JPH08215261A - 上肢訓練具 - Google Patents

上肢訓練具

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JPH08215261A
JPH08215261A JP7051825A JP5182595A JPH08215261A JP H08215261 A JPH08215261 A JP H08215261A JP 7051825 A JP7051825 A JP 7051825A JP 5182595 A JP5182595 A JP 5182595A JP H08215261 A JPH08215261 A JP H08215261A
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JP
Japan
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grip
bar
limb training
rod
training tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP7051825A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamazaki
隆弘 山崎
Takeshi Shigenari
剛 繁成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUCHIYUU KK
Original Assignee
MATSUCHIYUU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肩関節の屈曲・回旋、肘関節の回旋・回内・
回外、手関節の回旋・屈曲等の複合運動を行え、上肢訓
練に有効な上肢訓練具を提供する。 【構成】 壁面等の立設体にランダムに彎曲した棒体を
設け、該棒体にスライド自在のグリップを装着し、該棒
体に沿ってグリップをスライドさせる構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上肢訓練具に係り、よ
り詳細には、肩関節の屈曲・回旋、肘関節の回旋・回内
・回外、手関節の回旋・屈曲等の複合運動を行え、上肢
訓練に有効な上肢訓練具に関する。
【0002】
【従来の技術】上肢のリハビリ訓練は、通常、壁面に
設けた棒体や、並行棒を手で掴んで移動したり、肩関
節、肘関節、手関節をゴムバンドで牽引した状態で、該
関節部分を回旋したり、屈曲したり、ゴムマリ等を手
で握ったり、することで行っている。このようなリハビ
リ訓練は、理学療法士等の指導のもとで、その人に応じ
た訓練を行っている。
【0003】ところで、これらのリハビリ用の訓練具
は、一般的に、肩関節、肘関節、手関節の各リハビリ
で、その構造が異なるため、これらのリハビリや治療を
複合的に行うことができない。そのため、近年では、そ
れぞれの関節を牽引するための牽引機構を一つの装置に
組み込んで、それぞれの牽引機構を同時に使用できるよ
うにしたものが提案されている(例えば、実開平3−5
4624号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な訓練具の場合、次のような課題がある。すなわち、 その構造が複雑で、その調整が難しいため、リハビ
リを行おうとする者が単独で、簡易に行うことが難し
い。 その設置場所が限られ、屋外での設置が難しい。 車椅子に乗ったままの状態でのリハビリができな
い。 治療具としての要素が高く、遊び感覚での利用がで
きない。 等の課題がある。
【0005】本発明は、以上のような課題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、肩関節の屈
曲・回旋、肘関節の回旋・回内・回外、手関節の回旋・
屈曲等の複合運動を行え、上肢訓練に有効な上肢訓練具
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての本発明の請求項1の上肢訓練具
は、壁面等の立設体にランダムに彎曲した棒体を設け、
該棒体にスライド自在のグリップを装着し、該棒体に沿
ってグリップをスライドさせ得る構成としている。
【0007】請求項2の上肢訓練具は、壁面等の立設体
にランダムに彎曲した溝を設け、該溝にスライド自在の
グリップを装着し、該溝に沿ってグリップをスライドさ
せ得る構成としている。
【0008】請求項3の上肢訓練具は、請求項1または
2に記載の上肢訓練具において、前記グリップが前記棒
体または溝に対して回動または揺動自在である構成とし
ている。また請求項4の上肢訓練具は、請求項1〜3の
何れかの1項に記載の上肢訓練具において、前記壁面等
の立設体が傾斜体からなる構成としている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1の上肢訓練具は、壁面等の立
設体に設けられたランダムに彎曲した棒体に装着されて
いるグリップを握って、該グリップを該棒体に沿ってス
ライドさせると、該スライドに応じて、肩関節が屈曲・
回旋し、肘関節が回旋・回内・回外し、更に手関節が回
旋・屈曲するので、これらの運動が複合的に行える。ま
た、請求項2の上肢訓練具は、請求項1の棒体に代えて
溝が形成され、該溝内にグリップが装着されているの
で、該グリップのスライドがスムーズに行える。
【0010】請求項3の上肢訓練具は、前記グリップが
前記棒体または溝に対して回動または揺動自在であるの
で、該グリップを回動または揺動させながらスライドさ
せると、その動きに大きな変化を得ることができる。ま
た、請求項4の上肢訓練具は、請求項1〜3の何れかの
1項に記載の上肢訓練具において、前記壁面等の立設体
が傾斜体からなるので、いっそう大きい動きを得ること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図5は、
本発明の実施例を示し、図1は正面図、図2は側面図、
図3はグリップ部分の拡大図、図4は棒体およびグリッ
プ部分を省いた状態の平面図、図5は背面図である。
【0012】本実施例の上肢訓練具は、上肢の機能回復
訓練(リハビリ)のための訓練具であって、概略する
と、壁体1の表面にランダムに彎曲した棒体2を取り付
け、この棒体2にグリップ3をスライド自在に装着し、
このグリップ3を握り、棒体2に沿ってスライドさせ得
る構成よりなる。
【0013】壁体1は、室内または室外に設置される構
成よりなり、屋外に設置される構成の場合、コンクリー
ト製ベース4上に立設され、壁体1の下部が地面GLに
位置するように設置されている。壁体1は、一側面が垂
直壁面1aを形成し、他側面が傾斜壁面1bを形成した
三角形状からなる。この三角形状の傾斜角度αは、80
〜45°程度の角度で、上肢訓練する者に対応する角度
とされている。
【0014】垂直壁面1aと傾斜壁面1bには、それぞ
れランダムに彎曲した棒体2が取付棒2aによって取り
付けられている。この棒体2は、通常、ステンレス製の
パイプが使用されていて、端部にステンレス製の球状止
め具2aが取り付けられている。棒体2は、上向きの彎
曲、下向きの彎曲、左向きあるいは右向きの彎曲、その
彎曲状態(曲率半径)の異なる彎曲、直線等の組み合わ
せからなる変化のある連続した被摺動体として形成され
ている。そして、この棒体2には、グリップ3がスライ
ド自在に装着されている。
【0015】グリップ3は、棒体2を回動、揺動自在に
掴むジョイント部5と、リハビリを行う者が握るハンド
グリップ部6とからなる。ジョイント部5は、棒体2を
掴むと共に、棒体2を壁面1に接続する取付棒2bでス
ライドが阻止されるのを防止するための割溝部5aを有
し、この割溝部5aの形成されている部位の反対側にハ
ンドグリップ部6が設けられている。ハンドグリップ部
6は、図3に示すようにステンレス製の棒状体からな
り、その表面がナイロンコートされている。しかし、こ
のハンドグリップ部6は、図6に示すように球状に形成
した構成としてもよい。この構成の場合、前方側から握
る形態となるので、手関節の回旋・屈曲をより大きく得
ることができ、リハビリ効果の増加が期待できる。
【0016】そして、本実施例の上肢訓練具は、公園等
の屋外に設置されていて、遊戯感覚でリハビリを行うこ
とができる。すなわち、壁体1に設けられたランダム
(所定の規則性をもって形成したものを含む)に彎曲し
た棒体2に装着されているグリップ3のハンドグリップ
部5を握り、グリップ3を回動あるいは揺動させながら
棒体2の彎曲に沿ってスライドさせると、該スライドに
応じて、肩関節が屈曲・回旋し、肘関節が回旋・回内・
回外し、更に手関節が回旋・屈曲する。従って、これら
の運動が複合的に行え、簡易にリハビリを行うことがで
きる。また、壁体1が、一側面が垂直壁面1aを形成
し、他側面が傾斜壁面1bを形成し、かつ異なる彎曲状
に形成した棒体2が取り付けられているので、該リハビ
リを行う者に応じて、選択して行うことができる。特
に、壁体が傾斜壁面1bの場合は、上肢の動きが大きく
なるので、そのリハビリ効果を一層大きくできる。
【0017】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因みに、前述した実施例にお
いては、壁体に取付棒を介して棒体を設け、該棒体にグ
リップを装着した構成で説明したが、図7に示すよう
に、該棒体に代えて壁体1の表面に彎曲する溝10を設
け、この溝にグリップ3を装着した構成としてもよい。
この構成の場合、溝10に球状のジョイント部11を装
着し、このジョイント部にハンドグリップ部12を設け
た構成となる。
【0018】また、前述した実施例において、図8に示
すように、棒体2を壁体に接続する取付棒2aを屈曲し
た形状のものを用い、棒体2の側面から取り付ける形態
としてもよい。この構成とすることで、グリップ3のス
ライドさせる際、このグリップ3を前記棒状体2bによ
ってスライド阻止されないように回動させる必要がある
ので、リハビリ効果を一層向上させることができる。ま
た、前述した実施例では、屋外に設置する構成で説明し
たが、屋内に設置できる構成としてもよい。また、壁面
等を形成する立設体としては、枠体、フレームの組み合
わせ等、棒体や溝を保持等できる形態であればよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1または2の上肢訓練具によれば、壁面等の立
設体に設けられたランダムに彎曲した棒体または溝に装
着されているグリップを握って、該グリップを該棒体に
沿ってスライドさせると、該スライドに応じて、肩関節
が屈曲・回旋し、肘関節が回旋・回内・回外し、更に手
関節が回旋・屈曲するので、これらの運動を複合的に行
え、簡易にリハビリができるという効果を有する。
【0020】請求項3の上肢訓練具によれば、前記グリ
ップが前記棒体または溝に対して回動または揺動自在で
あるので、前記請求項1または2の効果に加えて、該グ
リップを回動または揺動させながらスライドさせると、
その動きに大きな変化を得ることができるという効果を
有する。また、請求項4の上肢訓練具は、請求項1〜3
の効果に加えて、前記壁面等の立設体が傾斜体からなる
ので、いっそう大きい動きを得ることができ、リハビリ
効果をいっそう向上させることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】グリップ部分の拡大図である。
【図4】棒体およびグリップ部分を省いた状態の平面図
である。
【図5】背面図である。
【図6】他の実施例のグリップ部分の拡大図である。
【図7】他の実施例の側面断面図である。
【図8】他の実施例の正面図である。
【符号の説明】
1・・・壁体、2・・・棒体、3・・・グリップ、4・
・・コンクリート製ベース、1a・・・垂直壁面、1b
・・・傾斜壁面、2a・・・球状止め具、b・・・取付
棒、5・・・ジョイント部、5a・・・割溝部、6・・
・ハンドグリップ部、10・・・溝、11・・・ジョイ
ント部、12・・・ハンドグリップ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面等の立設体にランダムに彎曲した棒
    体を設け、該棒体にスライド自在のグリップを装着し、
    該棒体に沿ってグリップをスライドさせ得ることを特徴
    とする上肢訓練具。
  2. 【請求項2】 壁面等の立設体にランダムに彎曲した溝
    を設け、該溝にスライド自在のグリップを装着し、該溝
    に沿ってグリップをスライドさせ得ることを特徴とする
    上肢訓練具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の上肢訓練具に
    おいて、前記グリップが前記棒体または溝に対して回動
    または揺動自在であることを特徴とする上肢訓練具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかの1項に記載の上
    肢訓練具において、前記壁面等の立設体が傾斜体からな
    ることを特徴とする上肢訓練具。
JP7051825A 1995-02-15 1995-02-15 上肢訓練具 Pending JPH08215261A (ja)

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