JPH08217245A - 搬送方法と搬送装置 - Google Patents

搬送方法と搬送装置

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JPH08217245A
JPH08217245A JP7047833A JP4783395A JPH08217245A JP H08217245 A JPH08217245 A JP H08217245A JP 7047833 A JP7047833 A JP 7047833A JP 4783395 A JP4783395 A JP 4783395A JP H08217245 A JPH08217245 A JP H08217245A
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JP
Japan
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pressing
pressing member
sacks
cylinder mechanism
stacked
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JP7047833A
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English (en)
Inventor
Takeshi Munakata
剛 宗像
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I A SYST KK
Original Assignee
I A SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 米袋等の被搬送物を整然と搬送・積層させて
いく上で好都合な搬送方法と搬送装置を提供すること。 【構成】 搬送方法は、被搬送物を把持した状態で搬送
してその把持を解除して被搬送物を落下・積層させる
際、被搬送物の上面を押圧して若干量だけ凹ませるよう
にしたもの。搬送装置は、相互に対向した状態で配置さ
れ接近する方向に回動することにより被搬送物を把持し
離間する方向に回動することにより被搬送物の把持を解
除する一対の把持手段と、一対の把持手段が相互に離間
する方向に回動することにより把持していた被搬送物を
落下・積層させる際に被搬送物の上面を押圧して若干量
だけ凹ませる押圧手段と、を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米袋等内容物を収容し
た状態である程度変形可能な被搬送物を所定の場所から
別の所定の場所まで搬送する搬送方法と搬送装置に係
り、特に、被搬送物を整然と積み重ねていく上で好都合
なものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図12に示すような米袋101
を、任意の場所から別の任意の場所に搬送して積み重ね
ていく場合に、「パレタイザー」と称される搬送装置が
使用される。この種の搬送装置には様々なタイプのもの
があるが、基本的には掴み部があって、該掴み部により
任意の場所にある米袋101を掴み、その状態で、掴み
部が別の任意の場所まで移動する。そして、その場所
で、掴み部による掴み状態を開放することにより、掴ん
でいた米袋101を落下させる。そのような動作を繰り
返すことにより、任意の場所にある多数の米袋101を
別の任意の場所まで搬送して、積層していくものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、米袋101の場
合には、図12に示すように、中央部が膨らんだ状態に
なっていて、それを掴んで搬送して落下・積層させた場
合にも、略そのままの状態で落下・積層されることにな
る。つまり、米袋101の中央部が膨らんだままの状態
で落下・積層されることになる。しかしながら、そのよ
うな状態で落下・積層された場合には、その上にさらに
落下・積層されていく米袋101との関係で、積層状態
が不安定になることがある。その結果、図12に示すよ
うに、米袋101が整然と積層されていくのではなく、
少しずつずれた状態で積層されていくことになってしま
う。そのため、不安定な積層状態を余儀無くされてしま
うことはもとより、空間を不必要に使用してしまうこと
にもなり、限られた空間にできるだけ多数の米袋101
を積層する上で問題が生じていた。
【0004】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、米袋等の被搬送物を整
然と搬送・積層させていく上で好都合な搬送方法と搬送
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による搬送方法は、米袋等内容物を収容した状
態である程度変形可能な被搬送物を所定の場所から別の
所定の場所まで搬送する搬送方法において、被搬送物を
把持した状態で搬送してその把持を解除して被搬送物を
落下・積層させる際、被搬送物の上面を押圧して若干量
だけ凹ませるようにしたことを特徴とするものである。
その際、被搬送物の中心部を被搬送物の長手方向に沿っ
て凹ませるようにすることが考えられる。
【0006】又、本願発明による搬送装置は、相互に対
向した状態で配置され接近する方向に回動することによ
り被搬送物を把持し離間する方向に回動することにより
被搬送物の把持を解除する一対の把持手段と、上記一対
の把持手段が相互に離間する方向に回動することにより
把持していた被搬送物を落下・積層させる際に被搬送物
の上面を押圧して若干量だけ凹ませる押圧手段と、を具
備したことを特徴とするものである。その際、押圧手段
を、被搬送物の上面に押し付けられてその上面を凹ませ
る押圧部材と、上記押圧部材を昇降させるシリンダー機
構と、から構成することが考えられる。又、押圧部材
を、被搬送物の中心位置において被搬送物の長手方向に
均等に延長されたものとすることが考えられる。又、押
圧手段を、押圧部材と該押圧部材を昇降させるシリンダ
ー機構とからなる押圧ユニットを複数設置して構成した
ものとすることが考えられる。又は、一対の把持手段を
同期手段によって同期させるようにすることが考えられ
る。さらに、シリンダー機構に駆動用の流体を供給・排
出する場合に、流体を排出する中立位置を備えた電磁弁
を使用することが考えられる。
【0007】
【作用】すなわち、本願発明による搬送方法の場合に
は、米袋等内容物を収容した状態である程度変形可能な
被搬送物を所定の場所から別の所定の場所まで搬送する
場合に、搬送した被搬送物の上面を押圧して若干量だけ
凹ませるようにしたものである。このようにすることに
より、次に、搬送されてその上に積層される搬送物が極
めて落ち着いた状態で積層されることになり、それによ
って、多数の被搬送物を整然と搬送・積層させることが
できるようになる。又、被搬送物の中心部を被搬送物の
長手方向に沿って凹ませるようにした場合には、上記効
果をより高いものにすることができる。
【0008】又、本願発明による搬送装置の場合には、
上記搬送方法を実施する上で好適なものとして構成した
ものである。押圧手段の構成としては様々な構成が考え
られ、例えば、1個の押圧部材を使用して押圧するの
か、複数個の押圧部材を使用して押圧するのか、等、任
意に構成すればよい。又、一対の把持手段を同期手段に
よって同期させるように構成した場合には、一対の把持
手段の動作にタイミングのずれがなくなるので、例え
ば、把持している被搬送物を落下させる場合にも、その
位置が不用意にずれるようなことがなくなるものであ
る。又、シリンダー機構を使用した場合に、中立位置を
備えた電磁弁を使用した場合には、中立位置にすること
により、押圧部材を自重により落下させることになり、
それによって、一対の把持手段による把持を解除して、
被搬送物を落下させる場合に、押圧部材の自重によりこ
れを押し付けることができ、それによって、被搬送物の
位置ずれを防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図11を参照して本発明の一
実施例を説明する。まず、装置本体1があり、この装置
本体1は、図1の左右において夫々図中上下方向に延長
されている枠体3a、3bを備えていて、これら枠体3
a、3bは、図1中上下に夫々設けられている往復動手
段5a、5bによって、図中左右方向に移動可能に取付
けられている。上記往復動手段5aは、ガイド部材7
a、7bと、これらガイド部材7a、7b上に、図1中
左右方向に往復動可能に取付けられた移動部材9a、9
bとを備えていて、上記枠体3a、3bの一端(図1中
上端)は、これら移動部材9a、9b上に載置・固定さ
れている。
【0010】又、往復動手段5bも、同様に、ガイド部
材11a、11bと、これらガイド部材11a、11b
上に、図1中左右方向に往復動可能に取付けられた移動
部材13a、13bとを備えていて、上記枠体3a、3
bの他端(図1中下端)は、これら移動部材13a、1
3b上に載置・固定されている。そして、図3に示すよ
うに、往復動手段5aは、エアーシリンダ機構15を備
えていて、このエアーシリンダ機構15は、シリンダ1
5aと、シリンダ15aに出没可能に取付けられたピス
トンロッド15bとから構成されている。そして、シリ
ンダ15aは枠体3a側に固定されていて、ピストンロ
ッド15bが枠体3b側に固定されている。又、図では
示していないが、往復動手段5b側にも同様のエアーシ
リンダ機構15が設けられている。そして、往復動手段
5a、5bにおける上記エアーシリンダ機構15、15
を適宜駆動させることにより、枠体3a、3bを離接さ
せることができるようになっている。
【0011】又、枠体3a側には、把持手段17が回動
可能に取付けられていて、又、枠体3b側にも、別の把
持手段19が回動可能に取付けられている。上記把持手
段17は次のような構成になっている。これら把持手段
17、19は、既に説明したように、枠体3a、3bの
移動によって、その間隔を自由に設定できるようになっ
ている。まず、図1中上下方向の両端に配置された端部
材21、23があり、これら端部材21、23は、軸部
材25を介して、枠体3a側に回動可能に取付けられて
いる。上記端部材21、23を側方からみると、図2に
示すように、略L字状になっている。又、端部材21、
23の間には把持ピン取付部材27が取付けられてい
る。そして、この把持ピン取付部材27には、図1及び
図2に示すように、複数本(この実施例の場合には5
本)の把持ピン29が取付けられている。上記把持ピン
29は、略L字状をなしていて、その基端部には雄ネジ
部31が形成されている。そして、この雄ねじ部31を
上記把持ピン取付部材27に形成された貫通孔33を貫
通・配置させ、その両側からナット35、37を螺合さ
せることにより、把持ピン取付部材27に固定されてい
る。そして、把持ピン29の下端は、被搬送物としての
米袋39を下方から保持する保持部41となっている。
【0012】上記把持手段17は、駆動手段としてのエ
アーシリンダ機構43によって、図2中矢印Aで示す方
向に回動されるようになっている。このエアーシリンダ
機構43は、シリンダ43aと、このシリンダ43aに
出没可能に取付けられたピストンロッド43bとから構
成されている。そして、上記ピストンロッド43bの先
端には、連結機構45を介して、上記把持ピン取付部材
27が連結されている。上記連結機構45は、図4に示
すように、ピストンロッド43bの先端に連結された連
結部材45aと、この連結部材45aに回動可能に連結
された別の連結部材45bとから構成されている。この
連結部材45bが把持ピン取付部材27に連結されてい
るものである。そして、上記シリンダ機構43が適宜駆
動してピストンロッド43bを出没させることにより、
把持手段17を、図2に示すように、実線で示す状態か
ら仮想線で示す状態まで回動させるものである。
【0013】次に、把持手段19の構成を説明する。ま
ず、図1中上下方向の両端に配置された端部材51、5
3があり、これら端部材51、53は、軸部材55を介
して、枠体3b側に回動可能に取付けられている。上記
端部材51、53を側方からみると、図2に示すよう
に、略L字状になっている。又、端部材51、53の間
には把持ピン取付部材57が取付けられている。そし
て、この把持ピン取付部材57には、図1及び図2に示
すように、複数本(この実施例の場合には5本)の把持
ピン59が取付けられている。上記把持ピン59は、略
L字状をなしていて、その基端部には雄ネジ部61が形
成されている。そして、この雄ねじ部61を上記把持ピ
ン取付部材57に形成された貫通孔63を貫通・配置さ
せ、その両側からナット65、67を螺合させることに
より、把持ピン取付部材57に固定されている。そし
て、把持ピン59の下端は、被搬送物としての米袋39
を下方から保持する保持部71となっている。
【0014】上記把持手段19は、駆動手段としてのエ
アーシリンダ機構73によって、図2中矢印Bで示す方
向に回動されるようになっている。このエアーシリンダ
機構73は、シリンダ73aと、このシリンダ73aに
出没可能に取付けられたピストンロッド73bとから構
成されている。そして、上記ピストンロッド73bの先
端には、連結機構75を介して、上記把持ピン取付部材
77が連結されている。上記連結機構75は、図4に示
すように、ピストンロッド73bの先端に連結された連
結部材75aと、この連結部材75aに回動可能に連結
された別の連結部材75bとから構成されている。この
連結部材75bが把持ピン取付部材57に連結されてい
るものである。そして、上記シリンダ機構73が適宜駆
動してピストンロッド73bを出没させることにより、
把持手段19を、図2に示すように、実線で示す状態か
ら仮想線で示す状態まで回動させるものである。
【0015】そして、米袋39を把持する場合には、把
持手段17、19を、図2中仮想線で示す状態とする。
その状態で米袋39に接近し、把持手段17、19を、
図2中実線で示す状態にすることによりこれを保持す
る。そして、所定の場所まで搬送した後に、再度、把持
手段17、19を、図2中仮想線で示す状態にすること
により、保持していた米袋39を落下させるものであ
る。
【0016】又、把持手段17と把持手段19との間に
は、両者の同期をとるための同期部材131、133が
設置されている。上記同期部材131は、図2に示すよ
うな形状になっていて、回動支点135を中心にして回
動可能に取付けられている。上記同期部材131の両端
には、長孔137、139が形成されていて、これら長
孔137、139を介して、把持手段17側の端部材2
1と把持手段19側の端部材51とに連結されている。
すなわち、長孔137側にはボルト141が配置され、
ナット143を螺合させることにより、同期部材131
と端部材21とを連結している。又、長孔139側には
ボルト145が配置され、ナット147を螺合させるこ
とにより、同期部材131と端部材51とを連結してい
る。尚、同期部材133側も同様の構成になっていて、
把持手段17側の端部材23と把持手段19側の端部材
53とが、同期部材133を介して連結されている。
【0017】上記のように構成することにより、たとえ
ば、エアーシリンダー機構43によって、把持手段17
側が駆動した場合に、同期部材131、133を介し
て、把持手段19側も必ず動作するようになり、両者の
タイミングのずれを確実に防止できるようになってい
る。尚、同期部材131、133によって、把持手段1
7、19の同期をとるように構成すれば、エアーシリン
ダー機構43、73の何れか一方は不要になるが、本実
施例の場合には動作をより確実なものにするために夫々
にエアーシリンダー機構43、73を設けている。又、
長孔137、139としているのは、把持手段17、1
9の間隔が変更された場合にもそれに対応するためであ
る。
【0018】又、本実施例による搬送装置には、図1及
び図2に示すように、保持している米袋39落下させた
ときに、その中心部を上から押し付けるための押圧手段
91が設けられている。この押圧手段91の構成を、図
5乃至図8を参照して説明しいく。まず、エアーシリン
ダ機構93、95が所定の間隔をおいて配置されてい
て、上記エアーシリンダ機構93は、シリンダ93a
と、このシリンダ93aに図中下方向に出没可能に取付
けられたピストンロッド93bとから構成されている。
又、エアーシリンダ機構95も同様の構成になってい
て、シリンダ95aと、このシリンダ95aに図中下方
向に出没可能に取付けられたピストンロッド95bとか
ら構成されている。そして、上記ピストンロッド93
b、95bの先端には、プレート97、99を介して、
押圧部材101が取付けられている。この押圧部材10
1は、図6に示すように、その横断面形状が、円形の一
部を切除したようなものになっている。又、米袋39の
中心部を米袋39の長手方向に沿って押圧できるように
所定長さだけ延長された形状になっている。
【0019】そして、常時は、エアーシリンダ機構9
3、95のピストンロッド93b、95bが引っ込めら
れた状態にあり、よって、押圧部材101は上方に上昇
せられた状態にある。これに対して、把持手段17、1
9によって保持していた米袋39を落下させる場合に
は、これを上方から押し付ける必要があり、そのため、
エアーシリンダ機構93、95を駆動して、ピストンロ
ッド93b、95bを伸張させ、それによって、押圧部
材101を下方に降下させるものであり、それによっ
て、落下した米袋39の中心部を押圧して若干量だけ凹
ませるものである。
【0020】上記エアーシリンダ機構93の両側には、
ガイドシャフト103、105が延長・配置されてい
て、これらガイドシャフト103、105の下端は、上
記押圧部材101に連結されている。一方、ガイド部材
107が設置されていて、このガイド部材107には、
ガイド109、111が固定されている。上記ガイドシ
ャフト103、105は、これらガイド109、111
に捜通されていて、それによって、ガイドされるように
なっている。又、同様の構成が、エアーシリンダ機構9
5側にも設けられていて、すなわち、エアーシリンダ機
構95の両側には、ガイドシャフト113、115が延
長・配置されていて、これらガイドシャフト113、1
15の下端は、上記押圧部材101に連結されている。
一方、既に説明したガイド部材107には、ガイド11
7、119が固定されている。上記ガイドシャフト11
3、115は、これらガイド117、119に捜通され
ていて、それによって、ガイドされるようになってい
る。そして、エアーシリンダ機構93、95を適宜駆動
させることにより、ピストンロッド93a、95bが伸
縮する場合には、それに伴って、上記ガイドシャフト1
03、105、113、115も昇降し、その際、ガイ
ド109、111、117、119によって、確実にガ
イドされるものである。それによって、押圧部材101
をその水平を確実に保持した状態で昇降させることがで
きる。尚、図中符合102、104、106、108
は、プレート97、99を押圧部材101に固定するた
めのねじを夫々示している。
【0021】又、上記エアーシリンダ機構93、95を
駆動させるために、図示しないエアーの供給・排出ライ
ンに、図9に示すような電磁弁121を介挿させるよう
にしている。上記電磁弁121は、切換位置121a、
121b、121cを備えていて、まず、切換位置12
1aに切換えることにより、エアーシリンダー機構9
3、95にエアーを供給し、それによって、ピストンロ
ッド93a、95aを伸張させて、押圧部材101によ
り米袋39の上面を押圧することになる。又、切換位置
121cに切換えた場合には,エアーシリンダー機構9
3、95に逆方向からエアーが供給され、ピストンロッ
ド93a、95aは収縮し、それによって、押圧部材1
01も上昇することになる。又、切換位置121bは、
いわゆる「中立位置」であり、ピストンロッド93a、
95aに供給されたエアーが排出されることになり、そ
れによって、ピストンロッド93a、95b、押圧部材
101はその自重により下方に落下した状態になる。
【0022】以上の構成を基にその作用を説明する。本
実施例においては、既に述べたように、被搬送物として
米袋39を想定していて、この米袋39を任意の場所か
ら別の任意の場所まで搬送して、そこに整然と積層させ
ていくものとする。尚、既に説明した搬送装置は、搬送
設備の一部を示すものであって、この搬送装置を任意の
場所から任意の場所に移動させるための装置、及び、搬
送装置を任意の場所及び別の任意の場所において昇降さ
せるための装置が別途設置されているものと仮定する。
【0023】まず、搬送装置における把持手段17、1
9を拡開させた状態、すなわち、図2中仮想線で示すよ
うな状態にする。その状態で、被搬送物である米袋39
が積層されている任意の場所まで、搬送装置を移動させ
る。その任意の場所において、搬送装置を所定レベルま
で降下させる。そして、その状態で、エアーシリンダ機
構45、75を駆動して、拡開状態にある把持手段1
7、19を閉成させる。すなわち、図2中実線で示すよ
うな状態にする。それによって、任意の場所に積層され
ている米袋39の内最上位に位置する米袋39を保持す
ることができる。
【0024】次いで、その状態で、搬送装置を所定レベ
ルまで上昇させるとともに、別の任意の場所まで移動さ
せる。そして、別の任意の場所まで移動した後、搬送装
置を所定レベルまで下降させる。所定レベルまで下降さ
せた後、エアーシリンダ機構45、75を駆動して、閉
成状態にある把持手段17、19を拡開させる。それに
よって、把持手段17、19によって把持されていた米
袋39が落下することになる。尚、その際、押圧手段9
1のエアーシリンダー機構93、95にエアーを供給す
るためのラインに夫々介挿されている電磁弁121、1
21は、中立位置121bに切り換わっていて、押圧部
材101はその自重により米袋39上に落下した状態に
あり、それによって、米袋39を押し付けるようにして
いるので、上記把持手段17、19による把持が解除さ
れる場合に、米袋39がいずれかの方向に引きずられて
その位置がずれるようなことを防止することができる。
又、そもそも、把持手段17、19の動作が同期部材1
31、133によって同期するように構成されているの
で、上記位置ずれの可能性は極めて低いものである。
【0025】そして、米袋39を落下させるときに、エ
アーシリンダー機構93、95を駆動して、押圧部材1
01降下させる。この押圧部材101の降下によって、
落下した米袋39の中心部は押圧されて凹むことにな
る。その様子を図10に示す。これで、1個の米袋39
の搬送が完了することになり、その後、押圧手段91の
エアーシリンダ機構93、95を駆動して、押圧部材1
01上昇させるとともに、把持手段17、19は拡開し
たままの状態とし、次の米袋39の搬送動作を開始す
る。以下、同様の動作を繰り返すことにより、任意の場
所に保持されている複数個の米袋39を、別の任意の場
所まで搬送して、落下・積層させることができるもので
ある。
【0026】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、米袋39を所定の場所から別
の所定の場所まで搬送する場合に、搬送した米袋39の
上面を押圧部材101により押圧して若干量だけ凹ませ
るようにしたので、次に、搬送されてその上に積層され
る米袋39が極めて落ち着いた状態で積層されることに
なり、それによって、多数の米袋39を確実に整然と搬
送・積層させることができる。又、米袋39の中心部を
長手方向に沿って凹ませるようにしたので、上記効果を
より高いものになる。又、一対の把持手段17、19を
同期部材131、133によって同期させるように構成
したので、一対の把持手段17、19の動作にタイミン
グのずれがなくなり、例えば、把持している米袋39を
落下させる場合にも、その位置が不用意にずれるような
ことがない。又、電磁弁121を使用しているので、該
電磁弁121を中立位置にすることにより、押圧部材1
01を自重により落下させることができ、それによっ
て、一対の把持手段17、19による把持を解除して、
米袋39を落下させる場合に、押圧部材101の自重に
よりこれを押し付けることができ、それによっても、米
袋39の位置ずれを防止することができる。
【0027】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、把持手段17、19の構成は図示
したものに限定されない。又、押圧手段としても、例え
ば、複数個の押圧部材を設置して、それらによって、複
数箇所において押圧するようにしてもよい。その他、各
部の構成は図示したものに限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明よる搬送方法
によると、米袋等内容物を収容した状態である程度変形
可能な被搬送物を所定の場所から別の所定の場所まで搬
送する場合に、搬送した被搬送物の上面を押圧して若干
量だけ凹ませるようにしたので、次に、搬送されてその
上に積層される搬送物が極めて落ち着いた状態で積層さ
れることになり、それによって、多数の被搬送物を確実
に整然と搬送・積層させることができるようになる。
又、被搬送物の中心部を被搬送物の長手方向に沿って凹
ませるようにした場合には、上記効果をより高いものに
することができる。又、本願発明による搬送装置による
と、上記搬送方法を実施する上で好適なものとして提供
することができる。又、一対の把持手段を同期手段によ
って同期させるように構成した場合には、一対の把持手
段の動作にタイミングのずれがなくなるので、例えば、
把持している被搬送物を落下させる場合にも、その位置
が不用意にずれるようなことがなくなる。又、シリンダ
ー機構を使用した場合に、中立位置を備えた電磁弁を使
用した場合には、中立位置にすることにより、押圧部材
を自重により落下させることになり、それによって、一
対の把持手段による把持を解除して、被搬送物を落下さ
せる場合に、押圧部材の自重によりこれを押し付けるこ
とができ、それによって、被搬送物の位置ずれを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の構成を
示す上面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の側面図
である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の一部の
構成を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図で把持手段を回動さ
せるための駆動手段の構成を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の押圧手
段の構成を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の押圧手
段の構成を示す側面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の押圧手
段の構成を示す上面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図で搬送装置の押圧手
段の構成を示す下面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す図で電磁弁の構成を示
す図である。
【図10】本発明の一実施例を示す図で押圧手段による
作用を示す図である。
【図11】本発明の一実施例を示す図で作用を説明する
ための図である。
【図12】従来例を示す図で作用を説明するための図で
ある。
【符合の説明】
17 把持手段 19 把持手段 91 押圧手段 93 エアーシリンダー機構 95 エアーシリンダー機構 101 押圧部材 121 電磁弁 131 同期部材(同期手段) 133 同期部材(同期手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米袋等内容物を収容した状態である程度
    変形可能な被搬送物を所定の場所から別の所定の場所ま
    で搬送する搬送方法において、被搬送物を把持した状態
    で搬送してその把持を解除して被搬送物を落下・積層さ
    せる際、被搬送物の上面を押圧して若干量だけ凹ませる
    ようにしたことを特徴とする搬送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の搬送方法において、被搬
    送物の中心部を被搬送物の長手方向に沿って凹ませるよ
    うにしたことを特徴とする搬送方法。
  3. 【請求項3】 相互に対向した状態で配置され相互に接
    近する方向に回動することにより被搬送物を把持し相互
    に離間する方向に回動することにより被搬送物の把持を
    解除する一対の把持手段と、上記一対の把持手段が相互
    に離間する方向に回動することにより把持していた被搬
    送物を落下・積層させる際に被搬送物の上面を押圧して
    若干量だけ凹ませる押圧手段と、を具備したことを特徴
    とする搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の搬送装置において、押圧
    手段は被搬送物の上面に押し付けられてその上面を凹ま
    せる押圧部材と、上記押圧部材を昇降させるシリンダー
    機構と、から構成されていることを特徴とする搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の搬送装置において、押圧
    部材は被搬送物の中心位置において被搬送物の長手方向
    に均等に延長されたものであることを特徴とする搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の搬送装置において、押圧
    手段は、押圧部材と該押圧部材を昇降させるシリンダー
    機構とからなる押圧ユニットを複数設置して構成されて
    いることを特徴とする搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の搬送装置において、一対
    の把持手段は同期手段によって同期されるように構成さ
    れていることを特徴とする搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は請求項5記載の搬送装置に
    おいて、シリンダー機構に駆動用の流体を供給・排出す
    る場合に、流体を排出する中立位置を備えた電磁弁を使
    用するようにしたことを特徴とする搬送装置。
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