JPH08214208A - 監視カメラの露出補正方法 - Google Patents
監視カメラの露出補正方法Info
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- JPH08214208A JPH08214208A JP7020059A JP2005995A JPH08214208A JP H08214208 A JPH08214208 A JP H08214208A JP 7020059 A JP7020059 A JP 7020059A JP 2005995 A JP2005995 A JP 2005995A JP H08214208 A JPH08214208 A JP H08214208A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 視野を固定した監視カメラの露出が夜間の街
灯光等で絞られ、暗い部分の画像が沈まないようにす
る。 【構成】 CCD2よりの信号はS/H・AGC回路3
で処理し、A/D4でディジタル変換し、ディジタル信
号処理部5でγ補正等し、D/Aでアナログ変換し出力
する。ディジタル信号処理したデータをブロック分割部
7で複数に分割し、積分回路8で所要時間分を夫々積分
し、記憶部9に記録すると共に比較部10に入力し前回の
データと比較する。比較部よりのデータを変化率算出部
11に入力して変化率を算出し、24時間分をブロック別・
時間順に記録し、このデータを重みづけ係数決定部12に
入力し、変化率の大小で重みづけ係数を決め、メモリ部
13にブロック別・時間別に記録し、このデータに基づい
て露出制御部15でレンズ部1の絞り、CCDのシャッタ
ー速度、およびAGC回路の利得を制御する。
灯光等で絞られ、暗い部分の画像が沈まないようにす
る。 【構成】 CCD2よりの信号はS/H・AGC回路3
で処理し、A/D4でディジタル変換し、ディジタル信
号処理部5でγ補正等し、D/Aでアナログ変換し出力
する。ディジタル信号処理したデータをブロック分割部
7で複数に分割し、積分回路8で所要時間分を夫々積分
し、記憶部9に記録すると共に比較部10に入力し前回の
データと比較する。比較部よりのデータを変化率算出部
11に入力して変化率を算出し、24時間分をブロック別・
時間順に記録し、このデータを重みづけ係数決定部12に
入力し、変化率の大小で重みづけ係数を決め、メモリ部
13にブロック別・時間別に記録し、このデータに基づい
て露出制御部15でレンズ部1の絞り、CCDのシャッタ
ー速度、およびAGC回路の利得を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外等に視野を固定して
設置される監視用テレビジョンカメラ(以降、カメラと
略す)の露出補正方法に係り、画面の一部分の露光の変
化で画像全体の露出に悪影響を及ぼさないようにするも
のに関する。
設置される監視用テレビジョンカメラ(以降、カメラと
略す)の露出補正方法に係り、画面の一部分の露光の変
化で画像全体の露出に悪影響を及ぼさないようにするも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】視野を固定して設置される監視用のカメ
ラには、例えば、画面を複数のブロックに分割し、CC
D(電荷結合素子)等より出力される各ブロックのデー
タをそれぞれ積分し、この積分値にブロック別に設定さ
れた重みづけ係数を掛け、得られた画面全体のデータを
積分し、露出決定用のデータを算出しているものがあ
る。この場合、例えば夜間、街灯の光が差し込んでCC
Dより出力される映像信号のAPL(平均輝度レベル)
が上昇し、その結果、露出が絞られて街灯の光の部分以
外が暗く沈み、監視が困難になる場合があり、また、昼
間でも、太陽光線の反射光が差し込んで映像信号のAP
Lが上昇し、露出が絞られて反射光以外の部分の露光量
が低下し、画面が見にくくなるという問題がある。
ラには、例えば、画面を複数のブロックに分割し、CC
D(電荷結合素子)等より出力される各ブロックのデー
タをそれぞれ積分し、この積分値にブロック別に設定さ
れた重みづけ係数を掛け、得られた画面全体のデータを
積分し、露出決定用のデータを算出しているものがあ
る。この場合、例えば夜間、街灯の光が差し込んでCC
Dより出力される映像信号のAPL(平均輝度レベル)
が上昇し、その結果、露出が絞られて街灯の光の部分以
外が暗く沈み、監視が困難になる場合があり、また、昼
間でも、太陽光線の反射光が差し込んで映像信号のAP
Lが上昇し、露出が絞られて反射光以外の部分の露光量
が低下し、画面が見にくくなるという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、一日の露光の時間的な変化をブロック別に算出
し、各ブロックの変化率を比較し、変化率の大小に応じ
て各ブロックの重みづけ係数に差を設けることにより、
特定のブロックの露光量の増加で露出を絞らないように
し、画面全体が暗くなるのを防止することにある。
に鑑み、一日の露光の時間的な変化をブロック別に算出
し、各ブロックの変化率を比較し、変化率の大小に応じ
て各ブロックの重みづけ係数に差を設けることにより、
特定のブロックの露光量の増加で露出を絞らないように
し、画面全体が暗くなるのを防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、CCD等よりの信号をサンプルホールドし
て映像信号を取出し、AGC(自動利得制御)回路で利
得を制御し、ディジタル信号に変換し、ディジタル信号
理回路で所要の信号処理を行い、アナログ信号に変換し
て出力する監視カメラにおいて、前記ディジタル信号処
理回路よりの画面のデータを複数のブロックに分割する
ブロック分割部と、ブロック分割部よりのデータを所要
時間分ずつブロック別に積分する積分回路と、積分回路
よりのデータを積分の都度ブロック別に記録する第1記
憶部と、第1記憶部に記録されたデータを読出し、第1
記憶部に次に記録されるデータと比較する比較部と、比
較部よりのデータを順次記録する第2記憶部と、第2記
憶部に記録されたデータを読出し、データの変化率を算
出する変化率算出部と、変化率算出部よりのデータに基
づいてブロック別の重みづけ係数を決定する重みづけ係
数決定部と、重みづけ係数決定部よりのデータを記録す
るメモリ部と、前記ブロック分割部、積分回路、第1記
憶部、比較部、第2記憶部、変化率算出部、重みづけ係
数決定部およびメモリ部を制御する制御部とからなり、
メモリ部より読出したデータに基づいて前記監視カメラ
の露出を制御するようにした監視カメラの露出補正方法
を提供するものである。
決するため、CCD等よりの信号をサンプルホールドし
て映像信号を取出し、AGC(自動利得制御)回路で利
得を制御し、ディジタル信号に変換し、ディジタル信号
理回路で所要の信号処理を行い、アナログ信号に変換し
て出力する監視カメラにおいて、前記ディジタル信号処
理回路よりの画面のデータを複数のブロックに分割する
ブロック分割部と、ブロック分割部よりのデータを所要
時間分ずつブロック別に積分する積分回路と、積分回路
よりのデータを積分の都度ブロック別に記録する第1記
憶部と、第1記憶部に記録されたデータを読出し、第1
記憶部に次に記録されるデータと比較する比較部と、比
較部よりのデータを順次記録する第2記憶部と、第2記
憶部に記録されたデータを読出し、データの変化率を算
出する変化率算出部と、変化率算出部よりのデータに基
づいてブロック別の重みづけ係数を決定する重みづけ係
数決定部と、重みづけ係数決定部よりのデータを記録す
るメモリ部と、前記ブロック分割部、積分回路、第1記
憶部、比較部、第2記憶部、変化率算出部、重みづけ係
数決定部およびメモリ部を制御する制御部とからなり、
メモリ部より読出したデータに基づいて前記監視カメラ
の露出を制御するようにした監視カメラの露出補正方法
を提供するものである。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、本発明による監視
カメラの露出補正方法においては、画面を複数のブロッ
クに分割し、ディジタル処理されたデータを所要時間分
をブロック別に積分し、このデータを前回のデータと比
較し、差のデータを24時間分記録する。そして、データ
の変化率をブロック別に算出し、変化率の大小に応じて
各ブロックの重みづけ係数を決定し、データテーブルに
記録し、このデータに基づいてカメラの露出を制御し、
特定のブロックのAPLの上昇で露出が絞られ、画面全
体が暗くなるのを防止する。なお、データテーブルのデ
ータは24時間が経過する都度新しいデータに書換え、季
節の変化あるいは環境の変化に対応できるようにする。
カメラの露出補正方法においては、画面を複数のブロッ
クに分割し、ディジタル処理されたデータを所要時間分
をブロック別に積分し、このデータを前回のデータと比
較し、差のデータを24時間分記録する。そして、データ
の変化率をブロック別に算出し、変化率の大小に応じて
各ブロックの重みづけ係数を決定し、データテーブルに
記録し、このデータに基づいてカメラの露出を制御し、
特定のブロックのAPLの上昇で露出が絞られ、画面全
体が暗くなるのを防止する。なお、データテーブルのデ
ータは24時間が経過する都度新しいデータに書換え、季
節の変化あるいは環境の変化に対応できるようにする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による監視カメ
ラの露出補正方法の実施例を詳細に説明する。図1は本
発明による監視カメラの露出補正方法の一実施例の要部
ブロック図である。図において、1は自動絞りレンズ
部、2はCCDで、入射光はレンズ部1を介してCCD
2に結像し、映像信号を出力する。3はS/H(sample
and hold )・AGC回路で、S/H回路でCCD2よ
りの信号をサンプリングし、転送クロックの除去等を行
い、AGC回路で所要の利得制御を行って出力する。4
はA/D変換部で、S/H回路およびAGC回路3より
の信号をディジタルデータに変換する。5はディジタル
信号処理部で、A/D変換部4よりのデータをガンマ補
正および画質の補正等の処理を行う。6はD/A変換部
で、ディジタル信号処理部5よりのデータをアナログ信
号に変換して出力する。
ラの露出補正方法の実施例を詳細に説明する。図1は本
発明による監視カメラの露出補正方法の一実施例の要部
ブロック図である。図において、1は自動絞りレンズ
部、2はCCDで、入射光はレンズ部1を介してCCD
2に結像し、映像信号を出力する。3はS/H(sample
and hold )・AGC回路で、S/H回路でCCD2よ
りの信号をサンプリングし、転送クロックの除去等を行
い、AGC回路で所要の利得制御を行って出力する。4
はA/D変換部で、S/H回路およびAGC回路3より
の信号をディジタルデータに変換する。5はディジタル
信号処理部で、A/D変換部4よりのデータをガンマ補
正および画質の補正等の処理を行う。6はD/A変換部
で、ディジタル信号処理部5よりのデータをアナログ信
号に変換して出力する。
【0007】7はブロック分割部で、ディジタル信号処
理部5よりのデータを所要数のブロックに分割する。8
は積分回路で、ブロック分割部7よりのデータを所要時
間分ずつ、ブロック別にそれぞれ積分する。9は記憶部
で、積分回路8よりのデータを積分データ記憶領域に記
録する。10は比較部で、記憶部9に前回記録されたデー
タを読出し、今回記憶部9に記録されるデータと比較
し、比較によるデータを記憶部9の差データ記憶領域に
24時間分を順次記録する。11は変化率算出部で、記憶部
9に記録された24時間分の比較データを読出し、比較デ
ータの変化率を算出する。12は重みづけ係数決定部で、
変化率算出部11よりのデータに基づいてブロック別・時
間別に重みづけ係数を決定する。13はメモリ部で、重み
づけ係数決定部12よりのデータを24時間分、ブロック別
に一日の時刻に対応させて設定したデータテーブルに記
録する。14は時計部で、時刻を刻む。15は露出制御部
で、メモリ部13のデータテーブルより読出したデータに
基づいてレンズ部1、CCD2およびAGC回路3に制
御信号を出力し、露出を制御する。16は制御部で、各部
を制御する。
理部5よりのデータを所要数のブロックに分割する。8
は積分回路で、ブロック分割部7よりのデータを所要時
間分ずつ、ブロック別にそれぞれ積分する。9は記憶部
で、積分回路8よりのデータを積分データ記憶領域に記
録する。10は比較部で、記憶部9に前回記録されたデー
タを読出し、今回記憶部9に記録されるデータと比較
し、比較によるデータを記憶部9の差データ記憶領域に
24時間分を順次記録する。11は変化率算出部で、記憶部
9に記録された24時間分の比較データを読出し、比較デ
ータの変化率を算出する。12は重みづけ係数決定部で、
変化率算出部11よりのデータに基づいてブロック別・時
間別に重みづけ係数を決定する。13はメモリ部で、重み
づけ係数決定部12よりのデータを24時間分、ブロック別
に一日の時刻に対応させて設定したデータテーブルに記
録する。14は時計部で、時刻を刻む。15は露出制御部
で、メモリ部13のデータテーブルより読出したデータに
基づいてレンズ部1、CCD2およびAGC回路3に制
御信号を出力し、露出を制御する。16は制御部で、各部
を制御する。
【0008】次に、本発明による監視カメラの露出補正
方法の動作を説明する。カメラ前方の光はレンズ部1を
介してCCD2に結像され、CCD2で映像信号を生成
し、S/H・AGC回路3に入力し、サンプリングを行
い、転送クロック等を除去し、利得制御を行って所要レ
ベルの映像信号に生成し、A/D変換部4に入力し、デ
ィジタルデータに変換する。A/D変換部4よりのデー
タはディジタル信号処理部5に印加され、所要のガンマ
補正、および画質補正等の処理を行い、D/A変換部6
でアナログ信号に変換して出力する。
方法の動作を説明する。カメラ前方の光はレンズ部1を
介してCCD2に結像され、CCD2で映像信号を生成
し、S/H・AGC回路3に入力し、サンプリングを行
い、転送クロック等を除去し、利得制御を行って所要レ
ベルの映像信号に生成し、A/D変換部4に入力し、デ
ィジタルデータに変換する。A/D変換部4よりのデー
タはディジタル信号処理部5に印加され、所要のガンマ
補正、および画質補正等の処理を行い、D/A変換部6
でアナログ信号に変換して出力する。
【0009】前記ディジタル信号処理部5よりのデータ
はブロック分割部7にも入力する。ブロック分割部7
は、例えば、図2に示すように、画面を複数のブロック
(図では横4列、縦6列の24ブロック)に分割し、それ
ぞれ積分回路8に入力する。積分回路8は、このデータ
をブロック別に所要時間分、例えば、30分の分を積分
し、積分される都度、制御部16を介し記憶部9の積分デ
ータ記憶領域にブロック別に記録する。ブロック分割部
7は、ディジタル信号処理部5よりのデータを各ブロッ
クの画素数を略同一に分割し、積分回路8で積分したデ
ータによって各ブロックの露光量を正確に比較できるよ
うにする。そして、積分データの記録時、制御部16を介
し記憶部9に前回記録された積分データを読出し、今回
記録される積分データと共に比較部10に入力し、2つの
積分データをブロック別に比較し、差を出力する。ある
いは、除算回路を設け、積分回路8よりのブロック別の
データを各ブロックの画素数で除算し、各ブロックの平
均輝度レベル(APL)を算出し、前記記憶部9の積分
データ記憶領域に記録するようにしてもよい。比較部10
よりの差のデータを制御部16を介して記憶部9に入力
し、差データ記憶領域に、24時間分をブロック別に順次
記録する。そして、制御部16を介し記憶部9の差データ
記憶領域のデータを記録された順に読出し、変化率算出
部11に入力し、順にデータを比較し、変化率をブロック
別に算出する。そして、算出されたデータを重みづけ係
数決定部12に入力し、ブロック別・時間別に24時間の重
みづけ係数を決定する。重みづけ係数決定部12は、変化
率算出部11による変化率が平均より低い場合は重みづけ
係数を大きく、変化率が平均より高い場合は重みづけ係
数を小さい値に決める。
はブロック分割部7にも入力する。ブロック分割部7
は、例えば、図2に示すように、画面を複数のブロック
(図では横4列、縦6列の24ブロック)に分割し、それ
ぞれ積分回路8に入力する。積分回路8は、このデータ
をブロック別に所要時間分、例えば、30分の分を積分
し、積分される都度、制御部16を介し記憶部9の積分デ
ータ記憶領域にブロック別に記録する。ブロック分割部
7は、ディジタル信号処理部5よりのデータを各ブロッ
クの画素数を略同一に分割し、積分回路8で積分したデ
ータによって各ブロックの露光量を正確に比較できるよ
うにする。そして、積分データの記録時、制御部16を介
し記憶部9に前回記録された積分データを読出し、今回
記録される積分データと共に比較部10に入力し、2つの
積分データをブロック別に比較し、差を出力する。ある
いは、除算回路を設け、積分回路8よりのブロック別の
データを各ブロックの画素数で除算し、各ブロックの平
均輝度レベル(APL)を算出し、前記記憶部9の積分
データ記憶領域に記録するようにしてもよい。比較部10
よりの差のデータを制御部16を介して記憶部9に入力
し、差データ記憶領域に、24時間分をブロック別に順次
記録する。そして、制御部16を介し記憶部9の差データ
記憶領域のデータを記録された順に読出し、変化率算出
部11に入力し、順にデータを比較し、変化率をブロック
別に算出する。そして、算出されたデータを重みづけ係
数決定部12に入力し、ブロック別・時間別に24時間の重
みづけ係数を決定する。重みづけ係数決定部12は、変化
率算出部11による変化率が平均より低い場合は重みづけ
係数を大きく、変化率が平均より高い場合は重みづけ係
数を小さい値に決める。
【0010】図3は変化率の分布の一例で、点線より上
は変化率が大、点線より下は変化率が小で、この時刻、
例えば、夕方6時、画面のブロック番号8、9、14およ
び15(図2のブロック分割図に対応する)の部分に街灯
の光等が入射し、露光レベルが高くなって変化率が上昇
し、他のブロックは露光レベルの低い状態にある(日暮
れで徐々に暗くなった)場合の例である。これにより、
重みづけ係数決定部12により、この時刻のブロック8 、
9 、14および15の重みづけ係数を小さい値に決定する。
決定された重みづけ係数のデータは制御部16を介しメモ
リ部13に入力し、ブロック別・時間別に設定されたデー
タテーブルの所要箇所に記録され、これにより、一日分
のデータテーブルが完成する。
は変化率が大、点線より下は変化率が小で、この時刻、
例えば、夕方6時、画面のブロック番号8、9、14およ
び15(図2のブロック分割図に対応する)の部分に街灯
の光等が入射し、露光レベルが高くなって変化率が上昇
し、他のブロックは露光レベルの低い状態にある(日暮
れで徐々に暗くなった)場合の例である。これにより、
重みづけ係数決定部12により、この時刻のブロック8 、
9 、14および15の重みづけ係数を小さい値に決定する。
決定された重みづけ係数のデータは制御部16を介しメモ
リ部13に入力し、ブロック別・時間別に設定されたデー
タテーブルの所要箇所に記録され、これにより、一日分
のデータテーブルが完成する。
【0011】そして、時計部14よりの時刻に対応させて
メモリ部13のデータテーブルより所要箇所のデータを読
出し、このデータに基づいて、制御部16を介し露出制御
部15により、レンズ部1の絞り、CCD2のシャッター
速度、あるいはAGC回路3の利得を制御し、CCDの
露光量を制御する。なお、前記重みづけ係数決定の動作
は毎日同様に行われ、メモリ部13のデータテーブルのデ
ータは24時間が経過する都度、新しいデータに書換え
る。これにより、季節の変化、あるいは新しい建物が完
成する等の環境の変化に対応するようにする。
メモリ部13のデータテーブルより所要箇所のデータを読
出し、このデータに基づいて、制御部16を介し露出制御
部15により、レンズ部1の絞り、CCD2のシャッター
速度、あるいはAGC回路3の利得を制御し、CCDの
露光量を制御する。なお、前記重みづけ係数決定の動作
は毎日同様に行われ、メモリ部13のデータテーブルのデ
ータは24時間が経過する都度、新しいデータに書換え
る。これにより、季節の変化、あるいは新しい建物が完
成する等の環境の変化に対応するようにする。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による監
視カメラの露出補正方法によれば、画面を複数のブロッ
クに分割し、ブロック別に露光量の時間的な変化を算出
し、変化率の大小で各ブロックの重みづけ係数に差を設
け、一日分を記録し、このデータに基づいてカメラの露
出を制御する。従って、例えば、街灯照明によって夜間
のみ一部のブロックで露光が増加する場合、このブロッ
クの重みづけ係数は小さい値に設定されるので、このブ
ロックの露光量によって露出が絞られることがなく、画
面全体が暗くならず、監視に支障を来さないものとな
る。
視カメラの露出補正方法によれば、画面を複数のブロッ
クに分割し、ブロック別に露光量の時間的な変化を算出
し、変化率の大小で各ブロックの重みづけ係数に差を設
け、一日分を記録し、このデータに基づいてカメラの露
出を制御する。従って、例えば、街灯照明によって夜間
のみ一部のブロックで露光が増加する場合、このブロッ
クの重みづけ係数は小さい値に設定されるので、このブ
ロックの露光量によって露出が絞られることがなく、画
面全体が暗くならず、監視に支障を来さないものとな
る。
【図1】本発明による監視カメラの露出補正方法の一実
施例の要部ブロック図である。
施例の要部ブロック図である。
【図2】本発明による監視カメラの露出補正方法のブロ
ック分割の一例の図である。
ック分割の一例の図である。
【図3】本発明による監視カメラの露出補正方法の各ブ
ロックの積分データの変化率分布の一例である。
ロックの積分データの変化率分布の一例である。
1 レンズ部 2 CCD 3 S/H・AGC回路 4 A/D変換部 5 ディジタル信号処理部 6 D/A変換部 7 ブロック分割部 8 積分回路 9 記憶部 10 比較部 11 変化率算出部 12 重みづけ係数決定部 13 メモリ部 14 時計部 15 露出制御部 16 制御部
Claims (8)
- 【請求項1】 CCD等よりの信号をサンプルホールド
して映像信号を取出し、AGC回路で利得を制御し、デ
ィジタル信号に変換し、ディジタル信号理回路で所要の
信号処理を行い、アナログ信号に変換して出力する監視
カメラにおいて、前記ディジタル信号処理回路よりの画
面のデータを複数のブロックに分割するブロック分割部
と、ブロック分割部よりのデータを所要時間分ずつブロ
ック別に積分する積分回路と、積分回路よりのデータを
積分の都度ブロック別に記録する第1記憶部と、第1記
憶部に記録されたデータを読出し、第1記憶部に次に記
録されるデータと比較する比較部と、比較部よりのデー
タを順次記録する第2記憶部と、第2記憶部に記録され
たデータを読出し、データの変化率を算出する変化率算
出部と、変化率算出部よりのデータに基づいてブロック
別の重みづけ係数を決定する重みづけ係数決定部と、重
みづけ係数決定部よりのデータを記録するメモリ部と、
前記ブロック分割部、積分回路、第1記憶部、比較部、
第2記憶部、変化率算出部、重みづけ係数決定部および
メモリ部を制御する制御部とからなり、メモリ部より読
出したデータに基づいて前記監視カメラの露出を制御す
るようにした監視カメラの露出補正方法。 - 【請求項2】 前記ブロック分割部は、前記ディジタル
信号処理回路よりの画面のデータを各ブロックの画素数
を略同一に分割するものでなる請求項1記載の監視カメ
ラの露出補正方法。 - 【請求項3】 除算回路を設け、前記積分回路よりの各
ブロックのデータをそれぞれ当該ブロックの画素数で除
算するようにし、除算回路よりのデータを前記第1記憶
部に記録するようにした請求項1または請求項2記載の
監視カメラの露出補正方法。 - 【請求項4】 前記重みづけ係数決定部は、前記変化率
算出部による変化率の大きいブロックの重みづけ係数を
小さくし、変化率の小さいブロックの重みづけ係数を大
きく決めるようにした請求項1、請求項2または請求項
3記載の監視カメラの露出補正方法。 - 【請求項5】 前記メモリ部に、前記重みづけ係数決定
部よりの24時間分のデータを記録するようにした請求
項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の監視カ
メラの露出補正方法。 - 【請求項6】 前記メモリ部に重みづけ係数のデータテ
ーブルを設け、前記重みづけ係数決定部よりの24時間
分のデータを1日の時間に対応させて記録するようにし
た請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求
項5記載の監視カメラの露出補正方法。 - 【請求項7】 前記メモリ部は、24時間経過の都度、
前記重みづけ係数決定部よりの24時間分のデータに書
換えるようにした請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4、請求項5または請求項6記載の監視カメラの露出
補正方法。 - 【請求項8】 前記積分回路にて、前記ブロック分割部
よりのデータを略30分ずつ積分するようにした請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
6または請求項7記載の監視カメラの露出補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020059A JPH08214208A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 監視カメラの露出補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020059A JPH08214208A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 監視カメラの露出補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08214208A true JPH08214208A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12016514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7020059A Pending JPH08214208A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 監視カメラの露出補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08214208A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7245320B2 (en) * | 2002-06-04 | 2007-07-17 | Micron Technology, Inc. | Method and apparatus for automatic gain and exposure control for maintaining target image brightness in video imager systems |
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WO2017033559A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社Jvcケンウッド | 撮影装置、撮影方法、およびプログラム |
CN110429935A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-11-08 | 深圳星河半导体技术有限公司 | 一种切频锁相回路及其所运用的算法 |
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1995
- 1995-02-08 JP JP7020059A patent/JPH08214208A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110429935B (zh) * | 2019-07-25 | 2024-04-26 | 深圳星河半导体技术有限公司 | 一种切频锁相回路及其所运用的算法 |
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