JPH0821248A - ２サイクル筒内噴射エンジン - Google Patents
２サイクル筒内噴射エンジンInfo
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- JPH0821248A JPH0821248A JP6176066A JP17606694A JPH0821248A JP H0821248 A JPH0821248 A JP H0821248A JP 6176066 A JP6176066 A JP 6176066A JP 17606694 A JP17606694 A JP 17606694A JP H0821248 A JPH0821248 A JP H0821248A
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- Japan
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- piston
- fuel
- heat insulating
- recess
- injection engine
- Prior art date
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/26—Pistons having combustion chamber in piston head
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/12—Other methods of operation
- F02B2075/125—Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B23/101—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector being placed on or close to the cylinder centre axis, e.g. with mixture formation using spray guided concepts
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料の吹き抜けを防止して、炭化水素の排出を
抑えることができるとともに、ピストンを効果的に冷却
して焼き付きを防止する。 【構成】ピストン４の頂部４ａに凹部４ｂを形成し、こ
のピストン４の上死点時の頂部４ａに対向するシリンダ
ヘッド壁面６ａとの間に燃焼室１５を形成し、シリンダ
ヘッド６に、燃焼室１５に燃料を直接噴射する燃料イン
ジェクタ１６と、着火する点火プラグ１７とを設けた２
サイクル筒内噴射エンジン１において、ピストン頂部４
ａに形成した凹部４ｂに、断熱構造１８を設けている。
抑えることができるとともに、ピストンを効果的に冷却
して焼き付きを防止する。 【構成】ピストン４の頂部４ａに凹部４ｂを形成し、こ
のピストン４の上死点時の頂部４ａに対向するシリンダ
ヘッド壁面６ａとの間に燃焼室１５を形成し、シリンダ
ヘッド６に、燃焼室１５に燃料を直接噴射する燃料イン
ジェクタ１６と、着火する点火プラグ１７とを設けた２
サイクル筒内噴射エンジン１において、ピストン頂部４
ａに形成した凹部４ｂに、断熱構造１８を設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、２サイクル筒内噴射
エンジンに係り、詳しくは、ピストンの温度上昇を抑え
る２サイクル筒内噴射エンジンに関するものである。
エンジンに係り、詳しくは、ピストンの温度上昇を抑え
る２サイクル筒内噴射エンジンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】２サイクル筒内噴射エンジンとして、例
えばピストンの上死点時の頂部に凹部を形成し、このピ
ストンの頂部に対向するシリンダヘッド壁面との間に燃
焼室を形成し、シリンダヘッドに、燃焼室に燃料を直接
噴射する燃料インジェクタと、着火する点火プラグとを
設けたものがある。
えばピストンの上死点時の頂部に凹部を形成し、このピ
ストンの頂部に対向するシリンダヘッド壁面との間に燃
焼室を形成し、シリンダヘッドに、燃焼室に燃料を直接
噴射する燃料インジェクタと、着火する点火プラグとを
設けたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような２サイクル
筒内噴射エンジンでは、ピストンの頂部に凹部を形成し
て燃料室としているため、燃料の噴射時期を早くしても
排気通路から燃料は出にくいが、ピストンの凹部の形成
によって放熱面積より受熱面積が大きくなるため、ピス
トン温度が高くなり、焼き付きが発生しやすい。
筒内噴射エンジンでは、ピストンの頂部に凹部を形成し
て燃料室としているため、燃料の噴射時期を早くしても
排気通路から燃料は出にくいが、ピストンの凹部の形成
によって放熱面積より受熱面積が大きくなるため、ピス
トン温度が高くなり、焼き付きが発生しやすい。
【０００４】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、燃料の吹き抜けを防止して、炭化水素の排出を抑
えることができるとともに、ピストンを効果的に冷却し
て焼き付きを防止する２サイクル筒内噴射エンジンを提
供することを目的としている。
ので、燃料の吹き抜けを防止して、炭化水素の排出を抑
えることができるとともに、ピストンを効果的に冷却し
て焼き付きを防止する２サイクル筒内噴射エンジンを提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１記載の発明は、ピストンの頂部に凹部を形
成し、このピストンの上死点時の頂部に対向するシリン
ダヘッド壁面との間に燃焼室を形成し、前記シリンダヘ
ッドに、前記燃焼室に燃料を直接噴射する燃料インジェ
クタと、着火する点火プラグとを設けた２サイクル筒内
噴射エンジンにおいて、前記ピストンの頂部に形成した
凹部に、断熱構造を設けたことを特徴としている。
に、請求項１記載の発明は、ピストンの頂部に凹部を形
成し、このピストンの上死点時の頂部に対向するシリン
ダヘッド壁面との間に燃焼室を形成し、前記シリンダヘ
ッドに、前記燃焼室に燃料を直接噴射する燃料インジェ
クタと、着火する点火プラグとを設けた２サイクル筒内
噴射エンジンにおいて、前記ピストンの頂部に形成した
凹部に、断熱構造を設けたことを特徴としている。
【０００６】請求項２記載の発明は、前記断熱構造が、
前記凹部に空気層を形成するように断熱板を設けて構成
したことを特徴としている。
前記凹部に空気層を形成するように断熱板を設けて構成
したことを特徴としている。
【０００７】請求項３記載の発明は、前記断熱構造が、
前記凹部にピストンより熱伝導が小さい部材を積層して
構成したことを特徴としている。
前記凹部にピストンより熱伝導が小さい部材を積層して
構成したことを特徴としている。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明では、ピストンの頂部に凹
部を設けたことにより噴射時期を早くしても排気通路か
ら燃料の排出が軽減され、燃料の吹き抜けを防止して、
炭化水素の排出を抑えることができる。また、ピストン
の頂部に形成した凹部に断熱構造を設けており、ピスト
ンを効果的に冷却して焼き付きを防止することができ
る。
部を設けたことにより噴射時期を早くしても排気通路か
ら燃料の排出が軽減され、燃料の吹き抜けを防止して、
炭化水素の排出を抑えることができる。また、ピストン
の頂部に形成した凹部に断熱構造を設けており、ピスト
ンを効果的に冷却して焼き付きを防止することができ
る。
【０００９】請求項２記載の発明では、断熱構造が、空
気層と断熱板とによって構成されており、空気層によっ
て効果的にピストンに熱が伝達することを軽減すること
ができる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板に直接当
たるので、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上す
る。
気層と断熱板とによって構成されており、空気層によっ
て効果的にピストンに熱が伝達することを軽減すること
ができる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板に直接当
たるので、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上す
る。
【００１０】請求項３記載の発明では、断熱構造が、凹
部にピストンより熱伝導が小さい部材を積層することに
より構成されており、簡単な構造でピストンに熱が伝達
することを軽減することができる。また、噴射燃料が蓄
熱された熱伝導が小さい部材に直接当たるので、燃料の
活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
部にピストンより熱伝導が小さい部材を積層することに
より構成されており、簡単な構造でピストンに熱が伝達
することを軽減することができる。また、噴射燃料が蓄
熱された熱伝導が小さい部材に直接当たるので、燃料の
活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の２サイクル筒内噴射エンジ
ンの実施例を添付図面に基づいて説明する。まず、図１
乃至図３に示す実施例について説明すると、図１は２サ
イクル筒内噴射エンジンの断面図、図２は図１のII−II
線に沿う断面図、図３は２サイクル筒内噴射エンジンの
作動を示す図である。
ンの実施例を添付図面に基づいて説明する。まず、図１
乃至図３に示す実施例について説明すると、図１は２サ
イクル筒内噴射エンジンの断面図、図２は図１のII−II
線に沿う断面図、図３は２サイクル筒内噴射エンジンの
作動を示す図である。
【００１２】２サイクル筒内噴射エンジン１は、シリン
ダブロック２にスリーブ３が嵌合され、このスリーブ３
にピストン４が往復動可能に設けられ、このピストン４
の往復動でコンロッド５介して図示しないクランク軸が
回転する。
ダブロック２にスリーブ３が嵌合され、このスリーブ３
にピストン４が往復動可能に設けられ、このピストン４
の往復動でコンロッド５介して図示しないクランク軸が
回転する。
【００１３】シリンダブロック２にはシリンダヘッド６
が設けられ、ヘッドカバー７と共に、ボルト８によりシ
リンダブロック２に締付固定されている。また、シリン
ダブロック２及びシリンダヘッド６には水ジャケット
９，１０が形成され、この水ジャケット９，１０を循環
する冷却水でエンジンを冷却する。
が設けられ、ヘッドカバー７と共に、ボルト８によりシ
リンダブロック２に締付固定されている。また、シリン
ダブロック２及びシリンダヘッド６には水ジャケット
９，１０が形成され、この水ジャケット９，１０を循環
する冷却水でエンジンを冷却する。
【００１４】シリンダブロック２には排気通路１１が形
成され、この排気通路１１はスリーブ３に形成された排
気ポート３ａを介してシリンダ１２に開口している。ま
た、シリンダブロック２には排気通路１１の対向する位
置にシリンダ１２と図示しないクランク室とを連通する
対向掃気通路１３が形成され、この対向掃気通路１３の
掃気ポート３ｂがシリンダ１２に開口している。さら
に、シリンダブロック２には排気通路１１と対向掃気通
路１３との間に、一対の主掃気通路１４が形成され、こ
の主掃気通路１４の掃気ポート３ｃがシリンダ１２に開
口している。
成され、この排気通路１１はスリーブ３に形成された排
気ポート３ａを介してシリンダ１２に開口している。ま
た、シリンダブロック２には排気通路１１の対向する位
置にシリンダ１２と図示しないクランク室とを連通する
対向掃気通路１３が形成され、この対向掃気通路１３の
掃気ポート３ｂがシリンダ１２に開口している。さら
に、シリンダブロック２には排気通路１１と対向掃気通
路１３との間に、一対の主掃気通路１４が形成され、こ
の主掃気通路１４の掃気ポート３ｃがシリンダ１２に開
口している。
【００１５】ピストン４の頂部４ａには凹部４ｂが形成
されており、図１において、二点鎖線で示すように、上
死点時のピストン頂部４ａと、このピストン頂部４ａに
対向するシリンダヘッド壁面６ａとの間に燃焼室１５が
形成されている。
されており、図１において、二点鎖線で示すように、上
死点時のピストン頂部４ａと、このピストン頂部４ａに
対向するシリンダヘッド壁面６ａとの間に燃焼室１５が
形成されている。
【００１６】シリンダヘッド６の中央には燃焼室１５を
臨むように燃料インジェクタ１６が設けられ、この燃料
インジェクタ１６から図１の角度θで示す範囲に燃料が
噴射される。
臨むように燃料インジェクタ１６が設けられ、この燃料
インジェクタ１６から図１の角度θで示す範囲に燃料が
噴射される。
【００１７】さらに、燃料インジェクタ１６の近傍に点
火プラグ１７が設けられている。燃料インジェクタ１６
及び点火プラグ１７は、排気通路１１と対向掃気通路１
３とを結ぶ線Ｌ上に位置しており、点火プラグ１７は排
気通路１１側に配置されている。燃料インジェクタ１６
から燃料がピストン４の頂部４ａに形成された凹部４ｂ
に向かって噴射され、この燃料が主掃気通路１４及び対
向掃気通路１３から供給される空気と混合され、ピスト
ン４が上昇して上死点時のピストン頂部４ａと、このピ
ストン頂部４ａに対向するシリンダヘッド壁面６ａとの
間の燃焼室１５で圧縮され、点火ブラグ１７によって着
火して燃焼する。
火プラグ１７が設けられている。燃料インジェクタ１６
及び点火プラグ１７は、排気通路１１と対向掃気通路１
３とを結ぶ線Ｌ上に位置しており、点火プラグ１７は排
気通路１１側に配置されている。燃料インジェクタ１６
から燃料がピストン４の頂部４ａに形成された凹部４ｂ
に向かって噴射され、この燃料が主掃気通路１４及び対
向掃気通路１３から供給される空気と混合され、ピスト
ン４が上昇して上死点時のピストン頂部４ａと、このピ
ストン頂部４ａに対向するシリンダヘッド壁面６ａとの
間の燃焼室１５で圧縮され、点火ブラグ１７によって着
火して燃焼する。
【００１８】ピストン４の頂部４ａに形成された凹部４
ｂに、断熱構造１８が設けられている。この断熱構造１
８は、凹部４ｂの底面４ｄとの間に空気層１９を形成す
るように断熱板２０を設けて構成されている。断熱板２
０は例えば熱伝導が悪い金属やセラミック等で形成さ
れ、この断熱板２０はその外周部２０ａをピストン４に
埋設するように、例えばアルミニウムでピストン４を成
形する時に設けられる。
ｂに、断熱構造１８が設けられている。この断熱構造１
８は、凹部４ｂの底面４ｄとの間に空気層１９を形成す
るように断熱板２０を設けて構成されている。断熱板２
０は例えば熱伝導が悪い金属やセラミック等で形成さ
れ、この断熱板２０はその外周部２０ａをピストン４に
埋設するように、例えばアルミニウムでピストン４を成
形する時に設けられる。
【００１９】ピストン４の頂部４ａには凹部４ｂの周囲
にテーパを形成してスキッシュ部４ｃが形成され、一方
シリンダヘッド６はピストン４のスキッシュ部４ｃに対
向する部分６ｂを切欠き、燃焼室１５にスキッシュゾー
ンが形成されており、混合気を燃焼室１５に集中させて
着火率と火炎伝搬を速めるようになっている。
にテーパを形成してスキッシュ部４ｃが形成され、一方
シリンダヘッド６はピストン４のスキッシュ部４ｃに対
向する部分６ｂを切欠き、燃焼室１５にスキッシュゾー
ンが形成されており、混合気を燃焼室１５に集中させて
着火率と火炎伝搬を速めるようになっている。
【００２０】燃焼室１５において燃焼によって生じる熱
を断熱板２０で受熱し、この熱は断熱板２０に溜り、さ
らに空気層１９によって遮断される。従って、ピストン
４へ熱が伝達することを軽減することができ、ピストン
４の温度が低下する。また、ピストン４のスキッシュ部
４ｃの熱は、ピストンリング２１より放熱する。
を断熱板２０で受熱し、この熱は断熱板２０に溜り、さ
らに空気層１９によって遮断される。従って、ピストン
４へ熱が伝達することを軽減することができ、ピストン
４の温度が低下する。また、ピストン４のスキッシュ部
４ｃの熱は、ピストンリング２１より放熱する。
【００２１】２サイクル筒内噴射エンジン１は、図３に
示すように作動し、低速低負荷時には、掃気ポートが閉
じてから燃料を噴射し、排気ポートを閉じる前に停止す
る。一方、中高速高負荷時には、下死点の直後から直ち
に燃料を噴射し、排気ポートを閉じる直前で停止する。
示すように作動し、低速低負荷時には、掃気ポートが閉
じてから燃料を噴射し、排気ポートを閉じる前に停止す
る。一方、中高速高負荷時には、下死点の直後から直ち
に燃料を噴射し、排気ポートを閉じる直前で停止する。
【００２２】このように、この２サイクル筒内噴射エン
ジン１では、図１に示すようにピストン４の頂部４ａの
凹部４ｂに向けて燃料を噴射し、燃料が拡散する前に点
火して燃焼を行なうようになっており、燃料噴射時期を
早くすることができる。また、ピストン４の頂部４ａに
形成された凹部４ｂにより、燃料インジェクタ１６から
の燃料噴射時期を早くしても排気通路１１から燃料の排
出が軽減され、燃料の吹き抜けを防止して、炭化水素の
排出を抑えることができる。また、ピストン４の頂部４
ａに形成した凹部４ｂに断熱構造１８を設けており、ピ
ストン４を効果的に冷却して焼き付きを防止することが
できる。
ジン１では、図１に示すようにピストン４の頂部４ａの
凹部４ｂに向けて燃料を噴射し、燃料が拡散する前に点
火して燃焼を行なうようになっており、燃料噴射時期を
早くすることができる。また、ピストン４の頂部４ａに
形成された凹部４ｂにより、燃料インジェクタ１６から
の燃料噴射時期を早くしても排気通路１１から燃料の排
出が軽減され、燃料の吹き抜けを防止して、炭化水素の
排出を抑えることができる。また、ピストン４の頂部４
ａに形成した凹部４ｂに断熱構造１８を設けており、ピ
ストン４を効果的に冷却して焼き付きを防止することが
できる。
【００２３】また、断熱構造１８が、空気層１９と断熱
板２０とによって構成されており、空気層１９によって
さらに効果的にピストン４に熱が伝達することを軽減す
ることができる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板２
０に直接当たるので、燃料の活性化が促進され、燃焼効
率が向上する。
板２０とによって構成されており、空気層１９によって
さらに効果的にピストン４に熱が伝達することを軽減す
ることができる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板２
０に直接当たるので、燃料の活性化が促進され、燃焼効
率が向上する。
【００２４】図４は２サイクル筒内噴射エンジンの他の
実施例のピストンの断面図である。この実施例では、ピ
ストン４の頂部４ａに形成された凹部４ｂの全体に断熱
板３０が設けられ、この断熱板３０と凹部４ｂの底面４
ｄとの間に空気層３１を設けて、断熱構造１８が構成さ
れる。断熱板３０は、前記と同様に、例えば熱伝導が悪
い金属やセラミック等で形成される。この実施例では、
断熱板３０が凹部４ｂの全体を覆うように設けられ、簡
単に断熱板３０と凹部４ｂに設けることができる。ま
た、噴射燃料が蓄熱された断熱板３０に直接当たるの
で、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
実施例のピストンの断面図である。この実施例では、ピ
ストン４の頂部４ａに形成された凹部４ｂの全体に断熱
板３０が設けられ、この断熱板３０と凹部４ｂの底面４
ｄとの間に空気層３１を設けて、断熱構造１８が構成さ
れる。断熱板３０は、前記と同様に、例えば熱伝導が悪
い金属やセラミック等で形成される。この実施例では、
断熱板３０が凹部４ｂの全体を覆うように設けられ、簡
単に断熱板３０と凹部４ｂに設けることができる。ま
た、噴射燃料が蓄熱された断熱板３０に直接当たるの
で、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
【００２５】図５は２サイクル筒内噴射エンジンの他の
実施例のピストンの断面図である。この実施例では、断
熱構造１８を、ピストン４の凹部４ｂの全体にピストン
４より熱伝導が小さい部材４０を積層して構成してい
る。このように、凹部４ｂにピストン４より熱伝導が小
さい部材４０を積層する簡単な構造でピストンに熱が伝
達することを軽減することができる。また、噴射燃料が
蓄熱された熱伝導が小さい部材４０に直接当たるので、
燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
実施例のピストンの断面図である。この実施例では、断
熱構造１８を、ピストン４の凹部４ｂの全体にピストン
４より熱伝導が小さい部材４０を積層して構成してい
る。このように、凹部４ｂにピストン４より熱伝導が小
さい部材４０を積層する簡単な構造でピストンに熱が伝
達することを軽減することができる。また、噴射燃料が
蓄熱された熱伝導が小さい部材４０に直接当たるので、
燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明は、ピストンの頂部に凹部を設けたから、噴射時期を
早くしても排気通路から燃料の排出が軽減され、燃料の
吹き抜けを防止して、炭化水素の排出を抑えることがで
き、さらにピストンの頂部に形成した凹部に断熱構造を
設けたから、ピストンを効果的に冷却して焼き付きを防
止することができる。
明は、ピストンの頂部に凹部を設けたから、噴射時期を
早くしても排気通路から燃料の排出が軽減され、燃料の
吹き抜けを防止して、炭化水素の排出を抑えることがで
き、さらにピストンの頂部に形成した凹部に断熱構造を
設けたから、ピストンを効果的に冷却して焼き付きを防
止することができる。
【００２７】請求項２記載の発明は、断熱構造を、空気
層と断熱板とによって構成したから、空気層によって効
果的にピストンに熱が伝達することを軽減することがで
きる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板に直接当たる
ので、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
層と断熱板とによって構成したから、空気層によって効
果的にピストンに熱が伝達することを軽減することがで
きる。また、噴射燃料が蓄熱された断熱板に直接当たる
ので、燃料の活性化が促進され、燃焼効率が向上する。
【００２８】請求項３記載の発明は、断熱構造を、凹部
にピストンより熱伝導が小さい部材を積層して構成した
から、簡単な構造でピストンに熱が伝達することを軽減
することができる。また、噴射燃料が蓄熱された熱伝導
が小さい部材に直接当たるので、燃料の活性化が促進さ
れ、燃焼効率が向上する。
にピストンより熱伝導が小さい部材を積層して構成した
から、簡単な構造でピストンに熱が伝達することを軽減
することができる。また、噴射燃料が蓄熱された熱伝導
が小さい部材に直接当たるので、燃料の活性化が促進さ
れ、燃焼効率が向上する。
【図１】２サイクル筒内噴射エンジンの断面図である。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図である。
【図３】２サイクル筒内噴射エンジンの作動を示す図で
ある。
ある。
【図４】２サイクル筒内噴射エンジンの他の実施例のピ
ストンの断面図である。
ストンの断面図である。
【図５】２サイクル筒内噴射エンジンの他の実施例のピ
ストンの断面図である。
ストンの断面図である。
１ ２サイクル筒内噴射エンジン ４ ピストン ４ａ ピストン頂部 ４ｂ 凹部 ６ シリンダヘッド ６ａ シリンダヘッド壁面 １５ 燃焼室 １６ 燃料インジェクタ １７ 点火プラグ １８ 断熱構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｆ 3/00 ３０２ Ｚ 3/26 Ｄ
Claims (3)
- 【請求項１】ピストンの頂部に凹部を形成し、このピス
トンの上死点時の頂部に対向するシリンダヘッド壁面と
の間に燃焼室を形成し、前記シリンダヘッドに、前記燃
焼室に燃料を直接噴射する燃料インジェクタと、着火す
る点火プラグとを設けた２サイクル筒内噴射エンジンに
おいて、前記ピストンの頂部に形成した凹部に、断熱構
造を設けたことを特徴とする２サイクル筒内噴射エンジ
ン。 - 【請求項２】前記断熱構造は、前記凹部に空気層を形成
するように断熱板を設けて構成したことを特徴とする請
求項１記載の２サイクル筒内噴射エンジン。 - 【請求項３】前記断熱構造は、前記凹部にピストンより
熱伝導が小さい部材を積層して構成したことを特徴とす
る請求項１記載の２サイクル筒内噴射エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17606694A JP3303083B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ２サイクル筒内噴射エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17606694A JP3303083B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ２サイクル筒内噴射エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0821248A true JPH0821248A (ja) | 1996-01-23 |
| JP3303083B2 JP3303083B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=16007125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17606694A Expired - Fee Related JP3303083B2 (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | ２サイクル筒内噴射エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303083B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011169232A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
| KR20150114213A (ko) * | 2014-04-01 | 2015-10-12 | 이지성 | 고온, 고압 증기압축기 |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP17606694A patent/JP3303083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011169232A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
| KR20150114213A (ko) * | 2014-04-01 | 2015-10-12 | 이지성 | 고온, 고압 증기압축기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3303083B2 (ja) | 2002-07-15 |
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