JPH08218499A - 外壁用目地カバー装置 - Google Patents

外壁用目地カバー装置

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JPH08218499A
JPH08218499A JP5175695A JP5175695A JPH08218499A JP H08218499 A JPH08218499 A JP H08218499A JP 5175695 A JP5175695 A JP 5175695A JP 5175695 A JP5175695 A JP 5175695A JP H08218499 A JPH08218499 A JP H08218499A
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sliding
joint
holder
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Shozo Kobayashi
昭三 小林
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KANESO KK
Kaneso Co Ltd
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KANESO KK
Kaneso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体の横幅を変えることなく左右方向の
移動許容量を大幅に拡大し得る目地カバー装置を提供す
る。 【構成】 基部ホルダー10によって目地yの中央部に
支持された中央カバー板15の両側部に内端部を重ね合
わせて左右一対の中間カバー板19L,19Rを摺動可
能に配設し、さらに両中間カバー板19L,19Rの各
外側部に内端部を重ね合わせて左右一対の端部カバー板
23L,23Rを摺動可能に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接する建造物の外壁
間の目地を覆う目地カバー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の目地カバー装置にあって、目地
の中央に配設した中央のカバー板と、該カバー板に端部
を重ね合わせて目地の側部に配設した左右のカバー板と
の三枚のカバー板によって目地を覆うようにしたものは
公知である。
【0003】かかる目地カバー装置は、図6に示すよう
に、隣接する建造物x,xの壁面に夫々固定された固定
体a,a’と、該両固定体a,a’に夫々左右方向に回
動可能に嵌着された連結体b,b’と、一方の連結体b
に固着されて目地方向に差し渡された摺動腕cと、他方
の連結体b’に固着されて目地方向に差し渡された支持
腕dと、背面に固定された鞘枠eの摺動路fに前記摺動
腕cが端部から摺動可能に嵌挿され、かつ、前記支持腕
dにより背面を支持された中央カバー板gと、前記連結
体b,b’に外端が固定され、その内端部を前記中央カ
バー板g上に重ね合わせて配設した左右一対の端部カバ
ー板h,h’とを備えている。
【0004】そして、建造物x,xが左右方向(目地幅
を変化させる方向)に相対変位した場合に、摺動腕cが
中央カバー板gの背面に形成した摺動路f内で移動し、
摺動腕cが連結されている連結体bに支持された端部カ
バーhが中央カバー板gに対して左右に移動する。ま
た、中央カバー板gの他側端部においては、その背面が
支持腕dに支持されているだけであるから、支持腕dが
連結されている連結体b’に支持された端部カバーh’
に対して移動可能である。このため、摺動腕cと支持腕
dとによってその背面を保持された中央カバー板gの左
右で端部カバー板h,h’が、隣接する建造物x,xの
幅方向の相対変位に追従して、重ね合わせ状態を維持し
ながら左右方向に移動し、その相対変位を吸収すること
ができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の目地カバ
ー装置にあっては、上述のように三枚のカバー板によっ
て目地カバーを構成しているため、その追従性能に限界
がある。即ち、中央カバー板gに対する各端部カバー板
h,h’の左右方向の移動量は、図6に示す位置から夫
々外方向に幅Aの範囲となり、また、内方向には幅Bの
範囲となる。このため、その移動許容量を越えて建造物
が左右方向に大きく相対変位した場合に対応できず、目
地カバー装置と建造物との固定部において建造物を損傷
させたり、あるいは、目地カバー装置自体が損傷したり
することがあった。
【0006】また、かかる構成で左右方向の移動許容量
を大きくしようとすると、目地カバー装置全体の横幅W
が大きくなってしまい、該目地カバー装置が目立って建
造物の外観を損ねるという問題点があった。
【0007】本発明は、装置全体の横幅を変えることな
く左右方向の移動許容量を大幅に拡大し得る目地カバー
装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、目地を介して
隣接する建造物の各側縁に沿って配設される両側の連結
基体と、鞘枠と、該鞘枠に左右摺動自在に嵌装される左
右二本の摺動腕とからなり、目地と直交して差し渡され
て、両摺動腕の端部を夫々両連結基体に枢支される基部
ホルダーと、目地の略中央で上下方向に配設され、前記
基部ホルダーの鞘枠に背面が固定される中央カバー板
と、鞘枠と、該鞘枠に左右摺動自在に嵌装される左右二
本の摺動腕とからなり、鞘枠を中央カバー板の背面に固
定される中間ホルダーと、前記中間ホルダーの両摺動腕
に夫々外端が固定され、その内端部を前記中央カバー板
上に重ね合わせて配設される左右一対の中間カバー板
と、前記両連結基体に夫々外端が固定され、その内端部
を前記両中間カバー板上に夫々重ね合わせて配設される
左右一対の端部カバー板とを備えてなることを特徴とす
る外壁用目地カバー装置である。
【0009】上述の構成にあって、前記基部ホルダー
と、中間ホルダーとは、両端が開口した鞘枠内を区画し
て上下に摺動路を設け、一方の摺動路に左端から、他方
の摺動路に右端から夫々摺動腕を挿入し、該摺動腕相互
を上下にずらして左右への摺動可能に支持して構成する
ようにしても良い。
【0010】また前記基部ホルダーと、中間ホルダーと
は、一端が開口した鞘枠と、その開口端から鞘枠内の摺
動路に挿通される左右何れか一本の摺動腕と、前記鞘枠
に外嵌して該鞘枠に対して摺動自在とした左右いずれか
他方の摺動腕とからなるものとしてもよい。
【0011】
【作用】建造物が左右方向に相対変位した場合に、基部
ホルダーがその変位量に応じて伸縮し、該基部ホルダー
に枢支された中央カバー板が目地の略中央位置に常時保
持される。また、左右の連結基体に外端を夫々固定した
端部カバー板が中間カバー板に対して内端部の重ね合わ
せ状態を維持しながら前記変位量に応じて左右方向に移
動するとともに、中間ホルダーの摺動腕に外端を支持さ
れた中間カバー板が前記中央カバー板に対して内端部の
重ね合わせ状態を維持しながら左右方向に移動する。そ
してこのように、中央カバー板に対して中間カバー板
が、また、中間カバー板に対して端部カバー板が夫々左
右方向に移動して建造物の相対変位に追従することがで
きるため、目地カバー装置の左右方向における大きな移
動許容量が得られる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4について説明
する。目地yを介して隣接する建造物x,xの外壁面の
各側縁位置に沿って上下に長い連結基体1,1が配設さ
れている。この連結基体1,1は、L形辺部2が前方に
突出され、該L形辺部2の基部側に内外方向へ、水平辺
部3,4が夫々突成された上下方向に長い枠杆状をして
いる。さらには、その後端面からほぼ円形の突部5を後
方へ突成している。
【0013】また前記建造物x,xの側縁部には、断面
略コ字状の支持体6,6が設けられ、その前面に、ほぼ
円形の凹部8を突成する固定片7,7が固着され、前記
突部5を凹部8に嵌入することにより、前記連結基体
1,1を固定片7,7に対して左右方向への回動可能に
支持している。この回動手段としては、支軸により連結
したり、公知のヒンジ機構を用いるなど種々の構成が提
案され得る。一方、前記固定片7,7の内端には、塩ビ
シート,可撓性ゴム板等からなる止水板30の端縁を嵌
着する咬着溝9,9が形成され、目地カバー装置の後方
で目地yを覆う止水板30の取付けを可能としている。
そして該止水板30によって目地yを覆い、該目地yへ
の雨水等の侵入を防止している。
【0014】前記連結基体1,1の水平辺部3,3には
夫々基部ホルダー10がその両端部を回動可能に枢着し
て連結される。
【0015】各基部ホルダー10は、両端が開口した鞘
枠12と、その両開口端から鞘枠の摺動路12u,12
dに挿通される左右二本の摺動腕13,13とからな
り、目地と直交して差し渡されて、両摺動腕13,13
の端部を夫々両連結基体1,1の水平辺部3,3にピン
14により回動可能に枢支される。
【0016】ここで前記鞘枠12は、その内部を区画し
て上下に摺動路12u,12dを設け、一方の摺動路1
2uに左端から摺動腕13を、他方の摺動路12dに右
端から摺動腕13を挿入し、該摺動腕13,13相互を
上下にずらして左右への摺動可能に支持している。この
ため、摺動腕13,13は相互に干渉しないから、その
重なり長さの分だけ前記鞘枠12を短くでき、このた
め、基部ホルダー10の単位長当たりの伸縮ストローク
を長くすることが可能となり、構成の複雑化を招来する
ことなく、本発明の目地カバー装置の幅方向の追従性能
の向上に対応し得ることとなる。
【0017】この基部ホルダー10の鞘枠12の前面に
は中央カバー板15がビスにより固着される。中央カバ
ー板15は、上下に長く形成され、目地yの略中央に配
設されるものであって、両摺動腕13,13の端部を夫
々両連結基体1,1に連結されて目地yに差し渡される
基部ホルダー10によって、目地yの略中央に常時位置
するように支持される。
【0018】一方、中央カバー板15の背面には、中間
ホルダー16が上下方向に適宜間隔で固定されている。
この中間ホルダー16は、両端が開口した鞘枠17と、
その両開口端から鞘枠の摺動路17u,17dに挿通さ
れる左右二本の摺動腕18,18とからなり、目地と直
交して差し渡される。この鞘枠17も、その内部を区画
して上下に摺動路17u,17dを設け、各摺動路17
u,17dに摺動腕18,18を両端から挿入し、該摺
動腕18,18相互を上下にずらして左右への摺動可能
に支持し、摺動腕18,18を相互に干渉しないように
して、鞘枠17の単位長当たりの伸縮ストロークを長く
するようにしている。
【0019】この中間ホルダーの摺動腕18,18は中
央カバー板15の左右両側から夫々突出し、前方へ直角
状に屈曲させた屈曲部の先端を中間カバー板19L,1
9Rとの連結部20,20としている。
【0020】前記中央カバー板15の両側には、上下に
長く形成した中間カバー板19L,19Rが左右一対で
配設される。各中間カバー板19L,19Rは、その外
端縁を前方へ直角屈曲してその屈曲縁21,21を前記
連結部20,20に螺子固定することにより、各中間ホ
ルダーの摺動腕18,18に支持される。また、その内
端縁を後方へ直角屈曲し、その屈曲縁22,22を中央
カバー板15の前面に当接させ、内端部を該中央カバー
板15に重ね合わせて配設されている。
【0021】さらに、前記中間カバー板19L,19R
の外側には上下に長い端部カバー板23L,23Rが左
右一対で配設される。各端部カバー板23L,23R
は、その外端縁24,24が前記連結基体1,1に螺子
固定される一方、内端縁を後方に直角屈曲してその屈曲
縁25,25を中間カバー板19L,19Rの前面に当
接させ、内端部を該中間カバー板19L,19Rに重ね
合わせて配設されている。
【0022】一方、前記中央カバー板15の両端縁を前
方へ直角屈曲して形成した屈曲縁26,26と、これに
対向する中間カバー板19L,19Rの内側の屈曲縁2
2,22間には、複数のV形の板ばね27が上下方向に
適宜間隔で介装され、また、中間カバー板19L,19
Rの外側の屈曲縁21,21と、これに対向する端部カ
バー板23L,23Rの内側の屈曲縁25,25間に
は、同様に複数のV形の板ばね28が上下方向に適宜間
隔で介装されている。そして、該板ばね27,28が両
側で作用することによって、中間カバー板19L,19
Rが遊動不能に位置保持されている。各板ばね27はV
形の中央部が夫々中央カバー板15の屈曲縁26,26
に螺子固定され、また、各板ばね28はV形の中央部が
夫々中間カバー板19L,19Rの屈曲縁21,21に
螺子固定されている。
【0023】尚、前記板ばね27、28の固定手段は螺
子固定に限定されず、溶接や、V形の中央部に設けた嵌
着部を屈曲縁に嵌着して固定する構成等、種々の固定手
段が適用され得る。
【0024】また、前記板ばね27、28は、中間カバ
ー板19L,19Rの位置保持をするものであるが、こ
れを省略しても、中央カバー板15の両端の屈曲縁2
6,26と、中間カバー板19L,19Rの内側の屈曲
縁22,22とが当接し、また、端部カバー板23L,
23Rの内側の屈曲縁25,25と、中間カバー板19
L,19Rの外側の屈曲縁21,21とが当接するため
に、各中間カバー板19L,19Rと、中央カバー板1
5及び端部カバー板23L,23Rとの重ね合わせが解
除されることはない。
【0025】その他、連結基体1,1の外側面と、建造
物x,xの外壁面との間には可撓性シール材29が夫々
埋め込まれる。
【0026】次にかかる構成からなる目地カバー装置の
作用について説明する。中央カバー板15に対して中間
カバー板19L,19Rは、図4で示すように、同図に
示す標準位置から夫々外方向にC1 の範囲で移動可能で
あり、内方向にC2 の範囲で移動可能である。また、各
中間カバー板19L,19Rに対して端部カバー板23
L,23Rは夫々外方向にD1 の範囲で移動可能であ
り、内方向にD2 の範囲で移動可能である。従って、こ
のC1 ,C2 ,D1 ,D2 の合計を二倍にした範囲が各
カバー板によって得られる目地カバー装置の左右方向の
移動許容量となる。
【0027】ここで、地震や暴風等によって建造物x,
xが左右方向(目地幅を変化させる方向)に相対変位し
た場合において、建造物x,xの側縁位置に配設された
連結基体1,1が左右方向に移動すると、該連結基体
1,1に端部が連結された各基部ホルダー10が伸縮
し、各基部ホルダー10の鞘枠12に支持された中央カ
バー板15が常時目地yの中央部に移動する。また、前
記連結基体1,1に固定された端部カバー板23L,2
3Rが中間カバー板19L,19Rに対して左右に移動
する。
【0028】図4に示す標準位置から建造物x,xが目
地幅を狭める方向に相対変位した場合には、端部カバー
板23L,23Rは、理論上、連結基体1,1の内縁が
夫々中間カバー板19L,19Rの外側の屈曲縁21,
21に固定した中間ホルダー16の摺動腕18,18の
連結部20,20に当接するまで内方向に夫々移動し、
次いで連結基体1,1の内縁に押されて中間カバー板1
9L,19Rが端部カバー板23L,23Rとともに中
央カバー板15に対して夫々内方向に移動する。また、
このとき各中間カバー板19L,19Rを支持している
中間ホルダーの摺動腕18,18は、鞘枠中間ホルダー
16の摺動路17内を中間カバー板19L,19Rの移
動に伴なって摺動する。そしてこのように、端部カバー
板23L,23R及び中間カバー板19L,19Rが、
夫々内方向に移動することにより、かかる方向の相対変
位が吸収される。
【0029】また、逆に建造物x,xが、図1に示す標
準位置から目地幅を広げる方向に相対変位した場合に
は、連結基体1,1の外方向への移動に伴なって端部カ
バー板23L,23Rが中間カバー板19L,19Rに
対して夫々外方向に移動し、該端部カバー板23L,2
3Rの内側の屈曲縁25,25が、中間カバー板19
L,19Rの外側の屈曲縁21,21に当接すると、中
間カバー板19L,19Rが端部カバー板23L,23
Rに引っ張られて夫々外方向へ移動する。そしてこのよ
うに、端部カバー板23L,23R及び中間カバー板1
9L,19Rが、夫々外方向に移動することにより、か
かる方向の相対変位が吸収される。
【0030】この作動にあって、前記基部ホルダー10
と、中間ホルダー16とは、鞘枠12,17内を区画し
て上下に摺動路12u,12d,17u,17dを設け
て、左右の摺動腕11,18が鞘枠12,17内で干渉
しないようにして、伸縮ストロークが長くなるようにし
たから、建造物x,xの移動許容量が大きくなっても、
夫々の保持作用を無理なく行ない得ることとなる。
【0031】一方、建造物x,xが前後方向に相対変位
した場合には、突部5を凹部8に嵌入することにより、
前記連結基体1,1を固定片7,7に対して左右方向へ
の回動可能に支持しているから、かかる方向の相対変位
が吸収される。
【0032】さらに、建造物x,xが上下方向に相対変
位した場合には、連結基体1,1に両端部が回動可能に
連結された各基部ホルダー10が、連結基体1,1の上
下方向の相対移動に伴なって傾動して中央カバー板15
を支持し、該中央カバー板15に支持された中間カバー
板19a,19に対して端部カバー板23L,23Rが
上下方向に移動することにより、その相対変位が吸収さ
れる。
【0033】而して、建造物x,xが前後,左右及び上
下の何れの方向に相対変位しても目地カバー装置が追従
可能となる。
【0034】図5は、前記基部ホルダー10と、中間ホ
ルダー16の他の構成を示すものである。ここで鞘枠3
0は、少なくとも一端が開口され、上下縁には摺動案内
縁31,31が長手方向に沿って突成されている。そし
て該鞘枠30の開口端からは、鞘枠30内の摺動路に摺
動腕32が挿入される。さらには、鞘枠30には、上下
に摺動案内縁31,31に外嵌する摺動溝34,34が
形成された摺動腕33が嵌装される。これにより、摺動
腕33は鞘枠30に対して摺動自在となる。かかる構成
にあって、鞘枠30に摺動案内縁31,31を省略し、
摺動腕33を前記鞘枠30に対して外嵌する管状に形成
してもよい。かかる構成にあって、前記摺動腕32,3
3の両端は、基部ホルダー10として用いる場合には、
両連結基体1,1に連結され、中間ホルダー16として
用いる場合には、中間カバー板19L,19Rと連結さ
れる。かかる構成にあっても、左右の摺動腕32,33
は鞘枠30の内外に装着されて干渉せず、この為、伸縮
ストロークが長くなる利点を備える。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように、基部ホルダー1
0によって目地yの中央部に支持された中央カバー板1
5の両側部に内端部を重ね合わせて左右一対の中間カバ
ー板19L,19Rを摺動可能に配設し、さらに両中間
カバー板19L,19Rの各外側部に内端部を重ね合わ
せて左右一対の端部カバー板23L,23Rを摺動可能
に配設したものであるから、従来構成の三枚のカバー板
からなるものと比較して建造物x,xが左右方向に大き
く相対変位した場合にも追従可能となり、さらには目地
カバー装置全体の横幅を変えずに左右方向の移動許容量
を大幅に拡大し得ることとなる。
【0036】またこの作動にあって、前記基部ホルダー
10と、中間ホルダー16の鞘枠12,17内を区画し
て上下に摺動路12u,12d,17u,17dを設け
て、摺動腕13,18を夫々左右から挿入するようにし
た構成にあっては、左右の摺動腕13,18が鞘枠1
2,17内で干渉せず、伸縮ストロークが長くなり、こ
のためx,xの移動許容量が大きくなっても、夫々の保
持作用を無理なく行ない得ることとなる。さらには、左
右の摺動腕32,33を鞘枠30の内外に装着して相互
に干渉しないようにしたて構成も、同様に伸縮ストロー
クが長くなる利点を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外壁用目地カバー装置の横断平面
図であり、左半分で中間ホルダー16を示し、右半分で
基部ホルダー10を示す。
【図2】同上の分離斜視図である。
【図3】基部ホルダー10と中間ホルダー16の縦断正
面図である。
【図4】各カバー板の移動許容量を示す概略図である。
【図5】基部ホルダー10と中間ホルダー16の他の構
成を示す斜視図である。
【図6】従来構成の目地カバー装置を示す横断平面図で
ある。
【符号の説明】
y 目地 x 建造物 1,1 連結基体 10 基部ホルダー 12 鞘枠 12u,12d 摺動路 13,13 摺動腕 15 中央カバー板 16 中間ホルダー 17 鞘枠 17u,17d 摺動路 18,18 摺動腕 19L,19R 中間カバー板 23L,23R 端部カバー板 30 鞘枠 31,31 摺動案内縁 32,33 摺動腕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目地を介して隣接する建造物の各側縁に沿
    って配設される両側の連結基体と、 鞘枠と、該鞘枠に左右摺動自在に嵌装される左右二本の
    摺動腕とからなり、目地と直交して差し渡されて、両摺
    動腕の端部を夫々両連結基体に枢支される基部ホルダー
    と、 目地の略中央で上下方向に配設され、前記基部ホルダー
    の鞘枠に背面が固定される中央カバー板と、 鞘枠と、該鞘枠に左右摺動自在に嵌装される左右二本の
    摺動腕とからなり、鞘枠を中央カバー板の背面に固定さ
    れる中間ホルダーと、 前記中間ホルダーの両摺動腕に夫々外端が固定され、そ
    の内端部を前記中央カバー板上に重ね合わせて配設され
    る左右一対の中間カバー板と、 前記両連結基体に夫々外端が固定され、その内端部を前
    記両中間カバー板上に夫々重ね合わせて配設される左右
    一対の端部カバー板とを備えてなることを特徴とする外
    壁用目地カバー装置。
  2. 【請求項2】前記基部ホルダーと、中間ホルダーとは、 両端が開口した鞘枠内を区画して上下に摺動路を設け、
    一方の摺動路に左端から、他方の摺動路に右端から夫々
    摺動腕を挿入し、該摺動腕相互を上下にずらして左右へ
    の摺動可能に支持して構成してなることを特徴とする請
    求項1記載の外壁用目地カバー装置。
  3. 【請求項3】前記基部ホルダーと、中間ホルダーとは、 一端が開口した鞘枠と、その開口端から鞘枠内の摺動路
    に挿通される左右何れか一本の摺動腕と、前記鞘枠に外
    嵌して該鞘枠に対して摺動自在とした左右いずれか他方
    の摺動腕とからなるものであることを特徴とする請求項
    1記載の外壁用目地カバー装置。
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JP2012001941A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Kaneso Co Ltd 壁用目地カバー装置

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