JPH08214710A - ビニールハウスにおける屋根シート展張方法及び屋根シート展張用補助具 - Google Patents

ビニールハウスにおける屋根シート展張方法及び屋根シート展張用補助具

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JPH08214710A
JPH08214710A JP7029725A JP2972595A JPH08214710A JP H08214710 A JPH08214710 A JP H08214710A JP 7029725 A JP7029725 A JP 7029725A JP 2972595 A JP2972595 A JP 2972595A JP H08214710 A JPH08214710 A JP H08214710A
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sheet
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roof frame
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Yoshimi Hayakawa
義美 早川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より少数の作業員で屋根シートをより能率的
に展張でき、ある程度風があっても展張できる屋根シー
トの展張方法及び展張用補助具を提供すること。 【構成】 妻側から見てほぼアーチ形の屋根骨組1を有
するビニールハウスにおいて、前記屋根骨組1の上に、
走行部4を有する可動な補助具cのテープ載置架台5に
載せられ、かつつづら折り状ないしジクザグ状に折り畳
まれた屋根シートaを、当該シートaの折り目が棟方向
とほぼ直交する状態に配置し、前記折り畳まれた屋根シ
ートaの上端部分を前記屋根骨組1に固定し、前記補助
具cを棟の一方向へ所定距離ずつ移動させることにより
前記屋根シートaの折り畳み部分を所定長さずつ繰り出
して前記屋根骨組1上に展開し、このシートaの繰り出
しの都度当該展開部分を前記屋根骨組1に定着すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビニ−ルハウスにお
ける屋根シ−ト展張方法及び屋根シート展張用補助具に
関するものである。さらに具体的には、妻側から見てほ
ぼアーチ形の屋根骨組を有するビニールハウスを対象と
する、屋根シートの展張方法及び屋根シート展張用補助
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このタイプのビニールハウスの従来の屋
根シート展張方法を、図11を参照しながら説明する。
棟方向へ所定の間隔(500〜600mm)で多数立設し
た鉄パイプからなるアーチ形骨格材10と、このアーチ
形骨格材10相互を連結する多数の鉄パイプからなる棟
方向骨格材11とにより、妻側から見てほぼアーチ形を
形成する屋根骨組1が組み立てられている。両側の側部
骨組12,12は、アーチ形骨格部材10によって屋根
骨組1と連続している。側部骨組12の裾側部には、例
えば路面へ所定の間隔に打ち込まれたスクリュ−アンカ
20によって固定された鉄パイプからなるテープ固定部
材2が、棟方向に沿ってほぼ水平に設置されている。
【0003】先ず、各側部骨組12へビニールフィルム
からなる裾部シートbを展張し、このシートbを適当な
手段により側部骨組12へ定着する。ついで数人(通常
6人以上)がかりで、両側が裾部フィルムbとオーバラ
ップするように、ビニールフィルムからなる屋根シート
aを屋根骨組1の上にその全長にわたって広げる。この
屋根シートaの図11における右妻側の端部は、当該位
置のアーチ形骨格材10等へ適当な手段によって固定さ
れる。この固定には、例えば内径がアーチ形骨格材10
の外径よりやや小さく、長さが150mm程度であって、
開口部が狭くなっている断面丸樋状のパッカーと称する
弾性を有する合成樹脂製の定着具(図示しない)が使用
される。
【0004】前述のように屋根シートaを屋根骨組1の
上に広げた後、ハウス骨組の端部(図11の例では右側
の端部)より、アーチ形骨格材10相互の間において、
合成樹脂からなる押さえテープ(ないし紐)3によって
屋根シートaを順次押さえて屋根骨組1へ定着させる。
押さえテープ3ないし紐は、その両端部が両裾脇のテー
プ固定部材2へ結び付けられて緊張されるので、屋根シ
ートaは屋根骨組1(特にアーチ形骨格材10)へ強く
押さえ付けられた状態になる。このようにして、図11
に表れていない他方の妻側までシートaを屋根骨組1へ
定着した後、その他方の妻側のシートaの端部を前述と
同様なパッカーと称する定着具により、当該部分のアー
チ形骨格材10へ固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の方法によ
れば、屋根シートaは最初一斉に屋根骨組1の上全体へ
広げられ、このシートaの展開作業に多数の作業員を必
要とする。また、押さえテープ3によってシートaの全
体が屋根骨組1へ定着されるまで前記の展開状態を保つ
必要上、屋根シートaの展張作業の始めから終わりまで
多数の作業員を必要とする。さらに、風が吹くと展開さ
れたシートaが風を含むので風がある状態ではシートa
を展張することができなかった。
【0006】この発明の目的は、より少数の作業員で屋
根シートをより能率的に展張することができるととも
に、ある程度風があっても展張することができる屋根シ
ートの展張方法を提供することにある。この発明の他の
目的は、この発明による展張方法を実施するのに好適な
補助具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による屋根シー
ト展張方法は、前述の目的を達成するために以下のよう
に構成されている。すなわち、請求項1の発明による屋
根シート展張方法は、妻側から見てほぼアーチ形の屋根
骨組1を有するビニールハウスにおいて、前記屋根骨組
1の上に、可動な補助具cに載せられ、かつつづら折り
状ないしジクザグ状に折り畳まれた屋根シートaを、当
該シートaの折り目が棟方向とほぼ直交する状態に配置
し、前記折り畳まれた屋根シートaの上端部分を前記屋
根骨組1に固定し、前記補助具cを棟の一方向へ所定距
離ずつ移動させることにより前記屋根シートaの折り畳
み部分を所定長さずつ繰り出して前記屋根骨組1上に展
開し、このシートaの繰り出しの都度当該展開部分を前
記屋根骨組1に定着する。
【0008】請求項2の発明による屋根シート展張方法
は、請求項1の発明において、前記屋根シートaの展開
部分が、ビニールハウスの一方の側部から屋根を経て他
方の側部へ緊張された押さえテープ3又は紐によって前
記屋根骨組1に押し付け定着される。
【0009】請求項3の発明による屋根シート展張方法
は、請求項1の発明において、前記屋根シートaの展開
部分が、屋根骨組1中の棟方向に沿う蟻溝状のチャンネ
ル部材13と、このチャンネル部材13の内部に押し込
まれるように波状に成形された弾性線材34とにより挟
まれた状態で前記屋根骨組1に定着される。
【0010】この発明による屋根シート展張用補助具
は、前述の目的を達成するために以下のように構成され
ている。すなわち、請求項4の発明による屋根シート展
張用補助具は、妻側から見てほぼアーチ形の屋根骨組1
を有するビニールハウスに使用されるものであって、前
記屋根骨組1の上を棟方向に沿って可動な走行部4と、
前記走行部4へ前記屋根骨組1から浮上した状態に設置
され、当該屋根骨組1のアーチ形状にほぼ沿って棟とほ
ぼ直交する状態のシート載置架台5とを備えたことを特
徴としている。
【0011】請求項5の発明による屋根シート展張用補
助具は、請求項4の発明において、前記シート載置架台
5が、前記屋根骨組1のアーチ形状に沿って多角形状で
あって、一対の主フレーム50と主フレーム50相互を
平行に保って連結する多数の連結バー50とにより全体
がほぼ梯子状に形成され、前記棟の頂部と交差する状態
の水平部54と、この水平部54の両側へ連結された下
り傾斜部55とを備えており、水平部54と各下り傾斜
部55とは、相互の主フレーム50へ長さ方向に沿って
形成されたパイプ部5bへ曲げたパイプないし丸棒から
なるジョイント56の両端部を押し込んで連結されてい
る。
【0012】請求項6の発明による屋根シート展張用補
助具は、請求項4又は5の発明において、前記走行部4
がそり状滑走体によって構成されている。
【0013】請求項7の発明による屋根シート展張用補
助具は、請求項4又は5の発明において、前記走行部4
が前記屋根骨組1中の棟方向に沿うチャンネル部材13
に沿って走行する複数の車輪46を有する。
【0014】請求項8の発明による屋根シート展張用補
助具は、請求項6の発明において、前記走行部4は、一
対のそり状フレーム40と、このそり状フレーム40相
互を連結する複数の連結バー41とによって構成され、
前記走行部4には、当該走行部4の先頭部分へ設置さ
れ、テープ3又は紐が巻かれているリール61と、この
リール61から繰り出されるテープ3又は紐を前記走行
部4の後部方向へ案内するガイド64とからなるテープ
3又は紐の繰り出し機構6が設けられており、前記走行
部4の後方には、前記は繰り出し機構6より繰り出され
るテープ3又は紐を通すリング状ガイド30を中央部分
に有し、前記屋根骨組1の上を経てビニールハウスの一
方の側部から他方の側部に達する操作ロープ31が備え
られていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1〜3に記載の屋根シート展張方法によ
れば、折り畳み状態の屋根シートaの上端部分を前記屋
根骨組1に固定し、前記補助具cを棟の一方向へ所定距
離ずつ移動させると、前記屋根シートaの折り畳み部分
は、前記補助具cの移動距離に応じてその移動方向後方
の屋根骨組1の上に円滑に繰り出されて展開される。こ
の展開部分をその都度前記屋根骨組1に定着する。した
がって、補助具cの移動とシートaの展開部分の屋根骨
組1への定着とを繰り返すことにより、屋根シートの展
張は終了する。この展張方法によると、つづら折りない
しジクザグ折りに折り畳まれた屋根シートが、屋根骨組
1の上に一部ずつ展開されて定着されるので、少々風が
吹いていてもシートaを円滑に展張することができる。
また、従来方法に比べてはるかに小人数で展張作業を実
施することができる。請求項2と3の展張方法は、シー
トaの屋根骨組1への定着手段を異にするのみで、他は
同じである。
【0016】請求項4に記載の屋根シート展張用補助具
によれば、シート載置架台5の上に屋根シートaをつづ
ら折り状ないしジグザグ状に折り畳んで載せ、この状態
で、その走行部4が棟に沿って一方の妻側から他方の妻
側へ移動できるように、補助具cを屋根骨組1の上に載
せる。そして、折り重なったシートaの上端部分を走行
部4の前進方向の後方へ一部引き出し、その引き出した
展開部分を屋根骨組1の一方の妻側端部へ固定し、補助
具cを他方の妻側方向へ押してその走行部4を所定距離
移動させると、シート載置架台5の上の屋根シートaの
折り畳み部分は、走行部4の移動距離に見合う部分が、
走行部の移動方向の後方(前記一方の妻側)へ繰り出さ
れ展開される。この展開部分を屋根骨組1へ定着させ、
この補助具cの他方の妻側への移動と、その移動によっ
て屋根骨組1上に繰り出し展開されたシートaの定着と
を繰り返すことにより、この発明による展張方法を円滑
に実施することができる。
【0017】請求項5の展張用補助具によれば、曲げ角
度の異なるジョイント56を数種準備しておき、あるい
は、ジョイント56を曲げ角度を変化させることによっ
て、屋根骨組1のアーチ形湾曲の大きさに合わせて、水
平部54と下り傾斜部55との曲がり角度を調整するこ
とができる。
【0018】請求項6の展張用補助具によれば、その補
助具cを棟方向に沿うように押すと、走行部4が屋根骨
組1の上を滑走するので、当該補助具cが棟方向に沿っ
て移動する。
【0019】請求項7の展張用補助具によれば、その補
助具cを棟方向に沿うように押すと、走行部4の車輪4
6がチャンネル部材13に沿って回転することにより、
当該補助具cが棟方向に沿って移動する。
【0020】請求項8の展張用補助具によれば、シート
載置架台5上の折り重なったシートaの上端部分を走行
部4の前進方向の後方へ一部引き出し、その引き出した
展開部分を屋根骨組1の一方の妻側端部へ固定する。そ
して、補助具cを棟方向に沿って押して所定距離移動さ
せると、シート載置架台5の上の屋根シートaの折り畳
み部分は、走行部4の移動距離に見合う部分が、走行部
の移動方向の後方へ繰り出され展開される。同時に、リ
ールに巻かれている押さえテープ3又は紐が所定長さ移
動方向の後方へ繰り出される。操作ロープ31をハウス
の一方の側部へ引っ張ると、当該操作ロープ31のリン
グ状ガイド30に通されているテープ3又は紐が引っ張
られてさらに繰り出される。このテープ3又は紐の端部
を、ハウスの一方の側部において例えば適当なテープ固
定部材2へ結び付けないし固定し、さらに、操作ロープ
31をハウスの他方の側部へ引っ張ってテープ3又は紐
を繰り出し、これを緊張させた状態で、ハウスの他方の
側部のテープ固定部材2へ結び付けないし固定すると、
シートaは緊張して張られたテープ3又は紐によって、
屋根骨組1へ押し付けられた状態で定着される。以上の
操作の繰り返しにより、屋根シートaはハウスの屋根骨
組1の上に展張定着される。
【0021】
【実施例】図面を参照しながら、この発明による屋根シ
ートの展張方法及び屋根シート展張用補助具の好ましい
実施例を説明する。なお、ビニールハウスの骨組部分や
テープ固定部材2の構成は図11とほぼ同様であるの
で、図11におけると同じ符号を付してそれらの説明は
省略する。
【0022】実施例−1 先ず展張用補助具の実施例について説明する。図1〜7
は屋根シート展張用補助具の一実施例を示すもので、図
1は補助具をハウスの屋根骨組の上に載せてシートを展
張しつつある状態を示す部分概略斜視図、図2は図2の
補助具の拡大斜視図、図3は図2の補助具を矢印A−A
に沿って切断した状態の拡大断面図、図4は図3の矢印
B−Bに沿う走行部の一部省略拡大断面図、図5は連結
バーの拡大断面図、図6はシート載置架台の水平部と下
り傾斜部の連結状態を示す部分拡大正面図、図7はシー
ト載置架台の下り傾斜部とハンドルとの連結状態を示す
部分拡大正面図である。
【0023】展張用補助具cは、図1のようにほぼアー
チ形の屋根骨組1を有するビニールハウスに使用される
ものである。この補助具cは基本的には、前記屋根骨組
1の上を棟方向に沿って可動な走行部4と、この前記走
行部4へ前記屋根骨組1から浮上した状態に設置され、
当該屋根骨組1のアーチ形状にほぼ沿って棟とほぼ直交
する状態のシート載置架台5とを備えている。この実施
例の展張用補助具cは、シート押さえテープ(又は紐)
3の繰り出し機構6を当該補助具cのほぼ中央部に備え
ており、さらに、前記シート載置架台5の末端には、補
助架台を兼ねるハンドル52を有している。
【0024】この実施例における走行部4は、図2及び
図3のようにそり状滑走体であって、先端に斜め上向き
の曲げ加工部42が形成された左右一対のそり状フレー
ム40,40と、そり状フレーム40,40相互をほぼ
平行状態に連結する複数の連結バー41とによって構成
されている。
【0025】各そり状フレーム40は、図4のような断
面形状のアルミニウムないしアルミニウム合金からなる
押出形材である。この形材は、幅w(図4の上下方向の
高さ)=77mm程度の垂直板状の主部4aと、この主部
4aの下端へ一体に形成された外径22.7mm程度の円
形のパイプ部4bと、主部4aの上端一側方へほぼ30
mm程度張り出した溝部4cとからなっており、これを所
定の寸法に切断してそり状フレーム40としている。こ
の形材は、主部4a及びフランジ部4cの肉厚が平均2
mm、パイプ部4bの肉厚が平均1.5mmであり、溝部4
cの内幅は平均22.4mmになるように設計されてい
る。
【0026】各連結バー41は、図5のようなやや横長
の四角形断面のアルミニウムないしアルミニウム合金か
らなる押出形材で、両側内壁には長さ方向に沿って断面
円弧状の蟻溝4dを有しており、この形材を一定の寸法
に切断して連結バー41としている。
【0027】図4のように、そり状フレーム40,40
は相互の溝部4cが互いに向き合う状態に配置され、相
互の溝部4cへ連結バー41の端部をそれぞれ挿入し、
各そり状フレーム40の主部4aの外側から、連結バー
41の蟻溝4dの端部へねじビス43をねじ込み、各そ
り状フレーム40と連結バー41とを固定している。
【0028】前記そり状フレーム40は、図3のように
屋根骨組部分におけるアーチ形骨格部材10の上を交差
して棟方向に沿って滑走し得るようになっており、下部
のパイプ部4bの下面側には、低摩擦合成樹脂からなる
低摩擦性皮膜44が被着されている。前記走行部4が図
1の屋根骨組1上を円滑に滑走し得るようにするために
は、隣合うアーチ形骨格部材10相互の間隔が平均50
0mm程度である場合、このそり状フレーム40の全長は
骨格部材10相互の間隔の2〜3倍、すなわち、100
0〜1500mm程度に設計するのが好ましい。
【0029】シート載置架台5は、ほぼアーチ形状の屋
根骨組1に沿うように多角形状に湾曲しており、この実
施例では図2のように、順次連結された中央部の水平部
54、両側の下り傾斜部55,55及び前述の補助架台
兼用のハンドル52から構成されている。なおハンドル
52は、ずべての補助具cに設置されるのではなく、ハ
ウスの妻幅が広い場合に設置される。
【0030】水平部54,下り傾斜部55の部分におけ
るシート載置架台5は、全体としては湾曲した梯子状に
なっており、前後一対の主フレーム50,50と、主フ
レーム50相互を平行するように連結する複数の連結バ
ー51とによって構成されている。主フレーム50は前
記そり状フレーム40と、連結バー51は前記連結バー
41とそれぞれ同材質,同形状及び同サイズの押出形材
であって、主フレーム50はそり状フレーム40に対し
て上下逆姿勢で使用されている点で異なっているだけで
ある。そして、主フレーム50,50と各連結バー51
との連結要領は、そり状フレーム40と連結バー41と
の連結要領と同じである。
【0031】前記シート載置架台5は、その水平部52
の部分が前記走行部4のそり状フレーム40の上にほぼ
直交する状態で固定されている。この実施例では、図3
のようにそり状フレーム40,40の上部の溝部4cの
上に水平部52の下部の溝部5cが交差状態に重ねら
れ、この交差する重ね部分において図示しないボルトナ
ットにより、両方のフレーム40,50の溝部4c,5
cが互いに固定されている。
【0032】この実施例におけるシート載置架台5は、
水平部54,各下り傾斜部55ともに長さがほぼ100
0mm、幅w1が500〜1000mmに設計され、水平部
54と下り傾斜部55、及び下り傾斜部55とハンドル
52とは、それぞれ以下のような要領で連結されてい
る。
【0033】図6のように、水平部54における主フレ
ーム50のパイプ部5bと、下り傾斜部55における主
フレーム50のパイプ部5bに、外径22.3mm程度
(パイプ部5bの内径は22.4mm程度)のくの字状に
曲げられた鉄パイプからなるジョイント56の各端部を
押しむことにより、水平部54と下り傾斜部55とを、
全体が多角形状になるように連結している。そして、曲
げ角度をそれぞれ異にする複数のジョイント56を予め
用意しておけば、ジョイント56を交換することによ
り、ハウスの屋根骨組1の湾曲の大きさに合わせて、シ
ート載置架台5の多角形の湾曲の大きさを調整すること
ができる。図6において、水平部54の主フレーム50
と、下り傾斜部55の主フレーム50との、それぞれの
主部5a,5aの突き合う端部は、上下方向にわたって
密着しているが、前述のように曲がりを調整することに
よりその上部又は下部に図示しない隙間が生じる。
【0034】一方、外径22.3mm程度の鉄パイプをほ
ぼコ字状に曲げてハンドル52を構成し、このハンドル
52の両端部を図7のように曲げてジョイント部57を
形成し、このジョイント部57を、前記傾斜部55にお
ける主フレーム50のパイプ部5bの下り端部へ押し込
むことにより、下り傾斜部55とハンドル52とを連結
している。したがって、ジョイント部57の曲げ角度を
それぞれ異にする複数のハンドル52を予め用意してお
けば、ハンドル52を交換することにより、ハウスの屋
根骨組1の湾曲の大きさに合わせて、シート載置架台5
の当該部分の湾曲の大きさを調整することができる。
【0035】この実施例におけるテープ3の繰り出し機
構6は、走行部4の上に設置されており、具体的には以
下のように構成されている。図2及び図3のように、走
行部4の走行方向先頭部における複数の連結バー41の
上面中央部には、上向きコ字状に曲げ加工して全体をほ
ぼ三角形に形成したリール保持片60が、図示しないボ
ルトナットにより固定されている。このリール保持片6
0には、長尺の押さえテープ3を巻いたリール61が回
転自在に保持され、このリール61は、テープ3が走行
部4の走行方向の逆方向へ繰り出すようになっている。
走行部4の前記テープ3の繰り出し方向側には、他の連
結バー41の上に一本又は複数の支柱62が直立状態に
固定され、この支柱62には、リング状の複数のガイド
64を有するガイドアーム63が取り付けられている。
ガイドアーム63と末端のガイド64は、走行部4にお
けるそり状フレーム40の後端から後方に突出してい
る。各ガイド64を通じて繰り出し方向に案内されるテ
ープ3の繰り出し側の部分は、操作ロープ31に固定さ
れているリング状ガイド30に通されており、操作ロー
プ31を図1及び図2の左右に引っ張ることにより、テ
ープ3も同じ方向に引き寄せられるようになっている。
【0036】次に前述の補助具cを使用したシートaの
展張方法の実施例を説明する。図1のように、先ず各側
部骨組12へビニールフィルムからなる裾部シートbを
展張し、このシートbを適当な手段により側部骨組12
へ定着する。図1及び図3のように、屋根シート展張用
補助具cのシート載置架台5の上に、つづら折り状ない
しジグザグ状に折り畳んだビニールフィルムからなる屋
根シートaを載せ、この補助具cを屋根骨組1の一方の
妻側の上に載せる。このとき、補助具cは走行部4が屋
根骨組1の棟部に沿って、他方の妻側方向へ走行できる
姿勢にする。あるいは、先に同様な姿勢で補助具cを屋
根骨組1の上に載せ、その上に前述のように折り畳んだ
シートaを載せる。シートaの折り畳み幅(隣合う折り
目相互の間隔)は、シート載置架台5の幅w1より10
0mm程度狭くし、折り畳んだ屋根シートaが架台5の主
フレーム50相互の間に収まる状態にする。
【0037】前記ように折り畳まれたシートaの上端部
分を当該部分の妻側へ繰り出し、その展開部分の端部を
屋根骨組1の当該部分の妻側端部へ固定する。この固定
は適当な手段でよいが、例えば前述の従来方法で説明し
たようなパッカーと称されている定着具32を用い、シ
ートaの展開部分端部を前記妻側端部におけるアーチ形
骨格部材10に固定するのが望ましい。
【0038】次いで、ハウスの骨組の両側部側から、そ
れぞれハンドル52ないし下り傾斜部55の適当な部分
を持ち、前記補助具cを棟の他方の妻側方向へ押して適
当距離滑走移動させる。このとき、風が吹いていてシー
トaがばたばたするときは、図1のように、シートaの
折り畳み部分を、両端部がハンドル52へ結び付けて固
定されたロープ(又はテープ,紐等)33で押さえる。
このロープ33は、全部又は一部がゴムバンドであるの
が好ましい。シートaの端部はすでに屋根骨組1へ固定
されているので、前記補助具cを移動させることによ
り、シートaはその移動距離分だけ当該移動方向の反対
側へ繰り出され、当該部分の屋根骨組1の上に展開され
る。リール61に巻かれているテープ3は、先端部分が
操作ロープ31のリング状ガイド30に案内され、前記
操作ロープ31はハウスの両側方向へ伸びているので、
前記移動距離分だけシートaと同様に同じ方向へ繰り出
される。
【0039】次いで、操作ロープ31をハウス一方の側
部方向っ張って押さえテープ3をさらに繰り出しつつ引
き寄せ、その一端を一方のテープ固定部材2へ結び付け
るか、あるいは適当な手段で固定し、操作ロープ31を
ハウスの他方の側部方向へ引っ張ってテープ3を繰り出
し、そのテープ3を緊張させた状態で他方の固定部材2
へ結び付けないし固定する。このとき、テープ3は屋根
骨組1におけるアーチ形骨格部材10相互の間を通る状
態にする。そして、押さえテープ3を前述のように緊張
させた状態で両方のテープ固定部材2へ固定した後、テ
ープ3をカットする。前記押さえテープ3を緊張させた
状態で両側のテープ固定部材2へ固定すると、前記補助
具cの移動によって繰り出されたシートaの展開部分
は、その押さえテープ3により屋根骨組1へ押し付けら
れた状態で定着される。
【0040】このように、押さえテープ3をハウスの棟
とほぼ直交する方向に張ってシートaを定着させる作業
は、前述のように補助具cを所定距離移動させたことに
よって繰り出し展開されたシートaの展開部分が屋根骨
組1へ定着されるまで行われる。前述のような手順を繰
り返すことによって、屋根シートaは屋根骨組1の全面
へ展張される。シートaをハウスの反対の妻側まで展張
したならば、当該シートaの当該妻側の端部を当該位置
のアーチ形骨格部材10へ適当な手段により固定する。
【0041】この実施例の屋根シートの展張方法によれ
ば、次のような利点がある。第1に、シートa,bの展
張作業に要する作業人員は最低2人であり、従来の方法
によるよりもはるかに少人数でシートを展張することが
できる。また、展張に要する時間もより短い。第2に、
屋根シートaはつづら折り状ないしジグザグ状に折り畳
まれて補助具cの載置架台5の上に載せられており、こ
の折り畳まれているシートaを、所定長さずつ屋根骨組
1の上に繰り出して展開しながら定着するので、少々風
が吹いていても展張作業を円滑に実施することができ
る。第3に、屋根シートaはつづら折り状に折り畳まれ
ていることによって、その折り畳み部分の上端部分を屋
根骨組1へ固定し、補助具cをその反対方向へ移動させ
ると、シートaが極めて円滑に繰り出されて屋根骨組1
の上に展開される。
【0042】前記実施例の屋根シート展張用補助具によ
れば、前述の展張方法を確実かつ円滑に実施することが
できるほか、次のような利点がある。第1に、前述のよ
うにテープ載置架台5とテープの繰り出し機構6が設置
されているので、シートaの繰り出しとテープ3の繰り
出しが平行して行われ、シートa及びテープ3の操作が
非常に簡単である。第2に、テープ載置架台5は、水平
部54と下り傾斜部55及び、下り傾斜部55とハンド
ル52とのそれぞれの角度を、それぞれ屋根骨組1のア
ーチ形状の大きさに合わせて使用することができる。第
3に、走行部4を構成する部材とテープ載置架台5を構
成する部材は、同じ形状及びサイズの押出型材が使用さ
れているので、補助具cをより安価に大量生産すること
ができる。
【0043】実施例−2 図8及び図9には、この発明による補助具cの他の実施
例が示されている。この実施例におけるハウスの屋根骨
組1と側部骨組12は、路面へ500〜600mm程度の
間隔に直立させた多数のアーチ形骨格部材10と、アー
チ形骨格部材10相互を連結する多数の棟方向骨格部材
11と、棟方向に沿ってアーチ形骨格部材10の上に固
定された複数の蟻溝状のチャンネル部材13から構成さ
れている。
【0044】この実施例の補助具cは、実施例−1の補
助具cとほぼ同様な構造のシート載置架台5を備えてお
り、シート載置架台5における水平部54の下面には、
複数の車輪46を含む走行部4が設けられている。この
走行部4は、両方の主フレーム50,50の下部に交差
して固定された車輪支持フレーム45,45と、この車
輪指示フレーム45,45の間に設置された前後の端部
の各車輪46,46とから構成されている。走行部4
は、これらの車輪46,46が屋根骨組1の棟頂部に固
定されたチャンネル部材13に沿って走行することによ
り、棟方向に沿って往復移動できるようになっている。
【0045】次に図8〜図10を参照して、実施例−2
の補助具cを操作しながら屋根シートaを展張する要領
を説明する。各側部骨組12には、予め裾部シートbが
展張され定着されている。屋根シート展張用補助具c
を、その各車輪46が棟頂部のチャンネル部材13と連
係するように、一方の妻側の屋根骨組1の上に載せる。
この補助具cにおけるシート載置架台5の上には、つづ
ら折り状ないしジグザグ状に折り畳んだビニールフィル
ムからなる屋根シートaを載せる。補助具cと前述のよ
うに折り畳んだシートaとを同時に屋根骨組1の上に載
せてもよい。
【0046】前記ように折り畳まれたシートaの上端部
分を当該部分の妻側へ繰り出し、その展開部分の端部を
屋根骨組1の当該部分の妻側端部へ固定する。例えば前
述のようなパッカーと称されている定着具32を用い、
シートaの展開部分端部を前記妻側端部におけるアーチ
形骨格部材10に固定する。
【0047】次いで、ハウスの骨組の両側部側から、そ
れぞれハンドル52ないし下り傾斜部55の適当な部分
を持ち、前記補助具cを棟の他方の妻側方向へ押して適
当距離滑走移動させる。このとき、風が吹いていてシー
トaがばたばたするときは、図1と同様に、シートaの
折り畳み部分を、両端部がハンドル52へ結び付けて固
定されたロープ(又はテープ,紐等)で押さえるのが好
ましい。補助具cを移動させることにより、シートaは
その移動距離分だけ当該移動方向の反対側へ繰り出さ
れ、当該部分の屋根骨組1の上に展開される。
【0048】次いで、補助具cの移動によって繰り出さ
れたシートaの展開部分を、各チャンネル部材13の部
分において屋根骨組1へ定着させる。各チャンネル部材
13はシート定着部材を構成するもので、図10のよう
に長さ方向両側辺に立ち上がったカール状の曲げ加工部
13aを形成した蟻溝状部13bを有する。このチャン
ネル部材13の上に繰り出したシートaを展開し、その
外側から前記蟻溝状部13b内に矩形波状に曲げ加工さ
れた弾性線材(ばね線材)34を押し込み、チャンネル
部材13と弾性線材34とでシートaを挟んで定着させ
る。裾部シートbも同様な要領で側部骨組み12へ定着
されている。
【0049】前述のような手順を繰り返すことによっ
て、屋根シートaは屋根骨組1の全面へ展張される。シ
ートaをハウスの反対の妻側まで展張したならば、当該
シートaの当該妻側の端部を当該位置のアーチ形骨格部
材10へ適当な手段により固定する。
【0050】この実施例の他の構成や作用及び効果は、
実施例−1の補助具及び展張方法とほぼ同様であるので
それらの説明は省略する。
【0051】その他の実施例 実施例−1の補助具cにおいては、テープの繰り出し機
構6が無くても実施することができる。この場合には、
テープ3を巻いたリール61をハウスの一方の側部へ備
えておき、そのテープ3の端部をハウスの一方の側部か
ら屋根部分を越えるように他方の側部へ投げ、テープ3
の端部を他方の側部においてテープ固定部材2へ固定
し、このテープ3を一方の側部側へ引っ張って緊張させ
た状態で一方の側部のテープ固定部材2へ固定すればよ
い。走行部4のそり状フレーム40、及びシート載置架
台5の主フレーム50、各連結バー41,51は他の断
面形状の部材を使用しても差し支えない。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明の屋根シート展張方法に
よれば、屋根シートは、つづら折り状ないしジグザグ状
に折り畳まれているので、その上端部分を屋根骨組に固
定して補助具を棟方向に沿って移動させると、その移動
距離に見合う長さだけ円滑に繰り出されて展開される。
このように、補助具の棟方向に沿う所定距離移動と、そ
の移動によってシートの展開部分の屋根骨組への定着と
を繰り返し、シートを一部ずつ屋根骨組の上に展開しな
がら定着してゆくので、風があっても屋根シートを円滑
かつより迅速に展張することができる。また、補助具を
使用することにより、より小人数で屋根シートの展開作
業を実施することができる。
【0053】請求項2の発明の展張方法によれば、屋根
シートは、ビニールハウスの一方の側部から屋根を経て
他方の側部へ緊張された押さえテープ又は紐によって前
記屋根骨組に押し付け定着されるので、シートの屋根骨
組への定着のために作業員が屋根の上に上がる必要がな
い。
【0054】請求項3の発明の展張方法によれば、屋根
シートは、屋根骨組中の棟方向に沿う蟻溝状のチャンネ
ル部材と、このチャンネル部材の内部に押し込まれるよ
うに波状に成形された弾性線材とにより挟まれた状態で
前記屋根骨組に定着されるので、シートの屋根骨組への
定着作業はより迅速になる。
【0055】請求項4の発明による屋根シート展張用補
助具は、屋根骨組上を棟方向に沿って可動な走行部と、
この走行部へ前記屋根骨組から浮上した状態に設置さ
れ、当該屋根骨組のアーチ形状にほぼ沿って棟とほぼ直
交する状態のシート載置架台とを備えているので、前述
の発明による展張方法を円滑に実施することができる。
【0056】請求項5の発明による展張用補助具は、前
記シート載置架台の水平部と下り傾斜部との角度を、ハ
ウスの屋根骨組のアーチ形湾曲の大きさに合わせて調整
することができる。したがって、ハウスの大きさに合わ
せて使用することができる。
【0057】請求項6の発明による展張用補助具は、走
行部がそり状滑走体によって構成されているので、構成
が簡単で製造し易く、補助具をより安価に製造すること
ができる。
【0058】請求項7の発明による展張用補助具は、走
行部が屋根骨組中の棟方向に沿うチャンネル部材に沿っ
て走行する複数の車輪を有するので、走行が非常に円滑
である。
【0059】請求項8の発明による展張用補助具は、押
さえテープないし紐の繰り出し機構を備えているので、
シートを屋根骨組へ定着するための押さえテープないし
紐の操作がより簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施例の展張用補助具を、ハウ
スの屋根骨組の上に載せてシートを展張しつつある状態
を示す部分概略斜視図である。
【図2】図1の補助具の拡大斜視図である。
【図3】図2の補助具を矢印A−Aに沿って切断した状
態の拡大断面図である。
【図4】図3の矢印B−Bに沿う走行部の一部省略拡大
断面図である。
【図5】連結バーの拡大断面図である。
【図6】シート載置架台の水平部と下り傾斜部の連結状
態を示す部分拡大正面図である。
【図7】シート載置架台の下り傾斜部とハンドルとの連
結状態を示す部分拡大正面図である。
【図8】この発明による他の実施例の展張用補助具を、
ハウスの屋根骨組の上に載せてシートを展張しつつある
状態を示す部分概略斜視図である。
【図9】図8の展張用補助具の部分拡大正面図である。
【図10】図8における屋根シートの定着手段の部分拡
大分解斜視図である。
【図11】従来の屋根シートの展張方法を説明するため
の部分斜視図である。
【符号の説明】
a 屋根シート b 側部シート c 展張用補助具 1 屋根骨組 10 アーチ形骨格部材 11 棟方向骨格部材 12 側部骨組 13 チャンネル部材 2 テープ固定部材 20 スクリューアンカ 3 テープ又は紐 30 リング状ガイド 31 操作用ロープ 32 定着具(パッカー) 4 走行部 40 そり状フレーム 41 連結バー 42 曲げ加工部 43 ねじビス 44 低摩擦性皮膜 45 車輪支持フレーム 46 車輪 5 シート載置架台 50 主フレーム 51 連結バー 52 ハンドル 54 水平部 55 下り傾斜部 56 ジョイント 57 ジョイント部 4a,5a 主部 4b,5b パイプ部 4c,5c 溝部 4d 蟻溝 6 テープ(又は紐)繰り出し機構 60 リール保持片 61 リール 62 支柱 63 ガイドアーム 64 テープ(又は紐)のガイド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 妻側から見てほぼアーチ形の屋根骨組1
    を有するビニールハウスにおいて、 前記屋根骨組1の上に、可動な補助具cに載せられ、か
    つつづら折り状ないしジクザグ状に折り畳まれた屋根シ
    ートaを、当該シートaの折り目が棟方向とほぼ直交す
    る状態に配置し、 前記折り畳まれた屋根シートaの上端部分を前記屋根骨
    組1に固定し、 前記補助具cを棟の一方向へ所定距離ずつ移動させるこ
    とにより前記屋根シートaの折り畳み部分を所定長さず
    つ繰り出して前記屋根骨組1上に展開し、このシートa
    の繰り出しの都度当該展開部分を前記屋根骨組1に定着
    することを特徴とする、 ビニールハウスにおける屋根シート展張方法。
  2. 【請求項2】 前記屋根シートaの展開部分は、ビニー
    ルハウスの一方の側部から屋根を経て他方の側部へ緊張
    された押さえテープ3又は紐によって前記屋根骨組1に
    押し付け定着される、請求項1に記載のビニールハウス
    における屋根シート展張方法。
  3. 【請求項3】 前記屋根シートaの展開部分は、屋根骨
    組1中の棟方向に沿う蟻溝状のチャンネル部材13と、
    このチャンネル部材13の内部に押し込まれるように波
    状に成形された弾性線材34とにより挟まれた状態で前
    記屋根骨組1に定着される、請求項1に記載のビニール
    ハウスにおける屋根シート展張方法。
  4. 【請求項4】 妻側から見てほぼアーチ形の屋根骨組1
    を有するビニールハウスに使用され、 前記屋根骨組1の上を棟方向に沿って可動な走行部4
    と、 前記走行部4へ前記屋根骨組1から浮上した状態に設置
    され、当該屋根骨組1のアーチ形状にほぼ沿って棟とほ
    ぼ直交する状態のシート載置架台5とを備えたことを特
    徴とする、 ビニールハウスにおける屋根シート展張用補助具。
  5. 【請求項5】前記シート載置架台5は、前記屋根骨組1
    のアーチ形状に沿って多角形状であって、一対の主フレ
    ーム50と主フレーム50相互を平行に保って連結する
    多数の連結バー50とにより全体がほぼ梯子状に形成さ
    れ、前記棟の頂部と交差する状態の水平部54と、この
    水平部54の両側へ連結された下り傾斜部55とを備え
    ており、水平部54と各下り傾斜部55とは、相互の主
    フレーム50へ長さ方向に沿って形成されたパイプ部5
    bへ曲げたパイプないし丸棒からなるジョイント56の
    両端部を押し込んで連結されている、請求項5に記載の
    ビニールハウスにおける屋根シート展張用補助具。
  6. 【請求項6】 前記走行部4は、そり状滑走体によって
    構成されている、請求項4又は5に記載のビニールハウ
    スにおける屋根シート展張用補助具。
  7. 【請求項7】 前記走行部4は、前記屋根骨組1中の棟
    方向に沿うチャンネル部材13に沿って走行する複数の
    車輪46を有する、請求項4又は5に記載のビニールハ
    ウスにおける屋根シート展張用補助具。
  8. 【請求項8】前記走行部4は、一対のそり状フレーム4
    0と、このそり状フレーム40相互を連結する複数の連
    結バー41とによって構成され、 前記走行部4には、当該走行部4の先頭部分へ設置さ
    れ、テープ3又は紐が巻かれているリール61と、この
    リール61から繰り出されるテープ3又は紐を前記走行
    部4の後部方向へ案内するガイド64とからなるテープ
    3又は紐の繰り出し機構6が設けられており、 前記走行部4の後方には、前記は繰り出し機構6より繰
    り出されるテープ3又は紐を通すリング状ガイド30を
    中央部分に有し、前記屋根骨組1の上を経てビニールハ
    ウスの一方の側部から他方の側部に達する操作ロープ3
    1が備えられている、 請求項6に記載のビニールハウスにおける屋根シート展
    張用補助具。
JP7029725A 1995-02-17 1995-02-17 ビニールハウスにおける屋根シート展張方法及び屋根シート展張用補助具 Pending JPH08214710A (ja)

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