JPH0820913A - 浮桟橋 - Google Patents

浮桟橋

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JPH0820913A
JPH0820913A JP18043894A JP18043894A JPH0820913A JP H0820913 A JPH0820913 A JP H0820913A JP 18043894 A JP18043894 A JP 18043894A JP 18043894 A JP18043894 A JP 18043894A JP H0820913 A JPH0820913 A JP H0820913A
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air
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JP18043894A
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Masunori Shiroma
加礼 城間
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INAFUKU KIYOTAKA
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INAFUKU KIYOTAKA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海面が昇降しても自動的に鎖やロープ等の弛
みを吸収できるようにした浮桟橋を提供するものであ
る。 【構成】 内部を中空にして空気及び水を収容し海面上
に浮くようにした本体と、海底に配置するウエイトと、
このウエイトと本体間に配置した内部を中空にして少な
くとも空気を収容し浮くようにしたフロートと、それぞ
れ本体に両端を固着してウエイトとフロートにそれぞれ
設けた複数個の溝車に交互に装架してその間を複数回往
復するようにしフロートの浮力により緊張状態を維持で
きる屈撓性連続部材とを包含し、海面が上昇するとフロ
ートが下降しかつ海面が下降するとフロートが上昇して
屈撓性連続部材の弛みを吸収することを特徴とする浮桟
橋を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浮桟橋に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の浮桟橋は鎖やロープ等で杭に係留
する方式であるため、海面の昇降により鎖又はロープ等
に弛みを生じても自動的に吸収することができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点を解決して海面が昇降しても自動的に鎖又はロープ等
の弛みを吸収できるようにした浮桟橋を提供するもので
ある。また、このような浮桟橋であって、容易に移動さ
せることができるようにした浮桟橋も提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は内部を中空に
して空気及び水を収容し海面上に浮くようにした本体
と、海底に配置するウエイトと、このウエイトと前記本
体間に配置した内部を中空にして水を収容するか又は収
容することなくして少なくとも空気を収容し浮くように
したフロートと、それぞれ前記本体に両端を固着してウ
エイトとフロートにそれぞれ設けた複数個の溝車に交互
に装架してその間を複数回往復するようにしフロートの
浮力により緊張状態を維持できる屈撓性連続部材とを包
含し、海面が上昇すると前記フロートが下降しかつ海面
が下降するとフロートが上昇して屈撓性連続部材の弛み
を吸収するようにした浮桟橋を提供するものである。こ
の発明はまた、このような浮桟橋であって、海面が下降
した状態で前記フロートを本体に対して固定して本体と
フロートの何れか一方又は両方に空気を供給し水を排出
して上昇させ全体を移動可能にすることを特徴とする浮
桟橋も提供するものである。
【0005】
【実施例】以下図面を参照しながらこの発明の実施例に
ついて説明する。図1〜4に示すこの発明の一実施例に
おいて、10はこの発明による浮桟橋の本体で、通常の
浮桟橋とほぼ同様に構成してあり、内部は例えば安全上
3個等の複数の中空で密閉した空間部11があって空気
及び水が収容してある。この本体の寸法は例えば幅3.
5m、長さ10m、高さ0.9m程度等の鋼板製のもの
であり、かつ例えば最大の水深が6.5m程度等の場所
で使用するものである。この本体10の寸法及び使用最
大の水深は上記のものと種々異なる場合もある。12は
それぞれ図示してないホースを介して圧縮空気源に連結
して各空間部11内へ空気を供給したりこの空気を排出
するのに使用する連結口で、栓13により開閉可能にな
っている。15はそれぞれ各空間部11内へ図示してな
いホースを介してポンプから水を供給及び排出させるよ
うにした連結口で、栓16により開閉可能になってい
る。水としては海水を用いることができる。
【0006】19は海底に沈めた2個のウエイトで、そ
れぞれ上面に複数個ずつの溝車20が1列になるように
装着してある。ウエイト19は1個に成るように形成し
てあってもよい。23はフロートで、前記本体と同様な
構造で空気及び水を供給したり排出できるようになって
おり、常時ある程度の浮力を有するようになっている。
25はこのフロートの下面に2列になるように装着した
複数個ずつの溝車である。27は2個のロープ等の屈撓
性連続部材で、各種の繊維より成るものやワイヤロープ
或は鎖等の場合があり、それぞれ両端部を本体10の下
面に固着して前記溝車20,25に交互に装架してあ
る。このようにするとフロート23の浮力により屈撓性
連続部材27が常に伸長することになる。
【0007】前述したように構成したものにおいて、満
潮時には図1に示すように本体10が上昇しフロート2
3が下降する。また、干潮時には図3に示すように本体
10が下降しフロート23が上昇する。その昇降の状態
は図2に満潮時が実線で干潮時が鎖線で示してある。こ
のような浮桟橋を航行させる必要がある場合には干潮時
に本体10に対してフロート23を固定し、本体10及
びフロート23の何れか一方又は両方から水を除去しな
がら空気を供給して全体を浮くようにし他の船等により
曳航すればよい。
【0008】この発明において本体10内へ水を出入さ
せるために底部に開口部が形成してあってもよく、水の
量の調節は空気によって行なうようにしてもよい。この
本体10は複数個の空間部の一部に常時空気が密封して
あってその他の空間部のみに空気と水を出入可能に収容
してあってもよい。また、本体10として一つの空間部
のみを有するものを使用する場合もある。フロート23
は屈撓性連続部材27を緊張させるのに十分な浮力さえ
あれば使用可能であり、空気のみ収容して密閉してあっ
て必ずしも水は収容しないように構成してあってもよ
い。また、屈撓性連続部材27は例えば本体10の下面
の一端において両側のものを連結して1個になるように
してあってもよく、或は3個以上の屈撓性連続部材27
を用いてもよい。
【0009】
【発明の効果】この発明は潮の干満による屈撓性連続部
材27の弛みを自動的に吸収されて本体10を常に所望
の位置に保持できるようになるという効果を有してい
る。また、請求項2に示す発明においては、更に簡単に
移動させることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の満潮時の概略を示す正面
図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その干潮時の概略を示す正面図である。
【図4】その本体を一部断面として示す正面図である。
【符号の説明】
10 本体 11 空間部 12 連結口 13 栓 15 連結口 16 栓 19 ウエイト 20 溝車 23 フロート 25 溝車 27 屈撓性連続部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を中空にして空気及び水を収容し海
    面上に浮くようにした本体と、海底に配置するウエイト
    と、このウエイトと前記本体間に配置した内部を中空に
    して水を収容するか又は収容することなくして少なくと
    も空気を収容し浮くようにしたフロートと、それぞれ前
    記本体に両端を固着してウエイトとフロートにそれぞれ
    設けた複数個の溝車に交互に装架してその間を複数回往
    復するようにしフロートの浮力により緊張状態を維持で
    きる屈撓性連続部材とを包含し、海面が上昇すると前記
    フロートが下降しかつ海面が下降するとフロートが上昇
    して屈撓性連続部材の弛みを吸収することを特徴とする
    浮桟橋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の浮桟橋であって、海面が
    下降した状態で前記フロートを本体に対し固定して本体
    とフロートの何れか一方又は両方に空気を供給し水を排
    出して上昇させ全体を移動可能にすることを特徴とする
    浮桟橋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI400312B (zh) * 2005-04-14 2013-07-01 Sumitomo Chemical Co 黏著劑
KR102266794B1 (ko) * 2020-04-21 2021-06-18 국방과학연구소 내파성이 향상된 액체 슬로싱 댐퍼, 이를 포함한 부이형 수중음향 측정장치 및 액체 슬로싱 댐퍼의 형상 최적화 방법

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JP3331445B2 (ja) 2002-10-07

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