JPH08215779A - 継手構造を一体化した竪樋の製造方法及び加工装置 - Google Patents

継手構造を一体化した竪樋の製造方法及び加工装置

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JPH08215779A
JPH08215779A JP5507095A JP5507095A JPH08215779A JP H08215779 A JPH08215779 A JP H08215779A JP 5507095 A JP5507095 A JP 5507095A JP 5507095 A JP5507095 A JP 5507095A JP H08215779 A JPH08215779 A JP H08215779A
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JP
Japan
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pipe
roll
diameter
fitting
joint
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Pending
Application number
JP5507095A
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English (en)
Inventor
Norimasa Miura
教昌 三浦
Takefumi Nakako
武文 仲子
Yoshiaki Shimada
嘉晃 島田
Haruki Watanabe
治幾 渡辺
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工仕上りの良好な竪樋を得る。 【構成】 直管状の管端が差し込まれる挿入部3と、小
さな外径をもつ嵌合部2とを縮径加工により素管1の一
端に形成した後、嵌合部2と直管部との間の段差部6を
小アール化する段下げ加工を施す。段差部6は、嵌合部
2に挿入される内側ロール22と、管壁を介して内側ロ
ール22に対向する外側ロール21と、内側ロール22
及び外側ロール21を回転可能に取り付けた回転ヘッド
23を備えている。 【効果】 小アール化された継手部4を介し竪樋が相互
に接続されるため、接続部に凹部や凸部が生じることな
く、良好な施工仕上りで竪樋が構築される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工時に継手金具を使
用することなく取り付けが可能なように、継手構造を一
体化した竪樋の製造方法及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根に降った雨水は、屋根の傾斜に沿っ
て流下し、軒先に設けられている軒樋に集められた後、
軒樋から竪樋を経て地上に排水される。竪樋は、建築物
の壁面や柱に沿って配置されており、通常、複数の直管
を必要長さに接続している。接続に際しては、直管の端
部に装着又は固定される継手金具が使用されている。し
かし、継手金具を使用した接続では、サイズが異なる直
管ごとに多種類の継手金具を必要とし、施工作業自体も
面倒になる。そこで、継手金具の必要なく直管を相互に
接続できるように、各種の検討が加えられている。たと
えば、管端部を拡管加工し、ラッパ状に成形された箇所
を継手部分として使用する竪樋も知られている。この竪
樋を使用した施工では、ラッパ状に成形された管端に、
他方の直管の端部或いは縮径加工された管端部が差し込
まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】竪樋同士を直接接続す
る施工では、管端部を拡管加工した竪樋を下側に配置
し、直管を上側に配置する。そして、上側の直管に下側
の拡径管端部を差し込み、複数の竪樋を接続する。この
ようにして接続された竪樋は、図3(c)に示すように
接続部が直管部よりも大径になることが避けられず、施
工仕上りが外観上で問題になる。本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたもので、縮径加工を基本と
する加工を管端に施すことにより、竪樋相互の接続が容
易で、しかも接続部の凹凸が目立たない竪樋を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の竪樋製造方法
は、その目的を達成するため、直管状の管端が差し込ま
れる挿入口と、前記管端の内径より僅かに小さな外径を
もつ嵌合部とを縮径加工により素管の一端に形成した
後、前記嵌合部と直管部との間の段差部を小アール化す
る段下げ加工を施すことを特徴とする。段下げ加工に
は、嵌合部に挿入される内側ロールと、管壁を介して前
記内側ロールに対向する外側ロールと、内側ロール及び
外側ロールを回転可能に取り付けた回転ヘッドとを備え
ている装置が使用される。内側ロール及び外側ロール
は、相互のクリアランスが調整され、継手部の長さに応
じて軸方向に移動できる構造が好ましい。
【0005】本発明においては、たとえば図1(a)に
示すように、挿入口11,一次ダイス12,リング13
及び二次ダイス14を備えた縮径加工装置10を使用す
る。素管1としては、普通鋼鋼管,ステンレス鋼管,銅
管,アルミ管等の種々の材質が用途に応じて選択され
る。一次ダイス12は、挿入口11に差し込まれた素管
1の端部を縮径加工して、接続可能な嵌合部2を管端に
形成する。リング13は、嵌合部2の長さを自由に変え
ることができるように、複数のリング部品をサポート1
5の内側に配列している。二次ダイス14は、接続時に
管端の挿入を容易にする挿入部3を形成するため、素管
1の端部を更に縮径する。この縮径加工装置10に素管
1を押し込むとき、図1(b)に示すように縮径された
嵌合部2及び挿入部3をもつ継手部4が一度に成形され
る。
【0006】継手部4が形成された素管1は、更に図2
(a)に示した二次加工装置20で加工される。二次加
工装置20は、素管1の管軸方向に沿って移動可能な外
側ローラ21及び内側ローラ22を取り付けた回転ヘッ
ド23を備えている。外側ローラ21は、空気圧,油圧
等によって内側ローラ22に押圧される構造になってい
る。内側ローラ22は、直径が異なる小ロール24及び
大ロール25で構成されており、外側ローラ21との間
のクリアランスが調整される。外側ローラ21及び内側
ローラ22は、素管1の管軸方向に沿って移動可能であ
るため、長さが異なる継手部4に対しても同じ条件下で
加工することが可能である。また、外側ローラ21と内
側ローラ22との間のクリアランスを調整することによ
り、素管1の板厚に関係なく嵌合部2が小アール化され
る。
【0007】継手部4が形成された素管1の端部に内側
ローラ22を挿入し、外側ローラ21との間で継手部4
を加工するとき、図2(b)に示すように、縮径された
嵌合部2と直管部との間の段差部が小アール化される。
すなわち、縮径加工されたままの状態ではだれた角度で
屈曲した段差部5(図1b)となっているのに対し、二
次加工後では小アール化された段差部6(図2b)とな
る。本発明に従って製造された竪樋は、段差部6が小ア
ール化された継手部4を介して相互に接続される。その
ため、図3(a)に示すように、外観を悪くする凹部が
接続部に生じることなく、相互の竪樋7,7が直線状に
接続される。これに対し、継手金具8を使用した接続
(b)では、接続部の凹凸が目立ち、施工仕上りの見栄
えが劣る。また、拡径された継手部9を介した接続
(c)でも、接続部に生じる膨出部が避けられない。
【0008】
【実施例】素管1として、ヘアライン仕上げした直径6
0mm,長さ4m及び肉厚0.6mmのSUS304ス
テンレス鋼管を使用した。素管1の管端を、図1(a)
の縮径加工装置10で加工した。縮径加工装置10は、
直径62mm及び厚み100mmの挿入口11をもち、
角度30度,ダイス径59.1mm及び厚み20mmの
焼入れした鋼製ダイスを一次ダイス12として使用し
た。厚み15mmの鋼製リング13をサポート15の内
側に 個配置し、継手部4の長さを30mmに決めた。
角度15度,ダイス径53.5mm及び厚み20mmの
焼入れした鋼製ダイスを組み合わせた二次ダイス14に
より、挿入部3の先端形状を規制した。素管1をクラン
プで固定し、同軸上にセットした縮径加工装置10を油
圧で素管1の先端30mmまで押し込んで加工した後、
素管1から縮径加工装置10を引き抜いた。加工後の素
管には、図1bに示すように、外径58.4mm及び長
さ30mmの継手部4が形成されていた。継手部4の先
端には、角度45度で軸心方向に傾斜した挿入部3が形
成されていた。継手部4から直管部にかけての段差部5
は、緩やかな傾斜面であった。
【0009】管端が縮径加工された素管(図1b)を、
全体を図4に示す二次加工装置20にセットした。二次
加工装置20の外側ローラ21には、直径50mm及び
厚み20mmの焼入れしたダイス鋼を使用した。内側ロ
ーラ22には、それぞれ焼入れしたダイス鋼製で、直径
52.5mm及び厚み20mmの小ロール24と直径5
4mm及び厚み20mmの大ロール25を使用した。先
ず内側ローラ22を素管1の内面に接触させた後、モー
タ26で回転ヘッド23を回転させながら、エアシリン
ダ27により素管1の管壁を介して外側ローラ21を内
側ローラ22に押圧した。このとき、外側ローラ21及
び内側ローラ22を偏心させ、素管1の中心軸と回転ヘ
ッド23の中心軸を位置合せしているので、素管1の内
外周面が回転しながら段下げ加工される。外側ローラ2
1と内側ローラ22とのクリアランスをエアシリンダ2
7によって変えたとき、継手部4のアールは、図5に示
すように変化した。なお、図5は、外側ローラ21の押
込み圧力を4kgf/cm2 に設定し、押込み時間2秒
の条件下で段下げ加工したときの結果である。図5か
ら、クリアランスによって継手部4のアールを変えるこ
とができ、図3(a)に示すように凹凸なく接続できる
竪樋7,7が得られることが判る。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、縮径加工により挿入部及び嵌合部を管端に成形した
後、嵌合部と直管部との間の段差部を小アール化してい
る。得られた竪樋を接続すると、従来の継手金具を使用
した接続や拡径加工で形成した継手部による接続に比較
して、外観を悪くする凹部や凸部のない接続部が得ら
れ、良好な施工仕上りで竪樋が構築される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った縮径加工装置(a)及び縮径
加工された素管(b)
【図2】 本発明に従った二次加工装置の要部(a)及
び段差部が小アール化された素管(b)
【図3】 本発明に従って製造された竪樋の接続部
(a)を、継手金具を使用した接続部(b)及び拡径加
工で形成した継手部による接続部(c)と対比して示
す。
【図4】 本発明実施例で使用した二次加工装置の全体
【図5】 内側ローラと外側ローラとのクリアランスが
継手部のアールに与える影響を表したグラフ
【符号の説明】
1:素管 2:嵌合部 3:挿入部 4:継手部
5:段差部 6:小アール化された段差部 7:竪樋 8:継手
金具 9:拡径された継手部 10:縮径加工装置 11:挿入口 12:一次ダ
イス 13:リング 14:二次ダイス 15:サポート 20:二次加工装置 21:外側ローラ 22:内
側ローラ 23:回転ヘッド 24:小ロール
25:大ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 治幾 兵庫県尼崎市鶴町1番地 日新製鋼株式会 社加工技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管状の管端が差し込まれる挿入口と、
    前記管端の内径より僅かに小さな外径をもつ嵌合部とを
    縮径加工により素管の一端に形成した後、前記嵌合部と
    直管部との間の段差部を小アール化する段下げ加工を施
    すことを特徴とする継手構造を一体化した竪樋の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 縮径加工により挿入口及び嵌合部が一端
    に形成された素管の前記嵌合部と直管部との間の段差部
    を小アール加工する装置であって、前記嵌合部に挿入さ
    れる内側ロールと、管壁を介して前記内側ロールに対向
    する外側ロールと、前記内側ロール及び前記外側ロール
    を回転可能に取り付けた回転ヘッドとを備えている竪樋
    の継手部形成装置。
JP5507095A 1995-02-20 1995-02-20 継手構造を一体化した竪樋の製造方法及び加工装置 Pending JPH08215779A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100979101B1 (ko) * 2007-12-20 2010-08-31 이정연 관이음용 돌기 성형 장치
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CN109954796A (zh) * 2019-04-26 2019-07-02 张家港保税区亚鑫精密制管有限公司 Cdc减振器中筒加工模具

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