JPH08209681A - 土壌改良における固化材の供給回収装置 - Google Patents

土壌改良における固化材の供給回収装置

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JPH08209681A
JPH08209681A JP3921895A JP3921895A JPH08209681A JP H08209681 A JPH08209681 A JP H08209681A JP 3921895 A JP3921895 A JP 3921895A JP 3921895 A JP3921895 A JP 3921895A JP H08209681 A JPH08209681 A JP H08209681A
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JP
Japan
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powder
dust
soil
solidifying material
supply pipe
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Pending
Application number
JP3921895A
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English (en)
Inventor
Ken Yamamoto
建 山本
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BURESU KK
KATO KENSETSU KK
Kato Construction Co Ltd
Original Assignee
BURESU KK
KATO KENSETSU KK
Kato Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固化材の材料ロスの低減と防塵公害の防止が
できる土壌改良における固化材の供給回収装置を提供す
る。 【構成】 セメントサイロ1からの粉状の固化材を受け
入れる粉体ホッパー4と、一端を該粉体ホッパー4に接
続すると共に他端の粉体噴射口8aをパワーショベル1
0のアーム12先端に取着される土壌攪拌機13に添設
して圧縮空気により固化材を圧送する供給管8と、地面
上で前記土壌攪拌機13を密閉状に覆い得る防塵カバー
14と、一端の粉体吸引口15aを防塵カバー14に接
続し他端をフィルターサイクロン16に接続して防塵カ
バー14内の固化材の粉塵を空気と共に吸引してフィル
ターサイクロン16に回収する回収管15とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤の土壌改良におい
て、セメント等の粉状の固化材を空気と混合して適性圧
力にて供給すると共に、土壌攪拌機の粉体噴射口から地
盤中へ噴射させた固化材の内、飛散して発生する粉塵を
回収し、リサイクルさせるようにした土壌改良における
固化材の供給回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の土壌改良においては、セメント等
の粉体の固化材を圧縮空気を利用して圧送する供給管の
一端を粉体ホッパーに接続し、他端の粉体噴射口をパワ
ーショベルのアームに取着される土壌攪拌機に添設し、
前記粉体ホッパーから固化材を定量づつ供給し粉体噴射
口から噴射しつつ土壌攪拌機により地盤を改良するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記地
盤の改良では、土壌改良機が外部に露出していることか
ら、地盤を浅く改良する時は固化材の粉塵量が増大して
周囲に飛散し、材料のロスが多く、またこれが公害の原
因にもなっているといった課題があった。そこで、本発
明は上記課題を解決すべくなされたもので、固化材の材
料ロスを無くすと共に粉塵公害を防止することができる
土壌改良における固化材の供給回収装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の土壌改良における固化材の供給回収装置
は、セメントサイロからの粉状の固化材を受け入れる粉
体ホッパーと、一端を該粉体ホッパーに接続すると共に
他端の粉体噴射口をパワーショベルのアーム先端に取着
される土壌攪拌機に添設して圧縮空気により固化材を圧
送する供給管と、地面上で前記土壌攪拌機を密閉状に覆
い得る防塵カバーと、一端の粉体吸引口を防塵カバーに
接続し他端をフィルターサイクロン等に接続して防塵カ
バー内の固化材の粉塵を空気と共に吸引してフィルター
サイクロン等に回収する回収管とよりなる構成とした。
【0005】
【作用】土壌攪拌機を地面上で密閉状に覆った防塵カバ
ー内に飛散した固化材の粉塵を閉じ込め、この粉塵を回
収管によって吸引し、該回収管を介してフィルターサイ
クロンに回収しリサイクルさせる。これにより、固化材
の材料ロスを低減させ、粉塵公害の発生を防止する。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1において1は固化材であるセメントを貯留する
セメントサイロであり、貯留されたセメントは輸送管2
を経て、機枠3に装架した粉体ホッパー4へ供給され
る。5は粉体ホッパー4の下端出口に接続して設置さ
れ、セメントを定量供給するロータリーバルブ、6はロ
ータリーバルブ5を回転駆動させるモータである。ロー
タリーバルブ5の送出管7の下端は供給管8に接続さ
れ、定量のセメントを供給させる。この供給管8にはド
ライコンプレッサ9から圧縮空気が供給され、この圧縮
空気とセメントの混合流が供給管8内を圧送される。な
お、Rは本発明の装置を操作するための運転管理室であ
る。
【0007】供給管8はパワーショベル(バックホー)
10に載置し、さらに該パワーショベル10のブーム1
1及びアーム12に沿わせる。そして供給管8の先端に
設けた粉体噴射口8aをアーム12の先端に装着された
土壌攪拌機13に添設する。この土壌攪拌機13は二股
状の機枠の先端に水平回転軸を設け、この水平回転軸に
複数の攪拌翼を回転自在に設けた公知の構成からなり、
アーム12の上下動で土壌攪拌機13の全体が上下動で
きて、各攪拌翼で土壌を堀削すると共に攪拌しつつ、供
給管8先端の粉体噴射口8aからセメントを噴射させ土
壌へ供給して土壌の改良を行なわせる。
【0008】14は土壌攪拌機13の全体を被覆し得る
防塵カバーであり、該防塵カバー14は土壌攪拌機13
の基端部から吊下され土壌攪拌機13の地面E上に露出
している部分を常に密閉状に被覆できるよう、上下方向
に伸縮可能の蛇腹式に形成されている。そして、この防
塵カバー14内に、供給管8先端の粉体噴射口8aから
噴射させたセメントの内、土壌と攪拌混合されずに周囲
に飛散しようとする粉塵を閉じ込める。前記防塵カバー
14はビニール製のものが選ばれるが、外部から密閉で
きるものであれば他の材質であっても良い。ただ攪拌状
態が解るよう透明なビニール製のものが良い。
【0009】15は防塵カバー14内の粉塵を吸引させ
る回収管であり、一端の粉体吸引口15aを防塵カバー
14に接続している。回収管15の終端はフィルターサ
イクロン16に接続させる。該フィルターサイクロン1
6は空気を外部へ排出する排出室16aと固化材を分離
して貯留する貯留室16bとから成っている。
【0010】前記供給管8及び回収管15の管路途中の
適所には吸引装置17が接続設置される。この吸引装置
17は図2及び図3に示すように供給管8の管路の長さ
に応じて、供給管8の途中の所要部に複数(図では3
基)接続設置される。これらの各吸引装置17には基管
18から分岐した空気吹込管19が取着される。そし
て、コンプレッサCから送られる圧縮空気をエアドライ
ヤAD及びフイルターレギュラーFRを経て乾燥浄化さ
せ、空気吹込管19を介して各吸引装置17に供給させ
る。なお、20は弁である。
【0011】この吸引装置17の構成を図3に従って説
明すると、その本体の外周壁17a,17bを二分割形
成して供給管8に着脱可能に取着されると共に、中央部
でねじ止め等の手段で連結されている。そして、外周壁
17aの内部に環状部材21を嵌着して、その中央口2
2の周りに隔壁を介し同心円状に前部が開放した環状室
23が形成されている。前記環状部材21の前面に薄く
てしかも環状室23の外径に略等しい直径の孔を有する
間隔調整用のリングプレート24を介装し、その前端部
に空気案内用の抑えリング25を配設し、この抑えリン
グ25の後面と環状部材21との間に環状スリット26
を形成している。
【0012】また、環状部材21の前面内周縁には図4
に示すように第1テーパ面21aおよび第2テーパ面2
1bが形成されており、同様に押えリング25の内周縁
部にも外周壁17bに向って外広がりのテーパ面25a
が形成されている。外周側17bには2次空気吸入用の
吸引口27が開設されている。前記環状部材21には環
状室23に連通する連通孔28が設けられ、空気吹込管
19はこの連通孔28に着脱自在に螺着されている。
【0013】そこで、コンプレッサCを駆動して弁20
を開放すると、エアドライヤAD及びフィルタレギュレ
ータFRにより乾燥浄化された圧縮空気が基管18を経
て空気吹込管19に分流され、吸引装置17に流入して
環状室23に至る。環状室23に至った圧縮空気はその
出口である環状スリット26が極めて微小な間隔である
ために、該環状室23内において一段と高圧化され、さ
らに環状スリット26により絞られてより一層高圧化し
て中央口22の中心内部に向きを変えて吹き出し、中央
口22の近傍は高圧となりエゼクター作用が生起され
る。
【0014】この際に、圧縮空気は図4矢印に示すよう
に押えリング25の垂直な押え面25bにガイドされな
がら、エッジ部25cに達する前に第1テーパ面21a
に沿ってやや内方に傾斜流入し、吸引口27より外部大
気中の2次空気を吸引しながらさらに第2テーパ面21
bにガイドされて流入し供給管8内には矢印方向へ強力
な空気の流動が生ずる。
【0015】上記吸引装置17は回収管15には、図2
に示すように防塵カバー14の直上の入口付近に供給管
8とは逆向きに設置して粉塵を吸引させるようにしてい
る。
【0016】本発明の固化材の供給回収装置は上記構成
よりなり、その作用を説明すると、セメントサイロ1か
らセメントを粉体ホッパー4に投入し、モータ6を駆動
してロータリーバルブ5を回動することにより定量のセ
メントを圧縮空気を送っている供給管8に供給し、粉体
と空気の混合流となして供給管8内を圧送させる。この
際に、供給管8の管内抵抗ロスに見合う圧縮空気を維持
させるために、供給管8の途中適所に設けた吸引装置1
7を作動させることにより、セメントと空気の混合流を
長距離輸送でき、しかも定量供給させる。このようにし
て適圧にて定量供給される混合流は、パワーショベル1
0のアーム12先端に装着した土壌攪拌機13による土
壌の堀削攪拌動作に連動して噴射され、土壌を改良す
る。
【0017】この際に土壌と混合されずに地上に飛散し
たセメントの粉塵は、土壌攪拌機13を被覆している防
塵カバー14内に閉じ込められ、外部に拡散するような
ことがないから、粉塵公害を起こすことはない。そし
て、回収管15の入口付近に設けた吸引装置17の吸引
により防塵カバー14内は減圧され防塵カバー14内に
閉じ込められた粉塵は、回収管15内に吸引される。回
収管15に吸引された粉塵はフィルターサイクロン16
に回収される。該粉塵は、空気が排出室16aから外部
へ放出されると共に残った粉塵すなわち固化材が貯留室
16b内に貯留され再び粉体ホッパー4から供給管8に
供給されリサイクルされる。
【0018】なお、本実施例では回収管15をフィルタ
ーサイクロン16に接続したが、直接セメントサイロ1
または粉体ホッパー4内に回収するようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の土壌改良
における固化材の供給回収装置は、土壌攪拌機の地上に
露出する部分を防塵カバーで被覆し得るようにして、土
壌攪拌機による土壌の堀削攪拌に連動して噴射されるセ
メントのうち、土壌に供給されずに飛散する粉塵を防塵
カバー内に閉じ込め、さらにこれを回収管で吸引・回収
し、リサイクルさせるようにしたので、固化材の材料ロ
スが殆ど無くなると共にこれにより粉塵公害の発生も防
止することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固化材の供給回収装置の全体構成
概要図。
【図2】同要部拡大概要図。
【図3】吸引装置の断面図。
【図4】同要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 セメントサイロ 4 粉体ホッパー 8 供給管 8a 粉体噴射口 10 パワーショベル 12 アーム 13 土壌攪拌機 14 防塵カバー 15 回収管 15a 粉体吸引口 16 フィルターサイクロン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントサイロからの粉状の固化材を受
    け入れる粉体ホッパーと、一端を該粉体ホッパーに接続
    すると共に他端の粉体噴射口をパワーショベルのアーム
    先端に取着される土壌攪拌機に添設して圧縮空気により
    固化材を圧送する供給管と、地面上で前記土壌攪拌機を
    密閉状に覆い得る防塵カバーと、一端の粉体吸引口を防
    塵カバーに接続し他端をフィルターサイクロン等に接続
    して防塵カバー内の固化材の粉塵を空気と共に吸引して
    フィルターサイクロン等に回収する回収管とよりなるこ
    とを特徴とする土壌改良における固化材の供給回収装
    置。
JP3921895A 1995-02-02 1995-02-02 土壌改良における固化材の供給回収装置 Pending JPH08209681A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001220734A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Kato Kensetsu:Kk 地盤改良用固化材の散布装置
JP2001295262A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Kato Kensetsu:Kk 地盤改良装置の集塵装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05346026A (ja) * 1991-06-24 1993-12-27 Ryoichi Umehara バックホーのバケット構造

Patent Citations (1)

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