JPH08213856A - Cmos演算増幅器の入力ステージとその方法 - Google Patents

Cmos演算増幅器の入力ステージとその方法

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JPH08213856A
JPH08213856A JP7298861A JP29886195A JPH08213856A JP H08213856 A JPH08213856 A JP H08213856A JP 7298861 A JP7298861 A JP 7298861A JP 29886195 A JP29886195 A JP 29886195A JP H08213856 A JPH08213856 A JP H08213856A
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coupled
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transistors
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JP7298861A
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David J Anderson
デビッド・ジェイ・アンダーソン
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Motorola Solutions Inc
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Motorola Inc
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
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    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/4521Complementary long tailed pairs having parallel inputs and being supplied in parallel
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F3/50Amplifiers in which input is applied to, or output is derived from, an impedance common to input and output circuits of the amplifying element, e.g. cathode follower
    • H03F3/505Amplifiers in which input is applied to, or output is derived from, an impedance common to input and output circuits of the amplifying element, e.g. cathode follower with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45508Indexing scheme relating to differential amplifiers the CSC comprising a voltage generating circuit as bias circuit for the CSC

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS演算増幅器の入力ステージとその方
法を提供する。 【解決手段】 CMOS増幅器の入力ステージ10は、
入力信号を受信するために、N形差動入力トランジスタ
対12,14とP形差動入力対26,28とを有する。
各トランジスタ対はそれぞれ、電流分路トランジスタ2
0,32と電流源トランジスタ16,30とに結合され
て、トランジスタ移動度に反比例する電流を生成する。
バイアス生成器24,34は、分路トランジスタのゲー
トそれぞれに電圧を印加する。入力ステージが、バイア
ス生成器によって印加される電圧に等しい同相モード信
号を受信する場合には、トランジスタ16の4分の3の
電流が、分路トランジスタ20を流れる。同様に、トラ
ンジスタ30の4分の3の電流が分路トランジスタ32
を流れる。その結果、入力ステージの相互コンダクタン
スは、増幅器の入力ステージの同相モード範囲全体にわ
たって一定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は演算増幅器に関し、さら
に詳しくは一定の相互コンダクタンスを有しレール・ト
ゥー・レール(rail-to-rail)で動作する演算増幅器の
入力ステージに関する。
【0002】
【従来の技術】演算増幅器は普通、電子回路設計におい
て、入力信号を増幅し、増幅した出力信号を与えるのに
使用される。演算増幅器は通常、初期増幅の入力ステー
ジと、駆動機能を提供してさらなる増幅も可能な出力ス
テージとを含む。増幅器はさらに、レベル・シフティン
グを行ってシングルエンド演算に変換する中間ステージ
を含む。
【0003】演算増幅器の入力ステージは初期利得を提
供し、これは、増幅器のバンド幅を定義するのに用いら
れる。入力ステージは、電圧入力信号と、増幅器の中間
ステージまたは最終出力ステージのいずれかへの電流供
給との間の利得として、関連相互コンダクタンスを有す
る。入力ステージでは、増幅器に一定のバンド幅と一定
の利得を与えるために、相互コンダクタンスが一定であ
ることが望ましい。入力ステージの増幅器の相互コンダ
クタンスが変化する場合には、出力ステージのバンド幅
が増加して、増幅器の安定性を維持しなければならな
い。
【0004】先行技術で知られる1つの増幅器の入力ス
テージは、相補形のP形とN形の差動トランジスタ対を
含む。1つの電流源が、1対の差動増幅器、たとえば、
P形トランジスタをバイアスする。電流源は、電流ミラ
ー回路を介して経路設定されて、反対側のN形トランジ
スタの差動対をバイアスする。電流ステアリング(stee
ring)機構は、どれだけの大きさの電流源が各差動トラ
ンジスタ対に入力されるかを制御する。あいにく、その
ような構造物により、同相モード入力電圧が、差動入力
対の相互コンダクタンスを、同相モードのフル入力レン
ジにわたって41%以上変化させる。前述したように、相
互コンダクタンスの変化は、不安定性の問題を防止する
ために、出力ステージにおいてより広いバンド幅を必要
とする。
【発明が解決しようとする課題】このため、一定の相互
コンダクタンスを有しレール・トゥー・レールで動作す
る演算増幅器の入力ステージに対する必要性が存在す
る。
【0005】
【実施例】唯一の図を参照して、増幅器の入力ステージ
10は、従来の集積回路加工を用いて集積回路として製
造するのに適したものとして示される。差動入力信号V
pとVm は、差動結合されたN形トランジスタ12,1
4のゲートに入力される。トランジスタ12,14のド
レインは、増幅器の出力ステージに差動電流I12とI14
を与える。トランジスタ12,14のソースは、N形ト
ランジスタ16のドレインと結合され、N形トランジス
タはさらに、接地電位で動作する電源導線18と結合さ
れるソースを含む。N形分路トランジスタ20は、電源
導線22と結合されるドレインを含み、5ボルトなどの
正電位VDDで動作する。トランジスタ20のソースはト
ランジスタ12,14の共通ソースと結合される。バイ
アス生成回路24は、トランジスタ16のゲートと、ト
ランジスタ20のゲートにバイアス信号を与える。
【0006】入力ステージ10はさらに、差動結合され
たP形トランジスタ26,28を含み、これらのゲート
は、それぞれ差動入力信号Vm とVp を受信するために
結合される。トランジスタ26,28の共通ソースは、
P形トランジスタ30のドレインと結合される。トラン
ジスタ30のソースは電源導線22と結合される。P形
分路トランジスタ32は、トランジスタ26,28の共
通ソースと結合されるソースと、電源導線18と結合さ
れるドレインを含む。バイアス生成回路34は、トラン
ジスタ30,32のゲートにバイアス信号を与える。
【0007】またこの唯一の図では、バイアス生成回路
24の詳細を示し、これは差動N形トランジスタ40,
42を含み、ここでトランジスタ40のゲートは、Vmr
などのバイアス基準を受け取り、たとえば、電源電位V
DDと接地電位の中間点で動作する。トランジスタ40,
42の共通ソースは、電流源N形トランジスタ44のド
レインと結合される。トランジスタ44のソースは電源
導線18と結合される。トランジスタ40のドレイン
は、電流源P形トランジスタ46のドレインと結合さ
れ、一方、トランジスタ42のドレインは電流源P形ト
ランジスタ48のドレインと結合される。トランジスタ
42のゲートとドレインは、共に結合されて、トランジ
スタ20のゲートに第1バイアス信号を与える。N形ト
ランジスタ50は、電源導線22と結合されるドレイ
ン、トランジスタ40のドレインと結合されるゲート、
およびN形トランジスタ44のゲートと結合されるソー
スを含む。N形トランジスタ52は、抵抗器54を介し
てトランジスタ50のソースと結合されるドレイン、ト
ランジスタ50のソースと結合されるゲート、および電
源導線18と結合されるソースを含む。N形トランジス
タ56は、電源導線18と結合されるソース、およびト
ランジスタ52のドレインと結合されるゲートを有す
る。トランジスタ56のドレインは、P形トランジスタ
58のドレインおよびゲートと結合され、このP形トラ
ンジスタは、電流源トランジスタ46,48にバイアス
を与える電流ミラーの入力として動作する。トランジス
タ58のドレインとゲートは、トランジスタ46,48
のゲートと結合される。トランジスタ58,46,48
のソースは電源導線22と結合される。
【0008】バイアス生成回路24の動作原理はつぎの
通りである。トランジスタ48の長さ対幅比は、トラン
ジスタ46のそれの3倍の大きさであり、そのため、ト
ランジスタ46の3倍の電流を伝導する。トランジスタ
のサイズが不整合であると、等しくない電流がトランジ
スタ40,42を流れて、トランジスタ20のゲートの
ところで、バイアス基準Vmrよりも大きな正の電圧シフ
トを生じる。トランジスタ46,48,50の電流ミラ
ー配置は、トランジスタ44の電流を、トランジスタ5
6を流れる電流と等しくさせる。トランジスタ56の長
さ対幅比は、トランジスタ44の4倍の大きさであり、
このため、トランジスタ44のゲート電圧は、トランジ
スタ56のゲート電圧より大きくならなければならな
い。電位差が抵抗器54の両端に発生して、これによ
り、この電圧差に比例して電流が抵抗器を流れる。抵抗
器54を介して流れる電流はまた、トランジスタ52を
流れる。したがって、トランジスタ52のゲートのとこ
ろに電圧が発生して、抵抗器54からの電流をトランジ
スタ52のドレインを介して引き込まなければならな
い。トランジスタ44,52のゲート電圧は等しいの
で、これらの相対的サイズにしたがって、ドレイン電流
の比率が決まる。トランジスタ50は、抵抗器54とト
ランジスタ52を介して流れる電流源を提供する。トラ
ンジスタ44のゲートに発生する電圧は、トランジスタ
16のゲートにバイアス信号を与える。このため、バイ
アス生成回路24内を流れる電流は、抵抗器54の両端
の電圧降下によって設定される。
【0009】トランジスタ12,14は、入力Vp とV
m から電流I12およびI14への相互コンダクタンスを提
供する。増幅器の入力ステージの相互コンダクタンス
は、入力ステージの出力電流と、入力ステージの入力電
圧との比率として定義される。動作における強い反転領
域では、トランジスタ12,14の相互コンダクタンス
のレベルは、これを流れる電流の平方根に正比例する。
トランジスタ20は、トランジスタ12,14を介して
流れる電流を変化させる電流ステアリング機構を提供す
る。同相モード電圧Vp およびVm が、ミッドレンジ・
バイアス基準Vmrまで設定される場合、トランジスタ2
0を流れる電流は、トランジスタ16を流れる電流の4
分の3に等しい。同相モード電圧Vp およびVm がVmr
から増加するにつれ、トランジスタ12,14を流れる
電流の割合が大きくなる。トランジスタ12,14を流
れる電流は最終的にトランジスタ16を流れる電流の1
00%に達する。同相モード電圧Vp およびVm がVmr
より減少する場合には、トランジスタ12,14を流れ
る電流は最終的にゼロに達する。トランジスタ12,1
4の電流がゼロの場合、トランジスタ20は、トランジ
スタ16を流れる電流の100%を伝導する。
【0010】唯一の図にはまた、バイアス生成回路34
の詳細も示され、これは、差動P形トランジスタ60,
62を含み、ここで、トランジスタ60のゲートは、V
mrなどのバイアス基準を受け取る。トランジスタ60,
62の共通ソースは、トランジスタ64のP形電流源の
ドレインと結合される。トランジスタ64のソースは、
電源導線22と結合される。トランジスタ60のドレイ
ンは、N形電流源トランジスタ66のドレインと結合さ
れ、一方、トランジスタ62のドレインはN形電流源ト
ランジスタ68と結合される。トランジスタ62のゲー
トとドレインは共に結合されて、トランジスタ32のゲ
ートに第2バイアス信号を与える。P形トランジスタ7
0は、電源導線18と結合されるドレイン、トランジス
タ60のドレインと結合されるゲート、およびトランジ
スタ64のゲートと結合されるソースを含む。P形トラ
ンジスタ72は、抵抗器74を介してトランジスタ70
のソースと結合されるドレイン、トランジスタ70のソ
ースと結合されるゲート、および電源導線22と結合さ
れるソースを含む。P形トランジスタ76は、電源導線
22と結合されるソース、およびトランジスタ72のド
レインと結合されるゲートを有する。トランジスタ76
のドレインは、N形トランジスタ78のドレインとゲー
トと結合され、このN形トランジスタは、電流源トラン
ジスタ66,68にバイアス電位を与える電流ミラーの
入力として動作する。トランジスタ78のドレインとゲ
ートは、トランジスタ66,68のゲートと結合され
る。トランジスタ78,66,68のソースは、電源導
線18と結合される。
【0011】バイアス生成回路34の動作原理は以下の
通りである。トランジスタ68の長さ対幅比は、トラン
ジスタ66のそれの3倍の大きさであり、そのため、ト
ランジスタ66の3倍の電流を伝導する。トランジスタ
の大きさの不整合により、トランジスタ60,62を流
れる電流が等しくならず、これによって、トランジスタ
32のゲートに、バイアス基準Vmrより大きい負の電圧
シフトが、生じる。トランジスタ66,68,70の電
流ミラー配置は、トランジスタ64の電流を、トランジ
スタ76を流れる電流と等しくさせる。トランジスタ7
6の長さ対幅比は、トランジスタ64のそれの4倍の大
きさであり、このため、トランジスタ64のゲートー ソ
ース間電圧は、トランジスタ76のゲートー ソース間電
圧より大きくならなければならない。電位差が抵抗器7
4の両端に発生し、これにより、この電圧差に正比例し
て、電流が抵抗器を通って流れる。抵抗器74を流れる
電流はまた、トランジスタ72を通って流れる。したが
って、トランジスタ72のゲートのところに電圧が発生
して、抵抗器74からの電流をトランジスタ72のドレ
インを介して引き込まなけれなばらない。トランジスタ
64,72のゲート電圧は等しいので、ドレイン電流
は、その相対的大きさに従った比率をとる。トランジス
タ70は、抵抗器74とトランジスタ72を通って流れ
る電流源を提供する。トランジスタ64のゲートに発生
する電圧は、トランジスタ30のゲートにバイアス電位
信号を与える。このため、バイアス生成回路34を流れ
る電流は、抵抗器74の両端の電圧降下によって設定さ
れる。
【0012】トランジスタ28,26は、入力Vp とV
m から電流I28とI26への相互コンダクタンスを提供す
る。トランジスタ28,26の相互コンダクタンスのレ
ベルは、それらを流れる電流の平方根に正比例する。ト
ランジスタ32は、トランジスタ28,26を介して流
れる電流を変化させる電流ステアリング機構を提供す
る。同相モード電圧Vp およびVm が、ミッドレンジ・
バイアス基準Vmrまで設定される場合、トランジスタ3
2を流れる電流は、トランジスタ30を流れる電流の4
分の3に等しい。
【0013】本発明の特徴として、同相モード電圧Vp
およびVm がミッドレンジ・バイアス電位基準Vmrまで
設定される場合、差動入力トランジスタ26,28の相
互コンダクタンスは、差動入力トランジスタ12,14
の相互コンダクタンスと同じである。同相モード電圧V
p およびVm がVmrから増加するにつれ、トランジスタ
28,26を流れる電流の割合が小さくなる。トランジ
スタ28,26を流れる電流は最終的にゼロに達する。
トランジスタ28,26の電流がゼロのとき、トランジ
スタ32は、トランジスタ30を流れる電流の100%
を伝導する。同相モード電圧Vp およびVm がVmrから
低下する場合には、トランジスタ28,26を流れる電
流の割合は高くなる。トランジスタ28,26を流れる
電流は最終的には、トランジスタ30を流れる電流の1
00%に達する。このため、同相モード電圧がVmrから
変化するにつれ、差動入力トランジスタ対12,14の
相互コンダクタンスは、一方向に変化し、差動入力トラ
ンジスタ対26,28の相互コンダクタンスは反対方向
に変化して、増幅器の入力ステージ10にとって一定の
総相互コンダクタンスを生じる。これが本発明のもう1
つの特徴である。
【0014】増幅器の入力ステージ10のN形差動入力
ステージの動作電流は、抵抗器54の両端の電圧降下の
値によって設定され、P形差動入力ステージの動作電流
は、抵抗器74の両端の電圧降下の値によって設定され
る。抵抗器54の両端の電圧降下は、N形トランジスタ
の移動度とは逆に変化する。同様に、抵抗器74の両端
の電圧降下は、P形トランジスタの移動度とは逆に変化
する。このため、抵抗器54を抵抗器74と整合させる
ことによって、相互コンダクタンスを、温度変数および
加工変数とは独立させることができる。
【0015】別の実施例で、トランジスタ20とトラン
ジスタ32のゲートに印加されたバイアス電位電圧は、
ミッドレンジの電源導線電圧と等しい。トランジスタ2
0の大きさがトランジスタ12,14の大きさよりも増
加して、同相モード電圧VpおよびVm が、トランジス
タ20およびトランジスタ32のゲートに印加されたバ
イアス電位と等しいとき、トランジスタ16の電流の4
分の3がトランジスタ20を介して導かれるようにす
る。同様に、トランジスタ32がトランジスタ26,2
8の大きさよりも増加して、同相モード電圧Vp および
m が、トランジスタ20とトランジスタ32のゲート
に印加されたバイアス電位と等しいとき、トランジスタ
30の電流の4分の3がトランジスタ32を介して導か
れるようにする。このため、N形差動入力トランジスタ
対の相互コンダクタンスは、P形差動入力トランジスタ
対の相互コンダクタンスと等しい。同相モード電圧の変
化によって、1つの差動入力トランジスタ対の電流が増
加し、一方で、他の差動入力トランジスタ対の電流の低
下を相殺する。このため、増幅器の入力ステージの相互
コンダクタンスは常に一定である。相互コンダクタンス
は、N形/P形トランジスタ対に(N形/P形トランジ
スタ移動度それぞれに反比例して変化する)バイアス電
流を提供することによって、加工および温度とは独立さ
せることができる。
【0016】本発明の別の実施例では、抵抗器54,7
4は、集積回路の外部に配置できる。抵抗器54,74
は、集積回路の外部に配置されて、抵抗器54,74の
温度変化の影響を最低限にして、増幅器の入力ステージ
10の公称バンド幅の変化を逓減する。外部抵抗54,
74は薄膜または個別部材が可能である。この薄膜抵抗
材料には、ニッケル・クロームが含まれるが、これに限
定されない。個別抵抗材料には、巻線,カーボンまたは
ガラス成分が含まれるが、これらに限定されない。
【0017】よって、CMOS演算増幅器の入力ステー
ジにとって相互コンダクタンスの変化を最低限にするた
めに、改良された電流バイアス技法が提供されたことが
認められよう。増幅器の入力ステージの相互コンダクタ
ンスは、2つの分路回路を提供することによって、同相
モード入力レンジ全体を通じて一定に保たれ、この分路
回路は、同相モード入力電圧をベースに、電流を2つの
差動トランジスタに変化させる。差動トランジスタ入力
対はバイアスされて、入力同相モード電圧が上方と下方
電源電圧の中間にある場合、各差動対に、入力トランジ
スタ差動対の最高電流の4分の1が供給されるようにす
る。同相モード入力電圧が1つの電源導線レール(rai
l)方向、またはもう1つの電源導線レールに変化する
場合、差動トランジスタ対の1つの電流は減少し、一方
でもう1つの差動トランジスタ対の電流はこれに対応し
て増加する。このため、演算増幅器の入力ステージの相
互コンダクタンスは、増幅器の同相モード演算範囲全体
を通して常に一定に保たれる。
【0018】本発明の利点として、増幅器の入力ステー
ジの一定の相互コンダクタンスによって、従来形増幅器
の相互コンダクタンスの変化を補正するのに使用される
増幅器の出力ステージの高い動作電流範囲の必要性を排
除する。増幅器の出力ステージの動作の低電流化は、増
幅器のバンド幅要求条件の削減につながり、そのため、
増幅器の安定性を向上させる。したがって、本発明の電
流ステアリング技法は、低電力で、安定性の高いCMO
S演算増幅器を提供する。
【0019】本発明の具体的実施例を示して説明してき
たが、当業者にはさらなる変形および改良が生じよう。
本発明は、図示した特定の形態に限定されないこと、ま
た添付請求の範囲は、本発明の意図および範囲から逸脱
しないすべての変形をカバーすることを意図しているこ
とを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
ここに示す唯一の図は、増幅器の相互コンダクタンスを
制御するためのバイアス生成器を含む、演算増幅器の入
力ステージの回路図を示したものである。
【符号の説明】
10 増幅器の入力ステージ 12,14,16 N形トランジスタ 18,22 電源導線 20 N形分路トランジスタ 24,34 バイアス生成回路 26,28,30 P形トランジスタ 32 P形分路トランジスタ 40 42 差動N形トランジスタ 44 N形トランジスタ 46,48,58 P形トランジスタ 50,52,56 N形トランジスタ 54 抵抗器 60,62,64 差動P形トランジスタ 66,68 N形電流源トランジスタ 72,76 P形トランジスタ 74 抵抗器 78 N形トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器の入力ステージであって:差動結
    合されて、差動入力信号を受信する第1トランジスタ対
    (12,14);前記第1トランジスタ対の共通ソース
    と結合される第1電流源(16);ゲート,ドレインお
    よびソースを有する第1トランジスタ(20)であっ
    て、前記ソースは前記第1トランジスタ対の前記共通ソ
    ースと結合されており、前記ドレインは、第1電源導線
    と結合されており、前記ゲートは第1バイアス電位を受
    け取るために結合される、第1トランジスタ(20);
    差動結合されて、前記差動入力信号を受信する第2トラ
    ンジスタ対(26,28);前記第2トランジスタ対の
    共通ソースと結合される第2電流源(30);およびゲ
    ート,ドレインおよびソースを有する第2トランジスタ
    (32)であって、前記ソースは前記第2トランジスタ
    対の前記共通ソースと結合されており、前記ドレイン
    は、第2電源導線と結合されており、前記ゲートは第2
    バイアス電位を受け取るために結合される、第2トラン
    ジスタ(32);によって構成されることを特徴とする
    入力ステージ。
  2. 【請求項2】 増幅器の入力ステージであって:同相モ
    ード電圧を有する差動入力信号を受信するために結合さ
    れた第1差動トランジスタ対(12,14);前記第1
    差動トランジスタ対の共通ソースと結合されて、前記差
    動入力信号の前記同相モード電圧に応答して、前記第1
    差動トランジスタ対を流れる電流を変化させる第1回路
    手段(20,24);前記差動入力信号を受信するため
    に結合された第2差動トランジスタ対(26,28);
    および前記第2差動トランジスタ対の共通ソースと結合
    されて、前記差動入力信号の前記同相モード電圧に応答
    して、前記第2差動トランジスタ対を流れる電流を変化
    させる第2回路手段(32,34)であって、前記第2
    回路手段は、前記第1差動トランジスタ対を介して流れ
    る電流を変化させる前記第1回路手段とは独立して、前
    記第2差動トランジスタ対を流れる電流を変化させて、
    前記増幅器の一定の相互コンダクタンスを維持する、第
    2回路手段(32,34);によって構成されることを
    特徴とする入力ステージ。
  3. 【請求項3】 差動結合トランジスタ対の整合された相
    互コンダクタンスを確立する方法であって:差動結合さ
    れて、同相モード電圧を有する差動入力信号を受信する
    第1トランジスタ対(12,14)を設ける段階;温度
    および加工の変化に依存する第1制御信号に応答して、
    前記第1トランジスタ対を介して流れる電流を変化させ
    て、第1相互コンダクタンスを確立する段階;差動結合
    されて、同相モード電圧を有する前記差動入力信号を受
    信する第2トランジスタ対(26,28)を設ける段
    階;および温度と加工の変化に依存する第2制御信号に
    応答して、前記第2トランジスタ対を介して流れる電流
    を変化させて第2相互コンダクタンスを確立する段階に
    おいて、前記第2相互コンダクタンスは前記第1相互コ
    ンダクタンスと整合される段階;によって構成されるこ
    とを特徴とする方法。
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