JPH08215151A - 生体情報データ読み取り装置 - Google Patents
生体情報データ読み取り装置Info
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- JPH08215151A JPH08215151A JP2428495A JP2428495A JPH08215151A JP H08215151 A JPH08215151 A JP H08215151A JP 2428495 A JP2428495 A JP 2428495A JP 2428495 A JP2428495 A JP 2428495A JP H08215151 A JPH08215151 A JP H08215151A
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の生体情報計測・表示装置の表示とその
生体情報の種類を、複雑な操作無しで読み取ることを目
的とする。 【構成】 取り込み手段2によって取り込まれた画像デ
ータ(205)から、生体情報識別モード(202)によってその
生体情報の種類を識別し、生体情報読み取りモード(20
3)によってその数値を読み取り、表示する生体情報デー
タ読み取り装置。
生体情報の種類を、複雑な操作無しで読み取ることを目
的とする。 【構成】 取り込み手段2によって取り込まれた画像デ
ータ(205)から、生体情報識別モード(202)によってその
生体情報の種類を識別し、生体情報読み取りモード(20
3)によってその数値を読み取り、表示する生体情報デー
タ読み取り装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体温、血圧、血糖値な
どの生体情報の蓄積・管理を行う在宅医療管理システム
に用いる生体情報データ読み取り装置に関する。
どの生体情報の蓄積・管理を行う在宅医療管理システム
に用いる生体情報データ読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種疾病時の容体管理や、疾病予防のた
めの健康管理等の際、体温、血圧などのいわゆる生体情
報の経時的変化をモニタ・管理することの必要性につい
ては周知の通りである。従来はこれらの生体情報を専用
の機器で測定した後、ノート等に手書きで書き込んだ
り、電算機に値を入力する方法が用いられていたが、こ
の場合記載や入力が煩雑でありしかも記載ミスや入力ミ
ス等が起こり得るという問題点があった。そこで近年、
いわゆる在宅医療管理システムが提案され、実用化され
るに至っている。このようなシステムとして、体温、血
圧などの生体情報測定機器と有線で接続された在宅端末
装置によって生体情報を収集する技術が特開平5−15
1237によって開示されており、また電子体温計の外
面にデータ出力端子を設け、外部のデータ収集装置にデ
ータを転送する技術が特開平3−255323に開示さ
れているが、これらはいずれも専用の体温計や血圧計を
使用しなければならず、従来から用いられて来た機器を
そのまま使用することはできなかった。また、従来の電
子体温計の表示を読み取る装置が特開昭62−2634
31によって開示されているが、これは体温という一種
類の生体情報しか得ることができなかった。
めの健康管理等の際、体温、血圧などのいわゆる生体情
報の経時的変化をモニタ・管理することの必要性につい
ては周知の通りである。従来はこれらの生体情報を専用
の機器で測定した後、ノート等に手書きで書き込んだ
り、電算機に値を入力する方法が用いられていたが、こ
の場合記載や入力が煩雑でありしかも記載ミスや入力ミ
ス等が起こり得るという問題点があった。そこで近年、
いわゆる在宅医療管理システムが提案され、実用化され
るに至っている。このようなシステムとして、体温、血
圧などの生体情報測定機器と有線で接続された在宅端末
装置によって生体情報を収集する技術が特開平5−15
1237によって開示されており、また電子体温計の外
面にデータ出力端子を設け、外部のデータ収集装置にデ
ータを転送する技術が特開平3−255323に開示さ
れているが、これらはいずれも専用の体温計や血圧計を
使用しなければならず、従来から用いられて来た機器を
そのまま使用することはできなかった。また、従来の電
子体温計の表示を読み取る装置が特開昭62−2634
31によって開示されているが、これは体温という一種
類の生体情報しか得ることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
前者の技術では従来から用いられて来た様々な種類の生
体情報測定機器をそのまま使用することはできないた
め、専用の機器を新たに購入する必要が生じ、システム
全体の価格が高価なものとなった。また、従来の後者の
技術では一つの装置が一種類の生体情報しか読み取るこ
とができないため、読み取り装置を複数用意する必要が
あり、やはりシステム全体の価格が高価なものとなっ
た。
前者の技術では従来から用いられて来た様々な種類の生
体情報測定機器をそのまま使用することはできないた
め、専用の機器を新たに購入する必要が生じ、システム
全体の価格が高価なものとなった。また、従来の後者の
技術では一つの装置が一種類の生体情報しか読み取るこ
とができないため、読み取り装置を複数用意する必要が
あり、やはりシステム全体の価格が高価なものとなっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、従来から用いられていた電子体温計や血圧計等の
生体情報測定機器をそのまま用いることができ、かつ複
数種類の測定機器からのデータを複雑な操作を行う事な
く識別し簡易に読み取ることの可能な生体情報データ読
み取り装置を提供することを目的とする。
ので、従来から用いられていた電子体温計や血圧計等の
生体情報測定機器をそのまま用いることができ、かつ複
数種類の測定機器からのデータを複雑な操作を行う事な
く識別し簡易に読み取ることの可能な生体情報データ読
み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するために、生体情報表示機器の表示面を画像デ
ータとして取り込む取り込み手段と、該取り込み手段で
取り込んだ画像データから生体情報値を読み取るデータ
認識手段とを具備する生体情報データ読み取り装置にお
いて、前記データ認識手段は前記生体情報表示機器の表
示する生体情報の種類を識別する生体情報識別モード
と、前記取り込み手段で取り込んだ画像データから生体
情報値を読み取る生体情報読み取りモードを有し、これ
らを適宜選択することを特徴とする生体情報データ読み
取り装置を提供するものである。
を達成するために、生体情報表示機器の表示面を画像デ
ータとして取り込む取り込み手段と、該取り込み手段で
取り込んだ画像データから生体情報値を読み取るデータ
認識手段とを具備する生体情報データ読み取り装置にお
いて、前記データ認識手段は前記生体情報表示機器の表
示する生体情報の種類を識別する生体情報識別モード
と、前記取り込み手段で取り込んだ画像データから生体
情報値を読み取る生体情報読み取りモードを有し、これ
らを適宜選択することを特徴とする生体情報データ読み
取り装置を提供するものである。
【0006】また、本発明の装置は、前記データ認識手
段が、前記生体情報表示機器の表示面が前記取り込み手
段の画像取り込み位置に存在しているか否かを評価する
表示面入力評価モードをさらに有し、該表示面入力評価
モードが前記生体情報識別モードおよび前記生体情報読
み取りモードの前に選択されることを特徴とするもので
あることが好ましい。
段が、前記生体情報表示機器の表示面が前記取り込み手
段の画像取り込み位置に存在しているか否かを評価する
表示面入力評価モードをさらに有し、該表示面入力評価
モードが前記生体情報識別モードおよび前記生体情報読
み取りモードの前に選択されることを特徴とするもので
あることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、電子体温計や電子血圧計、血
糖値測定機器等の生体情報計測装置を画像取り込み可能
位置に設置し、取り込み手段によって画像データを取り
込み、取り込まれた画像データはデータ認識手段におい
て、表示面入力評価モード・生体情報識別モード・生体
情報読み取りモードを順次選択し、読み取った生体情報
の種類と数値を得る。
糖値測定機器等の生体情報計測装置を画像取り込み可能
位置に設置し、取り込み手段によって画像データを取り
込み、取り込まれた画像データはデータ認識手段におい
て、表示面入力評価モード・生体情報識別モード・生体
情報読み取りモードを順次選択し、読み取った生体情報
の種類と数値を得る。
【0008】各モードにおいて、所定の条件を満たさな
い場合には読み取りの不備を示すエラー表示を行い、再
操作を促すことによって、データの取り込み精度を向上
させる。
い場合には読み取りの不備を示すエラー表示を行い、再
操作を促すことによって、データの取り込み精度を向上
させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を詳細に説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明に係わる生体情報データ読み
取り装置1における画像取り込み可能な設置部3に、電
子体温計10を設置した状態を示すものである。図1に
おいて、2は設置部3に設置された生体情報計測・表示
装置のデータを取り込むための取り込み部、4は装置1
を操作するための液晶表示部を有するコンソールを示し
ている。
取り装置1における画像取り込み可能な設置部3に、電
子体温計10を設置した状態を示すものである。図1に
おいて、2は設置部3に設置された生体情報計測・表示
装置のデータを取り込むための取り込み部、4は装置1
を操作するための液晶表示部を有するコンソールを示し
ている。
【0011】図2は、本発明の生体情報データ読み取り
装置1の構成を示した図であって、5は取り込み部2に
よって得られた画像データを認識するデータ認識手段で
あり、6は生体情報計測・表示装置(電子体温計10)
の液晶表示面を照明するためのの照明手段である。ま
た、7はデータ認識手段5によって得られた生体情報値
を記録する記録装置であり、8は記録装置7のデータを
電話回線等を介して病院等の外部機関へ送信するための
通信モデムを示している。
装置1の構成を示した図であって、5は取り込み部2に
よって得られた画像データを認識するデータ認識手段で
あり、6は生体情報計測・表示装置(電子体温計10)
の液晶表示面を照明するためのの照明手段である。ま
た、7はデータ認識手段5によって得られた生体情報値
を記録する記録装置であり、8は記録装置7のデータを
電話回線等を介して病院等の外部機関へ送信するための
通信モデムを示している。
【0012】次に読み取り動作の説明をする。電子体温
計10等の生体情報表示装置が設置部3に置かれ、操作
者がコンソール4のスタートボタンを押すと、照明手段
6が発光し、データ認識手段5の制御の下で画像取り込
み動作が開始される。ここで、データ取り込み部2は例
えばCCDカメラ等の画像入力装置である。また、照明
手段6はLED等の発光素子であるが、その発光波長は
可視光に限定されるものでは無く、CCDカメラや生体
情報表示装置の液晶面の特性に応じた波長が好ましい。
また、照明手段6は取り込み画像の輝度ムラを防ぐた
め、生体情報表示装置の液晶面に対して一定の角度を持
たせて複数設置することが望ましく、これにより反射光
が直接取り込み部2に入射するのを防ぐ。
計10等の生体情報表示装置が設置部3に置かれ、操作
者がコンソール4のスタートボタンを押すと、照明手段
6が発光し、データ認識手段5の制御の下で画像取り込
み動作が開始される。ここで、データ取り込み部2は例
えばCCDカメラ等の画像入力装置である。また、照明
手段6はLED等の発光素子であるが、その発光波長は
可視光に限定されるものでは無く、CCDカメラや生体
情報表示装置の液晶面の特性に応じた波長が好ましい。
また、照明手段6は取り込み画像の輝度ムラを防ぐた
め、生体情報表示装置の液晶面に対して一定の角度を持
たせて複数設置することが望ましく、これにより反射光
が直接取り込み部2に入射するのを防ぐ。
【0013】取り込み部2によって取り込まれた画像デ
ータは、データ認識手段5に送られ、後述する各動作モ
ードに基づき処理される。図3はデータ認識手段5の動
作モードの構成を示す図である。図3に示すように、デ
ータ認識手段5は表示面入力評価モード(201)、生体情
報識別モード(202)、生体情報読み取りモード(203)から
構成され、各モードの判定に従って生体情報認識処理が
行われる。
ータは、データ認識手段5に送られ、後述する各動作モ
ードに基づき処理される。図3はデータ認識手段5の動
作モードの構成を示す図である。図3に示すように、デ
ータ認識手段5は表示面入力評価モード(201)、生体情
報識別モード(202)、生体情報読み取りモード(203)から
構成され、各モードの判定に従って生体情報認識処理が
行われる。
【0014】表示面入力評価モード(201)は、データ認
識手段5の中で最初に処理が行われるモードである。こ
のモードは、データ取り込み部2に画像データの取り込
み指示(204)を出し、取り込み部2によって取り込まれ
た画像データ(205)を受信し、この画像データ(205)を基
に電子体温計10等の生体情報計測・表示装置の液晶表
示面がデータ取り込み手段2の下に正しく置かれている
かどうかをチェックする。このチェック機構は、取り込
み画像データにおける画素の平均輝度値の監視を行うこ
とにより判定するものである。平均輝度値は、生体情報
表示装置がデータ取り込み部2の下に正しく置かれた場
合に取り得る範囲値があらかじめ様々な生体情報計測・
表示装置毎に求められており、データ認識手段5内に輝
度値判定用データとして蓄えられている。従って、この
モードで測定された平均輝度値がこのデータ範囲内の場
合には、生体情報表示装置の表示面が正しく置かれてい
るものと判定し、生体情報識別モード(202)へ移行す
る。一方、平均輝度値が輝度値判定用データの範囲外で
あった場合には、生体情報表示装置の表示面が正しく置
かれていない、又は、対象としている生体情報表示装置
以外の装置を置いたものと判定し、認識処理を終了して
測定対象機器の確認を必要とする旨の動作確認データを
表示制御部9へ出力し、コンソール4の液晶表示部にエ
ラー表示を行い、操作者に確認及び再操作を促す。
識手段5の中で最初に処理が行われるモードである。こ
のモードは、データ取り込み部2に画像データの取り込
み指示(204)を出し、取り込み部2によって取り込まれ
た画像データ(205)を受信し、この画像データ(205)を基
に電子体温計10等の生体情報計測・表示装置の液晶表
示面がデータ取り込み手段2の下に正しく置かれている
かどうかをチェックする。このチェック機構は、取り込
み画像データにおける画素の平均輝度値の監視を行うこ
とにより判定するものである。平均輝度値は、生体情報
表示装置がデータ取り込み部2の下に正しく置かれた場
合に取り得る範囲値があらかじめ様々な生体情報計測・
表示装置毎に求められており、データ認識手段5内に輝
度値判定用データとして蓄えられている。従って、この
モードで測定された平均輝度値がこのデータ範囲内の場
合には、生体情報表示装置の表示面が正しく置かれてい
るものと判定し、生体情報識別モード(202)へ移行す
る。一方、平均輝度値が輝度値判定用データの範囲外で
あった場合には、生体情報表示装置の表示面が正しく置
かれていない、又は、対象としている生体情報表示装置
以外の装置を置いたものと判定し、認識処理を終了して
測定対象機器の確認を必要とする旨の動作確認データを
表示制御部9へ出力し、コンソール4の液晶表示部にエ
ラー表示を行い、操作者に確認及び再操作を促す。
【0015】照明手段6の点灯・消灯の制御と、表示面
入力評価モード(201)の動作とは、同期・非同期のどち
らを行わさせることも可能であり、同期させる場合には
照明手段6の制御、すなわち点灯時に合わせて輝度値監
視処理を行わせ、一方、非同期の場合には読み取り装置
1に電源が入っている間は照明手段6を常に点灯させ、
周期的に表示面入力評価モード(201)における処理を行
う。
入力評価モード(201)の動作とは、同期・非同期のどち
らを行わさせることも可能であり、同期させる場合には
照明手段6の制御、すなわち点灯時に合わせて輝度値監
視処理を行わせ、一方、非同期の場合には読み取り装置
1に電源が入っている間は照明手段6を常に点灯させ、
周期的に表示面入力評価モード(201)における処理を行
う。
【0016】生体情報識別モード(202)は、設置部3に
設置された生体情報表示装置に表示された生体情報の種
類(体温、血圧、血糖値等)を判別するモードである。
まず、取り込んだ画像データにメディアン・フィルタ等
を用いたノイズ除去を行い、その後に、設置された生体
情報表示装置固有の特徴を示す部分(液晶表示部の大き
さ、装置の色や大きさ、スイッチの位置・形状等)の抽
出を行うために2値化処理を行う。ここでの2値化処理
に際し、2値化に用いる閾値は、表示面入力評価モード
(201)において測定した平均輝度値に基づいて決定され
るのが望ましい。具体的には、平均輝度値によって生体
情報表示装置の機種を予想し、予想された生体情報表示
装置毎に定められた値を閾値の第1候補として用いる。
この第1候補の閾値を用いた後述の処理で生体情報表示
装置の種類が決定できない場合には、第2、第3の閾値
を用いて順次処理を行う。これによって処理速度の高速
化や、精度の向上が行える。
設置された生体情報表示装置に表示された生体情報の種
類(体温、血圧、血糖値等)を判別するモードである。
まず、取り込んだ画像データにメディアン・フィルタ等
を用いたノイズ除去を行い、その後に、設置された生体
情報表示装置固有の特徴を示す部分(液晶表示部の大き
さ、装置の色や大きさ、スイッチの位置・形状等)の抽
出を行うために2値化処理を行う。ここでの2値化処理
に際し、2値化に用いる閾値は、表示面入力評価モード
(201)において測定した平均輝度値に基づいて決定され
るのが望ましい。具体的には、平均輝度値によって生体
情報表示装置の機種を予想し、予想された生体情報表示
装置毎に定められた値を閾値の第1候補として用いる。
この第1候補の閾値を用いた後述の処理で生体情報表示
装置の種類が決定できない場合には、第2、第3の閾値
を用いて順次処理を行う。これによって処理速度の高速
化や、精度の向上が行える。
【0017】次に、この2値化処理によって抽出された
液晶表示面の大きさと形状、その他の特徴部分の位置等
を求めて、予めデータ認識手段5内に与えられている生
体情報表示装置の特徴データと比較して装置の識別・判
定を行う。この時、液晶表示面の位置と特徴部位との位
置関係から、画像データ(205)における液晶表示面の位
置や角度の特定も同時に行う。このモードでの判定が終
了すると、次に生体情報読み取りモード(203)へ移行す
る。一方、機種が特定できなかった場合には、生体情報
読み取りモード(203)に移行せず、処理を終了して測定
対象機器の確認を必要とする旨の動作確認データを表示
制御部9へ出力し、コンソール4の液晶表示部にエラー
表示を行い、操作者に確認及び再操作を促す。
液晶表示面の大きさと形状、その他の特徴部分の位置等
を求めて、予めデータ認識手段5内に与えられている生
体情報表示装置の特徴データと比較して装置の識別・判
定を行う。この時、液晶表示面の位置と特徴部位との位
置関係から、画像データ(205)における液晶表示面の位
置や角度の特定も同時に行う。このモードでの判定が終
了すると、次に生体情報読み取りモード(203)へ移行す
る。一方、機種が特定できなかった場合には、生体情報
読み取りモード(203)に移行せず、処理を終了して測定
対象機器の確認を必要とする旨の動作確認データを表示
制御部9へ出力し、コンソール4の液晶表示部にエラー
表示を行い、操作者に確認及び再操作を促す。
【0018】生体情報読み取りモード(203)は、パター
ン認識を行い、画像データ(205)から文字や数字を読み
取るモードである。図4に示すように、生体情報識別モ
ード(202)で判別された装置名と画像上での液晶表示面
の位置データに基づいて、予め生体情報表示装置の機種
毎にデータ認識手段5内に与えられているデータから画
像データ(205)上での液晶表示セグメント位置ウインド
(ROI)を計算して求め、画像データ(205)の液晶表
示面を2値化した2値化画像データ(302)とROI位置
データ(301)とをオーバーラップさせた合成像(303)を作
成する。ここでの2値化は、生体情報表示装置設置時の
位置によって影響を受ける輝度の変化に対応するため、
2値化に用いる閾値を適用場所毎に異なるものとして処
理したものである。
ン認識を行い、画像データ(205)から文字や数字を読み
取るモードである。図4に示すように、生体情報識別モ
ード(202)で判別された装置名と画像上での液晶表示面
の位置データに基づいて、予め生体情報表示装置の機種
毎にデータ認識手段5内に与えられているデータから画
像データ(205)上での液晶表示セグメント位置ウインド
(ROI)を計算して求め、画像データ(205)の液晶表
示面を2値化した2値化画像データ(302)とROI位置
データ(301)とをオーバーラップさせた合成像(303)を作
成する。ここでの2値化は、生体情報表示装置設置時の
位置によって影響を受ける輝度の変化に対応するため、
2値化に用いる閾値を適用場所毎に異なるものとして処
理したものである。
【0019】次にこの合成像(303)上でROI内を2値
化画像が占める面積、すなわちROI内における表示画
素数が一定値を満たした時にはその液晶表示セグメント
が表示状態にあり、満たさない時には非表示状態にある
と判断して全てのROIで同様にセグメントの表示・非
表示をチェックする。セグメントは、1数字当たり7つ
あるため、7つのうちどのセグメントが表示状態である
かを表示状態データとして得る事によって、表1に示す
対応表のように画像データを文字・数値データに変換す
ることができる。こうして得られた文字・数値データは
記録装置7に出力され、表示制御部9に送られることに
よって、コンソール4の液晶表示部に表示される。ここ
で、得られたセグメントの表示状態データが、対応表に
無い、すなわち文字・数字として認識できない場合に
は、処理を終了して測定対象機器の確認を必要とする旨
の動作確認データを表示制御部9へ出力し、コンソール
4の液晶表示部に読み取りエラー表示を行い、操作者に
確認及び再操作を促す。
化画像が占める面積、すなわちROI内における表示画
素数が一定値を満たした時にはその液晶表示セグメント
が表示状態にあり、満たさない時には非表示状態にある
と判断して全てのROIで同様にセグメントの表示・非
表示をチェックする。セグメントは、1数字当たり7つ
あるため、7つのうちどのセグメントが表示状態である
かを表示状態データとして得る事によって、表1に示す
対応表のように画像データを文字・数値データに変換す
ることができる。こうして得られた文字・数値データは
記録装置7に出力され、表示制御部9に送られることに
よって、コンソール4の液晶表示部に表示される。ここ
で、得られたセグメントの表示状態データが、対応表に
無い、すなわち文字・数字として認識できない場合に
は、処理を終了して測定対象機器の確認を必要とする旨
の動作確認データを表示制御部9へ出力し、コンソール
4の液晶表示部に読み取りエラー表示を行い、操作者に
確認及び再操作を促す。
【0020】このように、本実施例によれば、設置部へ
生体情報計測・表示装置を置くだけで、表示された値を
読み取り、かつそのデータの種類を識別することが容易
に可能となり、特に難しい操作無しにデータの入力を終
了することができる。
生体情報計測・表示装置を置くだけで、表示された値を
読み取り、かつそのデータの種類を識別することが容易
に可能となり、特に難しい操作無しにデータの入力を終
了することができる。
【0021】また、必ずしもセグメントの表示・非表示
の判断を全てのセグメントに対して個別に行いその全セ
グメントの表示状態に一致するものを求めて文字認識を
行うのでなく、確率を用いる方法も考えられる。すなわ
ち、ROI内の表示画素数とROI内での全画素数との
比を計算し、この比をそれぞれのセグメントが表示され
ている表示確率値として用い、文字・数字パターンと、
ここで得られた全てのセグメントの表示確率との組み合
わせで最も一致する確率の高いものを文字・数字データ
として選択する方法で認識を行わせることも可能であ
る。
の判断を全てのセグメントに対して個別に行いその全セ
グメントの表示状態に一致するものを求めて文字認識を
行うのでなく、確率を用いる方法も考えられる。すなわ
ち、ROI内の表示画素数とROI内での全画素数との
比を計算し、この比をそれぞれのセグメントが表示され
ている表示確率値として用い、文字・数字パターンと、
ここで得られた全てのセグメントの表示確率との組み合
わせで最も一致する確率の高いものを文字・数字データ
として選択する方法で認識を行わせることも可能であ
る。
【0022】生体情報読み取りモードで得られた機種デ
ータ、生体情報データ、動作確認データは、生体情報デ
ータ読み取り装置1からRS-232Cシリアルデータ回線等
の通信路を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置
へ出力するものであっても良い。この場合、パーソナル
コンピュータによって出力されたデータを記憶したり、
パーソナルコンピュータから動作指示を行えば、必ずし
も生体情報データ読み取り装置1にコンソール4や記録
部7を設ける必要は無い。データの読み取りが正常に終
了した場合には、測定機種名又は測定生体情報名と読み
取りデータ値をパーソナルコンピュータのディスプレイ
上に表示し、操作者にデータの確認を求め、確認終了の
後データベースへ蓄えるようにすれば良い。また、正常
に読み取りが終了しなかった旨の動作確認データが送ら
れて来た場合には、再度読み取り対象装置の確認等を促
すメッセージをディスプレイに表示すれば良い。なお、
外部装置はパーソナルコンピュータに特に限定するもの
ではなく、直接コンピュータのハードディスク等のデー
タベースへの書き込み、ディスプレイへの表示プリンタ
出力等様々な装置への出力が考えられる。また、通信手
段として無線を用いても良い。
ータ、生体情報データ、動作確認データは、生体情報デ
ータ読み取り装置1からRS-232Cシリアルデータ回線等
の通信路を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置
へ出力するものであっても良い。この場合、パーソナル
コンピュータによって出力されたデータを記憶したり、
パーソナルコンピュータから動作指示を行えば、必ずし
も生体情報データ読み取り装置1にコンソール4や記録
部7を設ける必要は無い。データの読み取りが正常に終
了した場合には、測定機種名又は測定生体情報名と読み
取りデータ値をパーソナルコンピュータのディスプレイ
上に表示し、操作者にデータの確認を求め、確認終了の
後データベースへ蓄えるようにすれば良い。また、正常
に読み取りが終了しなかった旨の動作確認データが送ら
れて来た場合には、再度読み取り対象装置の確認等を促
すメッセージをディスプレイに表示すれば良い。なお、
外部装置はパーソナルコンピュータに特に限定するもの
ではなく、直接コンピュータのハードディスク等のデー
タベースへの書き込み、ディスプレイへの表示プリンタ
出力等様々な装置への出力が考えられる。また、通信手
段として無線を用いても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、設置部
へ電子体温計や電子血圧計、血糖値リーダ等の生体情報
計測・表示装置を置くだけで、表示された生体情報デー
タを読み取ることができる。また、画像処理によりデー
タを読み取るため、生体情報計測・表示装置にデータ伝
送回路を付与する等の改造を行う事なく、従来から用い
られている様々な計測器のデータを取り込むことが可能
である。また、簡単なプログラムの変更によって、他種
類の機器へ無改造で応用が可能であり、コスト的にも有
利である。更に、データの認識に3つのモードを用いて
いるため、認識率が高く、操作が容易で、老人等でも扱
うことができるという効果を有するものである。
へ電子体温計や電子血圧計、血糖値リーダ等の生体情報
計測・表示装置を置くだけで、表示された生体情報デー
タを読み取ることができる。また、画像処理によりデー
タを読み取るため、生体情報計測・表示装置にデータ伝
送回路を付与する等の改造を行う事なく、従来から用い
られている様々な計測器のデータを取り込むことが可能
である。また、簡単なプログラムの変更によって、他種
類の機器へ無改造で応用が可能であり、コスト的にも有
利である。更に、データの認識に3つのモードを用いて
いるため、認識率が高く、操作が容易で、老人等でも扱
うことができるという効果を有するものである。
【図1】本発明の実施例の生体情報データ読み取り装置
の使用状態を示す図である。
の使用状態を示す図である。
【図2】本発明の実施例の生体情報データ読み取り装置
の構成図である。
の構成図である。
【図3】本発明の実施例の各動作モードの処理の流れを
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明の実施例の生体情報読み取りモードの画
像処理状態を示す図である。
像処理状態を示す図である。
【図5】本発明の実施例の表示されたセグメントに対応
する数字を示す対応表の1例を示す図である。
する数字を示す対応表の1例を示す図である。
1:生体情報データ読み取り装置 2:取り込み部 3:設置部 4:コンソール 5:データ認識手段 6:照明手段 7:記録装置 8:通信モデム 9:表示制御部 10:電子体温計
Claims (2)
- 【請求項1】 生体情報表示機器の表示面を画像データ
として取り込む取り込み手段と、該取り込み手段で取り
込んだ画像データから生体情報値を読み取るデータ認識
手段とを具備する生体情報データ読み取り装置におい
て、前記データ認識手段は前記生体情報表示機器の表示
する生体情報の種類を識別する生体情報識別モードと、
前記取り込み手段で取り込んだ画像データから生体情報
値を読み取る生体情報読み取りモードを有することを特
徴とする生体情報データ読み取り装置。 - 【請求項2】 前記データ認識手段が、前記生体情報表
示機器の表示面が前記取り込み手段の画像取り込み位置
に存在しているか否かを評価する表示面入力評価モード
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の生体情
報データ読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2428495A JPH08215151A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 生体情報データ読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2428495A JPH08215151A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 生体情報データ読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08215151A true JPH08215151A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12133891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2428495A Pending JPH08215151A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 生体情報データ読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08215151A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6909793B1 (en) | 1999-09-09 | 2005-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Data input apparatus, data input system, displayed data analyzing apparatus and medium |
JP2012183269A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Fujitsu Ltd | 画像データの処理方法、プログラム、および端末装置 |
JP2013226257A (ja) * | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Kyocera Corp | 情報提供システム、情報提供方法、および電子機器 |
JP2013246717A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 測定データ管理システム、機器データ読取装置、測定データ蓄積装置、及び測定データ管理方法 |
JP2014026411A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Nippon Telegraph & Telephone West Corp | ヘルスケアシステム及びそのサーバ |
JP2015082219A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 西日本電信電話株式会社 | データ検出システム |
JP2015163377A (ja) * | 2015-06-19 | 2015-09-10 | フクダ電子株式会社 | 医療用テレメータシステム、送信機および受信機 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2428495A patent/JPH08215151A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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