JPH09323794A - 流量計測式充填機における充填手段洗浄装置 - Google Patents
流量計測式充填機における充填手段洗浄装置Info
- Publication number
- JPH09323794A JPH09323794A JP8163775A JP16377596A JPH09323794A JP H09323794 A JPH09323794 A JP H09323794A JP 8163775 A JP8163775 A JP 8163775A JP 16377596 A JP16377596 A JP 16377596A JP H09323794 A JPH09323794 A JP H09323794A
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- Japan
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- flow rate
- cleaning
- washing
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】流量計測式の充填機が装備している既存の機構
を有効利用して、洗浄作用に適した流速による洗浄や、
必要十分な最適洗浄時間の管理を実現し、より的確で効
率的な洗浄動作の得られる充填手段の洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】充填バルブ７及び充填ノズル８を備えた充
填手段９と、各充填手段９ごとに配設された流量計１０
と、充填手段９に充填液又は洗浄液を供給する供給手段
とを備え、充填時には流量計１０からの計測データに基
づいて充填量を算出して充填バルブ７を制御する流量計
測式充填機において、各充填手段９に配設したそれぞれ
の流量計から得られる洗浄時の計測データに基づいて、
それぞれの前記充填手段９を通過する洗浄液の単位時間
当りの流量を求め、その単位時間当りの流量に基づいて
制御バルブ２等に対する洗浄動作に関する制御を行う。
を有効利用して、洗浄作用に適した流速による洗浄や、
必要十分な最適洗浄時間の管理を実現し、より的確で効
率的な洗浄動作の得られる充填手段の洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】充填バルブ７及び充填ノズル８を備えた充
填手段９と、各充填手段９ごとに配設された流量計１０
と、充填手段９に充填液又は洗浄液を供給する供給手段
とを備え、充填時には流量計１０からの計測データに基
づいて充填量を算出して充填バルブ７を制御する流量計
測式充填機において、各充填手段９に配設したそれぞれ
の流量計から得られる洗浄時の計測データに基づいて、
それぞれの前記充填手段９を通過する洗浄液の単位時間
当りの流量を求め、その単位時間当りの流量に基づいて
制御バルブ２等に対する洗浄動作に関する制御を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填バルブ及び充
填ノズルを備えた充填手段ごとに配設された流量計によ
って充填液の流量を計測しながら充填動作を実行する流
量計測式充填機における充填手段の洗浄装置に関する。
填ノズルを備えた充填手段ごとに配設された流量計によ
って充填液の流量を計測しながら充填動作を実行する流
量計測式充填機における充填手段の洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、充填バルブ及び充填ノズルを備え
た充填手段ごと、あるいは各充填ノズルの上流側に流量
計を配設して、その流量計から出力される計測データに
基づいて各充填手段による充填量を制御する流量計測式
充填機が知られている（特開昭６０−２５１０８９号公
報、特開昭６３−２９４３９２号公報）。そして、この
種の流量計測式充填機においては、充填用配管中には充
填バルブと流量計が配設されるだけであるからインライ
ンの形で充填手段等の洗浄や蒸気殺菌が実行できるメリ
ットが指摘されている。
た充填手段ごと、あるいは各充填ノズルの上流側に流量
計を配設して、その流量計から出力される計測データに
基づいて各充填手段による充填量を制御する流量計測式
充填機が知られている（特開昭６０−２５１０８９号公
報、特開昭６３−２９４３９２号公報）。そして、この
種の流量計測式充填機においては、充填用配管中には充
填バルブと流量計が配設されるだけであるからインライ
ンの形で充填手段等の洗浄や蒸気殺菌が実行できるメリ
ットが指摘されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術は、充填手段等の洗浄や蒸気殺菌がインラインの
形で実行できる点では優れているものの、既存の機構を
更に有効利用して洗浄動作等をより的確に、かつ効率的
に実行し得るように改良しようという点では特段の工夫
はなされていなかった。すなわち、洗浄作用に適した洗
浄液の単位時間当りの流量、すなわち洗浄液の流速が不
足して的確な洗浄作用が得られなかったり、逆に洗浄動
作が必要以上に長時間実施され、非効率的な洗浄作業が
行われるといった点に関しては特に改善が図られていな
かった。
来技術は、充填手段等の洗浄や蒸気殺菌がインラインの
形で実行できる点では優れているものの、既存の機構を
更に有効利用して洗浄動作等をより的確に、かつ効率的
に実行し得るように改良しようという点では特段の工夫
はなされていなかった。すなわち、洗浄作用に適した洗
浄液の単位時間当りの流量、すなわち洗浄液の流速が不
足して的確な洗浄作用が得られなかったり、逆に洗浄動
作が必要以上に長時間実施され、非効率的な洗浄作業が
行われるといった点に関しては特に改善が図られていな
かった。
【０００４】本発明は、以上のような従来の技術的事情
に鑑みてなされたもので、前記流量計測式の充填機が装
備している既存の機構を有効利用して、洗浄作用に適し
た流速による洗浄や、必要十分な最適洗浄時間の管理を
実現し、より的確で効率的な洗浄動作の得られる流量計
測式充填機における充填手段の洗浄装置を提供すること
を目的とするものである。
に鑑みてなされたもので、前記流量計測式の充填機が装
備している既存の機構を有効利用して、洗浄作用に適し
た流速による洗浄や、必要十分な最適洗浄時間の管理を
実現し、より的確で効率的な洗浄動作の得られる流量計
測式充填機における充填手段の洗浄装置を提供すること
を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、充填時には流量計から出力される計測デー
タに基づいて充填量を算出して充填バルブを制御する前
記流量計測式充填機において、各充填手段に配設したそ
れぞれの流量計から得られる洗浄時の計測データに基づ
いて、それぞれの前記充填手段を通過する洗浄液の単位
時間当りの流量を求め、その単位時間当りの流量に基づ
いて洗浄動作を制御するように構成したことを特徴とす
る。なお、前記各充填手段を通過する洗浄液の単位時間
当りの流量が予め設定した規定流量に達しない場合に
は、前記供給手段に対する制御を介してその洗浄液の供
給量を増大させることにより、規定流量以上の流量を得
るように構成してもよい。
決するため、充填時には流量計から出力される計測デー
タに基づいて充填量を算出して充填バルブを制御する前
記流量計測式充填機において、各充填手段に配設したそ
れぞれの流量計から得られる洗浄時の計測データに基づ
いて、それぞれの前記充填手段を通過する洗浄液の単位
時間当りの流量を求め、その単位時間当りの流量に基づ
いて洗浄動作を制御するように構成したことを特徴とす
る。なお、前記各充填手段を通過する洗浄液の単位時間
当りの流量が予め設定した規定流量に達しない場合に
は、前記供給手段に対する制御を介してその洗浄液の供
給量を増大させることにより、規定流量以上の流量を得
るように構成してもよい。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施においては、流量計
測式充填機に装備される流量計を前記充填手段の洗浄作
業の際にも有効利用することが重要なポイントである。
その流量計としては、容積形、差圧形、電磁形、翼車形
など、従来一般的に使用されている適宜のタイプのもの
でよく、その種類に特に限定されることはない。そし
て、流量計からの出力信号の形態もパルス信号が好適で
あるが、これに限定されず、アナログ信号でもよい。
測式充填機に装備される流量計を前記充填手段の洗浄作
業の際にも有効利用することが重要なポイントである。
その流量計としては、容積形、差圧形、電磁形、翼車形
など、従来一般的に使用されている適宜のタイプのもの
でよく、その種類に特に限定されることはない。そし
て、流量計からの出力信号の形態もパルス信号が好適で
あるが、これに限定されず、アナログ信号でもよい。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例に関して説明する。図
１は本発明の一実施例の要部をモデル化して示した概略
構成図である。図中、１は供給管で、この供給管１を介
して充填時には充填液が、洗浄時には洗浄液が供給され
ることになる。供給管１の下流側には、制御バルブ２を
介して充填タンク３が接続されている。充填タンク３の
上方には圧力エアの供給管４が接続され、その圧力エア
により充填液を圧送するように構成されている。図中、
５は電極を用いた液面レベルセンサを示したものであ
る。そして、本実施例においては、これらの供給管１、
制御バルブ２、充填タンク３、圧力エアの供給管４及び
液面レベルセンサ５により充填液あるいは洗浄液の供給
手段を構成している。すなわち、供給管１から制御バル
ブ２を介して充填タンク３内に供給された充填液の液面
には供給管４からの圧力エアが作用し、そのエア圧によ
って充填液あるいは洗浄液を下流側の充填ヘッド６へ圧
送することになる。なお、液面レベルセンサ５により充
填タンク３内の液面が規定値より低下したことが検出さ
れた場合には、制御バルブ２を開弁するか、開度を拡大
して充填タンク３への補給を行う。また、液面が規定値
以上に上昇したことが検出された場合には、制御バルブ
２を閉弁するか、開度を縮小して充填タンク３への補給
を絞る。このようにして、以上の構成からなる供給手段
により下流側の充填ヘッド６に対して所定圧の充填液あ
るいは洗浄液が継続的に供給されることになる。なお、
以上は供給手段の一例であって、充填ヘッド６に対して
充填液及び洗浄液を供給可能なものであればどのような
構成のものでもよい。また、充填タンク３は充填ヘッド
６と一体化したタイプのものでもよい。
１は本発明の一実施例の要部をモデル化して示した概略
構成図である。図中、１は供給管で、この供給管１を介
して充填時には充填液が、洗浄時には洗浄液が供給され
ることになる。供給管１の下流側には、制御バルブ２を
介して充填タンク３が接続されている。充填タンク３の
上方には圧力エアの供給管４が接続され、その圧力エア
により充填液を圧送するように構成されている。図中、
５は電極を用いた液面レベルセンサを示したものであ
る。そして、本実施例においては、これらの供給管１、
制御バルブ２、充填タンク３、圧力エアの供給管４及び
液面レベルセンサ５により充填液あるいは洗浄液の供給
手段を構成している。すなわち、供給管１から制御バル
ブ２を介して充填タンク３内に供給された充填液の液面
には供給管４からの圧力エアが作用し、そのエア圧によ
って充填液あるいは洗浄液を下流側の充填ヘッド６へ圧
送することになる。なお、液面レベルセンサ５により充
填タンク３内の液面が規定値より低下したことが検出さ
れた場合には、制御バルブ２を開弁するか、開度を拡大
して充填タンク３への補給を行う。また、液面が規定値
以上に上昇したことが検出された場合には、制御バルブ
２を閉弁するか、開度を縮小して充填タンク３への補給
を絞る。このようにして、以上の構成からなる供給手段
により下流側の充填ヘッド６に対して所定圧の充填液あ
るいは洗浄液が継続的に供給されることになる。なお、
以上は供給手段の一例であって、充填ヘッド６に対して
充填液及び洗浄液を供給可能なものであればどのような
構成のものでもよい。また、充填タンク３は充填ヘッド
６と一体化したタイプのものでもよい。
【０００８】前記充填ヘッド６の下部には、図示のよう
に、充填バルブ７及び充填ノズル８を備える充填手段９
が円周上に適宜数、配設されている。さらに、各充填手
段９ごとに流量計１０が配設されており、それらの流量
計１０により計測されたそれぞれの計測データはマイク
ロコンピュータから構成されるコントローラ１１に送信
されるように接続されている。そして、通常の充填動作
時においては、コントローラ１１において前記各流量計
１０から送信される計測データに基づいて流量を積算
し、所定の充填量に達したら前記充填バルブ７に対して
閉弁指令を出力して当該充填手段９による充填動作を完
了させるように構成されている。なお、本発明は、次に
説明するように、前記各流量計１０を利用して洗浄動作
時における洗浄液の流量を計測して、その計測データに
基づいて単位時間当りの流量、すなわち洗浄液の流速を
演算し、その流速が不足する場合には、前記供給手段を
構成する制御バルブ２等に対して流量の増加指令を出力
して、各充填手段９を流れる洗浄液の流速を洗浄作用に
適した規定流速以上に制御するところに特徴を有するも
のである。
に、充填バルブ７及び充填ノズル８を備える充填手段９
が円周上に適宜数、配設されている。さらに、各充填手
段９ごとに流量計１０が配設されており、それらの流量
計１０により計測されたそれぞれの計測データはマイク
ロコンピュータから構成されるコントローラ１１に送信
されるように接続されている。そして、通常の充填動作
時においては、コントローラ１１において前記各流量計
１０から送信される計測データに基づいて流量を積算
し、所定の充填量に達したら前記充填バルブ７に対して
閉弁指令を出力して当該充填手段９による充填動作を完
了させるように構成されている。なお、本発明は、次に
説明するように、前記各流量計１０を利用して洗浄動作
時における洗浄液の流量を計測して、その計測データに
基づいて単位時間当りの流量、すなわち洗浄液の流速を
演算し、その流速が不足する場合には、前記供給手段を
構成する制御バルブ２等に対して流量の増加指令を出力
して、各充填手段９を流れる洗浄液の流速を洗浄作用に
適した規定流速以上に制御するところに特徴を有するも
のである。
【０００９】図２は洗浄時おけるコントローラ１１の動
作の概略を示したフロー図である。この動作フローは各
充填手段９に個別的に対応するもので、それぞれの充填
手段９をユニットとする制御動作がこのフローに従って
並行的に実行されることになる。ステップＳ０１では、
各流量計１０からの個別的な計測データの読込みが実行
される。ステップＳ０２では、その読込まれた計測デー
タに基づいて単位時間当りの流量ｖ、すなわち洗浄液の
流速が演算される。その場合、例えば、流量計１０から
の計測データの出力形態がパルス状のものである場合に
は、単位時間、例えば１秒間に読込まれるパルス数をカ
ウントすることにより、前記流量ｖを簡便に演算するこ
とができる。ステップＳ０３では、ステップＳ０２で求
められた単位時間当りの流量ｖが、予め洗浄実験等を経
て洗浄作用に必要な単位時間当りの流量、すなわち必要
最小限の流速として設定された規定流量Ｖｓと比較さ
れ、その規定流量Ｖｓ以上であるかが判断される。判断
の結果、そのときの流量ｖが規定流量Ｖｓ以上であった
場合には、ステップＳ０４に進んでタイマによって計測
されたその間の洗浄時間を積算し、さらにステップＳ０
５においてその積算された動作時間、すなわちそれまで
のトータルの洗浄時間が予め設定した規定時間Ｔｓ以上
に達したかが判断される。なお、前記規定時間Ｔｓは、
予め最適な洗浄時間として実験的に求められたものであ
る。そして、積算された洗浄動作時間が規定時間Ｔｓに
達しない場合には、再度ステップＳ０１に戻って以上の
動作を繰返し、やがて規定時間Ｔｓ以上に達した時点
で、ステップＳ０６に進んで制御バルブ２等の関係各部
に停止指令を出力して洗浄作業を完了することになる。
作の概略を示したフロー図である。この動作フローは各
充填手段９に個別的に対応するもので、それぞれの充填
手段９をユニットとする制御動作がこのフローに従って
並行的に実行されることになる。ステップＳ０１では、
各流量計１０からの個別的な計測データの読込みが実行
される。ステップＳ０２では、その読込まれた計測デー
タに基づいて単位時間当りの流量ｖ、すなわち洗浄液の
流速が演算される。その場合、例えば、流量計１０から
の計測データの出力形態がパルス状のものである場合に
は、単位時間、例えば１秒間に読込まれるパルス数をカ
ウントすることにより、前記流量ｖを簡便に演算するこ
とができる。ステップＳ０３では、ステップＳ０２で求
められた単位時間当りの流量ｖが、予め洗浄実験等を経
て洗浄作用に必要な単位時間当りの流量、すなわち必要
最小限の流速として設定された規定流量Ｖｓと比較さ
れ、その規定流量Ｖｓ以上であるかが判断される。判断
の結果、そのときの流量ｖが規定流量Ｖｓ以上であった
場合には、ステップＳ０４に進んでタイマによって計測
されたその間の洗浄時間を積算し、さらにステップＳ０
５においてその積算された動作時間、すなわちそれまで
のトータルの洗浄時間が予め設定した規定時間Ｔｓ以上
に達したかが判断される。なお、前記規定時間Ｔｓは、
予め最適な洗浄時間として実験的に求められたものであ
る。そして、積算された洗浄動作時間が規定時間Ｔｓに
達しない場合には、再度ステップＳ０１に戻って以上の
動作を繰返し、やがて規定時間Ｔｓ以上に達した時点
で、ステップＳ０６に進んで制御バルブ２等の関係各部
に停止指令を出力して洗浄作業を完了することになる。
【００１０】以上の動作に対して、ステップＳ０３にお
いて、ステップＳ０２で求められた単位時間当りの流量
ｖが必要最小限として設定された規定流量Ｖｓに達しな
いと判断された場合には、ステップＳ０７へ進むことに
なる。ステップＳ０７では、所定時間、待ち状態に保持
しながら、必要に応じて、その間に前記制御バルブ２や
圧力エアの供給管４等を介して洗浄液の供給圧を上昇さ
せるなど、流量ｖを増やすための制御動作を実行する。
その結果、ステップＳ０３において、ステップＳ０２で
求めたその後の流量ｖが規定流量Ｖｓ以上になったと判
断された場合には、ステップＳ０４に進んでその規定流
量Ｖｓ以上の条件を満たした以後の洗浄時間を積算して
ステップＳ０５以降の前述の動作を繰返すことになる。
他方、ステップＳ０２で求められたその後の流量ｖが依
然として規定流量Ｖｓに達しない状態が継続して、前記
所定時間が経過した場合には、当該充填手段９に詰りや
構造上の損傷等の何らかのトラブルが発生したものとし
て、ステップＳ０８に進んで洗浄作業の中止処理を行
い、障害の除去等の措置をとることになる。
いて、ステップＳ０２で求められた単位時間当りの流量
ｖが必要最小限として設定された規定流量Ｖｓに達しな
いと判断された場合には、ステップＳ０７へ進むことに
なる。ステップＳ０７では、所定時間、待ち状態に保持
しながら、必要に応じて、その間に前記制御バルブ２や
圧力エアの供給管４等を介して洗浄液の供給圧を上昇さ
せるなど、流量ｖを増やすための制御動作を実行する。
その結果、ステップＳ０３において、ステップＳ０２で
求めたその後の流量ｖが規定流量Ｖｓ以上になったと判
断された場合には、ステップＳ０４に進んでその規定流
量Ｖｓ以上の条件を満たした以後の洗浄時間を積算して
ステップＳ０５以降の前述の動作を繰返すことになる。
他方、ステップＳ０２で求められたその後の流量ｖが依
然として規定流量Ｖｓに達しない状態が継続して、前記
所定時間が経過した場合には、当該充填手段９に詰りや
構造上の損傷等の何らかのトラブルが発生したものとし
て、ステップＳ０８に進んで洗浄作業の中止処理を行
い、障害の除去等の措置をとることになる。
【００１１】図３は本発明の他の実施例の示したもの
で、その要部をモデル化して示した概略構成図である。
本実施例は、前述の実施例の場合と同じ構成部分には同
じ符号を付して説明すると、充填タンク３と充填ヘッド
６との中間に洗浄液専用の供給管１２を３ポート切換制
御バルブ１３等を介して接続した点で差異を有するのみ
で、他の構成において基本的な違いはない。すなわち、
本実施例においては、通常の充填時では、前述の実施例
の場合と全く同様に、供給管１から充填液が供給され、
コントローラ１１において前記各流量計１０から送信さ
れる計測データに基づいて流量を積算し、所定の充填量
に達したら前記充填バルブ７に対して閉弁指令を出力し
て当該充填手段９に対する充填動作を完了させるように
構成されている。他方、洗浄時においては、３ポート切
換制御バルブ１３を専用の前記供給管１２を充填ヘッド
６に連通する状態に切換え、その供給管１２を介して充
填液を充填ヘッド６に供給する点で特徴を有する。しか
しながら、その洗浄時における制御動作に関しても、前
述の実施例の場合と基本的に異なるところはなく、図２
の動作フローに従って説明した前述の動作説明がそのま
ま本実施例にも当てはまることになる。
で、その要部をモデル化して示した概略構成図である。
本実施例は、前述の実施例の場合と同じ構成部分には同
じ符号を付して説明すると、充填タンク３と充填ヘッド
６との中間に洗浄液専用の供給管１２を３ポート切換制
御バルブ１３等を介して接続した点で差異を有するのみ
で、他の構成において基本的な違いはない。すなわち、
本実施例においては、通常の充填時では、前述の実施例
の場合と全く同様に、供給管１から充填液が供給され、
コントローラ１１において前記各流量計１０から送信さ
れる計測データに基づいて流量を積算し、所定の充填量
に達したら前記充填バルブ７に対して閉弁指令を出力し
て当該充填手段９に対する充填動作を完了させるように
構成されている。他方、洗浄時においては、３ポート切
換制御バルブ１３を専用の前記供給管１２を充填ヘッド
６に連通する状態に切換え、その供給管１２を介して充
填液を充填ヘッド６に供給する点で特徴を有する。しか
しながら、その洗浄時における制御動作に関しても、前
述の実施例の場合と基本的に異なるところはなく、図２
の動作フローに従って説明した前述の動作説明がそのま
ま本実施例にも当てはまることになる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 （１）既存の充填量計測用の流量計を洗浄動作に有効利
用したので、より的確で効率的な洗浄作用がより安価に
実現できる。 （２）流量計からの計測データに基づいて単位時間当り
の流量、すなわち洗浄液の流速を求めて洗浄動作を制御
するように構成したので、洗浄作用に適した流速によ
る、より的確な洗浄作用が得られる。 （３）洗浄作業時における流量に関する異常から、当該
充填手段の詰りや構造上の損傷等の欠陥を早期かつ的確
に発見することが可能である。 （４）流量計からの計測データに基づいて必要十分な洗
浄時間に関する管理ができるので、より効率的な洗浄作
業が可能となり、洗浄時間の短縮化が図れる。 （５）洗浄液の流量が不足する場合には、前記供給手段
にフィードバックして流量を増大するように制御すれ
ば、常に洗浄作用に適した流量による、より的確な洗浄
作用が得られる。
できる。 （１）既存の充填量計測用の流量計を洗浄動作に有効利
用したので、より的確で効率的な洗浄作用がより安価に
実現できる。 （２）流量計からの計測データに基づいて単位時間当り
の流量、すなわち洗浄液の流速を求めて洗浄動作を制御
するように構成したので、洗浄作用に適した流速によ
る、より的確な洗浄作用が得られる。 （３）洗浄作業時における流量に関する異常から、当該
充填手段の詰りや構造上の損傷等の欠陥を早期かつ的確
に発見することが可能である。 （４）流量計からの計測データに基づいて必要十分な洗
浄時間に関する管理ができるので、より効率的な洗浄作
業が可能となり、洗浄時間の短縮化が図れる。 （５）洗浄液の流量が不足する場合には、前記供給手段
にフィードバックして流量を増大するように制御すれ
ば、常に洗浄作用に適した流量による、より的確な洗浄
作用が得られる。
【図１】 本発明の実施例の要部をモデル化して示した
概略構成図である。
概略構成図である。
【図２】 同実施例の洗浄時における動作フロー図であ
る。
る。
【図３】 本発明の他の実施例の要部をモデル化して示
した概略構成図である。
した概略構成図である。
１…供給管、２…制御バルブ、３…充填タンク、４…圧
力エアの供給管、５…液面レベルセンサ、６…充填ヘッ
ド、７…充填バルブ、８…充填ノズル、９…充填手段、
１０…流量計、１１…コントローラ、１２…洗浄液の供
給管、１３…３ポート切換制御バルブ
力エアの供給管、５…液面レベルセンサ、６…充填ヘッ
ド、７…充填バルブ、８…充填ノズル、９…充填手段、
１０…流量計、１１…コントローラ、１２…洗浄液の供
給管、１３…３ポート切換制御バルブ
Claims (2)
- 【請求項１】 充填バルブ及び充填ノズルを備えた充填
手段と、各充填手段ごとに配設された流量計と、前記充
填手段に充填液又は洗浄液を供給する供給手段とを備
え、充填時には前記流量計から出力される計測データに
基づいて充填量を算出して前記充填バルブを制御する流
量計測式充填機において、前記各充填手段に配設したそ
れぞれの流量計から得られる洗浄時の計測データに基づ
いて、それぞれの前記充填手段を通過する洗浄液の単位
時間当りの流量を求め、その単位時間当りの流量に基づ
いて洗浄動作を制御するように構成したことを特徴とす
る流量計測式充填機における充填手段洗浄装置。 - 【請求項２】 前記各充填手段を通過する洗浄液の単位
時間当りの流量が予め設定した規定流量に達しない場合
には、前記供給手段に対する制御を介して洗浄液の供給
量を増大させることにより、前記規定流量以上の流量を
得るように構成したことを特徴とする請求項１記載の流
量計測式充填機における充填手段洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163775A JPH09323794A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 流量計測式充填機における充填手段洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163775A JPH09323794A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 流量計測式充填機における充填手段洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323794A true JPH09323794A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15780491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8163775A Pending JPH09323794A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | 流量計測式充填機における充填手段洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09323794A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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