JPH08214463A

JPH08214463A - バッテリ充電装置

Info

Publication number: JPH08214463A
Application number: JP7310052A
Authority: JP
Inventors: Charles S Stephens; チャールス・エス・ステファンズ; David Williams; デイヴィッド・ウイリアムス; Tuan Tran; テュアン・トラン; Masahiko Muranami; マサヒコ・ムラナミ; Terry Bradley; テリー・ブラッドリー; Preston Brown; プレストン・ブラウン; Curtis Rose; カーティス・ローズ
Original assignee: Hewlett Packard Co
Current assignee: HP Inc
Priority date: 1994-11-04
Filing date: 1995-11-02
Publication date: 1996-08-20
Also published as: US5602455A; EP0711015A3; EP0711015B1; EP0711015A2; DE69509474T2; DE69509474D1

Abstract

(57)【要約】【課題】電子装置用の複数のバッテリを充電するための
方法及び装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施例によれば、バッテリ充電
器が入力ケーブルにより電源に接続される。バッテリ充
電器は、コントローラと、該コントローラの制御下でバ
ッテリに電荷を送るための充電スイッチング回路とを有
する。コントローラは、バッテリの現在の状態を検出す
る状態検出論理回路と、バッテリの状態に基づいて充電
スイッチング回路を選択的に動作可能、動作不能にする
ことにより、バッテリを充電する充電論理回路とを有す
る。出力ケーブルがバッテリ充電器に接続され、電源か
らの電力を、電子装置用の第２のバッテリを充電する第
２のバッテリ充電器に送る。出力ケーブルは、充填位置
あるいは非充填位置に置くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子回路構成の分野に
関するものである。とりわけ、本発明は、電子装置用の
複数のバッテリを充電するための方法及び装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、テレビジョン、ステレオ装置、及
びデスク・トップ・コンピュータのような電子装置は、
もっぱら、住宅またはオフィス・ビルにある電気のコン
セントにプラグを差し込むことによって電力供給を受け
てきた。建物に連結するこのへそ状の取付物のために、
これらの装置は、プラグを差し込まなければ、役に立た
ないので、あまり移動することはなかった。ビジネス・
マンは、出張する場合、大切な電子装置を置き去りにし
なければならなかった。

【０００３】しかし、出張者は、出張時に、これらの装
置を携行したいと望んだ。該装置のメーカは、この要求
を理解し、徐々に、これらの固定装置を、バッテリ電源
の携帯用電子装置に変換するようになった。現在では、
ビジネス・マンは、出張の際、バッテリ電源によるテレ
ビジョン、ステレオ、コンピュータ及び／または他の電
子装置を、全てブリーフ・ケースに入れて携行すること
が可能である。

【０００４】この可搬性の進歩は、出張者にとって恩恵
であったが、問題なしにというわけにはいかなかった。
こうした問題の１つは、携帯用装置のバッテリの寿命
が、極めて短い（わずか数時間といったように）場合が
多いということである。多くの出張者は、長時間、航空
機に乗っている間に、ポータブル・コンピュータで仕事
をし、結局、仕事を終える前に、バッテリが切れてしま
うという失敗を経験している。出張者は、バッテリがあ
まり長く続かないということを知っているので、バッテ
リ充電器を携行し、バッテリが切れると、その充電を行
う可能性が高い。しかし、バッテリ充電器は、使えるよ
うになる前に、ホテルの部屋またはオフィス・ビルの標
準的な壁コンセントのような、電源にプラグを差し込ま
なければならない、通常大形で、かさばる品物である。
プラグを差し込んでしまえば、バッテリの再充電中に、
バッテリ充電器を利用して、コンピュータまたは他の電
子装置を作動させることができる場合が多い。あいに
く、バッテリ、従って、コンピュータは、出張者が、ホ
テル、オフィス・ビル、または、電源を備えた他の場所
に着くまでは、役に立たない。

【０００５】多くの出張者は、切れてしまったバッテリ
と交換可能な、完全に充電された「スペア」のバッテリ
を携行することによって、この問題を克服している。こ
のアプローチによって、出張者は、彼らのコンピュータ
をより長く使用することが可能になるが、出張時に、や
はり、１つ余分な装置を携行しなければならない。さら
に、出張者が、電源を備えた場所に着くと、バッテリ充
電器を利用して、スペア・バッテリに充電すべきか、あ
るいは、それを利用して、コンピュータを作動させ、仕
事を片づけるべきかという、困難な選択を行わなければ
ならない。この解決策は、バッテリ充電器のプラグを差
し込むことが可能な電源を備えた場所において費やす、
貴重な時間が、ごくわずかしかない場合が多い、ロード
・ウォーリヤとしても知られる、極めて活動的な出張者
にとって望ましいものではなかった。こうしたロード・
ウォーリヤは、しばしば、気づいてみれば、ポータブル
・コンピュータ、バッテリ充電器、及び、２つのバッテ
リ（その両方とも、今では切れている）の全てを、国
中、あるいは、世界中、提げて回るという、とても支持
できない状況に陥っている。この装置は、全て、その出
張の大部分にわたって、全く役に立たずに、ロード・ウ
ォーリヤのブリーフ・ケースに納まっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子装置用
の複数のバッテリを充電するための方法及び装置を提供
することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】バッテリ充電器は、入力
ケーブルを介して電源に接続される。バッテリ充電器
は、コントローラの制御下で、バッテリに電荷を送るた
めの充電スイッチング回路要素を備えている。コントロ
ーラは、バッテリの現在の状態を検出するための状態検
出論理回路、及び、バッテリの状態に基づいて、選択的
に、充電スイッチング回路要素を使用可能及び使用禁止
にすることによって、バッテリに充電するための充電論
理回路を備えている。出力ケーブルが、バッテリ充電器
に接続されている。出力ケーブルは、電源から第２のバ
ッテリ充電器に電力を送って、電子装置用の第２のバッ
テリに充電する。出力ケーブルは、充填位置または非充
填位置につけることが可能である。第２のバッテリ充電
器は、電子装置の外部または内部に設けることが可能で
ある。第２のバッテリ充電器を電子装置の内部に設ける
場合、電子装置の動作中に、同時に、２つのバッテリに
充電することができる。バッテリ充電器は、さらに、さ
まざまなバッテリ・タイプを検出して、適正に充電し、
充電動作中に検出されるエラー状態に応答することも可
能である。

【０００８】

【実施例】図１には、電子装置に接続された本発明の望
ましい実施例のバッテリ充電器が示されている。バッテ
リ充電器１００は、入力ケーブル９０を介して、電圧ア
ダプタ３０に接続され、この電圧アダプタは、電力ライ
ン２５を介して電源２０に接続されている。望ましい実
施例の場合、電源２０は、世界中の、オフィス・ビル、
住宅等において一般に見受けられる、１１０〜１２０ボ
ルト、５０〜６０Ｈｚ電源といった、一般的なＡＣ電源
である。

【０００９】電圧アダプタ３０は、電源２０からの電圧
を、バッテリ充電器１００が用いるのに適した電圧レベ
ル及びタイプに変換する。望ましい実施例の場合、バッ
テリ充電器１００は、２０ワットの最小限の電力によ
り、１２ボルトＤＣ±２０％で動作する。従って、Ｔａ
ｎｄｙＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによって販売されてい
るＲａｄｉｏＳｈａｃｋ２７３−１６５３Ａ電圧アダ
プタのような、従来の、安価な電圧アダプタのいくつか
を電圧アダプタ３０として用いることが可能になる。

【００１０】代替案として、電源２０は、シガレット・
ライタまたは他の電源インターフェイスを介して、自動
車で一般に利用される、１２ボルトＤＣ電源とすること
も可能である。この実施例の場合、電圧アダプタ３０と
して利用される具体例としての電圧アダプタは、Ｔａｎ
ｄｙＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによって、そのＲａｄｉ
ｏＳｈａｃｋ店で販売されているＲａｄｉｏＳｈａ
ｃｋ２７０−１５６２Ｅとすることが可能である。

【００１１】バッテリ充電器１００には、さらに詳細に
後述することになる、バッテリ充電回路要素１５０が含
まれている。バッテリ１１０は、スライドして、さらに
詳細に後述するように、バッテリ充電器のバッテリ充電
回路要素１５０とインターフェイスする位置につく。入
力ケーブル９０は、電源２０からバッテリ充電回路要素
１５０に電力を送る。望ましい実施例の場合、電子装置
５０は、本発明の譲受人によって製造され、販売された
ＯｍｎｉＢｏｏｋサブノートブック・ポータブル・コン
ピュータのような、ポータブル・コンピュータである。
当該技術の熟練者には明らかなように、電子装置５０
は、もう１つのポータブル・コンピュータ、または、テ
ープ・プレーヤ、ＣＤプレーヤ、ラジオ、テープ・レコ
ーダ、テレビジョン等のような、別の電子装置とするこ
とも可能であり、やはり、本発明の精神及び範囲内に含
むことができる。装置５０は、第２のバッテリ２１０に
接続された第２のバッテリ充電器２００を備えている。
バッテリ充電器１００が、図１に示すように装置５０に
接続されると、バッテリ１１０及び２１０の両方が充電
されている間、電子装置５０は、電源２０及び電圧アダ
プタ３０から切り離して動作可能になる。

【００１２】望ましい実施例の場合、第２のバッテリ充
電器２００の回路要素は、バッテリ充電回路要素１５０
とほぼ同じである。従って、ユーザが所望の場合、入力
ケーブル９０のプラグを直接電子装置５０に差し込むこ
とによって、バッテリ充電器１００をバイパスすること
が可能である。

【００１３】図２〜４には、本発明の望ましい実施例の
バッテリ充電器がさらに詳細に示されている。図２に
は、バッテリ充電器１００及びバッテリ１１０の斜視図
が示されている。インジケータ１２０及び出力ケーブル
１９０も示されている。

【００１４】図３は、バッテリ充電器１００の平面図で
ある。この図には、出力ケーブル１９０、出力ケーブル
・プラグ１９５、入力ケーブル９０、及び、入力ケーブ
ル・プラグ９５が示されている。出力ケーブル１９０
は、図示のように、バッテリ充電器１００の周囲に巻き
付けられており、出力ケーブル・プラグ１９５は、バッ
テリ充電器のジャック９８において終端をなしている。
出力ケーブル１９０のこの位置は、本書において、「充
填」位置と呼ばれる。

【００１５】出力ケーブル・プラグ１９５には、出力ケ
ーブル・ジャック１９８が備わっている。出力ケーブル
・ジャック１９８は、入力ケーブル９０からの入力ケー
ブル・プラグ９５を受けることが可能である。出力ケー
ブル１９０が、その充填位置にあり、入力ケーブル・プ
ラグ９５が、出力ケーブル・ジャック１９８に挿入され
ると、出力ケーブル１９０は、インターロック・スイッ
チ１９９によって電気的に不活性化され、バッテリ充電
回路要素１５０が、入力ケーブル９０を介して受け取っ
た電力からバッテリ１１０に充電する。

【００１６】図４には、バッテリ充電器１００の正面図
が示されている。この図には、出力ケーブル１９０及び
バッテリ充電器のジャック９８が示されている。この図
では、バッテリ１１０がバッテリ充電器１００から取り
外され、バッテリ・キャビティ１０５が残されている。
バッテリ接点１８１〜１８４によって、バッテリ１１０
がバッテリ充電回路要素１５０に接続される。

【００１７】図５には、本発明の望ましい実施例のバッ
テリ充電回路要素の図が示されている。バッテリ充電回
路要素１５０には、入力ケーブル・プラグ９５及びバッ
テリ充電器のジャック９８を介して、入力ケーブル９０
が接続されている。出力ケーブル１９０が、上述の充填
位置にある場合、入力ケーブル・プラグ９５が、出力ケ
ーブル・ジャック１９８に差し込まれ、出力ケーブル・
プラグ１９５が、バッテリ充電器のジャック９８に差し
込まれる。出力ケーブル１９０は、充填位置にある場
合、インターロック・スイッチ１９９によって電気的に
不活性になり、入力ケーブル９０からの電力は、全て、
バッテリ充電器１００によって利用可能になる。出力ケ
ーブル１９０が、非充填位置にある（すなわち、図１、
１３、及び、１４に示すように、電子装置の内部にある
か、外部にあるかはともかく、第２のバッテリ充電器に
接続されている）場合には、入力ケーブル９０からの電
力の一部は、バッテリ充電器１００によって利用可能で
あり、同時に、入力ケーブル９０からの電力の一部は、
他のバッテリ充電器及び／または電子装置によって利用
可能になる。

【００１８】次に、バッテリ充電器１００のバッテリ充
電回路要素１５０について述べることにする。入力ケー
ブル９０からの電力は、整流器１５５に供給される。整
流器１５５によって、入力ケーブル９０の電圧を正また
は負にすることが可能になる。換言すれば、入力ケーブ
ル・プラグ９５は、導体内において正または負にするこ
とができるので、電圧アダプタ３０（図１）に多種多様
な電圧アダプタを利用することが可能になる。

【００１９】変換器１５８は、充電動作時に、必要があ
れば、入力ケーブル９０からの電圧をバッテリの電圧ま
で増幅する能力を備えた、限流電圧源である。これによ
って、電圧出力の許容範囲が広い（その一部は、バッテ
リ１１０が完全に充電された電圧レベルより低い場合も
あり得る）極めて安価な電圧アダプタを電圧アダプタ３
０（図１）に用いることが可能になる。変換器１５８の
動作は、さらに詳細に後述するように、バッテリ・タイ
プによってさまざまである。

【００２０】充電スイッチング回路要素１５９は、整流
器１５５及び変換器１５８を介して、入力ケーブル９０
に有効に結合される。望ましい実施例の場合、充電スイ
ッチング回路要素１５９は、トリクル充電スイッチ１６
０及び急速充電スイッチ１６５から構成される。使用可
能になると、トリクル充電スイッチ１６０は、バッテリ
１１０にトリクル充電を行う（すなわち、ゆっくりと充
電を行う）。使用可能になると、急速充電スイッチ１６
５は、バッテリ１１０に急速充電を行う。トリクル充電
スイッチ１６０及び急速充電スイッチ１６５は、コント
ローラ１７０に有効に結合される。

【００２１】コントローラ１７０は、状態検出論理回路
１７２、充電論理回路１７５、及び、インジケータ論理
回路１７７を備えている。状態検出論理回路１７２は、
バッテリの現在の状態（すなわち、急速充電を必要とす
る、低速充電を必要とする、完全に充電されている、急
を要することはない、充電不可能等）を検出する。この
情報は、さらに詳細に後述するように、バッテリ接点１
８１〜１８４を介したバッテリ１１０からの情報、並び
に、サーミスタ１８５からの情報を分析することによっ
て得られる。充電論理回路１７５は、状態検出論理回路
１７２に応答し、トリクル充電スイッチ１６０及び急速
充電スイッチ１６５を選択的に使用可能及び使用禁止に
することによって、バッテリ１１０に充電する。インジ
ケータ論理回路１７７は、状態検出論理回路１７２及び
充電論理回路１７５に応答し、インジケータを介して、
バッテリ１１０が充電中であるか、充電された状態にあ
るか、あるいは、充電動作中に、エラーが検出されたか
否かをユーザに表示する。望ましい実施例の場合、イン
ジケータ１２０は、赤のＬＥＤ１２１及び緑のＬＥＤ１
２２から成る３状態インジケータである。赤のＬＥＤが
点くと、「エラー」状態が表示されたことになる。緑の
ＬＥＤ１２２が点くと、「充電された」状態が表示され
たことになる。赤のＬＥＤ１２１と緑のＬＥＤ１２２
が、両方とも点くと、組み合わせの結果生じる光は、琥
珀であり、「充電中」状態を表示する。

【００２２】図６〜８には、本発明の望ましい実施例で
あるバッテリ充電器のコントローラ１７０の働きに関す
るフローチャートが示されている。図６〜８に示すフロ
ーチャートの働きについては、図９〜１２のグラフ、並
びに、図５の回路図に関連して述べることにする。望ま
しい実施例の場合、コントローラ１７０は、図６〜８の
フローチャートを実行するのに適したプログラミングを
施された、ＭｉｃｒｏｃｈｉｐＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ
の部品番号ＰＩＣ１６Ｃ５６−ＸＴの８ビットＣＭＯＳ
コントローラであり、図５に示すように接続される。当
該技術の熟練者には明らかなように、上述のコントロー
ラの代わりに、他のコントローラ、マイクロプロセッ
サ、または、他の回路要素、及び／または、ソフトウェ
アを用いることも可能であり、やはり、本発明の精神及
び範囲内に含まれる。

【００２３】次に、図６を参照すると、ブロック１０１
０において、バッテリ１１０が、バッテリ充電器１００
に挿入されているか否かが判定される。これは、バッテ
リ接点１８２と１８３（図５）の間の抵抗を測定するこ
とによって判定される。抵抗が、例えば、１００ＫΩと
いった大きい値を超えると、バッテリは挿入されていな
い。ブロック１０１０において、バッテリが挿入されて
いないと判定されると、プログラムは、ブロック１９９
９において終了する。ブロック１０１０において、バッ
テリが挿入されていると判定されると、ブロック１０１
５において、チェックを行い、どんなタイプのバッテリ
がバッテリ充電器１００に挿入されているか確認され
る。望ましい実施例の場合、バッテリ充電器１００は、
２つの異なるタイプ、すなわち、金属水素化ニッケル及
びリチウム・イオンのバッテリを支援する。図５に示す
バッテリ１１０は、金属水素化ニッケル・タイプであ
り、サーミスタ１１５を備えている。バッテリ１１０
が、リチウム・イオン・タイプであれば、サーミスタ１
１５の代わりにワイヤが用いられ、その結果、バッテリ
接点１８２及び１８３が直接接続されることになる。

【００２４】ブロック１０１５において、再び、バッテ
リ接点１８２と１８３の間の抵抗を測定して、バッテリ
充電器１００にどんなタイプのバッテリが挿入されてい
るか判定される。抵抗が極めて小さい（例えば、０Ω〜
１ＫΩの間）場合、バッテリ接点１８２及び１８３は直
接接続されているので、バッテリは、リチウム・イオン
・タイプということになる。抵抗が、極めて小さくもな
いし、極めて大きくもない（例えば、１ＫΩ〜１００Ｋ
Ωの間）場合、サーミスタ１１５は、それが非常に低温
である時の大きい抵抗からそれが非常に高温である時の
小さい抵抗までの、この抵抗範囲内で変動するので、該
バッテリは、金属水素化ニッケルということになる。金
属水素化ニッケルであることが検出されると、制御の流
れは、ブロック１０１７に移行し、バッテリ充電器１０
０は、このバッテリ・タイプに適したモードになる。す
なわち、変換器１５８は、図１１に示す金属水素化ニッ
ケルに関する変換器の特性曲線に追従する。図１１に示
すように、変換器１５８は、限流電圧源の特性を示す。
金属水素化ニッケル・バッテリは、図９に示すように、
完全に充電されると、極めて狭い電圧範囲で動作するの
で、これは、金属水素化ニッケル・バッテリにとって重
要である。さらに、フローチャートに示す論理は、さら
に詳細に後述するように、バッテリ・タイプを考慮に入
れている。

【００２５】リチウム・イオン・バッテリ・タイプであ
ることが検出されると、制御の流れは、ブロック１０１
８に移行し、バッテリ充電器１００は、このバッテリ・
タイプに適したモードになる。すなわち、変換器１５８
は、図１２に示すリチウム・イオンに関する変換器の特
性曲線に追従する。図１２に示すように、変換器１５８
は、図１１に示すのと同じ限流電圧源の一般特性を示す
が、この異なるバッテリ・タイプに適合する電圧レベル
はもっと低い。リチウム・イオン・バッテリは、図１０
に示すように、完全に充電されると、極めて狭い電圧範
囲で動作するので、これは、リチウム・イオン・バッテ
リにとって重要である。さらに、フローチャートに示す
論理は、さらに詳細に後述するように、バッテリ・タイ
プを考慮に入れている。当該技術の熟練者には明らかな
ように、ブロック１０１５〜１０１８を修正して、金属
水素化ニッケル及びリチウム・イオン以外に、追加また
は異なるバッテリ・タイプを検出し、支援するようにす
ることも可能であり、やはり、本発明の精神及び範囲内
に含まれる。

【００２６】ブロック１０１５において、どんなバッテ
リ・タイプが検出されるかには関係なく、ブロック１０
２０においてチェックを行い、バッテリの電圧が所定の
低電圧未満であるか否かが判定される。これは、バッテ
リ接点１８１と１８４の間の電圧をチェックすることに
よって行われる。バッテリの電圧が、この所定の低電圧
未満であれば、バッテリ１１０は、極めて低い充電状態
であり、バッテリの急速充電は損傷を与える可能性があ
る。従って、ブロック１０２２において、急速充電スイ
ッチ１６５を確実に切ることによって、該スイッチが使
用禁止にされる。ブロック１０２４において、トリクル
充電スイッチ１６０を確実に入れることによって、該ス
イッチが使用可能にされる。ブロック１０３０におい
て、インジケータ１２０のＬＥＤ１２１とＬＥＤ１２２
を両方とも作動させることによって、バッテリ１１０が
充電中である旨の表示がオンになる。

【００２７】ブロック１０２０において、バッテリ電圧
が、所定の低電圧を超えると判定されると、ブロック１
０２５において、チェックが行われ、バッテリ電圧が、
この所定の低電圧以上で、所定の高電圧以下であるか否
かが確認される。その通りであれば、バッテリ１１０
は、急速充電が可能な状態にある。ブロック１０２７に
おいて、トリクル充電スイッチ１６０を確実に切ること
によって、該スイッチが使用禁止にされる。ブロック１
０３０において、インジケータ１２０のＬＥＤ１２１と
ＬＥＤ１２２を両方とも作動させることによって、バッ
テリ１１０が充電中である旨の表示がオンになる。

【００２８】バッテリ１１０の電圧が、所定の高電圧を
超えると、バッテリ１１０は、完全に充電された状態に
あり、この完全に充電された状態を維持するには、トリ
クル充電が適している。ブロック１０４０では、急速充
電スイッチ１６５またはトリクル充電スイッチ１６０が
既に使用可能になっているか否かの質問が行われる。否
であれば、完全またはほぼ完全に充電されたバッテリが
バッテリ充電器１００に挿入される場合のように、ブロ
ック１０４５において、トリクル充電スイッチ１６０を
確実に入れることによって、該スイッチが使用可能にさ
れる。

【００２９】ブロック１１２０（図７）において、チェ
ックを行い、ブロック１０１５において判定されたバッ
テリ・タイプに適した充電状態に基づいて、バッテリが
完全に充電されているか否かが確認される。ブロック１
０１５において、バッテリ・タイプが金属水素化ニッケ
ルであると判定された場合、完全に充電された状態は、
図９のグラフにさらに詳細に示された、金属水素化ニッ
ケル・バッテリの特性に頼って判定される。図９に示す
ように、金属水素化ニッケルの温度は、バッテリが完全
な充電状態に達すると、急速に上昇する。過充電状態に
達して、熱くなりすぎる（バッテリの寿命を短縮し、可
能性のある安全性の問題を引き起こす）前に、金属水素
化ニッケルの充電を停止することが重要であるため、バ
ッテリの温度は、完全に充電された状態の信頼できる初
期表示である。従って、ブロック１１２０において、バ
ッテリの温度（サーミスタ１１５を介した）と、バッテ
リ充電器自体の周囲温度（サーミスタ１８５を介した）
の差が測定される。この差が所定のしきい値（△゜）を
超えると、バッテリは、完全に充電されたとみなされ
る。ブロック１１４０において、インジケータ１２０の
ＬＥＤ１２１及び１２２をオフにすることによって、
「充電中」インジケータがオフにされる。ブロック１１
４５において、インジケータ１２０の緑のＬＥＤ１２２
をオンにすることによって、「充電された状態」インジ
ケータがオンにされる。ブロック１１５０において、急
速充電スイッチ１６５を確実に切ることによって、該ス
イッチが使用禁止にされる。ブロック１１５５におい
て、トリクル充電スイッチ１６０を確実に入れることに
よって、該スイッチが使用可能にされる。このトリクル
充電によって、バッテリ１１０の完全に充電された状態
が維持される。

【００３０】バッテリ・タイプがリチウム・イオンであ
る場合、ブロック１１２０においてチェックを行い、リ
チウム・イオンに適した充電状態に基づいて、完全に充
電されたか否かが判定される。これは、図１０に示すよ
うに、チェックを行って、バッテリ電圧が、完全に充電
された状態の電圧範囲内にあるか否かを確認することに
よって実施される。金属水素化ニッケル・バッテリ・タ
イプとは異なり、リチウム・イオン・バッテリ・タイプ
は、温度を利用して、過充電状態を判定することができ
ないので、従って、バッテリ接点１８１と１８４の間の
単純な電圧測定が、バッテリが完全に充電された状態に
あるか否かの判定に適している。バッテリが完全に充電
されると、ブロック１１４０において、インジケータ１
２０のＬＥＤ１２１及び１２２をオフにすることによっ
て、「充電中」インジケータがオフにされる。ブロック
１１４５において、インジケータ１２０の緑のＬＥＤ１
２２をオンにすることによって、「充電された状態」イ
ンジケータがオンにされる。ブロック１１５０におい
て、急速充電スイッチ１６５を確実に切ることによっ
て、該スイッチが使用禁止にされる。ブロック１１５０
において、トリクル充電スイッチ１６０を確実に入れる
ことによって、該スイッチが使用可能にされる。このト
リクル充電によって、バッテリ１１０の完全に充電され
た状態が維持される。

【００３１】図６及び７のフローチャートには、充電中
インジケータがオンになった後のブロック１０３５、ブ
ロック１１２０からの、バッテリが完全に充電されなか
った旨の表示後のブロック１１２５、及び、バッテリが
完全に充電されたとみなされた後のブロック１１６０
に、エラー・サブルーチン２０００が呼び出される、い
くつかのポイントがある。エラー・サブルーチン２００
０では、チェックを行って、図８に示すように、充電動
作中におけるエラー状態発生の有無が確認される。

【００３２】次に、図８のエラー・サブルーチン２００
０を参照すると、ブロック２０１０において、チェック
を行って、周囲温度が、バッテリ充電器１００の安全か
つ信頼に足る動作にとって高すぎないか、あるいは、低
すぎないかが確認される。これは、サーミスタ１８５の
抵抗を測定することによって判定される。周囲温度が高
すぎるか、低すぎる場合には、エラー状態が発生したこ
とになる。ブロック２０５２において、トリクル充電ス
イッチ１６０を確実に切ることによって、該スイッチが
使用禁止にされる。ブロック２０５４において、急速充
電スイッチ１６５を確実に切ることによって、該スイッ
チが使用禁止にされる。ブロック２０５６において、イ
ンジケータ１２０の緑のＬＥＤ１２２をオフにすること
によって、「充電中」インジケータがオフにされる。ブ
ロック２０５８において、赤のＬＥＤ１２１と緑のＬＥ
Ｄ１２２の両方をオフにすることによって、「充電され
た状態」インジケータがオフにされる。ブロック２０６
０において、赤のＬＥＤ１２１をオンにすることによっ
て、「エラー」・インジケータがオンにされ、該サブル
ーチンが、ブロック２９９９においてプログラムを終了
する。

【００３３】ブロック２０１０において、周囲温度が高
すぎることもなく、低すぎることもないと判定される
と、ブロック２０１５において、チェックを行い、時間
切れ期間が満了したか否かが確認される。満了の場合、
通常の条件下において、完全に充電された状態になるの
に十分な時間が経過していたとしても、バッテリは、完
全には充電されなかったことになる。次に、前述のよう
に、ブロック２０５２〜２０６０が実行される。望まし
い実施例の場合、この時間切れ期間は、約３時間半であ
る。

【００３４】時間切れ期間が、まだ満了していなけれ
ば、ブロック２０２０においてチェックを行い、ブロッ
ク１０１０において、バッテリの挿入が最初に検出され
てから、１０分を超える時間が経過したか否かが確認さ
れる。経過していなければ、ブロック２０２５において
チェックを行い、バッテリ電圧が、挿入から１分経過し
た時点における所定の最高電圧を超えるか否かが確認さ
れる。超えている場合、エラー状態が発生したことにな
る。バッテリは、通常の完全に充電された状態の電圧を
超えることになる、開放セルまたは他の問題を抱えてい
る。次に、前述のように、ブロック２０５２〜２０６０
が実行される。

【００３５】ブロック２０２５において得られる応答が
否定の場合、図６のブロック１０２０と同様に、ブロッ
ク２０３０においてチェックを行い、バッテリ電圧が、
挿入から１０分経過した時点における所定の低電圧未満
であるか否かが確認される。バッテリ電圧が、この１０
分経過した時点において所定の低電圧未満である場合、
エラー状態が発生したことになる。バッテリが、充電を
受けるのを妨げる、短絡または他の問題を抱えている。
次に、前述のように、ブロック２０５２〜２０６０が実
行される。

【００３６】ブロック２０３０における応答が否定の場
合、または、ブロック２０２０における応答が肯定の場
合、エラー・サブルーチン２０００によってエラー状態
が見つからなかったことになり、サブルーチンは、ブロ
ック２０９９において、それが呼び出されたブロックに
戻る。サブルーチンがブロック１０３５または１１６０
で呼び出された場合、制御の流れは、ループをたどっ
て、プログラムの始めに戻り、ブロック１０１０を実行
する。サブルーチンが、ブロック１１２５で呼び出され
た場合、バッテリは、まだ完全には充電されておらず、
制御の流れは、ループをたどって、ブロック１１２０に
戻り、もう１度チェックを行って、バッテリが、この時
点で、完全に充電されているか否かが確認される。

【００３７】図１３〜１４には、本発明の代替実施例に
おいて、複数のバッテリ充電器１００を互いに連鎖させ
ることが可能な方法が示されている。図１３には、互い
に連鎖した２つのバッテリ充電器１００−１及び１００
−２が示されている。バッテリ充電器１００−１の出力
ケーブル１９０−１は、非充填位置にある。バッテリ充
電器１００−２の出力ケーブル１９０−２は、充填位置
にある（すなわち、バッテリ充電器１００−２に巻き付
けられ、出力ケーブル・プラグ１９５−２（不図示）
が、図３に示すのと同様、ジャック９８−２（不図示）
に差し込まれている）。バッテリ充電器１００−１の出
力ケーブル・プラグ１９５−１（不図示）は、図３に示
すのと同様、出力ケーブル・ジャック１９８−２（不図
示）に差し込まれている。この構成の場合、バッテリ１
１０−１及びバッテリ１１０−２は、両方とも、電源２
０及びアダプタ３０によって充電される。

【００３８】図１４には、互いに連鎖された、Ｎ個のバ
ッテリ充電器１００−１〜１００−Ｎが示されている。
ここで、バッテリ充電器１００−Ｎは、装置５０の内部
にあるが、バッテリ充電器１００−１〜１００−（Ｎ−
１）とほぼ同じ回路要素及び機能を備えている。全ての
出力ケーブル１９０−１〜１９０−（Ｎ−１）が、非充
填位置にある。この構成の場合、バッテリ１１０−１〜
１１０−Ｎは、全て、電源２０及びアダプタ３０によっ
て充電される。さらに、装置５０は、電源２０及びアダ
プタ３０からの電力で動作する。この構成の場合、バッ
テリ充電器の数「Ｎ」は、電圧アダプタ３０の電力定格
によって、最終的には、ケーブル及びコネクタの電流取
り扱い能力によって制限を受ける。例えば、各バッテリ
充電器１００が、各バッテリ１１０の充電に１０ワット
を必要とする場合、また、装置５０が、動作するのに１
０ワットを必要とする場合、また、電圧アダプタ３０の
電力定格が７０ワットの場合、Ｎは６に等しい。いくつ
かのバッテリ充電器１００を互いに連鎖させ、なおか
つ、装置５０を作動させるこの能力によって、ユーザ
は、複数のバッテリに充電を行い、同時に、電子装置を
作動させることもできるというフレキシビリティが、全
て、単一の電圧アダプタから得られることになる。

【００３９】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施例毎に列挙する。 [例１]電子装置用の複数のバッテリを充電するための装
置において、電源からバッテリ充電器に電力を送るため
の入力ケーブルと、さらに、前記バッテリ充電器を構成
する、前記入力ケーブル及び前記第１のバッテリに結合
されて、使用可能になると、前記第１のバッテリに電荷
を送る働きをする、充電スイッチング回路要素、及び、
前記充電スイッチング回路要素及び前記第１のバッテリ
に結合されたコントローラと、さらに、前記コントロー
ラを構成する、前記第１のバッテリの現在の状態を検出
するための状態検出論理回路、及び、前記状態検出論理
回路に応答して、前記充電スイッチング回路要素を選択
的に使用可能及び使用禁止にし、これによって、前記第
１のバッテリに充電を行う、充電論理回路と、前記バッ
テリ充電器に接続されており、前記電源から、前記電子
装置用の第２のバッテリに充電するための第２のバッテ
リ充電器に電力を送る出力ケーブルから構成される、充
電装置。 [例２]さらに、前記電源と前記入力ケーブルの間に接続
されて、前記電源からの電力を、前記第１のバッテリ及
び前記第２のバッテリの充電に適した形に変換するため
の電圧アダプタが設けられていることを特徴とする、例
１に記載の充電器。 [例３]前記充電スイッチング回路要素が、さらに、前記
入力ケーブル及び第１のバッテリに結合されて、使用可
能になると、前記第１のバッテリにトリクル電荷を送る
働きをする、トリクル充電スイッチと、前記入力ケーブ
ル及び第１のバッテリに結合されて、使用可能になる
と、前記第１のバッテリに急速に電荷を送る働きをす
る、急速充電スイッチから構成されることを特徴とす
る、例２に記載のバッテリ充電器。 [例４]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバッ
テリの電圧が所定の低電圧未満であることが検出される
と、前記充電論理回路が、前記トリクル充電スイッチを
使用可能にすることを特徴とする、例３に記載のバッテ
リ充電器。 [例５]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバッ
テリの電圧が、所定の低電圧を超え、所定の高電圧未満
であることが検出されると、前記充電論理回路が、前記
急速充電スイッチを使用可能にすることを特徴とする、
例４に記載のバッテリ充電器。 [例６]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバッ
テリの電圧が、所定の高電圧を超えるが、所定の最高電
圧未満であることが検出されると、前記充電論理回路
が、前記急速充電スイッチを使用禁止にし、前記トリク
ル充電スイッチを使用可能にすることを特徴とする、例
５に記載のバッテリ充電器。 [例７]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバッ
テリの電圧が所定の最高電圧を超えることが検出される
と、前記充電論理回路が、前記充電スイッチング回路要
素を使用禁止にすることを特徴とする、例６に記載のバ
ッテリ充電器。 [例８]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバッ
テリの電圧が、所定の時間期間の経過後も、やはり、前
記所定の低電圧未満であることが検出されると、前記充
電論理回路が、前記充電スイッチング回路要素を使用禁
止にすることを特徴とする、例７に記載のバッテリ充電
器。 [例９]前記状態検出論理回路によって、前記バッテリ充
電器の周囲温度が所定の最高温度を超えることが検出さ
れると、前記充電論理回路が、前記充電スイッチング回
路要素を使用禁止にすることを特徴とする、例８に記載
のバッテリ充電器。 [例１０]さらに、前記コントローラにおけるインジケー
タ論理回路と、前記インジケータ論理回路に接続され
て、前記第１のバッテリが充電を行っていることを表示
するインジケータが設けられていることを特徴とする、
例９に記載のバッテリ充電器。 [例１１]前記インジケータによって、前記第１のバッテ
リが充電された状態にあることが表示されることを特徴
とする、例１０に記載のバッテリ充電器。 [例１２]前記インジケータによって、前記状態検出論理
回路によってエラーが検出されたことが表示されること
を特徴とする、例１１に記載のバッテリ充電器。 [例１３]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバ
ッテリが第１のバッテリ・タイプであることが検出され
ることを特徴とする、例３に記載のバッテリ充電器。 [例１４]前記状態検出論理回路が、前記第１のバッテリ
が前記第１のバッテリ・タイプであることを検出する
と、これに応答して、第１の充電モードで動作すること
を特徴とする、例１３に記載のバッテリ充電器。 [例１５]前記状態検出論理回路によって、前記第１のバ
ッテリが第２のバッテリ・タイプであることが検出され
ることを特徴とする、例１４に記載のバッテリ充電器。 [例１６]前記状態検出論理回路が、前記第１のバッテリ
が前記第２のバッテリ・タイプであることを検出する
と、これに応答して、第２の充電モードで動作すること
を特徴とする、例１５に記載のバッテリ充電器。 [例１７]第１のバッテリ・タイプが、リチウム・イオン
であることを特徴とする、例１６に記載のバッテリ充電
器。 [例１８]第２のバッテリ・タイプが、金属水素化ニッケ
ルであることを特徴とする、例１６に記載のバッテリ充
電器。 [例１９]前記第２の充電モードで動作することと、前記
状態検出論理回路によって、前記第２のバッテリ・タイ
プの前記第１のバッテリと前記バッテリ充電器の周囲温
度の温度差が、所定のしきい値温度を超えることが検出
されると、前記充電論理回路が、前記急速充電スイッチ
を使用禁止にし、前記トリクル充電スイッチを使用可能
にすることを特徴とする、例１８に記載のバッテリ充電
器。 [例２０]前記状態検出論理回路によって、前記第２のバ
ッテリ・タイプの前記第１のバッテリと前記バッテリ充
電器の周囲温度の温度差が、所定のしきい値温度を超え
ることが検出されると、前記インジケータ論理回路に接
続されたインジケータが、これに応答して、前記第１の
バッテリが充電された状態にあることを表示することを
特徴とする、例１９に記載のバッテリ充電器。 [例２１]前記入力ケーブルが、入力ケーブル・プラグを
備えることと、前記出力ケーブルが、出力ケーブル・プ
ラグを備えることと、前記バッテリ充電器が、さらに、
前記入力ケーブル・プラグを受けることが可能な第１の
ジャックを備えることと、前記第２のバッテリ充電器
が、前記バッテリ充電器からの前記出力ケーブル・プラ
グを受けることが可能な第２のジャックを備えることを
特徴とする、例２に記載の装置。 [例２２]前記入力ケーブル・プラグが前記第１のジャッ
クに挿入され、前記出力ケーブル・プラグが、前記第２
のジャックに挿入されると、前記電圧アダプタによっ
て、前記第１のバッテリ及び前記第２のバッテリに充電
が行われることを特徴とする、例２１に記載の装置。 [例２３]前記第２のバッテリ充電器、前記第２のバッテ
リ、及び、前記第２のジャックが、前記電子装置内にあ
ることを特徴とする、例２２に記載の装置。 [例２４]前記入力ケーブル・プラグが前記第１のジャッ
クに挿入され、前記出力ケーブル・プラグが、前記第２
のジャックに挿入されると、前記電圧アダプタによっ
て、前記第１のバッテリが充電され、前記第２のバッテ
リに充電され、前記電子装置が作動することを特徴とす
る、例２３に記載の装置。 [例２５]前記入力ケーブルが、入力ケーブル・プラグを
備えることと、前記出力ケーブルが、出力ケーブル・プ
ラグを備えることと、前記バッテリ充電器が、さらに、
前記出力ケーブル・プラグを受けることが可能な第１の
ジャックを備えることと、前記出力ケーブル・プラグ
が、さらに、前記出力ケーブル・プラグが前記第１のジ
ャックに挿入された場合、前記入力ケーブル・プラグを
受ける第３のジャックを備えていることと、前記出力ケ
ーブル・プラグが前記第１のジャックに挿入され、前記
入力ケーブル・プラグが前記第３のジャックに挿入され
ると、前記出力ケーブルが、電気的に不活性な充填位置
につくことを特徴とする、例１に記載の装置。 [例２６]さらに、（Ｎ−１）番目のバッテリ充電器から
（Ｎ−１）番目の出力ケーブル・プラグを受けることが
可能なＮ番目の入力ケーブル・ジャックを備えるＮ番目
のバッテリ充電器が設けられていることと、前記（Ｎ−
１）番目のバッテリ充電器が、前記第２のバッテリ充電
器であることと、Ｎ個のバッテリ充電器の数は、前記電
圧アダプタの電力定格によって制限されることを特徴と
する、例２１に記載の装置。 [例２７]さらに、Ｎ番目のバッテリ充電器が、（Ｎ−
１）番目のバッテリ充電器から（Ｎ−１）番目の出力ケ
ーブル・プラグを受けることが可能なＮ番目の入力ケー
ブル・ジャックを備えていることと、前記（Ｎ−１）番
目のバッテリ充電器が、前記第２のバッテリ充電器と前
記Ｎ番目のバッテリ充電器の間にある複数の中間バッテ
リ充電器の１つであることと、Ｎ個のバッテリ充電器の
数が、前記電圧アダプタの電力定格によって制限される
ことを特徴とする、例２１に記載の装置。 [例２８]電子装置のための、第１のバッテリ充電器に接
続された第１のバッテリ及び第２のバッテリ充電器に接
続された第２のバッテリに充電する方法において、電源
から前記第１のバッテリ充電器に入力ケーブルを接続す
るステップと、前記第１のバッテリ充電器から前記第２
のバッテリ充電器に第１の出力ケーブルを接続し、前記
第２のバッテリ充電器が、前記出力ケーブルを介して、
前記電源から電力を受けるようにするステップから構成
され、前記第１のバッテリ充電器が、前記バッテリ充電
器に接続された前記第１のバッテリの存在を検出するこ
とと、前記第１のバッテリ充電器が、前記検出ステップ
に応答して、第１の充電スイッチング回路要素を使用可
能にし、これによって、前記第１のバッテリが充電され
ることと、前記第２のバッテリ充電器が、前記バッテリ
充電器に接続された前記第２のバッテリの存在を検出す
ることと、前記第２のバッテリ充電器が、前記検出ステ
ップに応答して、第２の充電スイッチング回路要素を使
用可能にし、これによって、前記第２のバッテリが充電
されることを特徴とする、充電方法。 [例２９]さらに、前記第１のバッテリが、所定の最高電
圧を超えていることを判定するステップと、前記判定ス
テップに応答して、前記第１の充電スイッチング回路要
素を使用禁止にするステップが含まれることを特徴とす
る、例２８に記載の充電方法。 [例３０]さらに、前記第１のバッテリが、所定の時間期
間の経過後に、所定の低電圧未満であることを判定する
ステップと、前記判定ステップに応答して、前記第１の
充電スイッチング回路要素を使用禁止にするステップが
含まれることを特徴とする、例２８に記載の充電方法。 [例３１]さらに、前記バッテリ充電器の周囲温度が、所
定の最高温度を超えることを判定するステップと、前記
判定ステップに応答して、前記第１の充電スイッチング
回路要素を使用禁止にするステップが含まれることを特
徴とする、例２８に記載の充電方法。 [例３２]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリの充電中に、エラー状態が生じたことを表示
するステップが含まれることを特徴とする、例２９に記
載の充電方法。 [例３３]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリの充電中に、エラー状態が生じたことを表示
するステップが含まれることを特徴とする、例３０に記
載の充電方法。 [例３４]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリの充電中に、エラー状態が生じたことを表示
するステップが含まれることを特徴とする、例３１に記
載の充電方法。 [例３５]前記第１の充電スイッチング回路要素が、さら
に、トリクル充電スイッチ及び急速充電スイッチを備え
ることと、前記方法に、さらに、前記第１のバッテリの
電圧が所定の低電圧未満であることを判定するステップ
と、前記判定ステップに応答して、前記トリクル充電ス
イッチを使用可能にするステップが含まれることを特徴
とする、例２８に記載の充電方法。 [例３６]前記第１の充電スイッチング回路要素が、さら
に、トリクル充電スイッチ及び急速充電スイッチを備え
ることと、前記方法に、さらに、前記第１のバッテリの
電圧が所定の低電圧を超え、所定の高電圧未満であるこ
とを判定するステップと、前記判定ステップに応答し
て、前記急速充電スイッチを使用可能にするステップが
含まれることを特徴とする、例２８に記載の充電方法。 [例３７]前記第１の充電スイッチング回路要素が、さら
に、トリクル充電スイッチ及び急速充電スイッチを備え
ることと、前記方法に、さらに、前記第１のバッテリの
電圧が所定の高電圧を超えるが、所定の最高電圧未満で
あることを判定するステップと、前記判定ステップに応
答して、前記トリクル充電スイッチを使用可能にするス
テップが含まれることを特徴とする、例２８に記載の充
電方法。 [例３８]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリが充電中であることを表示するステップが含
まれることを特徴とする、例３５に記載の充電方法。 [例３９]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリが充電中であることを表示するステップが含
まれることを特徴とする、例３６に記載の充電方法。 [例４０]さらに、前記判定ステップに応答し、前記第１
のバッテリが充電中であることを表示するステップが含
まれることを特徴とする、例３７に記載の充電方法。 [例４１]さらに、前記第１のバッテリが第１のバッテリ
・タイプであることを判定するステップと、前記判定ス
テップに応答して、前記第１のバッテリ充電器を第１の
充電モードで動作させるステップが含まれることを特徴
とする、例２８に記載の充電方法。 [例４２]さらに、前記第２のバッテリが第２のバッテリ
・タイプであることを断定するステップと、前記断定ス
テップに応答して、前記第２のバッテリ充電器を第２の
充電モードで動作させるステップが含まれることを特徴
とする、例４１に記載の充電方法。 [例４３]前記第１のバッテリ・タイプが、金属水素化ニ
ッケルであることことと、前記方法に、さらに、前記第
１のバッテリ・タイプの前記第１のバッテリと前記第１
のバッテリ充電器の周囲温度との温度差が、所定のしき
い値を超えることを断定するステップと、前記断定ステ
ップに応答して、前記急速充電スイッチを使用禁止に
し、前記トリクル充電スイッチを使用可能にするステッ
プが含まれることを特徴とする、例４１に記載の充電方
法。 [例４４]さらに、前記断定ステップに応答して、前記第
１のバッテリが充電された状態にあることを表示するス
テップが含まれることを特徴とする、例４３に記載の充
電方法。 [例４５]前記入力ケーブルが、入力ケーブル・プラグを
備えることと、前記出力ケーブルが、出力ケーブル・プ
ラグを備えることと、前記第１のバッテリ充電器が、さ
らに、第１のジャックを備えることと、前記出力ケーブ
ル・プラグが、さらに、第３のジャックを備えること
と、前記方法に、さらに、前記出力ケーブル・プラグを
前記第１のジャックに挿入するステップと、前記入力ケ
ーブル・プラグを前記第３のジャックに挿入するステッ
プが含まれることと、前記出力ケーブル・プラグが前記
第１のジャックに挿入され、前記入力ケーブル・プラグ
が前記第３のジャックに挿入されると、前記出力ケーブ
ルが、電気的に不活性な充填位置につくことを特徴とす
る、例２８に記載の充電方法。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、電子装置用の複数のバッテリを充電すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】電子装置に接続された本発明の望ましい実施例
であるバッテリ充電器を示す図である。

【図２】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
をさらに詳細に示す図である。

【図３】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
をさらに詳細に示す図である。

【図４】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
をさらに詳細に示す図である。

【図５】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電回
路要素を示す図である。

【図６】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
のコントローラを示す図である。

【図７】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
のコントローラを示す図である。

【図８】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
のコントローラを示す図である。

【図９】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電器
によって支援される２つのバッテリ・タイプの充電特性
を示す図である。

【図１０】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電
器によって支援される２つのバッテリ・タイプの充電特
性を示す図である。

【図１１】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電
器におけるバッテリ・タイプによる変換器の特性曲線を
示す図である。

【図１２】本発明の望ましい実施例であるバッテリ充電
器におけるバッテリ・タイプによる変換器の特性曲線を
示す図である。

【図１３】本発明の代替実施例において、複数のバッテ
リ充電器を互いに連鎖させることが可能な方法を示す図
である。

【図１４】本発明の代替実施例において、複数のバッテ
リ充電器を互いに連鎖させることが可能な方法を示す図
である。

【符号の説明】

２０：電源２５：電力ライン３０：電圧アダプタ５０：電子装置９０：入力ケーブル９５：入力ケーブル・プラグ９８：バッテリ充電器のジャック１００：バッテリ充電器１１０：バッテリ１２０：インジケータ１２１：赤のＬＥＤ１２２：緑のＬＥＤ１５０：バッテリ充電回路要素１５５：整流器１５８：変換器１５９：充電スイッチング回路要素１６０：トリクル充電スイッチ１６５：急速充電スイッチ１７０：コントローラ１７２：状態検出論理回路１７５：充電論理回路１７７：インジケータ論理回路１８１：バッテリ接点１８２：バッテリ接点１８３：バッテリ接点１８４：バッテリ接点１９０：出力ケーブル１９５：出力ケーブル・プラグ１９８：出力ケーブル・ジャック２００：バッテリ充電器２１０：バッテリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者テュアン・トランアメリカ合衆国オレゴン州コーヴァリス、エヌダブリュ 29ティーエイチストリート 2780 (72)発明者マサヒコ・ムラナミアメリカ合衆国オレゴン州コーヴァリス、エヌダブリュウッドランド 1510 (72)発明者テリー・ブラッドリーアメリカ合衆国オレゴン州モンロー、ドーソン 24842 (72)発明者プレストン・ブラウンアメリカ合衆国オレゴン州ユージン、ピアースストリート 2597 (72)発明者カーティス・ローズアメリカ合衆国オレゴン州コーヴァリス、エヌイーグレイシャーウエイ 2945

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１のバッテリを充電する第１のバッテリ
充電手段と、電子装置用の第２のバッテリを充電する第２のバッテリ
充電手段と、電源からの電力を前記第１のバッテリ充電手段に送る入
力ケーブル手段と、前記第１のバッテリ充電手段に接続され、前記電源から
の電力を前記第２のバッテリ充電手段に送る出力ケーブ
ル手段と、を備えて成り、前記第１のバッテリ充電手段が、前記入力ケーブル手段および前記第１のバッテリに結合
され、該第１のバッテリに電荷を送る充電スイッチング
回路と、前記第１のバッテリに結合され、該第１のバッテリの現
在の状態を検出する状態検出手段と、該状態検出手段に
応答して前記充電スイッチング回路を選択的に動作可能
または動作不能にする充電論理回路とを有するコントロ
ーラ手段と、を備えて成るバッテリ充電装置。