JPH08213210A - 避雷器 - Google Patents
避雷器Info
- Publication number
- JPH08213210A JPH08213210A JP1935695A JP1935695A JPH08213210A JP H08213210 A JPH08213210 A JP H08213210A JP 1935695 A JP1935695 A JP 1935695A JP 1935695 A JP1935695 A JP 1935695A JP H08213210 A JPH08213210 A JP H08213210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- insulating resin
- varistor
- tape
- varistor elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電気機器に使用される避雷器において、
小型で、クラックが発生しない、放電耐量の高い避雷器
を提供することを目的とする。 【構成】 バリスタ素子１，２を絶縁性樹脂からなる自
己融着テープ９で被覆した構成としたものである。
小型で、クラックが発生しない、放電耐量の高い避雷器
を提供することを目的とする。 【構成】 バリスタ素子１，２を絶縁性樹脂からなる自
己融着テープ９で被覆した構成としたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧配電線路等に使用
する電気機器を瞬間的な過電圧から保護する避雷器に関
するものである。
する電気機器を瞬間的な過電圧から保護する避雷器に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来の避雷器について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【０００３】図３は、従来の避雷器の断面図を示すもの
である。図３において、１，２は円筒状のバリスタ素子
で、電圧に依存して抵抗値が変化する特性を有してい
る。バリスタ素子１，２は直列に接続されている。３，
４はバリスタ素子１，２の直列接続体の両端に設けられ
た金属電極板で、中央部にバリスタ素子１，２の内径と
同等の孔を有している。５は絶縁ボルトで、６，７は金
属製ナットである。絶縁ボルト５はバリスタ素子１，２
の孔および金属電極板３，４の孔に挿入され、金属製ナ
ット６，７で絶縁ボルト５の両端を締めつけ、バリスタ
素子１，２と金属電極板３，４を固定している。８はエ
ポキシ樹脂等の絶縁性樹脂で、バリスタ素子１，２およ
び電極板３，４の全体と金属製ナットの一部を被覆して
いる。絶縁性樹脂８は射出成型やポッティングによりモ
ールド成型して被覆形成する。
である。図３において、１，２は円筒状のバリスタ素子
で、電圧に依存して抵抗値が変化する特性を有してい
る。バリスタ素子１，２は直列に接続されている。３，
４はバリスタ素子１，２の直列接続体の両端に設けられ
た金属電極板で、中央部にバリスタ素子１，２の内径と
同等の孔を有している。５は絶縁ボルトで、６，７は金
属製ナットである。絶縁ボルト５はバリスタ素子１，２
の孔および金属電極板３，４の孔に挿入され、金属製ナ
ット６，７で絶縁ボルト５の両端を締めつけ、バリスタ
素子１，２と金属電極板３，４を固定している。８はエ
ポキシ樹脂等の絶縁性樹脂で、バリスタ素子１，２およ
び電極板３，４の全体と金属製ナットの一部を被覆して
いる。絶縁性樹脂８は射出成型やポッティングによりモ
ールド成型して被覆形成する。
【０００４】以上のように構成された避雷器について、
以下その動作について説明する。まず、瞬間的な過電圧
が金属電極板３，４間に加わるとバリスタ素子１，２に
も瞬間的な過電圧が加わることになる。バリスタ素子
１，２に瞬間的な過電圧が加わると、バリスタ素子１，
２の抵抗値は急激に低下しサージ電流が流れ、過電圧を
吸収する。絶縁性樹脂８はバリスタ素子を湿気等の外部
環境から保護する。
以下その動作について説明する。まず、瞬間的な過電圧
が金属電極板３，４間に加わるとバリスタ素子１，２に
も瞬間的な過電圧が加わることになる。バリスタ素子
１，２に瞬間的な過電圧が加わると、バリスタ素子１，
２の抵抗値は急激に低下しサージ電流が流れ、過電圧を
吸収する。絶縁性樹脂８はバリスタ素子を湿気等の外部
環境から保護する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、絶縁性樹脂８をモールド成型するために
絶縁性樹脂の厚みは一定以上必要となり、避雷器の形状
が大きくなるという問題点を有していた。
来の構成では、絶縁性樹脂８をモールド成型するために
絶縁性樹脂の厚みは一定以上必要となり、避雷器の形状
が大きくなるという問題点を有していた。
【０００６】また、成型時のヒートショックにより、絶
縁性樹脂８にクラックが生じたり、バリスタ素子１，２
と絶縁性樹脂８との間に間隙８ａができ放電耐量が低下
するという問題点を有していた。
縁性樹脂８にクラックが生じたり、バリスタ素子１，２
と絶縁性樹脂８との間に間隙８ａができ放電耐量が低下
するという問題点を有していた。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、外装にクラックが生じず、小型で放電耐量の高い避
雷器を提供することを目的としている。
で、外装にクラックが生じず、小型で放電耐量の高い避
雷器を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、バリスタ素子を絶縁性樹脂からなる自己融
着テープで被覆した構成としたものである。
に本発明は、バリスタ素子を絶縁性樹脂からなる自己融
着テープで被覆した構成としたものである。
【０００９】
【作用】この構成によって、絶縁性樹脂の厚みを薄くで
き、形状を小さくすることができる。また、自己融着テ
ープの巻き付けは常温で行うため被覆形成時にクラック
が発生せず、バリスタ素子との間に間隙も生じないため
放電耐量を高くすることができる。
き、形状を小さくすることができる。また、自己融着テ
ープの巻き付けは常温で行うため被覆形成時にクラック
が発生せず、バリスタ素子との間に間隙も生じないため
放電耐量を高くすることができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明における一実施例の避雷器につい
て、図面を参照しながら説明する。図１は本発明におけ
る一実施例の避雷器の断面図を示すものである。図１に
おいて、１，２は円筒状のバリスタ素子で、電圧に依存
して抵抗値が変化する特性を有している。バリスタ素子
１，２は直列に接続されている。３，４はバリスタ素子
１，２の直列接続体の両端に設けられた金属電極板で、
中央部にバリスタ素子１，２の内径と同等の孔を有して
いる。５は絶縁ボルトで、６，７は金属製ナットであ
る。絶縁ボルト５はバリスタ素子１，２の孔および金属
電極板３，４の孔に挿入され、金属製ナット６，７で絶
縁ボルト５の両端を締めつけ、バリスタ素子１，２と金
属電極板３，４を固定している。９はブチルゴム等の絶
縁性樹脂からなる自己融着テープで、バリスタ素子１，
２および電極板３，４の全体と金属製ナット６，７の一
部を被覆している。
て、図面を参照しながら説明する。図１は本発明におけ
る一実施例の避雷器の断面図を示すものである。図１に
おいて、１，２は円筒状のバリスタ素子で、電圧に依存
して抵抗値が変化する特性を有している。バリスタ素子
１，２は直列に接続されている。３，４はバリスタ素子
１，２の直列接続体の両端に設けられた金属電極板で、
中央部にバリスタ素子１，２の内径と同等の孔を有して
いる。５は絶縁ボルトで、６，７は金属製ナットであ
る。絶縁ボルト５はバリスタ素子１，２の孔および金属
電極板３，４の孔に挿入され、金属製ナット６，７で絶
縁ボルト５の両端を締めつけ、バリスタ素子１，２と金
属電極板３，４を固定している。９はブチルゴム等の絶
縁性樹脂からなる自己融着テープで、バリスタ素子１，
２および電極板３，４の全体と金属製ナット６，７の一
部を被覆している。
【００１１】また、図２は自己融着テープ９の被覆途中
の説明図である。自己融着テープ９は、図２に示すよう
にバリスタ素子１，２、金属電極板３，４と金属製ナッ
ト６，７に手で加圧しながら巻き付けて形成する。自己
融着テープ９はバリスタ素子１，２、金属電極板３，
４、金属製ナット６，７に強力に接着するとともに、自
己融着テープ９どうしが重なり合うと互いに融着し、絶
縁性樹脂として被覆一体化する。
の説明図である。自己融着テープ９は、図２に示すよう
にバリスタ素子１，２、金属電極板３，４と金属製ナッ
ト６，７に手で加圧しながら巻き付けて形成する。自己
融着テープ９はバリスタ素子１，２、金属電極板３，
４、金属製ナット６，７に強力に接着するとともに、自
己融着テープ９どうしが重なり合うと互いに融着し、絶
縁性樹脂として被覆一体化する。
【００１２】以上のように構成された避雷器について、
以下その動作について説明する。瞬間的な過電圧が金属
電極板３，４間に加わるとバリスタ素子１，２にも瞬間
的な過電圧が加わることになる。バリスタ素子１，２に
瞬間的な過電圧が加わると、バリスタ素子１，２の抵抗
値は急激に低下しサージ電流が流れ、過電圧を吸収す
る。自己融着テープ９を適当な回数重ねて巻き付け形成
するため、巻き付ける回数を調整することにより形状を
小さくすることが可能である。
以下その動作について説明する。瞬間的な過電圧が金属
電極板３，４間に加わるとバリスタ素子１，２にも瞬間
的な過電圧が加わることになる。バリスタ素子１，２に
瞬間的な過電圧が加わると、バリスタ素子１，２の抵抗
値は急激に低下しサージ電流が流れ、過電圧を吸収す
る。自己融着テープ９を適当な回数重ねて巻き付け形成
するため、巻き付ける回数を調整することにより形状を
小さくすることが可能である。
【００１３】また、絶縁性樹脂からなる自己融着テープ
９は常温で巻き付け形成でき、巻き付け形成後は焼成す
る必要がないので、焼成が必要なモールド成型に比べ
て、ヒートショックの恐れや熱収縮の発生がなく、外装
にクラックが発生するのを防止することができるととも
に、バリスタ素子１，２と自己融着テープ９との間に隙
間を生じさせず、放電耐量を高くすることができる。
９は常温で巻き付け形成でき、巻き付け形成後は焼成す
る必要がないので、焼成が必要なモールド成型に比べ
て、ヒートショックの恐れや熱収縮の発生がなく、外装
にクラックが発生するのを防止することができるととも
に、バリスタ素子１，２と自己融着テープ９との間に隙
間を生じさせず、放電耐量を高くすることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、絶縁性樹
脂からなる自己融着テープを適当な回数重ねて巻き付け
形成するため、巻き付ける回数を調整することにより、
小型化を図ることができる。
脂からなる自己融着テープを適当な回数重ねて巻き付け
形成するため、巻き付ける回数を調整することにより、
小型化を図ることができる。
【００１５】また、絶縁性樹脂からなる自己融着テープ
は常温で巻き付け形成でき、巻き付け形成後は焼成する
必要がないので、焼成が必要なモールド成型に比べて、
ヒートショックの恐れや熱収縮の発生がなく、外装にク
ラックが発生するのを防止することができるとともに、
バリスタ素子と自己融着テープとの間に隙間を生じさせ
ず、放電耐量を高くすることができる。
は常温で巻き付け形成でき、巻き付け形成後は焼成する
必要がないので、焼成が必要なモールド成型に比べて、
ヒートショックの恐れや熱収縮の発生がなく、外装にク
ラックが発生するのを防止することができるとともに、
バリスタ素子と自己融着テープとの間に隙間を生じさせ
ず、放電耐量を高くすることができる。
【図１】本発明における一実施例の避雷器の断面図
【図２】同避雷器の自己融着テープの被覆途中を示す断
面図
面図
【図３】従来の避雷器の断面図
１ バリスタ素子 ２ バリスタ素子 ３ 金属電極板 ４ 金属電極板 ５ 絶縁ボルト ６ 金属製ナット ７ 金属製ナット ９ 自己融着テープ
Claims (1)
- 【請求項１】 バリスタ素子を絶縁性樹脂からなる自己
融着テープで被覆した避雷器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1935695A JPH08213210A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1935695A JPH08213210A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 避雷器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08213210A true JPH08213210A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11997103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1935695A Pending JPH08213210A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 避雷器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08213210A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012248749A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toshiba Corp | 避雷支持碍子 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP1935695A patent/JPH08213210A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012248749A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toshiba Corp | 避雷支持碍子 |
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