JPH0821394A - マグネットポンプの磁石回転体およびその製造方法 - Google Patents

マグネットポンプの磁石回転体およびその製造方法

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JPH0821394A
JPH0821394A JP17366394A JP17366394A JPH0821394A JP H0821394 A JPH0821394 A JP H0821394A JP 17366394 A JP17366394 A JP 17366394A JP 17366394 A JP17366394 A JP 17366394A JP H0821394 A JPH0821394 A JP H0821394A
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JP
Japan
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magnet
pump
rotating body
magnetized
rotor
Prior art date
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Application number
JP17366394A
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English (en)
Inventor
Masanobu Okuda
正信 奥田
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SANSO DENKI KK
SANSO ELEC Manufacturing
Original Assignee
SANSO DENKI KK
SANSO ELEC Manufacturing
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネットポンプの複雑な形状の磁石回転体
を、容易に製造できるようにして、量産効果を高めるこ
とにある。 【構成】 マグネットポンプのモ−タ−側の磁力吸引に
よってポンプ側の羽根車を回転駆動する磁石回転体5
を、その周部に冷却用羽根9を設けて、着磁性磁粉とプ
ラスチックまたはゴムとを混合した着磁性材料10で一
体的に成形するとともに、ポンプ側の羽根車体の磁力吸
引部と対向する上記磁石回転体5の内周面に着磁してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネットポンプに関
し、特にマグネットポンプの磁石回転体およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネットポンプでは、モ−タ−
側の磁力吸引によってポンプ側の羽根車体を回転駆動す
る磁石回転体は、その筒状のハウジングをアルミニウム
で成形し、羽根車回転体の磁力吸引部と対向する内側に
円筒状のヨ−クを配設してその内周部にフェライト磁石
等の磁石を貼り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、ハウジン
グ、ヨ−ク、磁石をそれぞれ所定の形状に成形して、そ
のハウジングにヨ−クを装着して磁石を貼り付けなけれ
ばならず、成形や組み立てに手間がかかるものであっ
た。
【0004】そして最近では、低温で蒸発するLiBr
水溶液等の薬液の送給用にもマグネットポンプが使用さ
れ、この薬液が100〜140℃もの高温状態となるた
め、モ−タ−側へ高熱が伝達するのが問題となり、また
磁力吸引力が低下するものであった。
【0005】従来のマグネットポンプでは、モ−タ−の
後部にファンを配設したり、ロ−タ−にモ−タ−冷却羽
根を一体的に配設して対処しているが、上記したような
使用条件に対して、より適切な手段が要求されるもので
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、マグ
ネットポンプのモ−タ−側の磁力吸引によってポンプ側
の羽根車体を回転駆動する磁石回転体を、その周部に冷
却用羽根を設けて、着磁性磁粉とプラスチックまたはゴ
ムとを混合した着磁性材料で一体的に成形するととも
に、ポンプ側の羽根車体の磁力吸引部と対向する上記磁
石回転体の内周面に着磁することを特徴とするマグネッ
トポンプの磁石回転体およびその製造方法を提供するに
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、マグネットポンプの磁石回転
体を着磁性磁粉とプラスラチックやゴムとを混合した着
磁性材料で一体的に成形することによって、周部に冷却
用羽根を設けた磁石回転体を簡単に成形できる。
【0008】そして、上記磁石回転体の内周面に着磁す
ることよって、従来のようにハウジングにヨ−クを装着
して磁石を貼り付けて組み立てる必要がなくなるととも
に、磁力吸引効果を最大限に発揮させることができ、か
つ生産工程を削減できて量産効果がはかれる。
【0009】また、磁石回転体部に設けた冷却用羽根に
そって、隔壁部の外周部に高温の空気が停滞せず良好に
冷却できて、モ−タ−部への温度伝達を有効に防止で
き、磁石回転体の磁力も低下せずに磁力吸引してポンプ
部を回転駆動することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例を示すものである。
マグネットポンプ1は、図1のようにモ−タ−部2のロ
−タ−3の回転軸4に円筒状の磁石回転体5を軸着し、
モ−タ−部2とポンプ部6との間の所定の形状に凹設し
た隔壁7を介してポンプ部6の羽根車体8を磁力吸引し
て回転駆動するようにしている。
【0011】上記ロ−タ−3の回転軸4に軸着した筒状
の磁石回転体5は、外周部のコ−ナ−部に図2〜図4の
ように冷却用羽根9を底側および外側に突き出すように
して軸対称状に配設し、モ−タ−部2でこの磁石回転体
5を回転駆動することによって冷却用羽根9を回転し、
隔壁7の外周部に空気が停滞しないで、隔壁7の外周部
を良好に流通して磁石回転体5の周部を冷却できるよう
にしている。
【0012】この冷却用羽根9を設けた磁石回転体5
は、フェライト系や希土類系の着磁性磁粉をナイロン樹
脂やポリプロピレンなどのプラスチックやネオプレンゴ
ム、ニトリルゴムなどのゴムと混合して、この着磁性材
料10を図5のように所定形状の超硬材料の非磁性の金
型11のキャビティ12に流し込んで一体的に成形する
ようにしている。
【0013】金型11は、ほぼ従来のような磁石回転体
の筒状形状のキャビティ12に、上記したように冷却用
羽根9を一体的に成形できるように冷却用羽根部13を
設けていて、図5のように冷却用羽根9部で上下に分割
接合して成形した磁石回転体5を容易に取り出せるよう
にしている。
【0014】そして、上記金型11での成形時に、図5
のように金型11の内側部にS極、N極を交互に放射状
に配設した永久磁石の磁石着磁部14によって、成形中
の磁石回転体5の内周面の羽根車体8の磁力吸引部に対
向する所定個所に、図2、図4のように表面から裏面に
わたって、好ましくは磁力を散逸させないように一点鎖
線のように表面から所要の深さまで、着磁性磁粉を所定
の径方向に整列してS極、N極に交互に着磁し、ポンプ
側の羽根車体8を上記着磁部15を介して磁力吸引して
回転駆動できるようにしている。
【0015】したがって、マグネットポンプの磁石回転
体を、従来のようにハウジングにヨ−クを装着して磁石
を貼り付けることなく、磁石回転体を簡単に一体的に成
形でき、また成形材料中の着磁性磁粉の極性を所望方向
に整えることができて、磁力の強い磁石回転体を得るこ
とができる。
【0016】そして、モ−タ−部2で磁石回転体5が回
転駆動されると、その外周部の冷却用羽根9で外気をケ
−ス16の後端側の冷却風の流入孔17から図1の矢印
のように吸い込んでケ−ス16の側周部の冷却風の吹出
孔19から矢印のように吹き出して隔壁7の外周部に空
気が停滞するのを防止して冷却でき、ポンプ部6の高温
の熱がモ−タ−部2へ伝達するのを有効に防止でき、着
磁部の磁力も低下しなくできて回転駆動できる。
【0017】なお、モ−タ−部2のロ−タ−3にもモ−
タ−冷却羽根20を突設しているため、モ−タ−冷却羽
根20によっても上記した冷却風の流入孔17から外気
を吸い込んで流通でき、より冷却風の流通がはかれてモ
−タ−部の冷却効果を高めることができるものである。
【0018】上記磁石回転体のコ−ナ−部にやや広幅の
冷却用羽根を配設したが、外周面に薄幅の冷却用羽根や
筒状体の端面に渦巻状に冷却用羽根を突設したりするこ
ともできるものであり、またこれらを組み合わせること
もできる。さらに、磁石回転体の外周面を凹凸状として
表面積を大きくして、冷却効果を高めるようにすること
もできる。
【0019】上記では、マグネットポンプの羽根車体側
を従来のように磁石を埋設したものとしたが、磁石回転
体と同様にして着磁性材料で一体成形して、マグネット
ポンプの製造工数等を削減してコストダウンをはかるよ
うにもできる。
【0020】なお、上記した磁石回転体の外周面に、帯
電防止や静電防止用のカ−ボン系フィラ−にアクリル、
ウレタン等のバインダ−を混合した電磁波シ−ルド塗料
を被覆して、磁力が外部へ漏出するのを防止して磁力効
果を高めるとともに、ノイズ発生防止等をはかれるよう
にすることもできる。
【0021】また、上記実施例では、金型側に永久磁石
を配設したが、所要の磁力を発生する電磁石の磁石着磁
部を配設して、金型のキャビティの成形材料の供給、充
填、硬化のタイミングに合わせて電磁石を作動し、上記
のように磁石回転体の内周部に着磁するようにもでき
る。
【0022】またさらに上記実施例では、モ−タ−側の
磁石回転体による磁力吸引方向がポンプ側周面に対向し
た、いわゆるポンプ側面対向型のマグネットポンプにつ
いて説明したが、ポンプの底面に対向した、いわゆる軸
対向型のマグネットポンプについても、同様に適用でき
るものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、マグネ
ットポンプの磁石回転体を一体的に成形できて製造を簡
単化できて量産効果を高められるとともに、内周面に着
磁部をその極性を所望方向に整えられ、磁力吸引力を最
大限に利用できてポンプ性能を高めることができる。
【0024】また、磁石回転体の周部に冷却用羽根を配
設するので、モ−タ−部とポンプとの間の隔壁の外周部
に高温の空気が停滞することなく、冷却風で冷却するこ
とができ、ポンプ部の熱がモ−タ−部へ伝達するのを有
効に防止できて、マグネットポンプの磁石回転体の磁力
を低下せずに、ポンプ部を良好に回転駆動することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した側断面図、
【図2】同上の磁石回転体の断面図、
【図3】同上の磁石回転体の左側面図、
【図4】同上の磁石回転体の右側面図、
【図5】同上の磁石回転体の成形説明用の断面図。
【符号の説明】
1…マグネットポンプ 2…モ−タ−部 5
…磁石回転体 6…ポンプ部 7…隔壁 8
…羽根車体 9…冷却用羽根 10…着磁性材料 11
…金型 12…キャビティ 15…着磁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットポンプのモ−タ−側の磁力吸
    引によってポンプ側の羽根車体を回転駆動する磁石回転
    体を、その周部に冷却用羽根を設けて、着磁性磁粉とプ
    ラスチックまたはゴムとを混合した着磁性材料で一体的
    に成形するとともに、 ポンプ側の羽根車体の磁力吸引部と対向する上記磁石回
    転体の内周面に着磁したことを特徴とするマグネットポ
    ンプの磁石回転体。
  2. 【請求項2】 マグネットポンプのモ−タ−側の磁力吸
    引によってポンプ側の羽根車体を回転駆動する磁石回転
    体を成形する金型に、磁石回転体の周部に設ける冷却用
    羽根を含んだキャビティを凹設するとともに、金型の内
    周面側の所定位置に所要の磁石着磁部を装着し、 上記金型のキャビティに着磁性磁粉とプラスチックまた
    はゴムとを混合した着磁性材料を流し込み、ポンプ側の
    羽根車体の磁力吸引部と対向する上記磁石回転体の内周
    面の着磁性材料の着磁性磁粉を上記磁石着磁部で着磁す
    ることを特徴とするマグネットポンプの磁石回転体の製
    造方法。
JP17366394A 1994-07-01 1994-07-01 マグネットポンプの磁石回転体およびその製造方法 Pending JPH0821394A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159927A (ja) * 1997-12-01 1999-06-15 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫の自動製氷機
JP2002039086A (ja) * 2000-07-21 2002-02-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネットポンプ
CN115528883A (zh) * 2022-11-25 2022-12-27 福建省福安市力德泵业有限公司 一种磁力泵外磁转子

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