JPH08216329A - 電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板 - Google Patents
電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性
及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板を提供する。 【構成】 Cr換算で10〜150mg/m2 クロメー
ト処理したZn或はZn系合金めっき鋼板に、カルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体の15〜35重量部
と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の25〜40重量
部とを必須成分とし、これと共重合可能な単量体を25
〜60重量部からなるビニル系オリゴマーが30〜60
重量部とエポキシ樹脂が40〜70重量部とからなり、
かつ、固形分酸価が25〜50のビニル変性エポキシ樹
脂であり、当該樹脂中の未反応カルボキシル基を、塩基
性化合物で以て、40%以上、中和せしめた形の樹脂、
あるいは此の樹脂に硬化剤及び又はコロイダルシリカ
(あるいはアエロジル)を配合した樹脂組成物を0.3
〜3.0g/m2 被覆し乾燥してなることを特徴とす
る。
及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板を提供する。 【構成】 Cr換算で10〜150mg/m2 クロメー
ト処理したZn或はZn系合金めっき鋼板に、カルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体の15〜35重量部
と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の25〜40重量
部とを必須成分とし、これと共重合可能な単量体を25
〜60重量部からなるビニル系オリゴマーが30〜60
重量部とエポキシ樹脂が40〜70重量部とからなり、
かつ、固形分酸価が25〜50のビニル変性エポキシ樹
脂であり、当該樹脂中の未反応カルボキシル基を、塩基
性化合物で以て、40%以上、中和せしめた形の樹脂、
あるいは此の樹脂に硬化剤及び又はコロイダルシリカ
(あるいはアエロジル)を配合した樹脂組成物を0.3
〜3.0g/m2 被覆し乾燥してなることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電着塗装性、塗料密着
性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっ
き鋼板に関するものである。
性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっ
き鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の塗料中の有機溶剤の引火爆発や大
気汚染、労働安全、衛生上の問題等により有機溶剤系塗
料から水系塗料への転換が急がれている。
気汚染、労働安全、衛生上の問題等により有機溶剤系塗
料から水系塗料への転換が急がれている。
【0003】自動車、鋼性家具、家庭用電気器具等の業
界では生産性向上のためプレコート金属材料の採用が増
えている。
界では生産性向上のためプレコート金属材料の採用が増
えている。
【0004】表面処理塗料分野においても、このような
需要に答えるために各種のプレコート鋼板が開発された
が、この分野においても従来の有機溶剤系塗料から水系
塗料への転換が急がれている。
需要に答えるために各種のプレコート鋼板が開発された
が、この分野においても従来の有機溶剤系塗料から水系
塗料への転換が急がれている。
【0005】従来の有機溶剤系塗料を使用する系におい
ても、電着塗装性を確保するための必須条件となる導電
性を確保するため、特公昭45−2430号公報、特公
平4−6882号公報等ではジンクリッチ塗料が提案さ
れているが、ジンクリッチ塗料では電着塗装は可能であ
るがその塗装面の平滑性は不十分である。
ても、電着塗装性を確保するための必須条件となる導電
性を確保するため、特公昭45−2430号公報、特公
平4−6882号公報等ではジンクリッチ塗料が提案さ
れているが、ジンクリッチ塗料では電着塗装は可能であ
るがその塗装面の平滑性は不十分である。
【0006】また、特公昭52−44569号公報、特
公昭58−19706号公報、特開昭51−79138
号公報、特開昭58−138758号公報等では、電着
塗装を可能とするため導電顔料を配合した塗料が提供さ
れ、市販されている。
公昭58−19706号公報、特開昭51−79138
号公報、特開昭58−138758号公報等では、電着
塗装を可能とするため導電顔料を配合した塗料が提供さ
れ、市販されている。
【0007】しかし、この塗料では導電顔料として亜鉛
などの金属粉末、金属炭化物粉末、金属リン化物粉末等
の比較的大粒径(平均粒子径1μ以上)の粒子が使用さ
れている。そのため形成された塗膜に凹凸を生じていた
り、また、プレス加工時添加された導電性物質による疵
が鋼板表面へ付着したり、その凹凸あるいは疵が電着塗
装面に残り、その後2コート、3コート塗装された後も
塗膜表面に残ったりする問題があった。
などの金属粉末、金属炭化物粉末、金属リン化物粉末等
の比較的大粒径(平均粒子径1μ以上)の粒子が使用さ
れている。そのため形成された塗膜に凹凸を生じていた
り、また、プレス加工時添加された導電性物質による疵
が鋼板表面へ付着したり、その凹凸あるいは疵が電着塗
装面に残り、その後2コート、3コート塗装された後も
塗膜表面に残ったりする問題があった。
【0008】さらに特開昭58−224171号公報、
特開昭60−197778号公報、特開昭60−199
074号公報、特開昭60−174879号公報等で
は、有機複合シリケート膜及びその塗装鋼板が開示され
ている。この有機シリケート膜は導電性顔料を含まず
0.2〜5.0μといった極めて薄膜で有りながら、有
機バインダーとコロイダルシリカとの結合によって高耐
食性であり、プレス加工性等において著しい改善がみら
れる。
特開昭60−197778号公報、特開昭60−199
074号公報、特開昭60−174879号公報等で
は、有機複合シリケート膜及びその塗装鋼板が開示され
ている。この有機シリケート膜は導電性顔料を含まず
0.2〜5.0μといった極めて薄膜で有りながら、有
機バインダーとコロイダルシリカとの結合によって高耐
食性であり、プレス加工性等において著しい改善がみら
れる。
【0009】しかしながら、電着塗装の凹凸の問題、特
に有機複合シリケート塗膜の膜厚変動に対応して、その
上に形成される電着塗膜の膜厚も大きく変動する。即ち
有機複合シリケート塗膜の膜厚の厚いところの電着塗膜
は厚く、膜厚の薄いところの電着塗膜は薄くなり、電着
塗膜によってその凹凸は更に拡大される問題があった。
に有機複合シリケート塗膜の膜厚変動に対応して、その
上に形成される電着塗膜の膜厚も大きく変動する。即ち
有機複合シリケート塗膜の膜厚の厚いところの電着塗膜
は厚く、膜厚の薄いところの電着塗膜は薄くなり、電着
塗膜によってその凹凸は更に拡大される問題があった。
【0010】また、特開昭62−283161号公報、
特開平3−269067号公報に開示された方法では、
特殊な有機溶剤の使用や、特殊な添加剤の使用が必要で
あり、さらに塩ビゾル等の接着剤との密着性等が良くな
いとの欠点を有する上に電着塗膜の光沢感即ち高輝性が
無く平滑性も尚不十分である。かつ、塗膜を極めて薄く
塗装する必要から、使用する塗料は充分希釈して使用す
る必要があるため、大量の有機溶剤で希釈する必要があ
った。
特開平3−269067号公報に開示された方法では、
特殊な有機溶剤の使用や、特殊な添加剤の使用が必要で
あり、さらに塩ビゾル等の接着剤との密着性等が良くな
いとの欠点を有する上に電着塗膜の光沢感即ち高輝性が
無く平滑性も尚不十分である。かつ、塗膜を極めて薄く
塗装する必要から、使用する塗料は充分希釈して使用す
る必要があるため、大量の有機溶剤で希釈する必要があ
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題として
は、電着塗装性、すなわち電着塗装後の塗面の平滑性に
優れしかも塗料密着性に優れ、かつ、加工後の裸耐食性
及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板を提供すること
である。
は、電着塗装性、すなわち電着塗装後の塗面の平滑性に
優れしかも塗料密着性に優れ、かつ、加工後の裸耐食性
及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記した
如くの課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明を
完成するにいたった。
如くの課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明を
完成するにいたった。
【0013】即ち本発明はZn及びZn系合金めっき鋼
板にCr換算で10〜150mg/m2 クロメート処理
し、その上に特殊な有機樹脂を0.3〜3.0g/m2
被覆し乾燥して成ることを特徴とする有機複合めっき鋼
板である。
板にCr換算で10〜150mg/m2 クロメート処理
し、その上に特殊な有機樹脂を0.3〜3.0g/m2
被覆し乾燥して成ることを特徴とする有機複合めっき鋼
板である。
【0014】本発明で用いる有機樹脂は、カルボキシル
基含有α,β−不飽和単量体の15〜35重量部と、水
酸基含有α,β−不飽和単量体の25〜40重量部と
を、必須の成分とし、これらと共重合可能な単量体の2
5〜60重量部からなるビニル系オリゴマーの30〜6
0重量部と、エポキシ樹脂の40〜70重量部とを反応
させて得られる、固形分酸価が25〜50のビニル変性
エポキシ樹脂であり、さらに、当該ビニル変性エポキシ
樹脂中の未反応のカルボキシル基の40%以上を塩基性
化合物で中和し、水性化したものである。
基含有α,β−不飽和単量体の15〜35重量部と、水
酸基含有α,β−不飽和単量体の25〜40重量部と
を、必須の成分とし、これらと共重合可能な単量体の2
5〜60重量部からなるビニル系オリゴマーの30〜6
0重量部と、エポキシ樹脂の40〜70重量部とを反応
させて得られる、固形分酸価が25〜50のビニル変性
エポキシ樹脂であり、さらに、当該ビニル変性エポキシ
樹脂中の未反応のカルボキシル基の40%以上を塩基性
化合物で中和し、水性化したものである。
【0015】本発明についてさらに詳しく説明する。
【0016】クロム付着量が80mg/m2 となるよう
に、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金めっき
鋼板の上に、ビニル系オリゴマーが50重量部(以後部
で示す)、エポキシ樹脂が50部で固形分酸価が40の
ビニル変性エポキシ樹脂においてビニル系オリゴマーの
水酸基含有α,β−不飽和単量体を30部、共重合可能
な単量体を50部に固定し、未反応カルボキシル基の8
0%を塩基性化合物、例えばアンモニアで中和したカル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体を変えて乾燥後皮
膜が1.3g/m2 となるように塗布した場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を
図1、図2、図3及び図4に示す。ここで、未反応カル
ボキシル基の中和度は、アンモニアを用いることによっ
て、80%と為した。
に、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金めっき
鋼板の上に、ビニル系オリゴマーが50重量部(以後部
で示す)、エポキシ樹脂が50部で固形分酸価が40の
ビニル変性エポキシ樹脂においてビニル系オリゴマーの
水酸基含有α,β−不飽和単量体を30部、共重合可能
な単量体を50部に固定し、未反応カルボキシル基の8
0%を塩基性化合物、例えばアンモニアで中和したカル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体を変えて乾燥後皮
膜が1.3g/m2 となるように塗布した場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を
図1、図2、図3及び図4に示す。ここで、未反応カル
ボキシル基の中和度は、アンモニアを用いることによっ
て、80%と為した。
【0017】さらにクロム付着量が80mg/m2 とな
るように、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金
めっき鋼板の上に、ビニル系オリゴマーが50部、エポ
キシ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの水酸基含有α,
β−不飽和単量体を30部、共重合可能な単量体を50
部に固定し、かつ、未反応カルボキシル基を種々の割合
にアンモニアで中和したカルボキシル基含有α,β−不
飽和単量体を25部に固定し、乾燥後皮膜が1.3g/
m2 となるように塗布した場合の未反応カルボキシル基
の中和割合と電着塗装性、塗料との密着性、加工後裸耐
食性及び溶接性の関係を図5、図6、図7及び図8に示
す。
るように、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金
めっき鋼板の上に、ビニル系オリゴマーが50部、エポ
キシ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの水酸基含有α,
β−不飽和単量体を30部、共重合可能な単量体を50
部に固定し、かつ、未反応カルボキシル基を種々の割合
にアンモニアで中和したカルボキシル基含有α,β−不
飽和単量体を25部に固定し、乾燥後皮膜が1.3g/
m2 となるように塗布した場合の未反応カルボキシル基
の中和割合と電着塗装性、塗料との密着性、加工後裸耐
食性及び溶接性の関係を図5、図6、図7及び図8に示
す。
【0018】ここにおいて、電着塗装性はまず、市販の
電着塗料を用い、175℃で焼き付けた後、電着塗膜の
外観を評価した。評価指標は第1表に示す。
電着塗料を用い、175℃で焼き付けた後、電着塗膜の
外観を評価した。評価指標は第1表に示す。
【0019】塗料密着性は電着塗装後、メラミンアルキ
ド樹脂系塗料を、それぞれ40μmづつ、中塗及び上塗
を行い50℃なる温水中に240時間浸漬した後、JI
SK5400に準拠して、描画し、碁盤目剥離試験を行
った。評価指標は第2表である。
ド樹脂系塗料を、それぞれ40μmづつ、中塗及び上塗
を行い50℃なる温水中に240時間浸漬した後、JI
SK5400に準拠して、描画し、碁盤目剥離試験を行
った。評価指標は第2表である。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】加工後の裸耐食性は試験片を円筒絞り加工
せしめて、加工部(側面部)の耐食性をみたが、耐食性
試験はJIS Z 2371なる規格に準拠しての塩水
噴霧試験方法より、それぞれ、食塩水濃度が5重量%
で、槽内温度が35℃で、かつ、噴霧圧力が20PSI
なる条件下で行った。4000時間後における発錆の有
無の別並びに発錆の程度を調査し、赤錆の発生面積でも
って評価したが、その評価指標は第3表に示す。
せしめて、加工部(側面部)の耐食性をみたが、耐食性
試験はJIS Z 2371なる規格に準拠しての塩水
噴霧試験方法より、それぞれ、食塩水濃度が5重量%
で、槽内温度が35℃で、かつ、噴霧圧力が20PSI
なる条件下で行った。4000時間後における発錆の有
無の別並びに発錆の程度を調査し、赤錆の発生面積でも
って評価したが、その評価指標は第3表に示す。
【0023】また、連続溶接性は、材質がCu−Crの
CF型なる電極を用い、加圧力が200kgfで、か
つ、通電時間が0.2秒なる条件で、それぞれの有機複
合めっき鋼板の最適溶接電流を求めその溶接電流で連続
溶接を行い、100打点毎にナゲット径を測定し、かか
るナゲット径が5mmとなるまでの打点数を第4表にし
めされるような評価指標で評価した。
CF型なる電極を用い、加圧力が200kgfで、か
つ、通電時間が0.2秒なる条件で、それぞれの有機複
合めっき鋼板の最適溶接電流を求めその溶接電流で連続
溶接を行い、100打点毎にナゲット径を測定し、かか
るナゲット径が5mmとなるまでの打点数を第4表にし
めされるような評価指標で評価した。
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】図1から明らかなように、ビニル系オリゴ
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ると電着塗装性は変わり、15〜35部で優れた電着塗
装性を示す。15部未満あるいは35部超では電着塗装
性は低下する。
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ると電着塗装性は変わり、15〜35部で優れた電着塗
装性を示す。15部未満あるいは35部超では電着塗装
性は低下する。
【0027】図2から明らかなように、ビニル系オリゴ
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ると塗料密着性は変わり、15〜35部で優れた塗料密
着性を示す。15部未満あるいは35部超では塗料密着
性は低下する。
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ると塗料密着性は変わり、15〜35部で優れた塗料密
着性を示す。15部未満あるいは35部超では塗料密着
性は低下する。
【0028】図3から明らかなように、ビニル系オリゴ
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ても加工後裸耐食性は変化しない。
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ても加工後裸耐食性は変化しない。
【0029】図4から明らかなように、ビニル系オリゴ
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ても溶接性は変化しない。
マーのカルボキシル基含有α,β−不飽和単量体をかえ
ても溶接性は変化しない。
【0030】図5から明らかなように、未反応カルボキ
シル基をアンモニアで中和すると、その中和の割合によ
って塗装鮮映性は変化し、中和されたカルボキシル基の
割合が40%以上になるとED塗膜の外観は著しく改善
される。
シル基をアンモニアで中和すると、その中和の割合によ
って塗装鮮映性は変化し、中和されたカルボキシル基の
割合が40%以上になるとED塗膜の外観は著しく改善
される。
【0031】また、図6から明らかなように中和された
カルボキシル基の割合は塗料密着性にも影響を与え同じ
く40%以上になると塗料密着性は著しく改善される。
カルボキシル基の割合は塗料密着性にも影響を与え同じ
く40%以上になると塗料密着性は著しく改善される。
【0032】これに対し、図7から明らかなように中和
されたカルボキシル基の割合が変化しても加工後の裸耐
食性は影響を受けない。
されたカルボキシル基の割合が変化しても加工後の裸耐
食性は影響を受けない。
【0033】また、溶接性も同様で図8から明らかなよ
うに中和されたカルボキシル基の割合が変化しても影響
を受けない。
うに中和されたカルボキシル基の割合が変化しても影響
を受けない。
【0034】また、ビニル系オリゴマーが50部、エポ
キシ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポ
キシ樹脂において、ビニル系オリゴマー調製用原料が、
カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体を25部、共
重合可能な単量体を50部となるように固定し、水酸基
含有α,β−不飽和単量体を変えた場合の電着塗装性、
塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図9、
図10、図11及び図12に示す。ここで、未反応カル
ボキシル基の中和度は、アンモニアを用いることによっ
て、80%と為した。
キシ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポ
キシ樹脂において、ビニル系オリゴマー調製用原料が、
カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体を25部、共
重合可能な単量体を50部となるように固定し、水酸基
含有α,β−不飽和単量体を変えた場合の電着塗装性、
塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図9、
図10、図11及び図12に示す。ここで、未反応カル
ボキシル基の中和度は、アンモニアを用いることによっ
て、80%と為した。
【0035】図9から明らかなように、ビニル系オリゴ
マーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえると電着
塗装性は変わり、25〜40部で優れた電着塗装性を示
す。25部未満あるいは40部超では電着塗装性は低下
する。
マーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえると電着
塗装性は変わり、25〜40部で優れた電着塗装性を示
す。25部未満あるいは40部超では電着塗装性は低下
する。
【0036】図10から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえると塗
料密着性は変わり、25〜40部で優れた塗料密着性を
示す。25部未満あるいは40部超では塗料密着性は低
下する。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえると塗
料密着性は変わり、25〜40部で優れた塗料密着性を
示す。25部未満あるいは40部超では塗料密着性は低
下する。
【0037】図11から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえても加
工後裸耐食性は変化しない。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえても加
工後裸耐食性は変化しない。
【0038】図12から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえても溶
接性は変化しない。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体をかえても溶
接性は変化しない。
【0039】次にビニル系オリゴマーが50部、エポキ
シ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポキ
シ樹脂において、ビニル系オリゴマー調製用原料が、カ
ルボキシル基含有α,β−不飽和単量体を25部、水酸
基含有α,β−不飽和単量体を30部に固定し、それと
共重合可能な単量体をかえた場合の電着塗装性、塗料密
着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図13、図1
4、図15及び図16に示す。ここで、未反応カルボキ
シル基の中和度は、アンモニアを用いることによって、
80%と為した。
シ樹脂が50部で固形分酸価が40のビニル変性エポキ
シ樹脂において、ビニル系オリゴマー調製用原料が、カ
ルボキシル基含有α,β−不飽和単量体を25部、水酸
基含有α,β−不飽和単量体を30部に固定し、それと
共重合可能な単量体をかえた場合の電着塗装性、塗料密
着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図13、図1
4、図15及び図16に示す。ここで、未反応カルボキ
シル基の中和度は、アンモニアを用いることによって、
80%と為した。
【0040】図13から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えると電着塗装性は変わり、25〜60重量部で
優れた電着塗装性を示し、25部未満あるいは60部超
では塗料密着性は低下する。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えると電着塗装性は変わり、25〜60重量部で
優れた電着塗装性を示し、25部未満あるいは60部超
では塗料密着性は低下する。
【0041】図14から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えると電着塗装性は変わり、25〜60重量部で
優れた塗料密着性を示し、25部未満あるいは60部超
では塗料密着性は低下する。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えると電着塗装性は変わり、25〜60重量部で
優れた塗料密着性を示し、25部未満あるいは60部超
では塗料密着性は低下する。
【0042】図15から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えても加工後裸耐食性は変わらない。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えても加工後裸耐食性は変わらない。
【0043】図16から明らかなように、ビニル系オリ
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えても溶接性は変わらない。
ゴマーの水酸基含有α,β−不飽和単量体及びカルボキ
シル基含有α,β−不飽和単量体と共重合する単量体の
量を変えても溶接性は変わらない。
【0044】また、ビニル変性エポキシ樹脂において、
エポキシ樹脂が50部で、固形分酸価を40に固定し、
ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基含有
α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β−不
飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を50部
としたビニル系オリゴマーの割合を変えた場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を
図17、図18、図19及び図20に示す。ここで、未
反応カルボキシル基の中和度は、アンモニアを用いるこ
とによって、80%と為した。
エポキシ樹脂が50部で、固形分酸価を40に固定し、
ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基含有
α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β−不
飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を50部
としたビニル系オリゴマーの割合を変えた場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を
図17、図18、図19及び図20に示す。ここで、未
反応カルボキシル基の中和度は、アンモニアを用いるこ
とによって、80%と為した。
【0045】図17から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
塗料密着性は変化し、30〜60部で優れた電着塗装性
を示す。これに対し、30部未満あるいは60部超にな
ると電着塗装性は低下する。
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
塗料密着性は変化し、30〜60部で優れた電着塗装性
を示す。これに対し、30部未満あるいは60部超にな
ると電着塗装性は低下する。
【0046】図18から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
塗料密着性は変化し、30〜60部で優れた塗料密着性
を示す。これに対し、30部未満あるいは60部超にな
ると塗料密着性は低下する。
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
塗料密着性は変化し、30〜60部で優れた塗料密着性
を示す。これに対し、30部未満あるいは60部超にな
ると塗料密着性は低下する。
【0047】図19から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
加工後裸耐食性は変化し、30部以上で優れた加工後裸
耐食性を示す。
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
加工後裸耐食性は変化し、30部以上で優れた加工後裸
耐食性を示す。
【0048】図20から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
溶接性は変化し、30部以上で優れた溶接性を示す。
キシ樹脂においてビニル系オリゴマーの割合が変わると
溶接性は変化し、30部以上で優れた溶接性を示す。
【0049】また、ビニル変性エポキシ樹脂において、
ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基含有
α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β−不
飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を50部
とした、ビニル系オリゴマーを45部に固定し、反応後
の固形分酸価を40に固定し、反応後のエポキシ樹脂の
割合をかえた場合の電着塗装性、塗料密着性、加工後裸
耐食性及び溶接性の関係を図21、図22、図23及び
図24に示す。ここで、未反応カルボキシル基の中和度
は、アンモニアを用いることによって、80%と為し
た。
ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基含有
α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β−不
飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を50部
とした、ビニル系オリゴマーを45部に固定し、反応後
の固形分酸価を40に固定し、反応後のエポキシ樹脂の
割合をかえた場合の電着塗装性、塗料密着性、加工後裸
耐食性及び溶接性の関係を図21、図22、図23及び
図24に示す。ここで、未反応カルボキシル基の中和度
は、アンモニアを用いることによって、80%と為し
た。
【0050】図21から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると電着塗
装性は変化し、エポキシ樹脂が40部以上で電着塗装性
は著しく向上する。これに対し、40部未満では電着塗
装性は低下する。
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると電着塗
装性は変化し、エポキシ樹脂が40部以上で電着塗装性
は著しく向上する。これに対し、40部未満では電着塗
装性は低下する。
【0051】図22から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると塗料密
着性は変化し、エポキシ樹脂が40部以上で塗料密着性
は著しく向上する。これに対し、40部未満では塗料密
着性は低下する。
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると塗料密
着性は変化し、エポキシ樹脂が40部以上で塗料密着性
は著しく向上する。これに対し、40部未満では塗料密
着性は低下する。
【0052】図23から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると加工後
裸耐食性は変化し、エポキシ樹脂が70部以下で裸耐食
性は向上する。これに対し、70部超では加工後裸耐食
性は低下する。
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると加工後
裸耐食性は変化し、エポキシ樹脂が70部以下で裸耐食
性は向上する。これに対し、70部超では加工後裸耐食
性は低下する。
【0053】図24から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると溶接性
は変化し、エポキシ樹脂が70部以下で溶接性は向上す
る。これに対し、70部超では溶接性は低下する。
キシ樹脂におけるエポキシ樹脂の割合を変えると溶接性
は変化し、エポキシ樹脂が70部以下で溶接性は向上す
る。これに対し、70部超では溶接性は低下する。
【0054】次いで、ビニル変性エポキシ樹脂におい
て、ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基
含有α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β
−不飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を5
0部とした、ビニル系オリゴマーを45部に固定し、ま
た、エポキシ樹脂を55部に固定し、反応後の樹脂中の
固形分酸価の割合をかえた場合の電着塗装性、塗料密着
性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図25、図2
6、図27及び図28に示す。ここで、未反応カルボキ
シル基の中和度は、アンモニアを用いることによって、
80%と為した。
て、ビニル系オリゴマー調製用原料が、カルボキシル基
含有α,β−不飽和単量体を25部、水酸基含有α,β
−不飽和単量体を30部、それと共重合する単量体を5
0部とした、ビニル系オリゴマーを45部に固定し、ま
た、エポキシ樹脂を55部に固定し、反応後の樹脂中の
固形分酸価の割合をかえた場合の電着塗装性、塗料密着
性、加工後裸耐食性及び溶接性の関係を図25、図2
6、図27及び図28に示す。ここで、未反応カルボキ
シル基の中和度は、アンモニアを用いることによって、
80%と為した。
【0055】図25から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると電着塗装性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた電着塗装性を示
し、25未満あるいは50超で電着塗装性は低下する。
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると電着塗装性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた電着塗装性を示
し、25未満あるいは50超で電着塗装性は低下する。
【0056】図26から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると塗料密着性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた塗料密着性を示
し、25未満あるいは50超で塗料密着性は低下する。
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると塗料密着性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた塗料密着性を示
し、25未満あるいは50超で塗料密着性は低下する。
【0057】図26から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると塗料密着性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた塗料密着性を示
し、。25未満あるいは50超で塗料密着性は低下す
る。
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると塗料密着性は変
化し、固形分酸価が25〜50で優れた塗料密着性を示
し、。25未満あるいは50超で塗料密着性は低下す
る。
【0058】図27から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると加工後裸耐食性
は変化し、固形分酸価が25〜50で優れた加工後裸耐
食性を示し、25未満あるいは50超で加工後裸耐食性
は低下する。
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえると加工後裸耐食性
は変化し、固形分酸価が25〜50で優れた加工後裸耐
食性を示し、25未満あるいは50超で加工後裸耐食性
は低下する。
【0059】図28から明らかなようにビニル変性エポ
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえても溶接性は変化し
ない。
キシ樹脂の固形分酸価の割合をかえても溶接性は変化し
ない。
【0060】なお、以上において触れた図1〜28の場
合には、未反応カルボキシル基を中和するための塩基性
化合物として、専ら、アンモニアを用いたが、それ以外
にも、トリエチルアミンまたは水酸化ナトリウムなど
や、それに類するものであれば、いずれでもよいこと
は、勿論である。
合には、未反応カルボキシル基を中和するための塩基性
化合物として、専ら、アンモニアを用いたが、それ以外
にも、トリエチルアミンまたは水酸化ナトリウムなど
や、それに類するものであれば、いずれでもよいこと
は、勿論である。
【0061】以上の結果から、本発明で用いるビニル変
性エポキシ樹脂としては、カルボキシル基含有α,β−
不飽和単量体の15〜35重量部と、水酸基含有α,β
−不飽和単量体の25〜40重量部とを、必須の成分と
し、これらと共重合可能な単量体の25〜60重量部か
らなるビニル系オリゴマーの30〜60重量部とエポキ
シ樹脂の40〜70重量部とを反応させて得られる、固
形分酸価が25〜50のものであって、しかも、該樹脂
中の未反応カルボキシル基を、塩基性化合物で以て、4
0%以上、中和せしめた形の、いわゆる水性樹脂を使用
するものとする。この樹脂は水系あるいは溶剤系として
用いることができる。
性エポキシ樹脂としては、カルボキシル基含有α,β−
不飽和単量体の15〜35重量部と、水酸基含有α,β
−不飽和単量体の25〜40重量部とを、必須の成分と
し、これらと共重合可能な単量体の25〜60重量部か
らなるビニル系オリゴマーの30〜60重量部とエポキ
シ樹脂の40〜70重量部とを反応させて得られる、固
形分酸価が25〜50のものであって、しかも、該樹脂
中の未反応カルボキシル基を、塩基性化合物で以て、4
0%以上、中和せしめた形の、いわゆる水性樹脂を使用
するものとする。この樹脂は水系あるいは溶剤系として
用いることができる。
【0062】また、上記ビニル変性エポキシ樹脂にコロ
イダルシリカあるいはアエロジルを添加した樹脂組成物
として使用することにより塗料密着性及び加工後の裸耐
食性をさらに改善することができる。
イダルシリカあるいはアエロジルを添加した樹脂組成物
として使用することにより塗料密着性及び加工後の裸耐
食性をさらに改善することができる。
【0063】クロム付着量が80mg/m2 となるよう
に、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金めっき
鋼板の上に、ビニル変性エポキシ樹脂100部に対し、
コロイダルシリカの添加量をかえて混合した水性液を乾
燥後1.3g/m2 となるように塗布した場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性の結果
を図29、図30、図31及び図32に示す。
に、電解型クロメート処理したZn−Ni系合金めっき
鋼板の上に、ビニル変性エポキシ樹脂100部に対し、
コロイダルシリカの添加量をかえて混合した水性液を乾
燥後1.3g/m2 となるように塗布した場合の電着塗
装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性の結果
を図29、図30、図31及び図32に示す。
【0064】図30における塗料密着性は50℃の蒸留
水に480時間浸漬した後2mmゴバン目剥離試験を実
施して行った。評価法は図2と同様である。また、図3
1の加工後の裸耐食性は塩水噴霧試験6000時間後の
時点で評価した。評価方法は図3と同様である。
水に480時間浸漬した後2mmゴバン目剥離試験を実
施して行った。評価法は図2と同様である。また、図3
1の加工後の裸耐食性は塩水噴霧試験6000時間後の
時点で評価した。評価方法は図3と同様である。
【0065】図29から明らかなようにコロイダルシリ
カの添加量が60部を超えると電着塗装性は低下する傾
向にある。
カの添加量が60部を超えると電着塗装性は低下する傾
向にある。
【0066】図30から明らかなようにコロイダルシリ
カの添加量が10ー60部で塗料密着性は向上し、10
部未満でやや低下し、60部超でも低下する。
カの添加量が10ー60部で塗料密着性は向上し、10
部未満でやや低下し、60部超でも低下する。
【0067】図31から明らかなようにコロイダルシリ
カの添加量が10〜60部で加工後の裸耐食性は大幅に
向上し、10部未満あるいは60部超で低下する。
カの添加量が10〜60部で加工後の裸耐食性は大幅に
向上し、10部未満あるいは60部超で低下する。
【0068】図32から明らかなようにコロイダルシリ
カの添加量が60部超で溶接性が低下する。
カの添加量が60部超で溶接性が低下する。
【0069】また、コロイダルシリカのかわりにアエロ
ジルを添加してもほぼ同様な結果が得られた。以上の結
果から本発明ではコロイダルシリカあるいはアエロジル
の添加量はビニル変性エポキシ樹脂100部に対し、1
0〜60部とする。
ジルを添加してもほぼ同様な結果が得られた。以上の結
果から本発明ではコロイダルシリカあるいはアエロジル
の添加量はビニル変性エポキシ樹脂100部に対し、1
0〜60部とする。
【0070】また、上記ビニル変性エポキシ樹脂あるい
は上記樹脂組成物は硬化剤を添加した樹脂組成物として
使用することができる。
は上記樹脂組成物は硬化剤を添加した樹脂組成物として
使用することができる。
【0071】硬化剤としてはアミノ樹脂、ブロック化イ
ソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合
物、メラミン化合物などを挙げることができる。これら
の種類において特に制限はないが、これらの内、当該樹
脂との保存安定性の良いアミノ樹脂、ブロック化イソシ
アネート化合物等が一般的である。添加量としてはビニ
ル変性エポキシ樹脂100部に対し、1〜50部であ
る。1部未満では硬化剤としての機能が充分発揮でき
ず、また、50部超では耐水性が低下する等の弊害がで
る。したがって好ましくは1〜50部である。
ソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合
物、メラミン化合物などを挙げることができる。これら
の種類において特に制限はないが、これらの内、当該樹
脂との保存安定性の良いアミノ樹脂、ブロック化イソシ
アネート化合物等が一般的である。添加量としてはビニ
ル変性エポキシ樹脂100部に対し、1〜50部であ
る。1部未満では硬化剤としての機能が充分発揮でき
ず、また、50部超では耐水性が低下する等の弊害がで
る。したがって好ましくは1〜50部である。
【0072】次に上記樹脂あるいは上記樹脂組成物をク
ロメートしたZn或はZn−Ni,Zn−Cr,Zn−
Cr−Ni,Zn−Mn,Zn−Fe,Zn−Cu,Z
n−Al,Zn−MgなどのZn系合金めっき鋼板に塗
布し被覆するが、使用するクロメートは電解型クロメー
ト、塗布型クロメート及び反応型クロメートいずれでも
よい。付着量はCr換算で10〜150mg/m2 がこ
のましい。10mg/m2 未満では耐食性が確保されな
いと同時に密着性の優れた樹脂あるいは樹脂組成物皮膜
を得ることができない。また、150mg/m2 超では
緻密なクロメート皮膜ができにくく同じく密着性の優れ
た樹脂あるいは樹脂組成物皮膜を確保することができな
い。
ロメートしたZn或はZn−Ni,Zn−Cr,Zn−
Cr−Ni,Zn−Mn,Zn−Fe,Zn−Cu,Z
n−Al,Zn−MgなどのZn系合金めっき鋼板に塗
布し被覆するが、使用するクロメートは電解型クロメー
ト、塗布型クロメート及び反応型クロメートいずれでも
よい。付着量はCr換算で10〜150mg/m2 がこ
のましい。10mg/m2 未満では耐食性が確保されな
いと同時に密着性の優れた樹脂あるいは樹脂組成物皮膜
を得ることができない。また、150mg/m2 超では
緻密なクロメート皮膜ができにくく同じく密着性の優れ
た樹脂あるいは樹脂組成物皮膜を確保することができな
い。
【0073】また、上記樹脂あるいは樹脂組成物の被覆
量は0.3〜3.0g/m2 が好ましい。
量は0.3〜3.0g/m2 が好ましい。
【0074】これは、0.3g/m2 では耐食性が低下
し、3.0g/m2 では溶接性が低下するためである。
し、3.0g/m2 では溶接性が低下するためである。
【0075】また、上記樹脂あるいは樹脂組成物は浸漬
塗装、シャワーコート、ハケ塗り、スプレー塗装、ロー
ル塗装等いずれの方法でも塗装することが可能である。
塗装、シャワーコート、ハケ塗り、スプレー塗装、ロー
ル塗装等いずれの方法でも塗装することが可能である。
【0076】
【実施例】以下、実施例について詳しく説明する。
【0077】実施例1 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が78
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
50部と、エポキシ樹脂の50部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリメチルアミン
で以て、80%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.3g/m2 となるよう
に塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が78
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
50部と、エポキシ樹脂の50部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリメチルアミン
で以て、80%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.3g/m2 となるよう
に塗布した。
【0078】実施例2 付着量が20g/m2 で、かつ、Cr濃度が11.5%
なるZn−Cr系合金めっき鋼板に、Cr付着量が58
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の60部からなるビニル系オリゴマーの
30部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45なるものであって、しかも、該樹
脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂を、乾燥後1.1g/m2 となるように塗布し
た。
なるZn−Cr系合金めっき鋼板に、Cr付着量が58
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の60部からなるビニル系オリゴマーの
30部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45なるものであって、しかも、該樹
脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂を、乾燥後1.1g/m2 となるように塗布し
た。
【0079】実施例3 付着量が20g/m2 で、かつ、Fe濃度が11.0%
なるZn−Fe系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部を反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以て、
100%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エ
ポキシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを30部
添加した水性樹脂組成物を、乾燥後1.1g/m2 とな
るように塗布した。
なるZn−Fe系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部を反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以て、
100%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エ
ポキシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを30部
添加した水性樹脂組成物を、乾燥後1.1g/m2 とな
るように塗布した。
【0080】実施例4 付着量が30g/m2 で、かつ、Al濃度が5.0%な
るZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75m
g/m2 となるように電解型クロメート処理し、カルボ
キシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重合
可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの5
5部と、エポキシ樹脂の65部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以
て、90%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性
エポキシ樹脂100部に対し、アエロジルを40部添加
した水性樹脂組成物を、乾燥後1.7g/m2 となるよ
うに塗布した。
るZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75m
g/m2 となるように電解型クロメート処理し、カルボ
キシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重合
可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの5
5部と、エポキシ樹脂の65部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、アンモニアで以
て、90%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性
エポキシ樹脂100部に対し、アエロジルを40部添加
した水性樹脂組成物を、乾燥後1.7g/m2 となるよ
うに塗布した。
【0081】実施例5 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が12.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の35部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の45部からなるビニル系オリゴマーの
30部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が50からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基をアンモニアで以て、100%中
和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ樹脂
100部に対しブロック化イソシアネート化合物を10
部添加した水性樹脂組成物を、乾燥後1.5g/m2 と
なるように塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の35部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の45部からなるビニル系オリゴマーの
30部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が50からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基をアンモニアで以て、100%中
和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ樹脂
100部に対しブロック化イソシアネート化合物を10
部添加した水性樹脂組成物を、乾燥後1.5g/m2 と
なるように塗布した。
【0082】実施例6 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が12.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が80
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の35部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45からなるなるものであって、しか
も、該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルア
ミンで以て、70%中和せしめた形の、溶剤系のビニル
変性エポキシ樹脂100部に対しアエロジルを40部及
びブロック化イソシアネート化合物を10部添加した溶
剤系樹脂組成物を、乾燥後1.3g/m2 となるように
塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が80
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の35部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が45からなるなるものであって、しか
も、該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルア
ミンで以て、70%中和せしめた形の、溶剤系のビニル
変性エポキシ樹脂100部に対しアエロジルを40部及
びブロック化イソシアネート化合物を10部添加した溶
剤系樹脂組成物を、乾燥後1.3g/m2 となるように
塗布した。
【0083】実施例7 付着量が20g/m2 で、かつ、Cr濃度が11.5%
なるZn−Cr系合金めっき鋼板に、Cr付着量が55
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の30部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、95%中和せしめた形の溶剤系のビニル変性エ
ポキシ樹脂100部に対しアエロジルを20部及びブロ
ック化イソシアネート化合物を20部添加した溶剤系樹
脂組成物を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗布し
た。
なるZn−Cr系合金めっき鋼板に、Cr付着量が55
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の30部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、95%中和せしめた形の溶剤系のビニル変性エ
ポキシ樹脂100部に対しアエロジルを20部及びブロ
ック化イソシアネート化合物を20部添加した溶剤系樹
脂組成物を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗布し
た。
【0084】実施例8 付着量が20g/m2 で、かつ、Fe濃度が11.0%
なるZn−Fe系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の30部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が25からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを50部添
加した水性液を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗
布した。
なるZn−Fe系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の30部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が25からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを50部添
加した水性液を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗
布した。
【0085】実施例9 付着量が30g/m2 で、かつ、Al濃度が5.0%な
るZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75m
g/m2 となるように電解型クロメート処理し、カルボ
キシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重合
可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの3
0部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを50部添
加した水性液を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗
布した。
るZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75m
g/m2 となるように電解型クロメート処理し、カルボ
キシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重合
可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの3
0部と、エポキシ樹脂の70部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、1
00%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポ
キシ樹脂100部に対し、コロイダルシリカを50部添
加した水性液を、乾燥後1.5g/m2 となるように塗
布した。
【0086】実施例10 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が12.8%
なるZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の35部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が25からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで100%
中和した水性化したビニル変性エポキシ樹脂100部に
対し、アエロジルを30部及びブロック化イソシアネー
ト化合物を10部添加した水性液を、乾燥後1.5g/
m2 となるように塗布した。
なるZn−Al系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の35部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が25からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで100%
中和した水性化したビニル変性エポキシ樹脂100部に
対し、アエロジルを30部及びブロック化イソシアネー
ト化合物を10部添加した水性液を、乾燥後1.5g/
m2 となるように塗布した。
【0087】比較例1 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が12.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、水系
のポリエステル樹脂を乾燥後1.5g/m2 となるよう
に塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が75
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、水系
のポリエステル樹脂を乾燥後1.5g/m2 となるよう
に塗布した。
【0088】比較例2 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が70
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、溶剤
系のアクリル樹脂を乾燥後1.3g/m2 となるように
塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が70
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、溶剤
系のアクリル樹脂を乾燥後1.3g/m2 となるように
塗布した。
【0089】比較例3 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.2%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が53
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の5部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の45部と、これらと共重合
可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの5
0部と、エポキシ樹脂の55部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が15からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、100%中和せしめた形の水性化されたビニル変
性エポキシ樹脂を、乾燥後1.5g/m2 となるように
塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化それ自体
が困難であるために、工業的に使用し得るものではない
といえよう。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が53
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の5部と、水酸基
含有α,β−不飽和単量体の45部と、これらと共重合
可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの5
0部と、エポキシ樹脂の55部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が15からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、100%中和せしめた形の水性化されたビニル変
性エポキシ樹脂を、乾燥後1.5g/m2 となるように
塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化それ自体
が困難であるために、工業的に使用し得るものではない
といえよう。
【0090】比較例4 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が48
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の10部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が20からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂を、乾燥後0.9g/m2 となるよう
に塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が48
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の10部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の30部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の60部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が20からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂を、乾燥後0.9g/m2 となるよう
に塗布した。
【0091】比較例5 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマー2
0部と、エポキシ樹脂の80部反応させて得られる、固
形分酸価が35からなるものであって、しかも、未反応
カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、100%
中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ樹
脂を、乾燥後0.9g/m2 となるように塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の25部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマー2
0部と、エポキシ樹脂の80部反応させて得られる、固
形分酸価が35からなるものであって、しかも、未反応
カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、100%
中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ樹
脂を、乾燥後0.9g/m2 となるように塗布した。
【0092】比較例6 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
10部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニ
ル変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.4g/m2 となるよ
うに塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の20部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
10部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニ
ル変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.4g/m2 となるよ
うに塗布した。
【0093】比較例7 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が13.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の40部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が15からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニ
ル変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.2g/m2 となるよ
うに塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化後に
おける安定性の上で、問題がある処から、工業的に使用
し得るものではないといえよう。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の40部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の20部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が15からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、100%中和せしめた形の、水性化されたビニ
ル変性エポキシ樹脂を、乾燥後1.2g/m2 となるよ
うに塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化後に
おける安定性の上で、問題がある処から、工業的に使用
し得るものではないといえよう。
【0094】比較例8 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が12.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも未
反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、70
%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ
樹脂100部に対し、コロイダルシリカ80部を混合し
た水性樹脂組成物を、乾燥後1.6g/m2 となるよう
に塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも未
反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て、70
%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキシ
樹脂100部に対し、コロイダルシリカ80部を混合し
た水性樹脂組成物を、乾燥後1.6g/m2 となるよう
に塗布した。
【0095】比較例9 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が11.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の40部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て 3
0%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキ
シ樹脂100部に対し、コロイダルシリカ80部を混合
した水性樹脂組成物を、乾燥後1.6g/m2 となるよ
うに塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化後に
おける安定性の上で、問題がある処から、工業的に使用
し得るものではないといえよう。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が45
mg/m2 となるように電解型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の40部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の25部と、これらと共重
合可能な単量体の40部からなるビニル系オリゴマーの
40部と、エポキシ樹脂の90部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が35からなるものであって、しかも、
未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで以て 3
0%中和せしめた形の、水性化されたビニル変性エポキ
シ樹脂100部に対し、コロイダルシリカ80部を混合
した水性樹脂組成物を、乾燥後1.6g/m2 となるよ
うに塗布した。なお、本例で用いた樹脂は、水性化後に
おける安定性の上で、問題がある処から、工業的に使用
し得るものではないといえよう。
【0096】比較例10 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が11.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の25部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、60%中和せしめた形の、水性化されたビニル変
性エポキシ樹脂を、乾燥後1.1g/m2 となるように
塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の25部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも該
樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミンで
以て、60%中和せしめた形の、水性化されたビニル変
性エポキシ樹脂を、乾燥後1.1g/m2 となるように
塗布した。
【0097】比較例11 付着量が20g/m2 で、かつ、Ni濃度が11.8%
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の25部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、60%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂100重量部に対し、コロイダルシリ
カを70部添加した水性液を、乾燥後1.4g/m2 と
なるように塗布した。
なるZn−Ni系合金めっき鋼板に、Cr付着量が60
mg/m2 となるように塗布型クロメート処理し、カル
ボキシル基含有α,β−不飽和単量体の30部と、水酸
基含有α,β−不飽和単量体の35部と、これらと共重
合可能な単量体の50部からなるビニル系オリゴマーの
70部と、エポキシ樹脂の25部とを反応させて得られ
る、固形分酸価が40からなるものであって、しかも、
該樹脂中の未反応カルボキシル基を、トリエチルアミン
で以て、60%中和せしめた形の、水性化されたビニル
変性エポキシ樹脂100重量部に対し、コロイダルシリ
カを70部添加した水性液を、乾燥後1.4g/m2 と
なるように塗布した。
【0098】実施例1〜10及び比較例1〜11につい
て得られた有機複合めっき鋼板の特性を第5表に示す。
て得られた有機複合めっき鋼板の特性を第5表に示す。
【0099】評価の方法は電着塗装性は図1と同じであ
る。塗料密着性は図2と同様である。加工後の裸耐食性
は塩水噴霧時間6000時間後の発錆状況で評価し、評
価方法は図3と同様である。また、溶接性は図4と同様
である。
る。塗料密着性は図2と同様である。加工後の裸耐食性
は塩水噴霧時間6000時間後の発錆状況で評価し、評
価方法は図3と同様である。また、溶接性は図4と同様
である。
【0100】
【表5】
【0101】
【表6】
【0102】
【表7】
【0103】
【表8】
【0104】
【発明の効果】以上の様に本発明の有機複合めっき鋼板
は電着塗装性、塗料密着性、加工後の耐食性及び溶接性
に優れる。
は電着塗装性、塗料密着性、加工後の耐食性及び溶接性
に優れる。
【図1】ビニル系オリゴマーのカルボキシル基含有α,
β−不飽和単量体と電着塗装性の関係を示した図。
β−不飽和単量体と電着塗装性の関係を示した図。
【図2】ビニル系オリゴマーのカルボキシル基含有α,
β−不飽和単量体と塗料密着性の関係を示した図。
β−不飽和単量体と塗料密着性の関係を示した図。
【図3】ビニル系オリゴマーのカルボキシル基含有α,
β−不飽和単量体と加工後の裸耐食性の関係を示した
図。
β−不飽和単量体と加工後の裸耐食性の関係を示した
図。
【図4】ビニル系オリゴマーのカルボキシル基含有α,
β−不飽和単量体と溶接性の関係を示した図。
β−不飽和単量体と溶接性の関係を示した図。
【図5】ビニル変性エポキシ樹脂におけるカルボキシル
基の中和した割合と電着塗装の関係を示した図。
基の中和した割合と電着塗装の関係を示した図。
【図6】ビニル変性エポキシ樹脂におけるカルボキシル
基の中和した割合と塗料密着性の関係を示した図。
基の中和した割合と塗料密着性の関係を示した図。
【図7】ビニル変性エポキシ樹脂におけるカルボキシル
基の中和した割合と加工後の裸耐食性の関係を示した
図。
基の中和した割合と加工後の裸耐食性の関係を示した
図。
【図8】ビニル変性エポキシ樹脂におけるカルボキシル
基の中和した割合と溶接性の関係を示した図。
基の中和した割合と溶接性の関係を示した図。
【図9】ビニル系オリゴマーの水酸基α,β−不飽和単
量体と電着塗装性の関係を示した図。
量体と電着塗装性の関係を示した図。
【図10】ビニル系オリゴマーの水酸基α,β−不飽和
単量体と塗料密着性の関係を示した図。
単量体と塗料密着性の関係を示した図。
【図11】ビニル系オリゴマーの水酸基α,β−不飽和
単量体と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
単量体と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
【図12】ビニル系オリゴマーの水酸基α,β−不飽和
単量体と溶接性の関係を示した図。
単量体と溶接性の関係を示した図。
【図13】ビニル系オリゴマーと共重合する単量体と電
着塗装性の関係を示した図。
着塗装性の関係を示した図。
【図14】ビニル系オリゴマーと共重合する単量体と塗
料密着性の関係を示した図。
料密着性の関係を示した図。
【図15】ビニル系オリゴマーと共重合する単量体と加
工後の裸耐食性の関係を示した図。
工後の裸耐食性の関係を示した図。
【図16】ビニル系オリゴマーと共重合する単量体と溶
接性の関係を示した図。
接性の関係を示した図。
【図17】ビニル系オリゴマーの割合と電着塗装性の関
係を示した図。
係を示した図。
【図18】ビニル系オリゴマーの割合と塗料密着性の関
係を示した図。
係を示した図。
【図19】ビニル系オリゴマーの割合と加工後の裸耐食
性の関係を示した図。
性の関係を示した図。
【図20】ビニル系オリゴマーの割合と溶接性の関係を
示した図。
示した図。
【図21】ビニル変性エポキシ樹脂におけるエポキシ樹
脂の割合と電着塗装性の関係を示した図。
脂の割合と電着塗装性の関係を示した図。
【図22】ビニル変性エポキシ樹脂におけるエポキシ樹
脂の割合と塗料密着性の関係を示した図。
脂の割合と塗料密着性の関係を示した図。
【図23】ビニル変性エポキシ樹脂におけるエポキシ樹
脂の割合と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
脂の割合と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
【図24】ビニル変性エポキシ樹脂におけるエポキシ樹
脂の割合と溶接性の関係を示した図。
脂の割合と溶接性の関係を示した図。
【図25】ビニル変性エポキシ樹脂における固形分酸価
と電着塗装性の関係を示した図。
と電着塗装性の関係を示した図。
【図26】ビニル変性エポキシ樹脂における固形分酸価
と塗料密着性の関係を示した図。
と塗料密着性の関係を示した図。
【図27】ビニル変性エポキシ樹脂における固形分酸価
と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
と加工後の裸耐食性の関係を示した図。
【図28】ビニル変性エポキシ樹脂における固形分酸価
と溶接性の関係を示した図。
と溶接性の関係を示した図。
【図29】コロイダルシリカの添加量と電着塗装性の関
係を示した図。
係を示した図。
【図30】コロイダルシリカの添加量と塗料密着性の関
係を示した図。
係を示した図。
【図31】コロイダルシリカの添加量と加工後の裸耐食
性の関係を示した図。
性の関係を示した図。
【図32】コロイダルシリカの添加量と溶接性の関係を
示した図。
示した図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/36 C08K 3/36 C09D 163/00 PJM C09D 163/00 PJM C23C 28/00 C23C 28/00 C (72)発明者 大森 潔 姫路市広畑区富士町1番地 新日本製鐵株 式会社広畑製鐵所内 (72)発明者 桑村慎一 奈良県北葛城郡広陵町馬見中1−4−2− 206 (72)発明者 宮垣敦志 大阪府泉大津市東助松町3−3−31
Claims (4)
- 【請求項1】 10〜150mg/m2 なるCr付着量
を有するクロメート被覆Zn或いはZn系合金めっき鋼
板に、カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15
〜35重量部と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の2
5〜40重量部とを、必須の成分とし、これらと共重合
可能な単量体の25〜60重量部を含むビニル系オリゴ
マーの30〜60重量部と、エポキシ樹脂の40〜70
重量部とを反応させて得られる、固形分酸価が25〜5
0なるビニル変性エポキシ樹脂であって、しかも、該変
性樹脂中の未反応カルボキシル基の40%以上を、塩基
性化合物で中和せしめた樹脂を、0.3〜3.0g/m
2 の範囲で被覆し乾燥して成る、有機複合めっき鋼板。 - 【請求項2】 10〜150mg/m2 なるCr付着量
を有するクロメート被覆Zn或いはZn系合金めっき鋼
板に、カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15
〜35重量部と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の2
5〜40重量部とを、必須の成分とし、これらと共重合
可能な単量体の25〜60重量部を含むビニル系オリゴ
マーの30〜60重量部と、エポキシ樹脂の40〜70
重量部とを反応させて得られる、固形分酸価が25〜5
0なるビニル変性エポキシ樹脂であって、しかも、該変
性樹脂中の未反応カルボキシル基の40%以上を、塩基
性化合物で中和せしめた樹脂に、アミノ樹脂、ブロック
化イソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリン化
合物、メラミン樹脂等の硬化剤の1種または2種以上を
添加した樹脂組成物を、0.3〜3.0g/m2 の範囲
で被覆し乾燥して成る、有機複合めっき鋼板。 - 【請求項3】 10〜150mg/m2 なるCr付着量
を有するクロメート被覆Zn或いはZn系合金めっき鋼
板に、カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15
〜35重量部と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の2
5〜40重量部とを、必須の成分とし、これらと共重合
可能な単量体の25〜60重量部を含むビニル系オリゴ
マーの30〜60重量部と、エポキシ樹脂の40〜70
重量部とを反応させて得られる、固形分酸価が25〜5
0なるビニル変性エポキシ樹脂であって、しかも、該変
性樹脂中の未反応カルボキシル基の40%以上を、塩基
性化合物で中和せしめた樹脂100重量部に対し、コロ
イダルシリカあるいはアエロジルを10〜60重量部配
合した樹脂組成物を、0.3〜3.0g/m2 の範囲で
被覆し乾燥して成る有機複合めっき鋼板。 - 【請求項4】 10〜150mg/m2 なるCr付着量
を有するクロメート被覆Zn或いはZn系合金めっき鋼
板に、カルボキシル基含有α,β−不飽和単量体の15
〜35重量部と、水酸基含有α,β−不飽和単量体の2
5〜40重量部とを、必須の成分とし、これらと共重合
可能な単量体の25〜60重量部を含むビニル系オリゴ
マーの30〜60重量部と、エポキシ樹脂の40〜70
重量部とを反応させて得られる、固形分酸価が25〜5
0なるビニル変性エポキシ樹脂であって、しかも、該変
性樹脂中の未反応カルボキシル基の40%以上を、塩基
性化合物で中和せしめた樹脂100重量部に対し、コロ
イダルシリカあるいはアエロジルを10〜60重量部配
合し、さらに、アミノ樹脂、ブロック化イソシアネート
化合物、エポキシ化合物、アジリン化合物、メラミン樹
脂等の硬化剤の1種または2種以上を添加した樹脂組成
物を、0.3〜3.0g/m2 の範囲で被覆してなる有
機複合めっき鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07025304A JP3142732B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07025304A JP3142732B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216329A true JPH08216329A (ja) | 1996-08-27 |
JP3142732B2 JP3142732B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=12162283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07025304A Expired - Fee Related JP3142732B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電着塗装性、塗料密着性、加工後の裸耐食性及び溶接性に優れた有機複合めっき鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142732B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP07025304A patent/JP3142732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3142732B2 (ja) | 2001-03-07 |
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