JPH0821048A - 天窓装置 - Google Patents

天窓装置

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Publication number
JPH0821048A
JPH0821048A JP15554294A JP15554294A JPH0821048A JP H0821048 A JPH0821048 A JP H0821048A JP 15554294 A JP15554294 A JP 15554294A JP 15554294 A JP15554294 A JP 15554294A JP H0821048 A JPH0821048 A JP H0821048A
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JP
Japan
Prior art keywords
skylight
interior material
eaves
room
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP15554294A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Watanabe
学 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP15554294A priority Critical patent/JPH0821048A/ja
Publication of JPH0821048A publication Critical patent/JPH0821048A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天窓の付設による室内温度の向上を抑える。 【構成】 天井60の内装材61の一部を切り欠き、そ
の切り欠いた部分で、天井60としての内装材61より
も室外側に透光板を設けた天窓において、透光板と内装
材61との間とそこより高い位置で室外と連通させる。
透光板と内装材61との間と軒20裏とを連通させる。
連通部分に、開閉装置を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天窓装置、更に詳しく
は天窓の採用によって室内の温度が高温になってしまう
ことを防止可能に形成した天窓装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅において天窓は広く採用
されていた。このような天窓を設けることによって、窓
がない部屋であっても外の明かりを取り入れることが可
能となるし、また窓がついているような部屋にあっても
一層部屋の中を明るくさせることができるものである。
【0003】特に近年、土地いっぱいに住宅等を建築し
てしまうと、窓等を付設したとしても、部屋の中を十分
照らすだけの明かりに乏しく、いきおい天窓等の利用に
よって室内を明るくさせるような必要から、天窓の設置
が増加していた。しかしながら、通常の窓と同様に、天
窓を設けると、特に夏の暑いような時には、この天窓に
当たる太陽光により、室内が非常に暑くなり、冷房効率
の低下を引き起こしていた。
【0004】そこで従来から、例えば特公昭63−20
982号に開示されているように天窓をヒンジ結合する
ことにより天窓自体を開閉可能とし、暑い時は天窓を開
けて外気と温度交換をしたり、外の風を室内に導入した
りするようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに天窓に開閉機能を持たせようとすると、特に天窓を
閉めた際の水密性に問題が残り、場合によっては天窓の
開閉部分から雨水等が侵入してしまうようなおそれもあ
った。そこで本発明は、室内を明るくするために天窓を
設けるものの、この天窓自体には開閉装置を設けず、水
密性能の向上を図ると共に、この天窓により加熱された
室内空気を外部に放出可能に形成することによって、天
窓の付設による室内温度の向上を抑えたような天窓装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、天井の
内装材の一部を切り欠き、その切り欠いた部分で、天井
としての内装材よりも室外側に透光板を設けた天窓にお
いて、透光板と内装材との間とそこより高い位置で室外
と連通させたことを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の構成に加えて、透光板と内装材との間とそこよ
り高い位置で室外と連通させる連通部分に開閉装置を付
設したことを特徴とする。また請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、透光板と
内装材との間と軒裏とを連通させたことを特徴とする。
【0008】また請求項4記載の発明は、請求項3記載
の発明の構成に加えて、透光板と内装材との間と軒裏と
の連通部分に開閉装置を付設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のうち請求項1記載の発明にあっては、
透光板と内装材との間とそこより高い位置で室外と連通
させたので、この透光板に直接太陽光が当たり、高熱を
発したとしても、その高熱が高位に移動し、自然排気さ
れることとなるので、天窓を設けることによる室内の温
度上昇をかなりの部分で抑制することが可能である。
【0010】即ち、この発明のあっては、天窓を設けて
室内を明るくすると共に、この天窓の設置による室内の
温度上昇を防止することが可能なものである。更に請求
項2に記載の発明にあっては、透光板と内装材との間と
そこより高い位置で室外と連通させた連通部分の一部に
開閉装置を設けることによって、室内を冷やしたくない
冬の期間などにおいては、この連通部分を閉じることに
より、室内の暖かい空気を外部に逃がしてしまうような
ことがないものである。
【0011】更に請求項3記載の発明では、透光板と内
装材との間と軒天とを連通させたので、軒天側から比較
的温度の低い空気を導入することにより、透光板の表面
を冷やすことも可能である。また更に請求項4記載の発
明では、前述した軒天との連通部分を開閉自在とするこ
とにより、外部からの冷気導入に伴なう冬の間等の室温
低下を防止することが可能となったものである。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図示例に従って説明す
る。図1は、本発明に係る天窓装置を説明するために、
棟から軒に至るまでの屋根の概略を示した断面図であ
る。また図2は、本発明に係る天窓装置を説明するため
の斜視図である。
【0013】以下図1及び図2に示した実施例にしたが
って、本発明の詳細を説明する。この発明は、棟10か
ら軒20に至るまでの屋根30の一部を貫通するように
切り欠いて、その部分に天窓50を設けたものである。
ここで、天窓50の部分を更に詳細に説明すると、天井
60の内装材61の一部から屋根30を貫通するように
天窓50を構成する部分を切欠き、この切り欠いた部分
の内周面に枠材51を固定してある。
【0014】更にこの枠材51の屋外側、即ち屋根30
の上面側に、透光板としてのペアガラス52を位置さ
せ、かつこのペアガラス52を固定枠53によって枠材
51に固定しているものである。なおここでペアガラス
52と固定枠53、あるいは固定枠53と屋根30との
間には、図示しないパッキン材が設けられ、水密性を担
保しているものである。
【0015】またここで、屋根30の全体については、
棟木31の室内側に内装材61が設けられ、室外側に野
地板32が設けられ、更にこの野地板32の外部には、
瓦33が設けられているものである。また更に、この屋
根30の棟10には、屋根裏換気を行う際の、高温空気
の出口として排気口11が示してある。
【0016】一方軒20の側には、屋根30の下端部付
近に鼻かくし21が設けられていると共に、軒20下面
に空気が連通可能な格子状の軒天22が設けられてい
る。なお、この軒20の部分と室内側との間には、当然
のことながら内壁25が設けられ、内部と外部とを区分
け可能としてある。更に、この実施例にあっては、前述
した枠材51のうち、棟10の側の枠材51からは、前
述した棟10に設けられた排気孔に連通する上パイプ7
0が設けられている。
【0017】したがって、ペアガラス52と内装材61
との間とそこより高い位置の室外とを連通させたので、
このペアガラス52に直接太陽光が当たり、高熱を発し
たとしても、その上パイプ70を介して、高熱が高位に
移動し、自然排気されることとなるので、天窓50を設
けることによる室内の温度上昇をかなりの部分で抑制す
ることが可能である。
【0018】更に、この実施例にあっては、前述した枠
材51のうち、軒20側の枠材51からは、軒20の軒
天22上部に通じる下パイプ80が設けられている。し
たがって、下パイプ80を通じて天窓装置のペアガラス
52下面は軒天22部分と連通しているので、軒天22
部分の比較的冷たい空気がこの下パイプ80を介して天
窓50の付近に流れることとなる。
【0019】このような、本発明に係る天窓装置にあっ
ては、例えばペアガラス52に太陽光が当たり、ペアガ
ラス52付近が高温度となった場合にあっては、この高
温の空気は、高い方へ上昇するので、その上昇の過程に
おいて、高位に向かっている上パイプ70を通じ、棟1
0に設けられた排気口11に至ることとなり、いわゆる
高温の空気の自然換気が行われるものである。したがっ
て、このペアガラス52に直接太陽光が当たった際に、
室内を明るくする機能は有するものの、このペアガラス
52に当たった太陽光によりペアガラス52付近が異常
な高温度となることは防止できるものである。
【0020】更に同様に、ペアガラス52付近と軒天2
2都が連通しているので、このペアガラス52付近の高
温となった空気が上パイプ70を介して排気されるのに
伴って、下パイプ80を通じて軒天22部分の空気が吸
気されることもある。このように軒天22部分の空気が
吸気されると、この軒天22部分の空気は、ペアガラス
52の下面の空気より温度が低いので、ペアガラス52
付近の空気を冷却される効果を有するものである。
【0021】したがって、このような上パイプ70及び
下パイプ80を使用すると、特に上パイプ70の機能が
大きいものであるが、ペアガラス52による温度上昇を
防止できるので、特にペアガラス52を採用することに
よる室内温度の向上を防止することが可能である。なお
本発明にあっては、例えば住宅に人間が在宅しているよ
うなときには、天窓50に当たる太陽光により室内温度
が向上しても、窓を開けたり、あるいは冷房装置を作動
させたりして室内温度の調整が図れるものの、留守の時
などに、天窓50を設置したことによる室内温度の異常
な上昇を自然換気によって防止することが可能となった
ものである。
【0022】また更に、上パイプ70あるいは下パイプ
80に、詳細な図示は省略するものの、開閉装置を設け
ると、例えば冬期などに室内の暖房を行っている時に、
この上パイプ70あるいは下パイプ80の外気との連通
によって、暖房効率が低下することも防止することもで
きるものである。なおここで、開閉装置としては、例え
ばパイプの中をふさいでしまうような手動の開閉装置も
考えられるし、ソレノイド等を利用した電動式の開閉装
置を考えることも可能である。
【0023】以上の説明において、天窓50付近に上パ
イプ70あるいは下パイプ80を設けたとして説明した
が、特別なパイプを使用せず、単に枠材51に通気孔を
設けるだけであっても、屋根30裏を介して、天窓50
付近より上位あるいは軒20との間で換気することは可
能である。またこのように形成すると、開閉装置は、通
気孔の開閉が可能なものであればたりる。
【0024】また更に、実施例では、天窓50付近より
上位で室外と連通させるために、軒に設けた排気口11
を示したが、天窓50付近より上位で室外と連通さえし
ていれば、実施例の場所に限定されるものでなく、他の
種々の場所に排気口11を設けることは可能である。更
に、天窓50に設ける透光板として、ペアガラス52を
例に説明したが、通常のガラスあるいは透明プラスチッ
ク、更には光りを通すことができれば、着色されたガラ
スやプラスチックを使用することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、室内を
明るくするために天窓を設けるものの、この天窓自体に
は開閉装置を設けず、水密性能の向上を図ると共に、こ
の天窓により加熱された室内空気を外部に放出可能に形
成することによって、天窓の付設による室内温度の向上
を抑えたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】棟から軒に至るまでの屋根の概略を示した断面
図である。
【図2】棟から軒に至るまでの屋根の概略を示した斜視
図である。
【符号の説明】
10 棟 11 排気口 20 軒 21 鼻かくし 22 軒天 25 内壁 30 屋根 31 棟木 32 野地板 33 瓦 50 天窓 51 枠材 52 ペアガラス 53 固定枠 60 天井 61 内装材 70 上パイプ 80 下パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井の内装材の一部を切り欠き、その切り
    欠いた部分で、天井としての内装材よりも室外側に透光
    板を設けた天窓において、透光板と内装材との間とそこ
    より高い位置で室外と連通させたことを特徴とする天窓
    装置。
  2. 【請求項2】透光板と内装材との間とそこより高い位置
    で室外と連通させる連通部分に開閉装置を付設したこと
    を特徴とする請求項1記載の天窓装置。
  3. 【請求項3】透光板と内装材との間と軒裏とを連通させ
    たことを特徴とする請求項1または2記載の天窓装置。
  4. 【請求項4】透光板と内装材との間と軒裏との連通部分
    に開閉装置を付設したことを特徴とする請求項3記載の
    天窓装置。
JP15554294A 1994-07-07 1994-07-07 天窓装置 Pending JPH0821048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15554294A JPH0821048A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 天窓装置

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JP15554294A JPH0821048A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 天窓装置

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JPH0821048A true JPH0821048A (ja) 1996-01-23

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ID=15608338

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JP15554294A Pending JPH0821048A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 天窓装置

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