JPH08217067A - 中仕切りつき折りたたみコンテナー - Google Patents

中仕切りつき折りたたみコンテナー

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JPH08217067A
JPH08217067A JP4923295A JP4923295A JPH08217067A JP H08217067 A JPH08217067 A JP H08217067A JP 4923295 A JP4923295 A JP 4923295A JP 4923295 A JP4923295 A JP 4923295A JP H08217067 A JPH08217067 A JP H08217067A
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JP4923295A
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Nobuhiro Takaura
信弘 高浦
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Honda Express KK
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Honda Express KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品収納ポケット9を有する中仕切り体1を
装着する折りたたみコンテナー10によって、自動車部
品等を多量運搬するにおいて、運搬後の空コンテナー1
0と中仕切り体1を圧縮セット可能にして、復路運搬の
効率化と、物品の収納取り出し作業性の向上と、コンテ
ナー10の機能活用を図る。 【構成】 中間曲げ自在の側板25と、内側へはね上げ
自在のあおり板24からなる側壁板を、方形の上部枠2
1と、底面11を有する底板枠22の間に設けた折りた
たみコンテナー10と、物品収納ポケット9を平面上に
整列配列して物品収納ポケット9の凹凸を相互に嵌合し
て重合セットできる重合セットトレイ型の中仕切り体1
Aとの組合せからなり、縮小セット状態のコンテナー1
0の上部枠21の枠内を、重合セットした中仕切り体1
Aを上方から取り出し自在に収納する中仕切りポケット
19にした構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用部品や機械部
品等の物品群を収納する物品収納ポケットを有する中仕
切り体を備えて、その物品を運搬したり保管するのに使
用する中仕切りつき折りたたみコンテナーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車部品や小形の機器物品等の
有形固形物を運搬したり保管する場合には、所要サイズ
の物品収納バケット形状(主として樹脂板で枠囲いした
方形立方体のバケツ形状をなし、機械部品・小物資材等
を入れる四角箱型の容器)のコンテナーが用いられてお
り、収納すべき物品を個別に区画すべき場合は、物品収
納ポケット群を有する中仕切り体を、そのコンテナーに
装着し、その物品収納ポケットに物品を収納する中仕切
りつきコンテナーが使用されている。
【0003】そして、そのコンテナーは、運搬・保管し
た物品を取り出した空状態や不使用時には、側壁板を折
りたたんで小形に圧縮セットできる折りたたみ構造のも
のが、実公昭58ー8663・8679・9861・1
6501号公報、或は、実公平3ー26112・実公平
4ー14350・実公平5ー13714・実公平5ー1
6104号公報等に、多数の公知例があり、さらに、そ
の折りたたみコンテナーに、拡大縮小自在の中仕切りを
一体に備えた実公平5ー18262号公報の公知例があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の折りたた
みコンテナーは、箱形をなす側壁板を折りたたむ構造か
ら、その側壁板の高さが制限されるので、深底形状のも
のが成形できない形状制限があり、高長のものの収納が
不能になる難点がある。
【0005】そして、そのコンテナーに装着する従来の
中仕切り体は、収納すべき物品の形状・サイズに合せて
固定した区画形状を有し、物品を収納しない空の場合で
も、その区画を形成している板材の組合せを分解しない
限り、折りたたみ等ができないので、例えば、多量の自
動車部品を遠距離運搬する場合、前記の折りたたみコン
テナーを用いても、物品取り出し後の空の中仕切り体が
嵩ばって、コンテナーの折りたたみができず、復路にお
いても、往路と概ね同様な運搬容積となって運搬コスト
高の要因になると共に、収納すべき物品の形状・サイズ
に合せた個有形状のものが多種類必要になり、その上、
収納物品によっては、運搬中の振動による損傷を防止す
るためのクッション材を、物品個別に施す必要があるの
で、物品の収納・取り出し作業性が悪くなると共に、コ
スト高になる。
【0006】そして、その空の中仕り体を、折りたたみ
コンテナーから取り出して中仕切り体を集約し、コンテ
ナーのみを折りたたんで圧縮セットし、復路の運搬容積
の圧縮化を図っても、その中仕切り体をコンテナーから
いちいち取り出したり、再びコンテナーに戻して装着す
る煩雑な作業が必要になるので、運搬すべき自動車部品
等のコンテナーへの収納とコンテナーからの取り出しの
作業の生産性が極めて低下すると共に、折りたたみ不能
の中仕切り体群が嵩ばるので、運搬容積の減縮化の効果
は薄く、復路の運搬コスト低減メリットが少い難点があ
り、折りたたみコンテナーのメリットが有効に機能しな
い。
【0007】さらに、前記の折りたたみ中仕切りを一体
に有する折りたたみコンテナーは、中仕切りの形状・機
能が固定化され、収納物品の変化に対応できないので、
コンテナー機能が特定物品のみに制限される。以上の諸
難点がある。本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る中仕切りつき折りたたみコンテナーを提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のコンテナーは「上部枠と底板枠との間に、前
記枠内へ折りたたみ自在の側壁板を有して、圧縮セット
自在の折りたたみコンテナーと、拡大状態において、前
記底板枠の底面上を区画する物品収納ポケット群を有
し、かつ、縮小セット自在の別体の折りたたみ中仕切り
体、または、物品収納ポケットの凹凸を相互に嵌合して
重合セット自在の重合トレイ型中仕切り体との組合せに
なし、折りたたみセットした前記側壁板上の前記上部枠
内を、縮小状態の前記折りたたみ中仕切り体、または、
重合セット状態の前記重合トレイ型中仕切り体を収納す
る中仕切り収納ポケットになした構造」になっている。
【0009】即ち、本発明の中仕切りつき折りたたみコ
ンテナーは、収納すべき物品の形状サイズ・収納形態に
適する構造を有する別体の折りたたみ中仕切り体と、折
りたたみコンテナーを組合せて使用するものにして、折
りたたんだ状態のコンテナーの上端部分の枠内に、折り
たたみ状態の中仕切り体を収納する構造を特徴としてお
り、その折りたたみ状態を解放セットして、物品をコン
テナーに収納するとき、その中仕切り体が、ロボットに
よる自動取り出しや、手作業による取り出しがし易くな
るように配慮されている。
【0010】そして、その中仕切り体は、収納底板上を
スライドして拡大・縮小できるジグザク板、または、伸
縮自在の縦壁板と横壁板を連結した拡縮区画板、或は、
起立・倒伏自在の緯板と経板によって形成した態様のも
のが採択され、さらに、その収納底板の一側側縁を縮小
状態の拡縮区画板の格納部になすもの、または、その収
納底板を折り曲げて、縮小した拡縮区画板を包み込みセ
ットするもの、或は、拡縮区画板の縮小姿勢をロックす
るロック部を設けたもの等の態様が採択され、さらに、
着脱自在に連結する底板トレイを有する底板枠にした
り、中仕切り収納ポケットを有しない従来の折りたたみ
コンテナーに、上部枠を後付けして中仕切り収納ポケッ
トつきコンテナーにする態様が採択される。
【0011】
【作用】以上の本発明の中仕切りつき折りたたみコンテ
ナーは、別体の折りたたみコンテナーと折りたたみ中仕
切り体を組合せるので、その組合せの変化によって、収
納物品の多様な収納条件に即対応できる多様性能を有す
ると共に、物品取り出し後は、全体をコンパクトに縮小
セットして、空の中仕切り体が占有する巨大な無駄空間
を解消して、全体の運搬容積を特段に減縮し、極めて効
率的な運搬ができる。
【0012】そして、その中仕切り体は、縮小状態のも
のを開放して、起立させたり、引き伸ばすことによっ
て、ワンタッチ的に物品収納ポケット群が即時形成でき
ると共に、物品取り出し後はワンタッチ的に縮小状態に
することができるので、物品収納バスケットを反復利用
する場合の物品収納作業と物品取り出し後の後始末作業
がし易くなると共に、縮小セット状態のコンテナーの上
部枠内に中仕切り体が収納されているので、そのコンテ
ナーを開放して物品収納する場合は、その中仕切り体の
取り出しがし易く、ロボットによる中仕切り体の自動取
り出し等の自動化が可能になる。
【0013】さらに、前記態様の着脱自在の底板トレイ
を有する底板枠からなるものは、その底板枠を深底型の
ものにすることによって、従来の折りたたみコンテナー
で収納できなかった長大物品の収納が可能になる。
【0014】さらに、その中仕切り体の拡縮区画板を、
伸縮弾性を有するものにしておくと、縮小格納時の圧縮
ぐせによって、折曲ポイントを中心として圧縮方向へ縮
もうとする弾性を温存するので、収納した物品と区画板
が軽く圧接して、物品を弾支保持する状態を呈し、運搬
中のがたつきが防止できると共に、がたつき防止のため
の特別のクッション材の介着が無用なる。そして、その
弾性を有する拡縮区画板は、その伸縮度の調整によっ
て、物品収納ポケットの個個の形状・サイズを弾性変形
させることができるので、同一形態の中仕切り部材が、
形状・サイズの異なる多種類の物品収納に共用できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例の中仕切りつきコンテナー10を
示す図1を参照して、このコンテナー10は、方形枠の
上部枠21と方形枠に底面11を設けた底板枠22との
間に、中間から折れ曲げ自在の対向一対の側板25と、
上部枠21に上端を支承して上部枠21の枠内へはね上
げ自在の「あおり板24」を有し、側板25を折りたた
んで、あおり板24をはね上げると、上部枠21と底板
枠22が接合してコンパクトに折りたたみできる側壁板
からなる公知の折りたたみコンテナーと同一の構造を有
し、その上部枠21の内側は、側壁板を折りたたんだ状
態において、若干の空間を保有し、後述する中仕切り体
1Aを収納する中仕切り収納ポケット19を形成する構
造になっている。
【0016】そして、コンテナー10と組合せる中仕切
り体1Aは、物品収納ポケット9の凹所を同一平面上に
整列配列したトレイ形状を有し、空の物品収納ポケット
9の凹凸を順次上下に嵌合してコンパクトに重合セット
できる公知形状の重合セットトレイ型の形状をなしてい
る。そして(図1の(C)参照)、物品収納ポケット9
に所定の物品20を収納した中仕切り体1Aを入れて底
面11上に積み重ねて、拡大セットされたコンテナー1
0に収納すると共に、物品20を取り出した空の中仕切
り体1Aは、重合セット状態にして、縮小セットしたコ
ンテナー10の中仕切り収納ポケット19に収納され
る。
【0017】そして、そのコンテナー10に物品20を
収納して反復輸送する場合は、例えば、縮小セット状態
のコンテナー10の上部枠21内に存在する重合セット
姿勢の中仕切り体1Aが、ロボットによって順次自動的
に取り出されて、物品20が自動収納され、その物品収
納状態の中仕切り体1Aが、同じくロボットによって自
動的に拡大セットされたコンテナー10に自動収納され
る。そして、その収納物品の取り出しもロボットによる
自動取り出しが行われて使用される。
【0018】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、物品20の収納・取り出しの一連のプロセスの自動
化が可能になるので、自動車部品等の多量物品を反復し
て多量運送する場合において、物品の収納・取り出し作
業の特段の効率化と、コンテナー10と中仕切り体1A
の縮小セットによる復路運搬の効率化が促進できる。
【0019】続いて、図2〜図7を参照して、折りたた
みコンテナー10と組合せる折り中仕切り体1の他の実
施例を説明する。即ち、図2のものは、コンテナー10
の底面11に載置する収納底板2の一側縁に起立側板1
3を設け、起立側板13に端部を連結して、収納底板2
上をスライドして弾性伸縮する「ジグザク板」からなる
拡縮区画板7が設けられている。そして、この拡縮区画
板7は、手で引き伸ばして伸長拡大すると、そのジグザ
ク板間が物品収納ポケット9になり、手で押えて縮小状
態にすると(図2の(B)参照)起立側板13に添着し
てコンパクトに縮小収納できる。
【0020】そして、起立側板13の近傍の収納底板2
には、起立側板13と平行する折曲ライン12が設けら
れ、この折曲ライン12から底板2を90°折り曲げる
ことによって、縮小姿勢の拡縮区画板7が、起立側板1
3と底板2の一部によって三方枠囲いして収納格納する
格納部14になる構造を有している。なお、この実施例
のものには、起立側板13側の係止突片15と底板2側
の係止部16を対としてベルベツトファスナーからなる
前記収納格納姿勢のセットロック部が設けてある。
【0021】続いて、図3を参照して、図2実施例と同
様な起立側板13と伸縮弾性を有する拡縮区画板7と折
曲ライン12を有するものにおいて、この図3のもの
は、折曲ライン12が複数になると共に、起立側板13
の外側の係止部16Bと、収納底板2の他の側縁に設け
た係止部16A(係止部16A・16Bはベルベットフ
ァスナー)からなるセットロック部を有し、拡縮区画板
7を縮小セットして収納底板2を折り曲げると、係止部
16A・16Bがセットロックして、収納底板2が折り
たたみセットされ、その内側に、縮小姿勢の拡縮区画板
7が格納できるようになっている。
【0022】続いて、図4を参照して、図2実施例と同
様に、起立側板13に拡縮区画板7の端部を連結し、か
つ、起立側板13の近傍の折曲ライン12を90°折り
曲げることによって、縮小姿勢の拡縮区画板7を三方枠
囲いする格納部14とするものにおいて、この実施例の
拡縮区画板7は、起立側板13と平行する2個の縦壁板
18間を、弾性を有して折れ曲げ自在の横壁板17で連
結し、収納底板2上をスライドして伸長した縦・横壁板
17・18が区画する空間を物品収納ポケット9となし
た構造を有している。
【0023】そして、その縦壁板18を手で引き伸ばし
た伸長状態の拡縮区画板7の物品収納ポケット9に物品
を収納すると共に、物品を取り出し後は、拡縮区画板7
を手で押して縮小状態にして格納部14に収納セットす
るようになっている。
【0024】以上の図2・図3・図4実施例のものは、
拡縮区画板7の伸縮による物品収納ポケット9の形成・
解消不存在がワンタッチ的に可能にして、コンテナー1
0に装着したままその伸縮が可能であり、物品収納しな
いときは、簡便に小形化コンパクト化して、折りたたん
で圧縮セットしたコンテナー10の収納ポケット19に
収納格納できる。
【0025】そして、図2・図3・図4の各実施例の拡
縮区画板7は、拡いた状態になると、折り曲げ点を起点
として圧縮収納姿勢に戻ろうとする復元弾性力を生じ、
かつ、物品収納ポケット9の形状・サイズは若干の範囲
で可変となるので、収納物品の形状・サイズの変化に対
応できると共に、収納物品のがたつきを防止し、がたつ
き防止のために物品20にクッション材を介装する等の
特別の対策が無用になり、物品の収納取り出し作業が簡
素化できる。
【0026】さらに、前記図3実施例のものは、係止片
15等の突片形状のものがなく、規格化量産した樹脂板
材によって簡易に形成可能であり、量産成形型等が不用
になるので、中仕切り部材が低コストに量産提供できる
と共に、収納底板2の折りたたみによって、全体がコン
パクトになって取扱い易くなる。
【0027】つぎに、図5実施例のものは、収納底板2
の左半部分と右半部分に、対をなす拡縮区画板7が設け
られ、それぞれ個別に伸縮できると共に、縮小姿勢にな
ると、収納底板2の左側縁と右側縁に立設した起立側板
13に沿って収納されるようになっている。なお、この
図5実施例の拡縮区画板7は、細かいピッチで起立側板
13と平行する縦壁板18間を、柔軟な帯布の横壁板1
7で連結し、その空間部分を物品収納ポケット9になし
た構造を有し、小物物品の収納に適する。
【0028】続いて、図6を参照して、他の実施例の中
仕切り体1を説明する。即ち、前記の各実施例と同様な
収納底板2の上面に、下端を固定して起立・倒伏自在と
なる経板3と緯板4が格子状に配設され、起立姿勢の経
板3と緯板4によって、所要サイズの物品収納ポケット
9が形成される構造を有している。
【0029】そして、この経板3と緯板4は、相互の交
差部分に設けた、経板3の上半部分のスロット状切欠部
5と、緯板4の下半部分の「四分の一円形」の窓状切欠
部6が相互にかみ合い係合し、経板3と緯板4が、指先
によって自在に起立したり倒伏できるようになってい
る。そして、経板3・緯板4を起立させて物品収納ポケ
ット9に物品20を収納すると共に、物品20を取り出
した後は、経板3・緯板4を倒伏姿勢になして、コンパ
クトに縮小できる。そして、図1実施例のコンテナー1
0に装着して、物品20を収納すると共に、物品20を
取り出した後に前記の縮小状態になし、折りたたんで圧
縮セットしたコンテナー10の収納ポケット19に収納
格納される。
【0030】続いて、図7の中仕切り体1は、コンテナ
ー10の底面11に載置する方形の収納底板2を有し、
この収納底板2の一側縁に起立する帯状の起立側板13
が設けられると共に、起立側板13と平行し、かつ、収
納底板2上をスライドする縦壁板18の両端を、柔軟質
の横壁板17で連結した拡縮区画板7を有している。そ
して、その縦壁板18を手で引き伸ばして拡張状態にす
ると、横壁板17・縦壁板18が区画する空間が、物品
20を収納する物品収納ポケット9となり、物品20を
取り出した後に、縦壁板18を起立側板13に押し付け
ると、拡縮区画板7が、起立側板13に沿って縮小格納
できるようになっている。
【0031】そして、起立側板13と平行に設けた収納
底板2の折曲ライン12から、底板2を折り曲げると、
縮小姿勢の拡縮区画板7が底板2と起立側板13に挾み
込まれ、ベルベットファスナーの係止部16によって、
その縮小状態がセットロックされる。
【0032】以上の各実施例のものは、前記の作用があ
り、自動車部品等の小形の物品20を、多量に反復運搬
するのにおいて、運搬復路のコンテナー10が中仕切り
体1と共に、コンパクトに縮小できるので、無駄な運搬
空間がなく、運搬能率が特段に向上すると共に、折りた
たみコンテナーの機能が有効活用できる。なお、前記各
実施例の中仕切り体1は、ポリプロピレン低発泡体の樹
脂板等によって形成される。
【0033】つぎに、図8を参照して、本発明の他の実
施例を説明する。即ち、この実施例は、中仕切り収納ポ
ケット19を有しない従来の折りたたみコンテナー10
の側壁板枠30に、別体のポケット枠26を後付けし、
そのポケット枠26の内側を中仕切り収納ポケット19
にしたもので、図1実施例のコンテナー10と同様に、
重合セットトレイ型の中仕切り体1A、または、前記各
実施例の折りたたみ中仕切り体1と組合せて使用され
る。
【0034】一方、図9は本発明の折りたたみコンテナ
ー10の他の実施例を示したもので、この実施例のもの
は、底板枠22がコンテナー10の底面11を形成する
底板トレイ28を着脱自在に連結する構造になってい
る。この図9実施例のものによると、収納物品の形状・
サイズに応じて深底型の底板トレイ28が使用できるの
で、従来の折りたたみコンテナーが収納できなかった長
大物品の収納が可能になる。なお、この底板トレイ28
は、連結片29によるボルト締め、係止爪等の慣用手段
によって連結されると共に、図示しないが、深さ方向に
圧縮セットできる蛇腹形状のものが必要に応じて採択さ
れる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の中仕切り
つき折りたたみコンテナーは、収納すべき物品の形状サ
イズ等に対応変化できる自在性を有して、全体が縮小小
形化できるので、自動車部品等を多量運搬するのに極め
て適する実用性を有し、物品の不収納時には、全体を特
段に圧縮小形化して、無駄空間不存在になし、復路の積
荷容積を顕著に減縮して、運搬コストを低減することが
できる。そして、物品の収納・取り出しに際する中仕切
り体の拡大伸長と縮小小形化が、ワンタッチ的にできる
ので、物品の収納・取り出しの作業性が良く、さらに、
縮小セット状態のコンテナーの上部に中仕切り体が収納
存在して、その取り出しが極めてし易い利点を有するの
で、その中仕切り体を取り出して物品を収納し、その物
品収納の中仕切り体を、開放セット状態のコンテナーに
収納するに至る一連の作業は、ロボット利用による自動
化が可能になり、当該生産性を特段に向上し、併せて、
折りたたみコンテナーの折りたたみ機能の有効活用を図
ることができる。
【0036】さらに、本発明の中仕切りつきコンテナー
の中仕切り体は、形状・サイズが異なる多種類物品の収
納に共用可能にして、物品収納コストの低減を促進する
と共に、その拡縮区画板に伸縮弾性を付与することによ
って、運搬中の物品のがたつきを防止し、がたつき防止
のための特別のクッション対策を無用にして、物品収納
・取り出し作業性と物品運搬性の一段の向上を図ること
ができる。以上の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の中仕切りつき折りたたみコン
テナーを示し、(A)はそのコンテナーの斜視図、
(B)はその中仕切り体の斜視図、(C)はその使用状
態の正面図
【図2】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体を示し、(A)はその斜視図、
(B)はその縮小状態の斜視図
【図3】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体を示し、(A)はその斜視図、
(B)はその縮小状態の斜視図、(C)はその縮小状態
の側面図
【図4】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体を示し、(A)はその斜視図、
(B)はその縮小状態の斜視図
【図5】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体を示し、(A)はその拡張状態
の正面図、(B)はその縮小状態の正面図
【図6】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体を示し、(A)はその縮小状態
の斜視図、(B)はその拡張状態の斜視図
【図7】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの中仕切り体の斜視図
【図8】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの斜視図
【図9】本発明の他の実施例の中仕切りつき折りたたみ
コンテナーの斜視図
【符号の説明】
1 折りたたみ中仕切り体 1A 重合セットトレイ型中仕切り体 2 収納底板 3 経板 4 緯板 5 スロット状切欠部 6 窓状切欠部 7 拡縮区画板 9 物品収納ポケット 10 コンテナー 11 底面 12 折曲ライン 13 起立側板 15 係止片 16 係止部 17 横壁板 18 縦壁板 19 中仕切り収納ポケット 20 物品 21 上部枠 22 底板部 24 あおり板 25 側板 26 ポケット枠 28 底板トレイ 29 連結片 30 側壁板枠

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部枠と底板枠との間に、前記枠内へ折
    りたたみ自在の側壁板を有して、圧縮セット自在の折り
    たたみコンテナーと、拡大状態において、前記底板枠の
    底面上を区画する物品収納ポケット群を有し、かつ、縮
    小セット自在の別体の折りたたみ中仕切り体、または、
    物品収納ポケットの凹凸を相互に嵌合して重合セット自
    在の重合トレイ型中仕切り体との組合せになし、折りた
    たみセットした前記側壁板上の前記上部枠内を、縮小状
    態の前記折りたたみ中仕切り体、または、重合セット状
    態の前記重合トレイ型中仕切り体を収納する中仕切り収
    納ポケットになした構造を特徴とする中仕切りつき折り
    たたみコンテナー。
  2. 【請求項2】 コンテナーの底面に載置する収納底板の
    上面に、下端を固定して起立・倒伏自在の経板と緯板を
    交差状に配設し、起立拡大状態の前記経板と緯板によっ
    て、所要形状の物品収納ポケット群を形成すると共に、
    前記経板と緯板は、相互にかみ合って前記の起立拡大
    と、倒伏縮小を自在になす係合切欠部を設けた中仕切り
    体からなる請求項1の中仕切りつき折りたたみコンテナ
    ー。
  3. 【請求項3】 コンテナーの底面に載置する収納底板上
    に、スライド自在に設けた拡縮区画板からなり、前記拡
    縮区画板の伸縮方向の前記収納底板の側縁部分を、縮小
    状態の前記拡縮区画板の格納部になした中仕切り体から
    なる請求項1の中仕切りつき折りたたみコンテナー。
  4. 【請求項4】 単一のジグザク板の拡縮区画板からなる
    中仕切り体の請求項3の中仕切りつき折りたたみコンテ
    ナー。
  5. 【請求項5】 並設した縦壁板間を、折れ曲げ自在、ま
    たは、可撓性の横壁板で連結した拡縮区画板からなる中
    仕切り体である請求項3、または請求項4の中仕切りつ
    き折りたたみコンテナー。
  6. 【請求項6】 コンテナーの底面に載置する収納底板の
    側縁に、帯状の起立側板を立設すると共に、前記起立側
    板と平行する折曲ラインを、前記収納底板に設け、前記
    折曲ラインの曲げによって、縮小姿勢の拡縮区画板を、
    前記起立側板と前記収納底板によって、三方枠囲いして
    格納部となす中仕切り体からなる請求項3・請求項4・
    請求項5のいずれかの中仕切りつき折りたたみコンテナ
    ー。
  7. 【請求項7】 縮小状態の拡縮区画板のセットロック部
    を設けた請求項4・請求項5・請求項6のいずれかの中
    仕切りつき折りたたみコンテナー。
  8. 【請求項8】 収納底板を格納部の方向へ折りたたみ自
    在にした請求項3・請求項4・請求項5・請求項6・請
    求項7のいずれかの中仕切りつき折りたたみコンテナ
    ー。
  9. 【請求項9】 着脱自在に連結する底板トレイを有する
    底板枠からなる請求項1・請求項2・請求項3・請求項
    4・請求項5・請求項6・請求項7・請求項8のいずれ
    かの中仕切りつき折りたたみコンテナー。
  10. 【請求項10】 上部枠を、側壁板を支承する側壁板枠
    と、枠内を中仕切り収納ポケットとなす別体のポケット
    枠との連結構造になした請求項1・請求項2・請求項3
    ・請求項4・請求項5・請求項6・請求項7・請求項8
    ・請求項9のいずれかの中仕切りつき折りたたみコンテ
    ナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018955A (ja) * 1999-07-01 2001-01-23 Appax Co Ltd 折り畳み可能な箱
JP2015048128A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 本田技研工業株式会社 ワーク収納機構
CN112239000A (zh) * 2019-07-16 2021-01-19 名硕电脑(苏州)有限公司 隔板结构及包装盒

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