JPH08215495A - 噴霧式アイロン - Google Patents

噴霧式アイロン

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Publication number
JPH08215495A
JPH08215495A JP2937095A JP2937095A JPH08215495A JP H08215495 A JPH08215495 A JP H08215495A JP 2937095 A JP2937095 A JP 2937095A JP 2937095 A JP2937095 A JP 2937095A JP H08215495 A JPH08215495 A JP H08215495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water tank
iron
absorbing body
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2937095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Amano
和徳 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP2937095A priority Critical patent/JPH08215495A/ja
Publication of JPH08215495A publication Critical patent/JPH08215495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水タンクに対する給排水の作業を容易に能率
よく行なえ、使い勝手が向上して便利に取り扱うことが
できる噴霧式アイロンを提供する。 【構成】 ベース3の上にハンドル5を取り付けてなる
アイロン本体1と、このアイロン本体1に着脱可能に設
けられた水タンク6と、この水タンク6内に設けられ、
一部が導出部16aとして水タンク6の外部に導出され
た第1の吸水体16と、前記アイロン本体1に設けられ
た超音波振動子12と、前記アイロン本体1に設けら
れ、前記超音波振動子12に接触するとともに、前記第
1の吸水体16の導出部16aに接離可能に接触した第
2の吸水体20とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、布地に必要に応じて
充分な量の水分を含ませながらアイロン掛けを実行する
ことができる噴霧式アイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】良好なアイロン掛けを実行するために
は、布地に充分な量の水分を含ませることが必要であ
る。アイロン掛けには一般にスチーム式アイロンが用い
られており、このスチーム式アイロンにおいては、水を
ベースの熱で気化させてスチームとし、このスチームを
ベースの下面から順次噴出させて布地に含ませる構成と
なっている。
【0003】しかしながら、スチームを用いるアイロン
の場合、そのスチームが実際に布地の繊維に吸収される
のはごく僅かで、大部分は大気中に蒸発してしまい、特
に多量の水分を含ませることが必要な木綿や麻等の植物
繊維の布地に対して充分な効果が得られない難点があ
る。
【0004】一方、手動ポンプ機構を備えた噴霧式アイ
ロンも従来から一般に提供されており、この噴霧式アイ
ロンにおいては、手動ポンプ機構を操作し、スプレーノ
ズルから布地に霧を噴霧して布地に充分な量の水分を含
ませることができる。
【0005】しかし、この手動ポンプ機構を用いた噴霧
式アイロンにおいては、ユーザが指先でいちいち手動ポ
ンプ機構を操作しなければならず、このため使い勝手が
悪く、また噴霧される霧の粒径が 100×10-3mmと非常に
大きく、このため布地に水分の浸透むらが生じてシミの
原因を招きやすい。
【0006】そこで、近年においては、特開平5−16
1798号公報に示されているように、超音波振動子を
用いて粒径の微細な霧をむらなく噴霧することができる
ようにした噴霧式アイロンが提案されている。
【0007】すなわち、この特開平5−161798号
公報に開示されている噴霧式アイロンは、アイロン本体
内に水タンクが一体的に設けられていて、この水タンク
内の水を吸水体による毛細管現象を利用して順次吸い上
げ、この吸い上げた水を超音波振動子による音波エネル
ギーで霧化し、この霧化した霧を布地に向けて噴霧する
ようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の噴霧式アイロンにおいては、水タンクがアイロン本
体に一体的に設けられており、このため水タンク内に水
を補給するときや、アイロン掛けの作業の終了後に水タ
ンク内に残った無用の水を廃棄するときに、重量の重い
アイロンの全体を厨房の流し場等にいちいち持ち運んで
その作業を行なわなければならず、このためその作業が
面倒で使い勝手が悪くなる難点がある。
【0009】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、水タンクに対する
給排水の作業を容易に能率よく行なえ、使い勝手が向上
して便利に取り扱うことができる噴霧式アイロンを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、ベースの上にハンドルを取り付け
てなるアイロン本体と、このアイロン本体に着脱可能に
設けられた水タンクと、この水タンク内に設けられ、一
部が導出部として水タンクの外部に導出された第1の吸
水体と、前記アイロン本体に設けられた超音波振動子
と、前記アイロン本体に設けられ、前記超音波振動子に
接触するとともに、前記第1の吸水体の導出部に接離可
能に接触した第2の吸水体とを具備するようにしたもの
である。
【0011】
【作用】水タンク内の水は、第1の吸水体により吸収さ
れてこの第1の吸水体の全体に浸透する。第1の吸水体
には第2の吸水体が接触しており、したがって第1の吸
水体に浸透した水はさらに第2の吸水体に伝わって浸透
する。そして第2の吸水体は超音波振動子に接触してお
り、このため超音波振動子の駆動に応じて第2の吸水体
に浸透している水が順次霧化され、この霧化に伴い水タ
ンク内の水が第1の吸水体を通して第2の吸水体に順次
吸い上げられる。
【0012】水タンクはアイロン本体に対して着脱可能
に取り付けられており、したがってこの水タンク内に水
を補給する場合には、アイロン本体から水タンクを取り
外し、この水タンクのみを流し場等に持ち運んで容易に
能率よくその補給作業を行なうことができる。そして水
の補給後に水タンクをアイロン本体に装着すると、第1
の吸水体の導出部が第2の吸水体に接触する。
【0013】またアイロン掛けの作業が終了し、水タン
ク内に残った無用の水を廃棄する場合にも、アイロン本
体から水タンクを取り外し、この水タンクのみを流し場
等に持ち運んで容易に能率よくその水を廃棄することが
できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図に示す符号1はアイロン本体で、こ
のアイロン本体1は加熱手段としてのヒータ2を鋳込ん
だダイキャスト製のベース3と、このベース3の上面を
覆った遮熱カバー4と、この遮熱カバー4の上に取り付
けられたハンドル5とで構成されている。そしてこのア
イロン本体1には、前記ハンドル5の前部から水タンク
6が差し込まれて着脱可能に取り付けられている。
【0015】水タンク6の前面上部には注排水口7が形
成され、この注排水口7に開閉蓋8が上下にスライド可
能に装着されている。そしてこの開閉蓋8を下方に押し
下げることにより注排水口7を開放して水タンク6内に
水を注入し、あるいは水タンク6内の無用の水を廃棄す
ることができ、また開閉蓋8を上方に引き上げることに
より注排水口7を液密的に密閉することができるように
なっている。
【0016】水タンク6の前部側の上面は、その後部側
に向って斜め下方に傾斜する傾斜部9となっており、ハ
ンドル5にこの傾斜部9に対応する受け部10が形成さ
れ、水タンク6をハンドル5に差し込む動作に応じて前
記傾斜部9が前記受け部10に対向して合致するように
なっている。
【0017】ハンドル5における前記受け部10の中央
部にはその上方に凹む霧化室11が形成され、この霧化
室11の上端部に水を霧化する超音波振動子12が設け
られている。この超音波振動子12は振動時の音波エネ
ルギーを一点に集中させるホーン12aを備え、このホ
ーン12aが霧化室11の内側に突出するように配置し
ている。
【0018】水タンク6には、前記傾斜部9から水タン
ク6の内部を貫通してその下面に達する貫通路15が形
成され、この貫通路15の上端の開口部の上に前記霧化
室11が配置して霧化室11の内部が貫通路15内に連
通している。
【0019】水タンク6内にはフェルト等からなる第1
の吸水体16が収納されており、この吸水体16の一端
側の端部が導出部16aとして、前記傾斜部9に形成さ
れた透孔17を通してその上方側に導出されているとと
もに、この導出部16aが前記傾斜部9の上面に沿って
フィルムを介して接着剤等により貼り付けられている。
【0020】一方、ハンドル5の受け部10から霧化室
11に亘る部分には、フェルト等からなる第2の吸水体
20が止め具19を介して取り付けられている。この第
2の吸水体20の一端側の端部は吸水部20aとしてハ
ンドル5の受け部10の下面に沿ってフィルムを介して
接着剤等により貼り付けられ、この吸水部20aが前記
第1の吸水体16の導出部16aの上に接離可能に重な
って密着している。そしてこの第2の吸水体20の他端
側の端部は出水部20bとして前記超音波振動子12の
ホーン12aに接触している。
【0021】ベース3には噴霧口21が形成され、この
噴霧口21に接続するように遮熱カバー4に筒部22が
形成され、この筒部22の上端の開口部に前記水タンク
6の貫通路15が対向して配置し、これら貫通路15、
筒部22、噴霧口21により霧化室11内に発生した霧
をベース3の下面側に導く一連の霧通路が構成されてい
る。
【0022】ハンドル5の内部には、マイクロコンピュ
ータ(図示せず)を内蔵した制御手段としての制御部2
5が設けられ、またハンドル5の先端側の上面に操作部
26が設けられ、この操作部26にベース3の温度を設
定する温度設定スイッチ27、噴霧の設定を行なう噴霧
設定スイッチ28およびその各設定状態等を表示する複
数の表示素子29…が配設されている。
【0023】水タンク6内には水が収容されているが、
この水タンク6内の総容積よりも少ない水量が水タンク
6に対する満水量として規定されていて、図1に示すよ
うに、アイロン本体1がほぼ水平の状態にあるとき、お
よび図3に示すようにアイロン掛けの作業の合間にアイ
ロン本体1が床面に自立の状態に載置されたときのいず
れの場合においても、前記満水量の水位レベルLが前記
透孔17より常に下方に位置するように設定され、これ
によりアイロン本体1が水平あるいは自立のいずれの状
態にあっても水タンク6内の水が前記透孔17から不用
意に漏出することがないように構成されている。
【0024】次に、作用について述べる。温度設定スイ
ッチ27を操作してベース3の温度を設定すると、ヒー
タ2が通電され、このヒータ2によりベース3が加熱さ
れて設定温度に保持される。そして水タンク6内に水が
収容されている状態のもとで、噴霧設定スイッチ28を
操作して噴霧の設定を行なうと、これに応じて超音波振
動子12が駆動される。
【0025】水タンク6内の水は、第1の吸水体16に
より吸収されてこの第1の吸水体16の全体に浸透して
いるとともに、さらにこの水が毛細管現象により第2の
吸水体20に伝わってこの第2の吸水体20の全体に浸
透している。そしてこの第2の吸水体20の一端部が超
音波振動子12のホーン25aに接触しており、したが
って超音波振動子12が駆動されると、ホーン25aか
ら集中して出力される音波エネルギーにより第2の吸水
体20に浸透している水が順次霧化され、この霧化され
た霧が霧化室11、貫通路15、筒部22、噴霧口21
を通してベース3の下面側に噴霧される。
【0026】超音波振動子12のホーン25aにより霧
化された霧は、その粒径が20×10-3mm以下の非常に微細
な状態にあり、したがってこの霧を布地にむらなく充分
に含ませて有効にアイロン掛けを行なうことができる。
【0027】霧化の継続に伴い第2の吸水体20に浸透
している水分が減少し、この水分の減少に応じて水タン
ク6内の水が毛細管現象により第1の吸水体16を通し
て第2の吸水体20に順次吸い上げられる。
【0028】第1の吸水体16に浸透している水分は、
この第1の吸水体16の導出部16aから第2の吸水体
20の吸水部20aを通して第2の吸水体20に伝わる
が、前記導出部16aと吸水部20aは互いに重なり合
って密着しており、したがって第1の吸水体16に浸透
している水分が第2の吸水体20へ円滑かつ充分に伝わ
り、このため常時ほぼ一定量の霧が霧化され、安定した
噴霧が達成される。
【0029】水タンク6はアイロン本体1に対して着脱
可能に取り付けられており、したがって水タンク6内に
水を補給する場合には、アイロン本体1から水タンク6
を取り外し、この水タンク6のみを流し場等に持ち運ん
で容易に能率よくその補給作業を行なうことができる。
そして水の補給後に水タンク6をハンドル5の前方側か
ら差し込んでアイロン本体1に装着すると、傾斜部9に
沿って配置している第1の吸水体16の導出部16a
が、前記傾斜部9に対応するハンドル5の受け部10に
沿って配置している第2の吸水体20の吸水部20aに
重なるように接触して密着し、したがって水タンク6内
の水が第1の吸水体16から第2の吸水体20に良好に
吸い上げられる。
【0030】またアイロン掛けの作業が終了し、水タン
ク6内に残った無用の水を廃棄する場合にも、アイロン
本体1から水タンク6を取り外し、この水タンク6のみ
を流し場等に持ち運んで容易に能率よくその水を廃棄す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
アイロン本体に水タンクを着脱可能に設け、この水タン
クに第1の吸水体を設け、前記アイロン本体に第2の吸
水体を設け、前記第1の吸水体と第2の吸水体とを接離
可能に接触させ、水タンク内の水を前記第1の吸水体を
介して第2の吸水体に吸い上げ、この第2の吸水体に吸
い上げた水を超音波振動子で霧化して噴霧するようにし
たから、水タンクに対する給排水時に前記水タンクをア
イロン本体から取り外してその作業を容易に能率よく行
なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る噴霧式アイロンを示
す断面図。
【図2】その噴霧式アイロンにおける水タンクの断面
図。
【図3】その噴霧式アイロンを自立させたときの状態を
示す断面図。
【符号の説明】
1…アイロン本体 3…ベース 5…ハンドル 6…水タンク 12…超音波振動子 16…第1の吸水体 16a…導出部 20…第2の吸水体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースの上にハンドルを取り付けてなるア
    イロン本体と、このアイロン本体に着脱可能に設けられ
    た水タンクと、この水タンク内に設けられ、一部が導出
    部として水タンクの外部に導出された第1の吸水体と、
    前記アイロン本体に設けられた超音波振動子と、前記ア
    イロン本体に設けられ、前記超音波振動子に接触すると
    ともに、前記第1の吸水体の導出部に接離可能に接触し
    た第2の吸水体とを具備することを特徴とする噴霧式ア
    イロン。
JP2937095A 1995-02-17 1995-02-17 噴霧式アイロン Pending JPH08215495A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816963A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-24 Rowenta Werke Gmbh Fer a repasser sans cordon avec atomiseur d'eau piezo-electrique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816963A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-24 Rowenta Werke Gmbh Fer a repasser sans cordon avec atomiseur d'eau piezo-electrique
WO2002042545A1 (fr) * 2000-11-22 2002-05-30 Rowenta Werke Gmbh Fer a repasser sans cordon avec atomiseur d'eau piezo-electrique

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