーブル等から構成されて
いる。インナーケーブルは複数本の鋼線のワイヤを撚り
合わせて作られている。
【0003】通常のアウターケーシングは、インナーケ
ーブルの外周面と摺動する合成樹脂製のライナと、この
ライナの外周に螺旋状に巻かれている帯鋼板と、更にこ
の帯鋼板の外周は合成樹脂製のジャケットで被覆されて
構成されている。シフティングレバーユニット又はブレ
ーキレバーから、リアディレイラー又はフロントディレ
イラーに連結されたケーブルの中間位置はアウターケー
シングがなくインナーケーブルが露出されている。
【0004】このインナーケーブルの露出は次の理由に
よる。インナーケーブルの外周面とライナの内孔の内周
面との間には、インナーケーブルが摺動し易いように遊
び(隙間)が形成されている。しかしながら、ケーブル
が長くなるとインナーケーブルとライナとの間の摩擦力
が増大し、シフトレバーユニットのレバー又はブレーキ
レバーの操作が重くなるので、アウターケーシングは中
断されている。
【0005】この遊びである隙間にケーブルの端部から
泥水等の異物が侵入し、インナーケーブルとライナとの
摺動抵抗を増加させて、結果としてブレーキ、変速機等
の操作性を悪くする。また、泥水の砂、粘土等の異物が
研磨材の役割をしてライナとインナーケーブルの磨耗を
促進することにもなる。したがって、可能な限り泥水等
の異物が前記遊び(隙間)に侵入しないことが望まし
い。
【0006】取り分けマウンテンバイクは、野山で使わ
れるため泥水等の異物が前記遊び(隙間)に侵入し易い
ので、可能な限り防いだ方が良い。本出願人はケーブル
内に異物が侵入するのを防ぐためにアウターケーシング
に取り付けて使用するアウターケーブルのエンドキャッ
プを提案した(実開昭63−173512号公報)。こ
のアウターケーブルのエンドキャップを多用するとイン
ナーケーブルを駆動するのに摺動抵抗が増加する問題が
ある。また、インナーケーブルが露出されているので劣
化するという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な技術背景で発明されたもりであり、次の目的を達成す
る。
【0008】本発明の目的は、ケーブル内に異物が侵入
するのを防ぐ自転車用ケーブルの防塵システムを提供す
ることにある。
【0009】本発明の他の目的は、ケーブルの劣化を防
ぐための自転車用ケーブルの防塵システムを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、次のような手段を採る。
【0011】本発明の自転車用ケーブルの防塵システム
は、ケーブル内に挿入され、力を伝達するためのインナ
ケーブルと、前記インナケーブルの外周に隙間を有して
配置され、前記インナケーブルを摺動自在に案内するた
めのライナを備えたアウタケーシングとからなるブレー
キ、変速機等に使用される自転車用のケーブルであっ
て、前記アウタケーシングの端部の外周が挿入される内
孔を有し、かつ自転車の車体に係合されたノーズキャッ
プと、前記ケーブルの中間位置で前記アウターケーシン
グが中断された外周位置に前記インナーケーブルに沿っ
て配置され、少なくとも一端が前記ノーズキャップに連
結された保護管とからなる。
【0012】前記ノーズキャップは、前記アウターケー
シングが挿入され直径が大きい大径部と、前記保護管と
連結され、前記大径部より直径が小さい小径部とから構
成すると良い。
【0013】更に、前記ケーブルの少なくとも一端に、
前記インナーケーブルの外周面と前記アウターケーシン
グの内孔の内周面との間の隙間をなくし、かつ前記アウ
ターケーシングの外周に挿入されるシールドキャップと
を設けると良い。
【0014】更に、前記保護管は、外径の直径が大きい
大径保護管(83)と、前記大径保護管(83)より外
径の直径が小さく、前記大径保護管(83)と連結され
る小径保護管(80)とからなるものでも良い。
【0015】更に、前記保護管(85)が蛇腹状の伸縮
自在なものでも良い。
【0016】更に、前記保護管が前記小径部(91)の
前記インナーケーブルを通す内孔の内周面に挿入されて
いるものでも良い。
【0017】更に、前記小径部(96,107)と前記
大径部(98,106)とが別体で構成されているもの
でも良い。
【0018】
【作用】ブレーキ、変速機等を遠隔位置から操作するた
めの自転車用のケーブル内へ異物が侵入するのを防ぐ。
ケーブルの中間位置で、かつアウターケーシングが中断
された外周位置にノーズキャップを対向してフレームに
固定配置する。このノーズキャップに保護管の少なくと
も一端を連結してインナーケーブルをカバーする。保護
管はインナーケーブルとアウターシングとの間の隙間に
ゴミ等の異物が侵入するのを防ぐ。また、アウターケー
シングの少なくとも一端にシールドキャップを設けてケ
ーブル内への異物の侵入を防ぎ防塵効果を増加させる。
【0019】
【実施例】第1実施例 本発明の第1実施例を図面を参照しながら以下に説明す
る。図1は自転車のブレーキ及び変速機を操作するケー
ブルの配置を示す図である。ハンドル1にはリアシフト
レバーユニット2及びフロントシフトレバーユニット
(図示せず)が配置されている。リアシフトレバーユニ
ット2にはリアディレイラー3がリアディレイラーケー
ブル4を介して連結されている。
【0020】リアディレイラー3は、チェーン5をシフ
トして複数枚のリアスプロケット6の中から必要なリア
スプロケット6を選択し噛み合わせを変えて変速するも
のであり、公知の構造、機能でありその説明は省略す
る。
【0021】図4は、第1実施例の自転車用ケーブル防
塵システムである。第1実施例のものはリアディレイラ
ーケーブル4及びフロントディレイラーケーブル31を
フレームの底部から回して、すなわち下回し仕様でそれ
ぞれリアディレイラー3及びフロントディレイラー30
に接続させている。リアディレイラーケーブル4の中間
部分はアウターケーブル18が中断されている(図2,
4参照)。図2は斜フレーム7に一体に固定されたキャ
ップ受8の断面拡大図である。
【0022】キャップ受8は、ノーズキャップ10を固
定支持するためのものである。キャップ受8は、円筒状
の内孔11が形成され、内孔11は底面12を有してい
る。内孔11には軸線方向にスリット13が形成されて
いる。スリット13は、リアディレイラーケーブル4を
自転車に組み立てるときに使用するためのものであり、
インナーケーブル17のみを通すためのものである。
【0023】ノーズキャップ10は小径部14とこれよ
り直径が大きい大径部15よりなる。大径部15の端面
16は内孔11の底面12に接して配置されている。大
径部15の内孔19が形成してあり、内孔19にはリア
ディレイラーケーブル4のアウターケーシング18の一
端部が挿入されている。キャップ受8の内孔11の中心
線方向に底面12から小径挿入孔9が形成されている。
小径挿入孔9は、ノーズキャップ10の小径部14を挿
入し支持するための孔である。小径挿入孔9とスリット
13とは連通されている。
【0024】リアディレイラーケーブル4のインナーケ
ーブル17の外周には保護管20が配置固定されてい
る。保護管20は合成樹脂、ゴム、金属管等で作られて
いる。保護管20の一端はノーズキャップ10の小径部
14に挿入されている。このため保護管20でインナー
ケーブル17でカバーするため、小径部14とインナー
ケーブル17の間隙(遊び)から泥などの異物が侵入す
ることはない。下部水平フレーム22の下部には、前記
したキャップ受8と同一構造であるキャップ受23が対
向する向きに配置されかつ固定されている(図4参
照)。
【0025】キャップ受23には前記したキャップ受8
と同様の構造のノーズキャップ24が挿入されている。
保護管20はフレームの底部に固定されたケーブルガイ
ド21で案内され、更に下部水平フレーム22のキャッ
プ受23のノーズキャップ24に伸びている。保護管2
0の他端はノーズキャップ24の小径部25に挿入され
ている。なお、保護管20とケーブルガイド21とは相
対的に摺動しないが、インナーケーブル17と保護管2
0とは摺動する。このため、合成樹脂製の保護管20に
潤滑剤を混入させると摺動抵抗が少なくなる。
【0026】ノーズキャップ24にはリアディレイラー
ケーブル4のアウターケーシング18の一端が挿入され
ている。リアディレイラーケーブル4の他端にはシール
ドキャップ25が挿入されている。シールドキャップ3
9は前記した小径部14,25は備えていない。シール
ドキャップ39は、リアディレイラー3のケーブル調整
バレルユニット(図示せず)に挿入される。インナーケ
ーブル17の終端はリアディレイラー3のケーブル固定
ボルトユニット(図示せず)で固定される。
【0027】図3はシールドキャップの断面拡大図であ
る。シールドキャップ39は、合成樹脂又は金属で作ら
れたものであり、パイプ状のキャップ本体26を有し、
この底面にインナーケーブル17を通すための孔27を
備えている。キャップ本体26内には保持部材を介して
3枚のシール材28が並べて配置されている。シール材
28の中心にはインナーケーブル17を貫通させる内孔
29を有している。
【0028】内孔29の直径はインナーケーブル17の
外径より小さいが、シール材28はゴム、合成樹脂エラ
ストマー等の柔軟な材料で作られているので、インナー
ケーブル17を内孔29を通すことができ、インナーケ
ーブル17の外周面とシール材28の内孔29摺動させ
て異物を除去し、異物の侵入を防ぐことができる。シー
ルドキャップ39の詳細な構造、機能は日本国実用新案
出願公開昭63−173512号公報等で公知であり、
その詳細な説明は省略する。
【0029】以上の説明から明らかなように、リアディ
レイラーケーブル4のいずれの位置からも異物等が侵入
できない。
【0030】フロントシフトレバーユニット(図示せ
ず)には、フロントディレイラー30がフロントディレ
イラーケーブル31(図4参照)を介して連結されてい
る。フロントディレイラー30は、チェーン5をシフト
して複数枚のフロントスプロケット32の中から必要な
フロントスプロケット32に噛み合わせて変速するもの
であり、公知の構造、機能でありその説明は省略する。
フロントディレイラー30に連結されているフロントデ
ィレイラーケーブル31の終端は、アウターケーシング
34を有していない。
【0031】アウターケーシング34の一端にはノーズ
キャップ35に挿入されている。ノーズキャップ35は
小径部36を有している。斜フレーム7には一体にキャ
ップ受37が配置されている。キャップ受37の構造、
機能はキャップ受8と同一であり、その説明は省略す
る。
【0032】小径部36には保護管40の一端が挿入さ
れ、ケーブルガイド21に案内されて垂直フレーム44
に沿って上方に伸びている。保護管40内部のインナー
ケーブル33はフロントディレイラー30に連結されて
いる。保護管40の他端には、蛇腹管41の一端42が
挿入されて連結されている。蛇腹管41はゴム、合成樹
脂エラストマー等で作られており伸縮自在なものであ
る。
【0033】蛇腹管41の端部43はインナーケーブル
33に固定しておく。蛇腹管41の両端部42,43の
内孔の内径は、保護管40及びインナーケーブル33の
外径より小さい。蛇腹管41の両端42,43は伸びて
保護管40及びインナーケーブル33の外周を締め付け
ているので、この連結部から異物等が侵入することはな
い。
【0034】インナーケーブル33を駆動しても蛇腹管
41がこれに追随して伸縮するので抵抗は少なく、又、
蛇腹管41の両端部42,43の連結部から異物がフロ
ントディレイラーケーブル31に侵入することはない。
フロントディレイラーケーブル31のアウターケーシン
グ34のシフトレバーユニット側の端部には、前記シー
ルドキャップ39と同一構造のシールドキャップ46が
挿入されている。以上の説明から明らかなように、フロ
ントディレイラーケーブル31のいずれの位置からも異
物等が侵入できない。
【0035】なお、ブレーキケーブルに関しても同様の
システムを備えているが、前記システムと実質的に同一
なのでその説明は省略する。
【0036】第2実施例 図5は第2実施例の自転車用ケーブル防塵システムであ
る。前記第1実施例のものはリアディレイラーケーブル
4及びフロントディレイラーケーブル31をフレームの
底部から回して、すなわち下回し仕様でそれぞれリアデ
ィレイラー3及びフロントディレイラー30に接続され
ている。
【0037】図5に示す第2実施例は、リアディレイラ
ーケーブル50及びフロントディレイラーケーブル60
を、水平フレーム45からリアディレイラー3及びフロ
ントディレイラー30に連結するもの、いわゆる上回し
仕様のものである。斜フレーム51にはキャップ受5
2,56が固定されている。
【0038】キャップ受52にはノーズキャップ53が
挿入されている。ノーズキャップ53は前記ノーズキャ
ップ10(図2参照)と同一構造、機能である。同様に
キャップ受52と対向して配置されたキャップ受56が
斜フレーム51に固定されている。保護管54の他端は
ノーズキャップ53の小径部55に挿入され、他端はノ
ーズキャップ57の小径部58に挿入されている。
【0039】リアディレイラーケーブル50の他端に
は、前記したシールドキャップ39と同一構造、機能の
シールドキャップ59が挿入されている。シールドキャ
ップ59は前記した小径部14は備えていない。シール
ドキャップ59は、リアディレイラー3のケーブル調整
バレルユニット(図示せず)に挿入される。インナーケ
ーブル6の終端はリアディレイラー6のケーブル固定ボ
ルトユニット(図示せず)で固定される。
【0040】ハンドルに配置されたフロントシフトレバ
ーユニット(図示せず)には、フロントディレイラー3
0がフロントディレイラーケーブル60(図5参照)を
介して連結されている。フロントディレイラーケーブル
60の中間部分のアウターケーシング61が中断されて
いる。アウターケーシング61はインナーケーブル62
を包み案内するものである。
【0041】水平フレーム45にはキャップ受66が固
定配置されている。キャップ受66にはノーズキャップ
63が挿入されている。アウターケーシング61の一端
はノーズキャップ63に挿入されている。ノーズキャッ
プ63は小径部64を有している。同様に、水平フレー
ム45には一体にキャップ受70が固定配置されてい
る。
【0042】キャップ受70の構造、機能はキャップ受
8等と同一であり、その構造、機能の説明は省略する。
キャップ受70にはノーズキャップ71が挿入されてい
る。ノーズキャップ71は小径部72を有している。ノ
ーズキャップ63の小径部64とノーズキャップ71の
小径部72には保護管65の両端が挿入されている。フ
ロントディレイラーケーブル60のアウターケーシング
61のフロントシフトレバーユニットの端部には、シー
ルドキャップ73が挿入されている。
【0043】シールドキャップ73の構造は、前記した
シールドキャップ39と同一である。シールドキャップ
73はフロントシフトレバーユニットに挿入されてい
る。他方、垂直フレーム44には、キャップ受75が固
定配置されている。キャップ受75内にはノーズキャッ
プ76が挿入されている。キャップ受70内のノーズキ
ャップ76とキャップ受75内のノーズキャップ71に
は、フロントディレイラーケーブル60の両端がそれぞ
れ挿入されている。
【0044】ノーズキャップ76の小径部77の先端か
らインナーケーブル62が出ており、その先端はフロン
トディレイラー30に連結されている。なお、ノーズキ
ャップ76は、僅かであるが小径部77の先端から異物
が侵入する可能性がある。ノーズキャップ76に換えて
前記したシールドキャップ39を配置しても良い。シー
ルドキャップ39を配置するとフロントディレイラーケ
ーブル60の全体に渡って、異物の侵入を防ぐことがで
きる。
【0045】更に、小径部77とインナーケーブル62
との間に前記した蛇腹管41を連結配置したものでも良
い。
【0046】保護管の他の実施例 図6は、自転車用ケーブルの防塵システムの保護管の他
の実施例を示す一部断面図である。前記した第1,2実
施例のものでは保護管20,54,65は正確に長さを
切断しなければならない。しかしながら、図6で示すも
のは、保護管80の長さが短くても一方のノーズキャッ
プ81の小径部82に挿入できない状態でも使用可能で
ある。ただし、この保護管80の実施例では開放端は異
物が侵入しにくい位置であるフレームの上部位置に配置
した方が良い。
【0047】図7は、自転車用ケーブルの防塵システム
の保護管の更に他の実施例を示す一部断面図である。図
7で示す保護管は2個の保護管を連結して使用するもの
であり、保護管80にこれより直径が大きい大径保護管
83を挿入連結して使用する実施例である。
【0048】図8は、自転車用ケーブルの防塵システム
の保護管の更に他の実施例を示す一部断面図である。図
8に示す保護管は、蛇腹状の保護管85を使用した例で
ある。保護管85は、ゴム、合成樹脂エラストマーで作
られている。蛇腹状のため伸び縮みができるので長さの
調整が容易である。
【0049】ノーズキャップの他の実施例 図9は、自転車用ケーブルの防塵システムのノーズキャ
ップの他の実施例を示す一部断面図である。図9に示す
ノーズキャップは、ノーズキャップ90の小径部91の
内孔の内周面92に保護管93の一端を挿入したもので
ある。ノーズキャップ90の小径部91の外径が大きく
なる傾向がある。この実施例では、保護管93の直径を
可能な限り小径にする必要がある。小径部91を短くし
て保護管93を大径部94の内部に挿入させても良い。
【0050】図10は、自転車用ケーブルの防塵システ
ムのノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図
である。図10に示すノーズキャップは、ノーズキャッ
プ95の小径部96を大径部98と別体に構成したもの
である。小径部96の一端にフランジ97を形成し、フ
ランジ97を大径部98の内周孔99に挿入したもので
ある。この実施例のノーズキャップ95は、部品点数が
増加するがインナーケーブル17の撓みに追従するので
インナーケーブルの操作に抵抗が少ない。
【0051】図11は、自転車用ケーブルの防塵システ
ムのノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図
である。図11に示すノーズキャップ100は、小径部
を有しないタイプである。ノーズキャップ100は、第
9図の実施例のノーズキャップ90に小径部91を設け
ずに保護管93の一端を直接的に大径部101の内孔1
02に挿入したものである。この実施例は構造が簡単で
ある。
【0052】図12は、自転車用ケーブルの防塵システ
ムのノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図
である。図12に示すノーズキャップ105は、図10
の実施例のノーズキャップ95のフランジ97を取り除
いたものである。小径部107の一端を大径部106の
先端の挿入孔108に挿入した実施例である。この実施
例のノーズキャップ105は、部品点数が増加するがイ
ンナーケーブル17の撓みに追従するのでインナーケー
ブル17の操作に抵抗が少ない。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明の自転車用
ケーブル防塵システムは、泥水等の異物がケーブルに侵
入するのを効果的に防ぐことができるので、結果として
ケーブルの劣化を防ぎ、かつインナーケーブルの円滑な
摺動を長期間保つことが出来る。更に、保護管の配置に
より、車のデザイン上、例えばカラーとすることにより
アクセントになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、自転車のフロントディレイラーケーブ
ル及びリアディレイラーケーブルの配置を示す図であ
る。
【図2】図2は、斜フレームに一体に固定されたキャッ
プ受の断面拡大図である。
【図3】図3は、シールドキャップの断面拡大図であ
る。
【図4】図4は、第1実施例の下回し仕様の場合の自転
車のケーブルの配置を示す図である。
【図5】図5は、第2実施例の上回し仕様の場合の自転
車のケーブルの配置を図である。
【図6】図6は、自転車用ケーブルの防塵システムの保
護管の他の実施例を示す一部断面図である。
【図7】図7は、自転車用ケーブルの防塵システムの保
護管の更に他の実施例を示す一部断面図である。
【図8】図8は、自転車用ケーブルの防塵システムの保
護管の更に他の実施例を示す一部断面図である。
【図9】図9は、自転車用ケーブルの防塵システムのノ
ーズキャップの他の実施例を示す一部断面図である。
【図10】図10は、自転車用ケーブルの防塵システム
のノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図で
ある。
【図11】図11は、自転車用ケーブルの防塵システム
のノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図で
ある。
【図12】図12は、自転車用ケーブルの防塵システム
のノーズキャップの更に他の実施例を示す一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1…ハンドル 2…リアシフトレバーユニット 3…リアディレイラー 4,50…リアディレイラーケーブル 5…チェーン 6…インナーケーブル 8,23,37,52,56,66,75…キャップ受 10,53,57,63,71,76…ノーズキャップ 21…ケーブルガイド 25,39,46…シールドキャップ 31,60…フロントディレイラーケーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル内に挿入され、力を伝達するため
    のインナケーブルと、 前記インナケーブルの外周に隙間を有して配置され、前
    記インナケーブルを摺動自在に案内するためのライナを
    備えたアウタケーシングとからなるブレーキ、変速機等
    に使用される自転車用のケーブルであって、 前記アウタケーシングの端部の外周が挿入される内孔を
    有し、かつ自転車の車体に係合されたノーズキャップ
    と、 前記ケーブルの中間位置で前記アウターケーシングが中
    断された外周位置に前記インナーケーブルに沿って配置
    され、少なくとも一端が前記ノーズキャップに連結され
    た保護管とを有することを特徴とする自転車用ケーブル
    の防塵システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ノーズキャップは、 前記アウターケーシングが挿入され直径が大きい大径部
    と、 前記保護管と連結され、前記大径部より直径が小さい小
    径部とからなることを特徴とする自転車用ケーブルの防
    塵システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記ケーブルの少なくとも一端に、前記インナーケーブ
    ルの外周面と前記アウターケーシングの内孔の内周面と
    の間の隙間をなくし、かつ前記アウターケーシングの外
    周に挿入されるシールドキャップとからなることを特徴
    とする自転車用ケーブルの防塵システム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、 前記保護管は、 外径の直径が大きい大径保護管(83)と、 前記大径保護管(83)より外径の直径が小さく、前記
    大径保護管(83)と連結される小径保護管(80)と
    からなることを特徴とする自転車用ケーブルの防塵シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、 前記保護管(85)が蛇腹状の伸縮自在なものであるこ
    とを特徴とする自転車用ケーブルの防塵システム。
  6. 【請求項6】請求項2において、 前記保護管が前記小径部(91)の前記インナーケーブ
    ルを通す内孔の内周面に挿入されていることを特徴とす
    る自転車用ケーブルの防塵システム。
  7. 【請求項7】請求項2において、 前記小径部(96,107)と前記大径部(98,10
    6)とが別体で構成されていることを特徴とする自転車
    用ケーブルの防塵システム。
JP7047910A 1995-02-14 1995-02-14 自転車用ケーブルの防塵システム Expired - Fee Related JP3061547B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047910A JP3061547B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 自転車用ケーブルの防塵システム
US08/600,745 US5809840A (en) 1995-02-14 1996-02-13 Protective cap system for bicycle cable
DE69636261T DE69636261D1 (de) 1995-02-14 1996-02-14 Schutzkappe für Fahrradkabel
DE69635199T DE69635199T2 (de) 1995-02-14 1996-02-14 Schutzkappe für Fahrradkabel
DE69632497T DE69632497T2 (de) 1995-02-14 1996-02-14 Schutzkappe für Fahrradkabel
EP96301016A EP0727349B1 (en) 1995-02-14 1996-02-14 Protective cap system for bicycle cable
EP03003264A EP1312814B1 (en) 1995-02-14 1996-02-14 Protective cap system for bicycle cable
CN96105933A CN1071425C (zh) 1995-02-14 1996-02-14 自行车拉线的保护帽系统
EP03003263A EP1312813B1 (en) 1995-02-14 1996-02-14 Protective cap system for bicycle cable
US08/908,727 US6014910A (en) 1995-02-14 1997-08-07 Protective cap-system for bicycle cable
CN99111953A CN1108460C (zh) 1995-02-14 1999-08-04 自行车拉线的保护帽系统
CN00129073A CN1107812C (zh) 1995-02-14 2000-09-30 自行车拉线的保护帽系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7047910A JP3061547B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 自転車用ケーブルの防塵システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08219139A true JPH08219139A (ja) 1996-08-27
JP3061547B2 JP3061547B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=12788537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7047910A Expired - Fee Related JP3061547B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 自転車用ケーブルの防塵システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061547B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1564129A1 (en) 2004-02-10 2005-08-17 HONDA MOTOR CO., Ltd. Arrangement structure of speed-change cable
US7650814B2 (en) 2005-04-21 2010-01-26 Shimano Inc. Bicycle cable

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1564129A1 (en) 2004-02-10 2005-08-17 HONDA MOTOR CO., Ltd. Arrangement structure of speed-change cable
US7367575B2 (en) 2004-02-10 2008-05-06 Honda Motor Co., Ltd. Arrangement structure of speed-change cable
US7650814B2 (en) 2005-04-21 2010-01-26 Shimano Inc. Bicycle cable

Also Published As

Publication number Publication date
JP3061547B2 (ja) 2000-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0727349B1 (en) Protective cap system for bicycle cable
US5862711A (en) Apparatus for sealing a bicycle control cable
US7650814B2 (en) Bicycle cable
US6203459B1 (en) Bicycle derailleur system with integral flexible seal to protect moving parts from contaminants
US4102219A (en) Fair-leads for a control wire
US3939730A (en) Housing for motorcycle drive chain
JPH08219139A (ja) 自転車用ケーブルの防塵システム
US5875687A (en) Protective cap system for bicycle cable
EP0327347A2 (en) Bellows or gaiter seal for a rack and pinion steering mechanism
EP0079534B1 (en) Power transmission mechanism
JP3061550B2 (ja) 自転車用ケーブルの防塵カバーシステム
CN1071425C (zh) 自行车拉线的保护帽系统
US5765447A (en) Mechanical cable system having a bellows seal
JPH1024889A (ja) 自転車のケーブル用保護キャップシステム
JPH0550978A (ja) 自転車用操作ワイヤ
WO2018206112A1 (en) Internal cable guide system for a bicycle frame
KR100321686B1 (ko) 고강도광섬유케이블용풀링아이
JP3096002B2 (ja) ブーム伸縮装置の滑車装置
JP2008223223A (ja) 車両用自動開閉装置
IT1271210B (it) Trasmissione meccanica a catena per biciclette e motocicli
JP2008223222A (ja) 車両用自動開閉装置およびその組み付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees