JPH08214775A - アミノ酸組成を人乳に類似させた育児用乳製品 - Google Patents

アミノ酸組成を人乳に類似させた育児用乳製品

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JPH08214775A
JPH08214775A JP5037695A JP5037695A JPH08214775A JP H08214775 A JPH08214775 A JP H08214775A JP 5037695 A JP5037695 A JP 5037695A JP 5037695 A JP5037695 A JP 5037695A JP H08214775 A JPH08214775 A JP H08214775A
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JP
Japan
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protein
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whey protein
histidine
milk
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JP5037695A
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English (en)
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Tetsuo Kaneko
哲夫 金子
Hideo Otomo
英生 大友
Akinori Yonekubo
明得 米久保
Tamotsu Kuwata
有 桑田
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Meiji Dairies Corp
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Meiji Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 牛乳のたん白質(カゼイン、乳清たん白質)
を成分たん白質とする育児用乳製品に於いて、総アミノ
酸に対するヒスチジンの含有率が1.6%以下のたん白
質成分(β−ラクトグロブリン)の構成比を低減するこ
とによって、総アミノ酸に対するヒスチジンの含有率が
2.5%以上としてなることを特徴とする育児用乳製
品。 【効果】 結晶アミノ酸を個別に使用することなく、嗜
好性及び体内利用性にすぐれたたん白質を使用すること
によって、ヒスチジン含有率の高い母乳化された育児用
乳製品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育児用乳製品に関する
ものであり、詳細には、ヒトの乳児にとって栄養学上必
須なアミノ酸であるヒスチジン含有量を高めてアミノ酸
組成を人乳に類似させた育児用乳製品に関するものであ
る。
【0002】更に詳細には、本発明は、ヒスチジン含有
量を高めるに当り、アミノ酸強化における常套手段であ
るヒスチジンの直接添加ではなく、たん白質の配合、調
整、特に特定たん白質の選択、各たん白質の配合、組合
わせ、その比率、その数値化等たん白質レベルでの複雑
な新規操作によって、はじめて、従来行われてきた結晶
アミノ酸を使用する方法による各種欠点(異味異臭の発
生、メイラード反応等によるアミノ酸自体の消失、生体
内利用性の低下等)を一挙に解決して、栄養面はもとよ
り、嗜好性及び生体内利用性の面でも、母乳化すること
に成功したものである。
【0003】具体的には、本発明は、例えば、ヒスチジ
ン含量の低いβ−ラクトグロブリンを低減することによ
り、そして/またはα−ラクトアルブミン成分を強化す
ることによって、総アミノ酸に対するヒスチジン含有量
を高め、アミノ酸組成を母乳に近づけた育児用乳製品で
あって、たん白質の利用性を高め、母乳化した育児用乳
製品に関するものである。
【0004】
【従来の技術】育児用調製粉乳は、牛乳の成分を主な原
料として製造されている。牛乳の成分や性質は色々な点
で母乳と異なることから、母乳代替品として使用される
乳児用粉乳の開発においては、母乳との質および量の差
をいかに縮小するかが重要な課題となっている。たん白
質についてみると、今日の調製粉乳ではカゼインと乳清
たん白質との比率が母乳とほぼ同じ約40:60となる
ように、乳清たん白質が増強されている。未熟児や新生
児ではメチオニンからシスチンを合成する代謝経路が未
成熟であることから、乳児の必須アミノ酸であるシスチ
ンが豊富な乳清たん白質の増強は、たん白質の生体内利
用の点で有利であると考えられる。
【0005】乳清たん白質は、チーズ製造時に副生する
乳清に含まれるたん白質であって、調製粉乳の原料とし
ては通常、過剰なミネラル類や乳糖を除去した脱塩乳清
や乳清たん白質濃縮物(WPC)が使用されている。こ
れらの乳清たん白質調製品では、製造中に高分子たん白
質の成分特異的な損失がほとんど無いために、原料乳清
のたん白質構成が保持されている。調製粉乳のたん白質
は、カゼインと乳清たん白質の大まかな画分においては
母乳化されているものの、個々のたん白質成分に注目す
ると母乳との差が縮小しているとはいえない。構成たん
白質成分の差は、いくつかのアミノ酸について、組成上
の過不足を生じる原因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】たん白質のアミノ酸
組成は、たん白質の栄養学的評価上、重要な指標である
ことから、調製粉乳のたん白質を栄養学的に評価する場
合、母乳のアミノ酸組成との比較は有用である。調製粉
乳と母乳のアミノ酸組成を比較してみると、充足されて
いない必須アミノ酸が認められる。すなわち、日本人母
乳では全アミノ酸に対するヒスチジンの含有率が、下記
表1に示すように2.5〜2.7%(重量、以下同じ)
であるのに対し、調製粉乳では2.0〜2.3%であ
る。
【0007】
【表1】
【0008】1985年WHOの委員会は、年令別の必
須アミノ酸必要量を定める中で、母乳のアミノ酸組成を
論拠として、1歳以下の乳児のアミノ酸必要量パターン
を提案した(WHO. 1985. Energy and Protein Requirem
ents. Report of a Joint FAO/WHO/UNU Expert Consult
ation. Technical Report Series 724. World HealthOr
ganization. Geneva. 206pp.)。このアミノ酸必要量パ
ターンにおけるヒスチジンは2.60%であり、これと
比較しても、調製粉乳のヒスチジン含有率は同様に低水
準となっている。
【0009】ヒスチジンは、アミノ酸の中では代謝速度
が最も遅く、再利用率が高いために、成熟期以降では欠
乏症は出にくい。しかしヒスチジンは、体たん白質の合
成素材として、またエネルギー源として積極的に使われ
ることのみならず、ヒトにおいては合成系が確認されて
いないことから、成長の最も盛んな時期にある乳児にと
って、過不足の無いヒスチジンの摂取が必要である。
【0010】不足する特定の成分を補正する最も簡便な
方法は、その成分を単離物または濃縮物として添加する
ことである。食品のアミノ酸バランスを改良する場合に
おいても、制限アミノ酸を結晶アミノ酸として強化する
ことが、これまでにも行われている。たとえば、たん白
質にカゼインや大豆たん白質のみを用いた市販の無乳糖
ミルクや大豆たん白質ミルクでは、制限アミノ酸となる
シスチンやメチオニン、トリプトファンが結晶アミノ酸
の形で配合されている。ヒスチジンに関しては、牛乳乳
清たん白質に対してL−ヒスチジンまたはその薬学的に
許容される塩を使用した低たん白育児用乳製品が提案さ
れている(特開平6−30697)。
【0011】しかしながら、遊離アミノ酸の生体内利用
率は、ペプチドやたん白質で摂取した場合より劣るとい
われている(J. Parenteral Nutr., 13(1989))。ま
た、遊離アミノ酸とたん白質とでは胃通過速度が異な
り、吸収の場である小腸への到達速度に差を生じる。結
晶アミノ酸に由来するアミノ酸の血中濃度の上昇は、同
時に摂取したたん白質由来のものより速く、同調しにく
いことから、結晶アミノ酸を用いた補正方法は、体たん
白質合成のための利用性の点で最善とはいえない。ま
た、腸管における遊離アミノ酸の吸収は共存する糖質や
他のアミノ酸の影響を受けること、あるいは逆に他のア
ミノ酸の吸収に影響を及ぼすことが知られている。また
遊離アミノ酸は、加工や保存中に乳糖のような還元糖と
メイラード反応を生じ易く、栄養素としての有効性が減
少することも知られている。
【0012】ところで、乳清たん白質とカゼインの総ア
ミノ酸に占めるヒスチジンの割合は、それぞれおよそ
2.0%と2.8%である。このように、乳清たん白質
の方がカゼインに比して母乳のヒスチジン含有率(約
2.5−2.7%)を大きく下回っていることが分か
る。即ち、今日の調製粉乳において、全アミノ酸に対す
るヒスチジンの含有率が低い理由は、ヒスチジン含有率
の低い乳清たん白質が全たん白質の60%を占めるまで
に増強されているためと考えるのが自然である。したが
って、ヒスチジンのみに注目すれば、乳清たん白質の割
合を減らし、牛乳本来のカゼイン優勢なたん白質構成比
に戻せばよいと考えられる。しかしこの様な対応が母乳
とのかい離の拡大につながることは明らかである。カゼ
イン優勢のたん白質構成は、胃内凝集たん白質のハード
化、必須アミノ酸であるシスチンの減少や芳香族アミノ
酸の過剰等の問題を生じ、乳児のたん白質栄養上好まし
くない。
【0013】
【問題点を解決するための手段】結晶アミノ酸を使用す
ることによって生じるこれらの問題点を解消し、母乳化
を図りながら調製粉乳のヒスチジン含有率を高めるため
には、乳清たん白質のヒスチジン含有率をたん白質ある
いはペプチドの形で強化できればよい点にはじめて着目
した。すなわち、ヒスチジン含有率の低いたん白質成分
を選択的あるいは優先的に除去、そして/またはヒスチ
ジン含有率の高いたん白質成分を同様に強化できれば目
的を達成できる点にはじめて着目したのである。この新
規着目にしたがって、個々の構成たん白質の構成比とア
ミノ酸組成とに着目しながら鋭意検討を重ねたところ、
乳清たん白質よりβ−ラクトグロブリンを除去し、そし
て/またはα−ラクトアルブミン成分を強化することに
より、所期の目的が達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0014】すなわち、本発明は、牛乳のたん白質を成
分たん白質とする育児用乳製品において、ヒスチジン含
有率の低いたん白質成分を低減することにより、総アミ
ノ酸に対するヒスチジンの含有率を2.5%以上とする
点を基本的技術思想とし、たん白質の操作のみによって
アミノ酸組成を調整して母乳化することに成功したもの
であるが、この場合、ヒスチジン含有率が1.8%以
下、好ましくは1.6%以下のたん白質成分の構成比を
低減するのが良い。
【0015】そして特に成分たん白質として、カゼイン
及び乳清たん白質を使用してなる育児用乳製品において
は、上記したようにβ−ラクトグロブリンを除去し、そ
して/又はα−ラクトアルブミン成分は強化する必要が
あるとの新知見を得たが、このとき、β−ラクトグロブ
リンに対するα−ラクトアルブミン成分の比率Rは、ヒ
スチジン含有率の高いカゼイン構成比に依存し、カゼイ
ンのたん白質構成比率をx%とすると、育児用乳製品の
総アミノ酸に占めるヒスチジンの含有率を日本人母乳の
レベルである2.50%以上とするために必要な重量比
Rは、下記式1 R≧(x/100−1)/(0.022x/100−0.243)−1…(式1) で与えられるという有用な新知見をはじめて得た。
【0016】本発明を実施するには、カゼイン量をx%
とした場合、β−ラクトグロブリンに対するα−ラクト
アルブミン成分の比率Rは、式1にしたがい (x/100−1)/(0.022x/100−0.243)−1 以上であればよく、乳清たん白質の種類や組成、所望す
るヒスチジン強化量等、目的に合わせて適宜Rを決定す
ることができ、各種の広範な設計が可能となる。
【0017】カゼインとしては、市販品や常法にしたが
って牛乳より調製したカゼインが使用可能である。乳清
たん白質としては、乳清たん白質自体のほか、乳清たん
白質濃縮物(WPC)や乳清たん白質分離物(WPI)
といった乳清たん白質処理物、及び、乳清たん白質から
β−ラクトグロブリンを除去したりそして/又はα−ラ
クトアルブミン成分を強化してなる乳清たん白質画分
も、単用ないし2種以上併用することもできる。これら
は、いずれも市販品が使用できるほか、常法にしたがっ
て牛乳等から調製することももちろん可能である。
【0018】例えば、β−ラクトグロブリンやα−ラク
トアルブミンに着目して、これらを乳清たん白質(牛乳
から常法にしたがって調製したものが使用できるほか、
市販品も充分使用することができる)より分離、もしく
は選択的に濃縮する方法については、これまでに多数報
告されており、これらにしたがって実施すればよい。
【0019】具体的には、例えば、β−ラクトグロブリ
ンに注目した方法としてはピアス(Aust. J. Dairy Tec
hnol., 38(1983))、桑田ら(J. Food Sci., 50(198
5))、金子ら(J. Food Sci., 50(1985))、アルマシキ
ら(J. Food Sci., 52(1987))、メイリアートら(J. F
ood Sci., 53(1988))、大友ら(日食工誌、35(198
8))、山内ら(酪農科学・食品の研究、41(1992))など
が報告されている。あるいはまた、乳清たん白質中のβ
−ラクトグロブリンを優先的に酵素分解し(特開平2−
265441)、その後限外ろ過処理してβ−ラクトグ
ロブリンを除去することも可能である。
【0020】α−ラクトアルブミンを単離あるいは選択
的に濃縮する方法として島谷ら(特開平3−1911
4、特願平4−74259)、内田ら(特願平2−23
6056、特願平3−41008、特願平4−6899
1)、ジーンポール リアランドら(US Pat.
4,782,138)、ルワクロジェら(特願昭55−
87196)などがあり、これ(ら)が適宜使用され
る。あるいは、既に調製済のα−ラクトアルブミンもし
くはその加水分解物を素材として使用することも可能で
ある。本発明では、これらをα−ラクトアルブミン成分
と総称する。
【0021】本発明が提案するところの乳児用調製物に
必要なβ−ラクトグロブリンを除去、そして/またはα
−ラクトアルブミン成分を強化した乳清たん白質画分を
調製するための方法あるいは調製物は、上述の方法ある
いはそこで得られた調製物に限定されるものではない。
またそれらの方法についても、単独あるいは組み合わせ
て実施することが可能である。また、本発明において
は、たん白質を調整することによってアミノ酸組成を調
整するのであるが、必要ある場合には、補助成分とし
て、ヒスチジンをはじめ必要なアミノ酸を結晶アミノ酸
として単独で使用しても構わない。
【0022】以下、本発明の実施例について述べる。
【0023】
【実施例1】市販の乳酸カゼイン粉末(ニュージーラン
ド・デイリーボード製、たん白質含量86%)1.16
kgの中和溶液20kgに、乳清たん白質濃縮物(ニュ
ージーランド・デイリーボード製、たん白質含量35
%)2.50kgとα−ラクトアルブミン単離物(ブリ
ーデル社製、たん白質含量54%)1.09kgの混合
溶液30kg、そして精製乳糖(ボルキュロ社製)1
0.34kgの溶液30kgを加えた。この混合溶液に
ビタミンおよびミネラルを添加し、pH調整後125℃
で15秒間加熱殺菌した。殺菌液を固型分濃度35%ま
で減圧濃縮後、バッチ殺菌した油脂5kgを添加し、乳
化、均質化後、噴霧乾燥し、乳製品粉末16.5kg
(回収率82.5%)を得た。
【0024】カゼインのたん白質構成比を40%、R=
1.6の組成設計で調製したこの乳製品の全アミノ酸に
対するヒスチジン含有率は2.53%であった(表
1)。
【0025】
【実施例2】直径45cm、高さ50cmの塩化ビニル
製カラム(硝英製作所製)にCMC(CMC−セルロフ
ァインCH、チッソ株式会社製)を17L充填し、塩酸
にてpH4.5に調整後、pH4.5の70%脱塩ゴー
ダチーズ乳清液400kgを通液した。吸着せずに溶出
したたん白質画分を回収し、限外ろ過装置(アルファー
ラバル社製、分画分子量10,000)にてたん白質を
濃縮した(たん白質含量0.72%、R=4.2)。こ
の乳清たん白質濃縮液に脱脂乳37.4L、30%精製
乳糖液10kg、およびビタミンとミネラルを添加し、
実施例1と同様に殺菌、濃縮、乳化(油脂5.5k
g)、均質化後、噴霧乾燥し、乳製品19.5kg(回
収率85%)を得た。
【0026】カゼインのたん白質構成比を35%、R=
3.4の組成設計で調製したこの乳製品の全アミノ酸に
対するヒスチジン含有率は2.68%であった(表
1)。
【0027】
【発明の効果】本発明は、市販の育児用乳製品のアミノ
酸の中で、母乳に比して含有率が低く、制限アミノ酸と
なっているヒスチジンを、利用性のよいたん白質あるい
はペプチドの形態で強化した新しいタイプの育児用乳製
品に関するものである。本発明によれば次のような効果
が得られる。即ち、母乳のレベルの必須アミノ酸組成を
確保することによって、育児用乳製品のたん白質全体の
生体内利用性が高まることが期待され、人工栄養児にお
けるたん白質摂取の過剰にともなう問題を軽減し得る効
果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 有 東京都東村山市栄町1−21−3 明治乳業 株式会社栄養科学研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牛乳のたん白質を成分たん白質とする育
    児用乳製品に於いて、総アミノ酸に対するヒスチジンの
    含有率が1.6%以下のたん白質成分の構成比を低減す
    ることによって、総アミノ酸に対するヒスチジンの含有
    率を2.5%以上にしてなることを特徴とする育児用乳
    製品。
  2. 【請求項2】 全たん白質に占めるカゼインの構成比が
    x%のとき、α−ラクトアルブミン成分/β−ラクトグ
    ロブリンの重量比(R)が以下の式1を満足する育児用
    乳製品。 R≧(x/100−1)/(0.022x/100−0.243)−1…(式1)
  3. 【請求項3】 β−ラクトグロブリンを低減化すること
    により式1を満たしてなることを特徴とする請求項2に
    記載の育児用乳製品。
  4. 【請求項4】 α−ラクトアルブミン及び/又はその加
    水分解物を強化することにより式1を満たしてなること
    を特徴とする請求項2に記載の育児用乳製品。
  5. 【請求項5】 成分たん白質として少なくともかゼイン
    及び乳清たん白質を含有してなることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか1項に記載の育児用乳製品。
  6. 【請求項6】 乳清たん白質が、乳清たん白質自体、乳
    清たん白質濃縮物(WPC)、乳清たん白質分離物(W
    PI)、及び、乳清たん白質からβ−ラクトグロブリン
    を除去してなる及び/又はα−ラクトアルブミン成分を
    強化してなる乳清たん白質画分からなる群から選ばれる
    ものであることを特徴とする請求項5に記載の育児用乳
    製品。
JP5037695A 1995-02-16 1995-02-16 アミノ酸組成を人乳に類似させた育児用乳製品 Pending JPH08214775A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002516880A (ja) * 1998-06-05 2002-06-11 テクニオン リサーチ アンド デベロップメント ファウンデーション リミテッド インスリンを補った乳児用調製乳
US6429220B1 (en) * 1998-09-03 2002-08-06 Kurita Water Industries Ltd. Antibacterial compositions

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