JP2004344375A - ユーザ管理方法および管理装置、並びにユーザ管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】個人認証のセキュリティ度が高く、確実かつ定期的にユーザの健康管理情報を収集可能なパーソナルコンピュータを提案すること。
【解決手段】パーソナルコンピュータ1には、生体情報を読み取るためのセンサ6が接続されていると共にユーザ管理機能10が組み込まれている。電源投入後に、指先をセンサ6に当てて脈波および静脈形状を読み取り、ユーザ管理機能10の個人認証手段7において読み取られた静脈形状に基づき個人認証を行う。同時に、収集手段8において脈波を健康管理情報として収集する。これらの双方が適切に行われた場合にのみ、判定手段9においてログインが許可される。これによりパーソナルコンピュータ1のログイン動作が開始して、作業を行うことが可能になる。
【選択図】 図1
【解決手段】パーソナルコンピュータ1には、生体情報を読み取るためのセンサ6が接続されていると共にユーザ管理機能10が組み込まれている。電源投入後に、指先をセンサ6に当てて脈波および静脈形状を読み取り、ユーザ管理機能10の個人認証手段7において読み取られた静脈形状に基づき個人認証を行う。同時に、収集手段8において脈波を健康管理情報として収集する。これらの双方が適切に行われた場合にのみ、判定手段9においてログインが許可される。これによりパーソナルコンピュータ1のログイン動作が開始して、作業を行うことが可能になる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの個人認証時にユーザの健康管理も同時に行うことのできるユーザ管理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来においては、指先の脈波などの生体情報に基づき自己の体調を判断する体調診断装置が提案されており、例えば下記の特許文献1に開示されている。このような体調診断装置の場合には、一般に利用者を特定できないので、各利用者について経時的な体調診断ができない。また、体調診断を行うか否かは利用者の判断に委ねられているので、例えば、職場などにおける健康管理に用いるには不向きである。
【0003】
職場などにおける健康管理を目的とした装置として、タイムレコーダーに健康管理機能が組み込まれたものが提案されている。例えば、下記の特許文献2に開示されたタイムレコーダーにおいては、出社・退社時に、各個人の生体電気インピーダンス、体温、脈波などの生体情報を読み取り、ホストコンピュータに各人の健康管理に関するデータベースを構築し、各人の健康管理を毎日行うことが可能となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−148120号公報
【特許文献2】
特開平6−111091号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タイムレコーダーを利用して各人の健康管理を毎日行う方法では次のような問題点がある。
【0006】
まず、タイムレコーダーでは健康管理用の生体情報を計測するための時間を長く取れない。計測時間を長くすると、出社時にタイムレコーダーの前の列が出来てしまうので好ましくない。よって、計測可能な生体情報が制限されてしまう。
【0007】
また、各個人への健康管理状態のフィードバックは、タイムレコーダー以外の端末など用いる必要があるので不便である。
【0008】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、パソコンや携帯電話などの端末を利用してユーザの健康管理を行うユーザ管理装置を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のユーザ管理方法は、生体情報を読み取る読取工程と、読み取られた生体情報に基づき個人認証を行う認証工程と、読み取られた生体情報から健康状態および/または心理状態を表す生理情報を収集する収集工程と、前記認証工程の結果、および前記収集工程による収集動作の完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定工程とを含むことを特徴としている。
【0010】
また、本発明のユーザ管理装置は、生体情報を読み取る読取手段と、読み取られた生体情報に基づき、個人認証を行う認証手段と、読み取られた生体情報から健康状態や心理状態などの生理情報を収集する収集手段と、前記認証手段による認証結果、および前記収集手段による生理情報の収集完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定手段とを有していることを特徴としている。
【0011】
本発明のユーザ管理方法および装置では、ユーザから読み取った生体情報に基づき、個人認証を行うと共に、ユーザの生理情報を収集する。したがって、ユーザ管理方法あるいは装置を例えばパソコンに組み込めば、ログイン時に、ユーザは強制的に生体情報を読み取らせる必要がある。よって、ユーザの健康管理のための生理情報を確実に収集でき、収集した生理情報に基づき、ユーザの健康管理を行うことができる。
【0012】
ここで、前記認証手段および前記収集手段は、相互に異なる生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うことができる。例えば、個人認証用に指紋や末梢血管形状を読み取り、生理情報収集用に脈波を読み取ればよい。
【0013】
この代わりに、前記認証手段および前記収集手段は、共通の生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うことも可能である。例えば、脈波は個人差があるので、これに基づき個人認証を所定の確率で行うことが可能である。
【0014】
また、前記認証手段は単一あるいは複数の第1の生体情報に基づき個人認証を行い、前記検出手段は単一あるいは複数の第2の生体情報から生理情報を収集することができる。例えば、第1の生体情報として指紋、末梢血管形状などの複数の情報を用い、第2の生体情報として血圧、体温などの複数の情報を用いることができる。この場合、前記第1および第2の生体情報に含まれている少なくとも一つの生体情報を共通のものとすることができる。例えば、脈波を第1および第2の生体情報に共通のものとして用いることができる。
【0015】
複数の生体情報を用いて個人認証を行えば、各生体固有の指紋などの生体情報以外の生体情報、例えば、血圧や体温を用いて、個人認証を所定のセキュリティレベルで行うことができる。また、複数の生体情報に基づくことにより、生理状態を確実に把握できるので健康管理を正確に行うことができる。
【0016】
次に、前記認証手段は、生体情報と、予めユーザに付与されている個人認証情報とに基づき個人認証を行うようにしてもよい。例えば、脈波や血圧などの生体情報は、ある程度、個人に特有の波形や値を示す。よって、暗証番号などの一般的な個人認証情報と共に生体情報を用いて個人認証を行えば、個人認証を確実に行うことができる。
【0017】
この場合には、前記認証手段は、読み取られた生体情報から得られる生理情報と、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の生理情報とを比較することにより、個人認証を行えばよい。
【0018】
また、この場合に、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の前記生理情報として、直近の所定回数分の生理情報の平均値を用いるようにすれば、個人認証の精度を高めることができる。
【0019】
次に、複数種類の生体情報を読み取る場合には、前記読取手段は、少なくとも第1および第2の読取手段を含む構成とされる。この場合、読取手段を小型でコンパクトに構成するためには、前記第1の読取手段の構成部品の一部と、第2の読取手段の構成部品の一部を共通の部品とすることが望ましい。
【0020】
例えば、前記第1および第2の読取手段が、それぞれ、発光素子および受光素子を備えた光学センサである場合には、前記発光素子および/または前記受光素子を共通の部品とすればよい。
【0021】
一方、本発明はパーソナルコンピュータなどの情報処理端末に関するものであり、上記構成のユーザ管理装置が組み込まれていることを特徴としている。本発明の情報処理端末では、ログイン時にユーザ管理装置によって個人認証と生体情報の収集が行われ、これらの双方が適切に完了しないとログインが許可されない。よって、ログイン時には常に生体情報が読み込まれ、健康状態や心理状態を表す生理情報が収集される。したがって、ユーザの健康管理を確実に行うことができる。また、個人認証のために生体情報を用いているので、極めて安全性の高いユーザ管理を行うことができる。
【0022】
次に、本発明はかかる情報処理端末を複数台備えたユーザ管理システムに関するものであり、各情報処理端末を管理する管理装置と、前記管理装置と各情報処理端末の間で通信を行うための通信回線とを有しており、前記管理装置は各情報処理端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを備えていることを特徴としている。管理装置の側において、各ユーザの健康管理を集中して行うことができる。よって、職場などにおける従業員の健康管理システムとして最適である。
【0023】
一方、上記構成のユーザ管理装置を携帯電話などの携帯型通信端末に搭載することもできる。
【0024】
この場合、かかる構成の携帯型通信端末と、各携帯型通信端末を管理する管理装置とを、無線通信回線で接続可能とし、前記管理装置に各携帯型通信端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを設けるようにすれば、管理装置の側において各ユーザの健康管理を含む管理を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した各実施の形態を説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明を適用したパーソナルコンピュータを示す説明図であり、(a)はその概略構成図であり、(b)はそこに組み込まれているユーザ管理機能を示す概略ブロック図である。本実施の形態に係るパーソナルコンピュータ1は、コンピュータ本体2と、液晶表示装置などの表示装置3と、USBなどの通信ケーブル4を介してコンピュータ本体2に接続されているポインティングデバイス、例えばマウス5とを有している。マウス5の表面には一対のクリックボタン5a、5bが配列されていると共に、生体情報読取用のセンサ6が取り付けられている。勿論、生体情報読取用のセンタ6を独立した外部装置として構成してUSBなどを介してコンピュータ本体2に接続した構成を採用することも可能である。
【0027】
コンピュータ本体2は、公知のように、CPU、ROM、RAM等を備え、ROM等に格納されている制御プログラムを実行することにより各種の情報処理動作などを行う。また、本例では、ユーザ管理機能が備わっており、このユーザ管理機能10は、図1(b)に示すように、センサ6で読み取られた生体情報に基づきユーザの個人認証を行う認証手段7と、センサ6で読み取られた生体情報に基づきユーザの健康状態や心理情報を判断するための生理情報を収集する収集手段8と、ユーザによるログインの可否を判別する判別手段9を含んでいる。本例のセンサ6は脈波および静脈形状を検出するセンサであり、認証手段7ではセンサ6で読み取られた指先の静脈形状に基づき個人認証を行う。収集手段8ではセンサ6で読み取られた脈波を健康状態や心理状態を判断するための生理情報として収集する。判別手段9では、個人認証が行われ、且つ、収集手段8による生理情報の収集動作が正常に完了した場合にのみ、ユーザによるパーソナルコンピュータ1へのログインを許可する。ログインが許可されると、パーソナルコンピュータ1の立ち上げ処理が開始される。
【0028】
図2(a)はマウス5に取り付けたセンサ6の部分の構成を示す説明図である。マウス5には、ユーザの指先Pを挿入可能な挿入用凹部5cが形成されている。この挿入用凹部5cの奥の部分には、挿入された指先Pに近赤外光を斜め方向から照射する近赤外光源6aが配置されている。挿入用凹部5cにおける近赤外光源6aよりも凹部開口側には脈波検出部6bが配置されている。脈波検出部6bは、受光状態に基づき、指先末梢血管のヘモグロビンの移動を観測して脈波を計測するものである。また、挿入用凹部5cの天井面には静脈検出部6cが配置されており、指先Pの透過光に基づき指先末梢血管形状(静脈形状)を検出する。脈波は健康状態あるいは心理状態を表す生理情報として収集手段8によって収集され、静脈形状は個人認証情報として認証手段7において用いられる。生体情報としては、これらの他に、血圧、指先温度などがある。
【0029】
ここで、本例のセンサ6は、脈波および静脈形状を検出するための光源を共用化しているので、その分、部品点数を削減でき、センサ6を小型・コンパクトで廉価に構成できる。
【0030】
また、図2(b)に示すように、センサ6Aとして、単一の近赤外光源6aと、指先Pの反射光を受光する単一の受光素子6dとを備えた構成のものを採用することができる。この場合には、例えば、受光素子6dの受光量、受光状態に基づき、脈波および指紋を検出することができる。指紋は認証用に用いることができ、脈波は認証用および生理情報として用いることができる。
【0031】
なお、図3(a)に示すように、マウス5の上面に指紋、脈波を読み取るためのセンサ面5dを配置し、この上に指先を乗せて、生体情報を読み取るようにしてもよい。あるいは、図3(b)に示すように、一方のクリックボタン5aの表面(図において斜線で示す部分)をセンサ面5eとし、この上の指先を乗せて、生体情報を読み取るようにしてもよい。
【0032】
次に、図4は、パーソナルコンピュータ1のログイン動作を中心に示すフローチャートである。この図を参照して説明すると、電源が投入されると、まず生体情報の収集動作が開始する(ステップST1)。すなわち、表示装置3の画面上に、指先をマウス5の挿入用凹部5cに挿入するようにとのメッセージが表示される。この後は、所定時間に亘って、センサ6による個人認証データとして用いる生体情報の収集動作(ステップST2)と健康管理データとして用いる生体情報の収集動作(ステップST3)が行われる。
【0033】
本例では、個人認証データとして指先の静脈形状が採用され、健康管理データとして脈波が採用されている。ユーザ管理機能10を構成している認証手段7は、予めユーザの指先の静脈形状を記憶保持しており、センサ6の静脈形状検出部6cによって検出された静脈形状が記憶保持されているユーザの静脈形状に一致しているか否かを判別する(ステップST4、5)。一致していない場合には、予め定めたN回(N:正の整数)に亘り、認証動作を繰り返す。一致が得られない場合には、ユーザ管理機能10の判別手段9によりログインが拒否され、ログインさせることなくパーソナルコンピュータ1が強制終了する(ステップST6)。
【0034】
読み取られた静脈形状が記憶保持されているユーザの静脈形状に一致する場合には個人認証が完了し、健康管理データの収集動作が適切に終了したか否かを判別する(ステップST7)。N回の読み直しによっても充分なデータ量の脈波情報が得られない場合にはステップST6を介してログインさせることなく強制終了する。
【0035】
健康管理データの収集動作が適切に終了した場合には、ログインを許可し(ステップST8)、初期画面に移行する。この後は、通常の作業を行うことができる(ステップST9)。ここで、健康管理データの収集動作が終了すると、ユーザ管理機能10の収集手段8では、予め定めら得た処理手順に従って、収集した健康管理データ(本例では脈波情報)を蓄積・分析する(ステップST10)。また、分析結果を例えば、ログイン後の初期画面上にマルチウインドウの形態で一定時間表示する(ステップST11)。
【0036】
なお、健康管理データの蓄積・分析は、例えば、次のようになっている。脈波は、健康時の普通の状態、疲労時、ストレスのある状態、風邪などで体調を崩している状態など、各健康状態に応じて変化する。収集手段8には、予めユーザの脈波から得られた、各健康状態での脈波パターンが記憶保持されている。センサ6によって脈波が読み取られると、その脈波パターンに最も一致する脈波パターンを記憶保持しているパターンから選択する。選択された脈波パターンに対応付けされている健康状態のレベルを、画面上に、視覚情報として表示する。勿論、音声情報として出力してもよい。
【0037】
このように、本例のパーソナルコンピュータ1は、ユーザ管理機能10が組み込まれており、電源投入後のログイン時に、生体情報を読み取り、読み取った生体情報に基づき個人認証を行うと共に、ユーザの健康管理情報も収集している。認証されない場合、健康管理情報が収集できない場合には、ログインすることなく、強制終了している。したがって、ユーザの健康管理がパーソナルコンピュータのログインの都度、行われるので、ユーザの意思に拘わりなく確実かつ継続的にユーザの健康管理を行うことができる。また、ユーザの生体情報に基づき個人認証を行っているので、ユーザ管理のセキュリティ度も高い。
【0038】
(ユーザ管理動作の別の例)
図5には、ログイン時に実行されるユーザ管理動作の別の例を示すフローチャートである。この図に示すログイン時のユーザ管理動作では、ユーザ管理機能10の認証手段7が、予めユーザに付与されている暗証番号などの個人認証番号に基づき第1の個人認証動作を行うと共に、ユーザから検出される生体情報のうち、健康管理データとして収集される情報に基づき第2の個人認証動作を行うようになっている。
【0039】
電源を投入すると、暗証番号などの個人認証番号の入力を促すプロンプト画面が表示される(ステップST31)。ユーザが入力した個人認証番号が予め認証手段7に保持されている番号と一致しない場合には、入力要求をN回繰り返す(ステップST31、32、33)。それでも一致しない場合には、ログインさせずに終了する(ステップST38)。
【0040】
入力された個人認証番号により個人認証がなされた場合には、指挿入用凹部5cに指先を挿入して生体情報の読取を行わせるための画面表示に切り替わり、生体情報の読取動作が行われる(ステップST34)。読み取られた生体情報は、ユーザ管理機能10の認証手段7において、収集手段8から供給される対応する健康管理データと照合され、所定の割合以上の照合度が得られた場合にはログインが許可され、ログイン画面に切り替わる(ステップST35、37)。しかるに、読取および照合を繰り返し行っても照合度が所定の割合以上にならない場合には、ログインを拒否して動作を終了する(ステップST35、36、38)。
【0041】
ログイン後の動作は、図4における場合と同様であり、通常の作業を行うことができる(ステップST39)。また、健康管理データの収集動作が終了すると、ユーザ管理機能10の収集手段8では、予め定めら得た処理手順に従って、収集した健康管理データ(本例では脈波情報)を蓄積・分析する(ステップST40)。また、分析結果を例えば、ログイン後の初期画面上にマルチウインドウの形態で一定時間表示する(ステップST41)。
【0042】
本例のログイン動作では、予め付与された個人認証番号を用いて第1の個人認証を行い、しかる後に、読み取った生体情報を用いて第2の個人認証を行うようにしている。したがって、ユーザ管理のセキュリティ度を高めることができる。
【0043】
また、この場合に使用する生体情報としては、指紋や静脈形状などのように個人認証に適したものではなく、例えば、体調や心理状態に応じて変動するような生体情報を用いることもできる。例えば、血圧を用いる場合には、その上下の幅がユーザ毎に略一定であり、体調などに応じて変動する。したがって、ユーザ管理機能10の収集手段8では、血圧の上下の値を時系列的に記憶保持したデータベースを作成し、直近のM日分(Mは正の整数)の平均値を算出しておく。そして、読み取られたユーザの血圧値をそれぞれ上下の平均値と比較し、変動幅が所定のパーセント以内であれば、一致しているものとの判別を下す。
【0044】
なお、本実施の形態では、予め付与された個人認証番号による認証と、読み取った生体情報を用いた個人認証とを行うことにより、ユーザ管理のセキュリティを高めている。この代わりに、読み取った複数の生体情報を用いて個人認証を行うようにしてもよい。例えば、生体情報として血圧と体温を読み取り、まず血圧に基づき個人認証を行い、次に体温に基づき個人認証を行うことができる。このようにすれば、各生体に特有の脈波、末梢血管形状、指紋などの生体情報を用いることなく、簡単な構成により、所定レベルのセキュリティでユーザ管理を行うことが可能になる。
【0045】
(実施の形態2)
次に、図6は上記構成のパーソナルコンピュータ1をLANなどの通信網によってネットワーク化した構成のユーザ管理システムを示す概略構成図である。本例のユーザ管理システム20は、例えば会社内に設置されている複数台のパーソナルコンピュータ1(1(1)、1(2)、1(3)、1(4)・・・)と、健康管理機能を備えたホストコンピュータ21と、これらを双方向通信可能な状態で接続しているLANなどの有線あるいは無線の通信回線22を備えている。また、ホストコンピュータ21は有線あるいは無線の通信回線23を介して産業医などのパーソナルコンピュータ24に接続されている。
【0046】
ホストコンピュータ21は、定期的にあるいは各パーソナルコンピュータ1のログイン時の都度、読み込まれた各ユーザの生体情報から得られる健康管理情報を収集して、健康管理データベースを作成する機能を備えている。作成された健康管理データベースは通信回線23を介してパーソナルコンピュータ24に供給される。パーソナルコンピュータ24の画面上に各ユーザの健康管理データを表示することにより、産業医などが各ユーザの健康管理に関するアドバイスなどを入力する。入力されたアドバイス等は、ホストコンピュータ21の健康管理データベースに蓄積される。各ユーザがパーソナルコンピュータ1のログイン時に、健康状態などの情報と共に、健康管理に関するアドバイスなどの情報も合わせて出力される。
【0047】
この構成のユーザ管理システム20では、各ユーザの健康管理情報を確実且つ定期的に収集でき、収集した健康管理情報に基づき各ユーザの健康管理を集中的に行うことができる。また、収集した健康管理情報に基づき作成された各ユーザ毎の健康管理のためのアドバイスなどを各ユーザに通知できるので、各ユーザの健康管理をリアルタイムで適切に行うことができる。
【0048】
(実施の形態3)
図7(a)は、前述のユーザ管理機能10が組み込まれた携帯電話を備えたユーザ管理システムの例を示す概略構成図である。ユーザ管理システム30は、ユーザ管理機能10が組み込まれていると共にインターネット通信機能を備えた携帯電話31と、健康管理センタ32に設置されたウエブサーバ33および管理サーバ34と、管理サーバ34に対して通信回線35を介して接続されている専門医用の通信端末36とを有している。
【0049】
携帯電話31は、その前面に、液晶画面31aとテンキー等が配列された操作面31bが配置され、その側面には、生体情報を読み取るためのセンサ6Bのセンサ面31cが配置されている。センサ面31cに指先Pを当てると、その静脈形状、脈波、指紋などの生体情報を読み取り可能となっている。センサ6Bで読み取られた生体情報は、携帯電話31に組み込まれている図1(b)に示すユーザ管理機能10と同様な構成のユーザ管理機能によって、個人認証に用いられると共に、健康管理情報として収集される。収集された健康管理情報は、インターネットを介して健康管理センタ32のウエブサーバ33に送信され、このウエブサーバ33を介して管理サーバ34において健康管理用データベースが作成される。この健康管理用データベースは専門医が通信端末36からアクセスすることができ、専門医による健康管理のためのアドバイスなどの情報が健康管理センタ32の側からインターネットを介して携帯電話31に提供される。
【0050】
携帯電話31を利用する場合には、ユーザ管理機能による個人認証および生体情報の収集が行われる。よって、ユーザの健康管理情報を定期的に収集することができ、健康管理センタの側においてユーザの健康管理を集中的に行うことができる。
【0051】
なお、図7(b)に示すように、生体情報を読み取るためのセンサ6Bは、携帯電話31に外付けのものとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のユーザ管理方法および装置、並びにユーザ管理システムによれば、パーソナルコンピュータ等のログイン時、携帯電話の利用時に、生体情報を読み取り、生体情報に基づき個人認証を行うと共にユーザの健康状態や心理状態を表す生理情報を収集するようにしている。
【0053】
したがって、個人認証のセキュリティ度を上げることができると共に、ユーザの健康情報や心理情報を表す生理情報を確実且つ定期的に収集でき、ユーザの健康管理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を適用したユーザ管理機能を備えたパーソナルコンピュータを示す概略構成図であり、(b)はそのユーザ管理機能を示す概略ブロック図である。
【図2】(a)は図1のセンサの部分を示す概略構成図であり、(b)はセンサの別の例を示す概略構成図である。
【図3】センサの配置場所の二例を示す説明図である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータのログイン動作を示すフローチャートである。
【図5】ログイン動作の別の例を示すフローチャートである。
【図6】図1のパーソナルコンピュータを備えたユーザ管理システムを示す概略構成図である。
【図7】(a)本発明を適用したユーザ管理システムの別の例を示す概略構成図であり、(b)はその携帯電話の別の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ、2 コンピュータ本体、3 表示装置、4 通信ケーブル、5 マウス、6、6A、6B センサ、6a 近赤外光源、6b 脈波検出部、6c 静脈形状検出部、6d 受光素子、7 認証手段、8 収集手段、9 判定手段、20 ユーザ管理システム、21 ホストコンピュータ、22 通信網、24 パーソナルコンピュータ、30 ユーザ管理システム、31携帯電話、32 健康管理センタ、33 ウエブサーバ、34 管理サーバ、36 通信端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの個人認証時にユーザの健康管理も同時に行うことのできるユーザ管理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来においては、指先の脈波などの生体情報に基づき自己の体調を判断する体調診断装置が提案されており、例えば下記の特許文献1に開示されている。このような体調診断装置の場合には、一般に利用者を特定できないので、各利用者について経時的な体調診断ができない。また、体調診断を行うか否かは利用者の判断に委ねられているので、例えば、職場などにおける健康管理に用いるには不向きである。
【0003】
職場などにおける健康管理を目的とした装置として、タイムレコーダーに健康管理機能が組み込まれたものが提案されている。例えば、下記の特許文献2に開示されたタイムレコーダーにおいては、出社・退社時に、各個人の生体電気インピーダンス、体温、脈波などの生体情報を読み取り、ホストコンピュータに各人の健康管理に関するデータベースを構築し、各人の健康管理を毎日行うことが可能となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−148120号公報
【特許文献2】
特開平6−111091号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タイムレコーダーを利用して各人の健康管理を毎日行う方法では次のような問題点がある。
【0006】
まず、タイムレコーダーでは健康管理用の生体情報を計測するための時間を長く取れない。計測時間を長くすると、出社時にタイムレコーダーの前の列が出来てしまうので好ましくない。よって、計測可能な生体情報が制限されてしまう。
【0007】
また、各個人への健康管理状態のフィードバックは、タイムレコーダー以外の端末など用いる必要があるので不便である。
【0008】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、パソコンや携帯電話などの端末を利用してユーザの健康管理を行うユーザ管理装置を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のユーザ管理方法は、生体情報を読み取る読取工程と、読み取られた生体情報に基づき個人認証を行う認証工程と、読み取られた生体情報から健康状態および/または心理状態を表す生理情報を収集する収集工程と、前記認証工程の結果、および前記収集工程による収集動作の完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定工程とを含むことを特徴としている。
【0010】
また、本発明のユーザ管理装置は、生体情報を読み取る読取手段と、読み取られた生体情報に基づき、個人認証を行う認証手段と、読み取られた生体情報から健康状態や心理状態などの生理情報を収集する収集手段と、前記認証手段による認証結果、および前記収集手段による生理情報の収集完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定手段とを有していることを特徴としている。
【0011】
本発明のユーザ管理方法および装置では、ユーザから読み取った生体情報に基づき、個人認証を行うと共に、ユーザの生理情報を収集する。したがって、ユーザ管理方法あるいは装置を例えばパソコンに組み込めば、ログイン時に、ユーザは強制的に生体情報を読み取らせる必要がある。よって、ユーザの健康管理のための生理情報を確実に収集でき、収集した生理情報に基づき、ユーザの健康管理を行うことができる。
【0012】
ここで、前記認証手段および前記収集手段は、相互に異なる生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うことができる。例えば、個人認証用に指紋や末梢血管形状を読み取り、生理情報収集用に脈波を読み取ればよい。
【0013】
この代わりに、前記認証手段および前記収集手段は、共通の生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うことも可能である。例えば、脈波は個人差があるので、これに基づき個人認証を所定の確率で行うことが可能である。
【0014】
また、前記認証手段は単一あるいは複数の第1の生体情報に基づき個人認証を行い、前記検出手段は単一あるいは複数の第2の生体情報から生理情報を収集することができる。例えば、第1の生体情報として指紋、末梢血管形状などの複数の情報を用い、第2の生体情報として血圧、体温などの複数の情報を用いることができる。この場合、前記第1および第2の生体情報に含まれている少なくとも一つの生体情報を共通のものとすることができる。例えば、脈波を第1および第2の生体情報に共通のものとして用いることができる。
【0015】
複数の生体情報を用いて個人認証を行えば、各生体固有の指紋などの生体情報以外の生体情報、例えば、血圧や体温を用いて、個人認証を所定のセキュリティレベルで行うことができる。また、複数の生体情報に基づくことにより、生理状態を確実に把握できるので健康管理を正確に行うことができる。
【0016】
次に、前記認証手段は、生体情報と、予めユーザに付与されている個人認証情報とに基づき個人認証を行うようにしてもよい。例えば、脈波や血圧などの生体情報は、ある程度、個人に特有の波形や値を示す。よって、暗証番号などの一般的な個人認証情報と共に生体情報を用いて個人認証を行えば、個人認証を確実に行うことができる。
【0017】
この場合には、前記認証手段は、読み取られた生体情報から得られる生理情報と、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の生理情報とを比較することにより、個人認証を行えばよい。
【0018】
また、この場合に、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の前記生理情報として、直近の所定回数分の生理情報の平均値を用いるようにすれば、個人認証の精度を高めることができる。
【0019】
次に、複数種類の生体情報を読み取る場合には、前記読取手段は、少なくとも第1および第2の読取手段を含む構成とされる。この場合、読取手段を小型でコンパクトに構成するためには、前記第1の読取手段の構成部品の一部と、第2の読取手段の構成部品の一部を共通の部品とすることが望ましい。
【0020】
例えば、前記第1および第2の読取手段が、それぞれ、発光素子および受光素子を備えた光学センサである場合には、前記発光素子および/または前記受光素子を共通の部品とすればよい。
【0021】
一方、本発明はパーソナルコンピュータなどの情報処理端末に関するものであり、上記構成のユーザ管理装置が組み込まれていることを特徴としている。本発明の情報処理端末では、ログイン時にユーザ管理装置によって個人認証と生体情報の収集が行われ、これらの双方が適切に完了しないとログインが許可されない。よって、ログイン時には常に生体情報が読み込まれ、健康状態や心理状態を表す生理情報が収集される。したがって、ユーザの健康管理を確実に行うことができる。また、個人認証のために生体情報を用いているので、極めて安全性の高いユーザ管理を行うことができる。
【0022】
次に、本発明はかかる情報処理端末を複数台備えたユーザ管理システムに関するものであり、各情報処理端末を管理する管理装置と、前記管理装置と各情報処理端末の間で通信を行うための通信回線とを有しており、前記管理装置は各情報処理端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを備えていることを特徴としている。管理装置の側において、各ユーザの健康管理を集中して行うことができる。よって、職場などにおける従業員の健康管理システムとして最適である。
【0023】
一方、上記構成のユーザ管理装置を携帯電話などの携帯型通信端末に搭載することもできる。
【0024】
この場合、かかる構成の携帯型通信端末と、各携帯型通信端末を管理する管理装置とを、無線通信回線で接続可能とし、前記管理装置に各携帯型通信端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを設けるようにすれば、管理装置の側において各ユーザの健康管理を含む管理を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した各実施の形態を説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明を適用したパーソナルコンピュータを示す説明図であり、(a)はその概略構成図であり、(b)はそこに組み込まれているユーザ管理機能を示す概略ブロック図である。本実施の形態に係るパーソナルコンピュータ1は、コンピュータ本体2と、液晶表示装置などの表示装置3と、USBなどの通信ケーブル4を介してコンピュータ本体2に接続されているポインティングデバイス、例えばマウス5とを有している。マウス5の表面には一対のクリックボタン5a、5bが配列されていると共に、生体情報読取用のセンサ6が取り付けられている。勿論、生体情報読取用のセンタ6を独立した外部装置として構成してUSBなどを介してコンピュータ本体2に接続した構成を採用することも可能である。
【0027】
コンピュータ本体2は、公知のように、CPU、ROM、RAM等を備え、ROM等に格納されている制御プログラムを実行することにより各種の情報処理動作などを行う。また、本例では、ユーザ管理機能が備わっており、このユーザ管理機能10は、図1(b)に示すように、センサ6で読み取られた生体情報に基づきユーザの個人認証を行う認証手段7と、センサ6で読み取られた生体情報に基づきユーザの健康状態や心理情報を判断するための生理情報を収集する収集手段8と、ユーザによるログインの可否を判別する判別手段9を含んでいる。本例のセンサ6は脈波および静脈形状を検出するセンサであり、認証手段7ではセンサ6で読み取られた指先の静脈形状に基づき個人認証を行う。収集手段8ではセンサ6で読み取られた脈波を健康状態や心理状態を判断するための生理情報として収集する。判別手段9では、個人認証が行われ、且つ、収集手段8による生理情報の収集動作が正常に完了した場合にのみ、ユーザによるパーソナルコンピュータ1へのログインを許可する。ログインが許可されると、パーソナルコンピュータ1の立ち上げ処理が開始される。
【0028】
図2(a)はマウス5に取り付けたセンサ6の部分の構成を示す説明図である。マウス5には、ユーザの指先Pを挿入可能な挿入用凹部5cが形成されている。この挿入用凹部5cの奥の部分には、挿入された指先Pに近赤外光を斜め方向から照射する近赤外光源6aが配置されている。挿入用凹部5cにおける近赤外光源6aよりも凹部開口側には脈波検出部6bが配置されている。脈波検出部6bは、受光状態に基づき、指先末梢血管のヘモグロビンの移動を観測して脈波を計測するものである。また、挿入用凹部5cの天井面には静脈検出部6cが配置されており、指先Pの透過光に基づき指先末梢血管形状(静脈形状)を検出する。脈波は健康状態あるいは心理状態を表す生理情報として収集手段8によって収集され、静脈形状は個人認証情報として認証手段7において用いられる。生体情報としては、これらの他に、血圧、指先温度などがある。
【0029】
ここで、本例のセンサ6は、脈波および静脈形状を検出するための光源を共用化しているので、その分、部品点数を削減でき、センサ6を小型・コンパクトで廉価に構成できる。
【0030】
また、図2(b)に示すように、センサ6Aとして、単一の近赤外光源6aと、指先Pの反射光を受光する単一の受光素子6dとを備えた構成のものを採用することができる。この場合には、例えば、受光素子6dの受光量、受光状態に基づき、脈波および指紋を検出することができる。指紋は認証用に用いることができ、脈波は認証用および生理情報として用いることができる。
【0031】
なお、図3(a)に示すように、マウス5の上面に指紋、脈波を読み取るためのセンサ面5dを配置し、この上に指先を乗せて、生体情報を読み取るようにしてもよい。あるいは、図3(b)に示すように、一方のクリックボタン5aの表面(図において斜線で示す部分)をセンサ面5eとし、この上の指先を乗せて、生体情報を読み取るようにしてもよい。
【0032】
次に、図4は、パーソナルコンピュータ1のログイン動作を中心に示すフローチャートである。この図を参照して説明すると、電源が投入されると、まず生体情報の収集動作が開始する(ステップST1)。すなわち、表示装置3の画面上に、指先をマウス5の挿入用凹部5cに挿入するようにとのメッセージが表示される。この後は、所定時間に亘って、センサ6による個人認証データとして用いる生体情報の収集動作(ステップST2)と健康管理データとして用いる生体情報の収集動作(ステップST3)が行われる。
【0033】
本例では、個人認証データとして指先の静脈形状が採用され、健康管理データとして脈波が採用されている。ユーザ管理機能10を構成している認証手段7は、予めユーザの指先の静脈形状を記憶保持しており、センサ6の静脈形状検出部6cによって検出された静脈形状が記憶保持されているユーザの静脈形状に一致しているか否かを判別する(ステップST4、5)。一致していない場合には、予め定めたN回(N:正の整数)に亘り、認証動作を繰り返す。一致が得られない場合には、ユーザ管理機能10の判別手段9によりログインが拒否され、ログインさせることなくパーソナルコンピュータ1が強制終了する(ステップST6)。
【0034】
読み取られた静脈形状が記憶保持されているユーザの静脈形状に一致する場合には個人認証が完了し、健康管理データの収集動作が適切に終了したか否かを判別する(ステップST7)。N回の読み直しによっても充分なデータ量の脈波情報が得られない場合にはステップST6を介してログインさせることなく強制終了する。
【0035】
健康管理データの収集動作が適切に終了した場合には、ログインを許可し(ステップST8)、初期画面に移行する。この後は、通常の作業を行うことができる(ステップST9)。ここで、健康管理データの収集動作が終了すると、ユーザ管理機能10の収集手段8では、予め定めら得た処理手順に従って、収集した健康管理データ(本例では脈波情報)を蓄積・分析する(ステップST10)。また、分析結果を例えば、ログイン後の初期画面上にマルチウインドウの形態で一定時間表示する(ステップST11)。
【0036】
なお、健康管理データの蓄積・分析は、例えば、次のようになっている。脈波は、健康時の普通の状態、疲労時、ストレスのある状態、風邪などで体調を崩している状態など、各健康状態に応じて変化する。収集手段8には、予めユーザの脈波から得られた、各健康状態での脈波パターンが記憶保持されている。センサ6によって脈波が読み取られると、その脈波パターンに最も一致する脈波パターンを記憶保持しているパターンから選択する。選択された脈波パターンに対応付けされている健康状態のレベルを、画面上に、視覚情報として表示する。勿論、音声情報として出力してもよい。
【0037】
このように、本例のパーソナルコンピュータ1は、ユーザ管理機能10が組み込まれており、電源投入後のログイン時に、生体情報を読み取り、読み取った生体情報に基づき個人認証を行うと共に、ユーザの健康管理情報も収集している。認証されない場合、健康管理情報が収集できない場合には、ログインすることなく、強制終了している。したがって、ユーザの健康管理がパーソナルコンピュータのログインの都度、行われるので、ユーザの意思に拘わりなく確実かつ継続的にユーザの健康管理を行うことができる。また、ユーザの生体情報に基づき個人認証を行っているので、ユーザ管理のセキュリティ度も高い。
【0038】
(ユーザ管理動作の別の例)
図5には、ログイン時に実行されるユーザ管理動作の別の例を示すフローチャートである。この図に示すログイン時のユーザ管理動作では、ユーザ管理機能10の認証手段7が、予めユーザに付与されている暗証番号などの個人認証番号に基づき第1の個人認証動作を行うと共に、ユーザから検出される生体情報のうち、健康管理データとして収集される情報に基づき第2の個人認証動作を行うようになっている。
【0039】
電源を投入すると、暗証番号などの個人認証番号の入力を促すプロンプト画面が表示される(ステップST31)。ユーザが入力した個人認証番号が予め認証手段7に保持されている番号と一致しない場合には、入力要求をN回繰り返す(ステップST31、32、33)。それでも一致しない場合には、ログインさせずに終了する(ステップST38)。
【0040】
入力された個人認証番号により個人認証がなされた場合には、指挿入用凹部5cに指先を挿入して生体情報の読取を行わせるための画面表示に切り替わり、生体情報の読取動作が行われる(ステップST34)。読み取られた生体情報は、ユーザ管理機能10の認証手段7において、収集手段8から供給される対応する健康管理データと照合され、所定の割合以上の照合度が得られた場合にはログインが許可され、ログイン画面に切り替わる(ステップST35、37)。しかるに、読取および照合を繰り返し行っても照合度が所定の割合以上にならない場合には、ログインを拒否して動作を終了する(ステップST35、36、38)。
【0041】
ログイン後の動作は、図4における場合と同様であり、通常の作業を行うことができる(ステップST39)。また、健康管理データの収集動作が終了すると、ユーザ管理機能10の収集手段8では、予め定めら得た処理手順に従って、収集した健康管理データ(本例では脈波情報)を蓄積・分析する(ステップST40)。また、分析結果を例えば、ログイン後の初期画面上にマルチウインドウの形態で一定時間表示する(ステップST41)。
【0042】
本例のログイン動作では、予め付与された個人認証番号を用いて第1の個人認証を行い、しかる後に、読み取った生体情報を用いて第2の個人認証を行うようにしている。したがって、ユーザ管理のセキュリティ度を高めることができる。
【0043】
また、この場合に使用する生体情報としては、指紋や静脈形状などのように個人認証に適したものではなく、例えば、体調や心理状態に応じて変動するような生体情報を用いることもできる。例えば、血圧を用いる場合には、その上下の幅がユーザ毎に略一定であり、体調などに応じて変動する。したがって、ユーザ管理機能10の収集手段8では、血圧の上下の値を時系列的に記憶保持したデータベースを作成し、直近のM日分(Mは正の整数)の平均値を算出しておく。そして、読み取られたユーザの血圧値をそれぞれ上下の平均値と比較し、変動幅が所定のパーセント以内であれば、一致しているものとの判別を下す。
【0044】
なお、本実施の形態では、予め付与された個人認証番号による認証と、読み取った生体情報を用いた個人認証とを行うことにより、ユーザ管理のセキュリティを高めている。この代わりに、読み取った複数の生体情報を用いて個人認証を行うようにしてもよい。例えば、生体情報として血圧と体温を読み取り、まず血圧に基づき個人認証を行い、次に体温に基づき個人認証を行うことができる。このようにすれば、各生体に特有の脈波、末梢血管形状、指紋などの生体情報を用いることなく、簡単な構成により、所定レベルのセキュリティでユーザ管理を行うことが可能になる。
【0045】
(実施の形態2)
次に、図6は上記構成のパーソナルコンピュータ1をLANなどの通信網によってネットワーク化した構成のユーザ管理システムを示す概略構成図である。本例のユーザ管理システム20は、例えば会社内に設置されている複数台のパーソナルコンピュータ1(1(1)、1(2)、1(3)、1(4)・・・)と、健康管理機能を備えたホストコンピュータ21と、これらを双方向通信可能な状態で接続しているLANなどの有線あるいは無線の通信回線22を備えている。また、ホストコンピュータ21は有線あるいは無線の通信回線23を介して産業医などのパーソナルコンピュータ24に接続されている。
【0046】
ホストコンピュータ21は、定期的にあるいは各パーソナルコンピュータ1のログイン時の都度、読み込まれた各ユーザの生体情報から得られる健康管理情報を収集して、健康管理データベースを作成する機能を備えている。作成された健康管理データベースは通信回線23を介してパーソナルコンピュータ24に供給される。パーソナルコンピュータ24の画面上に各ユーザの健康管理データを表示することにより、産業医などが各ユーザの健康管理に関するアドバイスなどを入力する。入力されたアドバイス等は、ホストコンピュータ21の健康管理データベースに蓄積される。各ユーザがパーソナルコンピュータ1のログイン時に、健康状態などの情報と共に、健康管理に関するアドバイスなどの情報も合わせて出力される。
【0047】
この構成のユーザ管理システム20では、各ユーザの健康管理情報を確実且つ定期的に収集でき、収集した健康管理情報に基づき各ユーザの健康管理を集中的に行うことができる。また、収集した健康管理情報に基づき作成された各ユーザ毎の健康管理のためのアドバイスなどを各ユーザに通知できるので、各ユーザの健康管理をリアルタイムで適切に行うことができる。
【0048】
(実施の形態3)
図7(a)は、前述のユーザ管理機能10が組み込まれた携帯電話を備えたユーザ管理システムの例を示す概略構成図である。ユーザ管理システム30は、ユーザ管理機能10が組み込まれていると共にインターネット通信機能を備えた携帯電話31と、健康管理センタ32に設置されたウエブサーバ33および管理サーバ34と、管理サーバ34に対して通信回線35を介して接続されている専門医用の通信端末36とを有している。
【0049】
携帯電話31は、その前面に、液晶画面31aとテンキー等が配列された操作面31bが配置され、その側面には、生体情報を読み取るためのセンサ6Bのセンサ面31cが配置されている。センサ面31cに指先Pを当てると、その静脈形状、脈波、指紋などの生体情報を読み取り可能となっている。センサ6Bで読み取られた生体情報は、携帯電話31に組み込まれている図1(b)に示すユーザ管理機能10と同様な構成のユーザ管理機能によって、個人認証に用いられると共に、健康管理情報として収集される。収集された健康管理情報は、インターネットを介して健康管理センタ32のウエブサーバ33に送信され、このウエブサーバ33を介して管理サーバ34において健康管理用データベースが作成される。この健康管理用データベースは専門医が通信端末36からアクセスすることができ、専門医による健康管理のためのアドバイスなどの情報が健康管理センタ32の側からインターネットを介して携帯電話31に提供される。
【0050】
携帯電話31を利用する場合には、ユーザ管理機能による個人認証および生体情報の収集が行われる。よって、ユーザの健康管理情報を定期的に収集することができ、健康管理センタの側においてユーザの健康管理を集中的に行うことができる。
【0051】
なお、図7(b)に示すように、生体情報を読み取るためのセンサ6Bは、携帯電話31に外付けのものとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のユーザ管理方法および装置、並びにユーザ管理システムによれば、パーソナルコンピュータ等のログイン時、携帯電話の利用時に、生体情報を読み取り、生体情報に基づき個人認証を行うと共にユーザの健康状態や心理状態を表す生理情報を収集するようにしている。
【0053】
したがって、個人認証のセキュリティ度を上げることができると共に、ユーザの健康情報や心理情報を表す生理情報を確実且つ定期的に収集でき、ユーザの健康管理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を適用したユーザ管理機能を備えたパーソナルコンピュータを示す概略構成図であり、(b)はそのユーザ管理機能を示す概略ブロック図である。
【図2】(a)は図1のセンサの部分を示す概略構成図であり、(b)はセンサの別の例を示す概略構成図である。
【図3】センサの配置場所の二例を示す説明図である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータのログイン動作を示すフローチャートである。
【図5】ログイン動作の別の例を示すフローチャートである。
【図6】図1のパーソナルコンピュータを備えたユーザ管理システムを示す概略構成図である。
【図7】(a)本発明を適用したユーザ管理システムの別の例を示す概略構成図であり、(b)はその携帯電話の別の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ、2 コンピュータ本体、3 表示装置、4 通信ケーブル、5 マウス、6、6A、6B センサ、6a 近赤外光源、6b 脈波検出部、6c 静脈形状検出部、6d 受光素子、7 認証手段、8 収集手段、9 判定手段、20 ユーザ管理システム、21 ホストコンピュータ、22 通信網、24 パーソナルコンピュータ、30 ユーザ管理システム、31携帯電話、32 健康管理センタ、33 ウエブサーバ、34 管理サーバ、36 通信端末
Claims (20)
- 生体情報を読み取る読み取り工程と、
読み取られた生体情報に基づき個人認証を行う認証工程と、
読み取られた生体情報から健康状態および/または心理状態を表す生理情報を収集する収集工程と、
前記認証工程の結果、および前記収集工程による収集動作の完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定工程とを含むユーザ管理方法。 - 請求項1において、
前記認証工程および前記収集工程では、相互に異なる生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うユーザ管理方法。 - 請求項1において、
前記認証工程および前記収集工程では、共通の生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うユーザ管理方法。 - 請求項1において、
前記認証工程では、単一あるいは複数の第1の生体情報に基づき個人認証を行い、
前記収集工程では、単一あるいは複数の第2の生体情報から生理情報を収集し、
前記第1および第2の生体情報に含まれている少なくとも一つの生体情報が共通のものであるユーザ管理方法。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記認証工程では、生体情報と、予めユーザに付与されている個人認証情報とに基づき個人認証を行うユーザ管理方法。 - 請求項5において、
前記認証工程では、読み取られた生体情報から得られる生理情報と、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の生理情報とを比較することにより、個人認証を行うユーザ管理方法。 - 請求項6において、
読み取られた生体情報から得られる前記生理情報と比較される生理情報として、収集された直近の所定回数分の生理情報の平均値を用いるユーザ管理方法。 - 生体情報を読み取る読取手段と、
読み取られた生体情報に基づき、個人認証を行う認証手段と、
読み取られた生体情報から生理情報を収集する収集手段と、
前記認証手段による認証結果、および前記収集手段による生理情報の収集完了の有無に基づき、ユーザによるアクセスの可否を決定する判定手段とを有しているユーザ管理装置。 - 請求項8において、
前記認証手段および前記収集手段は、相互に異なる生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うユーザ管理装置。 - 請求項8において、
前記認証手段および前記収集手段は、共通の生体情報に基づき、個人認証および生理情報の収集を行うユーザ管理装置。 - 請求項8において、
前記認証手段は単一あるいは複数の第1の生体情報に基づき個人認証を行い、
前記検出手段は単一あるいは複数の第2の生体情報から生理情報を収集し、
前記第1および第2の生体情報に含まれている少なくとも一つの生体情報が共通のものであるユーザ管理装置。 - 請求項8ないし11のうちのいずれかの項において、
前記認証手段は、生体情報と、予めユーザに付与されている個人認証情報とに基づき個人認証を行うユーザ管理装置。 - 請求項12において、
前記認証手段は、読み取られた生体情報から得られる生理情報と、前記収集手段によって既に収集されている同一種類の生理情報とを比較することにより、個人認証を行うユーザ管理装置。 - 請求項13において、
前記収集手段によって既に収集されている同一種類の前記生理情報として、直近の所定回数分の生理情報の平均値を用いるユーザ管理装置。 - 請求項8ないし14のうちのいずれかの項において、
前記読取手段は、少なくとも第1および第2の読取手段を含み、
前記第1の読取手段の構成部品の一部と、第2の読取手段の構成部品の一部が共通の部品であるユーザ管理装置。 - 請求項15において、
前記第1および第2の読取手段は、それぞれ、発光素子および受光素子を備えた光学センサであり、前記発光素子および/または前記受光素子が前記第1および第2の読取手段に共通の部品であるユーザ管理装置。 - 請求項8ないし16のうちのいずれかの項に記載のユーザ管理装置を備えているパーソナルコンピュータなどの情報処理端末。
- 複数台の情報処理端末と、
これら情報処理端末を管理する管理装置と、
前記管理装置と各情報処理端末の間で通信を行うための通信回線とを有し、
前記情報処理端末は請求項17に記載の情報処理端末であり、
前記管理装置は各情報処理端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを備えているユーザ管理システム。 - 請求項8ないし16のうちのいずれかの項に記載のユーザ管理装置を備えている携帯電話などの携帯型通信端末。
- 複数台の携帯型通信端末と、
これら携帯型通信端末を管理する管理装置と、
前記管理装置と各携帯型通信端末の間で通信を行うための無線通信回線とを有し、
前記携帯型通信端末は請求項19に記載の携帯型通信端末であり、
前記管理装置は各携帯型通信端末で収集されたユーザの生理情報を記憶保持するデータベースを備えているユーザ管理システム。
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