JPH08206568A - 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置 - Google Patents

溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置

Info

Publication number
JPH08206568A
JPH08206568A JP6229558A JP22955894A JPH08206568A JP H08206568 A JPH08206568 A JP H08206568A JP 6229558 A JP6229558 A JP 6229558A JP 22955894 A JP22955894 A JP 22955894A JP H08206568 A JPH08206568 A JP H08206568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
discharge
melt
ejection
total
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6229558A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Suzuki
康司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I T W DYNATEC KK
Original Assignee
I T W DYNATEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by I T W DYNATEC KK filed Critical I T W DYNATEC KK
Priority to JP6229558A priority Critical patent/JPH08206568A/ja
Publication of JPH08206568A publication Critical patent/JPH08206568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter

Abstract

(57)【要約】 【目的】溶融液吐出ノズルから実際に吐出された溶融液
を検査することなく、溶融液吐出ノズルの詰りを検出す
ることができる溶融液吐出ノズルの詰り検出装置を提供
する。 【構成】パルス信号発生手段Cは、複数の吐出ノズルか
ら吐出される接着剤の量を接着剤の供給源から吐出ノズ
ルに供給される接着剤の供給量から検出して、吐出ノズ
ルから吐出される接着剤の量に応じた数のパルス信号を
出力する。パルスカウント手段Dは、1回の吐出サイク
ルの間にパルス信号発生手段Cから出力されるパルス信
号の数をカウントする。カウント数比較手段Eは、パル
スカウント手段Dによりカウントしたカウント数と基準
値記憶手段Fに記憶した基準値とを比較してカウント数
が基準値に達しない場合にノズル詰り検出信号S5を警
報手段Gに発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱により溶融した接
着剤やプラスチック等のようにある程度粘性のある溶融
液を吐出する吐出ノズルの詰りを検出する方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来用いられている接着剤吐出
ノズルの詰りを検出する装置の概念を説明するための図
である。従来は、図示しないコンベアで搬送されている
箱またはケース101のフラップ101aの上にガンヘ
ッド102に取付けられた吐出ノズル103から吐出さ
れた接着剤の状態を、赤外線量を検出する焦電センサ1
04を用いて検出し、その検出結果から吐出ノズル10
3に詰りが発生しているか否かを判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術では、焦電センサ104の取付スペースが必要にな
る。特に、吐出ノズル103の数が多くなると複数の焦
電センサ104を取付ける必要があるため、更に広い取
付スペースが必要になる。また焦電センサ104の取付
位置の調整が難しい問題があるため、焦電センサの数が
多くなると位置調整作業が非常に面倒になる問題があ
る。更に焦電センサ104は、外部の熱的外乱の影響を
受けたり、被塗装物の温度及び環境温度の影響を受ける
ため、必ずしも検出精度は高くない。また焦電センサ1
04の出力を用いる場合には、高速応答が難しい問題が
ある。
【0004】例えば、最近のケース組立装置では、接着
剤の吐出時に、すでにケースのフラップを半分以上折り
畳んでおいて、接着剤の吐出後は、なるべく短い時間内
でしかも短い移動距離の間にフラップの圧着を行うよう
にしている。このように圧着作業を早くするのは、装置
が緊急停止した場合に、圧着が行われずに不良となるケ
ースの数を減らすためである。このような事情から、最
近の組立装置では吐出ノズルを備えたガンヘッドの周囲
に、余分なスペースが殆どなく、焦電センサを取付ける
ことができない。
【0005】本発明の目的は、溶融液吐出ノズルから実
際に吐出された溶融液を検査することなく、溶融液吐出
ノズルの詰りを検出することができる溶融液吐出ノズル
の詰り検出方法及び装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、検出精度の高い溶融
液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】本発明の更に他の目的は、高速応答に対応
することができる溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び
装置を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、溶融液吐出ノズルの
詰りの検出と並行して溶融液の残量が少なくなったこと
を警報することができる溶融液吐出ノズルの詰り検出方
法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明の方法では、少
なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐出される溶融液
の吐出量を溶融液の供給源から溶融液吐出ノズルに供給
される溶融液の供給量から検出する。溶融液の供給源の
構成は任意である。接着剤を吐出する場合などには、一
般的にプランジャポンプが用いられる。供給源から供給
される溶融液の供給量は、例えば、プランジャポンプの
プランジャの移動量や、プランジャポンプの駆動源とし
て用いられるエアーモータのシャフトの移動量等を測定
することにより、間接的に検出することができる。供給
源の出口に公知の流量計を配置して溶融液の供給量を直
接的に検出することもできる。
【0010】そして本発明の方法では、検出した吐出量
と予め定めた適正な基準吐出量とを比較して、吐出量が
基準吐出量よりも少ないか否かを判別することにより、
溶融液吐出ノズルの詰りを検出する。吐出量が基準吐出
量よりも少ない場合には、少なくとも1つの吐出ノズル
で詰りが発生していることを意味する。ここで基準吐出
量は、ノズルの種類及び数に応じて異なってくる。なお
基準吐出量を定めるにあたっては、使用期間が長くなる
ことによって発生する誤差と装置の組立て誤差を考慮し
て、ある程度余裕を持って定めるのが好ましい。
【0011】1回の吐出サイクル毎に吐出ノズルの詰り
を判別してもよいが、複数回の吐出サイクル毎に吐出ノ
ズルの詰りを判別するようにしてもよい。その場合に
も、少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐出される
溶融液の吐出量の総量を溶融液の供給源側から溶融液吐
出ノズルに供給される溶融液の供給量から検出する。そ
して所定の吐出サイクル毎に予め定めた適正な基準吐出
総量と吐出量の総量とを比較して吐出量の総量が基準吐
出総量よりも少ないか否かを判別すればよい。このよう
に所定の吐出サイクル毎に、吐出ノズルの詰りを判別を
すると、1回の吐出量に多少のバラツキがある場合に
は、吐出量が平均化されるため、検出精度が高くなる利
点がある。なお検出する吐出量の総量は、吐出ノズルの
詰りを判別する毎にリセットしてもよい(0にしてもよ
い)が、毎回リセットしなくてもよい。吐出量の総量を
リセットしなければ、その値に基づいて溶融液を貯蔵す
る溶融液タンク内の残量を表示することができる。また
溶融液タンク内の溶融液が不足して補充が必要になった
ことを警報することもできる。なおこの場合には、吐出
量の総量が溶融液を貯蔵する溶融液タンクの容量に応じ
て予め定めた使用可能な溶融液の総量に達したか否かを
判定して、吐出量の総量が使用可能な溶融液の総量に達
したときに警報を発生すればよい。このような警報を発
生すると、溶融液の不足による不良の発生を事前に防止
できる。ここで使用可能な溶融液の総量とは、警報が出
た後、溶融液の補充が行われるまで、または装置が停止
されるまで、溶融液の吐出を継続できるように定めるの
が好ましい。
【0012】本発明の溶融液吐出ノズルの詰り検出装置
では、少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐出され
る溶融液の吐出量を溶融液の供給源から溶融液吐出ノズ
ルに供給される溶融液の供給量から検出して該吐出量を
示す電気信号を出力する吐出量検出手段と、電気信号に
より示された吐出量と予め定めた適正な基準吐出量とを
電気的に比較して吐出量が基準吐出量よりも少ないか否
かを判定する吐出量判定手段と、吐出量判定手段の判定
結果を表示する表示手段とから構成することができる。
表示手段による吐出量判定手段の判定結果の表示の態様
は任意であるが、警報ランプ、警報ブザー、音声表示、
文字表示等を用いることができる。
【0013】この場合、吐出量検出手段は、1回の吐出
サイクルの開始時期及び終了時期を検出して吐出サイク
ルを検出する吐出サイクル検出手段と、ノズルから吐出
される溶融液の量を溶融液の供給源から溶融液吐出ノズ
ルに供給される溶融液の供給量から検出してノズルから
吐出される溶融液の量に応じた数のパルス信号を出力す
るパルス信号発生手段とから構成することができる。ま
た吐出量判定手段は、吐出サイクル検出手段が吐出サイ
クルを検出している間にパルス信号発生手段から出力さ
れるパルス信号の数をカウントするパルスカウント手段
と、1回の吐出サイクルでの基準吐出量に相当するパル
スの数を基準値として記憶する基準値記憶手段と、パル
スカウント手段によりカウントしたカウント数と基準値
とを比較してカウント数が基準値に達しない場合にノズ
ル詰り検出信号を発生するカウント数比較手段とから構
成することができる。このようにパルス信号の数をカウ
ントすることにより判定動作をするようにすると、パル
ス信号の数を適宜に選択することにより、検出精度の調
整が可能になる上、デジタル処理が可能になって高速処
理も可能になる。
【0014】なお溶融液タンク内の溶融液の不足または
補充の必要性を検出する場合には、吐出サイクル毎にパ
ルスカウント手段がカウントしたカウント数を積算する
カウント数積算手段と、溶融液を貯蔵する溶融液タンク
の容量に応じて予め定めた使用可能な溶融液の総量に相
当するパルス数を設定値として記憶する設定値記憶手段
と、カウント数積算手段により求めた積算値と設定値と
を比較して積算値が設定値に達すると溶融液不足検出信
号を出力する積算値比較手段を更に設ければ良い。
【0015】また所定の吐出サイクル毎に吐出ノズルの
詰りを検出する場合には、吐出サイクル毎に少なくとも
1つの溶融液吐出ノズルから吐出される溶融液の吐出量
の総量を、溶融液の供給源から溶融液吐出ノズルに供給
される溶融液の供給量から検出して該吐出量の総量を示
す電気信号を出力する吐出総量検出手段を用いる。また
所定の吐出サイクル毎に予め定めた適正な基準吐出総量
を記憶手段から読み出すかまたは演算する基準吐出総量
決定手段を用いる。基準吐出総量を記憶手段に記憶させ
ておく場合には、所定の吐出サイクル毎の基準吐出総量
を予め求めておき、テーブルとして記憶手段に記憶させ
ておくことができる。演算により基準吐出総量を決定す
る場合には、例えば間をあける吐出サイクルの回数に応
じて係数を定め、この係数と検出回数を乗算することに
より基準吐出総量を求めることができる。またこの装置
では、電気信号により示された吐出量の総量と基準吐出
総量とを所定の吐出サイクル毎に電気的に比較して吐出
量の総量が基準吐出総量よりも少ないか否かを判定する
吐出総量判定手段を用いる。そして吐出総量判定手段の
判定結果を表示手段に表示する。
【0016】なお吐出総量検出手段は、1回の吐出サイ
クルの開始時期及び終了時期を検出して吐出サイクルを
検出する吐出サイクル検出手段と、ノズルから吐出され
る溶融液の量を溶融液の供給量から検出してノズルから
吐出される溶融液の量に応じた数のパルス信号を出力す
るパルス信号発生手段とから構成することができる。ま
た吐出総量判定手段は、吐出サイクル検出手段が吐出サ
イクルを検出している間にパルス信号発生手段から出力
されるパルス信号の数をカウントするパルスカウント手
段と、パルスカウント手段でカウントしたカウント数を
積算するカウント数積算手段とから構成することができ
る。そして基準吐出総量決定手段は基準吐出総量を基準
値として出力し、吐出総量判定手段は所定の吐出サイク
ル毎にカウント数積算手段により積算した積算値と基準
値とを比較して積算値が基準値に達しない場合にノズル
詰り検出信号を発生する。このようにパルス信号の数を
カウントすることにより判定動作をするようにすると、
パルス信号の数を適宜に選択することにより、検出精度
の調整が可能になる上、デジタル処理が可能になって高
速処理も可能になる。
【0017】
【作用】少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐出さ
れる溶融液の吐出量を溶融液の供給源から溶融液吐出ノ
ズルに供給される溶融液の供給量から検出し、検出した
吐出量と予め定めた適正な基準吐出量とを比較して、吐
出量が基準吐出量よりも少ないか否かを判別することに
より、溶融液吐出ノズルの詰りを検出すると、従来のよ
うに吐出ノズルから吐出された溶融液の状態を検出する
必要がなくなる。その結果、従来のようにノズルの詰り
を検出するための焦電センサを吐出ノズルの近くに配置
する必要がなくなる。そのため吐出ノズルの周囲に十分
なスペースが無い場合でも、吐出ノズルの詰りを検出す
ることができる。また焦電センサの調整作業や取付作業
が不要になる。更に吐出された溶融液の状態を検査しな
いため、外部環境の影響により検出精度が低下する等の
問題が発生するのを防止できる。また吐出ノズルの数が
複数あっても、溶融液の供給源からの供給量を検出すれ
ばよいため、センサの数を減らすことができる。
【0018】また本発明の装置は、センサを吐出ノズル
側に配置する必要がないため、溶融液供給装置と一緒に
構成することができる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、ケースのフラップに接着剤を塗布
する接着剤塗布装置に用いられる接着剤吐出ノズルの詰
りを検出するために本発明を適用した実施例の概略図で
ある。接着剤が塗布される被接着体としてのケース1…
は、搬送手段としてのコンベア2に所定の間隔を開けて
搬送される。コンベア2の所定の位置の両側には先端に
接着剤吐出ノズルを備えた複数のガンヘッドが上下方向
に並ぶように組み込まれた接着剤吐出装置3,4が配置
されている。後に詳しく説明するが、接着剤吐出装置
3,4内のガンヘッドはソレノイドバルブ5,6を介し
て供給されるエアーの作用で弁を開閉して、接着剤吐出
ノズルから接着剤を突出する。ソレノイドバルブ5,6
は、吐出ノズルの詰り検出装置の主要部が収納されたケ
ース本体7から、吐出タイミング信号が供給されて制御
される。8は、ケース1の先端角部(コンベア2の進行
方向側の角部)が所定位置に来たたか否かを検出するホ
トセル等の光学式センサである。この光学式センサ8
は、コンベア2によってケース1が所定の位置に搬送さ
れたことを検出するとトリガ信号を発生するトリガ信号
発生手段を構成している。9は、接着剤吐出装置3,4
に接着剤を供給する接着剤供給装置であり、内部には接
着剤タンク(溶融液タンク)、プランジャポンプ及びエ
アーモータ等が収納されている。10及び11は、接着
剤供給ホースである。
【0020】図2は、溶融液供給装置としての接着剤供
給装置9の内部の主要構造と、接着剤吐出装置3に組み
込まれた複数のガンヘッドのうち2つのガンヘッド12
及び13を示している。接着剤供給装置9は、溶融液タ
ンクとしての接着剤タンク14と、プランジャポンプ1
5と、エアーモータ16とから構成されている。接着剤
タンク14には、溶融状態の接着剤を貯蔵するために、
ヒータによって加熱されている。紙やダンボールのケー
スのフラップを接着する場合には、ホットメルト等の接
着剤がタンク14に貯蔵される。プランジャポンプ15
としては、例えばITWダイナテック株式会社がL16
547の製品番号で販売しているものを用いることがで
きる。このプランジャポンプ15は、タンク14から接
着剤が入る入口管路P1に、ボール弁体17とスプリン
グ18とからなる逆止弁を有している。逆止弁の先の管
路は2つの管路P2及びP3に分れており、一方の管路
P2はプランジャロッド19の先端に設けたピストンが
摺動するシリンダ室を構成しており、他方の管路P3は
供給路を構成している。他方の管路P3の端部には、ボ
ール弁体20とスプリング21とからなる逆止弁が配置
され、この管路P3はこの逆止弁を介して出口管路P4
に接続されている。出口管路P4には管路P2も接続さ
れている。プランジャロッド19が、図示の状態で右に
移動すると、ボール弁体20が左に移動して弁座から離
れ、管路P3中の接着剤が出口管路P4に排出される。
その後プランジャロッド19が、図示の状態で左に移動
すると、ボール弁体20が元に戻って弁座と接触し、ボ
ール弁体17が弁座から離れ、プランジャロッド19の
先端より右側に位置する管路P2の部分に接着剤タンク
14から接着剤が充填され、同時にプランジャロッド1
9の先端より左側に位置する管路P2の部分に在る接着
剤が出口管路P4に排出される。したがってこのプラン
ジャポンプ15は、プランジャロッド19の往復移動に
より、連続して接着剤をガンヘッド12及び13に供給
することができる。ガンヘッド12及び13への接着剤
の供給量は、プランジャロッド19の移動量に正比例す
る。
【0021】プランジャポンプ15のプランジャロッド
19を駆動するエアーモータ16としては、例えばIT
Wダイナテック株式会社がL16546の製品番号で販
売するエアーモータを用いることができる。このエアー
モータ16では、シリンダ室22の内部にシャフト23
の一端に連結された円盤状のピストン24が収納されて
いる。シャフト23の他端は、プランジャロッド19と
連結されている。シリンダ室22の両側には、シリンダ
室22にエアーを交互に供給するエアー供給路25及び
26が形成されており、これらのエアー供給路25及び
26には、エアーバルブ27を介して交互にエアーが供
給される。エアー供給路25及び26とシリンダ室22
にそれぞれ連通する2つの空間内部にスイッチが収納さ
れて構成され、ピストン24が端部に来たか否かを検出
するストロークセンサ28及び29の出力で切り替わる
バルブスイッチ30の動作により、エアーバルブ27は
駆動されて、エアー供給路25及び26に交互にエアー
を供給する。
【0022】シャフト23の一端には、延長ロッド32
の一端が連結され、この延長ロッド32の他端にはラッ
クギア33が形成されている。そしてこのラックギア3
3と噛み合うピニオンギア34には、ロータリエンコー
ダ35のシャフトが固定されている。エアーモータ16
が駆動されてシャフト23が移動すると、延長ロッド3
2も移動して、ロータリエンコーダ35はシャフト23
の移動量をパルス信号に変換して出力する。本実施例で
は、シャフト23の移動量を検出することによりプラン
ジャロッド19の移動量を検出して、接着剤の供給量を
検出している。なお本実施例においては、延長ロッド3
2〜ロータリエンコーダ35が、ガンヘッド12及び1
3のノズル12a及び13aから吐出される溶融液の量
を溶融液の供給量から検出してノズル12a及び13a
から吐出される溶融液の量に応じた数のパルス信号を出
力するパルス信号発生手段を構成している。
【0023】ガンヘッド12及び13は、内部が2つの
チャンバ12c及び13cとチャンバ12d及び13d
とに分けられたヘッド本体12b及び13bと、これら
のチャンバ12c〜13dを移動自在に貫通するロッド
12e及び13eと、ロッド12e及び13eに固定さ
れてチャンバ12c及び13c内を摺動するピストン1
2f及び13fと、ピストン12f及び13fを付勢す
るスプリング12g及び13gとから構成される。ソレ
ノイドバルブ5は、各ガンヘッドに対して1つ設けられ
ており、吐出タイミング信号が入力されている期間励磁
されて、チャンバ12c及び13c内にエアーを供給
し、ピストン12f及び13fを移動させることによ
り、ロッド12e及び13eの先端を弁座から離す。ロ
ッド12e及び13eの先端が弁座から離れる期間、接
着剤が吐出ノズル12a及び13aから吐出される。
【0024】図3は、本発明の方法を図1及び図2に示
した装置に対して適用する場合に用いる溶融液吐出ノズ
ルの詰り検出装置の一実施例の概略構成を示すブロック
であり、図4(A)〜(E)は動作説明に用いる波形図
である。トリガ信号発生手段Aは、図1に示したコンベ
ア2によってケース1が所定の位置に搬送されたことを
検出するすると、トリガ信号S1[図4(A)]を出力
する。本実施例では、図1に示した光学式センサ8がト
リガ信号発生手段Aの一部を構成している。具体的には
ケース1の角部が光学式センサ8の下を通過したことを
検出する、一定パルス幅のパルス状(または方形波状)
のトリガ信号S1を出力する。図4(A)に示したよう
に、ケース1を検出している間中、トリガ信号S1を出
力させるようにすると、トリガ信号S1が出ている期間
を1吐出サイクルとして検出することができる。トリガ
信号S1をパルス幅の狭い信号とする場合には、トリガ
信号S1の発生間隔から1吐出サイクルを検出してもよ
い。トリガ信号発生手段Aから出力されたトリガ信号S
1は、吐出タイミング信号発生手段Bに入力される。吐
出タイミング信号発生手段Bは、トリガ信号S1が入力
される毎に、予め定めた所定のモードに従って接着剤吐
出装置3,4の複数のガンヘッド12,13を駆動する
ために、ソレノイドバルブ5,6に吐出タイミング信号
S2及びS3を出力する。ソレノイドバルブ5,6は、
吐出タイミング信号S2,S3が入力されている期間、
ガンヘッド12及び13のロッド12e及び13eを弁
座から離して、吐出ノズル12a及び13aから接着剤
を突出する。吐出タイミング信号S2及びS3の入力が
なくなると、ソレノイドバルブ5,6の励磁が停止され
て、接着剤の吐出は停止する。エアーモータ16は吐出
タイミング信号5,6が入力されてエアーがエアー供給
路25及び26に交互に供給されている間、プランジャ
ポンプ15を駆動する。
【0025】パルス信号発生手段Cは、複数の吐出ノズ
ル12a,13aから吐出される接着剤の量を接着剤の
供給源であるプランジャポンプ15から複数の吐出ノズ
ル12a,13aに供給される溶融液の供給量から検出
して吐出ノズルから吐出される接着剤の量に応じた数の
パルス信号S4[図4(D,E)]を出力するもので、
本実施例では図2のロータリエンコーダ35がパルス信
号発生手段Cの主要部を構成している。
【0026】パルスカウント手段Dは、トリガ信号S1
に基づいて1回の吐出サイクルの開始時期及び終了時期
を検出して1吐出サイクルを検出する吐出サイクル検出
手段を内蔵しており、1吐出サイクルの間にパルス信号
発生手段C(ロータリエンコーダ35)から出力される
パルス信号S4の数をカウントする。別の見方をする
と、パルスカウント手段Dは、トリガ信号S1の立上り
部が入力されるとパルス信号S4のカウントを開始し、
トリガ信号の立下り部が入力されるとカウントを停止す
るように構成されている。
【0027】パルスカウント手段Dは、1吐出サイクル
毎にリセットされる。本実施例においては、トリガ信号
発生手段A〜パルスカウント手段Dによって、複数の吐
出ノズル12a,13aから吐出される接着剤の吐出量
を接着剤の供給源であるプランジャポンプ15から吐出
ノズルに供給される接着剤の供給量から検出して該吐出
量を示す電気信号を出力する吐出量検出手段が構成され
ている。
【0028】カウント数比較手段Eは、1吐出サイクル
の間にパルスカウント手段Dによりカウントしたパルス
信号S4のカウント数と基準値記憶手段Fに記憶した基
準値とを比較してカウント数が基準値に達しない場合に
ノズル詰り検出信号S5を発生する。本実施例において
は、ノズル詰り検出信号S5が表示手段としての警報手
段Gに出力され、ノズルの詰りの発生が表示される。本
実施例において、カウント数比較手段Eと基準値記憶手
段Fとにより、電気信号により示された吐出量と予め定
めた適正な基準吐出量とを電気的に比較して吐出量が基
準吐出量よりも少ないか否かを判定する吐出量判定手段
が構成されている。吐出量(カウント数)が基準吐出量
(基準値)よりも少ない場合には、少なくとも1つの吐
出ノズルで詰りが発生している。ここで基準吐出量を定
める基準値は、ノズルの種類及び数に応じて異なってく
る。なお基準値を定めるにあたっては、使用期間が長く
なることによって発生する誤差と装置の組立て誤差を考
慮して、ある程度余裕を持って定めるのが好ましい。
【0029】図4(D)は、吐出ノズルが2つ在る場合
に、2つの吐出ノズルが共に詰っていないときの、パル
ス信号発生手段Cの出力を示している。図4(E)は、
一方の吐出ノズルが詰まっている場合のパルス信号発生
手段Cの出力を示している。これらの図から判るよう
に、パルス信号S4の数をカウントすることにより、吐
出ノズルに詰りが発生したか否かを判定することができ
る。
【0030】カウント数積算手段Hは、吐出サイクル毎
にパルスカウント手段Dがカウントしたカウント数を積
算する。カウント数積算手段Hで積算した積算値は、接
着剤タンク14内に残っている接着剤の量と逆比例の関
係にある。残量表示手段Iは、この積算値に基づいて接
着剤の残量を求めてその値を表示する。残量表示手段I
の構成は任意である。積算値比較手段Jは、カウント数
積算手段Hにより求めた積算値と設定値記憶手段Kに記
憶させた設定値とを比較して積算値が設定値に達すると
溶融液不足検出信号S6を警報手段Lに出力する。積算
値比較手段Jは、接着剤を貯蔵する接着剤タンク14の
容量に応じて予め定めた使用可能な接着剤の総量に相当
するパルス数を設定値として記憶している。
【0031】本実施例においては、吐出ノズルの詰りの
検出だけでなく、接着剤の残量を表示できる上、接着剤
が不足した場合には、接着剤不足を警報できるので、装
置の信頼性及び使い勝手を向上させることができる。
【0032】図5は、本実施例の主要部(C〜F,H,
J〜K)をマイクロコンピュータを用いて実現する場合
に用いるソフトウエアのアルゴリズムを示している。ス
テップST1及びステップST3により、吐出サイクル
検出手段が実現され、ステップST2によりパルスカウ
ント手段Dが実現され、ステップST4及びST5によ
りカウント数比較手段Eが実現され、ステップST6に
よりカウント数積算手段Hが実現され、ステップST8
により積算値比較手段Jが実現されている。なおこのア
ルゴリズムにおいて、ステップST3中のカウント停止
信号入力とは、1吐出サイクルにおいて最後に出力され
る吐出タイミング信号の立下りが入力されることを意味
する。またこのソフトウエアでは、ステップST10を
追加することにより、接着剤の補充のために装置が停止
されるまでは、接着剤不足検出信号が出力し続けるよう
にしている。
【0033】図6は、本発明の装置の他の実施例の概略
図を示している。上記実施例では、1回の吐出サイクル
毎に吐出ノズルの詰りを判別しているが、図6の実施例
では複数回の吐出サイクル毎に吐出ノズルの詰りを判別
する。本実施例においては、吐出ノズルから吐出される
接着剤の吐出量の総量を接着剤の供給源であるプランジ
ャポンプ15から吐出ノズルに供給される接着剤の供給
量から検出する。そして所定の吐出サイクル(nサイク
ル)毎に予め定めた適正な基準吐出総量と吐出量の総量
とを比較して吐出量の総量が基準吐出総量よりも少ない
か否かを判別する。
【0034】本実施例では、nサイクル経過したか否か
を判別するために、トリガ信号カウント手段Mを設けて
いる。このトリガ信号カウント手段Mは、トリガ信号発
生手段Aから発生するトリガ信号の数をカウントし、予
め設定したnサイクル毎に基準値記憶手段Nに基準値演
算指令を出力する。基準値記憶手段Nは、トリガ信号発
生手段Aから基準値演算指令が入力されると、トリガー
信号のカウント数に予め定めた係数を乗算して基準値を
演算し、積算値比較手段J´に出力する。トリガー信号
のカウント数に係数を乗算すると、基準吐出総量に相当
する基準値が得られる。ここで係数は、吐出ノズルに詰
りが発生していない場合において、1吐出サイクル中に
パルス信号発生手段Cから出力されるパルス信号の数以
下の適宜の数である。この係数をトリガ信号の発生回数
に応じて適宜の率で小さくするようにすると、長時間の
使用により許容できる程度のノズル詰りが発生する場合
において、これをノズル詰りの発生として検出しないよ
うにすることができる。
【0035】積算値比較手段J´は、基準値記憶手段N
から基準吐出総量を示す基準値が出力される毎に基準値
と積算値とを比較して、積算値が基準値よりも小さいこ
とを検出すると、警報手段Lにノズル詰り検出信号を出
力する。また積算値比較手段J´は、吐出サイクル毎に
設定値記憶手段Kの設定値と積算値とを比較して、接着
剤タンク内の接着剤の不足を検出する。
【0036】本実施例において、手段A,B,C,D及
びHにより、吐出サイクル毎に少なくとも吐出ノズルか
ら吐出される接着剤の吐出量の総量を、接着剤の供給源
から吐出ノズルに供給される接着剤の供給量から検出し
て該吐出量の総量を示す電気信号を出力する吐出総量検
出手段が構成されている。また手段M及びNにより、所
定の吐出サイクル毎に予め定めた適正な基準吐出総量を
演算する基準吐出総量決定手段が構成されている。そし
て手段J´,M及びNにより、吐出量の総量と基準吐出
総量とを所定の吐出サイクル毎に電気的に比較して吐出
量の総量が基準吐出総量よりも少ないか否かを判定する
吐出総量判定手段が構成されている。
【0037】本実施例では、基準吐出総量決定手段が演
算によって基準値を決定しているが、基準吐出総量を記
憶手段に予め記憶させておくこともできる。この場合に
は、所定の吐出サイクル毎の基準吐出総量を予め求めて
おき、テーブルとして記憶手段に記憶させておけばよ
い。
【0038】図7は、図6の実施例の主要部(C,D,
H,J´,M,N,K)をマイクロコンピュータを用い
て実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムを
示している。この図においては、ステップST6で所定
の吐出サイクル(nサイクル)がきたか否かだけを判別
した後に、ステップ7において積算値の比較と基準値の
比較を行っているが、図6の実施例を実現する場合に
は、ステップST6とステップST7との間に基準値の
演算を行っている。また基準値を記憶手段に記憶させて
おく場合には、基準値の読み出しを行っている。
【0039】図7において、ステップST1及びステッ
プST3により、吐出サイクル検出手段が実現され、ス
テップST2によりパルスカウント手段Dが実現され、
ステップST4によりカウント数積算手段Hが実現され
ている。ステップST6は、基準吐出総量決定手段の一
部を実現している。そしてステップST7及びST9に
より積算値比較手段J´が実現されている。
【0040】上記実施例は、本発明を接着剤塗布装置の
吐出ノズルの詰りを検出するために用いたものである
が、本発明はその他の装置に用いられる吐出ノズルの詰
りを検出する場合に用いることができるのは勿論であ
る。
【0041】以下本願明細書に記載された複数の発明の
一部の発明についてその構成に欠くことができない要件
を記載する。なお理解を容易にするために、図面に付し
た符号を並記する。
【0042】[1]搬送手段2によって被接着体1が所
定の位置に搬送されたことを検出するとトリガ信号S1
を発生するトリガ信号発生手段Aと、前記トリガ信号S
1が入力される毎に吐出ノズルを備えた複数のガンヘッ
ド12,13を駆動する吐出タイミング信号S2,S3
を出力するタイミング信号発生手段Bと、前記吐出タイ
ミング信号に応じて往復動するプランジャロッド19の
動きにより連続的に接着剤を送り出すプランジャポンプ
15の前記プランジャロッド19の移動量または前記プ
ランジャポンプ15を駆動するために設けられたエアー
モータ16の往復動するシャフト23の移動量を検出し
てパルス信号に変換して出力するパルス信号発生手段
(C,35)と、前記トリガ信号S1と前記吐出タイミ
ング信号S3とに基づいて1回の吐出サイクルの開始時
期及び終了時期を検出して吐出サイクルを検出する吐出
サイクル検出手段を内蔵して、該吐出サイクルの間に前
記パルス信号発生手段Cから出力されるパルス信号の数
をカウントするパルスカウント手段Dと、1回の吐出サ
イクルでの前記基準吐出量に相当するパルスの数を基準
値として記憶する基準値記憶手段Fと、前記パルスカウ
ント手段Dによりカウントしたカウント数と前記基準値
とを比較して前記カウント数が前記基準値に達しない場
合にノズル詰り検出信号を発生するカウント数比較手段
Eとからなる接着剤吐出ノズルの詰り検出装置。
【0043】[2]前記パルス信号発生手段は、前記エ
アーモータ16のシャフト23に固定された延長ロッド
32と、該延長ロッド32の移動量を検出して検出した
移動量に応じた数のパルス信号を出力するエンコーダ3
5とからなる上記[1]に記載の接着剤吐出ノズルの詰
り検出装置。
【0044】[3]前記吐出サイクル検出手段は、前記
トリガ信号S1の立上りを吐出サイクルの開始時期と判
別し、1回の吐出サイクルの最後に出力される前記吐出
タイミング信号S3の立下りを終了時期と判別する上記
[1]に記載の接着剤吐出ノズルの詰り検出装置。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも1つの溶融
液吐出ノズルから吐出される溶融液の吐出量を溶融液の
供給源から溶融液吐出ノズルに供給される溶融液の供給
量から検出し、検出した吐出量と予め定めた適正な基準
吐出量とを比較して、吐出量が基準吐出量よりも少ない
か否かを判別することにより、溶融液吐出ノズルの詰り
を検出するため、従来のように吐出ノズルから吐出され
た溶融液の状態を検出する必要がなくなる利点がある。
その結果、従来のようにノズルの詰りを検出するための
光学式センサを吐出ノズルの近くに配置する必要がなく
なり、吐出ノズルの周囲に十分なスペースが無い場合で
も、吐出ノズルの詰りを検出することができる利点があ
る。また光学式センサの調整作業や取付作業が不要にな
る。更に吐出された溶融液の状態を検査しいないため、
外部環境の影響により検出精度が低下する等の問題が発
生するのを防止できる利点がある。更に吐出ノズルの数
が複数あっても、溶融液の供給源からの供給量を検出す
ればよいため、センサの数を減らすことができる利点が
ある。
【0046】また本発明の装置は、センサを吐出ノズル
側に配置する必要がないため、溶融液供給装置と一緒に
構成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ケースのフラップに接着剤を塗布する接着剤
塗布装置に用いられる接着剤吐出ノズルの詰りを検出す
るために本発明を適用した実施例の概略図である。
【図2】 溶融液供給装置としての接着剤供給装置の内
部の主要構造と、接着剤吐出装置に組み込まれた複数の
ガンヘッドの内の2つのガンヘッドを示す図である。
【図3】 本発明を図1及び図2に示した装置に対して
適用する場合に用いる溶融液吐出ノズルの詰り検出装置
の一実施例の概略構成を示すブロックである。
【図4】 (A)〜(E)は図3の実施例の動作の説明
に用いる波形図である。
【図5】 図3の実施例の主要部をマイクロコンピュー
タを用いて実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図6】 本発明を図1及び図2に示した装置に対して
適用する場合に用いる溶融液吐出ノズルの詰り検出装置
の他の実施例の概略構成を示すブロックである。
【図7】 図6の実施例の主要部をマイクロコンピュー
タを用いて実現する場合に用いるソフトウエアのアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【図8】 従来の装置を説明するために用いる図であ
る。
【符号の説明】 1 ケース 2 コンベア 3,4 接着剤吐出装置 5,6 ソレノイドバルブ 7 ケース本体 8 光学式センサ 9 接着剤供給装置 10,11 接着剤供給ホース 12,13 ガンヘッド 14 接着剤タンク(溶融液タンク) 15 プランジャポンプ 16 エアーモータ 23 シャフト 32 延長ロッド 35 ロータリエンコーダ A トリガ信号発生手段 B 吐出タイミング信号発生手段 C パルス信号発生手段 D パルスカウント手段 E カウント数比較手段 F 基準値記憶手段 G,L 警報手段 I 残量表示手段 H カウント数積算手段 J,J´ 積算値比較手段 K 設定値記憶手段 M トリガ信号カウント手段 N 基準値演算手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐
    出される溶融液の吐出量を溶融液の供給源から前記溶融
    液吐出ノズルに供給される溶融液の供給量から検出し、 検出した前記吐出量と予め定めた適正な基準吐出量とを
    比較して前記吐出量が前記基準吐出量よりも少ないか否
    かを判別することにより、前記溶融液吐出ノズルの詰り
    を検出することを特徴とする溶融液吐出ノズルの詰り検
    出方法。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐
    出される溶融液の吐出量の総量を溶融液の供給源側から
    前記溶融液吐出ノズルに供給される溶融液の供給量から
    検出し、 所定の吐出サイクル毎に予め定めた適正な基準吐出総量
    と前記吐出量の総量とを比較して前記吐出量の総量が前
    記基準吐出総量よりも少ないか否かを判別することによ
    り、前記溶融液吐出ノズルの詰りを検出することを特徴
    とする溶融液吐出ノズルの詰り検出方法。
  3. 【請求項3】前記溶融液の吐出量の総量を検出し、前記
    吐出量の総量が溶融液を貯蔵する溶融液タンクの容量に
    応じて予め定めた使用可能な溶融液の総量に達したか否
    かを判定して、前記吐出量の総量が前記使用可能な溶融
    液の総量に達すると警報を発生することを特徴とする請
    求項1または2に記載の溶融液吐出ノズルの詰り検出方
    法。
  4. 【請求項4】少なくとも1つの溶融液吐出ノズルから吐
    出される溶融液の吐出量を溶融液の供給源から前記溶融
    液吐出ノズルに供給される溶融液の供給量から検出して
    該吐出量を示す電気信号を出力する吐出量検出手段(A
    〜D)と、 前記電気信号により示された吐出量と予め定めた適正な
    基準吐出量とを電気的に比較して前記吐出量が前記基準
    吐出量よりも少ないか否かを判定する吐出量判定手段
    (E,F)と、 前記吐出量判定手段の判定結果を表示する表示手段
    (G)とからなる溶融液吐出ノズルの詰り検出装置。
  5. 【請求項5】前記吐出量検出手段(A〜D)は、1回の
    吐出サイクルの開始時期及び終了時期を検出して吐出サ
    イクルを検出する吐出サイクル検出手段(D)と、 前記溶融液吐出ノズル(12a,13a)から吐出され
    る前記溶融液の量を前記溶融液の供給源(15)から前
    記溶融液吐出ノズルに供給される溶融液の供給量から検
    出して前記溶融液吐出ノズルから吐出される前記溶融液
    の量に応じた数のパルス信号を出力するパルス信号発生
    手段(C,35)とからなり、 前記吐出量判定手段は、前記吐出サイクル検出手段が前
    記吐出サイクルを検出している間に前記パルス信号発生
    手段から出力されるパルス信号(S4)の数をカウント
    するパルスカウント手段(D)と、 1回の吐出サイクルでの前記基準吐出量に相当するパル
    スの数を基準値として記憶する基準値記憶手段(F)
    と、 前記パルスカウント手段によりカウントしたカウント数
    と前記基準値とを比較して前記カウント数が前記基準値
    に達しない場合にノズル詰り検出信号を発生するカウン
    ト数比較手段(E)とからなる請求項4に記載の溶融液
    吐出ノズルの詰り検出装置。
  6. 【請求項6】吐出サイクル毎に前記パルスカウント手段
    がカウントしたカウント数を積算するカウント数積算手
    段(H)と、 溶融液を貯蔵する溶融液タンクの容量に応じて予め定め
    た使用可能な溶融液の総量に相当するパルス数を設定値
    として記憶する設定値記憶手段(K)と、 前記カウント数積算手段(H)により求めた積算値と前
    記設定値とを比較して前記積算値が設定値に達すると溶
    融液不足検出信号を出力する積算値比較手段(J)を更
    に備えている請求項5に記載の溶融液吐出ノズルの詰り
    検出装置。
  7. 【請求項7】吐出サイクル毎に少なくとも1つの溶融液
    吐出ノズルから吐出される溶融液の吐出量の総量を、溶
    融液の供給源から前記溶融液吐出ノズルに供給される溶
    融液の供給量から検出して該吐出量の総量を示す電気信
    号を出力する吐出総量検出手段(A,B,C,D,H)
    と、 所定の吐出サイクル毎に予め定めた適正な基準吐出総量
    を記憶手段から読み出すかまたは演算する基準吐出総量
    決定手段(M,N)と、 前記電気信号により示された前記吐出量の総量と前記基
    準吐出総量とを所定の吐出サイクル毎に電気的に比較し
    て前記吐出量の総量が前記基準吐出総量よりも少ないか
    否かを判定する吐出総量判定手段(J´)と、 前記吐出総量判定手段の判定結果を表示する表示手段
    (L)とからなる溶融液吐出ノズルの詰り検出装置。
  8. 【請求項8】前記吐出総量検出手段は、1回の吐出サイ
    クルの開始時期及び終了時期を検出して吐出サイクルを
    検出する吐出サイクル検出手段(A,B,D)と、前記
    吐出ノズルから吐出される前記溶融液の量を前記溶融液
    の供給量から検出して前記吐出ノズルから吐出される前
    記溶融液の量に応じた数のパルス信号を出力するパルス
    信号発生手段(C)とからなり、 前記吐出総量判定手段は、前記吐出サイクル検出手段が
    前記吐出サイクルを検出している間に前記パルス信号発
    生手段(C)から出力されるパルス信号の数をカウント
    するパルスカウント手段(D)と、前記パルスカウント
    手段(D)でカウントしたカウント数を積算するカウン
    ト数積算手段(J´)とからなり、 基準吐出総量決定手段(M,N)は前記基準吐出総量を
    基準値として出力し、 前記吐出総量判定手段は所定の吐出サイクル毎に前記カ
    ウント数積算手段(J´)により積算した積算値と前記
    基準値とを比較して前記積算値が前記基準値に達しない
    場合にノズル詰り検出信号を発生することを特徴とする
    請求項7に記載の溶融液吐出ノズルの詰り検出装置。
JP6229558A 1994-09-26 1994-09-26 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置 Pending JPH08206568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229558A JPH08206568A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6229558A JPH08206568A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08206568A true JPH08206568A (ja) 1996-08-13

Family

ID=16894058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6229558A Pending JPH08206568A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08206568A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046597A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Asahi Sunac Corp 塗装装置の異常検出装置
US7731059B2 (en) 2002-03-15 2010-06-08 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal dispensing apparatus having confirming function for remaining amount of liquid crystal and method for measuring the same
JP2011088674A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Hilti Ag ディスペンサ
JP2015071127A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 日産自動車株式会社 ホットメルト塗布剤の塗布品質検査方法
JP2019039454A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ノードソン コーポレーションNordson Corporation 逆止弁、吐出装置および塗布装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7731059B2 (en) 2002-03-15 2010-06-08 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal dispensing apparatus having confirming function for remaining amount of liquid crystal and method for measuring the same
US7745741B2 (en) 2002-03-15 2010-06-29 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal dispensing apparatus having confirming function for remaining amount of liquid crystal and method for measuring the same
JP2010046597A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Asahi Sunac Corp 塗装装置の異常検出装置
JP2011088674A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Hilti Ag ディスペンサ
JP2015071127A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 日産自動車株式会社 ホットメルト塗布剤の塗布品質検査方法
JP2019039454A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ノードソン コーポレーションNordson Corporation 逆止弁、吐出装置および塗布装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7398726B2 (en) System for dispensing metered volumes of heated water to the brew chamber of a single serve beverage brewer
CA1238238A (en) Ink drop velocity control system
EP0281294B1 (en) Fluid delivery system with deficit flow compensation
JP2005313171A (ja) 塗布装置から加工物上に吐出される流体の配置を調節する方法
EP0709208B1 (en) Method for detecting the ink level in a cartridge
JP2012513786A5 (ja)
US20070000488A1 (en) Dosing device
CA2154705A1 (en) Hose pump for the exact dosing of small quantities of liquids
JP2004528956A (ja) 接着剤を工作物に被着させるための装置
US20030000773A1 (en) Additive nebulising device
JPH08206568A (ja) 溶融液吐出ノズルの詰り検出方法及び装置
EP1095281A1 (en) Method and apparatus for monitoring an aspirating and dispensing system
JPH0442274B2 (ja)
US5111682A (en) Apparatus and method for determining the flow characteristics of a volumetric flowmeter
WO2004065125A1 (ja) インク残量算出方法および装置並びにインク容器
JP4231285B2 (ja) 摂取監視システム
US20190086251A1 (en) Method of determining a filling level
JPH09323794A (ja) 流量計測式充填機における充填手段洗浄装置
US4854154A (en) Apparatus and method for determining the flow characteristics of a volumetric flowmeter
KR20120036830A (ko) 분획 수집 동안 액체 손실을 감소시키기 위한 장치
JP2516535B2 (ja) 定量吐出方法
JP2003063032A (ja) 液体調整装置及びインクジェット記録装置
JP4957957B2 (ja) 液体供給装置
JP2613548B2 (ja) 粘性塗布材の塗布量制御方法及びシステム
US20080110924A1 (en) Liquid supply apparatus and method of detecting fault thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406