JPH08216457A - 階調印字制御装置 - Google Patents
階調印字制御装置Info
- Publication number
- JPH08216457A JPH08216457A JP2215795A JP2215795A JPH08216457A JP H08216457 A JPH08216457 A JP H08216457A JP 2215795 A JP2215795 A JP 2215795A JP 2215795 A JP2215795 A JP 2215795A JP H08216457 A JPH08216457 A JP H08216457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- gradation
- data
- serial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】階調シリアルプリンタにおける最適なデータ転
送方式を実現できる階調印字制御装置を提供する。 【構成】CPU26からの印字ヘッド19の各ノズルに
対する印字データは階調シリアルデータ変換部27で階
調情報を含んだ各ノズルのシリアル印字データに変換さ
れる。このノズルの数に対応したシリアル印字データb
は1個のノズルに対する印字データ転送期間内に、1個
のノズルの階調数を2進化したシリアルデータで割り当
てられている。 【効果】印字信号線数を削減でき、不要輻射を低減で
き、非常に簡単に階調印字を達成できる。
送方式を実現できる階調印字制御装置を提供する。 【構成】CPU26からの印字ヘッド19の各ノズルに
対する印字データは階調シリアルデータ変換部27で階
調情報を含んだ各ノズルのシリアル印字データに変換さ
れる。このノズルの数に対応したシリアル印字データb
は1個のノズルに対する印字データ転送期間内に、1個
のノズルの階調数を2進化したシリアルデータで割り当
てられている。 【効果】印字信号線数を削減でき、不要輻射を低減で
き、非常に簡単に階調印字を達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字記録装置、特にシリ
アルプリンタの印字ヘッドに印字信号を供給する印字制
御装置に関するものである。
アルプリンタの印字ヘッドに印字信号を供給する印字制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタは、印字
の際の静粛性などからオフィス用コンピュータの出力用
プリンタとして広く利用されるようになってきた。
の際の静粛性などからオフィス用コンピュータの出力用
プリンタとして広く利用されるようになってきた。
【0003】従来の装置として米国特許第317904
2号明細書に記載された装置が知られているが、これは
導電性インクに通電することにより、インク自身をジュ
ール熱で気化させて、その膨張圧力でインク滴を被印刷
表面に吐出するようにしむけたものである。図8はその
従来のインク吐出装置の断面図である。図8において、
41は導電性インク、42は導電性インクで満たされた
インク室、43は導電性インクを収容するインクタン
ク、44,45は導電性インク液面以下に配置された一
対の電極、46は電源、47は電源46のスイッチ、4
8は導電性インクを吐出するノズル、49は被印刷表
面、50はノズル48から吐出されるインク滴である。
2号明細書に記載された装置が知られているが、これは
導電性インクに通電することにより、インク自身をジュ
ール熱で気化させて、その膨張圧力でインク滴を被印刷
表面に吐出するようにしむけたものである。図8はその
従来のインク吐出装置の断面図である。図8において、
41は導電性インク、42は導電性インクで満たされた
インク室、43は導電性インクを収容するインクタン
ク、44,45は導電性インク液面以下に配置された一
対の電極、46は電源、47は電源46のスイッチ、4
8は導電性インクを吐出するノズル、49は被印刷表
面、50はノズル48から吐出されるインク滴である。
【0004】一対の電極44,45に電圧を印加する
と、導電性インク41に電流が流れ、そのジュール熱で
電極44,45の先端間の導電性インク1の一部が気化
する。さらにその気化された導電性インク41の蒸気は
ノズル48から被印刷表面49にインク滴50を吐出さ
せるのに十分な圧力を発生するまで膨張する。スイッチ
47により電圧を印加する電極を選択することで、導電
性インク41を吐出するノズル孔を選び被印刷表面49
に所望の文字を形成するようにしている。
と、導電性インク41に電流が流れ、そのジュール熱で
電極44,45の先端間の導電性インク1の一部が気化
する。さらにその気化された導電性インク41の蒸気は
ノズル48から被印刷表面49にインク滴50を吐出さ
せるのに十分な圧力を発生するまで膨張する。スイッチ
47により電圧を印加する電極を選択することで、導電
性インク41を吐出するノズル孔を選び被印刷表面49
に所望の文字を形成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような熱方式イン
クジェットプリンタにおいて印字ドット径を多段階に制
御するような例はない。また昇華型熱転写プリンタなど
で印字ドット径を制御した例はあるが、ラインヘッドよ
りなる構造でありその制御は非常に複雑である。階調印
字制御をシリアルプリンタにおいて実現しようとした場
合、プリンタ本体の制御基板からケーブルを介して印字
ヘッドを搭載したヘッド駆動基板に多階調印字データを
転送するとき、たとえば ・モノクロプリンタの印字ヘッドを駆動する場合、 印字信号線…1本、16階調信号線…4本 ・カラープリンタの印字ヘッドを駆動する場合、 印字信号線…4本、16階調信号線…16本 という具合に多くの信号線で転送することが考えられ
る。しかし、ヘッドのノズル数が多くかつ高速印字を達
成しようとすると、信号線の周波数が高くなり、しかも
信号線が多くなることで不要輻射ノイズが大きな問題と
なり、最悪の場合プリンタ自身や外部機器の誤動作につ
ながる。
クジェットプリンタにおいて印字ドット径を多段階に制
御するような例はない。また昇華型熱転写プリンタなど
で印字ドット径を制御した例はあるが、ラインヘッドよ
りなる構造でありその制御は非常に複雑である。階調印
字制御をシリアルプリンタにおいて実現しようとした場
合、プリンタ本体の制御基板からケーブルを介して印字
ヘッドを搭載したヘッド駆動基板に多階調印字データを
転送するとき、たとえば ・モノクロプリンタの印字ヘッドを駆動する場合、 印字信号線…1本、16階調信号線…4本 ・カラープリンタの印字ヘッドを駆動する場合、 印字信号線…4本、16階調信号線…16本 という具合に多くの信号線で転送することが考えられ
る。しかし、ヘッドのノズル数が多くかつ高速印字を達
成しようとすると、信号線の周波数が高くなり、しかも
信号線が多くなることで不要輻射ノイズが大きな問題と
なり、最悪の場合プリンタ自身や外部機器の誤動作につ
ながる。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、階調
シリアルプリンタにおいて、印字信号線数を削減し、最
適なデータ転送方式を実現できる階調印字制御装置を提
供することを目的とするものである。
シリアルプリンタにおいて、印字信号線数を削減し、最
適なデータ転送方式を実現できる階調印字制御装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、複数の印字素子と、印字素子のそれぞれ
を駆動する印字駆動回路と、記録媒体に沿って往復印字
動作可能で前記複数の印字素子と前記印字駆動回路を搭
載したキャリッジ部と、キャリッジ部の前記印字駆動回
路にシリアル印字データを転送する印字制御回路を備え
た印字装置において、前記印字素子の数に対応したシリ
アル印字データの1個の印字素子に対する印字データ転
送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化したシリ
アルデータで割り当てる手段を有し、1本の信号線で多
階調印字データを転送するように構成したものである。
に、本発明は、複数の印字素子と、印字素子のそれぞれ
を駆動する印字駆動回路と、記録媒体に沿って往復印字
動作可能で前記複数の印字素子と前記印字駆動回路を搭
載したキャリッジ部と、キャリッジ部の前記印字駆動回
路にシリアル印字データを転送する印字制御回路を備え
た印字装置において、前記印字素子の数に対応したシリ
アル印字データの1個の印字素子に対する印字データ転
送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化したシリ
アルデータで割り当てる手段を有し、1本の信号線で多
階調印字データを転送するように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成において、シリアル印字デー
タ転送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化した
シリアルデータで割り当てるため、印字信号線本数を削
減でき、不要輻射を低減することができ、シリアルプリ
ンタの階調印字を非常に簡単に達成することができる。
タ転送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化した
シリアルデータで割り当てるため、印字信号線本数を削
減でき、不要輻射を低減することができ、シリアルプリ
ンタの階調印字を非常に簡単に達成することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例の階調印字制御装置にお
ける階調印字ヘッド断面図である。図1(a)におい
て、1はヘッド基板、2a,2bはヘッド基板1に設け
られた一対の電極、3は導電性インク、4は導電性イン
クで満たされたインク室、5はインク滴を吐出するノズ
ル、6は電圧印加手段である。
する。図1は本発明の一実施例の階調印字制御装置にお
ける階調印字ヘッド断面図である。図1(a)におい
て、1はヘッド基板、2a,2bはヘッド基板1に設け
られた一対の電極、3は導電性インク、4は導電性イン
クで満たされたインク室、5はインク滴を吐出するノズ
ル、6は電圧印加手段である。
【0010】一対の電極2a,2bに電圧印加手段6に
より電圧を印加すると、導電性インク3に電流Iが流
れ、そのジュール熱で電極3a,3bの先端間の導電性
インク3が加熱され、ついに図1(b)に示すように沸
騰気泡7が発生する。この沸騰気泡7の膨張にともない
インク室4内のインクの一部がノズル5より液滴8とな
って記録媒体9に向かって飛び出す。
より電圧を印加すると、導電性インク3に電流Iが流
れ、そのジュール熱で電極3a,3bの先端間の導電性
インク3が加熱され、ついに図1(b)に示すように沸
騰気泡7が発生する。この沸騰気泡7の膨張にともない
インク室4内のインクの一部がノズル5より液滴8とな
って記録媒体9に向かって飛び出す。
【0011】図2はドット径の階調制御を示すグラフで
ある。図2(a)において、横軸は加熱時間、縦軸は印
加電力およびドット径を決定する気泡体積である。図1
のヘッドに0.4Wの電力を与えると沸騰開始までの加
熱時間は7μsとなり、E1=0.4×7=2.8μJ
のエネルギーが与えられる。そのときの気泡はB1のよ
うに成長し最大気泡体積は200plとなる。同様にヘ
ッドに0.23Wの電力を与えると沸騰開始までの加熱
時間は22μsとなり、E2=0.23×22=5.0
6μJのエネルギーが与えられ、そのときの気泡はB2
のように成長し最大気泡体積は400plとなる。この
ように印加電力により沸騰開始までの時間が決まり、そ
れによりインクの加熱される体積が変化し、加熱される
体積が大きいほど最大成長気泡体積が大きくなる。つま
りゆっくり加熱すればより大きな気泡を形成することが
できる。沸騰が始まれば気泡により電極間の電流が遮断
されるので、電圧を直後に切るように制御しても最大成
長気泡体積に影響はない。また電力の与え方は図2
(b)のように電圧値を変化させてもよいが、図2
(c),図2(d)のように電圧値は一定でデューティ
を変化させても気泡体積を制御できる。このようにして
気泡体積を変化させドット径の階調制御ができる。
ある。図2(a)において、横軸は加熱時間、縦軸は印
加電力およびドット径を決定する気泡体積である。図1
のヘッドに0.4Wの電力を与えると沸騰開始までの加
熱時間は7μsとなり、E1=0.4×7=2.8μJ
のエネルギーが与えられる。そのときの気泡はB1のよ
うに成長し最大気泡体積は200plとなる。同様にヘ
ッドに0.23Wの電力を与えると沸騰開始までの加熱
時間は22μsとなり、E2=0.23×22=5.0
6μJのエネルギーが与えられ、そのときの気泡はB2
のように成長し最大気泡体積は400plとなる。この
ように印加電力により沸騰開始までの時間が決まり、そ
れによりインクの加熱される体積が変化し、加熱される
体積が大きいほど最大成長気泡体積が大きくなる。つま
りゆっくり加熱すればより大きな気泡を形成することが
できる。沸騰が始まれば気泡により電極間の電流が遮断
されるので、電圧を直後に切るように制御しても最大成
長気泡体積に影響はない。また電力の与え方は図2
(b)のように電圧値を変化させてもよいが、図2
(c),図2(d)のように電圧値は一定でデューティ
を変化させても気泡体積を制御できる。このようにして
気泡体積を変化させドット径の階調制御ができる。
【0012】図3は本発明の一実施例の階調印字制字装
置を搭載したプリンタ構成図である。図3において、1
9は印字ヘッド、20は印字ヘッドを搭載したキャリッ
ジ、21はキャリッジをA方向に往復動作可能に案内す
るシャフト、22はキャリッジに搭載されたヘッド駆動
回路基板、23はヘッド駆動回路基板22に印字データ
を転送する本体基板、24は印字データを本体基板23
からヘッド制御回路基板22へ転送するフレキシブル基
板、25は記録紙である。
置を搭載したプリンタ構成図である。図3において、1
9は印字ヘッド、20は印字ヘッドを搭載したキャリッ
ジ、21はキャリッジをA方向に往復動作可能に案内す
るシャフト、22はキャリッジに搭載されたヘッド駆動
回路基板、23はヘッド駆動回路基板22に印字データ
を転送する本体基板、24は印字データを本体基板23
からヘッド制御回路基板22へ転送するフレキシブル基
板、25は記録紙である。
【0013】図4は本発明の一実施例の階調印字制御装
置のブロック図である。図4において、26はCPU、
27は階調シリアルデータ変換部であり、本体基板23
に搭載されている。28は階調パラレルデータ変換部、
29はデューティ制御部、30はドライバであり、ヘッ
ド駆動回路基板22に搭載されている。印字ヘッド19
はヘッド駆動回路基板22に接続されている。
置のブロック図である。図4において、26はCPU、
27は階調シリアルデータ変換部であり、本体基板23
に搭載されている。28は階調パラレルデータ変換部、
29はデューティ制御部、30はドライバであり、ヘッ
ド駆動回路基板22に搭載されている。印字ヘッド19
はヘッド駆動回路基板22に接続されている。
【0014】以上のように構成された階調印字制御装置
の動作について図5のタイミングチャートを用いて詳細
に説明する。本体基板22において、CPU26からの
印字ヘッド19の各ノズルに対する印字データは階調シ
リアルデータ変換部27で階調情報を含んだ各ノズルの
シリアル印字データに変換される。いま、簡単のために
印字ヘッド19は4ノズルとする。階調シリアルデータ
変換部27はaのシリアルクロックとbのシリアル印字
データを出力する。
の動作について図5のタイミングチャートを用いて詳細
に説明する。本体基板22において、CPU26からの
印字ヘッド19の各ノズルに対する印字データは階調シ
リアルデータ変換部27で階調情報を含んだ各ノズルの
シリアル印字データに変換される。いま、簡単のために
印字ヘッド19は4ノズルとする。階調シリアルデータ
変換部27はaのシリアルクロックとbのシリアル印字
データを出力する。
【0015】図5において、シリアルクロックaはノズ
ル1個分を周期とするクロックであり、シリアル印字デ
ータbはシリアルクロックaに同期して2進化したシリ
アルデータである16段階の階調情報を含んでいる。最
初のノズル1の区間では階調数14のデータを有し、シ
リアルクロック1周期を4等分したタイミングにおいて
16進数の“14”にあたる1110のシリアル信号が
割り当てられる。以下ノズル2においては16進数の
“12”にあたる1100が、ノズル3においては16
進数の“10”にあたる1010が、ノズル4において
は16進数の“8”にあたる1000がそれぞれ割り当
てられる。これらのデータはノズル1から4までをキャ
リッジ20の印字位置に対応して繰り返される。
ル1個分を周期とするクロックであり、シリアル印字デ
ータbはシリアルクロックaに同期して2進化したシリ
アルデータである16段階の階調情報を含んでいる。最
初のノズル1の区間では階調数14のデータを有し、シ
リアルクロック1周期を4等分したタイミングにおいて
16進数の“14”にあたる1110のシリアル信号が
割り当てられる。以下ノズル2においては16進数の
“12”にあたる1100が、ノズル3においては16
進数の“10”にあたる1010が、ノズル4において
は16進数の“8”にあたる1000がそれぞれ割り当
てられる。これらのデータはノズル1から4までをキャ
リッジ20の印字位置に対応して繰り返される。
【0016】シリアルクロックaとシリアル印字データ
bは図3のフレキシブル基板24を通してヘッド駆動回
路基板22内にある階調パラレル変換部28に入力され
る。この中でシリアル印字データbのノズル1〜4の階
調数14,12,10,8に対応した階調パラレルデー
タc1,c2,c3,c4に変換される。これらの階調
パラレルデータc1〜c4は階調数に応じてハイレベル
の長さTonが決定される。またc1〜c2のそれぞれ
のハイレベルからローレベルの切り替わりタイミングT
offは同タイミングになるようにしている。Toff
のタイミングは図2(a)に見られるように気泡の成長
開始タイミングに等しく、このことは紙に吐出液滴が到
達するタイミングを合わせることを意味する。液滴サイ
ズの設計値によっては階調数により液滴スピードが変化
するような場合もあるので、階調数に合わせてToff
のタイミングを個々に合わせることもできる。階調パラ
レルデータc1〜c4はデューティ制御部29に入力さ
れる。階調パラレルデータc1〜c4はTonの長さに
応じてヘッド駆動データd1〜d4に変換され、かつそ
のデューティは65%、70%、75%、80%に設定
される。こうすることによりそれぞれの階調数に応じた
ヘッド駆動データd1〜d4がドライバ30を通して印
字ヘッド19に供給され、階調数に応じたドット径を得
ることができる。
bは図3のフレキシブル基板24を通してヘッド駆動回
路基板22内にある階調パラレル変換部28に入力され
る。この中でシリアル印字データbのノズル1〜4の階
調数14,12,10,8に対応した階調パラレルデー
タc1,c2,c3,c4に変換される。これらの階調
パラレルデータc1〜c4は階調数に応じてハイレベル
の長さTonが決定される。またc1〜c2のそれぞれ
のハイレベルからローレベルの切り替わりタイミングT
offは同タイミングになるようにしている。Toff
のタイミングは図2(a)に見られるように気泡の成長
開始タイミングに等しく、このことは紙に吐出液滴が到
達するタイミングを合わせることを意味する。液滴サイ
ズの設計値によっては階調数により液滴スピードが変化
するような場合もあるので、階調数に合わせてToff
のタイミングを個々に合わせることもできる。階調パラ
レルデータc1〜c4はデューティ制御部29に入力さ
れる。階調パラレルデータc1〜c4はTonの長さに
応じてヘッド駆動データd1〜d4に変換され、かつそ
のデューティは65%、70%、75%、80%に設定
される。こうすることによりそれぞれの階調数に応じた
ヘッド駆動データd1〜d4がドライバ30を通して印
字ヘッド19に供給され、階調数に応じたドット径を得
ることができる。
【0017】図6は本発明の他の実施例の階調印字制御
装置のブロック図である。図6において、32はカラー
階調シリアルデータ変換部であり、本体基板23に搭載
されている。33はカラー階調パラレルデータ変換部で
あり、ヘッド駆動回路基板22に搭載されている。19
Y,19M,19Cはそれぞれ印字色イエロー、マゼン
タ、シアンに対応した印字ヘッドであり、ヘッド駆動回
路基板22に接続されている。
装置のブロック図である。図6において、32はカラー
階調シリアルデータ変換部であり、本体基板23に搭載
されている。33はカラー階調パラレルデータ変換部で
あり、ヘッド駆動回路基板22に搭載されている。19
Y,19M,19Cはそれぞれ印字色イエロー、マゼン
タ、シアンに対応した印字ヘッドであり、ヘッド駆動回
路基板22に接続されている。
【0018】以上のように構成された階調印字制御装置
の動作について図7のタイミングチャートを用いて詳細
に説明する。本体基板22において、CPU26から印
字ヘッド19Y,19M,19Cの各ノズルに対する印
字データはカラー階調シリアルデータ変換部32で階調
情報を含んだ各ノズルのカラーシリアル印字データに変
換される。カラー階調シリアルデータ変換部32はeの
シリアルクロックとfのシリアル印字データを出力す
る。
の動作について図7のタイミングチャートを用いて詳細
に説明する。本体基板22において、CPU26から印
字ヘッド19Y,19M,19Cの各ノズルに対する印
字データはカラー階調シリアルデータ変換部32で階調
情報を含んだ各ノズルのカラーシリアル印字データに変
換される。カラー階調シリアルデータ変換部32はeの
シリアルクロックとfのシリアル印字データを出力す
る。
【0019】図7において、シリアルクロックeはノズ
ル1個分を周期とするクロックであり、シリアル印字デ
ータfはシリアルクロックeに同期して2進化したシリ
アルデータであるカラー各色の16段階の階調情報を含
んでいる。最初のイエローノズル1の区間では階調数1
4のデータを有し、シリアルクロック1周期を4等分し
たタイミングにおいて16進数の“14”にあたる11
10のシリアル信号が割り当てられる。以下マゼンタノ
ズル1においては16進数の“12”にあたる1100
が、シアンノズル1においては16進数の“10”にあ
たる1010が割り当てられる。これらのデータはたと
えば各色3ノズルの装置であれば各色のノズル1から4
までの12ノズル分をキャリッジ20の印字位置に対応
して繰り返される。
ル1個分を周期とするクロックであり、シリアル印字デ
ータfはシリアルクロックeに同期して2進化したシリ
アルデータであるカラー各色の16段階の階調情報を含
んでいる。最初のイエローノズル1の区間では階調数1
4のデータを有し、シリアルクロック1周期を4等分し
たタイミングにおいて16進数の“14”にあたる11
10のシリアル信号が割り当てられる。以下マゼンタノ
ズル1においては16進数の“12”にあたる1100
が、シアンノズル1においては16進数の“10”にあ
たる1010が割り当てられる。これらのデータはたと
えば各色3ノズルの装置であれば各色のノズル1から4
までの12ノズル分をキャリッジ20の印字位置に対応
して繰り返される。
【0020】シリアルクロックeとシリアル印字データ
fは図3のフレキシブル基板24を通してヘッド駆動回
路基板22内にあるカラー階調パラレル変換部28に入
力される。この中でシリアル印字データfのイエローノ
ズル1、マゼンタノズル1、シアンノズル1の階調数1
4,12,10に対応した階調パラレルデータi1,j
1,k1に変換される。これらの階調パラレルデータi
1,j1,k1は階調数に応じてハイレベルの長さTo
nが決定される。階調パラレルデータi1,j1,k
1、はデューティ制御部29に入力されTonの長さに
応じてヘッド駆動データl1,m1,n1に変換され、
かつそのデューティは65%、70%、75%に設定さ
れる。こうすることによりそれぞれの階調数に応じたヘ
ッド駆動データl1、m1、n1がドライバ30を通し
て印字ヘッド19に供給され、階調数に応じたドット径
を得ることができる。
fは図3のフレキシブル基板24を通してヘッド駆動回
路基板22内にあるカラー階調パラレル変換部28に入
力される。この中でシリアル印字データfのイエローノ
ズル1、マゼンタノズル1、シアンノズル1の階調数1
4,12,10に対応した階調パラレルデータi1,j
1,k1に変換される。これらの階調パラレルデータi
1,j1,k1は階調数に応じてハイレベルの長さTo
nが決定される。階調パラレルデータi1,j1,k
1、はデューティ制御部29に入力されTonの長さに
応じてヘッド駆動データl1,m1,n1に変換され、
かつそのデューティは65%、70%、75%に設定さ
れる。こうすることによりそれぞれの階調数に応じたヘ
ッド駆動データl1、m1、n1がドライバ30を通し
て印字ヘッド19に供給され、階調数に応じたドット径
を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の印
字素子と、印字素子のそれぞれを駆動する印字駆動回路
と、記録媒体に沿って往復印字動作可能で前記複数の印
字素子と前記印字駆動回路を搭載したキャリッジ部と、
キャリッジ部の前記印字駆動回路にシリアル印字データ
を転送する印字制御回路を備えた印字装置において、前
記印字素子の数に対応したシリアル印字データの1個の
印字素子に対する印字データ転送期間内に、1個の印字
素子の階調数を2進化したシリアルデータで割り当てる
手段を有し、1本の信号線で多階調印字データを転送す
るようにしたことにより、印字信号線本数をトータル2
本に削減でき、不要輻射を低減することができ、シリア
ルプリンタの階調印字を非常に簡単に達成することがで
きる。
字素子と、印字素子のそれぞれを駆動する印字駆動回路
と、記録媒体に沿って往復印字動作可能で前記複数の印
字素子と前記印字駆動回路を搭載したキャリッジ部と、
キャリッジ部の前記印字駆動回路にシリアル印字データ
を転送する印字制御回路を備えた印字装置において、前
記印字素子の数に対応したシリアル印字データの1個の
印字素子に対する印字データ転送期間内に、1個の印字
素子の階調数を2進化したシリアルデータで割り当てる
手段を有し、1本の信号線で多階調印字データを転送す
るようにしたことにより、印字信号線本数をトータル2
本に削減でき、不要輻射を低減することができ、シリア
ルプリンタの階調印字を非常に簡単に達成することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例の階調印字制御装置における
階調印字ヘッド断面図
階調印字ヘッド断面図
【図2】ドット径の階調制御を示すグラフ
【図3】本発明の一実施例の階調印字制御装置を搭載し
たプリンタ構成図
たプリンタ構成図
【図4】本発明の一実施例の階調印字制御装置のブロッ
ク図
ク図
【図5】本発明の一実施例の階調印字制御装置における
タイミングチャート
タイミングチャート
【図6】本発明の他の実施例の階調印字制御装置のブロ
ック図
ック図
【図7】本発明の他の実施例の階調印字制御装置におけ
るタイミングチャート
るタイミングチャート
【図8】従来のインク吐出装置の断面図
1 ヘッド基板 2a,2b 電極 3 導電性インク 4 インク室 5 ノズル 6 電圧印加手段 7 沸騰気泡 8 液滴 19 印字ヘッド 20 キャリッジ 21 シャフト 22 ヘッド駆動回路基板 23 本体基板 24 フレキシブル基板 25 記録紙 26 CPU 27 階調シリアルデータ変換部 28 階調パラレルデータ変換部 29 デューティ制御部 30 ドライバ 32 カラーシリアルデータ変換部 33 カラー階調パラレルデータ変換部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の印字素子と、印字素子のそれぞれ
を駆動する印字駆動回路と、記録媒体に沿って往復印字
動作可能で前記複数の印字素子と前記印字駆動回路を搭
載したキャリッジ部と、キャリッジ部の前記印字駆動回
路にシリアル印字データを転送する印字制御回路を備え
た印字装置において、前記印字素子の数に対応したシリ
アル印字データの1個の印字素子に対する印字データ転
送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化したシリ
アルデータで割り当てる手段を有し、1本の信号線で多
階調印字データを転送するようにしたことを特徴とする
階調印字制御装置。 - 【請求項2】 印字装置がインクジェットプリンタであ
ることを特徴とする請求項1記載の階調印字制御装置。 - 【請求項3】 複数の印字素子を有する複数色のそれぞ
れに対応した複数の印字素子群と、複数の印字素子のそ
れぞれを駆動する印字駆動回路と、記録媒体に沿って往
復印字動作可能で前記複数の印字素子群と前記印字駆動
回路を搭載したキャリッジ部と、キャリッジ部の前記印
字駆動回路にシリアル印字データを転送する印字制御回
路を備えた印字装置において、前記印字素子の数に対応
したシリアル印字データの1個の印字素子に対する印字
データ転送期間内に、1個の印字素子の階調数を2進化
したシリアルデータで割り当てる手段を有し、印字色の
数以下の信号線の本数で多階調印字データを転送するよ
うにしたことを特徴とする階調印字制御装置。 - 【請求項4】 印字装置がインクジェットプリンタであ
ることを特徴とする請求項3記載の階調印字制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2215795A JPH08216457A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 階調印字制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2215795A JPH08216457A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 階調印字制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216457A true JPH08216457A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12075013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2215795A Pending JPH08216457A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 階調印字制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08216457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0930164A2 (en) | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Driving device of printer head |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2215795A patent/JPH08216457A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0930164A2 (en) | 1998-01-16 | 1999-07-21 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Driving device of printer head |
US6273540B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-08-14 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Driving device of printer head |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5600349A (en) | Method of reducing drive energy in a high speed thermal ink jet printer | |
US6079811A (en) | Ink jet printhead having a unitary actuator with a plurality of active sections | |
EP0783967A3 (en) | Apparatus for driving multiple inkjet printheads | |
JP2001121722A (ja) | 液体噴射装置、及び液体噴射装置の駆動方法、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
US6293639B1 (en) | Ink-jet recording apparatus | |
EP1092544B1 (en) | Ink jet printing apparatus and method | |
US6824235B2 (en) | Recording apparatus | |
JPS62261453A (ja) | 多値化記録方式 | |
JP2004262057A (ja) | インクジェット式プリントヘッドの駆動装置、この駆動装置の制御方法、及び液滴吐出装置 | |
US20050007403A1 (en) | Printing apparatus and method for maintaining temperature of a printhead | |
US6761424B2 (en) | Image print apparatus and control method thereof | |
JPH08216457A (ja) | 階調印字制御装置 | |
JP2000127371A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP2001180015A (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録ヘッド | |
JP2001232798A (ja) | インクジェット記録装置及びその記録方法 | |
JP2001113695A (ja) | インクジェット式記録ヘッドの駆動装置および印刷装置 | |
JPH0764068B2 (ja) | 液体噴射記録法および液体噴射記録装置 | |
JPH06286138A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP3150099B2 (ja) | 静電式インクジェット記録ユニットおよび静電式インクジェット記録装置 | |
JPH10264413A (ja) | 記録装置 | |
JP3021088B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH03292148A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JPH1034929A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JPH03234630A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH07112528A (ja) | インクジェット記録装置 |