JPH082169Y2 - 柵 柱 - Google Patents

柵 柱

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JPH082169Y2
JPH082169Y2 JP1991045021U JP4502191U JPH082169Y2 JP H082169 Y2 JPH082169 Y2 JP H082169Y2 JP 1991045021 U JP1991045021 U JP 1991045021U JP 4502191 U JP4502191 U JP 4502191U JP H082169 Y2 JPH082169 Y2 JP H082169Y2
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JP
Japan
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peripheral surface
cylinder
column
pillar
mounting cylinder
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JP1991045021U
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JPH0587016U (ja
Inventor
晶一 上田
Original Assignee
サンキン株式会社
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Publication date
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中に埋設される外筒
に対し引出し、収納自在に挿入された柱体を地上に引出
して立設し、車や人の通行を阻止するための柵柱に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種柵柱は、例えば、実開平2
−29915号公報に記載されているように、地中に埋
設される外筒の上部内側に取付筒体を固定すると共に、
前記外筒に、前記取付筒体の内径よりも小径の直筒状柱
体を引出し、収納自在に挿入し、この柱体の下部に、径
方向外方に突出する係合ピンを突設する一方、前記取付
筒体に、その下端から軸方向上方に延びて前記係合ピン
を案内する案内溝と、該案内溝の上端部から周方向に延
びて前記係合ピンの軸方向移動及び周方向移動を規制す
る鈎形係止溝とを設けて、前記柱体を引出位置に引出す
とき、該柱体に突設した前記係合ピンが前記案内溝にガ
イドされ、そして前記柱体を角回転させて前記係合ピン
を前記鈎形係止溝に係合させて前記柱体を引出位置に保
持するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のごと
く柱体を、外筒に対し引出し、収納自在に挿入した柵柱
の場合、前記外筒の上部内側に固定した取付筒体の内周
面と、前記柱体の外周面との間には、前記柱体を引出
し、収納するための所定間隔の隙間が設けられるのであ
るが、この隙間を大きくして、前記柱体の引出し、収納
が行ない易いようにすると、引出位置に保持した柱体が
外筒に対し横方向にガタ付き易くなる問題があり、ま
た、前記隙間を小さくして、前記柱体のガタ付きを少な
くすると、前記取付筒体の上端開放口から前記隙間内に
侵入した泥土が前記隙間に溜ることになるので、前記柱
体の引出し及び収納時の移動抵抗が増大することにな
り、しかも、前記柱体は直筒状に形成されているから、
以上のごとく隙間を小さくすると、柱体の引出し及び収
納操作が非常に行い難くなると共に、柱体の外周面が前
記泥土により傷付く問題がある。
【0004】本考案は以上の点に鑑み考案したもので、
目的は、引出位置に保持した柱体のガタ付きを少なくで
きて、しかも、この柱体の引出し及び収納操作を容易に
行うことができ、更に、柱体外周面の泥土による傷付き
を少なくすることができるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、地中に埋設される外筒1と、該外筒1に
引出し、収納自在に挿入される柱体4とから成り、前記
外筒1の上部内側に、該外筒1の内径よりも小径で柱体
4の外径より大径の内周面をもった取付筒体2を設ける
と共に、前記柱体4の下部に、該柱体4の引出位置への
引出時、前記取付筒体2の内周面と僅少間隔を置いて対
向する外周面をもった所定長さの径大嵌合部41を設
け、この径大嵌合部41の外周面と前記取付筒体2の内
周面との少なくとも一方に、上下に開放する排出溝5を
設けたのである。
【0006】
【作用】柱体4を引出位置に引出したとき、該柱体4の
下部に設けた径大嵌合部41と取付筒体2の内周面との
間の隙間を小さくできるから、引き出された柱体4の外
筒1に対するガタ付きを少なくできるのである。しか
も、この柱体4の収納位置から引出位置までの間の全移
動領域のうち、引出位置近くの短い移動領域を除く長い
移動領域での柱体4外周面と取付筒体2内周面との間の
隙間、及び径大嵌合部41と外筒1内周面との間の隙間
を、柱体4のガタつきを考慮することなく大きくでき
て、柱体4の移動抵抗を小さくでき、更に、引出位置近
くの短い移動領域では、取付筒体2の上端開放口から内
方に侵入した泥土を、前記排出溝5から下方側に排出で
きて、前記柱体4の泥土による移動抵抗を最小にできる
から、全体として柱体4の引出し及び収納操作を容易に
できるのであり、更に、柱体4外周面の泥土による傷つ
きも少なくできるのである。
【0007】
【実施例】図1〜4に示した柵柱は、地中に埋設される
直円筒状外筒1の上部外側に、鍔部11aをもった固定
筒体11を固定し、また、前記外筒1の上部内側に、前
記固定筒体11の鍔部11aに対向する鍔部21をもっ
た取付筒体2を取付ねじ3により着脱可能に取付けると
共に、前記外筒1に、前記取付筒体2の内径よりも小径
の直円筒状の柱体4を引出し、収納自在に挿入してい
る。尚、前記外筒1は合成樹脂により形成しており、
又、前記取付筒体2は、アルミニュウムまたは合成樹脂
により形成している。。
【0008】前記柱体4の下部には、該柱体4の引出位
置への引出時、前記取付筒体2の内周面2aと僅少間隔
を置いて対向する外周面をもった所定長さの径大嵌合部
41を設け、この径大嵌合部41の外周面に、上下に開
放する8本の排出溝5を周方向に所定間隔を置いて設け
ている。この排出溝5は、軸方向に真っすぐに形成する
のであるが、その他螺旋状に形成してもよいのである。
また、前記径大嵌合部41は、前記柱体4と別個に形成
するアルミニウム或はプラスチックス製の円筒体40に
より形成するのであって、この円筒体40を前記柱体4
の下部外周に嵌合して、4本のカシメピン6により固定
している。また、前記柱体4には、前記径大嵌合部41
を貫通して径方向両側外方に突出する係合ピン7を設け
ている。この係合ピン7は、前記柱体4内に挿入する保
持筒70に挿入し、この保持筒70と前記係合ピン7と
を割りピン(図示せず)で結合して、係合ピン7の柱体
4に対する脱落を防止している。尚、前記径大嵌合部4
1は、前記柱体4と一体に形成してもよい。
【0009】また、前記取付筒体2の上端開放部には径
方向内方に向かって突出する環状突起25と環状の保持
凹部22とを設けて、該保持凹部22に、引出位置に引
出した柱体4における前記排出溝5の開放口を覆う環状
のシールリング8を着脱可能に保持している。このシー
ルリング8は、その内周面8aが、前記柱体4の外周面
と僅少間隔を置いて対向し、シールリング8と柱体4と
の間の隙間を小さくして泥土の前記排出溝5への侵入を
難しいようにしており、また、前記シールリング8は合
成樹脂により形成して、前記柱体4の外周面がシールリ
ング8の内周面と接触した場合における接触抵抗を小さ
くできて、柱体4の傷付きもないようにしている。
【0010】又、前記取付筒体2には、その下端縁から
軸方向上方に延びて前記係合ピン7を案内する先細まり
状の案内溝23と、該案内溝23の上端部から周方向に
延びて前記係合ピン7の軸方向移動及び周方向移動を規
制する鈎形係止溝24とを設けて、前記柱体4を引出位
置に引出すとき、前記係合ピン7が前記案内溝23にガ
イドされ、そして前記柱体4を角回転させて前記係合ピ
ン7を前記鈎形係止溝24の係止部24aに係合させ、
柱体4を引出位置に保持するようにしている。尚、前記
取付筒体2は図1のごとく前記外筒1と別体である他、
一体であってもよい。
【0011】又、図中、9は前記柱体4の上端部に固定
したキャツプ、10はこのキヤツプ9に引出可能に保持
した取手である。
【0012】以上のごとく構成した柵柱は、図4に示す
ごとく前記外筒1を地中に埋設し、その上部に設けた取
付筒体2の鍔部21を地面に露出させるのであって、前
記外筒1に挿入された柱体4か不必要の場合、該柱体4
は前記外筒1に収納されて、前記キャップ9が取付筒体
2の開放口を閉鎖している。そして、前記柱体4を引出
して車や人の通行を阻止する場合は、取手10を持って
前記柱体4を上方に引出すのであって、この柱体4が引
出位置に近づくと径大嵌合部41が取付筒体2内に進入
すると共に、係合ピン7が案内溝23に係合し、該案内
溝23でガイドされながら引出されることになり、そし
て、係合ピン7が案内溝23の上端に当接したとき、前
記柱体4を角回転して前記係合ピン7を前記鈎形係止溝
24の係止部24aに係合させて、柱体4の軸方向移動
及び周方向移動を規制し、この柱体4を引出位置に保持
するのである。
【0013】しかして、前記径大嵌合部41は柱体4の
下部にのみ設けているのであるから、収納した柱体4が
引出位置に近づいて径大嵌合部41が取付筒体2内に進
入するまでの長い移動領域では、柱体4外周面と取付筒
体2内周面との間の隙間、及び径大嵌合部41と外筒1
内周面との間の隙間を、柱体4のガタつきを考慮するこ
となく大きくできて、柱体4の移動抵抗が非常に小さく
なっているから、柱体4の引出操作が容易であり、しか
も、柱体4を引出位置に保持したとき、前記径大嵌合部
41の外周面が取付筒体2の内周面と僅少間隔を置いて
対向し、この対向部の隙間が小さくなっているのである
から、引出した柱体4の横方向のガタ付きを非常に少な
くできるのである。
【0014】又、取付筒体2の内周面と僅少間隔を置い
て対向する外周面をもった前記径大嵌合部41には、排
出溝5を設けて、前記取付筒体2の上端開放口から内方
に侵入した泥土を、前記排出溝5から下方側に排出でき
るようにしているから、前記柱体4の泥土による移動抵
抗を最小にでき、全体として、柱体(4)の引出し操作
を容易にできるのであり、また 、柱体4外周面の前記
泥土による傷付きを少なくできるのである。
【0015】また、前記径大嵌合部41は柱体4の下部
にのみ設けているのであるから、柱体4の収納時、前記
径大嵌合部41が取付筒体2の内周面と対向しなくなっ
て柱体4が収納位置に収納されるまでの長い移動領域で
は、柱体4外周面と取付筒体2内周面との間の隙間、及
び径大嵌合部41と外筒1内周面との間の隙間を大きく
でき、柱体4の移動抵抗を非常に小さくできるのであ
り、従って、前記泥土による移動抵抗の減少と相俟って
柱体4の収納操作を容易にできるのである。
【0016】又、取付筒体2の上端開放部には、前記排
出溝5を覆うシールリング8を設けているため、泥土の
前記排出溝5への侵入を難しくでき、それだけ侵入量を
少なくできるのである。
【0017】尚、以上説明した実施例では、柱体4の径
大嵌合部41に排出溝5を設けたが、その他、図5、6
のごとく前記径大嵌合部41と前記取付筒体2の内周面
との両方に設けてもよい。この場合、径大嵌合部41に
設ける排出溝5と、取付筒体2の内周面に設ける排出溝
5とは互いに対向する位置に配設してもよいが、図6の
ごとく周方向に変位した位置に配設してもよい。また、
前記排出溝5は図7のごとく前記取付筒体2の内周面に
のみ設けてもよい。
【0018】また、以上の説明では、取付筒体2の上端
開放部にシールリング8を着脱可能に設けたが、このシ
ールリング8は、例えば前記取付ねじ3を利用して着脱
可能に固定するようにしてもよいし、また、図8のごと
く取付筒体2と一体であってもよいし、また、シールリ
ング8をなくしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上のごとく本考案によれば、径大嵌合
部41と取付筒体2との間の隙間を小さくして、引出し
た柱体4のガタつきを少なくできながら、しかも、柱体
4の収納位置から引出位置までの間の全移動領域のう
ち、引出位置近くの短い移動領域を除く長い移動領域で
の柱体4外周面と取付筒体2内周面との間の隙間、及び
径大嵌合部41と外筒1内周面との間の隙間を、柱体の
ガタつきを考慮することなく大きくできて、柱体4の移
動抵抗を小さくでき、更に、引出位置近くの短い移動領
域では、引出位置近くの短い移動領域では、取付筒体2
の上端開放口から内方に侵入した泥土を、前記排出溝5
から下方側に排出できて、前記柱体4の泥土による移動
抵抗を最小にできるから、全体として、柱体4の引出し
及び収納操作を容易にできるのであり、更に、柱体4外
周面の泥土による傷つきを少なくできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案柵柱の要部のみの縦断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】取付筒体のみの一部を省略した側面図である。
【図4】使用状態を示す説明図である。
【図5】別の実施例を示す要部のみの断面図である。
【図6】図5のY−Y線断面図である。
【図7】別の実施例を示す要部のみの断面図である。
【図8】別の実施例を示す要部のみの断面図である。
【符号の説明】 1 外筒 2 取付筒体 4 柱体 5 排出溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設される外筒(1)と、該外筒
    (1)に引出し、収納自在に挿入される柱体(4)とか
    ら成り、前記外筒(1)の上部内側に、該外筒(1)の
    内径よりも小径で柱体(4)の外径よりも大径の内周面
    をもった取付筒体(2)を設けると共に、前記柱体
    (4)の下部に、該柱体(4)の引出位置への引出時、
    前記取付筒体(2)の内周面と僅少間隔を置いて対向す
    外周面をもった所定長さの径大嵌合部(41)を設
    け、この径大嵌合部(41)の外周面と前記取付筒体
    (2)の内周面との少なくとも一方に、上下に開放する
    排出溝(5)を設けたことを特徴とする柵柱。
JP1991045021U 1991-06-14 1991-06-14 柵 柱 Expired - Lifetime JPH082169Y2 (ja)

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JP1991045021U JPH082169Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 柵 柱

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JP1991045021U JPH082169Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 柵 柱

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Publication Number Publication Date
JPH0587016U JPH0587016U (ja) 1993-11-22
JPH082169Y2 true JPH082169Y2 (ja) 1996-01-24

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ID=12707687

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421379U (ja) * 1977-07-15 1979-02-10
JPS54183939U (ja) * 1978-06-16 1979-12-27
JPS6133053U (ja) * 1984-07-28 1986-02-28 コニカ株式会社 現像装置
JPS6212613U (ja) * 1985-07-03 1987-01-26

Also Published As

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JPH0587016U (ja) 1993-11-22

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