JPH08213576A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH08213576A
JPH08213576A JP1696895A JP1696895A JPH08213576A JP H08213576 A JPH08213576 A JP H08213576A JP 1696895 A JP1696895 A JP 1696895A JP 1696895 A JP1696895 A JP 1696895A JP H08213576 A JPH08213576 A JP H08213576A
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JP
Japan
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wiring
grid
semiconductor device
hole
connection
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Withdrawn
Application number
JP1696895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Naruishi
石 正 明 成
Kiyoshi Kanekawa
川 清 金
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マスタースライス法を用いて製造されるセミカ
スタム半導体装置の設計の容易化、開発コストの低減、
納期の短縮化を同時に図ることのできる半導体装置の提
供。 【構成】所定格子間隔を有するカスタム用配線グリッド
と、この配線グリッドに対し、所定間隔離隔して異なる
位相の同一格子間隔の接続孔配置可能位置グリッドとを
有する多重グリッド構造を持ち、マスタースライス法を
用いて製造されるセミカスタム半導体装置であって、前
記配線グリッドに沿って形成される下側配線と、この下
側配線上に形成される絶縁層と、この絶縁層上に形成さ
れる上側配線とを備え、前記絶縁層には、前記接続孔配
置可能位置グリッドの全ての格子点上に接続孔が開孔さ
れ、前記下側配線は、さらに全ての前記接続孔におい
て、各接続孔とこれに隣接する配線グリッドとの間に延
線される配線接続部を有することにより、上記目的を達
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタースライス法を
用いて製造されるセミカスタム半導体装置に関し、詳し
くは、それぞれの製品に固有の金属配線をマスターウェ
ハに形成する際に、同一マスターウェハに対して共通マ
スク化されたコンタクトホール形成用マスクおよびvi
aホール形成用マスクを用いて形成することができる半
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、少量多品種の製品に対応する
半導体装置として、ゲートアレイなどのようにマスター
スライス法を用いて製造されるセミカスタム半導体装置
がある。セミカスタム半導体装置では、予め設計、作製
され、共通化(以下、同一マスターウェハに対して共通
マスク化されることを共通化と記述する)された下地マ
スクを用いてトランジスタ等の基本セルを2次元アレイ
状に形成し、基本セル間を接続する金属配線の形成工程
の前までの工程が完了されたマスターウェハが製造され
る。このマスターウェハに個々の製品に応じた金属配線
(カスタマイズ配線)を形成することにより、個々の製
品に応じた機能を有し、低コストなセミカスタム半導体
装置が短期間で提供される。
【0003】ところで、基本セルの高集積化や微細化に
伴って、金属配線は2層以上の多層配線構造がとられ
る。例えば、基本セルを構成する拡散層やゲート電極と
第1金属配線とは、これらの層間に形成される第1絶縁
層に開孔されるコンタクトホールによって、また、第1
金属配線と第2金属配線などの配線層間は、これらの層
間に形成される絶縁層に開孔されるviaホールによっ
て互いに電気的に接続される。一般的に金属配線は、製
品の論理設計に応じたコンタクトホール形成用マスク、
viaホール形成用マスクや、第1、第2金属配線形成
用マスク等の金属配線形成用マスクからなるカスタマイ
ズ配線形成用マスクを作製し、マスターウェハに対して
個々の製品の論理設計に応じた金属配線を施すことによ
り形成される。
【0004】このようなセミカスタム半導体装置におい
て、上述する金属配線の設計の容易化のために、均一な
格子間隔を有するグリッド構造を採用し、この金属配線
をコンピュータを用いて設計する可変形の電子回路セル
が特開昭50−28796号公報に開示されている。ま
た、製品の開発時のコストを低減するために、viaホ
ール形成用マスクを共通化し、金属配線形成用マスクの
作成枚数を削減することができる半導体装置の製造方法
が、特開昭60−46048号公報に開示されている。
以下に、これら従来技術の概略およびその問題点につい
て説明する。
【0005】まず、図9は、特開昭50−28796号
公報に開示された可変形の電子回路セルに用いられる均
一格子間隔を有する配線グリッド構造の模式図である。
ここで、電子回路セル102は、P型拡散層104aお
よびN型拡散層104bからなる拡散層104と、それ
ぞれの拡散層104a,104b上にゲート酸化膜を介
してそれぞれ2本づつ形成されたゲート電極106とか
ら構成され、この電子回路セル102は、マスターウェ
ハ108上にアレイ状に敷き詰められる。
【0006】この電子回路セル102に対する金属配線
114の形成には、図示のような均一格子間隔を有する
配線グリッド110が用いられる。即ち、金属配線11
4は配線グリッド110に沿って形成され、コンタクト
ホールおよびviaホールは、例えば格子点112上や
格子点112間などの配線グリッド110上に形成され
る。なお、図10に示すように、配線グリッド110の
最小格子間隔Lは、コンタクトホール118の配線接続
部114aが隣接されても、製造時に両者が接触しない
間隔であり、両者の対向する縁部間の最短距離aと配線
接続部114aの幅Wとの和a+Wによって与えられ
る。
【0007】このように、金属配線114の形成に均一
格子間隔を有する配線グリッド110を用いることによ
り、コンピュータによる金属配線114の設計が容易化
される。しかし、この電子回路セル102においては、
金属配線114を形成するために、金属配線形成用マス
クの他に、それぞれの製品に固有のコンタクトホール形
成用マスクおよびviaホール形成用マスクを作製する
必要があった。即ち、これらのマスクは共通化されてい
なかった。このため、製品毎にこれらのマスクを作製す
る必要があるばかりでなく、例えば回路変更を行う度
に、これらのマスクを作製し直さなければならず、低コ
スト化および製造の短期間化が図れないという問題点が
あった。
【0008】次に、特開昭60−46048号公報に開
示された半導体装置の製造方法は、下側配線と上側配線
との層間に形成される絶縁層に、下側配線または上側配
線の一方の配線に重なる位置で、かつ他方の配線に重な
らない位置にviaホールを形成し、viaホールの必
要な部分には他方の配線の一部を延設するものである。
このように半導体装置を構成することにより、viaホ
ール形成用マスクを共通化し、カスタマイズ配線形成用
マスクの作成枚数を削減して、低コスト化を図ることが
できる。
【0009】ところが、この半導体装置の製造方法にお
いては、viaホール形成用マスクを共通化することは
可能であるが、下側配線または上側配線のいずれかの配
線を等間隔に形成することができないため、即ち、上述
するような均一格子間隔を有するグリッドを用いて金属
配線を形成することができないため、コンピュータによ
る回路設計の容易化ができないという問題点があった。
また、例えばチャネルレスゲートアレイにこの半導体装
置の製造方法を適用すると、チャネルレスゲートアレイ
は配線専用領域(チャネル)を持たないため、コンタク
トホールの形成領域とviaホールの形成領域とが重な
り、viaホール形成用マスクを共通化できなくなると
いう問題点もあった。
【0010】なお、これらの公報に開示された技術を始
めとして、従来の金属配線の形成技術においては、下地
層と第1金属配線とを接続するためのコンタクトホール
形成用マスクを共通化することのできる技術は全く存在
していなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、マスター
スライス法を用いて製造されるセミカスタム半導体装置
の設計の容易化、開発コストの低減、納期の短縮化を同
時に図ることのできる半導体装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する1つの手段として、特願平05−25571
8号明細書において、金属配線を形成する際に均一格子
間隔を有する多重グリッド構造を採用し、かつコンタク
トホール形成用マスクおよびviaホール形成用マスク
が共通化された半導体装置を提案している。ここで、こ
の特願平05−255718号明細書に開示されている
半導体装置の概略について説明する。
【0013】図5(a)は、特願平05−255718
号明細書に開示されている半導体装置の基本セルと金属
配線との二重グリッド構造を示す平面模式図である。こ
の半導体装置10には、コンタクトホールの配置可能位
置にコンタクトグリッドの格子点22と、同様に、この
コンタクトグリッドの格子点22から所定間隔離隔し
て、金属配線の形成経路となる配線グリッド20とが配
置され、これらのグリッドは同一の格子間隔を有する。
また、基本セル12はこれらのグリッドに適応するよう
に設計されたもので、P型拡散層14aおよびN型拡散
層14bからなる拡散層14と、それぞれの拡散層14
a,14b上にゲート酸化膜を介してそれぞれ2本づつ
形成されたゲート電極16とから構成され、この基本セ
ル12はアレイ状に敷き詰められる。
【0014】ここで、図5(b)に示すように、コンタ
クトグリッドの格子点22と配線グリッド20との最小
間隔La は、配線グリッド20上に形成される金属配線
24と、これに隣接するコンタクトホール28とが製造
時に接触しない間隔であり、両者の対向する縁部間の最
短距離cと、金属配線24の幅bの半分と、コンタクト
ホール28の幅wの半分との和c+(b+w)/2によ
って与えられる。
【0015】また、図6(a)および(b)に示すよう
に、配線グリッド20の最小格子間隔Lb は、配線グリ
ッド20上に形成される金属配線24から延線されるコ
ンタクトホール28の配線接続部25と、これに隣接す
る金属配線24とが製造時に接触しない間隔であり、隣
接する2本の金属配線24の一方から延線されるコンタ
クトホール28の配線接続部25の縁部と、これに対向
する他方の金属配線24の縁部との最短距離aと、配線
接続部25の幅Wと、金属配線24の幅bとの和a+W
+bによって与えられる。
【0016】なお、図示していないが、2層以上の多層
配線構造を有する半導体装置においては、コンタクトグ
リッドの格子点22および配線グリッド20から所定間
隔離隔して、viaホールの配置可能位置に1つ以上の
viaグリッドの格子点が配置される。また、viaグ
リッドの格子点は、コンタクグリッドの格子点22と全
く同様な条件を満足し、viaグリッドの格子点と配線
グリッド20との最小間隔およびviaグリッドの最小
格子間隔は、それぞれコンタクトグリッドの格子点22
と配線グリッド20との最小間隔La 、および配線グリ
ッド20の最小格子間隔Lb と全く同様に考えることが
できる。
【0017】次に、図7は、この半導体装置10に第1
および第2金属配線を施した例である。また、図8
(a)はその部分拡大図であり、図8(b),(c),
(d)および(e)は、それぞれ接続に用いられている
コンタクトホールのB−B線断面模式図、接続に用いら
れているviaホールのC−C線断面模式図、未使用コ
ンタクトホールのD−D線断面模式図、および未使用v
iaホールのE−E線断面模式図である。
【0018】図7および図8(a)において、コンタク
トホール28(28a,28b)は、第1金属配線24
の形成前に、基本セル12上に形成される第1絶縁層の
コンタクトグリッドの全ての格子点22の位置におい
て、共通化されたコンタクトホール形成用マスクを用い
て予め同時に開孔され、viaホール30(30a,3
0b)は、第2金属配線26の形成前に、第1金属配線
24上に形成される第2絶縁層のviaグリッドの全て
の格子点23の位置において、共通化されたviaホー
ル形成用マスクを用いて予め同時に開孔される。また、
第1および第2金属配線24,26は、それぞれ製品に
固有の第1および第2金属配線形成用マスクを用いて、
配線グリッド20に沿って、それぞれ第1および第2絶
縁層上に形成される。
【0019】また、図8(b)に示すように、コンタク
トホール28aを開孔することにより露出される基本セ
ル12の拡散層14(またはゲート電極16)と、第1
絶縁層32上に形成される第1金属配線24とは、コン
タクトホール28a内部に第1金属配線材料29が充填
され、第1金属配線24からコンタクトホール28aま
で配線接続部25が延線されることにより、コンタクト
ホール28aを介して電気的に接続される。
【0020】同様に、図8(c)に示すように、via
ホール30aを開孔することにより露出される第1金属
配線24と、第2絶縁層34上に形成される第2金属配
線26とは、viaホール30a内部に第2金属配線材
料31が充填され、第1および第2金属配線24,26
からviaホール30aまで配線接続部27が延線され
ることにより、viaホール30aを介して電気的に接
続される。
【0021】一方、図8(d)および(e)に示すよう
に、未使用コンタクトホール28bおよび未使用via
ホール30bは、その内部が絶縁層34,36または金
属配線材料24,26により充填され、最終的にそれぞ
れ第2絶縁層34およびパッシベーション膜36により
電気的に絶縁される。
【0022】この半導体装置10においては、コンタク
トホール28およびviaホール30の開孔位置が予め
定められているため、従来、カスタマイズが必要であっ
たコンタクトホール形成用マスク、金属配線形成用マス
クおよびviaホール形成用マスクのうち、少なくとも
コンタクトホール形成用マスクおよびviaホール形成
用マスクを共通化できる。このため、製品の開発時に新
規に作製する必要のあるマスクの枚数を大幅に削減する
ことができ、マスク作製期間の短縮、マスク作製コスト
の低減、工場でのマスク受入れ検査時間の短縮ができ、
その結果、製品納期の短縮やコストダウンが可能となる
等の利点を有している。
【0023】ところで、一般的に上述するviaホール
30は、第2絶縁層34をエッチングして開孔される。
図4に、viaホール開孔時の半導体装置の断面図を示
す。同図に示すように、使用されるviaホール30a
では、第1金属配線24からviaホール30aまで配
線接続部25が延線されるため、例えば第2絶縁層34
の上にレジスト33を塗布し、viaホール形成用マス
クを用いて、これを露光・現像してパターンを転写し、
第2絶縁層34をエッチング可能かつ第1金属配線24
をエッチング不可能なエッチング材料を用いてエッチン
グを行うことにより、容易にviaホール30aを開孔
することができる。
【0024】しかし、未使用viaホール30bでは、
第1金属配線24からviaホール30bまで配線接続
部25は延線されないし、第2絶縁層34の下層は第1
絶縁層32であるため、エッチングレートやエッチング
時間により厳密に制御してviaホール30bを開孔し
なければ、絶縁層のエッチングが第2絶縁層34にとど
まらず、第1絶縁層32、さらに最悪の場合には基板3
5の表面までエッチングが進み、トランジスタが破壊さ
れる可能性が無いと言う訳ではなかった。このように、
viaホール30を開孔する際のエッチングの制御につ
いて、改善の余地があった。
【0025】この問題点を解決し、さらに上述する目的
を達成するために、本発明は、所定格子間隔を有するカ
スタム用配線グリッドと、この配線グリッドに対し、所
定間隔離隔して異なる位相の同一格子間隔の接続孔配置
可能位置グリッドとを有する多重グリッド構造を持ち、
マスタースライス法を用いて製造されるセミカスタム半
導体装置であって、前記配線グリッドに沿って形成され
る下側配線と、この下側配線上に形成される絶縁層と、
この絶縁層上に形成される上側配線とを備え、前記絶縁
層には、前記接続孔配置可能位置グリッドの全ての格子
点上に接続孔が開孔され、前記下側配線は、さらに全て
の前記接続孔において、各接続孔とこれに隣接する配線
グリッドとの間に延線される配線接続部を有することを
特徴とする半導体装置を提供するものである。
【0026】また、本発明は、上述する半導体装置であ
って、前記上側配線は、電気的接続を行う接続孔のみに
おいて、各接続孔とこれに隣接する配線グリッド上の上
側配線との間に延線される配線接続部を有することを特
徴とする半導体装置を提供するものである。
【0027】
【発明の作用】本発明の半導体装置は、多重グリッド構
造を用いて設計される。多重グリッド構造とは、配線グ
リッドおよび接続孔配置可能位置グリッドからなるもの
で、これらのグリッドは、同一の所定格子間隔を有し、
かつ互いに所定間隔離隔される。また、本発明の半導体
装置において、下側および上側配線は配線グリッドに沿
って形成され、コンタクトホールおよびviaホールな
どの接続孔は、その開孔位置が予め決定されて、絶縁層
の接続孔配置可能位置グリッドの全ての格子点位置に開
孔される。さらに下側配線は、下層配線の上に積層され
る絶縁層の全ての接続孔配置可能位置グリッドの格子点
位置において、配線グリッドの格子から接続孔配置可能
位置グリッドの格子点位置まで延線される配線接続部を
有する。
【0028】従って、本発明の半導体装置によれば、コ
ンタクトホール形成用マスクおよびviaホール形成用
マスクを共通化でき、カスタマイズ不要とすることがで
きる。このため、設計時のコンピュータの負荷を軽減で
き、設計の容易化および期間短縮、カスタマイズ配線形
成用マスク数の低減によるマスク作成コストの低減およ
び期間の短縮、開発コストの低減、製品納期の短縮等を
図ることができる。さらに、viaホールの下部には必
ず配線接続部が形成されるため、複雑なエッチング制御
を行わなくてもviaホールを容易にエッチングして開
孔することができる。
【0029】
【実施例】以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づ
いて、本発明に係る半導体装置を詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の半導体装置に用いられる
グリッド構造および金属配線の一実施例を示す平面模式
図である。本発明の半導体装置11においては、本発明
者に係わる特願平05−255718号明細書において
開示されるグリッド構造と全く同一条件のグリッド構造
が用いられる。
【0031】即ち、所定格子間隔を有するカスタム用配
線グリッド20と、この配線グリッド20から所定間隔
離隔し、同一格子間隔を有する接続孔配置可能位置グリ
ッド、具体的には、第1絶縁層に用いられ、格子点22
からなるコンタクトグリッドや、第2絶縁層以降の絶縁
層に用いられ、同様に格子点23からなるviaグリッ
ドとを有する多重グリッド構造が用いられる。
【0032】従って、本発明の半導体装置11において
は、特願平05−255718号明細書において開示さ
れる半導体装置10と全く同様に、金属配線は配線グリ
ッド20に沿って形成され、接続孔の開孔位置は予め決
定され、即ち、接続孔は接続孔配置可能位置グリッドの
全ての格子点22,23の位置において、絶縁層に開孔
される。なお、接続孔は、同一マスターウェハに対して
共通化されたコンタクトホール形成用マスクおよびvi
aホール形成用マスクを用いて同時に開孔されるのが好
ましい。
【0033】また、本発明の半導体装置11における多
重グリッド構造においては、接続孔配置可能位置グリッ
ドの格子点22,23と配線グリッド20との最小間隔
aや、配線グリッド20および接続孔配置可能位置グ
リッドの最小格子間隔Lb についても、特願平05−2
55718号明細書において開示されるグリッド構造と
全く同一条件を満足する。
【0034】即ち、接続孔配置可能位置グリッドの格子
点22,23と配線グリッド20との最小間隔La は、
図5(b)に示されるように、配線グリッド20上に形
成される金属配線24と、これに隣接するコンタクトホ
ール28とが製造時に接触しない間隔であり、両者の対
向する縁部間の最短距離cと、金属配線24の幅bの半
分と、コンタクトホール28の幅wの半分との和c+
(b+w)/2によって与えられる。
【0035】また、配線グリッド20および接続孔配置
可能位置グリッドの最小格子間隔L b は、図6(a)お
よび(b)に示されるように、配線グリッド20上に形
成される金属配線24から延線される配線接続部25
と、これに隣接する金属配線24とが製造時に接触しな
い間隔であり、隣接する2本の金属配線24の一方から
延線される配線接続部25の縁部と、これに対向する他
方の金属配線24の縁部との最短距離aと、配線接続部
25の幅Wと、金属配線24の幅bとの和a+W+bに
よって与えられる。
【0036】なお、配線グリッド20と接続孔配置可能
位置グリッドの格子点22,23との位置(位相)関係
は、コンタクトグリッドおよびviaグリッドの格子点
22,23を、配線グリッド20の格子に対して線対象
に配置したり、配線グリッド20の格子点21に対して
点対象に配置したりしても良いなど、上述する最小間隔
a および最小格子間隔Lb を満足していれば、特に限
定されない。
【0037】図1に示す半導体装置11は、半導体基板
の上に形成され、コンタクトグリッドの全ての格子点2
2の位置においてコンタクトホール28が開孔された第
1絶縁層と、この第1絶縁層の上に形成された第1金属
配線(下側配線)24と、この第1金属配線24の上に
形成され、viaグリッドの全ての格子点23の位置に
おいてviaホール30が開孔された第2絶縁層と、こ
の第2絶縁層の上に形成された第2金属配線(上側配
線)26とを備えている。なお、同図においては、図面
簡略化のために第1および第2絶縁層を省略して示して
いる。
【0038】ここで、第1金属配線24は、全てのvi
aグリッドの格子点23の位置において、配線グリッド
20の格子または第1金属配線24と、これに隣接する
viaグリッドの格子点23とを接続する配線接続部2
5を有している。同様に、第2金属配線26は、所定の
viaグリッドの格子点23の位置において、即ち、第
1および第2金属配線24,26の電気的接続に用いら
れるviaグリッドの格子点23の位置において、第2
金属配線26とこのviaグリッドの格子点23とを接
続する配線接続部27を有している。なお、これらの配
線接続部25,27は、それぞれ第1および第2金属配
線24,26を形成する際に同時に形成されるのが好ま
しい。
【0039】ここで、図2(a),(b),(c)およ
び(d)に、図1に示す本発明の半導体装置の部分拡大
図を示す。
【0040】図2(a)は、第1および第2金属配線の
電気的接続に用いられるviaホールの一実施例の部分
拡大図である。同図に示すように、第1および第2金属
配線24,26は、それぞれ図中上下方向および左右方
向に形成されている。ここで、第1金属配線24は、こ
れに隣接するviaホール30aに延線された配線接続
部25を有し、同様に、第2金属配線26は、これに隣
接するviaホール30aに延線された配線接続部27
を有している。このように、下側および上側配線24,
26の電気的接続に用いられるviaホール30aにお
いては、下側および上側配線24,26とviaホール
30aとを接続する配線接続部25,27が延線され、
下側および上側配線24,26は、下側配線24の配線
接続部25、viaホール30a、および上側配線26
の配線接続部27を通して電気的に接続される。
【0041】次に、図2(b)は、未使用viaホール
の一実施例の部分拡大図である。同図に示すように、第
1および第2金属配線24,26は、それぞれ図中上下
方向および左右方向に形成されている。ここで、第1金
属配線24は、これに隣接するviaホール30bに延
線された配線接続部25を有しているが、これに対して
第2金属配線26は、これに隣接するviaホール30
bに延線される配線接続部27を有していない。このよ
うに、隣接して下側および上側配線24,26の存在す
る未使用viaホール30bにおいて、下側配線24と
viaホール30bとを接続する配線接続部25は延線
されるが、上側配線26とviaホール30bとを接続
する配線接続部27は延線されないため、下側および上
側配線24,26は、電気的に絶縁される。
【0042】次に、図2(c)は、未使用viaホール
の別の実施例の部分拡大図である。同図に示すように、
第1金属配線24だけが図中上下方向に形成され、第2
金属配線26は形成されていないが、第1金属配線24
は、これに隣接するviaホール30bに延線された配
線接続部25を有している。このように、隣接して下側
配線24は存在するが上側配線26は存在しない未使用
viaホール30bにおいても、下側配線24とvia
ホール30bとを接続する配線接続部25だけは延線さ
れる。
【0043】最後に、図2(d)は、未使用viaホー
ルのさらに別の実施例の部分拡大図である。同図に示す
ように、第1および第2金属配線24,26のいずれも
形成されていないが、配線グリッド20の格子からこれ
に隣接するviaホール30bに延線される第1金属配
線24の配線接続部25だけを有している。このよう
に、隣接して下側および上側配線24,26のいずれも
存在しない未使用viaホール30bにおいても、配線
グリッド20の格子とviaホール30bとを接続する
下側配線24の配線接続部25だけは延線される。
【0044】上述するように、本発明の半導体装置11
において、配線グリッド20とこれに隣接するviaグ
リッドの格子点(またはviaホール)23とを接続す
る下側配線24の配線接続部25は、下側配線24が存
在する、存在しないに係わらず、全てのviaグリッド
の格子点23の位置において必然的に形成される。従っ
て、下側配線24と上側配線26とは、所定位置に下側
および上側配線24,26を形成し、なおかつ下側およ
び上側配線24,26からこれに隣接するviaホール
30aまで配線接続部25,27を延線することによっ
てのみ、viaホール30aを介して電気的に接続され
る。
【0045】次に、図3は、viaホール開孔時の本発
明の半導体装置の一実施例の断面図である。同図に示す
ように、第1および第2金属配線24,26の電気的接
続に用いられるviaホール30aでは、viaホール
30aの下部に第1金属配線24が延線された配線接続
部25が形成される。一方、未使用viaホール30b
では、上述するように、viaホール30bの下部に、
第1金属配線24から延線された配線接続部25、また
は隣接して第1金属配線24が存在しない場合には、配
線グリッド20の格子から延線された配線接続部25の
みが形成される。
【0046】従って、図3に示すように、第1および第
2金属配線24,26の電気的接続に用いられるvia
ホール30aと未使用viaホール30bとを、同一条
件でエッチングして開孔することができるため、例えば
第2絶縁層34の上にレジスト33を塗布し、viaホ
ール形成用マスクを用いて、これを露光・現像してパタ
ーンを転写し、第2絶縁層34をエッチング可能かつ第
1金属配線24をエッチング不可能なエッチング材料を
用いてエッチングを行うことにより、容易にviaホー
ル30a,30bを開孔することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
半導体装置は、所定格子間隔を有し、それぞれ所定間隔
離隔する配線グリッド、および接続孔配置可能位置グリ
ッドに応じて設計される半導体装置であって、配線グリ
ッドに沿って形成され、全ての接続孔配置可能位置にお
いて、配線グリッドから接続孔配置可能位置まで延線さ
れる配線接続部を有する下側配線と、この下側配線の上
に積層され、全ての接続孔配置可能位置において接続孔
が開孔された絶縁層と、この絶縁層の上に、配線グリッ
ドに沿って形成された上側配線とを備えるものである。
本発明の半導体装置においては、コンタクトホールおよ
びviaホールの開孔位置が予め決定されているため、
コンタクトホール形成用マスクおよびviaホール形成
用マスクを共通化することができる。このため、本発明
の半導体装置によれば、マスターウェハのカスタマイズ
に必要なマスクの枚数を削減することができるため、マ
スク作成期間の短縮、マスク作製コストの低減、工場で
のマスク受入れ検査時間の短縮ができ、その結果、製品
納期の短縮やコストダウンが可能となる。また、本発明
の半導体装置によれば、全てのviaホールにおいて、
下側配線の配線接続部が形成されるため、即ち、下側配
線および上側配線の電気的接続に使用されるviaホー
ル、または未使用viaホールのいずれにおいても、同
一条件でエッチングを行うことができるため、容易にv
iaホールを開孔することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体装置に用いられるグリッド構
造および金属配線の一実施例を示す平面模式図である。
【図2】 (a),(b),(c)および(d)は、い
ずれも図1に示す本発明の半導体装置の部分拡大図であ
る。
【図3】 本発明の半導体装置のviaホールエッチン
グ時の一実施例の断面図である。
【図4】 特願平05−255718号明細書に開示さ
れている半導体装置のviaホールエッチング時の一例
の断面図である。
【図5】 (a)および(b)は、それぞれ特願平05
−255718号明細書に開示されている半導体装置の
グリッド構造の一例の模式図およびその部分拡大図であ
る。
【図6】 (a)および(b)は、いずれも特願平05
−255718号明細書に開示されている半導体装置の
接続孔と金属配線との関係を示す一例の模式図である。
【図7】 特願平05−255718号明細書に開示さ
れている半導体装置の別の例の平面模式図である。
【図8】 (a)は図7に示す半導体装置の部分拡大
図、(b),(c),(d)および(e)は、それぞれ
B−B線、C−C線、D−D線およびE−E線切断断面
模式図である。
【図9】 従来の半導体装置のグリッド構造を示す一例
の模式図である。
【図10】 従来の半導体装置の接続孔と配線との関係
を示す一例の模式図である。
【符号の説明】
10,11 半導体装置 12 基本セル 14,14a,14b 拡散層 16 ゲート電極 20,20a,20b 配線グリッド 21,22,23 格子点 24,26 金属配線 25,27 配線接続部 28,28a,28b コンタクトホール 29,31 金属充填部 30,30a,30b viaホール 32,34 絶縁層 33 レジスト 35 基板 36 パッシベーション膜 102 電子回路セル 104,104a,104b 拡散層 106 ゲート電極 108 マスターウェハ 110 配線グリッド 112 格子点 114 金属配線 114a 配線接続部 118 コンタクトホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/90 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定格子間隔を有するカスタム用配線グリ
    ッドと、この配線グリッドに対し、所定間隔離隔して異
    なる位相の同一格子間隔の接続孔配置可能位置グリッド
    とを有する多重グリッド構造を持ち、マスタースライス
    法を用いて製造されるセミカスタム半導体装置であっ
    て、 前記配線グリッドに沿って形成される下側配線と、この
    下側配線上に形成される絶縁層と、この絶縁層上に形成
    される上側配線とを備え、 前記絶縁層には、前記接続孔配置可能位置グリッドの全
    ての格子点上に接続孔が開孔され、前記下側配線は、さ
    らに全ての前記接続孔において、各接続孔とこれに隣接
    する配線グリッドとの間に延線される配線接続部を有す
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置であって、 前記上側配線は、電気的接続を行う接続孔のみにおい
    て、各接続孔とこれに隣接する配線グリッド上の上側配
    線との間に延線される配線接続部を有することを特徴と
    する半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100384805B1 (ko) * 1999-09-10 2003-05-22 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치, 그 설계 방법, 및 그 설계 프로그램을저장한 기록 매체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100384805B1 (ko) * 1999-09-10 2003-05-22 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치, 그 설계 방법, 및 그 설계 프로그램을저장한 기록 매체

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