JPH08210041A - 耐火グレイジングユニット - Google Patents
耐火グレイジングユニットInfo
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- JPH08210041A JPH08210041A JP7258722A JP25872295A JPH08210041A JP H08210041 A JPH08210041 A JP H08210041A JP 7258722 A JP7258722 A JP 7258722A JP 25872295 A JP25872295 A JP 25872295A JP H08210041 A JPH08210041 A JP H08210041A
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- Japan
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- fire
- intermediate layer
- glazing unit
- water glass
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- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
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- C09K21/02—Inorganic materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/069—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of intumescent material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二枚の板ガラス及び火災の際に発泡する中間
層を有する耐火グレイジングユニットを提供することで
ある。 【解決手段】 当該中間層は、主としてナトリウム水ガ
ラス及び水から成り、これに火災の際に耐火抵抗時間を
増大させる有機性物質が添加される。中間層の添加物成
分としては、紫外線に対する中間層の敏感性を抑える目
的のために、カリウム水ガラスが使用される。
層を有する耐火グレイジングユニットを提供することで
ある。 【解決手段】 当該中間層は、主としてナトリウム水ガ
ラス及び水から成り、これに火災の際に耐火抵抗時間を
増大させる有機性物質が添加される。中間層の添加物成
分としては、紫外線に対する中間層の敏感性を抑える目
的のために、カリウム水ガラスが使用される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に間隔を隔て
て配置された少なくとも二枚の板ガラスを有し、少なく
とも火側の断熱板がガラス板で作られており、板ガラス
間の内部空間に火災の際に発泡する中間層が配置され、
当該中間層が主としてナトリウム水ガラスと水から構成
され、且つ「多価アルコ−ル、糖」群、又はその混合物
から成る有機物質が添加された、火災の際に耐火抵抗時
間を増加させる添加物をも具備した、耐火グレイジング
ユニットに関するものである。本発明による耐火グレイ
ジングユニットの場合には、他方の板ガラスが、ガラス
板又はプラスチック板で製造することが出来る。本発明
による耐火グレイジングユニットの別の形態の場合に
は、二枚のガラス板に加えて、互いに距離を隔てて取り
付けられ、且つ適当な中間層を有する別のガラス板を有
することが出来る。いずれの場合にも、中間層は主とし
てナトリウム水ガラスから構成されている。火災の際に
耐火グレイジングユニットの耐火抵抗時間を増加させる
ための添加物は、常に５乃至４０質量パ−セントとな
る。本発明による耐火グレイジングユニットは、多様な
目的、とりわけ間仕切り壁として、或いはまたカ−テン
ウオ−ル被覆として使用することが出来る。本発明の範
囲内の水ガラスは、異なる割合のアルカリ及びケイ酸か
ら構成され且つ適当な基礎材料を一緒に融解させること
によって得られる固体化されたガラス質のアルカリ性ケ
イ酸塩を意味する。それ故、本発明の範囲内の水ガラス
は、これらの融解物から製造される、著しくアルカリ性
の反応をする水溶液を意味する。カリ水ガラス、或いは
カリウム水ガラスは、水酸化カリとケイ砂の溶解によっ
て、又は炭酸化カリ及びケイ砂から製造される。固形の
融解物は粉末化されて、固体ガラスとして市販されてい
る。液状水ガラスと呼ばれる水ガラス液は、固体ガラス
を水中で加圧下のもとで溶解し、不溶性の成分を濾過を
通じて除去することによって得られる。上記の構造の耐
火グレイジングユニットを製造するためには、例えばガ
ラス板に適用される適当な溶液から出発して、過剰な水
分を蒸発によって取り除くことによって行なわれる。耐
火グレイジングユニットが、熱及び火炎の影響に曝され
るときは、熱の影響に曝されるガラス板が破片となり、
他方においてアルカリ性ケイ酸塩の中間層が蒸発する水
分によって拡大発泡して発泡層を形成し、これが更なる
熱伝導に対する効果的な抵抗を提供することによって現
実的な耐火機能を発揮することになる。
て配置された少なくとも二枚の板ガラスを有し、少なく
とも火側の断熱板がガラス板で作られており、板ガラス
間の内部空間に火災の際に発泡する中間層が配置され、
当該中間層が主としてナトリウム水ガラスと水から構成
され、且つ「多価アルコ−ル、糖」群、又はその混合物
から成る有機物質が添加された、火災の際に耐火抵抗時
間を増加させる添加物をも具備した、耐火グレイジング
ユニットに関するものである。本発明による耐火グレイ
ジングユニットの場合には、他方の板ガラスが、ガラス
板又はプラスチック板で製造することが出来る。本発明
による耐火グレイジングユニットの別の形態の場合に
は、二枚のガラス板に加えて、互いに距離を隔てて取り
付けられ、且つ適当な中間層を有する別のガラス板を有
することが出来る。いずれの場合にも、中間層は主とし
てナトリウム水ガラスから構成されている。火災の際に
耐火グレイジングユニットの耐火抵抗時間を増加させる
ための添加物は、常に５乃至４０質量パ−セントとな
る。本発明による耐火グレイジングユニットは、多様な
目的、とりわけ間仕切り壁として、或いはまたカ−テン
ウオ−ル被覆として使用することが出来る。本発明の範
囲内の水ガラスは、異なる割合のアルカリ及びケイ酸か
ら構成され且つ適当な基礎材料を一緒に融解させること
によって得られる固体化されたガラス質のアルカリ性ケ
イ酸塩を意味する。それ故、本発明の範囲内の水ガラス
は、これらの融解物から製造される、著しくアルカリ性
の反応をする水溶液を意味する。カリ水ガラス、或いは
カリウム水ガラスは、水酸化カリとケイ砂の溶解によっ
て、又は炭酸化カリ及びケイ砂から製造される。固形の
融解物は粉末化されて、固体ガラスとして市販されてい
る。液状水ガラスと呼ばれる水ガラス液は、固体ガラス
を水中で加圧下のもとで溶解し、不溶性の成分を濾過を
通じて除去することによって得られる。上記の構造の耐
火グレイジングユニットを製造するためには、例えばガ
ラス板に適用される適当な溶液から出発して、過剰な水
分を蒸発によって取り除くことによって行なわれる。耐
火グレイジングユニットが、熱及び火炎の影響に曝され
るときは、熱の影響に曝されるガラス板が破片となり、
他方においてアルカリ性ケイ酸塩の中間層が蒸発する水
分によって拡大発泡して発泡層を形成し、これが更なる
熱伝導に対する効果的な抵抗を提供することによって現
実的な耐火機能を発揮することになる。
【０００２】本発明は、中間層が１０％から４０％の水
分を含む固形の含水性のアルカリ性ケイ酸塩から成る耐
火グレイジングユニットを基とする。中間層の厚さは少
なくとも０．３ｍｍである。しかし、それを５ｍｍとす
ることも出来る（ドイツ特許出願公告第１９０００５４
号公報）。この点で公知の方法は、すでに実証済であ
る。製造上の理由から、そしてまた耐火グレイジングユ
ニットの耐火抵抗時間を増加させるために、中間層に例
えば「グリコ−ル、ソルビン酸、グリセリン、並びにさ
まざまな種類の糖類などの多価アルコ−ル群」、又はこ
れらの混合物から成る有機性添加物を添加することは、
実地の面からも公知である。これは有用であると見られ
ているが、しかし、中間層、及びそれ故に耐火グレイジ
ングユニット全体を紫外線に対して過敏なものにする。
紫外線に曝されると、微小及び超微小な泡が充填物内で
発生発達する結果として、混濁が生ずる。
分を含む固形の含水性のアルカリ性ケイ酸塩から成る耐
火グレイジングユニットを基とする。中間層の厚さは少
なくとも０．３ｍｍである。しかし、それを５ｍｍとす
ることも出来る（ドイツ特許出願公告第１９０００５４
号公報）。この点で公知の方法は、すでに実証済であ
る。製造上の理由から、そしてまた耐火グレイジングユ
ニットの耐火抵抗時間を増加させるために、中間層に例
えば「グリコ−ル、ソルビン酸、グリセリン、並びにさ
まざまな種類の糖類などの多価アルコ−ル群」、又はこ
れらの混合物から成る有機性添加物を添加することは、
実地の面からも公知である。これは有用であると見られ
ているが、しかし、中間層、及びそれ故に耐火グレイジ
ングユニット全体を紫外線に対して過敏なものにする。
紫外線に曝されると、微小及び超微小な泡が充填物内で
発生発達する結果として、混濁が生ずる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が対象とする一
般的な技術的課題は、冒頭において述べた構造の耐火グ
レイジングユニットの場合に、紫外線過敏性を除去する
ことである。本発明は、冒頭において述べた構造の耐火
グレイジングユニットの場合に、その中間層が、火災の
際の耐火抵抗時間を害なうことなしに、紫外線過敏性を
除去し、且つその耐火抵抗時間を増加させるような添加
物を含むことを考慮に入れた、具体的な技術的問題に基
づくものである。
般的な技術的課題は、冒頭において述べた構造の耐火グ
レイジングユニットの場合に、紫外線過敏性を除去する
ことである。本発明は、冒頭において述べた構造の耐火
グレイジングユニットの場合に、その中間層が、火災の
際の耐火抵抗時間を害なうことなしに、紫外線過敏性を
除去し、且つその耐火抵抗時間を増加させるような添加
物を含むことを考慮に入れた、具体的な技術的問題に基
づくものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の対象は、使用条件に応じて紫外線に対する
好ましからざる敏感性が存在しないように、質量によっ
てカリウム水ガラスの添加物成分が選定される条件のも
とに、紫外線に対する中間層の敏感性を抑える目的のた
めに中間層の添加物成分としてカリウム水ガラスを使用
することを特徴とする、冒頭において述べた構造の耐火
グレイジングユニットである。当然のことながら、中間
層は、いわゆる中間層の基礎的物質であるナトリウム水
ガラス、及び残余の水に加えて、多価アルコ−ル及び／
又は糖の形態の有機性添加物を含んでいる。この残余の
部分は、条件次第で小量とすることが出来る。
に、本発明の対象は、使用条件に応じて紫外線に対する
好ましからざる敏感性が存在しないように、質量によっ
てカリウム水ガラスの添加物成分が選定される条件のも
とに、紫外線に対する中間層の敏感性を抑える目的のた
めに中間層の添加物成分としてカリウム水ガラスを使用
することを特徴とする、冒頭において述べた構造の耐火
グレイジングユニットである。当然のことながら、中間
層は、いわゆる中間層の基礎的物質であるナトリウム水
ガラス、及び残余の水に加えて、多価アルコ−ル及び／
又は糖の形態の有機性添加物を含んでいる。この残余の
部分は、条件次第で小量とすることが出来る。
【０００５】
【発明の実施の形態】支配的な学説によれば、冒頭にお
いて述べた構造の耐火グレイジングユニットの場合に
は、製造上の理由及び耐火上の理由から、冒頭に述べた
多価アルコ−ル又は糖の群から成る添加物の添加が不可
欠である。本発明は、驚くべきことに、これらの添加物
を部分的又は極めて大きくカリウム水ガラスによって代
替することが出来ること、そして更に驚くべきことに
は、耐火グレイジングユニットの耐火抵抗時間が、火災
の際にも害なわれないという原理に基づくものである。
望ましからざる紫外線過敏性は、もはや顕現しない。混
合率は、ガラス板の光学的特性と厚さに依存する。これ
は経験的に確定することが出来る。
いて述べた構造の耐火グレイジングユニットの場合に
は、製造上の理由及び耐火上の理由から、冒頭に述べた
多価アルコ−ル又は糖の群から成る添加物の添加が不可
欠である。本発明は、驚くべきことに、これらの添加物
を部分的又は極めて大きくカリウム水ガラスによって代
替することが出来ること、そして更に驚くべきことに
は、耐火グレイジングユニットの耐火抵抗時間が、火災
の際にも害なわれないという原理に基づくものである。
望ましからざる紫外線過敏性は、もはや顕現しない。混
合率は、ガラス板の光学的特性と厚さに依存する。これ
は経験的に確定することが出来る。
【０００６】耐火グレイジングユニットの場合に、ナト
リウム水ガラスとカリウム水ガラスの混合物で作業する
ことは、ドイツ特許出願公開第２８３３３８５号公報か
らも公知の事実であるが、公知の実施例においては、有
機物質の添加物に関して、火災の際の耐火抵抗時間を増
加させるための配慮がなされていない。その結果、この
ような添加物は、たとえ部分的にも、カリウム水ガラス
によって代替され得ないのである。それどころか、ナト
リウム水ガラスが、カリウム水ガラスと混合されてい
る。ドイツ特許出願公開第２８３３３８５号公報には、
紫外線感度や、それとの関連での耐火抵抗時間について
は何も記載がない。
リウム水ガラスとカリウム水ガラスの混合物で作業する
ことは、ドイツ特許出願公開第２８３３３８５号公報か
らも公知の事実であるが、公知の実施例においては、有
機物質の添加物に関して、火災の際の耐火抵抗時間を増
加させるための配慮がなされていない。その結果、この
ような添加物は、たとえ部分的にも、カリウム水ガラス
によって代替され得ないのである。それどころか、ナト
リウム水ガラスが、カリウム水ガラスと混合されてい
る。ドイツ特許出願公開第２８３３３８５号公報には、
紫外線感度や、それとの関連での耐火抵抗時間について
は何も記載がない。
【０００７】本発明の範囲内で、本発明による耐火グレ
イジングユニットの特性を更に改善することは容易に可
能である。本発明の有利な実施形態の一つは、更に中間
層が、火災の際に生ずる発泡物の粘性を高める目的で、
「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｚｒの有機化合物」又はそれらの
混合物から成る、顕微鏡でも見えない極微小の粒子の添
加物を含んでいることを特徴としている。本発明の今一
つの実施形態は、更に中間層が、火災の発生の際に生ず
る発泡物の粘性を増加させる目的で、「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔ
ｉ、Ｚｒ群の元素の有機金属化合物」群、又はそれらの
混合物から成る添加物を含んでいることを特徴とする。
有機金属化合物としては、特にキレ−ト化合物を使用す
ることが可能である。本発明の有利な実施形態によれ
ば、中間層は６質量パ−セント以下の有機物を含んでい
る。発生する発泡物の粘性を増大させるために、耐火グ
レイジングユニットの中間層に極微小の粒子を添加する
ことは、それ自体公知である。
イジングユニットの特性を更に改善することは容易に可
能である。本発明の有利な実施形態の一つは、更に中間
層が、火災の際に生ずる発泡物の粘性を高める目的で、
「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｚｒの有機化合物」又はそれらの
混合物から成る、顕微鏡でも見えない極微小の粒子の添
加物を含んでいることを特徴としている。本発明の今一
つの実施形態は、更に中間層が、火災の発生の際に生ず
る発泡物の粘性を増加させる目的で、「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔ
ｉ、Ｚｒ群の元素の有機金属化合物」群、又はそれらの
混合物から成る添加物を含んでいることを特徴とする。
有機金属化合物としては、特にキレ−ト化合物を使用す
ることが可能である。本発明の有利な実施形態によれ
ば、中間層は６質量パ−セント以下の有機物を含んでい
る。発生する発泡物の粘性を増大させるために、耐火グ
レイジングユニットの中間層に極微小の粒子を添加する
ことは、それ自体公知である。
【０００８】要約すれば、下記のように述べることが出
来る。すなわち、請求項１の上位概念による構造の中間
層に対してカリウム水ガラスを添加することによって、
製造上及び耐火性の理由のために、支配的な学説によっ
て必要とされている、多水酸化アルコ−ル又は糖の形態
をした有機性添加物の添加は、これを減少させることが
出来るのである。その結果として、発泡の挙動及び断熱
性が改善されるのである。本発明に従ってなされる使用
によって寿命が害なわれるときは、上述の有機性及び無
機性の粘性増強化合物を追加的に添加することによっ
て、これを償うことが出来る。このようにして、紫外線
敏感性、可燃性ガスの発生防止、火災の際の毒性ガスの
防止、火災の際の発泡過程の均質化、断熱性の改善及び
寿命の著しい増大など、多くの点において改善された特
性を持った耐火グレイジングユニットが得られるのであ
る。
来る。すなわち、請求項１の上位概念による構造の中間
層に対してカリウム水ガラスを添加することによって、
製造上及び耐火性の理由のために、支配的な学説によっ
て必要とされている、多水酸化アルコ−ル又は糖の形態
をした有機性添加物の添加は、これを減少させることが
出来るのである。その結果として、発泡の挙動及び断熱
性が改善されるのである。本発明に従ってなされる使用
によって寿命が害なわれるときは、上述の有機性及び無
機性の粘性増強化合物を追加的に添加することによっ
て、これを償うことが出来る。このようにして、紫外線
敏感性、可燃性ガスの発生防止、火災の際の毒性ガスの
防止、火災の際の発泡過程の均質化、断熱性の改善及び
寿命の著しい増大など、多くの点において改善された特
性を持った耐火グレイジングユニットが得られるのであ
る。
【０００９】
【実施例】耐火層の組成の機能としての耐火グレイジン
グユニットの特性を評価するために、（各場合とも同一
の構造を持った）製造を行なうために、さまざまな添加
物を含んだアルカリ性ケイ酸塩が造られ、耐火グレイジ
ングユニットの製造の各場合につき、同一の量が使用さ
れた。そして次の事項の評価がなされた。
グユニットの特性を評価するために、（各場合とも同一
の構造を持った）製造を行なうために、さまざまな添加
物を含んだアルカリ性ケイ酸塩が造られ、耐火グレイジ
ングユニットの製造の各場合につき、同一の量が使用さ
れた。そして次の事項の評価がなされた。
【００１０】・乾燥後の表面仕上げ品質 ・紫外線安定性 ・ドイツ工業規格ＤＩＮ ４１０２ による火災時挙動
「Ｆ」及び「Ｇ」 乾燥前の溶液の組成は、各場合とも重量％で表示されて
おり、「Ｆ」及び「Ｇ」による火災試験における寿命
は、分単位で表示されている。
「Ｆ」及び「Ｇ」 乾燥前の溶液の組成は、各場合とも重量％で表示されて
おり、「Ｆ」及び「Ｇ」による火災試験における寿命
は、分単位で表示されている。
【００１１】 混合物１： 添加物を含まないナトリウム水ガラス （ＳｉＯ2 ２７％、Ｎａ2Ｏ ８％、水６５％） １００％ナトリウム水ガラス 品質： 表面仕上げ： 非常に悪い 紫外線安定性： 確定不能 Ｆ寿命： ２８分 Ｇ寿命： ３２分 混合物２： 混合物１のナトリウム水ガラス９３．５０％、グリセリン６．５％ 品質 表面仕上げ： 良好 紫外線安定性： 悪い Ｆ寿命： ３８分 Ｇ寿命： ４５分 混合物３： 混合物１のナトリウム水ガラス９３．５０％、グリセリン１．５％、 カリウム水ガラス５．００％ 品質 表面仕上げ： 良好 紫外線安定性： 良好 Ｆ寿命： ３８分 Ｇ寿命： ３５分 混合物４： 混合物１のナトリウム水ガラス９３．５０％、グリセリン１．５％、カリウム水 ガラス５．００％、無機化合物ＳｉＯ2の極微小粒子の懸濁液１０．００％ 品質： 表面仕上げ： 良好 紫外線安定性： 良好 Ｆ寿命： ３８分 Ｇ寿命： １０４分
【００１２】特に驚くべきことは、混合物４の場合に
は、混合物２で得られた元の数値に回復することが可能
であっただけでなく、極めて高い水準に増加させること
が出来たことである。同じく驚くべきことは、有機化合
物グリセリンを無機化合物カリウム水ガラスによって大
きく代替した結果として、中間層の紫外線感度のみなら
ず、乾燥された中間層表面の品質をも、決定的に改善す
ることが可能であったことである。さまざまなガラス板
の試験片の紫外線感度は、すべての場合において、ウル
トラ・ビタルクス・ランプ（Ｕｌｔｒａ−Ｖｉｔａｌｕ
ｘ ｌａｍｐｓ）による１メ−トルの距離からの照射に
よって確定されたものであって、その際、中間層内にお
ける発泡物の発生の時間が記録された。
は、混合物２で得られた元の数値に回復することが可能
であっただけでなく、極めて高い水準に増加させること
が出来たことである。同じく驚くべきことは、有機化合
物グリセリンを無機化合物カリウム水ガラスによって大
きく代替した結果として、中間層の紫外線感度のみなら
ず、乾燥された中間層表面の品質をも、決定的に改善す
ることが可能であったことである。さまざまなガラス板
の試験片の紫外線感度は、すべての場合において、ウル
トラ・ビタルクス・ランプ（Ｕｌｔｒａ−Ｖｉｔａｌｕ
ｘ ｌａｍｐｓ）による１メ−トルの距離からの照射に
よって確定されたものであって、その際、中間層内にお
ける発泡物の発生の時間が記録された。
【００１３】カリウム水ガラスを添加した結果として、
グリセリン含有量を減少させることが可能であること、
そして紫外線感度の改善はこれに基づくものであること
が見て取れる。
グリセリン含有量を減少させることが可能であること、
そして紫外線感度の改善はこれに基づくものであること
が見て取れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルガ、グリュンツェル ドイツ、45884、ゲルゼンキルヒェン、ゲ ールハルト−ハウプトマン−シュトラー セ、10 (72)発明者 ベルント、ハルベッケ ドイツ、44879、ボーフム、イム、シュタ ーペル、17
Claims (5)
- 【請求項１】 相互に間隔を隔てて配置された少なくと
も二枚の板ガラスを有し、少なくとも火側の断熱板がガ
ラス板で作られており、板ガラス間の内部空間に火災の
際に発泡する中間層が配置され、当該中間層が主として
ナトリウム水ガラスと水から構成され、且つ「多価アル
コ−ル、糖」群、又はその混合物から成る有機物質が添
加された、火災の際に耐火抵抗時間を増加させる添加物
をも具備した、耐火グレイジングユニットであって、使
用条件に応じて紫外線に対する好ましからざる敏感性が
存在しないように、質量によってカリウム水ガラスの添
加物成分が選定される条件で、紫外線に対する中間層の
敏感性を抑える目的のために中間層の添加成分としての
カリウム水ガラスの使用を特徴とする耐火グレイジング
ユニット。 - 【請求項２】 中間層が、火災の際に発生する発泡物の
粘性を増加させる目的で、「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｚｒの
有機化合物」又はそれらの混合物から成る、極微小の粒
子の添加物を含んでいることを特徴とする、請求項１に
よる耐火グレイジングユニット。 - 【請求項３】 中間層が、火災の際に発生する発泡物の
粘性を増加させる目的で、「Ｓｉ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｚｒ群
の元素の有機金属化合物」群、又はそれらの混合物から
成る添加物を含んでいることを特徴とする、請求項１に
よる耐火グレイジングユニット。 - 【請求項４】 有機金属化合物としてキレ−ト化合物が
使用されることを特徴とする、請求項３による耐火グレ
イジングユニット。 - 【請求項５】 中間層が６質量パ−セント以下の有機物
を含んでいることを特徴とする、請求項１から４までの
いずれか一による耐火グレイジングユニット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4435841.5 | 1994-10-07 | ||
| DE4435841A DE4435841A1 (de) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | Brandschutz-Glaseinheit |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210041A true JPH08210041A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=6530177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7258722A Pending JPH08210041A (ja) | 1994-10-07 | 1995-10-05 | 耐火グレイジングユニット |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5766770A (ja) |
| EP (1) | EP0705685B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08210041A (ja) |
| AT (1) | ATE177992T1 (ja) |
| DE (2) | DE4435841A1 (ja) |
| FI (1) | FI954725A (ja) |
| NO (1) | NO953955L (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999035102A1 (fr) * | 1998-01-09 | 1999-07-15 | Nippon Mitsubishi Oil Corporation | Plaque transparente ignifuge et resistant au feu, absorbant les ultraviolets |
| JP2003528020A (ja) * | 2000-03-18 | 2003-09-24 | ピルキントン ピーエルシー | 耐火性板ガラス |
| JP2010508225A (ja) * | 2006-10-31 | 2010-03-18 | ピルキントン グループ リミテッド | 耐火性窓ガラス |
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