JPH08214111A - セルフォックレンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する方法及び、当該方法に使用される装着固定装置。 - Google Patents

セルフォックレンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する方法及び、当該方法に使用される装着固定装置。

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JPH08214111A
JPH08214111A JP27062794A JP27062794A JPH08214111A JP H08214111 A JPH08214111 A JP H08214111A JP 27062794 A JP27062794 A JP 27062794A JP 27062794 A JP27062794 A JP 27062794A JP H08214111 A JPH08214111 A JP H08214111A
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JP
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lens array
selfoc lens
unit holder
mounting
fixing
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JP27062794A
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Hitoshi Shiomi
仁 塩見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルフォックレンズアレイをユニットホルダ
ーへ、装着固定位置の誤差を微小範囲に抑えて短時間に
効率よく装着固定し、作業の生産性を向上する。 【構成】 可動プレート12によりユニットホルダー4
0を加圧する加圧機構と、当該加圧に伴う衝撃をダンパ
ースプリング25により吸収し装着受部17の位置変化
を抑えるダンパー機構と、装着受部17の高さ及び水平
位置を位置調整ナット24で調整する調整機構と、ユニ
ットホルダー40を拘止する拘止機構と、瞬間接着剤液
をセルフォックレンズアレイに点滴する点滴機構と、可
動プレート12の加圧を解除すると共に上記ユニットホ
ルダー40の拘止を解く解除機構を有し、点滴ゲージ盤
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、ハンデ
ィースキャナー、バーコードリーダ等の画像読取り装置
において、原稿上のイメージを当倍率でイメージセンサ
ー上に投影するために用いられるセルフォックレンズア
レイをユニットホルダーへ装着固定する方法及び、当該
方法に使用される装着固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取り装置の構成は、ガラス
板と当該ガラス板を通して原稿に光を照射する発光ダイ
オード(LED)と、ガラス板と対向配設されるイメー
ジセンサーと、当該イメージセンサーとガラス板との間
に配設されて原稿からの反射光をイメージセンサー上に
投影し結像させるセルフォックレンズアレイ等から成っ
ているのが一般的である。
【0003】ここで、セルフォックレンズアレイは、ガ
ラスエポキシの枠内に径0.9〜1.1ミリメートルの
セルフォックレンズが2列に多数配置され、シリコン樹
脂で固定されて成るものであり、セルフォックレンズは
屈折率が中心軸から周辺に向かって二乗分布近似に減少
するロッド状媒質であり、セルフォックレンズ内では光
は一定周期をもって蛇行しながら進む性質を有している
ことから、正立等倍像を結像し得る。
【0004】更に、セルフォックレンズアレイの主走査
方向の長さは、画像読取り素子列であるイメージセンサ
ーの長さとほぼ同じであり、セルフォックレンズの共役
長IC(トータルコンジュゲート)が原稿摺接ガラス板
面からイメージセンサーまでの距離と一致する必要があ
ることから、セルフォックレンズアレイの取付け位置
は、そのセルフォックレンズの光軸方向の長さをZとし
た際、Zの中心線からイメージセンサーまでの距離が上
記共役長ICの二分の一となるよう一義的に決定される
ことになる。
【0005】一方、従来セルフォックレンズアレイはユ
ニットホルダーへ装着固定されて、画像読取り装置に組
み込まれるタイプのものが主流であり、セルフォックレ
ンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する場合に
は、何らかの位置調整を必要としていた。これは、セル
フォックレンズアレイの装着固定位置のずれによって、
片側ずれ、両側ずれ、中心ずれを含む集点ずれが生じ、
例えば、市販の開口角20度のセルフォックレンズであ
れば中心ずれの許容範囲は0.1ミリメートル以下とい
う極めて微小な範囲であるため、セルフォックレンズア
レイの取り付に際しては、上記焦点ずれを極力抑えるこ
とが重要であり、セルフォックレンズアレイをユニット
ホルダーへ装着固定する場合に、当該ユニットホルダー
の基準面からセルフォックレンズの光軸方向先端面まで
の長さが、所定の高精度な寸法範囲内に取付加工するこ
とが求められている。
【0006】更に、上記焦点ずれを補正するには、イメ
ージセンサーで画像読取り素子のピッチと同一ピッチの
縞模様が描かれたMTFテストチャートを読み取り、こ
れより得た出力信号をシンクロスコープに表示し、その
最大出力と最小出力から計算によってMTFの値を算出
するようにし、MTFの値が最大となる位置にセルフォ
ックレンズアレイをずらすことによって成されていた。
【0007】続いて、上記従来の技術の一例として、特
開平5−191562号公報に開示されている、「SL
Aの位置調整方法及びこの方法によりSLAの位置を調
整した密着型イメージセンサ」によれば、その技術的構
成は、SLA支持手段により画像読取り素子列と原稿摺
接面との間に介装したSLAの主走査方向の両端を支持
する工程と、位置調節機構により前記SLA支持手段を
主走査方向と垂直な方向において移動することにより、
前記SLAと前記画像読取り素子列との相対的位置を調
整する工程と、固定手段により前記画像読取り素子列と
の前記相対的位置を保ったまま前記SLAを前記枠体に
固定し、前記SLA支持手段及び位置調整機構を密着型
イメージセンサより取り外す工程とを備えたことを要旨
とするものである。
【0008】また、詳細にはその実施例より、その位置
調整機構に係る位置調整装置は、内部にバネが設けられ
当該バネの弾性力により水平方向に付勢してSLAの主
走査方向の両端に対して水平方向に押圧する支持棒が設
けられた支持手段を有し、前記支持棒の先端部において
SLAを支持し、当該SLAの上下方向の位置を規制す
る一方、上記支持手段が昇降装置に固定されていること
により、当該昇降装置に係るつまみを回転することによ
り、上記支持手段を上下に移動できる構成となってい
る。また、この際電動モーターの微速度回転によって上
記つまみを駆動できること、昇降装置にはマイクロメー
タがついており、上下の移動距離を測定できるものであ
るとの記載もある。次に、前述のようにMTFテストチ
ャートを読み取りMTFの値が最大となるSLAの位置
を求め、上記位置調整装置によりSLAの位置を調整
し、この状態でSLAが装着される金属フレームの側面
に施された穴から固定ネジによって上記SLAを押圧固
定するようにし、続いて、金属フレームを上記位置調整
装置から取り外し、金属フレームの両開口を開口部によ
り封着する。あるいは、金属フレームの両開口を開口部
により封着した状態で、当該開口部に施された上下に細
長い長穴形状の穴から上記支持棒を挿入して、上記同様
の位置調整を行ない、最後に前記穴から支持棒を抜き取
ると共に開口部を通って光が内部に入り込むのを防ぐた
めに開口部にシールなどを貼るものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の項に
記載の、SLAの位置調整方法及びこの方法によりSL
Aの位置を調整した密着型イメージセンサに係る、セル
フォックレンズアレイの位置調整方法は前述の通りであ
り、極めて煩雑な工程からなるものであるため、当該位
置調整に長時間を要し極めて生産性が悪いという欠点が
ある。そこで、本発明は上記欠点に鑑み成されたもので
あり、その目的とするところは、セルフォックレンズア
レイをユニットホルダーに装着固定する作業において、
取付加工を容易にすると共に、装着固定位置の誤差範囲
を小さくし、製品の精度・歩留り共に向上されたセルフ
ォックレンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する
方法を提供する他、その装着固定作業に好適に採用され
る新規な装着固定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成によった。先ず第一に、本発明
に係る、セルフォックレンズアレイをユニットホルダー
へ装着固定するに使用される装着固定装置は、固定プレ
ートより立設するガイドシャフトに沿って可動プレート
が下降し、固定プレートに設けられた装着受部に緩嵌さ
れたセルフォックレンズアレイ装着ずみユニットホルダ
ーを加圧する加圧機構と、当該加圧に伴う衝撃を緩衝、
吸収し固定プレート装着受部の位置変化を抑えるダンパ
ー機構と、当該装着受部の高さ及び水平位置を調整する
ための調整機構と、更に当該装置本体に付設するタンク
に備えられた瞬間接着剤液を点滴する点滴機構と、上記
装着受部に緩嵌されたユニットホルダーを拘止する拘止
機構と、そして、上記可動プレートによる加圧を解除し
て当該可動プレートがガイドシャフトに沿って上昇する
一方、上記拘止を解く解除機構を有し、続いて、上記瞬
間接着剤液の点滴箇所の目安を示したマーカー板と、セ
ルフォックレンズアレイを上記マーカー板より離隔して
当該セルフォックレンズアレイの両端部を載架する支持
体より成る点滴ゲージ盤を備えたことを要旨とするもの
である。
【0011】第二に、本発明に係る、セルフォックレン
ズアレイをユニットホルダーへ装着固定する方法は、上
記要旨として記載のセルフォックレンズアレイをユニッ
トホルダーへ装着固定するに使用される装着固定装置に
おいて、予め固定プレート装着受部の高さ及び水平位置
を調整する工程と、ユニットホルダーを上記装置の固定
プレート装着受部に緩嵌する工程と、点滴ゲージ盤にセ
ルフォックレンズアレイを載置し、マーカー板の表示を
目安に上記装置を作動して当該装置本体に付設したタン
クに備えられた瞬間接着剤液を滴下し、当該セルフォッ
クレンズアレイの光軸方向に対する両側面の所定箇所に
点滴する工程と、上記工程で瞬間接着剤液の点滴が成さ
れたセルフォックレンズアレイを、上記ユニットホルダ
ーの長孔に装置する工程と、上記装置を作動して上記ユ
ニットホルダーを拘止する工程と、次に、上記装置を作
動して可動プレートをガイドシャフトに沿って下降さ
せ、上記セルフォックレンズアレイの装着が成されたユ
ニットホルダーに所定の加圧を行なう工程と、続いて、
上記装置を再び作動して可動プレートをガイドシャフト
に沿って上昇させ上記ユニットホルダーへの加圧を解除
すると共に、当該ユニットホルダーの拘止を解く工程
と、以上操作によってセルフォックレンズアレイが装着
固定されたユニットホルダーを上記装置の固定プレート
装着受部より取り出す工程から成ることを要旨とするも
のである。
【0012】更に、上記第一及び第二の要旨に記載のユ
ニットホルダーには、特に発光ダイオード(LED)の
発光パターンをセルフォックレンズアレイを通してイメ
ージセンサー上に結像させるための長孔が設けられた基
盤上に、当該長孔に添って上記セルフォックレンズアレ
イの光軸方向に支持壁が垂直に周設され、当該支持壁の
内周の上記セルフォックレンズアレイの両側面に相応し
た内周側面上に当該セルフォックレンズアレイを両内周
側より挾持するように、複数の膨出部が形成されている
と共に、当該長孔の両端部に上記セルフォックレンズア
レイの装着位置を規制するための担持部が形成されてい
るものが含まれる。
【0013】一方、上記第二の要旨に記載した点滴ゲー
ジ盤におけるマーカー板の表示は、セルフォックレンズ
アレイが装着されるユニットホルダーの支持壁の内周側
面上に形成された膨出部の膨出間隔をマーク表示したも
のであることを要す。
【0014】
【作用】本発明に係るセルフォックレンズアレイをユニ
ットホルダーへ装着固定する方法において、両端部を点
滴ゲージ盤の支持体に載架し、マーカー板の目安表示に
より瞬間接着剤液の点滴が成されたセルフォックレンズ
アレイの点滴部分は、やや膨出状態となっており、液垂
れもなくユニットホルダーに装着される。この際、当該
ユニットホルダーの支持壁の内周側面上に、セルフォッ
クレンズアレイを挾持するように形成された膨出部の挾
持面に相応した範囲に上記点滴が成されているので、上
記瞬間接着剤液は膨出部の挾持面とセルフォックレンズ
アレイの側面上の密着面との微小隙間で全体に延び広が
って接着効果を発揮するよう作用する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら更に本発明に係る
実施例について詳説するものとする。先ず、図1は本発
明に係る、セルフォックレンズアレイをユニットホルダ
ーへ装着固定するに使用される装着固定装置の部分切欠
正面図である。図1より明らかであるように、本発明に
係る装着固定装置1は、基盤プレート2の上面端より立
設された立設壁板3によって固定プレート4が持設さ
れ、更に当該固定プレート4の端部より六本のガイドシ
ャフト5が植設され、当該ガイドシャフト5の他端は上
面プレート6を支持固定している。更に、当該上面プレ
ート6の上面中心部には図外に取付けのエアーコンプレ
ッサーより作動動力が得られると共に、当該装着固定装
置1に付設される操作パネルのボタン操作により制御さ
れるエアーシリンダ7が止置されており、当該エアーシ
リンダ7の止着端からは上記上面プレート6に施された
ロッド挿通孔8を遊貫してシリンダーロッド9が延設さ
れている。続いて、当該シリンダーロッド9の先端は、
端部に六個の摺動孔10を有し摺動ブッシュ11が嵌着
され上記六本のガイドシャフト5に沿って上下に摺動し
得る可動プレート12の上面中心部に固着されており、
当該可動プレート12はシリンダーロッド9により上記
ガイドシャフト5に沿って摺動して昇降自在である。ま
た、可動プレート12の下面中央には押圧板13が固着
される一方、上記固定プレート4の上面中央には押圧受
板14が固着されている。ここで、上記押圧板13は、
ユニットホルダー40に装着されたセルフォックレンズ
アレイ39の光軸方向の装着上面を押圧する加圧板であ
る一方、押圧受板14には、上記ユニットホルダーの4
0の下面内形状の凸部が形成された押圧受型16が固定
されている。但し、押圧受板14及び押圧受型16には
上記ユニットホルダー40にセルフォックレンズアレイ
39が装着された際に、当該セルフォックレンズアレイ
39の装着下端面を所定高さ及び水平位置で下方より当
接して、押圧受型16の内周側面と共に装着受部17を
形成するための担持板18の先端部が挿通する挿通長孔
19が設けられている。
【0016】更に一方、図1より明らかであるように、
基盤プレート2の上面上には担持架台20が設けられ、
当該担持架台20の先端には微小ピッチの垂設ボルト2
1が植設され、支持プレート22の下面にも上記垂設ボ
ルト21に対応した垂下ボルト23が植設され、当該垂
設ボルト21と垂下ボルト23は位置調整ナット24に
より連結されていると共に、当該位置調整ナット24の
締回しにより支持プレート22の高さ及び水平方向の位
置を精密に調整し得るようになっている。続いて、上記
支持プレート22と担持板18間には、担持板18に与
えられた衝撃力を緩和、吸収するためにダンパースプリ
ング25が設けられている。また当該ダンパースプリン
グ25の復元性により、担持板18の先端面における高
さ及び水平方向の位置を保持できる。そして当該支持プ
レート22と固定プレート4は、当該支持プレート22
の隅部四ケ所において、連結棒26により連結されてお
り、担持板18の底部には差込み孔27が四ケ所設けら
れると共に、当該差込み孔27には差込みブッシュ28
が嵌着されており、当該差込みブッシュ28には上記連
結棒26が貫通されている。
【0017】次に、図2は本発明に係る装着固定装置の
平面図であり、図2の点滴ゲージ盤32は、瞬間接着剤
液の点滴箇所の目安を示したマーカー板33と、セルフ
ォックレンズアレイ39をマーカー板33から離隔して
当該セルフォックレンズアレイ39の両端部を載架する
支持体34から成っており、一方タンク35には瞬間接
着剤液が備えられており、エアー管36は図外のエアー
コンプレッサーからの空気圧をタンク35に導き、液供
給管37は点滴ノズル38に上記瞬間接着剤液を導くも
のであり、上記操作パネル30のボタン31の操作によ
り、空気圧の押出しで点滴ノズル38より上記瞬間接着
剤が1滴ずつ滴下されるようになっている。更に、固定
プレート4には拘止アーム29が押圧受板14に沿って
取着されており、当該拘止アーム29は図外のエアーコ
ンプレッサーより作動動力が得られると共に、操作パネ
ル30のボタン31による操作により制御されるもので
ある。ここで、当該拘止アーム29はユニットホルダー
の支持壁を握持し当該ユニットホルダーが押圧受板14
から動かないようにすると共に、上記点滴が成され押圧
受板14の装着受部17に装着されたセルフォックレン
ズアレイ39とユニットホルダーを固着させるものであ
る。
【0018】更に、図3は本発明に係る装着固定装置の
部分拡大切欠左側面図であり、押圧板13、セルフォッ
クレンズアレイ39、ユニットホルダー40、装着受部
17、担持板18、挿通長孔19等の位置関係を明らか
にする。
【0019】続いて、図4はユニットホルダーの一例を
示した平面図である。図のように、ユニットホルダー4
0は、基盤41上に支持壁42が周設されると共に、長
孔43が施されている。また、上記支持壁42の内周側
面上には装着するセルフォックレンズアレイを両内周面
より挾持するように膨出部44が形成されていると共
に、上記長孔43の両端部には装着するセルフォックレ
ンズアレイの装着位置を規制するための担持部45が形
成されている。
【0020】更に続いて、上記図1から図4を参照し
て、上記装着固定装置1を使用したセルフォックレンズ
アレイをユニットホルダーへ装着固定する際の方法につ
いて述べるものとする。
【0021】先ず第一に、予め上記装着固定装置1にお
いて固定プレート4の装着受部17の高さ及び水平位置
を調整する。ここで、上記のようにユニットホルダー4
0の長孔43には当該長孔43の両端部にセルフォック
レンズアレイ39の装着位置を規制するための担持部4
5が設けられている。ここで、装着位置を規制すると
は、ユニットホルダー40の長孔43に装着されるセル
フォックレンズアレイ39の正確な装着基準位置を意味
するものではなく、上記セルフォックレンズアレイ39
の両端部が担持部45に当接して、それ以上下方に沈み
込まないための最下の当接位置を意味するものである。
一方、セルフォックレンズアレイ39の光軸方向の長さ
は、製造上の問題から寸法にばらつきがあり、セルフォ
ックレンズアレイに表示のロット番号が変われば、その
寸法も変わってしまうと見るべきである。以上のような
事情から、セルフォックレンズアレイ39はユニットホ
ルダー40の長孔43において、担持部45の上面以上
のいずれかの高さ及び水平位置で固定されなければなら
ないため、装着受部17の底面を規定する担持板18の
先端面の高さ及び水平位置を精密に調整して装着される
セルフォックレンズアレイを下方より担持することが必
要となり、この為、担持板18の先端面の位置を調整す
るために位置調整ナット24により精密調整を行なう。
次に、ユニットホルダー40を、固定プレート4に固着
されている押圧受板14の押圧受型16及び、担持板1
8の先端面により形成される装着受部17に緩嵌するよ
うにする。続いて、ユニットホルダー40に装着しよう
とするセルフォックレンズアレイ39を点滴ゲージ盤3
2の支持体34に載架し、操作パネル30のボタン31
の操作により瞬間接着剤液が備えられたタンク35か
ら、図外のエアーコンプレッサーからの空気圧による押
出しによって、瞬間接着剤液を点滴ノズル38より、マ
ーカー板33の目安表示に従い上記セルフォックレンズ
アレイ39の光軸方向に対する側面上の所定点滴箇所に
滴下する。この際、一方の側面に点滴を終えたら、セル
フォックレンズアレイ39を裏返してもう一方の側面に
も同様に点滴を施こすものとする。そして次に、以上の
ように瞬間接着剤液の点滴が成されたセルフォックレン
ズアレイ39を上記ユニットホルダー40の長孔43に
装着する。更に、操作パネル30のボタン31により押
圧受板14に沿って取着されている拘止アーム29を作
動し、上記ユニットホルダー40の支持壁42を握持
し、ユニットホルダー40が押圧受板14から動かない
ようにすると共に、上記点滴が成され押圧受板14の装
着受部17に装着されたセルフォックレンズアレイ39
とユニットホルダー40を固着させるために拘止するも
のである。更にまた、操作パネル30のボタン31の操
作により、図外のエアーコンプレッサーの空気圧により
エアーシリンダ7を作動しシリンダーロッド9を延伸さ
せ可動プレート12をガイドシャフト5に沿って下降さ
せ、固定プレート4上のユニットホルダー40に装着さ
れると共に、上記拘止により当該ユニットホルダー40
と瞬間接着剤液による接着が始まっているセルフォック
レンズアレイ39の光軸方向に対する装着上面を押圧板
13によって加圧する。そして更に、操作パネル30の
ボタン31の操作により、可動プレート12をガイドシ
ャフト5に沿って上昇させて上記加圧を解除すると共
に、拘止アーム29によるユニットホルダー40に対す
る拘止を解くようにする。そして次に、以上操作によっ
てセルフォックレンズアレイ39が装着固定されたユニ
ットホルダー40を固定プレートの装着受部17より取
り出すものとする。
【0022】以上記述の方法によって、ユニットホルダ
ーに装着固定されたセルフォックレンズアレイの基準寸
法に対する装着誤差は、微小誤差の範囲となり、従来の
方法に比べ装着精度、歩留り共に飛躍的に向上できた。
【0023】更に、以上記述の方法によって装着固定さ
れた、セルフォックレンズアレイが装着固定されたユニ
ットホルダーは、以下の工程を経て完成品とされる。先
ず初めに、上記製品に対する精度検査として、マイクロ
メータにより基準部位間の測定を行ない、装着誤差の大
きいものについては不良品として取除く工程と、次に、
ユニットホルダーの支持壁と当該ユニットホルダーに装
着固定されたセルフォックレンズアレイとの間の微小隙
間が上面となるように、装着パネルボードに配列収納
し、当該微小隙間から内部に光が入り込むのを防ぐため
に、オートショッター機等の自動機械を使用し、上記隙
間にシリコーンゴムにより目止めを実施する工程と、最
終に、上記作業工程上で点滴された瞬間接着剤液の量が
過剰であったり、作業環境が過剰に高温多湿である等に
より、セルフォックレンズの表面に白濁を生じることが
あり、当該白濁がレンズの光学性能を劣化することか
ら、その白濁部分を清浄で柔かな布などで軽く拭き取る
工程が行なわれるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る、セルフォックレンズアレ
イをユニットホルダーへ装着固定するに使用される装着
固定装置は、以上記載のような構成によるので、セルフ
ォックレンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する
工程において、装着固定に際し装着精度を向上できると
共に歩留りを抑えることができるという効果がある。
【0025】本発明に係る、セルフォックレンズアレイ
をユニットホルダーへ装着固定する方法は、以上記載の
ような構成によるので、セルフォックレンズアレイをユ
ニットホルダーへ装着固定する工程において、その装着
固定時間を飛躍的に短縮できるとう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、セルフォックレンズアレイをユ
ニットホルダーへ装着固定するに使用される装着固定装
置の部分切欠正面図。
【図2】本発明に係る装着固定装置の平面図。
【図3】本発明に係る装着固定装置の部分拡大切欠左側
面図。
【図4】ユニットホルダーの一例を示した平面図。
【符号の説明】
1 本発明に係る装着固定装置 2 基盤プレート 3 立設壁板 4 固定プレート 5 ガイドシャフト 6 上面プレート 7 エアーシリンダ 8 ロッド挿通孔 9 シリンダーロッド 10 摺動孔 11 摺動ブッシュ 12 可動プレート 13 押圧板 14 押圧受板 16 押圧受型 17 装着受部 18 担持板 19 挿通長孔 20 担持架台 21 垂設ボルト 22 支持プレート 23 垂下ボルト 24 位置調整ナット 25 ダンパースプリング 26 連結棒 27 差込み孔 28 差込みブッシュ 29 拘止アーム 30 操作パネル 31 ボタン 32 点滴ゲージ盤 33 マーカー板 34 支持体 35 タンク 36 エアー管 37 液供給管 38 点滴ノズル 39 セルフォックレンズアレイ 40 ユニットホルダー 41 基盤 42 支持壁 43 長孔 44 膨出部 45 担持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルフォックレンズアレイをユニットホ
    ルダーへ装着固定するに使用される装着固定装置であっ
    て、固定プレートより立設するガイドシャフトに沿って
    可動プレートが下降し、固定プレートに設けられた装着
    受部に緩嵌されたセルフォックレンズアレイ装着ずみユ
    ニットホルダーを加圧する加圧機構と、当該加圧に伴う
    衝撃を緩衝、吸収して固定プレート装着受部の位置変化
    を抑えるダンパー機構と、当該装着受部の高さ及び水平
    位置を調整するための調整機構と、更に当該装置本体に
    付設するタンクに備えられた瞬間接着剤液を点滴する点
    滴機構と、上記装着受部に緩嵌されたユニットホルダー
    を拘止する拘止機構と、そして、上記可動プレートによ
    る加圧を解除して当該可動プレートがガイドシャフト上
    に沿って上昇する一方、上記拘止を解く解除機構を有
    し、続いて、上記瞬間接着剤液の点滴箇所の目安を示し
    たマーカー板と、セルフォックレンズアレイを上記マー
    カー板より離隔して当該セルフォックレンズアレイの両
    端部を載架する支持体より成る点滴ゲージ盤を備えたこ
    とを特徴とする、セルフォックレンズアレイをユニット
    ホルダーへ装着固定するに使用される装着固定装置。
  2. 【請求項2】 ユニットホルダーが、発光ダイオード
    (LED)の発光パターンをセルフォックレンズアレイ
    を通してイメージセンサー上に結像させるための長孔が
    設けられた基盤上に、当該長孔に添って上記セルフォッ
    クレンズアレイの光軸方向に支持壁が垂直に周設され、
    当該支持壁の内周の上記セルフォックレンズアレイの両
    側面に相応した内周側面上に当該セルフォックレンズア
    レイを両内周側より挾持するように、複数の膨出部が形
    成されていると共に、当該長孔の両端部に上記セルフォ
    ックレンズアレイの装着位置を規制するための担持部が
    形成されているものであることを特徴とする、請求項1
    記載のセルフォックレンズアレイをユニットホルダーヘ
    装着固定するに使用される装着固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のセルフォックレンズアレ
    イをユニットホルダーへ装着固定するに使用される装着
    固定装置において、予め固定プレート装着受部の高さ及
    び水平位置を調整する工程と、ユニットホルダーを上記
    装置の固定プレート装着受部に緩嵌する工程と、点滴ゲ
    ージ盤にセルフォックレンズアレイを載置し、マーカー
    板の表示を目安に上記装置を作動して当該装置本体に付
    設したタンクに備えられた瞬間接着剤を滴下し、当該セ
    ルフォックレンズアレイの光軸方向に対する両側面の所
    定箇所に点滴する工程と、上記工程で瞬間接着剤液の点
    滴が成されたセルフォックレンズアレイを、上記ユニッ
    トホルダーの長孔に装着する工程と、上記装置を作動し
    て上記ユニットホルダーを拘止する工程と、次に、上記
    装置を作動して可動プレートをガイドシャフトに沿って
    下降させ、上記セルフォックレンズアレイの装着が成さ
    れたユニットホルダーに所定の加圧を行なう工程と、続
    いて、上記装置を再び作動して可動プレートをガイドシ
    ャフトに沿って上昇させ上記ユニットホルダーへの加圧
    を解除すると共に、当該ユニットホルダーへの拘止を解
    く工程と、以上操作によってセルフォックレンズアレイ
    が装着固定されたユニットホルダーを上記装着固定プレ
    ート装着受部より取り出す工程から成ることを特徴とす
    る、セルフォックレンズアレイをユニットホルダーへ装
    着固定する方法。
  4. 【請求項4】 ユニットホルダーが、発光ダイオード
    (LED)の発光パターンをセルフォックレンズアレイ
    を通してイメージセンサー上に結像させるための長孔が
    設けられた基盤上に、当該長孔に添って上記セルフォッ
    クレンズアレイの光軸方向に支持壁が垂直に周設され、
    当該支持壁の内周の上記セルフォックレンズアレイの両
    側面に相応した内周側面上に当該セルフォックレンズア
    レイを両内周側より挾持するように、複数の膨出部が形
    成されていると共に、当該長孔の両端部に上記セルフォ
    ックレンズアレイの装着位置を規制するための担持部が
    形成されているものであることを特徴とする、請求項3
    記載のセルフォックレンズアレイをユニットホルダーへ
    装着固定する方法。
JP27062794A 1994-10-07 1994-10-07 セルフォックレンズアレイをユニットホルダーへ装着固定する方法及び、当該方法に使用される装着固定装置。 Pending JPH08214111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107879516A (zh) * 2017-12-13 2018-04-06 南通理工学院 一种机械加工中用污水处理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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