JPH08213064A - 被覆電線用コネクタ - Google Patents

被覆電線用コネクタ

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JPH08213064A
JPH08213064A JP7019486A JP1948695A JPH08213064A JP H08213064 A JPH08213064 A JP H08213064A JP 7019486 A JP7019486 A JP 7019486A JP 1948695 A JP1948695 A JP 1948695A JP H08213064 A JPH08213064 A JP H08213064A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
connector
wire
branch line
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP7019486A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshishige Kamiya
嘉茂 神谷
Hideji Haga
秀二 芳賀
Kiyoshi Idokawa
清 井戸川
Seiichi Nakada
誠一 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saneisha Seisakusho KK
Original Assignee
Saneisha Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Saneisha Seisakusho KK filed Critical Saneisha Seisakusho KK
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Publication of JPH08213064A publication Critical patent/JPH08213064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線の被覆を剥ぎ取らずに本線と分岐線を接
続し、絶縁カバーを取り付けずに電気を絶縁し、電線の
腐食防止のためのテーピング処理を行なわずに気密性を
保持することができる被覆電線用コネクタの提供。 【構成】 ボルト5および6の締め付けにより、コネク
タ本体1と外子3が中子2の両面に配置された本線51
および分岐線52を押し付け、中子2の両面に突出した
カットスルー刃12が本線51および分岐線52の絶縁
被覆を貫通して導体に接触し電気的に接続すると共に、
中子2の両面に置かれたシール剤26が接続部をシール
して気密状態を保持する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆電線用コネクタに
関し、特に、電線の被覆を剥ぎ取らずに集電歯で電気的
に接続し、かつ、接続部の気密性を保持することができ
るようにした被覆電線用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被覆電線の本線と分岐線の間の電
気的接続を得るためのコネクタとして、例えば、電線溝
を有する上下一対の金属製の電線把持部材と、この電線
把持部材間に介挿された金属製スペーサとを備え、この
電線把持部材間に締め付けボルトを貫通してなるコネク
タがある。このコネクタによれば、上下の電線把持部材
の電線溝に、被覆を剥ぎ取った本線と分岐線をそれぞれ
嵌挿し、締め付けボルトを締め付けて、一方の電線から
スペーサを介して他方の電線へ通じる導電通路を形成す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタによれば、導電通路を形成させるためには電線
の被覆を剥ぎ取って電線溝に嵌挿しなければならず、ま
た、コネクタの主体が金属製であることから、これを絶
縁するためには電線の接続後に別に設けた絶縁カバーを
被せなければならず、更に、雨水等の浸入による電線の
腐食を防止するために、絶縁カバーと被覆電線の接触部
に絶縁テープを多数回巻き付けて気密性を保持しなけれ
ばならず作業工数が多くなるという不具合があった。
【0004】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、電線の被覆を
剥ぎ取らずに接続できる被覆電線用コネクタを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、絶縁カバーの取り付
けを行なわずに電気を絶縁することができる被覆電線用
コネクタを提供することにある。本発明の更に他の目的
は、電線の腐食防止のためのテーピング処理を行なわず
に接触部の気密性を保持することができる被覆電線用コ
ネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みてな
されたものであり、電線の被覆を剥ぎ取らずに本線と分
岐線を接続し、絶縁カバーの取り付けを行なわずに電線
を絶縁し、電線の腐食防止のためのテーピング処理を行
なわずに接触部の気密性を保持するために、本線に分岐
線を接続する被覆電線用コネクタにおいて、第1の面か
ら第2の面へ貫通し、前記第1の面および第2の面にお
いて所定の長さだけ突出した集電歯を有した集電歯支持
部材と、前記集電歯支持部材の前記第1の面および第2
の面に配置された前記本線および前記分岐線を前記第1
の面および第2の面に押し付けて前記集電歯を前記本線
および前記分岐線の絶縁被覆体を貫通させて前記本線お
よび前記分岐線の導体に接触させる締付手段と、前記本
線と前記第1の面、および前記分岐線と前記第2の面の
間に位置して前記集電歯による前記絶縁被覆体の貫通部
をシールするシール部材を備えことを特徴とする被覆電
線用コネクタを提供する。ここで、前記集電歯支持部材
は、絶縁性物質で構成されることが好ましく、前記締付
手段は、前記分岐線を仮に締め付ける仮締付手段と、前
記本線および前記仮締付手段により仮に締め付けられた
前記分岐線を同時に締め付ける本締付手段とから構成さ
れることが好ましい。
【0006】
【作用】集電歯支持部材の第1の面および第2の面と締
付手段の間に形成される空間へ本線および分岐線を位置
させ、締付手段を締め付けると、集電歯が本線および分
岐線の絶縁体を刺通して導体に達する。これによって、
本線と分岐線が接続される。このとき、予め集電歯支持
部材の第1の面および第2の面に置かれたシール部材が
絶縁体の刺通部をシールするので、接続部をシールする
作業が不要になる。集電歯以外の部分を絶縁材料で構成
すれば、接続部の絶縁処理が不要になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る被覆電線用コネ
クタを図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
被覆電線用コネクタを示す図であり、(a)〜(d)は
それぞれ正面図,側面図,平面図および底面図を示し、
図2は本発明の被覆電線用コネクタの分解斜視図を示
す。図1および図2に示すように、この被覆電線用コネ
クタは、コネクタ本体1と、カットスルー刃12が植設
された電線係止部10を有する中子2と、電線載置部1
3を有する外子3と、ナット4と、ボルト5,66と、
皿バネ7と、座板8,9とから構成される。
【0008】コネクタ本体1は、合成樹脂で成型されて
おり、頂部の凹所17にはボルト5のボルト挿通孔18
が形成されている。凹所17には金属製の座板8が埋設
され、ボルト5の締付力によりコネクタ本体1が破壊さ
れないようにコネクタ本体1を補強している。コネクタ
本体1が金属で成型される場合には、この座板8および
座板8を埋設するための凹所17は不要となる。また、
コネクタ本体1の内部には、後述する中子2および外子
3の突出片15,16を嵌挿するための凹溝19が形成
されている。
【0009】中子2は、絶縁性物質で成型されており、
一端には突出片15が形成され、他端には電線係止部1
0が形成されている。突出片15はコネクタ本体1の凹
溝19に嵌挿され、この突出片15の嵌挿により中子2
はコネクタ本体1内を鉛直方向に摺動する。電線係止部
10は、図3に示すとおり、断面が鼓(つづみ)状に形
成されており、この鼓状に形成された電線係止部10の
内側に湾曲した部分には、図4に示す2本のカットスル
ー刃12が植込溝22に植設されており、植設されたカ
ットスルー刃12はネジ11で固定されている。カット
スルー刃12の周囲は全面がパッキン25で覆われ、パ
ッキン25の上層には、更に、全面にわたってシール剤
26が塗布されている。また、中子2の略中央部には後
述するナット4の係合孔21が形成されている。
【0010】外子3は、合成樹脂で成型されており、一
端には突出片16が形成され、他端には電線載置部13
が形成されている。突出片16はコネクタ本体1の凹溝
19に嵌挿され、この突出片16の嵌挿により外子3は
コネクタ本体1の下端で鉛直方向に摺動する。電線載置
部13は凹状に湾曲しており、この湾曲した部分に後述
する分岐線52が載置される。電線載置部13の底部に
は凹所(図示せず)が形成されており、ボルト6の締付
力により外子3が破壊されないようにこの凹所に金属製
の座板9を埋設し外子3を補強している。外子3が金属
で成型される場合には、この座板9および座板9を埋設
するための凹所は不要となる。なお、電線載置部13の
底部は雨水等が集束し滞留しやすい場所でもあるため、
底部に切欠部14を設け、雨水等からのボルト6,皿バ
ネ7,座板9の腐食防止を図っている。
【0011】ナット4は、コネクタ本体1と中子2の間
に配設され、ボルト5,6を連結するための螺子溝30
を有している。このナット4は中子2の係合孔21に係
合するように上部が四角柱状に下部が円柱状に形成され
ている。上部を四角柱状としたのは、ボルト5,6の締
付時にボルト5,6の回転に同期してナット4が空回り
するのを防止するためである。
【0012】以上の構成を有する被覆電線用コネクタを
使用して本線51および分岐線52を接続する場合につ
いて図5を参照しながら説明する。まず、ボルト6を十
分に緩め中子2と外子3の間隔を大きく開き、外子3の
電線載置部13に分岐線52を載置して、外子3側のボ
ルト6を締め付ける。ボルト6はナット4と連結されて
いるため、この締め付けにより外子3は上方へ引き寄せ
られる。外子3が上方へ引き寄せられると、分岐線52
の上面の絶縁被覆は中子2に植設されたカットスルー刃
12と接触する。そこで、更に、ボルト6を締め付ける
とカットスルー刃12は分岐線52の絶縁被覆に突き刺
さり、絶縁被覆を貫通して分岐線52の芯線と接触す
る。これにより、分岐線52が仮締めされる。
【0013】次に、ボルト5を十分に緩め中子2とコネ
クタ本体1の間隔を大きく開き、拡開された部分に本線
51を挿入してボルト5を締め付ける。ボルト5はナッ
ト4と連結されているため、この締め付けにより、中子
2は、仮締めされている分岐線52および外子3を伴い
ながら上方へ引き寄せられる。中子2が上方へ引き寄せ
られると、本線51の上面の絶縁被覆はコネクタ本体1
の湾曲した部分に当接し下面の絶縁被覆は中子2に植設
されたカットスルー刃12と接触する。そこで、更に、
ボルト5を締め付けるとカットスルー刃12は本線51
の絶縁被覆に突き刺さり、絶縁被覆を貫通して本線51
の芯線と接触する。この締め付けにより、本締付が完了
し、本線51と分岐線52はカットスルー刃12を介し
て導電通路を形成することになり電気的に接続される。
【0014】なお、中子2のカットスルー刃12の周囲
にはパッキン25が設けられ、パッキン25の上層に、
更に、シール剤26が塗布されているため、ボルト5,
6の締め付けによりカットスルー刃12が本線51と分
岐線52の絶縁被覆を貫通しそれぞれの芯線と接触した
状態では、シール剤26は本線51と分岐線52の絶縁
被覆に圧接し、カットスルー刃12と本線51,分岐線
52は完全に気密状態を保持することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の被覆電線用
コネクタによれば、ボルトの締め付けによって中子に植
設されたカットスルー刃が本線および分岐線の絶縁被覆
を貫通して接触する構成としたので、電線の被覆を剥ぎ
取らずに本線と分岐線を接続することができる。また、
中子を絶縁性物質で構成し、かつ、カットスルー刃の周
囲をパッキンで覆い、シール剤を塗布する構成としたの
で、絶縁カバーを取り付けることなく電気を絶縁するこ
とができる。更に、カットスルー刃の周囲を覆うパッキ
ンの上層にシール剤を塗布する構成としたので、電線の
腐食防止のためのテーピング処理を行なわずに接触部の
気密性を保持することができる。この結果、作業工数が
少なくなるという効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆電線用コネクタを示す図であり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、
(d)は底面図である。
【図2】本発明の被覆電線用コネクタの分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の被覆電線用コネクタに用いられる中子
を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、
(c)は平面図、(d)は断面図である。
【図4】中子に植設されるカットスルー刃を示す図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図5】本発明の被覆電線用コネクタによって本線と分
岐線を接続した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ本体 2 中子 3 外子 4 ナット 5,6 ボルト 7 皿バネ 8,9 座板 10 電線係止部 11 ネジ 12 カットスルー刃 13 電線載置部 14 切欠部 15,16 突出片 17 凹所 18,20 ボルト挿通孔 19 凹溝 21 ナット係合孔 22 カットスルー刃植込溝 30 螺子溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 誠一 東京都品川区荏原4丁目16番14号 株式会 社エス・イーテック内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本線に分岐線を接続する被覆電線用コネク
    タにおいて、 第1の面から第2の面へ貫通し、前記第1の面および第
    2の面において所定の長さだけ突出した集電歯を有した
    集電歯支持部材と、 前記集電歯支持部材の前記第1の面および第2の面に配
    置された前記本線および前記分岐線を前記第1の面およ
    び第2の面に押し付けて前記集電歯を前記本線および前
    記分岐線の絶縁被覆体を貫通させて前記本線および前記
    分岐線の導体に接触させる締付手段と、 前記本線と前記第1の面、および前記分岐線と前記第2
    の面の間に位置して前記集電歯による前記絶縁被覆体の
    貫通部をシールするシール部材を備えたことを特徴とす
    る被覆電線用コネクタ。
  2. 【請求項2】前記集電歯支持部材は、絶縁性物質で構成
    されることを特徴とする請求項第1項記載の被覆電線用
    コネクタ。
  3. 【請求項3】前記締付手段は、前記分岐線を仮に締め付
    ける仮締付手段と、前記本線および前記仮締付手段によ
    り仮に締め付けられた前記分岐線を同時に締め付ける本
    締付手段とから構成されることを特徴とする請求項第1
    項記載の被覆電線用コネクタ。
JP7019486A 1995-02-07 1995-02-07 被覆電線用コネクタ Pending JPH08213064A (ja)

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JP7019486A JPH08213064A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 被覆電線用コネクタ

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JP7019486A JPH08213064A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 被覆電線用コネクタ

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JPH08213064A true JPH08213064A (ja) 1996-08-20

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ID=12000694

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JP7019486A Pending JPH08213064A (ja) 1995-02-07 1995-02-07 被覆電線用コネクタ

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JP (1) JPH08213064A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208769A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Shinya Ishida 表示システムの構成方式
US8827738B2 (en) 2009-11-03 2014-09-09 Orica Explosives Technology Pty Ltd Connector, and methods of use

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JP2006208769A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Shinya Ishida 表示システムの構成方式
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