JPH08212472A - トンネル用火災検知装置 - Google Patents

トンネル用火災検知装置

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JPH08212472A
JPH08212472A JP8672192A JP8672192A JPH08212472A JP H08212472 A JPH08212472 A JP H08212472A JP 8672192 A JP8672192 A JP 8672192A JP 8672192 A JP8672192 A JP 8672192A JP H08212472 A JPH08212472 A JP H08212472A
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JP
Japan
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connector
cable
detectors
tunnel
connectors
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JP8672192A
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English (en)
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Masanori Hirasawa
正憲 平澤
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Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
Original Assignee
Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル内での複雑な配線作業を不要にする
こと。 【構成】 両端に予めコネクタが設けられているコネク
タ付ケーブルを用いて、複数のコネクタ付検出器相互
間、及び又は、検出器と受信部との間の所要の配線の全
部又は一部が行なわれる。 【効果】 両端に予めコネクタが設けられているコネク
タ付ケーブルにより所要の配線を行なうことができ、装
置の組立をトンネル内の現場で極めて容易に組み立てる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル用火災検知装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル内での火災を検知するため、例
えば、トンネル内の壁面に沿って赤外線検知素子を含む
検知器を適宜の間隔で複数個配設すると共に、これらの
検知器に電源を供給する機能とこれらの検知器からの出
力を受信し処理する機能とを有する受信器をトンネル内
又はトンネル外の適宜の箇所に設け、受信器と各検出器
との間をケーブルで接続して成るトンネル用火災検知装
置が公知である。したがって、この種のトンネル用火災
検知装置をトンネル内に設ける場合、受信器からの電源
供給用の電源ケーブルと信号用ケーブルとを含む幹線を
トンネル内に敷設すると共に、検出器をトンネル内の所
要の箇所に配設し、しかるのち、検出器に対応する位置
において幹線に枝線を接続し、この枝線の先に検出器の
コネクタと組み合うコネクタを接続するという配線工事
を、検出器の設けられているそれぞれの場所で行なって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トンネ
ル内の現場で、ケーブル等を所定の長さに応じて切断
し、配線のためにケーブルの外皮を剥ぐ作業を行ない、
さらに、このように処理されたケーブルをハンダ付け
し、ハンダ付け部分を絶縁テープ等で被覆するという一
連の作業を行なうのは大変な労力を作業者に強いるもの
である。また、このような劣悪な環境下における配線作
業は、誤配線やハンダ付け不良による断線事故を引起し
易く、でき上がった装置の信頼性にも重大な影響を与え
かねない問題を含んでいる。本発明の目的は、したがっ
て、トンネル内での複雑な配線作業を不要にすることが
できる、改善されたトンネル用火災検知装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、トンネルの内壁に沿って適宜の間隔
で配設される複数のコネクタ付検出器と、これらの検出
器と電気的に接続される受信部とを備え、検出器からの
検知出力信号を受信部に送るように構成されたトンネル
用火災検知装置において、両端に予めコネクタが設けら
れているコネクタ付ケーブルを用いて、各検出器間及び
又は検出器と受信部との間の所要の配線の全部又は一部
が行なわれるようになっている点にある。
【0005】
【作用】検出器と検出器、及び又は検出器と受信器との
間の電気的接続が両端に予めコネクタが設けられている
コネクタ付ケーブルにより行なわれるので、装置の組立
をトンネル内の現場で極めて容易に組み立てることがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
つき詳細に説明する。図1は、本発明による、トンネル
内での火災を検出するための火災検知装置1の構成を示
している。K1乃至Knは、夫々、赤外線受光素子を含
んで成る検出器であり、トンネル内の側壁(図示せず)
に沿って適宜の間隔で配設されている。
【0007】図示の実施例では、これらの検出器K1乃
至Knは、等間隔に配設されており、この間隔はD1と
なっている。このD1の値は、各検出器の感度等によっ
て定められる値であり、例えば25mとすることができ
る。
【0008】符号Qは受信部を示し、受信部Qは、各検
出器K1乃至Knに電源を供給する機能のほか、各検出
器K1乃至Knからの出力を選択的に受信して火災検出
のために処理する機能を有するものであり、トンネル内
又はトンネル外の適宜の箇所に設けられる。
【0009】受信部Qには外部との接続用のコネクタ2
が設けられており、このコネクタ2には、グランド線
3、電源線4、アドレス制御線5、及び信号線6が接続
されており、コネクタ2を介してこれらの各線を外部に
設けられたケーブルと接続することができる構成となっ
ている。
【0010】グランド線3、電源線4、アドレス制御線
5及び信号線6を各検出器K1乃至Knに接続するた
め、n個のコネクタ付ケーブルF1乃至Fnが用意され
ている。一方、検出器K1乃至Knの夫々には、これら
のコネクタ付ケーブルF1乃至Fnのコネクタに対応し
たコネクタが予め取り付けられているので、これらのコ
ネクタ付ケーブルを用いて、コネクタ同志の接続のみに
よって検出器間、及び検出器と受信部との間の電気的接
続を行なうことができる構成となっている。
【0011】このことを更に詳しく説明すると、検出器
K1は、グランド線3、電源線4、アドレス制御線5及
び信号線6と夫々接続されるべき接続端子a乃至dを有
しており、これらの端子a乃至dは、ワイヤW1a、W
1bによりコネクタ11及び21に図示の如く接続され
ている。ワイヤW1a、W1bによる検出器K1とコネ
クタ11、21との間の接続は、工場において予め完了
しており、したがって、検出器K1をトンネル内の側壁
に設けるときには、コネクタ11、21はすでに検出器
K1に接続されている。
【0012】他の検出器K2乃至Knも、端子a乃至d
を有する検出器K1と同一の構成のものであり、これら
の検出器の各1組の端子a乃至dには、ワイヤW2a、
W2b、W3a、W3b、・・・、Wn3、Wnbによ
ってコネクタ31、41、51、61、・・・N1、N
3が図示の如く接続されている。
【0013】検出器K1−K2間の配線を行なうため、
コネクタ付ケーブルF2が用意されている。コネクタ付
ケーブルF2は、ケーブルC2の一端部にコネクタ21
と組合うコネクタ22を接続し、且つケーブルC2の他
端部にコネクタ31と組合うコネクタ32を夫々工場で
予め接続して成るものであり、その構造は図2に示され
る通りである。図2から判るように、ケーブルC2は4
本のワイヤo、p、q、rを束ねて成り、検出器K1−
K2間の距離に応じた長さとなっており、その両端にコ
ネクタ22、32が接続されている。
【0014】したがって、図1に示されるように、コネ
クタ付ケーブルF2のコネクタ22をコネクタ21には
め合わせ、その他方のコネクタ32をコネクタ31には
め合わせることにより、トンネル内において検出器K1
と検出器K2との間の配線を極めて簡単且つ確実に行な
うことができる。なお、当然のことながら、組合うコネ
クタ21、22、及び31、32は所定の対応関係をも
って嵌め合わされるので、両者間において所定の配線状
態を得ることができる。
【0015】上記では、検出器K1−K2間の接続をコ
ネクタ付ケーブルF2により行なう構成について詳細に
説明したが、コネクタ付ケーブルF2、F3、・・・F
nを用いて行なう他の検出器間の接続も全く同様であ
る。したがって、ケーブルC3、C4、・・・Cn、及
びこれらに接続されるコネクタ42、52、62、・・
・N2、N4については、詳細な説明を省略する。
【0016】上記説明から判るように、この実施例で
は、各検出器は等間隔配置となっているので、コネクタ
付ケーブルF2乃至Fnは同一規格の同じものを使用す
ることができる。このため、検出器間を接続するための
配線部材は唯一種類を用意すればよいので、極めて経済
的であり、ケーブル破損の場合の交換等のために何種類
ものケーブルを保守用としてストックしておく必要がな
く、部品の在庫管理も極めて簡素化されるという利点を
有している。
【0017】なお、検出器の配置間隔が等間隔でない場
合、最も長い間隔長に合わせてケーブルの長さを定め、
間隔の長短に拘らず同一のコネクタ付ケーブルを使用す
ることも可能である。
【0018】検出器K1と受信部Qとの間の接続は、同
様にして、そのために用意されたコネクタ付ケーブルF
1を用いて行なわれる。コネクタ付ケーブルF1は、ケ
ーブルC1の両端に、コネクタ7、12を夫々設けたも
のである。検出器K1と受信部Qとの間の距離がD1と
等しいか又はそれより短ければ、コネクタ付ケーブルF
1に代えて、例えばコネクタ付ケーブルF2を用いても
よい。この場合には、全ての配線のために唯1種類のコ
ネクタ付ケーブルを用意すればよいことになる。
【0019】コネクタ付ケーブルは、図2に示される如
き構成のものでもよいが、例えば、図3に示されるよう
に、その全体を覆う、例えば透明な合成樹脂製のカバー
8を設けてもよい、このようなカバー8を設ければ、配
管の中にコネクタ付ケーブルを通す場合、ケーブルに傷
がついたり、あるいはケーブル等に無理な力が加わって
断線等の事故が発生するのを有効に防止することができ
る。
【0020】上述の構成によれば、受信部Qと各検出器
K1乃至Knとの間の配線は、1種類又は2種類のコネ
クタ付ケーブルF1乃至Fnを用意し、トンネル内では
コネクタ接続作業を行なうだけで配線作業が完了する。
この結果、トンネル内で複雑な作業を強いることがない
ので、作業性がよく、工事の期間も著しく短縮される上
に、ケーブルの誤接続事故及びハンダ付不良等による不
確実な接続を排除することができる。
【0021】上記実施例では、トンネル用火災検知装置
のための一方式に本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明は、この他の如何なる方式のトンネル用火
災検知装置についても同様にして適用することができ、
同様の効果を得ることができる。例えば、本発明は、受
信部Qによって各検出器のアドレス番号を決めることが
できるようにした構成の検出器間の接続にも適用するこ
とができる。
【0022】すなわち、図4に示されるように、入力端
子s乃至vと出力端子w乃至zとを有し、端子s−w
間、t−x間、v−z間が夫々内部で接続されると共に
電子回路ユニットEに接続されており、端子uと端子y
とが該電子回路ユニットE内のシリアル通信インターフ
ェイス部IFを介して接続されている構成の検出器にお
いて、入力端子s乃至vにコネクタM1を接続し、出力
端子w乃至zにコネクタM2を接続し、これらのコネク
タM1、M2に、図1の場合と同様にして、コネクタ付
ケーブルを接続し、これにより検出器間の、及び又は検
出器と受信部との間の配線を行なうことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、所要の配
線の全部又は一部をコネクタ付ケーブルを用いて行なう
ので、トンネル内での装置の設置作業が極めて簡素化さ
れ、作業工数が著しく逓減する。したがって、工期の大
巾短縮、コストダウン等を期待することができるので極
めて経済性に富む上に、装置の信頼性を著しく向上させ
ることができる、トンネル用火災検知装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトンネル用火災検知装置の構成を
示す回路図。
【図2】図1のコネクタ付ケーブルの正面図。
【図3】図1のコネクタ付ケーブルの他の実施例を示す
正面図。
【図4】本発明を適用して接続することができる検出器
の他の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 火災検知装置 2、7、11、12、21、22、31、32、41、
42、51、52、61、62、N1、N2、N3、N
4 コネクタ C1、C2、C3、C4、Cn ケーブル F1、F2、F3、F4、Fn コネクタ付ケーブル K1、K2、K3、Kn 検出器
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 トンネル用火災検知装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル用火災検知装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル内での火災を検知するため、例
えば、トンネル内の壁面に沿って赤外線検知素子を含む
検知器を適宜の間隔で複数個配設すると共に、これらの
検知器に電源を供給する機能とこれらの検知器からの出
力を受信し処理する機能とを有する受信をトンネル内
又はトンネル外の適宜の箇所に設け、受信と各検出器
との間をケーブルで接続して成るトンネル用火災検知装
置が公知である。したがって、この種のトンネル用火災
検知装置をトンネル内に設ける場合、受信器からの電源
供給用の電源ケーブルと信号用ケーブルとを含む幹線を
トンネル内に敷設すると共に、検出器をトンネル内の所
要の箇所に配設し、しかるのち、検出器に対応する位置
において幹線に枝線を接続し、この配線の先に検出器の
コネクタと組み合うコネクタを接続するという配線工事
を、検出器の設けられているそれぞれの場所で行なって
いた。上記では、赤外線検知素子を含む検知器における
ケーブル接続の場合を一例として取り上げて説明した
が、この種のトンネル用火災検知装置において、これ以
外の目的で設けられる各種のコネクタ付装置(本明細書
では、この種のコネクタ付装置をターミナル装置と称す
る)の相互の接続の場合も同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トンネ
ル内の現場で、ケーブル等を所定の長さに応じて切断
し、配線のためにケーブルの外皮を剥ぐ作業を行ない、
さらに、このように処理されたケーブルをハンダ付け
し、ハンダ付け部分を絶縁テープ等で被覆するという一
連の作業を行なうのは大変な労力を作業者に強いるもの
である。また、このような劣悪な環境下における配線作
業は、誤配線やハンダ付け不良による断線事故を引起し
易く、でき上がった装置の信頼性にも重大な影響を与え
かねない問題を含んでいる。本発明の目的は、したがっ
て、トンネル内での複雑な配線作業を不要にすることが
できる、改善されたトンネル用火災検知装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、トンネルの内壁に沿って適宜の間隔
で配設される複数のターミナル装置と、これらのターミ
ナル装置と電気的に接続される受信部とを備え、ターミ
ナル装置と受信部との間で信号の伝送を行なうように構
成されたトンネル用火災検知装置において、両端に予め
コネクタが設けられているコネクタ付ケーブルを用い
て、各ターミナル装置間及び又はターミナル装置と受信
部との間の所要の配線の全部又は一部がコネクタ接続に
より行なわれるようになっている点にある。
【0005】
【作用】ターミナル装置とターミナル装置、及び又はタ
ーミナル装置と受信部との間の電気的接続が両端に予め
コネクタが設けられているコネクタ付ケーブルにより行
なわれるので、装置の組立をトンネル内の現場で極めて
容易に組み立てることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
つき詳細に説明する。図1は、本発明による、トンネル
内での火災を検出するための火災検知装置1の構成を示
している。K1乃至Knは、夫々、赤外線受光素子を含
んで成る検出器であり、トンネル内の側壁(図示せず)
に沿って適宜の間隔で配設されている。
【0007】図示の実施例では、これらの検出器K1乃
至Knは、等間隔に配設されており、この間隔はD1と
なっている。このD1の値は、各検出器の感度等によっ
て定められる値であり、例えば25mとすることができ
る。
【0008】符号Qは受信部を示し、受信部Qは、各検
出器K1乃至Knに電源を供給する機能のほか、各検出
器K1乃至Knからの出力を選択的に受信して火災検出
のために処理する機能を有するものであり、トンネル内
又はトンネル外の適宜の箇所に設けられる。
【0009】受信部Qには外部との接続用のコネクタ2
が設けられており、このコネクタ2には、グランド線
3、電源線4、アドレス制御線5、及び信号線6が接続
されており、コネクタ2を介してこれらの各線を外部に
設けられたケーブルと接続することができる構成となっ
ている。
【0010】グランド線3、電源線4、アドレス制御線
5及び信号線6を各検出器K1乃至Knに接続するた
め、n個のコネクタ付ケーブルF1乃至Fnが用意され
ている。一方、検出器K1乃至Knの夫々には、これら
のコネクタ付ケーブルF1乃至Fnのコネクタに対応し
たコネクタが予め取り付けられているターミナル装置と
して構成されており、これらのコネクタ付ケーブルを用
いて、コネクタ同志の接続のみによって検出器間、及び
検出器と受信部との間の電気的接続を行なうことができ
る構成となっている。
【0011】このことを更に詳しく説明すると、検出器
K1は、グランド線3、電源線4、アドレス制御線5及
び信号線6と夫々接続されるべき接続端子a乃至dを有
しており、これらの端子a乃至dは、ワイヤW1a、W
1bによりコネクタ11及び21に図示の如く接続され
ている。ワイヤW1a、W1bによる検出器K1とコネ
クタ11、21との間の接続は、工場において予め完了
しており、したがって、検出器K1をトンネル内の側壁
に設けるときには、コネクタ11、21はすでに検出器
K1に接続されている。
【0012】他の検出器K2乃至Knも、端子a乃至d
を有する検出器K1と同一の構成のものであり、これら
の検出器の各1組の端子a乃至dには、ワイヤW2a、
W2b、W3a、W3b、・・・、Wn3、Wnbによ
ってコネクタ31、41、51、61、・・・N1、N
3が図示の如く接続されている。
【0013】検出器K1−K2間の配線を行なうため、
コネクタ付ケーブルF2が用意されている。コネクタ付
ケーブルF2は、ケーブルC2の一端部にコネクタ21
と組合うコネクタ22を接続し、且つケーブルC2の他
端部にコネクタ31と組合うコネクタ32を夫々工場で
予め接続して成るものであり、その構造は図2に示され
る通りである。図2から判るように、ケーブルC2は4
本のワイヤo、p、q、rを束ねて成り、検出器K1−
K2間の距離に応じた長さとなっており、その両端にコ
ネクタ22、32が接続されている。
【0014】したがって、図1に示されるように、コネ
クタ付ケーブルF2のコネクタ22をコネクタ21には
め合わせ、その他方のコネクタ32をコネクタ31には
め合わせることにより、トンネル内において検出器K1
と検出器K2との間の配線を極めて簡単且つ確実に行な
うことができる。なお、当然のことながら、組合うコネ
クタ21、22、及び31、32は所定の対応関係をも
って嵌め合わされるので、両者間において所定の配線状
態を得ることができる。
【0015】上記では、検出器K1−K2間の接続をコ
ネクタ付ケーブルF2により行なう構成について詳細に
説明したが、コネクタ付ケーブルF2、F3、・・・F
nを用いて行なう他の検出器間の接続も全く同様であ
る。したがって、ケーブルC3、C4、・・・Cn、及
びこれらに接続されるコネクタ42、52、62、・・
・N2、N4については、詳細な説明を省略する。
【0016】上記説明から判るように、この実施例で
は、各検出器は等間隔配置となっているので、コネクタ
付ケーブルF2乃至Fnは同一規格の同じものを使用す
ることができる。このため、検出器間を接続するための
配線部材は唯一種類を用意すればよいので、極めて経済
的であり、ケーブル破損の場合の交換等のために何種類
ものケーブルを保守用としてストックしておく必要がな
く、部品の在庫管理も極めて簡素化されるという利点を
有している。
【0017】なお、検出器の配置間隔が等間隔でない場
合、最も長い間隔長に合わせてケーブルの長さを定め、
間隔の長短に拘らず同一のコネクタ付ケーブルを使用す
ることも可能である。
【0018】検出器K1と受信部Qとの間の接続は、同
様にして、そのために用意されたコネクタ付ケーブルF
1を用いて行なわれる。コネクタ付ケーブルF1は、ケ
ーブルC1の両端に、コネクタ7、12を夫々設けたも
のである。検出器K1と受信部Qとの間の距離がD1と
等しいか又はそれより短ければ、コネクタ付ケーブルF
1に代えて、例えばコネクタ付ケーブルF2を用いても
よい。この場合には、全ての配線のために唯1種類のコ
ネクタ付ケーブルを用意すればよいことになる。
【0019】コネクタ付ケーブルは、図2に示される如
き構成のものでもよいが、例えば、図3に示されるよう
に、その全体を覆う、例えば透明な合成樹脂製のカバー
8を設けてもよい、このようなカバー8を設ければ、配
管の中にコネクタ付ケーブルを通す場合、ケーブルに傷
がついたり、あるいはケーブル等に無理な力が加わって
断線等の事故が発生するのを有効に防止することができ
る。或いは、カバーをコネクタ付ケーブルの一方又は両
方のコネクタの近傍のみに設け、これにより、コネクタ
とケーブルとの接続点を機械的に保護するようにしても
よい。
【0020】上述の構成によれば、受信部Qと各検出器
K1乃至Knとの間の配線は、1種類又は2種類のコネ
クタ付ケーブルF1乃至Fnを用意し、トンネル内では
コネクタ接続作業を行なうだけで配線作業が完了する。
この結果、トンネル内で複雑な作業を強いることがない
ので、作業性がよく、工事の期間も著しく短縮される上
に、ケーブルの誤接続事故及びハンダ付不良等による不
確実な接続を排除することができる。
【0021】上記実施例では、トンネル用火災検知装置
のための一方式に本発明を適用した場合について説明し
たが、本発明は、この他の如何なる方式のトンネル用火
災検知装置についても同様にして適用することができ、
同様の効果を得ることができる。例えば、本発明は、受
信部Qによって各検出器のアドレス番号を決めることが
できるようにした構成の検出器間の接続にも適用するこ
とができる。
【0022】すなわち、図4に示されるように、入力端
子s乃至vと出力端子w乃至zとを有し、端子s−w
間、t−x間、v−z間が夫々内部で接続されると共に
電子回路ユニットEに接続されており、端子uと端子y
とが該電子回路ユニットE内のシリアル通信インターフ
ェイス部IFを介して接続されている構成の検出器にお
いて、入力端子s乃至vにコネクタM1を接続し、出力
端子w乃至zにコネクタM2を接続し、これらのコネク
タM1、M2に、図1の場合と同様にして、コネクタ付
ケーブルを接続し、これにより検出器間の、及び又は検
出器と受信部との間の配線を行なうことができる。
【0023】この場合、コネクタM1、M2は検出器の
本体にねじ止めその他の適宜の手段で固定されていても
よい。また、検出器は、赤外線検出素子をその本体内部
に設けている構成に限定されず、例えば、赤外線検出素
子及び又はこれに関連する回路部分等を検出器の本体外
部に適宜配設し、赤外線検出素子等と検出器本体との
をワイヤによって接続する構成であっても本発明を適用
しうることは明らかである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、所要の配
線の全部又は一部をコネクタ付ケーブルを用いて行なう
ので、トンネル内での装置の設置作業が極めて簡素化さ
れ、作業工数が著しく逓減する。したがって、工期の大
巾短縮、コストダウン等を期待することができるので極
めて経済性に富む上に、装置の信頼性を著しく向上させ
ることができる、トンネル用火災検知装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトンネル用火災検知装置の構成を
示す回路図。
【図2】図1のコネクタ付ケーブルの正面図。
【図3】図1のコネクタ付ケーブルの他の実施例を示す
正面図。
【図4】本発明を適用して接続することができる検出器
の他の実施例を示す構成図。
【符号の説明】 1 火災検知装置 2、7、11、12、21、22、31、32、41、
42、51、52、61、62、N1、N2、N3、N
4 コネクタ C1、C2、C3、C4、Cn ケーブル F1、F2、F3、F4、Fn コネクタ付ケーブル K1、K2、K3、Kn 検出器
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの内壁に沿って適宜の間隔で配
    設される複数のコネクタ付検出器と、これらの検出器と
    電気的に接続される受信部とを備え、前記検出器からの
    検知出力信号を前記受信部に送るように構成されたトン
    ネル用火災検知装置において、両端に予めコネクタが設
    けられているコネクタ付ケーブルを用いて、前記各検出
    器間及び又は前記検出器と前記受信部との間の所要の配
    線の全部又は一部が行なわれるようになっていることを
    特徴とするトンネル用火災検知装置。
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