JPH08218643A - モルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート - Google Patents
モルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシートInfo
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- JPH08218643A JPH08218643A JP5366195A JP5366195A JPH08218643A JP H08218643 A JPH08218643 A JP H08218643A JP 5366195 A JP5366195 A JP 5366195A JP 5366195 A JP5366195 A JP 5366195A JP H08218643 A JPH08218643 A JP H08218643A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】モルタルを床下地材に打設する際のモルタルの
壁状材への付着を防止でき、施工性を向上しうる。 【構成】コンクリートポンプ車からのモルタルＭがホー
スＨを介して打設される下地床材２から立上がり、この
打設されるモルタルＭの上面Ｆをこえる高さの鋼板製の
壁状材３に、ゴム基材１１に磁石粉を埋入したシート状
の帯磁シート４からなり前記壁状材３の前記上面Ｆを上
にこえる範囲を覆う覆いシート５を、磁気力によりモル
タルＭの打設に先立ち取付ける。
壁状材への付着を防止でき、施工性を向上しうる。 【構成】コンクリートポンプ車からのモルタルＭがホー
スＨを介して打設される下地床材２から立上がり、この
打設されるモルタルＭの上面Ｆをこえる高さの鋼板製の
壁状材３に、ゴム基材１１に磁石粉を埋入したシート状
の帯磁シート４からなり前記壁状材３の前記上面Ｆを上
にこえる範囲を覆う覆いシート５を、磁気力によりモル
タルＭの打設に先立ち取付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートポンプを
用いて下地床材にモルタルを打設する際に、この下地床
材から立上がる壁状材にモルタルが付着するのを防止
し、施工性を向上でき、特に階段施工に好適に採用しう
るモルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート
に関する。
用いて下地床材にモルタルを打設する際に、この下地床
材から立上がる壁状材にモルタルが付着するのを防止
し、施工性を向上でき、特に階段施工に好適に採用しう
るモルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート
に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば１対の側板間に段板とけ込み板と
を架設した鋼製の階段基体は、通常、前記段板上にモル
タルを打設して踏み板の仕上げが施される。
を架設した鋼製の階段基体は、通常、前記段板上にモル
タルを打設して踏み板の仕上げが施される。
【０００３】なお前記階段基体は、図４に例示するよう
に、前記段板をなす下地床材ａと、この下地床材ａの後
縁で立上がるとともに上端部が上の下地床材ａの上面を
こえてのびる前記け込み板をなす壁状材ｂ１と、この下
地床材ａ…、壁状材ｂ１…の両側端に固着されかつ下地
床材ａの上面をこえて立上がる前記側板をなす壁状材ｂ
２とを具える。
に、前記段板をなす下地床材ａと、この下地床材ａの後
縁で立上がるとともに上端部が上の下地床材ａの上面を
こえてのびる前記け込み板をなす壁状材ｂ１と、この下
地床材ａ…、壁状材ｂ１…の両側端に固着されかつ下地
床材ａの上面をこえて立上がる前記側板をなす壁状材ｂ
２とを具える。
【０００４】又このような階段基体の前記下地床材ａ…
上にモルタルｍを打設する方法は、最上段の下地床材ａ
１の上方でコンクリートポンプ車からのホースｃを開口
させてこの下地床材ａ１上にモルタルｍを吐出し流し込
み続け、下地床材ａ１上にモルタルｍを充填した後、前
記壁状材ｂ１上端から下に溢れ出るモルタルｍによっ
て、順次下の下地床材ａ上…にモルタルｍを打設する方
法が一般的である。
上にモルタルｍを打設する方法は、最上段の下地床材ａ
１の上方でコンクリートポンプ車からのホースｃを開口
させてこの下地床材ａ１上にモルタルｍを吐出し流し込
み続け、下地床材ａ１上にモルタルｍを充填した後、前
記壁状材ｂ１上端から下に溢れ出るモルタルｍによっ
て、順次下の下地床材ａ上…にモルタルｍを打設する方
法が一般的である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のモルタルの打設方法にあっては、飛び散ったり下に
流下したりするモルタルが前記壁状材ｂ１…、ｂ２に付
着してしまうことが避けられず、壁状材ｂ１、ｂ２を左
官工事で仕上げするためにこの付着したモルタルを削り
取り、階段基体を水洗いするという多大の手間と労力と
を要する作業を必要とし、工期の遅延を招来するなど、
施工性に劣るものである。
来のモルタルの打設方法にあっては、飛び散ったり下に
流下したりするモルタルが前記壁状材ｂ１…、ｂ２に付
着してしまうことが避けられず、壁状材ｂ１、ｂ２を左
官工事で仕上げするためにこの付着したモルタルを削り
取り、階段基体を水洗いするという多大の手間と労力と
を要する作業を必要とし、工期の遅延を招来するなど、
施工性に劣るものである。
【０００６】本発明は、下地床材から立上がる壁状材
に、モルタルの打設に先立ち磁気力により覆いシートを
取付けることを基本として、簡単に取付けうる覆いシー
トによってモルタルが壁状材に付着することを防止で
き、施工性を向上しうるモルタルの打設方法及びそれに
用いられる覆いシートの提供を目的としている。
に、モルタルの打設に先立ち磁気力により覆いシートを
取付けることを基本として、簡単に取付けうる覆いシー
トによってモルタルが壁状材に付着することを防止で
き、施工性を向上しうるモルタルの打設方法及びそれに
用いられる覆いシートの提供を目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のモルタルの打設方法は、コンクリートポンプ
車からのモルタルがホースを介して打設される下地床材
から立上がり、この打設されるモルタルの上面をこえる
高さの鋼板製の壁状材に、ゴム基材に磁石粉を埋入した
シート状の帯磁シートからなり前記壁状材の前記上面を
上にこえる範囲を覆う覆いシートを、磁気力によりモル
タルの打設に先立ち取付ける。
に本発明のモルタルの打設方法は、コンクリートポンプ
車からのモルタルがホースを介して打設される下地床材
から立上がり、この打設されるモルタルの上面をこえる
高さの鋼板製の壁状材に、ゴム基材に磁石粉を埋入した
シート状の帯磁シートからなり前記壁状材の前記上面を
上にこえる範囲を覆う覆いシートを、磁気力によりモル
タルの打設に先立ち取付ける。
【０００８】なおこのモルタルの打設方法は、前記下地
床材と壁状材とが階段基体をなす場合の階段施工に好適
に採用できる。
床材と壁状材とが階段基体をなす場合の階段施工に好適
に採用できる。
【０００９】又本発明の覆いシートは、コンクリートポ
ンプ車からのモルタルがホースを介して打設される下地
床材から立上がり、この打設されるモルタルの上面をこ
える高さの鋼板製の壁状材に取付けられ、ゴム基材に磁
石粉を埋入したシート状の帯磁シートからなり前記壁状
材の前記上面を上にこえる範囲を覆うとともに前記磁石
粉による磁気力による吸着によって取付けられる。
ンプ車からのモルタルがホースを介して打設される下地
床材から立上がり、この打設されるモルタルの上面をこ
える高さの鋼板製の壁状材に取付けられ、ゴム基材に磁
石粉を埋入したシート状の帯磁シートからなり前記壁状
材の前記上面を上にこえる範囲を覆うとともに前記磁石
粉による磁気力による吸着によって取付けられる。
【００１０】なおこの覆いシートに、段板とけ込み板と
の形状に合う複数段状の切欠部が設けられることによっ
て、階段基体の側板をなす壁状材を便宜にモルタルから
保護できる。
の形状に合う複数段状の切欠部が設けられることによっ
て、階段基体の側板をなす壁状材を便宜にモルタルから
保護できる。
【００１１】
【作用】請求項１の本発明のモルタルの打設方法によれ
ば、モルタルが打設される下地床材から立上がりこの打
設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の壁状材
に、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の帯磁シート
からなり前記壁状材の前記上面を上にこえる範囲を覆う
覆いシートを、磁気力によりモルタルの打設に先立ち取
付ける。従って、覆いシートにより壁状材にモルタルが
付着することを防止でき、左官工事前の水洗い、モルタ
ルの削り取り作業などを排除して、施工性を向上しうる
とともに、仕上げモルタルの施工、タイル貼りなどの左
官の最終仕上げを迅速化しうる他、前記覆いシートは、
帯磁シートからなるため、容易にこの覆いシートを磁気
力により鋼製の前記壁状材に着脱自在に取付け取外しで
き、しかも該覆いシートの繰り返し使用を可能とする。
ば、モルタルが打設される下地床材から立上がりこの打
設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の壁状材
に、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の帯磁シート
からなり前記壁状材の前記上面を上にこえる範囲を覆う
覆いシートを、磁気力によりモルタルの打設に先立ち取
付ける。従って、覆いシートにより壁状材にモルタルが
付着することを防止でき、左官工事前の水洗い、モルタ
ルの削り取り作業などを排除して、施工性を向上しうる
とともに、仕上げモルタルの施工、タイル貼りなどの左
官の最終仕上げを迅速化しうる他、前記覆いシートは、
帯磁シートからなるため、容易にこの覆いシートを磁気
力により鋼製の前記壁状材に着脱自在に取付け取外しで
き、しかも該覆いシートの繰り返し使用を可能とする。
【００１２】又前記覆いシートは、ゴム基材に磁石粉を
埋入することによって可撓性を有して製造できるため、
この覆いシートに付着したモルタルを、該覆いシートを
撓ませることにより容易に落とすことができ、再使用を
便宜としうる。
埋入することによって可撓性を有して製造できるため、
この覆いシートに付着したモルタルを、該覆いシートを
撓ませることにより容易に落とすことができ、再使用を
便宜としうる。
【００１３】さらに請求項２の発明において、前記下地
床材と壁状材とが階段基体をなすときには、この下地床
材を段板、壁状材をけ込み板及び側板として前記覆いシ
ートを該壁状材に取付けることにより、段板上に上から
下へ流し込むモルタルによって階段基体の壁状材が汚さ
れることを確実に防止でき、左官工事前の階段基体の掃
除、けれんを半減し、階段施工を能率化しうる。
床材と壁状材とが階段基体をなすときには、この下地床
材を段板、壁状材をけ込み板及び側板として前記覆いシ
ートを該壁状材に取付けることにより、段板上に上から
下へ流し込むモルタルによって階段基体の壁状材が汚さ
れることを確実に防止でき、左官工事前の階段基体の掃
除、けれんを半減し、階段施工を能率化しうる。
【００１４】又請求項３の本発明の覆いシートによれ
ば、請求項１と同様の作用を得られるとともに、請求項
４の発明によって、左官による最終仕上げ前の掃除、け
れんを半減でき、左官工事を迅速化し、階段の施工性を
向上しうる。
ば、請求項１と同様の作用を得られるとともに、請求項
４の発明によって、左官による最終仕上げ前の掃除、け
れんを半減でき、左官工事を迅速化し、階段の施工性を
向上しうる。
【００１５】さらに請求項５の発明において、覆いシー
トに、段板とけ込み板との形状に合う複数段状の切欠部
を設けたときには、この覆いシートを、段板、け込み板
上方で側板に納まり良く容易に取付けることができ、作
業性を高めうるとともに、側板へのモルタルの付着によ
る階段基体の汚れをより一層確実に防ぎうる。
トに、段板とけ込み板との形状に合う複数段状の切欠部
を設けたときには、この覆いシートを、段板、け込み板
上方で側板に納まり良く容易に取付けることができ、作
業性を高めうるとともに、側板へのモルタルの付着によ
る階段基体の汚れをより一層確実に防ぎうる。
【００１６】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜３において本発明のモルタルの打設方法は、
コンクリートポンプ車からのモルタルＭがホースＨを介
して打設される下地床材２から立上がりかつこの打設さ
れるモルタルＭの上面Ｆを上にこえる高さの鋼板製の壁
状材３に、帯磁シート４からなり前記壁状材３の前記上
面Ｆを上にこえる範囲を覆う覆いシート５を、磁気力に
よりモルタルＭの打設に先立ち取付ける。
る。図１〜３において本発明のモルタルの打設方法は、
コンクリートポンプ車からのモルタルＭがホースＨを介
して打設される下地床材２から立上がりかつこの打設さ
れるモルタルＭの上面Ｆを上にこえる高さの鋼板製の壁
状材３に、帯磁シート４からなり前記壁状材３の前記上
面Ｆを上にこえる範囲を覆う覆いシート５を、磁気力に
よりモルタルＭの打設に先立ち取付ける。
【００１７】又本実施例では、前記下地床材２と壁状材
３とは階段基体６を形成する。階段基体６は、図１、図
２に示すように、階段基礎ＦＳから上方に斜めにのびる
垂直な１対の鋼製の側板１４、１４と、この側板１４、
１４間に架け渡される水平な段板７…、垂直な鋼製のけ
込み板９…とを具えるとともに、前記側板１４、１４と
け込み板９…とが前記壁状材３を形成し、かつ前記段板
７…が前記下地床材２を形成する。
３とは階段基体６を形成する。階段基体６は、図１、図
２に示すように、階段基礎ＦＳから上方に斜めにのびる
垂直な１対の鋼製の側板１４、１４と、この側板１４、
１４間に架け渡される水平な段板７…、垂直な鋼製のけ
込み板９…とを具えるとともに、前記側板１４、１４と
け込み板９…とが前記壁状材３を形成し、かつ前記段板
７…が前記下地床材２を形成する。
【００１８】なお前記け込み板９は、その上端部に上の
段板７上面から上に突出する小高さの立上げ部１５を具
える。又階段基体６の上端部は、前記側板１４、１４の
上部の水平部１４Ａ、１４Ａが適宜の梁材１６、１６に
固定されることにより該梁材１６、１６によって支持さ
れる。
段板７上面から上に突出する小高さの立上げ部１５を具
える。又階段基体６の上端部は、前記側板１４、１４の
上部の水平部１４Ａ、１４Ａが適宜の梁材１６、１６に
固定されることにより該梁材１６、１６によって支持さ
れる。
【００１９】従って、前記階段基体６は、段板７の側端
から立上がる前記側板１４、１４の上部と、け込み板９
の下部と、これに向き合う下のけ込み板９の前記立上げ
部１５とによって、段板７上にモルタルＭを打設しうる
とともに、前記側板１４、１４及びけ込み板９は、この
打設されるモルタルＭの上面Ｆを上にこえる高さを有す
る。
から立上がる前記側板１４、１４の上部と、け込み板９
の下部と、これに向き合う下のけ込み板９の前記立上げ
部１５とによって、段板７上にモルタルＭを打設しうる
とともに、前記側板１４、１４及びけ込み板９は、この
打設されるモルタルＭの上面Ｆを上にこえる高さを有す
る。
【００２０】又モルタルＭの打設に先立ち、前記側板１
４、１４及びけ込み板９には、前記覆いシート５が磁気
力による吸着によって取付けられる。
４、１４及びけ込み板９には、前記覆いシート５が磁気
力による吸着によって取付けられる。
【００２１】側板１４の段板７…上方に取付けられる覆
いシート５Ａは、図２、図３に示すように、側板１４の
上縁に沿う上辺１９と、段板７…、け込み板９…の形状
に合う複数段状の切欠部１０を設けた下辺２０とを有す
るシート状をなすとともに、ゴム基材１１に磁石粉を埋
入した可撓性を具える前記帯磁シート４と、その一面に
添着され例えば可撓性の合成樹脂材からなりしかも表面
をモルタルＭが付着しにくい離型面２２とした表面シー
ト２１とからなる。
いシート５Ａは、図２、図３に示すように、側板１４の
上縁に沿う上辺１９と、段板７…、け込み板９…の形状
に合う複数段状の切欠部１０を設けた下辺２０とを有す
るシート状をなすとともに、ゴム基材１１に磁石粉を埋
入した可撓性を具える前記帯磁シート４と、その一面に
添着され例えば可撓性の合成樹脂材からなりしかも表面
をモルタルＭが付着しにくい離型面２２とした表面シー
ト２１とからなる。
【００２２】このような覆いシート５Ａは、モルタルＭ
の打設に先立って、前記側板１４、１４の向き合う面
に、前記上面Ｆ上方の範囲を覆って前記磁石粉による磁
気力によって取付けられる。
の打設に先立って、前記側板１４、１４の向き合う面
に、前記上面Ｆ上方の範囲を覆って前記磁石粉による磁
気力によって取付けられる。
【００２３】又前記け込み板９にも、前記上面Ｆの上方
を覆って前記覆いシート５Ａと同構造の矩形の覆いシー
ト５Ｂが磁気力により吸着固定される。
を覆って前記覆いシート５Ａと同構造の矩形の覆いシー
ト５Ｂが磁気力により吸着固定される。
【００２４】然る後、最上段の段板７Ａ上方から前記ホ
ースＨによってモルタルＭを流し込み続け、け込み板９
の前記立上げ部１５をこえて流下させることにより、最
下段の段板７Ｂ上までモルタルＭを打設する。
ースＨによってモルタルＭを流し込み続け、け込み板９
の前記立上げ部１５をこえて流下させることにより、最
下段の段板７Ｂ上までモルタルＭを打設する。
【００２５】このモルタルＭが固化すると、前記覆いシ
ート５Ａ、５Ｂを取外し、前記側板１４とけ込み板９と
を左官の最終仕上げにより完成させる。
ート５Ａ、５Ｂを取外し、前記側板１４とけ込み板９と
を左官の最終仕上げにより完成させる。
【００２６】このように覆いシート５Ａ、５Ｂによっ
て、側板１４及びけ込み板９へのモルタルＭの付着を防
止でき、階段基体６がモルタルで汚れず、掃除、けれん
を半減し、施工性を向上しうるとともに、該覆いシート
５Ａ、５Ｂは、帯磁シート４の磁気力により簡単に取付
け取外しでき、作業性を高めうる。
て、側板１４及びけ込み板９へのモルタルＭの付着を防
止でき、階段基体６がモルタルで汚れず、掃除、けれん
を半減し、施工性を向上しうるとともに、該覆いシート
５Ａ、５Ｂは、帯磁シート４の磁気力により簡単に取付
け取外しでき、作業性を高めうる。
【００２７】又取外された覆いシート５Ａ、５Ｂの前記
離型面２２に付着したモルタルＭは、該覆いシート５
Ａ、５Ｂを撓ませることによって容易に落とすことが出
来る。なお前記表面シート２１は、その離型面２２によ
り、モルタルＭの取除きを一層容易にするとともに、覆
いシート５Ａ、５Ｂは繰り返して使用できる。
離型面２２に付着したモルタルＭは、該覆いシート５
Ａ、５Ｂを撓ませることによって容易に落とすことが出
来る。なお前記表面シート２１は、その離型面２２によ
り、モルタルＭの取除きを一層容易にするとともに、覆
いシート５Ａ、５Ｂは繰り返して使用できる。
【００２８】なお本発明のモルタルの打設方法及びそれ
に用いられる覆いシートは、階段のモルタル施工に限ら
ず、鋼製の壁状材が立上がる一般の床仕上げ前の下地施
工などとして、種々の床下地材に採用しうる。
に用いられる覆いシートは、階段のモルタル施工に限ら
ず、鋼製の壁状材が立上がる一般の床仕上げ前の下地施
工などとして、種々の床下地材に採用しうる。
【００２９】
【発明の効果】請求項１の本発明のモルタルの打設方法
によれば、モルタルが打設される下地床材から立上がり
この打設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の
壁状材に、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の帯磁
シートからなり前記壁状材の前記上面を上にこえる範囲
を覆う覆いシートを、磁気力によりモルタルの打設に先
立ち取付ける。従って、覆いシートにより壁状材にモル
タルが付着することを防止でき、仕上げモルタル、タイ
ル貼りなどの左官工事前のモルタルの削り取り作業、水
洗い作業を排除して、施工性を向上しうるとともに、左
官の仕上げ施工を迅速化する他、前記覆いシートは、帯
磁シートからなるため、簡単にこの覆いシートを磁気力
により鋼製の前記壁状材に着脱自在に取付け取外しで
き、しかも該覆いシートの繰り返し使用を可能とする。
によれば、モルタルが打設される下地床材から立上がり
この打設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の
壁状材に、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の帯磁
シートからなり前記壁状材の前記上面を上にこえる範囲
を覆う覆いシートを、磁気力によりモルタルの打設に先
立ち取付ける。従って、覆いシートにより壁状材にモル
タルが付着することを防止でき、仕上げモルタル、タイ
ル貼りなどの左官工事前のモルタルの削り取り作業、水
洗い作業を排除して、施工性を向上しうるとともに、左
官の仕上げ施工を迅速化する他、前記覆いシートは、帯
磁シートからなるため、簡単にこの覆いシートを磁気力
により鋼製の前記壁状材に着脱自在に取付け取外しで
き、しかも該覆いシートの繰り返し使用を可能とする。
【００３０】又前記覆いシートは、ゴム基材に磁石粉を
埋入することによって可撓性を有して製造できるため、
この覆いシートに付着したモルタルを、該覆いシートを
撓ませることにより容易に落とすことができ、再使用を
便宜としうる。
埋入することによって可撓性を有して製造できるため、
この覆いシートに付着したモルタルを、該覆いシートを
撓ませることにより容易に落とすことができ、再使用を
便宜としうる。
【００３１】さらに請求項２の発明において、前記下地
床材と壁状材とが階段基体をなすときには、この下地床
材を段板、壁状材をけ込み板及び側板として前記覆いシ
ートを該壁状材に取付けることにより、段板上に上から
下へ流し込むモルタルによって階段基体の壁状材が汚さ
れることを確実に防止でき、階段の最終掃除、けれんを
大巾に簡略化して、階段施工を能率化しうるとともに、
左官の最終仕上げのときに覆いシートを取外すことによ
って、左官工事の工期を短縮できる。
床材と壁状材とが階段基体をなすときには、この下地床
材を段板、壁状材をけ込み板及び側板として前記覆いシ
ートを該壁状材に取付けることにより、段板上に上から
下へ流し込むモルタルによって階段基体の壁状材が汚さ
れることを確実に防止でき、階段の最終掃除、けれんを
大巾に簡略化して、階段施工を能率化しうるとともに、
左官の最終仕上げのときに覆いシートを取外すことによ
って、左官工事の工期を短縮できる。
【００３２】又請求項３の本発明の覆いシートによれ
ば、請求項１と同様の効果を得られるとともに、請求項
４の発明によって、階段の施工性を向上しうる。
ば、請求項１と同様の効果を得られるとともに、請求項
４の発明によって、階段の施工性を向上しうる。
【００３３】さらに請求項５の発明において、覆いシー
トに、段板とけ込み板との形状に合う複数段状の切欠部
を設けたときには、この覆いシートを、段板、け込み板
上方で側板に納まり良く容易に取付けることができ、作
業性を高めうるとともに、側板へのモルタルの付着によ
る階段基体の汚れをより一層確実に防ぎうる。
トに、段板とけ込み板との形状に合う複数段状の切欠部
を設けたときには、この覆いシートを、段板、け込み板
上方で側板に納まり良く容易に取付けることができ、作
業性を高めうるとともに、側板へのモルタルの付着によ
る階段基体の汚れをより一層確実に防ぎうる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】その斜視図である。
【図３】覆いシートを例示する斜視図である。
【図４】従来の技術を説明するための断面図である。
２ 下地床材 ３ 壁状材 ４ 帯磁シート ５、５Ａ、５Ｂ 覆いシート ６ 階段基体 ７、７Ａ、７Ｂ 段板 ９ け込み板 １０ 切欠部 １１ ゴム基材 Ｈ ホース Ｍ モルタル
Claims (5)
- 【請求項１】コンクリートポンプ車からのモルタルがホ
ースを介して打設される下地床材から立上がり、この打
設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の壁状材
に、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の帯磁シート
からなり前記壁状材の前記上面を上にこえる範囲を覆う
覆いシートを、磁気力によりモルタルの打設に先立ち取
付けることを特徴とするモルタルの打設方法。 - 【請求項２】前記下地床材と壁状材とは階段基体をなす
ことを特徴とする請求項１記載のモルタルの打設方法。 - 【請求項３】コンクリートポンプ車からのモルタルがホ
ースを介して打設される下地床材から立上がり、この打
設されるモルタルの上面をこえる高さの鋼板製の壁状材
に取付けられ、ゴム基材に磁石粉を埋入したシート状の
帯磁シートからなり前記壁状材の前記上面を上にこえる
範囲を覆うとともに前記磁石粉による磁気力による吸着
によって取付けられることを特徴とする覆いシート。 - 【請求項４】前記下地床材と壁状材とは階段基体をなす
ことを特徴とする請求項３記載の覆いシート。 - 【請求項５】段板とけ込み板との形状に合う複数段状の
切欠部が設けられたことを特徴とする請求項３記載の覆
いシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5366195A JPH08218643A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | モルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5366195A JPH08218643A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | モルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218643A true JPH08218643A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12949048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5366195A Pending JPH08218643A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | モルタルの打設方法及びそれに用いられる覆いシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218643A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6631861B1 (en) | 2000-06-23 | 2003-10-14 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Grinding device for resin composition |
| CN107100366A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-08-29 | 中冶天工集团天津有限公司 | 一种用于高层建筑钢筋混凝土楼梯支模的施工方法 |
| CN111608389A (zh) * | 2019-06-21 | 2020-09-01 | 中建材创新科技研究院有限公司 | 一种楼梯地砖铺贴施工方法 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5366195A patent/JPH08218643A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6631861B1 (en) | 2000-06-23 | 2003-10-14 | Sumitomo Bakelite Company Limited | Grinding device for resin composition |
| CN107100366A (zh) * | 2017-05-09 | 2017-08-29 | 中冶天工集团天津有限公司 | 一种用于高层建筑钢筋混凝土楼梯支模的施工方法 |
| CN111608389A (zh) * | 2019-06-21 | 2020-09-01 | 中建材创新科技研究院有限公司 | 一种楼梯地砖铺贴施工方法 |
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